JPH06337337A - レンズ保持機構およびレーザードップラー速度計 - Google Patents
レンズ保持機構およびレーザードップラー速度計Info
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- JPH06337337A JPH06337337A JP14853893A JP14853893A JPH06337337A JP H06337337 A JPH06337337 A JP H06337337A JP 14853893 A JP14853893 A JP 14853893A JP 14853893 A JP14853893 A JP 14853893A JP H06337337 A JPH06337337 A JP H06337337A
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- lens system
- lens
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境変化によるレンズ間距離の位置ズレを極
めて少なくしたレンズ保持機構を得ること及び該レンズ
保持機構を適用した高精度なレーザードップラー速度計
を得ること。 【構成】 第1および第2のレンズ系保持部品13,1
4を光学ベース部材15とは熱膨張率の異なる物質と
し、この2つのレンズ系保持部品13,14の前記光学
ベース部材15への固定点Pと保持レンズ群間の距離の
和x+yと、前記2つのレンズ系保持部品の前記光学ベ
ース部材上での固定点間の距離x+y+zを、前記光学
ベース部材15の熱膨張率と前記レンズ系保持部品1
3,14の熱膨張率に比例させてレンズ保持機構を構成
し、このレンズ保持機構を適用してレーザードップラー
速度計を得ること。
めて少なくしたレンズ保持機構を得ること及び該レンズ
保持機構を適用した高精度なレーザードップラー速度計
を得ること。 【構成】 第1および第2のレンズ系保持部品13,1
4を光学ベース部材15とは熱膨張率の異なる物質と
し、この2つのレンズ系保持部品13,14の前記光学
ベース部材15への固定点Pと保持レンズ群間の距離の
和x+yと、前記2つのレンズ系保持部品の前記光学ベ
ース部材上での固定点間の距離x+y+zを、前記光学
ベース部材15の熱膨張率と前記レンズ系保持部品1
3,14の熱膨張率に比例させてレンズ保持機構を構成
し、このレンズ保持機構を適用してレーザードップラー
速度計を得ること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体や流体などの移動
体(被測定物)に光を照射した際に発生する回折、干渉
により光束が変調されることを利用するレンズ保持機構
および該レンズ保持機構を用いて移動体の回転角度、速
度、移動距離を測定するエンコーダー、レーザドップラ
ー速度計などに関するものである。
体(被測定物)に光を照射した際に発生する回折、干渉
により光束が変調されることを利用するレンズ保持機構
および該レンズ保持機構を用いて移動体の回転角度、速
度、移動距離を測定するエンコーダー、レーザドップラ
ー速度計などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体の移動速度を非接触且つ高
精度に測定する装置として、レーザードップラー速度計
が使用されている。このレーザードップラー速度計と
は、移動体にレーザー光を照射し、この移動体の移動速
度を測定する装置である。
精度に測定する装置として、レーザードップラー速度計
が使用されている。このレーザードップラー速度計と
は、移動体にレーザー光を照射し、この移動体の移動速
度を測定する装置である。
【0003】図7は、従来のレーザードップラー速度計
の1例を示す説明図である。図7において、レーザー光
源51から出射されたレーザー光は、コリメート手段と
してのレンズ52によって平行光束53となり、ビーム
スプリッター54によって2つの光束55aおよび55
bに分割される。
の1例を示す説明図である。図7において、レーザー光
源51から出射されたレーザー光は、コリメート手段と
してのレンズ52によって平行光束53となり、ビーム
スプリッター54によって2つの光束55aおよび55
bに分割される。
【0004】この2つの光束55aおよび55bは各々
ミラー56aおよび56bで反射された後、速度vで移
動している移動体57に入射角θで入射する。この移動
体57による散乱光は、集光レンズ58を介して光検出
器59で検出される。この時、2つの光束55aおよび
55bによる散乱光の周波数は、移動体57の移動速度
vに比例して各々+f、−fのドップラーシフトを受け
る。
ミラー56aおよび56bで反射された後、速度vで移
動している移動体57に入射角θで入射する。この移動
体57による散乱光は、集光レンズ58を介して光検出
器59で検出される。この時、2つの光束55aおよび
55bによる散乱光の周波数は、移動体57の移動速度
vに比例して各々+f、−fのドップラーシフトを受け
る。
【0005】ここで、レーザー光の波長をλとすれば、
fは次の(1)式で表わすことができる。
fは次の(1)式で表わすことができる。
【0006】f=v sinθ/λ ・・・(1) ドップラーシフト+f、−fを受けた散乱光は、互いに
干渉し合って光検出器59の受光面での明暗の変化をも
たらし、そのドップラー周波数Fは次の(2)式で与え
られる。
干渉し合って光検出器59の受光面での明暗の変化をも
たらし、そのドップラー周波数Fは次の(2)式で与え
られる。
【0007】 F=2f=2v sinθ/λ ・・・(2) 従って、光検出器59の出力信号の周波数(以下、ドッ
プラー周波数と呼ぶ)を測定すれば、(2)式に基づい
て移動体57の移動速度vを求めることが出来る。
プラー周波数と呼ぶ)を測定すれば、(2)式に基づい
て移動体57の移動速度vを求めることが出来る。
【0008】上記従来例のようなレーザードップラー速
度計では、(2)式から明らかなようにドップラー周波
数Fはレーザーの波長λに反比例する。従って、レーザ
ードップラー速度計としては波長が安定したレーザー光
源51としてHe−Ne等のガスレーザーがよく使用さ
れるが、レーザー光源が大きく、また電源に高圧が必要
で、装置が大形化し高価になる。また、コンパクトディ
スク、ビデオディスク、光ファイバー通信等に使用され
ているレーザーダイオード(半導体レーザー)は超小型
で駆動も容易であるが温度依存性を有するという問題点
があった。
度計では、(2)式から明らかなようにドップラー周波
数Fはレーザーの波長λに反比例する。従って、レーザ
ードップラー速度計としては波長が安定したレーザー光
源51としてHe−Ne等のガスレーザーがよく使用さ
れるが、レーザー光源が大きく、また電源に高圧が必要
で、装置が大形化し高価になる。また、コンパクトディ
スク、ビデオディスク、光ファイバー通信等に使用され
ているレーザーダイオード(半導体レーザー)は超小型
で駆動も容易であるが温度依存性を有するという問題点
があった。
【0009】この問題点を解消する従来のレーザードッ
プラー速度計としては、レーザ光源からのレーザー光を
回折格子に入射し、得られる回折光のうち、0次以外の
+n次、−n次(nは1、2、・・・・)の2つの回折
光を2つの光束55aおよび55bの成す角度と同じ交
差角で移動体57に照射し、この移動体57からの散乱
光をフォトディテクターで検出する方式が特開平4−2
301020号公報に開示されている。
プラー速度計としては、レーザ光源からのレーザー光を
回折格子に入射し、得られる回折光のうち、0次以外の
+n次、−n次(nは1、2、・・・・)の2つの回折
光を2つの光束55aおよび55bの成す角度と同じ交
差角で移動体57に照射し、この移動体57からの散乱
光をフォトディテクターで検出する方式が特開平4−2
301020号公報に開示されている。
【0010】図8は格子ピッチdなる透過型の回折格子
60にレーザー光Iを該回折格子の配列方向tに垂直に
入射したときの回折例を示し、回折角θ0 は次式とな
る。
60にレーザー光Iを該回折格子の配列方向tに垂直に
入射したときの回折例を示し、回折角θ0 は次式とな
る。
【0011】sinθ0 =mλ/d mは回折次数(0、1、2・・・)、λは光の波長 このうち0次以外の±n次光は次式で表せる。
【0012】sinθ0 =In λ/d ・・・(3) nは1、2・・・ 図9は前記図7と同一部分には同一符号を付して重複説
明を省略した従来の他のレーザードップラー速度計の説
明図であり、回折格子60で回折された2つの光束55
aおよび55bをレンズ61、62aによって、移動体
57への入射角がθ°になるように照射した図であり、
65は光学ベースである。
明を省略した従来の他のレーザードップラー速度計の説
明図であり、回折格子60で回折された2つの光束55
aおよび55bをレンズ61、62aによって、移動体
57への入射角がθ°になるように照射した図であり、
65は光学ベースである。
【0013】光検出器59のドップラー周波数Fは前記
(2)式および(3)式から F=2Vsinθ0 /λ=2nV/d ・・・(4) となり、レーザー光Iの波長λに依存せず、回折格子6
0の格子ピッチdに反比例し、移動体57の移動速度V
に比例する。格子ピッチdは充分安定にしうるので、ド
ップラー周波数Fは移動体57の移動速度のみに比例し
た周波数を得ることができる。
(2)式および(3)式から F=2Vsinθ0 /λ=2nV/d ・・・(4) となり、レーザー光Iの波長λに依存せず、回折格子6
0の格子ピッチdに反比例し、移動体57の移動速度V
に比例する。格子ピッチdは充分安定にしうるので、ド
ップラー周波数Fは移動体57の移動速度のみに比例し
た周波数を得ることができる。
【0014】上記の回折格子60は透過型であるが、反
射型の回折格子にしても同様である。具体的には平行光
束53の波長λ=0.68um、直径1.2mm、回折
格子60は格子ピッチ3.2umの透過型回折格子とす
ると、回折光は±1次回折光で回折角が12°で出射す
る。上記2つの光束55a,55bを焦点距離fの凸レ
ンズ61に入射すると、図示のような光束63a,63
bが得られる。
射型の回折格子にしても同様である。具体的には平行光
束53の波長λ=0.68um、直径1.2mm、回折
格子60は格子ピッチ3.2umの透過型回折格子とす
ると、回折光は±1次回折光で回折角が12°で出射す
る。上記2つの光束55a,55bを焦点距離fの凸レ
ンズ61に入射すると、図示のような光束63a,63
bが得られる。
【0015】この光束63a,63bを2f離れた凸レ
ンズ群62に入射すると、再び平行光64a,64bが
得られ、前述の回折格子60からの回折角θと等しい角
度で直径1.2mmのスポット径となって移動体57に
入射する。この移動体57からの散乱光を凸レンズ62
および集光レンズ58により効率よく光検出器59上の
受光部59aへと集光させ、(5)式に示すドップラー
信号が含有された光信号を検出する。
ンズ群62に入射すると、再び平行光64a,64bが
得られ、前述の回折格子60からの回折角θと等しい角
度で直径1.2mmのスポット径となって移動体57に
入射する。この移動体57からの散乱光を凸レンズ62
および集光レンズ58により効率よく光検出器59上の
受光部59aへと集光させ、(5)式に示すドップラー
信号が含有された光信号を検出する。
【0016】F=2V/d ・・・(5) ここで、レーザーダイオード1の波長λが変化したとす
ると、dsinθ=λに対応して回折角θが変動する
が、トップラー信号は変動しない。
ると、dsinθ=λに対応して回折角θが変動する
が、トップラー信号は変動しない。
【0017】また、この装置では2つの光束55aおよ
び55bのスポット位置も不動にすることができる。す
なわち移動体57を図9に示すように配置すると、移動
体57上では2つの光束55aおよび55bのスポット
位置が不動なので、スポット間の位置ズレは生ずること
なく、常に適正な交差状態を保つ。またa<bであるた
め、bは比較的長くなり、ワーキングディスタンスを大
きくすることができ、速度計設計の自由度が大きくな
る。
び55bのスポット位置も不動にすることができる。す
なわち移動体57を図9に示すように配置すると、移動
体57上では2つの光束55aおよび55bのスポット
位置が不動なので、スポット間の位置ズレは生ずること
なく、常に適正な交差状態を保つ。またa<bであるた
め、bは比較的長くなり、ワーキングディスタンスを大
きくすることができ、速度計設計の自由度が大きくな
る。
【0018】図10は±n次光をミラー56a,56b
によって、移動体57への入射角がθ°になるように2
光束照射した図であり、前記図7と同一部分に同一符号
を重複説明を省略する。光検出器59のドップラー周波
数Fは F=2Vsinθ0 /λ=2nV/d ・・・(6) となり、レーザ光Iの波長λに依存せず、回折格子60
の格子ピッチdに反比例し、移動体57の速度に比例す
る。格子ピッチdは充分安定し得るので、ドップラー周
波数Fは移動体57の速度のみに比例した周波数を得る
ことが出来る。回折格子60は反射型の回折格子にして
も同様である。
によって、移動体57への入射角がθ°になるように2
光束照射した図であり、前記図7と同一部分に同一符号
を重複説明を省略する。光検出器59のドップラー周波
数Fは F=2Vsinθ0 /λ=2nV/d ・・・(6) となり、レーザ光Iの波長λに依存せず、回折格子60
の格子ピッチdに反比例し、移動体57の速度に比例す
る。格子ピッチdは充分安定し得るので、ドップラー周
波数Fは移動体57の速度のみに比例した周波数を得る
ことが出来る。回折格子60は反射型の回折格子にして
も同様である。
【0019】図11は前記図9の従来例において凸レン
ズ62の代わりに2枚の平凸レンズ62a,62bを用
いた他の従来例を示すものである。
ズ62の代わりに2枚の平凸レンズ62a,62bを用
いた他の従来例を示すものである。
【0020】
【発明が解決しようとしている問題点】上記従来のレー
ザドップラー速度計は、原理的にはドップラー周波数は
F=2V/dと移動体57の移動速度Vと回折格子60
のピッチdのみに依存するので、回折格子60の素材に
例えば石英を使用した場合、測定精度は温度1°に対し
て5.2×10-7しか変化せず、非常に高精度な測定を
可能にする。理想的には回折格子60での回折角θ0 と
測定点での光束の交差角θn が等しければ誤差はほとん
ど生じない。
ザドップラー速度計は、原理的にはドップラー周波数は
F=2V/dと移動体57の移動速度Vと回折格子60
のピッチdのみに依存するので、回折格子60の素材に
例えば石英を使用した場合、測定精度は温度1°に対し
て5.2×10-7しか変化せず、非常に高精度な測定を
可能にする。理想的には回折格子60での回折角θ0 と
測定点での光束の交差角θn が等しければ誤差はほとん
ど生じない。
【0021】しかしながら、回折角θ0 と交差角θn が
誤差を持っている場合、誤差角をθ0 ’とすると、各光
線の形成する干渉縞ピッチpは以下のように表される。
誤差を持っている場合、誤差角をθ0 ’とすると、各光
線の形成する干渉縞ピッチpは以下のように表される。
【0022】 p=λ/2sin(θ0 +θ0 ’) ・・・(7) また、レンズ61と62との位置関係が非常に敏感であ
り、レンズ61と62間の距離の最適値からのズレによ
り、表1のような角度誤差を生じ、レンズ保持部材をア
ルミニウム(A1)とし、レーザダイオードの温度依存
性も考慮すると、温度変化±30℃に対して±0.1%
の誤差を生じるという問題点があった。
り、レンズ61と62間の距離の最適値からのズレによ
り、表1のような角度誤差を生じ、レンズ保持部材をア
ルミニウム(A1)とし、レーザダイオードの温度依存
性も考慮すると、温度変化±30℃に対して±0.1%
の誤差を生じるという問題点があった。
【0023】
【表1】 また、他の従来のレーザドップラー速度計は、温度によ
る測定精度の依存性が極めて少なく、高精度な速度測定
を実現しているが、一般的にスペックルパターンの流れ
による明暗の変化の周波数および移動体57の透過率
(あるいは反射率)の変化の周波数は、前述の(2)式
で示されるドップラー周波数に比べて低周波であるた
め、光検出器の出力をハイパスフィルターに通して、低
周波数成分を電気的に除去し、ドップラー信号のみを取
り出す方法が用いられているが、移動体57の速度が遅
くて、ドップラー周波数が低いと、低周波変動成分との
周波数差が小さくなり、ハイパスフィルターが使えず、
移動体の移動速度が測定できないという問題点が生じ
る。よって、移動体7の移動速度が0近傍である場合、
測定が不可能となる。
る測定精度の依存性が極めて少なく、高精度な速度測定
を実現しているが、一般的にスペックルパターンの流れ
による明暗の変化の周波数および移動体57の透過率
(あるいは反射率)の変化の周波数は、前述の(2)式
で示されるドップラー周波数に比べて低周波であるた
め、光検出器の出力をハイパスフィルターに通して、低
周波数成分を電気的に除去し、ドップラー信号のみを取
り出す方法が用いられているが、移動体57の速度が遅
くて、ドップラー周波数が低いと、低周波変動成分との
周波数差が小さくなり、ハイパスフィルターが使えず、
移動体の移動速度が測定できないという問題点が生じ
る。よって、移動体7の移動速度が0近傍である場合、
測定が不可能となる。
【0024】また、このような構成のレーザードップラ
ー速度計では、フォトディテクター上では光の移動方向
による出力の差は現れず、移動方向を検知することも不
可能であり、測定可能範囲の制限により、用途が制限さ
れる。しかも、測定方向が干渉縞の形成される方向に限
定されるので、移動方向が一定でない移動体の高精度測
定には不適当であるなどの問題点があった。
ー速度計では、フォトディテクター上では光の移動方向
による出力の差は現れず、移動方向を検知することも不
可能であり、測定可能範囲の制限により、用途が制限さ
れる。しかも、測定方向が干渉縞の形成される方向に限
定されるので、移動方向が一定でない移動体の高精度測
定には不適当であるなどの問題点があった。
【0025】本発明は上記のような問題点を解消したレ
ンズ保持装置およびレーザードップラー速度計を得るこ
とを目的とする。
ンズ保持装置およびレーザードップラー速度計を得るこ
とを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るレ
ンズ保持機構は、第1および第2のレンズ系保持部品を
光学ベース部材とは熱膨張率の異なる物質とし、この2
つのレンズ系保持部品の前記光学ベース部材への固定点
と保持レンズ群間の距離の和と、前記2つのレンズ系保
持部品の前記光学ベース部材上での固定点間の距離を、
前記光学ベース部材の熱膨張率と前記レンズ系保持部品
の熱膨張率に比例させたことにより、2つのレンズ系保
持部品間の温度による位置変化をなくすことができる。
ンズ保持機構は、第1および第2のレンズ系保持部品を
光学ベース部材とは熱膨張率の異なる物質とし、この2
つのレンズ系保持部品の前記光学ベース部材への固定点
と保持レンズ群間の距離の和と、前記2つのレンズ系保
持部品の前記光学ベース部材上での固定点間の距離を、
前記光学ベース部材の熱膨張率と前記レンズ系保持部品
の熱膨張率に比例させたことにより、2つのレンズ系保
持部品間の温度による位置変化をなくすことができる。
【0027】請求項2の発明に係るレンズ保持機構は、
第1および第2のレンズ系保持部品の該第1のレンズ系
保持部品を光学ベース部材とは熱膨張率の異なる材質と
し、この第1のレンズ系保持部品の前記光学ベース部材
への固定点と保持レンズ群間の距離と、前記第1のレン
ズ系保持部品の該光学ベース部材上での固定点と前記第
2のレンズ系保持部品間の距離を、前記光学ベース部材
の熱膨張率と前記第1のレンズ系保持部品の熱膨張率に
比例させたことにより、上記請求項1の発明と同様の効
果が得られる。
第1および第2のレンズ系保持部品の該第1のレンズ系
保持部品を光学ベース部材とは熱膨張率の異なる材質と
し、この第1のレンズ系保持部品の前記光学ベース部材
への固定点と保持レンズ群間の距離と、前記第1のレン
ズ系保持部品の該光学ベース部材上での固定点と前記第
2のレンズ系保持部品間の距離を、前記光学ベース部材
の熱膨張率と前記第1のレンズ系保持部品の熱膨張率に
比例させたことにより、上記請求項1の発明と同様の効
果が得られる。
【0028】請求項3の発明に係るレーザードップラー
速度計は、発光素子からの光束を2分割する回折格子
と、この回折格子からの回折光を焦点距離の等しい第1
および第2のレンズ系により照射される被検部と、この
被検部からの反射光を受光して速度検出用のドップラー
信号を得る検出手段とを有し、前記第1および第2のレ
ンズ系間の距離を前記焦点距離の2倍にしたレーザード
ップラー速度計において、前記第1および第2のレンズ
系保持部品を光学ベース部材とは熱膨張率の異なる物質
とし、この2つのレンズ系保持部品の光学ベース部材へ
の固定点と保持レンズ群間の距離の和と、前記2つのレ
ンズ系保持部品の前記光学ベース部材上での固定点間の
距離を、前記光学ベース部材の熱膨張率と前記レンズ系
保持部品の熱膨張率に比例されたことにより、レンズ系
保持部材間の温度による位置変化のない、高精度なレー
ザードップラー速度計を得ることができる。
速度計は、発光素子からの光束を2分割する回折格子
と、この回折格子からの回折光を焦点距離の等しい第1
および第2のレンズ系により照射される被検部と、この
被検部からの反射光を受光して速度検出用のドップラー
信号を得る検出手段とを有し、前記第1および第2のレ
ンズ系間の距離を前記焦点距離の2倍にしたレーザード
ップラー速度計において、前記第1および第2のレンズ
系保持部品を光学ベース部材とは熱膨張率の異なる物質
とし、この2つのレンズ系保持部品の光学ベース部材へ
の固定点と保持レンズ群間の距離の和と、前記2つのレ
ンズ系保持部品の前記光学ベース部材上での固定点間の
距離を、前記光学ベース部材の熱膨張率と前記レンズ系
保持部品の熱膨張率に比例されたことにより、レンズ系
保持部材間の温度による位置変化のない、高精度なレー
ザードップラー速度計を得ることができる。
【0029】請求項4の発明に係るレーザードップラー
速度計は、発光素子からの光束を2分割する回折格子
と、この回折格子からの回折光を焦点距離の等しい第1
および第2のレンズ系により照射される被検部と、この
被検部からの反射光を受光して速度検出用のドップラー
信号を出力する検出手段とを有し、前記第1および第2
のレンズ系間の距離を前記焦点距離の2倍にしたレーザ
ードップラー速度計において、第1および第2のレンズ
系保持部品の該第1のレンズ系保持部品を光学ベース部
材とは熱膨張率の異なる材質とし、この第1のレンズ系
保持部品の前記光学ベース部材への固定点と保持レンズ
群間の距離と、前記第1のレンズ系保持部品の該光学ベ
ース部材上での固定点と前記第2のレンズ系保持部品間
の距離を、前記光学ベース部材の熱膨張率と前記第1の
レンズ系保持部品の熱膨張率に比例させたことにより、
請求項3の発明と同様の効果が得られる。
速度計は、発光素子からの光束を2分割する回折格子
と、この回折格子からの回折光を焦点距離の等しい第1
および第2のレンズ系により照射される被検部と、この
被検部からの反射光を受光して速度検出用のドップラー
信号を出力する検出手段とを有し、前記第1および第2
のレンズ系間の距離を前記焦点距離の2倍にしたレーザ
ードップラー速度計において、第1および第2のレンズ
系保持部品の該第1のレンズ系保持部品を光学ベース部
材とは熱膨張率の異なる材質とし、この第1のレンズ系
保持部品の前記光学ベース部材への固定点と保持レンズ
群間の距離と、前記第1のレンズ系保持部品の該光学ベ
ース部材上での固定点と前記第2のレンズ系保持部品間
の距離を、前記光学ベース部材の熱膨張率と前記第1の
レンズ系保持部品の熱膨張率に比例させたことにより、
請求項3の発明と同様の効果が得られる。
【0030】請求項5の発明に係るレーザードップラー
速度計は、発光素子から出射された光束をコリメートす
るコリメート手段と、このコリメートされた光束を少な
くとも2分割する光束分離手段と、この分割された光束
をさらに2分割する放射状回折格子を円形に設けたディ
スクと、このディスクを回転させる回転手段と、前記放
射状回折格子で回折、分割された光束を集光して複数対
の光束を移動物体に照射する照射手段と、この移動物体
に生じた干渉縞の散乱光を受光し電気信号に変換する複
数の受光素子とを備え、前記複数対の光束を前記放射状
回折格子上の複数点に照射して、前記移動物体上に異な
る方向性を持つ複数の干渉縞を形成させて該移動物体の
複数の速度成分を測定可能としたことにより、平面上の
あらゆる移動方向の検知が可能なレーザードップラー速
度計を得ることができる。
速度計は、発光素子から出射された光束をコリメートす
るコリメート手段と、このコリメートされた光束を少な
くとも2分割する光束分離手段と、この分割された光束
をさらに2分割する放射状回折格子を円形に設けたディ
スクと、このディスクを回転させる回転手段と、前記放
射状回折格子で回折、分割された光束を集光して複数対
の光束を移動物体に照射する照射手段と、この移動物体
に生じた干渉縞の散乱光を受光し電気信号に変換する複
数の受光素子とを備え、前記複数対の光束を前記放射状
回折格子上の複数点に照射して、前記移動物体上に異な
る方向性を持つ複数の干渉縞を形成させて該移動物体の
複数の速度成分を測定可能としたことにより、平面上の
あらゆる移動方向の検知が可能なレーザードップラー速
度計を得ることができる。
【0031】請求項6の発明に係るレーザードップラー
速度計は、発光素子から出射された光束をコリメートす
るコリメート手段と、このコリメートされた光束を少な
くとも3分割する光束分離手段と、この分割された光束
をさらに2分割する放射状回折格子を円形に設けたディ
スクと、このディスクを回転させる回転手段と、前記放
射状回折格子で回折、分割された光束を集光して複数対
の光束のうち1対の光束を静止物体に照射する第1の照
射手段と、この静止物体上に生じた干渉縞の散乱光を受
光し電気信号に変換する第1の受光素子と、前記複数対
のうち残りの光束を移動物体に照射する第2の照射手段
と、この移動物体に生じた干渉縞の散乱光を受光し電気
信号に変換する複数の第2の受光素子とを備え、前記静
止物体上に生じた干渉縞を受光した前記第1の受光素子
からの出力を参照信号とし、前記移動物体上に異なる方
向性を持つ複数の干渉縞を形成させて該移動物体の複数
の速度成分を測定可能としたことにより、移動体の平面
上の運動は全て測定可能であり、流速計への応用も可能
である。
速度計は、発光素子から出射された光束をコリメートす
るコリメート手段と、このコリメートされた光束を少な
くとも3分割する光束分離手段と、この分割された光束
をさらに2分割する放射状回折格子を円形に設けたディ
スクと、このディスクを回転させる回転手段と、前記放
射状回折格子で回折、分割された光束を集光して複数対
の光束のうち1対の光束を静止物体に照射する第1の照
射手段と、この静止物体上に生じた干渉縞の散乱光を受
光し電気信号に変換する第1の受光素子と、前記複数対
のうち残りの光束を移動物体に照射する第2の照射手段
と、この移動物体に生じた干渉縞の散乱光を受光し電気
信号に変換する複数の第2の受光素子とを備え、前記静
止物体上に生じた干渉縞を受光した前記第1の受光素子
からの出力を参照信号とし、前記移動物体上に異なる方
向性を持つ複数の干渉縞を形成させて該移動物体の複数
の速度成分を測定可能としたことにより、移動体の平面
上の運動は全て測定可能であり、流速計への応用も可能
である。
【0032】
第1実施例 図1は本発明レンズ保持機構を適用したレーザードップ
ラー速度計の第1実施例を示す構成図であり、図1にお
いて、1はレーザーダイオード、2はコリメート手段と
してのレンズ、3はコリメート光、5a,5bは回折格
子10による±1次回折光、7は移動体、7aは測定方
向、9は受光素子、9aは集光点、13a,13bはレ
ンズ21による集光光束、14a,14bは移動体7に
照射する光束、30,40は高熱膨張率物質よりなるレ
ンズ系保持部品としてのレンズホルダ、50は低熱膨張
率物質よりなる光学ベースである。
ラー速度計の第1実施例を示す構成図であり、図1にお
いて、1はレーザーダイオード、2はコリメート手段と
してのレンズ、3はコリメート光、5a,5bは回折格
子10による±1次回折光、7は移動体、7aは測定方
向、9は受光素子、9aは集光点、13a,13bはレ
ンズ21による集光光束、14a,14bは移動体7に
照射する光束、30,40は高熱膨張率物質よりなるレ
ンズ系保持部品としてのレンズホルダ、50は低熱膨張
率物質よりなる光学ベースである。
【0033】レンズホルダ30は固定点30Pで、レン
ズホルダ40は固定点40Pでそれぞれ光学ベース50
に固定されている。
ズホルダ40は固定点40Pでそれぞれ光学ベース50
に固定されている。
【0034】図中、レーザダイオード1から発生したレ
ーザ光束3はコリメータレンズ2により厳密にコリメー
タされている。21は曲率15.57mm、厚さ3.6
mmの両凸レンズであり、レンズホルダ30に保持され
ている。22a,22bは曲率15.57mm、厚さ
5.6mmの平凸レンズ群であり、レンズホルダ40に
保持されている。これ等両凸レンズ21、平凸レンズ群
22a,22bの焦点距離fは共に約15mmである。
距離aはワーキングディスタンスbを大きくするために
約10mmとして、ワーキングディスタンスbを約20
mmに設定している。
ーザ光束3はコリメータレンズ2により厳密にコリメー
タされている。21は曲率15.57mm、厚さ3.6
mmの両凸レンズであり、レンズホルダ30に保持され
ている。22a,22bは曲率15.57mm、厚さ
5.6mmの平凸レンズ群であり、レンズホルダ40に
保持されている。これ等両凸レンズ21、平凸レンズ群
22a,22bの焦点距離fは共に約15mmである。
距離aはワーキングディスタンスbを大きくするために
約10mmとして、ワーキングディスタンスbを約20
mmに設定している。
【0035】上記のような光学ベース50はチタン(熱
膨張率α1 =8×10-6)、上記レンズホルダ30,4
0はアルミニュム(熱膨張率α2 =24×10-6)のよ
うに熱膨張率の異なる物質を使用した場合、(8)式を
満たすx,y,zを設定すればよい。
膨張率α1 =8×10-6)、上記レンズホルダ30,4
0はアルミニュム(熱膨張率α2 =24×10-6)のよ
うに熱膨張率の異なる物質を使用した場合、(8)式を
満たすx,y,zを設定すればよい。
【0036】 (x+y+z)×α1 =(x+y)×α2 ・・・(8) ここで、xはレンズホルダー40の固定点40Pとレン
ズ22a間の距離、yレンズホルダ30の固定点30P
とレンズ21間の距離、zはレンズ21とレンズ22a
間の距離である。具体的には、本実施例ではz=30で
あるので、y=10、x=5に設定すれば、上記の温度
変化による誤差がほぼ無くなり、環境変化による精度悪
化の極めて少ない非常に高精度なレーザードップラー速
度計を得ることが可能である。
ズ22a間の距離、yレンズホルダ30の固定点30P
とレンズ21間の距離、zはレンズ21とレンズ22a
間の距離である。具体的には、本実施例ではz=30で
あるので、y=10、x=5に設定すれば、上記の温度
変化による誤差がほぼ無くなり、環境変化による精度悪
化の極めて少ない非常に高精度なレーザードップラー速
度計を得ることが可能である。
【0037】本実施例においてはレンズホルダ30,4
0の両方をアルミニウム製としたが、このいずかれか一
方のみをアルミニウム製とすることも可能である。この
場合、図上の距離寸法x、あるいはyを15に設定すれ
ばよい。
0の両方をアルミニウム製としたが、このいずかれか一
方のみをアルミニウム製とすることも可能である。この
場合、図上の距離寸法x、あるいはyを15に設定すれ
ばよい。
【0038】第2実施例 図2、図3は本発明レーザードップラー速度計の第2実
施例を示す構成図であり、図2は平面図、図3は正面図
である。図2、図3において、レーザーダイオード21
より出射された発散光束はコリメータレンズ22により
平行光とされ、ビームスプリッター23により光束a,
bに分割される。光束bはビームスプリッター24によ
りさらに光束b1 ,b2 に分割され、ミラー25a、ミ
ラー25bによりディスク方向に反射され、ディスク2
0上に形成された回折格子20a上の90°ずれた点r
1 ,r2 に入射し回折される。
施例を示す構成図であり、図2は平面図、図3は正面図
である。図2、図3において、レーザーダイオード21
より出射された発散光束はコリメータレンズ22により
平行光とされ、ビームスプリッター23により光束a,
bに分割される。光束bはビームスプリッター24によ
りさらに光束b1 ,b2 に分割され、ミラー25a、ミ
ラー25bによりディスク方向に反射され、ディスク2
0上に形成された回折格子20a上の90°ずれた点r
1 ,r2 に入射し回折される。
【0039】光束b1 の±1回折光b1+1 、b1-1 はレ
ンズ群26a、光束b2 の±1次回折光b2+1 、b2-1
はレンズ群26bにより集束され、被検部としての移動
体H上の点S1 ,S2 に照射される。点S1 、S2 には
この時干渉縞が発生し、その干渉縞ピッチpは p=λ/2sinθ ・・・(9) で表される。点S1 ,S2 上に形成される干渉縞の方向
が90°ずれたものになり、ディスク20をモーターな
どの駆動装置(図示せず)で回転させれば、上記干渉縞
は V1 =rω ・・・(10) なる速度で移動する。
ンズ群26a、光束b2 の±1次回折光b2+1 、b2-1
はレンズ群26bにより集束され、被検部としての移動
体H上の点S1 ,S2 に照射される。点S1 、S2 には
この時干渉縞が発生し、その干渉縞ピッチpは p=λ/2sinθ ・・・(9) で表される。点S1 ,S2 上に形成される干渉縞の方向
が90°ずれたものになり、ディスク20をモーターな
どの駆動装置(図示せず)で回転させれば、上記干渉縞
は V1 =rω ・・・(10) なる速度で移動する。
【0040】その散乱光を受光する光検出器(フォトデ
ィテクター)30a,30bでは、それぞれ移動体の水
平、垂直方向の速度成分Vh ,Vv に応じたドップラー
周波数信号Fh ,Fv 、 Fh =2(V1 +Vh )/d ・・・(11−1) Fv =2(V1 +Vv )/d ・・・(11−2) を出力する。
ィテクター)30a,30bでは、それぞれ移動体の水
平、垂直方向の速度成分Vh ,Vv に応じたドップラー
周波数信号Fh ,Fv 、 Fh =2(V1 +Vh )/d ・・・(11−1) Fv =2(V1 +Vv )/d ・・・(11−2) を出力する。
【0041】一方、上記ビームスプリッタ23で分離さ
れた他方の光束aはミラー25cによりディスク方向に
反射され、回折格子上の点r3 に入射し、±1次回折光
a+1,a-1に分割される。光束a+1,a-1はレンズ群2
6cにより集束され、静止物体310に照射される。静
止物体31上では式(9)で表されるピッチpなる干渉
縞が生じ、この干渉縞の散乱光を光検出器30cで受光
すると、ドップラー周波数信号Fr Fr =2V1 /d ・・・(12) を出力する。
れた他方の光束aはミラー25cによりディスク方向に
反射され、回折格子上の点r3 に入射し、±1次回折光
a+1,a-1に分割される。光束a+1,a-1はレンズ群2
6cにより集束され、静止物体310に照射される。静
止物体31上では式(9)で表されるピッチpなる干渉
縞が生じ、この干渉縞の散乱光を光検出器30cで受光
すると、ドップラー周波数信号Fr Fr =2V1 /d ・・・(12) を出力する。
【0042】このドップラー周波数信号Fr を参照信号
とし、式(5)と式(10)、式(9)と式(10)を
演算すると、 Vh =d(Fh −Fr )/2 ・・・(13−1) Vr =d(Fh −Fr )/2 ・・・(13−2) となり、移動体Hの速度成分が検出できる。この移動体
Hの速度測定は例えば図5に示す検出回路50で行う。
とし、式(5)と式(10)、式(9)と式(10)を
演算すると、 Vh =d(Fh −Fr )/2 ・・・(13−1) Vr =d(Fh −Fr )/2 ・・・(13−2) となり、移動体Hの速度成分が検出できる。この移動体
Hの速度測定は例えば図5に示す検出回路50で行う。
【0043】図4において、光検出器30aからの出力
信号を増幅器(AMP)41で増幅し、この増幅器41
で増幅された信号をハイパスフィルター(HPF)42
を介して周波数−電圧変換器(以下、F/Vと略称す
る)43へ入力する。このF/N43は前記(11−
1)式の周波数信号Fh に応じた電圧を出力する。
信号を増幅器(AMP)41で増幅し、この増幅器41
で増幅された信号をハイパスフィルター(HPF)42
を介して周波数−電圧変換器(以下、F/Vと略称す
る)43へ入力する。このF/N43は前記(11−
1)式の周波数信号Fh に応じた電圧を出力する。
【0044】一方、光検出器30cからの出力信号は増
幅器44で増幅し、この増幅器44で増幅された信号を
ハイパスフィルター(HPF)45を介してF/V46
へ入力する。F/V46は前記(12)式のドップラー
周波数信号Fr に応じた電圧を出力する。
幅器44で増幅し、この増幅器44で増幅された信号を
ハイパスフィルター(HPF)45を介してF/V46
へ入力する。F/V46は前記(12)式のドップラー
周波数信号Fr に応じた電圧を出力する。
【0045】つぎに、差動増幅器47ではF/V43と
F/V46の差の電圧を±の符号付きで出力する。この
出力電圧の絶対値は移動体Hの速度成分Vh の絶対値を
表し、±の符号は移動方向を表す。この方式によれば、
移動体Hを停止させてVh =0のときに差動増幅器47
の出力を0とするようにすれば、容易に基準点の調整が
行える。
F/V46の差の電圧を±の符号付きで出力する。この
出力電圧の絶対値は移動体Hの速度成分Vh の絶対値を
表し、±の符号は移動方向を表す。この方式によれば、
移動体Hを停止させてVh =0のときに差動増幅器47
の出力を0とするようにすれば、容易に基準点の調整が
行える。
【0046】第3実施例 上記第2実施例では回転駆動するディスクに透過型回折
格子を用いたが、これを反射型回折格子にすることも可
能である。また、図5、図6のようにレンズ光学系では
なく、ミラー光学系を用いても同様の効果が得られる。
また相異なる4点に測定用レーザー光束を入射し、測定
を行えば、物体の回転運動を含む全ての平面上の運動を
測定することが可能である。
格子を用いたが、これを反射型回折格子にすることも可
能である。また、図5、図6のようにレンズ光学系では
なく、ミラー光学系を用いても同様の効果が得られる。
また相異なる4点に測定用レーザー光束を入射し、測定
を行えば、物体の回転運動を含む全ての平面上の運動を
測定することが可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または2
の発明によればベース部材とレンズホルダ部材とを熱膨
張率の異なる物質で構成したので、環境変化によるレン
ズ間距離の位置ズレを極めて少なくしたレンズ保持機構
が得られる。
の発明によればベース部材とレンズホルダ部材とを熱膨
張率の異なる物質で構成したので、環境変化によるレン
ズ間距離の位置ズレを極めて少なくしたレンズ保持機構
が得られる。
【0048】請求項3または4の発明は、上記レンズ保
持機構を適用したので、高精度なレーザードップラー速
度計を実現することができる。
持機構を適用したので、高精度なレーザードップラー速
度計を実現することができる。
【0049】請求項5の発明によれば、回折格子を形成
したディスクを回転させ、この回折格子の相異なる2点
に光束を入射し、干渉縞を形成させるので、方向の違う
速度成分が検出可能であって、360°の移動方向につ
いて測定可能である。この結果、移動体の直線的でない
運動でも測定できる。
したディスクを回転させ、この回折格子の相異なる2点
に光束を入射し、干渉縞を形成させるので、方向の違う
速度成分が検出可能であって、360°の移動方向につ
いて測定可能である。この結果、移動体の直線的でない
運動でも測定できる。
【0050】請求項6によれば、4点測定を行うので、
移動体の平面上の運動は全て測定可能であり、従来難し
いとされていた流速計への応用も可能になるなどの効果
がある。
移動体の平面上の運動は全て測定可能であり、従来難し
いとされていた流速計への応用も可能になるなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明レンズ保持機構を適用したレーザードッ
プラー速度計の第1実施例を示す構成図
プラー速度計の第1実施例を示す構成図
【図2】本発明レーザードップラー速度計の第2実施例
を示す平面図
を示す平面図
【図3】第2実施例の正面図
【図4】第2実施例の検出回路を示すブロック図
【図5】本発明レーザードップラー速度計の第3実施例
を示す平面図
を示す平面図
【図6】第3実施例の正面図
【図7】従来の第1のレーザードップラー速度計の説明
図
図
【図8】透過型回折格子に対し入射したレーザー光の回
折説明図
折説明図
【図9】従来の第2のレーザードップラー速度計の説明
図
図
【図10】回折光がミラーによって移動体への入射角が
θ°となるように2光束照射した図
θ°となるように2光束照射した図
【図11】従来の第3のレーザードップラー速度計の説
明図
明図
7 移動体(被検部) 9 検出手段 10,20a 回折格子 13,14 レンズ系保持部品 15 光学ベース部材 22 コリメートレンズ(コリメートする手段) 26a,26b 照射手段 30a,30b 受光素子 P 固定点 X,Y,Z 距離 f 焦点距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 泰彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 足羽 純 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 上田 伸治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 第1および第2のレンズ系保持部品を光
学ベース部材とは熱膨張率の異なる物質とし、この2つ
のレンズ系保持部品の前記光学ベース部材への固定点と
保持レンズ群間の距離の和と、前記2つのレンズ系保持
部品の前記光学ベース部材上での固定点間の距離を、前
記光学ベース部材の熱膨張率と前記レンズ系保持部品の
熱膨張率に比例させたことを特徴とするレンズ保持機
構。 - 【請求項2】 第1および第2のレンズ系保持部品の該
第1のレンズ系保持部品を光学ベース部材とは熱膨張率
の異なる材質とし、この第1のレンズ系保持部品の前記
光学ベース部材への固定点と保持レンズ群間の距離と、
前記第1のレンズ系保持部品の該光学ベース部材上での
固定点と前記第2のレンズ系保持部品間の距離を、前記
光学ベース部材の熱膨張率と前記第1のレンズ系保持部
品の熱膨張率に比例させたことを特徴とするレンズ保持
機構。 - 【請求項3】 発光素子からの光束を2分割する回折格
子と、この回折格子からの回折光を被検部に照射するた
めの焦点距離の等しい第1及び第2のレンズ系と、この
被検部からの反射光を受光して速度検出用のドップラー
信号を得る検出手段とを有し、前記第1および第2のレ
ンズ系間の距離を前記焦点距離の2倍にしたレーザード
ップラー速度計において、前記第1および第2のレンズ
系保持部品を光学ベース部材とは熱膨張率の異なる物質
とし、この2つのレンズ系保持部品の光学ベース部材へ
の固定点と保持レンズ群間の距離の和と、前記2つのレ
ンズ系保持部品の前記光学ベース部材上での固定点間の
距離を、前記光学ベース部材の熱膨張率と前記レンズ系
保持部品の熱膨張率に比例されたことを特徴とするレー
ザードップラー速度計。 - 【請求項4】 発光素子からの光束を2分割する回折格
子と、この回折格子からの回折光を被検部に照射するた
めの焦点距離の等しい第1及び第2のレンズ系と、この
被検部からの反射光を受光して速度検出用のドップラー
信号を得る検出手段とを有し、前記第1および第2のレ
ンズ系間の距離を前記焦点距離の2倍にしたレーザード
ップラー速度計において、前記第1および第2のレンズ
系保持部品の該第1のレンズ系保持部品を光学ベース部
材とは熱膨張率の異なる材質とし、この第1のレンズ系
保持部品の前記光学ベース部材への固定点と保持レンズ
群間の距離と、前記第1のレンズ系保持部品の該光学ベ
ース部材上での固定点と前記第2のレンズ系保持部品間
の距離を、前記光学ベース部材の熱膨張率と前記第1の
レンズ系保持部品の熱膨張率に比例させたことを特徴と
するレーザードップラー速度計。 - 【請求項5】 発光素子から出射された光束をコリメー
トするコリメート手段と、このコリメートされた光束を
少なくとも2分割する光束分離手段と、この分割された
光束をさらに2分割する放射状回折格子を円形に設けた
ディスクと、このディスクを回転させる回転手段と、前
記放射状回折格子で回折、分割された光束を集光して複
数対の光束を移動物体に照射する照射手段と、この移動
物体に生じた干渉縞の散乱光を受光し電気信号に変換す
る複数の受光素子とを備え、前記複数対の光束を前記放
射状回折格子上の複数点に照射して、前記移動物体上に
異なる方向性を持つ複数の干渉縞を形成させて該移動物
体の複数の速度成分を測定可能としたことを特徴とする
レーザードップラー速度計。 - 【請求項6】 発光素子から出射された光束をコリメー
トするコリメート手段と、このコリメートされた光束を
少なくとも3分割する光束分離手段と、この分割された
光束をさらに2分割する放射状回折格子を円形に設けた
ディスクと、このディスクを回転させる回転手段と、前
記放射状回折格子で回折、分割された光束を集光して複
数対の光束のうち1対の光束を静止物体に照射する第1
の照射手段と、この静止物体上に生じた干渉縞の散乱光
を受光し電気信号に変換する第1の受光素子と、前記複
数対のうち残りの光束を移動物体に照射する第2の照射
手段と、この移動物体に生じた干渉縞の散乱光を受光し
電気信号に変換する複数の第2の受光素子とを備え、前
記静止物体上に生じた干渉縞を受光した前記第1の受光
素子からの出力を参照信号とし、前記移動物体上に異な
る方向性を持つ複数の干渉縞を形成させて該移動物体の
複数の速度成分を測定可能としたことを特徴とするレー
ザードップラー速度計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14853893A JPH06337337A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | レンズ保持機構およびレーザードップラー速度計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14853893A JPH06337337A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | レンズ保持機構およびレーザードップラー速度計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06337337A true JPH06337337A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15455021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14853893A Pending JPH06337337A (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | レンズ保持機構およびレーザードップラー速度計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06337337A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005061928A (ja) * | 2003-08-08 | 2005-03-10 | Sharp Corp | 速度計、変位計、振動計および電子機器 |
| US20230273394A1 (en) * | 2013-06-14 | 2023-08-31 | James Alan Monroe | Lens Alignment System and Method |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP14853893A patent/JPH06337337A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005061928A (ja) * | 2003-08-08 | 2005-03-10 | Sharp Corp | 速度計、変位計、振動計および電子機器 |
| US20230273394A1 (en) * | 2013-06-14 | 2023-08-31 | James Alan Monroe | Lens Alignment System and Method |
| US12379569B2 (en) * | 2013-06-14 | 2025-08-05 | James Alan Monroe | Lens alignment system and method |
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