JPH0633682B2 - コンクリートの表面処理方法および吸水性シート - Google Patents

コンクリートの表面処理方法および吸水性シート

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JPH0633682B2
JPH0633682B2 JP61039289A JP3928986A JPH0633682B2 JP H0633682 B2 JPH0633682 B2 JP H0633682B2 JP 61039289 A JP61039289 A JP 61039289A JP 3928986 A JP3928986 A JP 3928986A JP H0633682 B2 JPH0633682 B2 JP H0633682B2
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water
concrete
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健 大友
康訓 松岡
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隆史 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はコンクリートの表面に浮き出てくるブリージン
グ水や気泡を回収して行う、コンクリートの表面処理技
術に関するものである。
<従来の技術> 一般にコンクリートを打設した後、気泡を伴ったブリー
ジング水がコンクリートの表面に浮き出てくる。
このようなブリージング水をそのまま放置するとコンク
リートの表面に水泡や気泡の跡が残って凹凸状の「水あ
ばた」が形成される。
この「水あばた」は単に美観を損ねるだけでなく、外部
から水分や塩分等を浸透させて硬度低下の原因ともなる
から、ブリージング水や気泡を確実に回収する必要があ
る。
現在このブリージング水を回収する方法として、各種の
吸水材が使用されている。
この吸収材には、ほとんどが布製または紙製のシートが
使用されている。
<本発明が解決しようとする問題点> 前記した従来のブリージング水および気泡を回収する技
術には次のような問題点が存在する。
(イ)布製のシートの場合、気泡は回収できてもブリー
ジング水の吸水能力は非常に低い。
(ロ)吸水性に優れた吸水材を使用したからといって、
気泡やブリージング水の吸収量を自由に調節することは
困難である。
(ハ)上記したように従来の吸収材は、ブリージング水
の吸収量を調整することが困難である。
従って、水セメント比が適正な比より過大であったり、
また過小であるとコンクリート表面の品質が劣化する。
(ニ)吸水材の剥離時期が遅れると、硬化中のコンクリ
ートの表面に吸水性シートが付着して剥離作業が困難と
なる。
(ホ)吸水材を型枠の型枠面に接着して使用する場合、
コンクリートを打設するまでの間に生じる周囲の湿度環
境の変化によって、吸水材が伸縮する。
従って、吸水材を型枠上の適正な位置に接着させておく
ことが困難となる。
(ヘ)コンクリートの表面に直接吸水材を接触させてブ
リージング水等を吸収する従来方法によると、「水あば
た」をなくすことはできるが表面が粗面となり、コンク
リート特有の光沢面が得難い。
<本発明の目的> 本発明は以上のような問題点を解決するためになされた
もので、余剰のブリージング水および気泡を回収して、
コンクリートの表面の水セメント比に悪影響を及ぼすこ
とがなく、コンクリートの表面を良質に形成できる、コ
ンクリートの表面処理技術を提供することを目的とす
る。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
<イ>ブリージング水の回収手段 本発明は、コンクリートの表面と吸水性のシート材との
間に、多数の微孔群を有する別途のシート材を介在させ
る。
そしてコンクリートに直接接触したシート材の微孔群を
経て吸水性のシートにブリージング水や気泡を吸収させ
て回収する。
本実施例では、前記吸水性のシートと微孔群を有するシ
ート材を貼り合わせて一枚ものの吸水性シート1を使用
する場合について説明するが、両シート材を一体に接着
しないで使用できることは勿論である。
<ロ>吸水性シート(第2図) 吸水性シート1はシート状の吸収体2と開孔シート3と
を貼り合わせた積層構造物である。
<ハ>吸収体 吸収体2は、吸水性に優れた可撓材であれば例えば高分
子ゲル等を使用できる。
すなわち、吸収体2は、フィルム状の布体に、自重の2
〜1000倍の水を吸収する吸水性の高分子ゲルを付着
させる。
そしてその全面に細孔21を形成し、気泡の留まり部分
および高分子ゲルの自由膨張を許容する部分とする。
[布体の材料例] 吸収体2を構成する布体としては次のようなものを使用
できる。
レーヨン、ポリプロピレン、ナイロン、ビニロン、
綿、、ウール、アクリル、あるいはこれらの繊維の混紡
等。
[高分子ゲルの材料例] 吸水性の高分子ゲルとしては次のものがあげられる。
(a)酢酸ビニル−アクリル酸共重合体系 (b)デンプン−アクリル酸グラフト共重合体系 (c)デンプン−アクリルニトリルグラフト共重合体系 (d)ポリビニルアルコール無水マレイン酸系 (e)イソビチレン−無水マレイン酸系 (f)ポリアクリル酸系 上記の繊維に含水性の高分子ゲルをポリビニルアルコー
ル等の水溶性高分子性接着剤で固定する。
<ニ>開孔シート 開孔シート3は、コンクリートの表面に直接接触させ
て、吸収体2が吸収するブリージング水や気泡の通過量
を規制する目的のシート材である。
開孔シート3には可撓性を持たせ、かつ、開孔シート3
のシート面には多数の微孔31を開設する。
この微孔31は孔径がおおよそ1mm以下に形成し、シー
ト面に均等に形成する。
微孔31の開孔方法は、パンチングによって行うか、ス
トリップヤーンや繊維を網状に交絡させてもよい。
開孔シート3は樹脂製の例えばポリエチレン、ビニー
ル、ポリプロピレン等で構成する。
吸収体2と開孔シート3を貼り合わせるには、熱処理に
よって貼り合わせることができる。
<ホ>コンクリートの表面処理方法(第1図) 次に前記吸水性シート1を使ってコンクリートの表面を
処理する処理方法について説明する。
(1)吸水性シートの設置 型枠5の型枠面に吸水性シート1を両面テープ等で貼着
する。
このとき、吸水性シート1の開孔シート3面が打設予定
のコンクリート面と接触し得るよう取り付けて枠組を行
う。
(2)コンクリート打設 型枠5内にコンクリート6を打設する。
その後コンクリート6に振動を与える等して、ブリージ
ング水や気泡の上昇を促しながら締め固める。
(3)ブリージング水等の吸収 コンクリート6中に含まれる余剰水は、振動を受けるこ
とによってコンクリート6の表面側に気泡を伴って浮き
出てくる。
コンクリート6の表面に浮き出てきた気泡やブリージン
グ水は、吸水性シート1を構成する開孔シート3の微孔
31を経て吸収体2に吸収されて回収される。
ブリージング水の一定時間当たりの吸収量は、開孔シー
ト3の微孔31の形成密度によって調整される。
すなわち、微孔31の形成密度が大きい場合には微孔3
1を通過するブリージング水の通過量が形成密度に応じ
て増すので、吸収体2に吸収される一定時間当たりの吸
収量が多くなる。
また、微孔31の形成密度が小さい場合には、微孔31
を通過するブリージング水の通過量が制限されるので、
吸収体2の吸収するブリージング水の一定時間当たりの
吸収量が低下する。
このように、ブリージング水や気泡等は直接吸収体2に
接触して吸収されるのではなく、開孔シート3の微孔3
1を介して吸収される。
従って、水和反応に必要な水までも無制限に吸収するこ
とはなく、余剰なブリージング水や気泡だけを吸収でき
る。
しかも、ブリージング水等の吸収時間は微孔31の形成
密度によって調整できることから、微孔31の形成密度
は、施工目的や養生期間等の諸条件に応じて適宜選択す
る。
(4)脱型 所定の養生期間を経過したら脱型する。
余剰なブリージング水を回収したことによって、コンク
リート6表面の水セメント比を適正に低下できる。
その結果、コンクリート6の表面に「水あばた」の発生
をなくし、コンクリート特有の光沢面を得ることができ
る。
脱型に際して、開孔シート3は樹脂製であるから、コン
クリート6の表面との付着力が非常に小さく、従って小
さい剥離力で脱型できる。
なお、吸水性シート1を構成する開孔シート3の表面に
グリース等を塗布しておくと、脱型の際の剥離力をより
小さくできる。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから次のような効果を
得ることができる。
(イ)余剰なブリージング水や気泡を吸水性シートに吸
水させて回収できる。
従って、必要以上に水セメント比を低下させることもな
く、コンクリートの表面を良質に仕上げることができ
る。
(ロ)コンクリートの表面に浮き出てくる余剰なブリー
ジング水や気泡を吸収できるので、コンクリートの表面
に「水あばた」の発生がなくなる。
その結果、コンクリートの表面に光沢面を得ることがで
きる。
(ハ)開孔シートの微孔密度を適宜選択することによっ
て、一定時間当たりの吸水量を自由に調節できる。
(ニ)コンクリートの表面には樹脂製の開孔シートを接
触させるので、脱型時におけるコンクリートと開孔シー
トとの剥離が容易である。
(ホ)コンクリートの表面は「水あばた」の発生をなく
して平滑に仕上げられるから、コンクリートの表面の粗
度係数を低くできる。
従って、例えば溝等を設計するにあたっては、従来では
大きな勾配を必要としていたが、その勾配を大きくとる
必要がなく、設計上で有利となる。
(ヘ)従来、複数のシートを組み合わせた構造として
『養生』シートが存在する。
しかし『養生』とはコンクリートの表面の水が急激に蒸
発揮散して表面と内部との水分の差が大きくなる現象を
避けるために行うものである。
したがってコンクリート表面の水分を取り出さないこと
が目的である。
しかし本発明の方法、およびシートは、コンクリート表
面の水分や空気を迅速に排除する方法である。
したがって公知の『養生シート』とはまったく反対の目
的を達成する方法である。
さらに『養生マット』は打設の終了したコンクリートの
表面に被せて使用するものである。
しかし本発明の方法とシートは、コンクリートの打設前
に、型枠と一体で使用する。
このように本発明の方法とシートは、養生マットとは本
質的な相違点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係るコンクリートの表面処理方法の説
明図 第2図:吸水性シートの説明図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 誠二 神奈川県鎌倉市鎌倉山1−9−24 (72)発明者 内藤 隆史 東京都世田谷区松原5−58−10 (72)発明者 新藤 竹文 東京都大田区大森北6−2−14 (56)参考文献 特開 昭52−39931(JP,A) 実公 昭46−31016(JP,Y1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔径おおよそ1mm以下に形成した多数の
    微孔群を有する開孔シートと、 高分子ゲルにより吸水性を有するシート状の繊維の吸収
    体とよりなり、 前記開孔シートと前記吸収体とを積層して吸水性シート
    を形成し、 前記吸水性シートの開孔シート面で形成された空間内に
    コンクリートを打設して行う、 コンクリートの表面処理方法。
  2. 【請求項2】孔径おおよそ1mm以下に形成した多数の
    微孔群を有する樹脂製の開孔シートと、 高分子ゲルにより吸水性を有するシート状の繊維の吸収
    体の一面とを積層して一体に形成し、 前記吸収体の他面に型枠を固定して使用する、 吸水性シート。
JP61039289A 1986-02-26 1986-02-26 コンクリートの表面処理方法および吸水性シート Expired - Lifetime JPH0633682B2 (ja)

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Publications (2)

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JPS62197568A JPS62197568A (ja) 1987-09-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU1742576A (en) * 1975-09-22 1978-03-09 Hanford Boot Patents Pty Ltd Dewatering slurries

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JPS62197568A (ja) 1987-09-01

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