JPH0633770A - 副室点火式内燃機関 - Google Patents
副室点火式内燃機関Info
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- JPH0633770A JPH0633770A JP18686592A JP18686592A JPH0633770A JP H0633770 A JPH0633770 A JP H0633770A JP 18686592 A JP18686592 A JP 18686592A JP 18686592 A JP18686592 A JP 18686592A JP H0633770 A JPH0633770 A JP H0633770A
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- fuel
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- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 副室点火式内燃機関において、安定した希薄
燃焼を実現する。 【構成】 ピストン3によって画成される燃焼室4と、
燃焼室4に噴口8を介して連通する副室6と、副室6に
臨む点火栓7とを備える副室点火式内燃機関において、
副室6に燃料と空気を直接噴射するアシストエア式の燃
料噴射弁(燃料供給手段および空気供給手段)14を設
け、副室6の内壁面5aに対して燃料噴射弁14からの
噴射燃料が衝突する領域の一部に噴口6を形成する。
燃焼を実現する。 【構成】 ピストン3によって画成される燃焼室4と、
燃焼室4に噴口8を介して連通する副室6と、副室6に
臨む点火栓7とを備える副室点火式内燃機関において、
副室6に燃料と空気を直接噴射するアシストエア式の燃
料噴射弁(燃料供給手段および空気供給手段)14を設
け、副室6の内壁面5aに対して燃料噴射弁14からの
噴射燃料が衝突する領域の一部に噴口6を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、副室点火式内燃機関の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸気通路に気化器や燃料噴射弁を備える
予混合式の点火式内燃機関では、過渡的運転時などに燃
料の輸送遅れにより出力特性や排気エミッションが悪化
するという問題があり、これを解決するため燃焼室と連
通する副室に点火栓を臨ませ、副室に燃料を直接的に噴
射供給する副室点火式内燃機関が考えられている。
予混合式の点火式内燃機関では、過渡的運転時などに燃
料の輸送遅れにより出力特性や排気エミッションが悪化
するという問題があり、これを解決するため燃焼室と連
通する副室に点火栓を臨ませ、副室に燃料を直接的に噴
射供給する副室点火式内燃機関が考えられている。
【0003】従来の副室点火式内燃機関として、例えば
特開昭52−47132号公報に開示されたものは、図
11に示すように、ピストン53によって画成される燃
焼室54と、燃焼室54に噴口58を介して連通する副
室55と、副室55に臨む燃料噴射弁56および点火栓
57を備えている。
特開昭52−47132号公報に開示されたものは、図
11に示すように、ピストン53によって画成される燃
焼室54と、燃焼室54に噴口58を介して連通する副
室55と、副室55に臨む燃料噴射弁56および点火栓
57を備えている。
【0004】これは、ピストン53が下降する吸気行程
で、吸気弁51の開弁に伴って吸気通路52から燃焼室
54に空気が吸入されるとともに、燃料噴射弁56から
副室55に燃料が直接噴射され、圧縮上死点付近では副
室55に比較的濃い混合気をつくって、点火栓57によ
る着火性を高めるものである。
で、吸気弁51の開弁に伴って吸気通路52から燃焼室
54に空気が吸入されるとともに、燃料噴射弁56から
副室55に燃料が直接噴射され、圧縮上死点付近では副
室55に比較的濃い混合気をつくって、点火栓57によ
る着火性を高めるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、燃料噴射弁56から噴射され
る燃料の大半が副室内壁面59に衝突する構成となって
いたため、燃焼室54に必要な燃料量を確実に送り込む
ことができないばかりか、多量の燃料が副室内壁面59
に付着して、燃料と空気の混合が十分に行われず、燃焼
性や排気エミッションの悪化を招くという問題点があっ
た。
うな従来装置にあっては、燃料噴射弁56から噴射され
る燃料の大半が副室内壁面59に衝突する構成となって
いたため、燃焼室54に必要な燃料量を確実に送り込む
ことができないばかりか、多量の燃料が副室内壁面59
に付着して、燃料と空気の混合が十分に行われず、燃焼
性や排気エミッションの悪化を招くという問題点があっ
た。
【0006】本発明は上記の問題点に着目し、副室点火
式内燃機関において、安定した希薄燃焼を実現すること
を目的とする。
式内燃機関において、安定した希薄燃焼を実現すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの燃
焼室に噴口を介して連通する副室と、副室に臨んで配設
した点火栓とを備える副室点火式内燃機関において、前
記副室に直接噴射する燃料供給手段を備え、同じく副室
に空気を直接噴射する空気供給手段を備え、少なくとも
吸気行程で燃料と空気を一緒に噴射する制御手段を備え
るとともに、前記副室と燃焼室を連通する噴口をこの燃
料供給手段から噴射される燃料が副室内壁面に衝突する
燃料衝突領域の一部に配置し、かつ噴口の開口面積をこ
の燃料衝突領域の面積よりも小さく設定する。
焼室に噴口を介して連通する副室と、副室に臨んで配設
した点火栓とを備える副室点火式内燃機関において、前
記副室に直接噴射する燃料供給手段を備え、同じく副室
に空気を直接噴射する空気供給手段を備え、少なくとも
吸気行程で燃料と空気を一緒に噴射する制御手段を備え
るとともに、前記副室と燃焼室を連通する噴口をこの燃
料供給手段から噴射される燃料が副室内壁面に衝突する
燃料衝突領域の一部に配置し、かつ噴口の開口面積をこ
の燃料衝突領域の面積よりも小さく設定する。
【0008】
【作用】噴口を副室の内壁面に対して噴射燃料が衝突す
る燃料衝突領域に開口させ、かつ開口の周囲の内壁面に
対して噴射燃料の一部を衝突させることで、必要な燃料
量を副室内に滞留させると共に、残りの燃料を噴口を通
して燃焼室内に輸送される。すなわち、副室から燃焼室
へと向かう噴射燃料の輸送が副室内壁面によって阻害さ
れることがなく、燃料衝突領域に対する噴口の開口面積
比を任意に設定することにより必要な燃料量を確実に燃
焼室へ送り込むことができる。これにより、副室内に濃
い混合気を、燃焼室に薄い混合気を形成でき、いわゆる
成層化が達成される。
る燃料衝突領域に開口させ、かつ開口の周囲の内壁面に
対して噴射燃料の一部を衝突させることで、必要な燃料
量を副室内に滞留させると共に、残りの燃料を噴口を通
して燃焼室内に輸送される。すなわち、副室から燃焼室
へと向かう噴射燃料の輸送が副室内壁面によって阻害さ
れることがなく、燃料衝突領域に対する噴口の開口面積
比を任意に設定することにより必要な燃料量を確実に燃
焼室へ送り込むことができる。これにより、副室内に濃
い混合気を、燃焼室に薄い混合気を形成でき、いわゆる
成層化が達成される。
【0009】その内壁面に衝突して副室内に滞留する燃
料は、空気供給手段から副室内に直接噴射される空気流
により副室に強いガス流動が生起され、副室内における
燃料の微粒化および燃料と空気の混合が促進され、狭い
空間である副室内に燃料の壁流が生じることを防止す
る。しかも、燃料の噴射は吸気行程で行われ、点火まで
に長い時間が確保されるため、この間に上記した燃料と
空気の混合、霧化が十分に促進されることになり、これ
らが相俟ってきわめて良好な着火性が得られる。
料は、空気供給手段から副室内に直接噴射される空気流
により副室に強いガス流動が生起され、副室内における
燃料の微粒化および燃料と空気の混合が促進され、狭い
空間である副室内に燃料の壁流が生じることを防止す
る。しかも、燃料の噴射は吸気行程で行われ、点火まで
に長い時間が確保されるため、この間に上記した燃料と
空気の混合、霧化が十分に促進されることになり、これ
らが相俟ってきわめて良好な着火性が得られる。
【0010】一方、噴口を通して燃焼室に輸送される噴
射燃料はピストンの下降に伴って燃焼室に吸入される空
気と混合することにより、燃料と空気の混合、霧化が十
分に促進される。
射燃料はピストンの下降に伴って燃焼室に吸入される空
気と混合することにより、燃料と空気の混合、霧化が十
分に促進される。
【0011】このため、全体として理論空燃比よりかな
り薄い空燃比で希薄燃焼させる場合にも、点火時期を向
かえる点火栓の近傍に必要な混合気濃度を維持できるこ
とから、点火に伴って副室内に強力な初期火炎核を生成
し、噴口から強い燃焼火炎を燃焼室に噴出させること
で、燃焼室全体として安定した希薄燃焼を行うことがで
きる。
り薄い空燃比で希薄燃焼させる場合にも、点火時期を向
かえる点火栓の近傍に必要な混合気濃度を維持できるこ
とから、点火に伴って副室内に強力な初期火炎核を生成
し、噴口から強い燃焼火炎を燃焼室に噴出させること
で、燃焼室全体として安定した希薄燃焼を行うことがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を4ストローク内燃機関に適用
した実施例を添付図面に基づいて説明する。
した実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1に示すように、エンジンブロック(シ
リンダヘッド)1とピストン3の間に燃焼室4が画成さ
れ、この燃焼室4の中央部にドーム状のキャップ5を介
して副室6が画成される。副室6には点火栓7が臨んで
いるとともに、燃料供給手段および空気供給手段として
アシストエア式の燃料噴射弁14が連通管16を介して
臨んでいる。
リンダヘッド)1とピストン3の間に燃焼室4が画成さ
れ、この燃焼室4の中央部にドーム状のキャップ5を介
して副室6が画成される。副室6には点火栓7が臨んで
いるとともに、燃料供給手段および空気供給手段として
アシストエア式の燃料噴射弁14が連通管16を介して
臨んでいる。
【0014】図2に示すように、燃焼室4には副室6の
まわりに2つの吸気弁13と排気弁12が設けられ、各
吸気弁13は吸気ポート11を、各排気弁12は排気ポ
ート10をエンジン回転に同期してそれぞれ所定のタイ
ミングで開閉する。
まわりに2つの吸気弁13と排気弁12が設けられ、各
吸気弁13は吸気ポート11を、各排気弁12は排気ポ
ート10をエンジン回転に同期してそれぞれ所定のタイ
ミングで開閉する。
【0015】図3にも示すように、アシストエア式の燃
料噴射弁14は燃料入口21と空気入口22および出口
23を備え、出口23から燃料と空気を混合しながら連
通管16へと噴射するようになっている。
料噴射弁14は燃料入口21と空気入口22および出口
23を備え、出口23から燃料と空気を混合しながら連
通管16へと噴射するようになっている。
【0016】燃料入口21には図示しない燃料配管を介
して所定の加圧燃料が供給され、燃料噴射弁14はこれ
に内蔵される電磁弁が駆動パルスを受けて開弁すること
により開弁期間に応じた所定量の燃料が出口23から噴
射される。
して所定の加圧燃料が供給され、燃料噴射弁14はこれ
に内蔵される電磁弁が駆動パルスを受けて開弁すること
により開弁期間に応じた所定量の燃料が出口23から噴
射される。
【0017】図3に示すように、空気入口22には空気
配管24が接続され、蓄圧容器27に蓄えられた加圧空
気が空気ギャラリー26を通り、各気筒毎に設けられる
電磁弁25を経て供給される。蓄圧容器27にはエアポ
ンプ28から吐出する加圧空気がレギュレータ29を介
して蓄えられる。これにより、電磁弁25の開弁に伴っ
て燃料噴射弁14の出口23から加圧空気が噴出し、上
記噴射燃料と混合しながら連通管16を通って副室6に
供給される。
配管24が接続され、蓄圧容器27に蓄えられた加圧空
気が空気ギャラリー26を通り、各気筒毎に設けられる
電磁弁25を経て供給される。蓄圧容器27にはエアポ
ンプ28から吐出する加圧空気がレギュレータ29を介
して蓄えられる。これにより、電磁弁25の開弁に伴っ
て燃料噴射弁14の出口23から加圧空気が噴出し、上
記噴射燃料と混合しながら連通管16を通って副室6に
供給される。
【0018】点火栓7は、点火装置31からイグニッシ
ョンコイルに発生した高電圧が供給されることにより、
その電極9間に火花放電を起こして、副室6内で圧縮さ
れた混合気に着火させるようになっている。
ョンコイルに発生した高電圧が供給されることにより、
その電極9間に火花放電を起こして、副室6内で圧縮さ
れた混合気に着火させるようになっている。
【0019】制御装置32は、各種運転状態の検出信号
を入力して、燃料噴射弁14からの燃料噴射量および噴
射時期を制御し、電磁弁25を介して空気噴出時期を制
御するとともに、点火栓7を点火する点火装置31の点
火時期を制御する。
を入力して、燃料噴射弁14からの燃料噴射量および噴
射時期を制御し、電磁弁25を介して空気噴出時期を制
御するとともに、点火栓7を点火する点火装置31の点
火時期を制御する。
【0020】制御装置32では、点火時期が圧縮上死点
前に設定され、燃料噴射弁14の燃料および空気の噴射
を吸気行程に行う。なお、排気行程でも空気のみを噴射
して、副室6の掃気を促すことも可能である。
前に設定され、燃料噴射弁14の燃料および空気の噴射
を吸気行程に行う。なお、排気行程でも空気のみを噴射
して、副室6の掃気を促すことも可能である。
【0021】ドーム状のキャップ5は点火栓ボス部18
から燃焼室4に挿入され、その上端つば部19が点火栓
ボス部18に螺合するスリーブ20を介して締結され、
スリーブ20の内側に点火栓7が螺合して取付けられ
る。
から燃焼室4に挿入され、その上端つば部19が点火栓
ボス部18に螺合するスリーブ20を介して締結され、
スリーブ20の内側に点火栓7が螺合して取付けられ
る。
【0022】キャップ5の下端には単一の噴口8が形成
され、副室6はこの噴口8を介して燃焼室4と連通す
る。
され、副室6はこの噴口8を介して燃焼室4と連通す
る。
【0023】燃料噴射弁14から空気と共に噴射される
燃料噴霧は、図4に2点鎖線で示すように、副室6にお
いて円錐状に拡がるが、噴口8は副室内壁面5aに対し
て燃料噴射弁14からの噴射燃料が衝突する領域(図5
に2点鎖線で示す)の一部に開口し、噴射燃料がこの燃
料衝突領域の内側で図中斜線を入れて示すように噴口8
の周囲に残された領域に実際に衝突する。この実施例で
は、噴口8は副室内壁面5aの燃料衝突領域の内側で同
心的に開口している。
燃料噴霧は、図4に2点鎖線で示すように、副室6にお
いて円錐状に拡がるが、噴口8は副室内壁面5aに対し
て燃料噴射弁14からの噴射燃料が衝突する領域(図5
に2点鎖線で示す)の一部に開口し、噴射燃料がこの燃
料衝突領域の内側で図中斜線を入れて示すように噴口8
の周囲に残された領域に実際に衝突する。この実施例で
は、噴口8は副室内壁面5aの燃料衝突領域の内側で同
心的に開口している。
【0024】噴口8の周囲の副室内壁面5aに対する噴
射燃料の衝突率は、燃焼室4および副室6に充填される
空気重量に対する副室5内の空気重量の比率以上になる
ように、上記燃料の衝突領域の面積に対する噴口8の開
口面積を設定し、これにより噴射燃料の一部が副室6に
滞留し、副室6に燃焼室4より濃い混合気をつくるよう
にする。
射燃料の衝突率は、燃焼室4および副室6に充填される
空気重量に対する副室5内の空気重量の比率以上になる
ように、上記燃料の衝突領域の面積に対する噴口8の開
口面積を設定し、これにより噴射燃料の一部が副室6に
滞留し、副室6に燃焼室4より濃い混合気をつくるよう
にする。
【0025】次に、作用について説明する。
【0026】吸気行程において燃料噴射弁14から加圧
空気と共に燃料が噴射されると、副室内壁面5aに対し
て燃料噴射弁14からの噴射燃料が到達する領域の内側
に、これより小さな噴口8を開口させてあるため、噴射
燃料の多くは噴口8を通り抜けて燃焼室4に供給される
が、残りの一部が噴口8の周囲の副室内壁面5aに当た
って副室6内に滞留する。すなわち、副室6から燃焼室
4へと向かう噴射燃料の輸送が副室内壁面5aによって
阻害されることがなく、燃料衝突領域に対する噴口8の
開口面積比を任意に設定することにより必要な燃料量を
確実に燃焼室4へ輸送することができる。これにより、
副室6内に濃い混合気を、燃焼室4に薄い混合気を形成
でき、いわゆる成層化が達成される。
空気と共に燃料が噴射されると、副室内壁面5aに対し
て燃料噴射弁14からの噴射燃料が到達する領域の内側
に、これより小さな噴口8を開口させてあるため、噴射
燃料の多くは噴口8を通り抜けて燃焼室4に供給される
が、残りの一部が噴口8の周囲の副室内壁面5aに当た
って副室6内に滞留する。すなわち、副室6から燃焼室
4へと向かう噴射燃料の輸送が副室内壁面5aによって
阻害されることがなく、燃料衝突領域に対する噴口8の
開口面積比を任意に設定することにより必要な燃料量を
確実に燃焼室4へ輸送することができる。これにより、
副室6内に濃い混合気を、燃焼室4に薄い混合気を形成
でき、いわゆる成層化が達成される。
【0027】副室内壁面5aに衝突して副室6内に滞留
する燃料は、アシストエア式の燃料噴射弁14から噴射
される空気流により副室6内に強いガス流動が生起さ
れ、副室6における燃料の微粒化および燃料と空気の混
合が促進され、さらに噴射された燃料のうち必要な燃料
量だけが副室内壁面5aに衝突することと相俟って、狭
い空間である副室6内に燃料の壁流が生じることを効果
的に防止する。しかも、燃料の噴射は吸気行程で行わ
れ、点火までに長い時間が確保されるため、この間に上
記した燃料と空気の混合、霧化が十分に促進されること
になり、これらが相俟ってきわめて良好な着火性が得ら
れる。
する燃料は、アシストエア式の燃料噴射弁14から噴射
される空気流により副室6内に強いガス流動が生起さ
れ、副室6における燃料の微粒化および燃料と空気の混
合が促進され、さらに噴射された燃料のうち必要な燃料
量だけが副室内壁面5aに衝突することと相俟って、狭
い空間である副室6内に燃料の壁流が生じることを効果
的に防止する。しかも、燃料の噴射は吸気行程で行わ
れ、点火までに長い時間が確保されるため、この間に上
記した燃料と空気の混合、霧化が十分に促進されること
になり、これらが相俟ってきわめて良好な着火性が得ら
れる。
【0028】一方、噴口8を通して燃焼室4に輸送され
る噴射燃料はピストン3の下降に伴って燃焼室4に吸入
される空気と混合することにより、燃料と空気の混合、
霧化が十分に促進される。
る噴射燃料はピストン3の下降に伴って燃焼室4に吸入
される空気と混合することにより、燃料と空気の混合、
霧化が十分に促進される。
【0029】このため、全体として理論空燃比よりかな
り薄い空燃比で希薄燃焼させる場合にも、点火時期を向
かえる点火栓7の近傍に必要な混合気濃度を維持できる
ことから、点火に伴って副室6内に安定した初期火炎核
を生成し、噴口8から強い燃焼火炎を燃焼室4に噴出さ
せることで、燃焼室4の混合気を拡散燃焼させられる。
このようにして安定した着火にもとづく円滑な希薄燃焼
を実現し、燃費の低減、排気エミッションの改善、高出
力化がはかれる。
り薄い空燃比で希薄燃焼させる場合にも、点火時期を向
かえる点火栓7の近傍に必要な混合気濃度を維持できる
ことから、点火に伴って副室6内に安定した初期火炎核
を生成し、噴口8から強い燃焼火炎を燃焼室4に噴出さ
せることで、燃焼室4の混合気を拡散燃焼させられる。
このようにして安定した着火にもとづく円滑な希薄燃焼
を実現し、燃費の低減、排気エミッションの改善、高出
力化がはかれる。
【0030】なお、燃料噴射弁14からの噴射燃料が空
気と共に高温となったキャップ5に衝突することで、燃
料の気化潜熱によりキャップ5を冷却し、とくに熱負荷
の高い低速高負荷運転時などでも自着火を防止するとと
もに、キャップ5の過熱を防止することができる。
気と共に高温となったキャップ5に衝突することで、燃
料の気化潜熱によりキャップ5を冷却し、とくに熱負荷
の高い低速高負荷運転時などでも自着火を防止するとと
もに、キャップ5の過熱を防止することができる。
【0031】次に、図6に示した他の実施例は、噴射燃
料の衝突領域の内側に位置して、キャップ5に4つの噴
口8が形成され、また図7に示した他の実施例は、同じ
くキャップ5に2つの噴口8が形成され、さらに図8に
示した他の実施例は、キャップ5に5つの噴口8が形成
され、そのうち1つの噴口8が噴射燃料の衝突領域の内
側中央部に位置して開口し、他の4つの噴口8がそれぞ
れの一部を燃料衝突領域に重合させて開口している。
料の衝突領域の内側に位置して、キャップ5に4つの噴
口8が形成され、また図7に示した他の実施例は、同じ
くキャップ5に2つの噴口8が形成され、さらに図8に
示した他の実施例は、キャップ5に5つの噴口8が形成
され、そのうち1つの噴口8が噴射燃料の衝突領域の内
側中央部に位置して開口し、他の4つの噴口8がそれぞ
れの一部を燃料衝突領域に重合させて開口している。
【0032】いずれの場合も、噴口8が燃料衝突領域に
重合する面積の総和は、燃料衝突領域の面積より小さく
形成され、図中斜線を入れて示すように各噴口8のまわ
りに噴射燃料が実際に副室内壁面5aと衝突する領域が
設けられる。
重合する面積の総和は、燃料衝突領域の面積より小さく
形成され、図中斜線を入れて示すように各噴口8のまわ
りに噴射燃料が実際に副室内壁面5aと衝突する領域が
設けられる。
【0033】このように、燃焼室の形状や燃焼室に生起
される吸気スワールの強さ等に応じて噴口8の数および
位置を設定することにより、噴口8から燃焼室への燃料
噴霧の拡散を良好にするとともに、噴口8から燃焼室に
噴き出す燃焼火炎の拡散を良好にすることができる。
される吸気スワールの強さ等に応じて噴口8の数および
位置を設定することにより、噴口8から燃焼室への燃料
噴霧の拡散を良好にするとともに、噴口8から燃焼室に
噴き出す燃焼火炎の拡散を良好にすることができる。
【0034】次に、図9に示した他の実施例は、副室6
に臨んで光ビーム式点火栓41が設けられるものであ
る。
に臨んで光ビーム式点火栓41が設けられるものであ
る。
【0035】光ビーム式点火栓41はキャップ5の上部
に凸レンズ42を備え、凸レンズ42の焦点距離は10
mm程度に設定され、図示しない発光装置から所定の点
火時期に送られる光ビーム(レーザ光)を副室6の中央
部に集める。
に凸レンズ42を備え、凸レンズ42の焦点距離は10
mm程度に設定され、図示しない発光装置から所定の点
火時期に送られる光ビーム(レーザ光)を副室6の中央
部に集める。
【0036】このようにして、光ビーム式点火栓41は
副室6の中央部で混合気に点火するため、前記実施例の
ように副室6の上部に位置する電極9によって混合気に
着火するものに比べて、各噴口8から燃焼室4への火炎
の噴き出しを早められ、燃焼性を高めることができる。
副室6の中央部で混合気に点火するため、前記実施例の
ように副室6の上部に位置する電極9によって混合気に
着火するものに比べて、各噴口8から燃焼室4への火炎
の噴き出しを早められ、燃焼性を高めることができる。
【0037】また、キャップ5はその材質をステンレス
材とし、その内面5aを鏡面仕上げを施すか、あるいは
その内面5aに多層膜を蒸着して、内面5aの反射率を
90〜95%に仕上げる。そして、図10に示すよう
に、光ビームは凸レンズ42で副室6の中央部に位置す
るA点で集光した後、凹状に湾曲して窪むキャップ内面
5aに反射して副室6の中央部に位置するB点で再び集
光させることで、副室6の混合気に対してこの2点で着
火作用が得られ、さらに燃焼性が向上する。
材とし、その内面5aを鏡面仕上げを施すか、あるいは
その内面5aに多層膜を蒸着して、内面5aの反射率を
90〜95%に仕上げる。そして、図10に示すよう
に、光ビームは凸レンズ42で副室6の中央部に位置す
るA点で集光した後、凹状に湾曲して窪むキャップ内面
5aに反射して副室6の中央部に位置するB点で再び集
光させることで、副室6の混合気に対してこの2点で着
火作用が得られ、さらに燃焼性が向上する。
【0038】また、キャップ内面5aに対するカーボン
等の付着物は光ビームによって焼き切られる自己浄化作
用があるため、光ビームが当たる部分は常に所定の反射
率を維持できる。
等の付着物は光ビームによって焼き切られる自己浄化作
用があるため、光ビームが当たる部分は常に所定の反射
率を維持できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、エンジン
の燃焼室に噴口を介して連通する副室と、この副室に臨
んで配設した点火栓とを備える副室点火式内燃機関にお
いて、少なくとも吸気行程で燃料と空気を一緒に噴射す
る構成とし、副室と燃焼室を連通する噴口をこの燃料供
給手段から噴射される燃料が副室内壁面に衝突する燃料
衝突領域の一部に配置し、かつ噴口の開口面積をこの燃
料衝突領域の面積よりも小さく設定したため、副室内壁
面に燃料が付着することを最小限に抑えながらも、副室
に十分に微粒化、霧化の促進された濃い混合気をつくる
ことができ、確実で安定した着火にもとづき、全体的に
は希薄混合気であっても、円滑な希薄燃焼を実現し、燃
費の低減、排気エミッションの改善、高出力化がはかれ
る。
の燃焼室に噴口を介して連通する副室と、この副室に臨
んで配設した点火栓とを備える副室点火式内燃機関にお
いて、少なくとも吸気行程で燃料と空気を一緒に噴射す
る構成とし、副室と燃焼室を連通する噴口をこの燃料供
給手段から噴射される燃料が副室内壁面に衝突する燃料
衝突領域の一部に配置し、かつ噴口の開口面積をこの燃
料衝突領域の面積よりも小さく設定したため、副室内壁
面に燃料が付着することを最小限に抑えながらも、副室
に十分に微粒化、霧化の促進された濃い混合気をつくる
ことができ、確実で安定した着火にもとづき、全体的に
は希薄混合気であっても、円滑な希薄燃焼を実現し、燃
費の低減、排気エミッションの改善、高出力化がはかれ
る。
【図1】本発明の実施例を示す機関の縦断面図である。
【図2】同じく機関の概略平面図である。
【図3】同じく空気供給系の構成図である。
【図4】同じく副室の断面図である。
【図5】同じく噴口の平面図である。
【図6】他の実施例を示す噴口の平面図である。
【図7】さらに他の実施例を示す噴口の平面図である。
【図8】さらに他の実施例を示す噴口の平面図である。
【図9】さらに他の実施例を示す機関の縦断面図であ
る。
る。
【図10】同じく光ビーム式点火栓の構成図である。
【図11】従来例を示す機関の縦断面図である。
3 ピストン 4 燃焼室 5 キャップ 5a 副室内壁面 6 副室 7 点火栓 8 噴口 14 燃料噴射弁(燃料供給手段および空気供給手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの燃焼室に噴口を介して連通す
る副室を備えるとともに、この副室に臨んで配設した点
火栓を備える副室点火式内燃機関において、前記副室に
直接噴射する燃料供給手段を備え、同じく副室に空気を
直接噴射する空気供給手段を備え、少なくとも吸気行程
で燃料と空気を一緒に噴射する制御手段を備えるととも
に、前記副室と燃焼室を連通する噴口をこの燃料供給手
段から噴射される燃料が副室内壁面に衝突する燃料衝突
領域の一部に配置し、かつ噴口の開口面積をこの燃料衝
突領域の面積よりも小さく設定したことを特徴とする副
室点火式内燃機関。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18686592A JPH0633770A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 副室点火式内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18686592A JPH0633770A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 副室点火式内燃機関 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0633770A true JPH0633770A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16196024
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18686592A Pending JPH0633770A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 副室点火式内燃機関 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633770A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019157796A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 大阪瓦斯株式会社 | 点火装置、及びそれを備えたエンジン |
| JP2019178620A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP18686592A patent/JPH0633770A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019157796A (ja) * | 2018-03-15 | 2019-09-19 | 大阪瓦斯株式会社 | 点火装置、及びそれを備えたエンジン |
| JP2019178620A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
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