JPH06333704A - 正特性サーミスタの製造方法 - Google Patents

正特性サーミスタの製造方法

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JPH06333704A
JPH06333704A JP12150093A JP12150093A JPH06333704A JP H06333704 A JPH06333704 A JP H06333704A JP 12150093 A JP12150093 A JP 12150093A JP 12150093 A JP12150093 A JP 12150093A JP H06333704 A JPH06333704 A JP H06333704A
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JP
Japan
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electrode
electrode layer
temperature coefficient
positive temperature
coefficient thermistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP12150093A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Watanabe
浩亨 渡辺
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大容量の電流にも耐えることができ、安価で、
かつ容易に電極を形成することができる正特性サーミス
タの製造方法を提供すること。 【構成】正特性サーミスタ素子の両主表面上に、アルミ
ニウムを主成分とする第1電極層を形成した後、この第
1電極層上に、第1電極層と同一材料からなる第2電極
層を形成する正特性サーミスタの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過電流保護用、モータ
ー起動用、ヒーター用などに使用される正特性サーミス
タの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、正特性サーミスタを使用した機器
は益々大電流化の傾向にあり、正特性サーミスタの電極
も大容量の電流にも耐える必要性が増大している。通
常、正特性サーミスタは、図4に示すように、正特性サ
ーミスタ素子11の両主表面上にオーミック性電極14
を形成し、この両電極面をバネ端子15で挟持した構成
となっている。従来から、正特性サーミスタの電極とし
て銀系材料を使用した場合、シルバーマイグレーション
現象による電極間短絡が問題となることは広く知られて
いる。金、白金、パラジウム等の貴金属で電極を形成す
れば、マイグレーション現象は起こらないが、大幅なコ
スト高となり実用的ではない。このため、マイグレーシ
ョン現象の起こらない安価な電極として、ニッケル系の
卑金属が広く使用されている。しかし、ニッケル系電極
材のみで電極を形成した場合は、ニッケルの電気伝導率
が低く、無電解メッキ等の従来の製法では膜厚を厚く取
れないので、膜抵抗が大きく導電性も悪くなり、バネ端
子との接触部での局部的な発熱による電極の焼損、及び
その局部的発熱に伴う正特性サーミスタ素子の熱破壊が
起こるという問題があった。
【0003】そこで、マイグレーション現象を防止し、
膜抵抗を小さくし電極の導電性を良くする方法として、
正特性サーミスタ素子の全面に無電解メッキ法によりニ
ッケル膜を形成した後、外周端面のニッケル膜を外周研
磨により除去して第1電極層を形成し、この第1電極層
上に、印刷焼付法により銀の第2電極層を形成する方法
が広く用いられている。ところが、この方法では外周端
面のニッケル膜の外周研磨が必要であり、第1電極層形
成時にニッケルメッキ溶液が正特性サーミスタ素子の内
部に浸透し、特性劣化が生じるなどの問題を有してい
る。
【0004】このため、正特性サーミスタに於いて、マ
イグレーション現象の心配もなく、安価でしかもオーミ
ック性の良い電極として、アルミニウム系電極材が検
討、使用されている。以下、アルミニウム系電極材を使
用した正特性サーミスタについて、図を用いて説明す
る。従来のアルミニウム系電極材を使用した正特性サー
ミスタは、図2に示すように、正特性サーミスタ素子1
1の両主表面上に、アルミニウムを主成分とするペース
ト(以下アルミニウムペーストという)をスクリーン印
刷等により塗布、焼付けし、オーミック性のアルミニウ
ム系電極12を形成している。
【0005】しかし、このアルミニウム系電極は、ニッ
ケル系電極と同様に電気伝導率が低く、従来の製法(1
回塗布印刷焼付)では膜厚を厚くするにも限界があり、
膜抵抗も大きく導電性も悪い。したがって、1層の電極
層のみで電極を形成した場合は、特にバネ端子との接触
部分では電流密度が高くなり、膜抵抗が大きいと高電位
差が発生し、この接触部に大きな発熱が生じ、電極の焼
損が起こり、それが進行すると正特性サーミスタ素子が
破壊するという問題がある。このために、図3に示すよ
うに、上記図2のアルミニウム系電極層12の上に電気
伝導率の大きい銀を主成分とするペーストをスクリーン
印刷により塗布、焼付けし、銀系の第2電極層13を形
成したものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
の図3に示すようなアルミニウムと銀で2層の電極を形
成した正特性サーミスタにおいては、アルミニウムと銀
はイオン化傾向が大きく異なるため、アルミニウムイオ
ンが銀の中に拡散し、耐湿性等の対環境特性に於いて電
極が劣化するという問題がある。
【0007】また、局部的発熱による電極の焼損、正特
性サーミスタ素子の破壊を防止するためには、図2に於
いて、アルミニウム系電極層12の膜厚を厚くして、電
極の膜抵抗を小さくし電極の導電性の向上を図ることも
有効な対策となる。この場合は、電極層の膜厚は20μ
m以上にすることが必要である。しかし、1回のスクリ
ーン印刷でペーストの膜厚を20μm以上塗布すると、
膜厚の制御も難しく、にじみ等により電極面積のばらつ
きも大きくなる。この結果、製品の抵抗値のばらつきも
大きくなり、抵抗を調整するトリミング作業が必要とな
りコスト高になるという問題がある。さらに、20μm
以上の膜厚でペーストを塗布すると、正特性サーミスタ
素子の外周端面にペーストが垂れることがあり、この部
分を除去する作業が必要となる。
【0008】そこで、本発明の目的は、以上のような従
来の電極が持つ問題点を解消させ、大容量の電流にも耐
えることができ、安価で、かつ容易に電極を形成するこ
とができる正特性サーミスタの製造方法を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、正特性サーミスタ素子の両主表面上に、
アルミニウムを主成分とする第1電極層を形成した後、
この第1電極層上に、第1電極層と同一材料からなる第
2電極層を形成することを特徴とする正特性サーミスタ
の製造方法である。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、アルミニウム系電極のた
め、マイグレーション現象は起こらず、同一材料の2層
からなる電極層を形成することにより、容易に電極層膜
厚を厚くすることが可能となり、電極の膜抵抗を小さく
することができる。
【0011】
【実施例】図1(a)は本発明の一実施例の平面図で、
図1(b)は同断面図である。図1に示すように、本発
明によって製造される正特性サーミスタは、正特性サー
ミスタ素子1の両主表面上に、アルミニウム系電極が形
成されており、このアルミニウム系電極は第1電極層
2、及び第2電極層3の2層より構成されている。
【0012】本実施例では、正特性サーミスタ素子1
(直径17.0mm)の片方の主表面上にスクリーン印
刷法により、アルミニウムペーストを正特性サーミスタ
素子1の外周端全周に0.5mmのギャップを取り電極
径16.0mmで塗布し、乾燥(約150℃、5分)す
る。同様に、正特性サーミスタ素子1の他方の主表面上
にアルミニウムペーストを塗布、乾燥して第1電極層2
を形成する。次に、第1電極層2上に同一のアルミニウ
ムペーストを、同一電極径16.0mmで、片面毎それ
ぞれ塗布、乾燥して第2電極層3を形成する。次に、第
1電極層2、第2電極層3を温度700〜750℃で同
時に焼付けして、目的とする2層で構成されたアルミニ
ウム系電極を得ることができる。
【0013】本実施例では、第1電極層2の膜厚:11
μm、第2電極層3の膜厚:11μm,計:22μmと
したが、第1電極層2の膜厚は、20μm以下であれば
よく、膜厚の制御、均一化も容易となり、ペーストのに
じみ、タレ等を考慮して、目的に応じた膜厚で形成する
ことができる。上記の実施例に於いては、第1電極層
2、第2電極層3のアルミニウムペーストをそれぞれ塗
布、乾燥した後、1度の電極焼付けを行ったが、第1電
極層2を塗布、乾燥、焼付けした後、第2電極層3を塗
布、乾燥、焼付けしてもよい。
【0014】また、正特性サーミスタ素子1と第1電極
層2の外周端のギャップについても特に限定するもので
はなく、ペーストの粘度、目的とする膜厚、電極径によ
り、ペーストのタレ、にじみ等を考慮して適宜設定すれ
ばよい。さらに、第2電極層3の電極径、電極面積、及
び形状、位置、個数についても特に限定するものではな
く、バネ端子との接触部での局部的発熱による電極の焼
損、正特性サーミスタ素子の破壊を防ぐことが目的であ
り、バネ端子の電極との接触状態、及び接触部の形状に
応じて決めることができる。なお、本発明はアルミニウ
ム系の同一電極材で2層の電極層を形成することを特徴
とするものであり、電極の形成法については、特に限定
されることはなく、従来から公知の種々の電極形成法に
より電極を形成してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる正特性サーミスタの製造方法によれば、電極は2
層の電極層で形成されているため、電極膜厚を厚くする
ことが可能となり電極の膜抵抗を小さくすることがで
き、バネ端子との接触部での局部的な発熱による電極の
焼損、及びその局部的発熱に伴う正特性サーミスタ素子
の熱破壊を防止することができる。また、第1電極層と
第2電極層がアルミニウム系の同一電極材で形成されて
いるので、電極形成時の過程に於いても使用時に於いて
も、第1電極層と第2電極層が反応し合金を作ることも
なく、互いに拡散することもないので安定した信頼性の
高い電極を得ることができる。
【0016】さらに、電極は、同一電極材を使用し、実
施例で説明したようなスクリーン印刷という容易な製法
で形成でき、ペースト塗布、乾燥後の同時焼付け、及び
同一製法で電極を形成することも可能である。このた
め、他の電極材、他の製法設備等を必要としないので、
効率よく製造することがでる。そして、第1電極層膜厚
を20μm以下とすることができるので、ペーストのに
じみ、タレ等を抑制でき、電極面積のばらつきによる製
品の抵抗値のばらつきも小さくなり、抵抗を調整するト
リミング作業の必要はなく、正特性サーミスタ素子の外
周端面にペーストが垂れる不良も無くすことができる。
したがって製造コストを大幅に削減できる。しかも、ア
ルミニウム系電極材のみで電極を形成しているので、マ
イグレーション現象による電極間短絡は起こらず、銀系
電極材と比べても非常に安価な材料であり電極材コスト
も大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例による正特性サー
ミスタの平面図、(b)は、(a)のX−X線の側断面
図である。
【図2】従来の正特性サーミスタの断面図である。
【図3】別の従来の正特性サーミスタの断面図である。
【図4】正特性サーミスタをバネ端子で挟持した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 正特性サーミスタ素子 2 アルミニウム系第1電極層 3 アルミニウム系第2電極層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正特性サーミスタ素子の両主表面上に、ア
    ルミニウムを主成分とする第1電極層を形成した後、こ
    の第1電極層上に、第1電極層と同一材料からなる第2
    電極層を形成することを特徴とする正特性サーミスタの
    製造方法。
JP12150093A 1993-05-24 1993-05-24 正特性サーミスタの製造方法 Pending JPH06333704A (ja)

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JP12150093A JPH06333704A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 正特性サーミスタの製造方法

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JP12150093A JPH06333704A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 正特性サーミスタの製造方法

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JPH06333704A true JPH06333704A (ja) 1994-12-02

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ID=14812725

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JP12150093A Pending JPH06333704A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 正特性サーミスタの製造方法

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JP (1) JPH06333704A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015115422A1 (ja) * 2014-01-28 2015-08-06 日立金属株式会社 Ptc素子および発熱モジュール

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015115422A1 (ja) * 2014-01-28 2015-08-06 日立金属株式会社 Ptc素子および発熱モジュール

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