JPH06338525A - 電荷転送装置 - Google Patents

電荷転送装置

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JPH06338525A
JPH06338525A JP5148585A JP14858593A JPH06338525A JP H06338525 A JPH06338525 A JP H06338525A JP 5148585 A JP5148585 A JP 5148585A JP 14858593 A JP14858593 A JP 14858593A JP H06338525 A JPH06338525 A JP H06338525A
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Kazuo Miwata
和雄 三輪田
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F39/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
    • H10F39/10Integrated devices
    • H10F39/12Image sensors
    • H10F39/15Charge-coupled device [CCD] image sensors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D44/00Charge transfer devices
    • H10D44/40Charge-coupled devices [CCD]
    • H10D44/45Charge-coupled devices [CCD] having field effect produced by insulated gate electrodes 
    • H10D44/454Output structures

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧単一電源で駆動しうる電荷転送装置に
おいて、リセットドレインの電位を常時電源電圧に追随
できるようにして、電源電圧が変動したときに出力の不
安定期間が長期化するのを防止する。 【構成】 電荷転送段(n型拡散層12、転送ゲート電
極14、15、出力ゲート16)の後段の半導体基板の
表面領域内に、フローティング拡散層20、リセットド
レイン21、吸収ドレイン22を設け、拡散層20とド
レイン21との間の半導体基板上にリセットゲート電極
17を、ドレイン21とドレイン22との間の半導体基
板上にバリアゲート電極18を設け、ドレイン21に電
子注入用の抵抗RIJを接続する。電極17にはHレベル
が5V、Lレベルが0VのリセットクロックφR を、電
極18には電源電圧VB (5V)を、ドレイン22には
昇圧回路の出力電圧(12V)を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷結合素子(CC
D)型の電荷転送装置に関し、特に、比較的低電圧(5
V)の単一電源により駆動される電荷転送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種電荷転送装置の電荷検出方法とし
ては、FDA(Floating Diffusion Amplifier)法と呼
ばれる、フローティング拡散層の電位変動を検出する手
段が広く採用されているが、この検出手段を用いる場
合、フローティング拡散層のリセットを確実に行えるよ
うにするためにリセットクロックの振幅を電荷転送部の
転送クロックの振幅より大きくするのが一般的である。
ところで、この種電荷転送装置は、リニアイメージセン
サとしてファクシミリ等において用いられているのであ
るが、これらの機器においては周辺回路系の電源電圧が
例えば5Vと低くなってきているため、電荷転送装置に
対しても低電圧化と単一電源化が強く要求されるように
なってきている。
【0003】而して、電源電圧を昇圧してリセットクロ
ックを形成することは容易ではなく、これを避けるには
リセットクロックに電源電圧を用いることになるが、こ
の場合電荷転送パルスに5Vを使用しているときには、
従前の電荷転送装置ではフローティング拡散層の電荷排
出を完全に行わせることができないので、このような場
合には、電荷転送装置において何らかの工夫が必要とな
る。図5の(a)は、特開昭61−224357号公報
において提案された、低電圧駆動を可能ならしめた電荷
転送装置の出力段と出力段の直前の2段の電荷転送段の
構成を示す断面図であり、図5の(b)は、図5の
(a)における断面の電荷転送時のポテンシャル図であ
る。また、図6は、各クロックのタイミング図とフロー
ティングドレインのポテンシャル図であり、図7は、ゲ
ート電圧とチャネルポテンシャルとの関係を示すグラフ
である。
【0004】図5の(a)において、nチャネルMOS
トランジスタT3 、T4 からなるブリーダ回路により電
源電圧VB より低い中間電圧V1 が形成されており、こ
の中間電圧V1 は、リセットドレイン3および出力ゲー
ト6a、6bに印加されている。ここで、トランジスタ
3 は、リセットトランジスタTR と同一のサイズに形
成されている。この状態で図6に示される転送クロック
φ1 、φ2 およびリセットクロックφR を各電極に印加
する。
【0005】時刻t1 において、クロックφ1 、φR
ハイレベルとなり、クロックφ2 がローレベルとなる。
ここで、電源電圧VB を5V、各クロックのハイレベル
を5V、ローレベルを0Vとすると、ゲート電圧による
ゲート下のチャネルポテンシャルの変化を示す図7より
分かるように、時刻t1 において、転送ゲート電極5b
下およびリセットゲート電極7下のポテンシャルは4.
5Vとなる。中間電圧V1 の電圧値はトランジスタT3
とT4 とのサイズ比で決定される。ここで、トランジス
タT3 のサイズがリセットトランジスタTR と同一であ
ることから、V1 は4.5V以下となるが、例えば3.
0Vに設定される。よって、時刻t1 において、リセッ
トトランジスタTR のゲート下のポテンシャル(4.5
V)は、中間電圧V1 の印加されたリセットドレイン3
の電位より深くなるため、リセットトランジスタTR
完全にオンすることができ、フローティング拡散層2の
電位は3Vに設定される。
【0006】時刻t2 において、リセットクロックφR
はローレベルとなるとリセットトランジスタTR がオフ
し、フローティング拡散層2はフローティング状態とな
る。時刻t3 に至ると、クロックφ1 がローレベルとな
るため、転送ゲート電極5b下に蓄積されていた電荷
は、中間電圧V1 が印加されている出力ゲート6a、6
b下を通りフローティング拡散層2へ流入する。この流
入により、フローティング拡散層は電位変化を起こす。
その後、再び転送クロックφ1 、φ2 が反転し、リセッ
トクロックφR がハイレベルとなり、以降上記と同様の
動作を繰り返す。これら一連の動作によるフローティン
グ拡散層2の電位変化は、nチャネルMOSトランジス
タT1 と負荷抵抗RL とから構成されるソースフォロワ
を介して外部に出力される。
【0007】上記した従来の電荷転送装置の低電圧化技
術では、リセットドレインの電位をリセットトランジス
タオン時のリセットゲート電極下のチャネルポテンシャ
ルより浅くすることにより、転送クロック、リセットク
ロックのハイレベルを供給電源電圧と同じにしても正常
に動作できるようにしている。しかしながらこの低電圧
化技術を埋め込みチャネル型電荷転送装置に適用するこ
とはできない。上記技術を埋め込みチャネル型のものに
適用した場合、中間電圧V1 の印加されている出力ゲー
ト6b下のチャネルポテンシャルが、同じく中間電圧V
1 の印加されているリセットドレイン3の電位より深く
なってしまい、正常な電荷転送が不可能となるからであ
る。
【0008】本発明者は、特開平3−129744号公
報において、埋め込みチャネル型のものにも適用可能な
低電圧化技術を提案した。図8は、同公報において開示
された電荷転送装置の出力部付近の断面図である。同図
に示されるように、出力部において、半導体基板内には
フローティング拡散層20、リセットドレイン21、吸
収ドレイン22が形成されており、半導体基板上にはリ
セットゲート電極17、バリアゲート18が形成されて
いる。バリアゲート電極18には電源電圧VB (5V)
が、また吸収ドレイン22には昇圧回路23の昇圧電圧
(12V)が印加され、リセットドレイン21にはキャ
パシタCが接続されている。この電荷転送装置において
は、バリアトランジスタTBRは常時オン状態にあるの
で、リセットドレイン21の電位は、バリアトランジス
タTBRのチャネルポテンシャルψB に保持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した第1の従来例
(特開昭61−224357号公報)の低電圧化技術で
は埋め込みチャネル型のものには適用できないという不
都合があった。上述した第2の従来例(特開平3−12
9744号公報)における低電圧化技術によれば、埋め
込みチャネル型の電荷転送装置をも正常に動作させるこ
とができる。しかし、この従来例には以下のような問題
点がある。上記したようにリセットドレイン21の電位
RDは、バリアトランジスタTBRのチャネルポテンシャ
ルにより決定されるが、ここで、バリアゲート電極18
に印加されている電源電圧VB がノイズ等によりプラス
側に変動した場合(時刻t1 )、バリアゲート電極下の
チャネルポテンシャルは、図9の(a)に示されるよう
に、正規のψB よりαだけ深くなる。それに追随してリ
セットドレイン21の電位VRDもαだけ深くなるが、時
刻t2 に至って電源電圧が正規の値に復帰してバリアゲ
ート電極下のチャネルポテンシャルが、正規のψB に戻
っても、リセットドレイン21の電位VRDは、図9の
(b)に示されるように、αだけ深い状態に留まる。そ
の結果、フローティング拡散層を正規の電位にリセット
することができなくなり出力が不安定となる。そして、
この状態は信号電荷の流入によって徐々に改善されるに
すぎないので、不安定期間は相当長期化する。
【0010】よって、本発明の目的とするところは、第
1に、埋め込みチャネル型電荷転送装置にも適用しうる
低電圧化技術を提供することであり、第2に、リセット
ドレインの電位を常に電源電圧に追随しうるようにし
て、電源電圧の変動による出力不安定期間を極力短縮で
きるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、半導体基板(11)の表面領域内
に設けられた電荷転送領域(12)と、前記電荷転送領
域の後段の前記半導体基板の表面領域内に形成されたフ
ローティング拡散層(20)と、前記フローティング拡
散層に近接して前記半導体基板の表面領域内に形成され
たリセットドレイン(21)と、前記リセットドレイン
に近接して前記半導体基板の表面領域内に形成された吸
収ドレイン(22)と、前記フローティング拡散層と前
記リセットドレインとの間の半導体基板上に設けられ
た、一定周期毎に前記フローティング拡散層の電位を前
記リセットドレインの電位にリセットするリセットゲー
ト電極(17)と、前記リセットドレインと前記吸収ド
レインとの間の半導体基板上に設けられた、一定電位に
保持されたバリアゲート電極(18)と、を有し、前記
リセットドレインには該領域に電荷を注入する電荷注入
源(RIJ、T2 )が接続されていることを特徴とする電
荷転送装置が提供される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1の実施例による埋め
込みチャネル型電荷転送装置の出力段付近の構成を示す
断面図である。同図に示されるように、不純物濃度5×
1015cm-3のp型半導体基板1の表面領域内に、不純
物濃度2×1016cm-3、厚さ1μm、幅10μmのn
型拡散層12が形成されている。半導体基板の表面に
は、ドライ熱酸化法により形成された膜厚100nmの
ゲート酸化膜13が設けられている。
【0013】ゲート酸化膜13上には、n型拡散層12
を覆うように、転送ゲート電極14a、14b、15
a、15b、出力ゲート16、リセットゲート電極17
およびバリアゲート電極18が設けられている。これら
の電極は、リンのドーピングによりn型化された、膜厚
400nm、シート抵抗20Ω/□の多結晶シリコン膜
により形成されている。これらの電極の内、バリアゲー
ト電極18のみがゲート長10μmになされ、それ以外
のゲート電極は全てゲート長が5μmになされている。
【0014】一つ置きの転送ゲート電極下のn型拡散層
12の表面領域内には、不純物濃度1×1015cm-3
厚さ0.1μm以下のp型バリア層19が形成されてい
る。p型バリア層が設けられている方の転送ゲート電極
14a、15aがバリア電極となり、他方の転送ゲート
電極14b、15bがストレージ電極となる。出力ゲー
ト16とリセットゲート電極17との間のn型拡散層1
2内には、フローティング拡散層20が、リセットゲー
ト電極17とバリアゲート電極18との間のn型拡散層
12内には、リセットドレイン21が形成され、また、
バリアゲート電極18の後段の半導体基板の表面領域内
には、n型拡散層12に隣接して吸収ドレイン22が形
成されている。これらの拡散層、ドレインはn型であっ
て、その不純物濃度は、2×1017cm-3程度であり、
またその厚さは1μm程度である。
【0015】転送ゲート電極の組14a、14b;15
a、15bには、それぞれハイレベルが5V、ローレベ
ルが0Vで、位相が互いに180°異なる転送クロック
φ2、φ1 が印加され、また出力ゲート16には、一定
電圧(例えば1V)のゲート電圧VOGが印加されてい
る。リセットゲート電極17には、転送クロックφ1
同相で、ハイレベル期間がφ1 より短く、ハイレベルが
5V、ローレベルが0VのリセットクロックφR が印加
されている[図2の(a)参照]。さらに、バリアゲー
ト電極18には、5Vの電源電圧VB が印加されてい
る。
【0016】フローティング拡散層20は、ドレインに
電源電圧VB が印加され、ソースが負荷抵抗RL に接続
されたnチャネル型MOSトランジスタT1 のゲートに
接続されている。トランジスタT1 と負荷抵抗RL とで
ソースフォロワを構成しており、該ソースフォロワの出
力端子より本電荷転送装置の出力信号が取り出される。
リセットドレイン21には、一端が基板電位端子に接続
された、電荷注入用の抵抗RIJが接続されている。抵抗
IJの機能については後述する。吸収ドレイン22に
は、昇圧回路23の出力電圧である12Vが印加されて
いる。昇圧回路は例えばダイオードによる整流回路を多
段に接続した回路を用いる。
【0017】図2は、各クロックのタイミングと、その
クロックが印加されたときの図1の断面におけるポテン
シャルの状態とをそれぞれ示す図であり、図3は、ゲー
ト電圧とチャネルポテンシャルとの関係を示すグラフで
ある。以下、図1〜図3を参照して本実施例の電荷転送
装置の動作について説明する。図3を参照すると、ゲー
ト長LR が5μmのリセットゲート電極17に5Vが印
加されたとき、そのゲート電極下のチャネルポテンシャ
ルψRHは11Vとなり、またゲート長LB が10μmの
バリアゲート電極18には常時一定電圧の5Vが印加さ
れており、そのゲート電極下のチャネルポテンシャルψ
B は10.5Vに固定される。同一の電圧が印加されて
このようにゲート電極によりチャネルポテンシャルに差
が出るのは、ショートチャネル効果(ゲート長が7μm
前後からこの効果が顕在化する)によるものである。
【0018】而して、吸収ドレイン22には高電圧(1
2V)が印加されているため、リセットドレイン21の
電位VRDは、図2の(b)に示されるように、バリアゲ
ート電極下のチャネルポテンシャルψB (=10.5
V)と同電位となっている。このように、電位VRDが常
時チャネルポテンシャルψB に一致するのは、抵抗RIJ
の電子注入作用による。すなわち、仮に何らかの理由
で、リセットドレインの電位VRDが、図9の(b)に示
されるように、ψB より深くなった場合、抵抗RIJを介
してリセットドレイン21へ注入された電子e- はこの
領域に吸収され、その状態が両電位が一致するまで続く
ので、結局電位VRDはチャネルポテンシャルψB と同電
位となる。両電位が一致した以降では、抵抗RIJを介し
てリセットドレイン21へ注入された電子e- はオーバ
フローしバリアゲート電極下を通って吸収ドレインに流
入し、ここで吸収される。
【0019】時刻t1 において、転送クロックφ1 とリ
セットクロックφR がハイレベルとなり、転送クロック
φ2 がローレベルとなると、転送ゲート電極14b下に
蓄積されていた電荷Qは転送ゲート電極15b下に転送
され、また、リセットトランジスタTREが導通してフロ
ーティング拡散層20の電位をリセットドレインの電位
RDにリセットする。このとき、リセットゲート電極1
7下のチャネルポテンシャルψRH(11V)は、リセッ
トドレイン21の電位VRD(=ψB =10.5V)より
深くなるため、リセットトランジスタTREは完全に導通
してフローティング拡散層20の保持していた電荷を完
全に放出させる。
【0020】フローティング拡散層よりリセットドレイ
ンに放出された電荷はリセットドレインをオーバフロー
して吸収ドレインに流入し、ここで吸収される。このと
き、フローティング拡散層よりリセットドレインに電子
が流入することにより、リセットドレインの電位は一時
的に変動するが、最終的には、VRD=ψB =10.5V
となって安定する。この過渡的な電位の変動は、フロー
ティング拡散層から流入する電子量の最大値の時間平均
値と比較して抵抗RIJより注入される電子を十分に多く
(例えば100倍)とすればほとんど無視しうるレベル
にすることができる。
【0021】なお、これと関連して抵抗RIJを介して注
入される電子量と比較して、バリアトランジスタTBR
電子をオーバフローさせる能力を十分に高くすることが
必要である。例えば、抵抗RIJよりの注入電子量がバリ
アトランジスタのオーバフロー能力を上回っている場
合、注入電子がリセットドレイン21に蓄積されるよう
になり、リセットドレイン電位VRDがポテンシャルψB
より浅くなってしまうからである。よって、注入電子量
に比べバリアトランジスタTBRのオーバフロー能力は十
分高いことが、例えば100倍以上あることが望まし
い。具体的には、抵抗RIJを10MΩとしたときに、バ
リアトランジスタTBRのオン抵抗を100kΩ以下とす
る。
【0022】その後、時刻t2 において、リセットクロ
ックφR がローレベルとなり、リセットトランジスタT
REがオフしてフローティング拡散層20はフローティン
グ状態となる。このとき、転送ゲート電極15b下の電
荷Qはそのままその位置に留まる。
【0023】時刻t3 に至ると、転送クロックφ1 がロ
ーレベル、φ2 がハイレベルとなって、信号電荷Qはフ
ローティング拡散層20に流入する。その結果、フロー
ティング拡散層20の電位が変化し、その電位変化はト
ランジスタT1 と負荷抵抗RL からなるソースフォロワ
より出力信号として取り出される。ここで、フローティ
ング拡散層20の流入電荷による電位変化は、図2の
(b)から明らかなように、出力ゲート16下のチャネ
ルポテンシャルをψOGとして、ψB −ψOGまで補償され
る。いま、出力ゲートに1Vが印加されているものとす
ると、図3に示されるように、ψOG=7.8Vであるか
ら、ψB −ψOG=2.7Vとなる。通常、2Vの変化が
あればよいとされているので、本実施例により、低電圧
駆動(電源電圧5V、駆動クロック5V)であっても十
分大きなダイナミックレンジを確保できることになる。
【0024】図4は、本発明の第2の実施例の出力部付
近の構成を示す断面図である。同図において、図1に示
される第1の実施例の部分と共通する部分には同一の参
照番号が付されているので重複する説明は省略するが、
本実施例では、電子注入用の素子として、先の実施例に
おける抵抗に代え、ディプリーション型nチャネルMO
SトランジスタT2 を用いている。本実施例によれば、
電子注入用の素子が定電流源となったことにより、リセ
ットドレインの電位に拘りなく常に一定量の電子を注入
することができるので、よりリセットドレインの電位V
RDを安定化させることができる。
【0025】以上、好ましい実施例について説明した
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく特
許請求の範囲に記載された本願発明の範囲内において各
種の変更が可能である。例えば、リセットゲート電極1
7下のチャネルポテンシャルと、バリアゲート電極18
下のチャネルポテンシャルとに図3に示すような差を生
じさせるのに、ゲート長に差をつけるのに代え、チャネ
ルドープによってこれを達成するようにすることができ
る。また、リセットドレインに電子注入用の素子
(RIJ、T2 )のほかにこれと並列にキャパシタを接続
することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電荷転送
装置は、電子注入源を接続したリセットドレインの後段
にバリアゲート電極を介して吸収ドレインを設けたもの
において、リセットドレインに電子注入源を接続したも
のであるので、本発明によれば、低電圧化された電源電
圧においても正常動作しうる電荷転送装置において、リ
セットドレインの電位を電源電圧に常時追随させるよう
にすることができる。したがって、本発明によれば、電
源投入時やノイズ侵入等により電源電圧が変動した場合
においても、フローティング拡散層のリセット電位を電
源電圧に追随させることができ、電源電圧とフローティ
ング拡散層のリセット電位とが乖離したことによって起
こる出力の不安定化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の出力部の構成を示す断
面図。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を説明するための
クロックのタイミング図とポテンシャル図。
【図3】本発明の第1の実施例の動作を説明するため
の、ゲート電圧とチャネルポテンシャルとの関係を示す
グラフ。
【図4】本発明の第2の実施例の出力部の構成を示す断
面図。
【図5】従来例の断面図とそのポテンシャル図。
【図6】従来例の動作を説明するためのクロックのタイ
ミング図とフローティングドレインの電位変化図。
【図7】従来例の動作を説明するための、ゲート電圧と
チャネルポテンシャルとの関係を示すグラフ。
【図8】本発明の先行技術を示す断面図。
【図9】本発明の先行技術の問題点を説明するためのポ
テンシャル図。
【符号の説明】
1、11 p型半導体基板 12 n型拡散層 13 ゲート酸化膜 4a、4b、5a、5b 転送ゲート電極 14a、14b、15a、15b 転送ゲート電極 6a、6b、16 出力ゲート 7、17 リセットゲート電極 18 バリアゲート電極 19 p型バリア層 20 フローティング拡散層 3、21 リセットドレイン 22 吸収ドレイン 23 昇圧回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面領域内に設けられた電
    荷転送領域と、 前記電荷転送領域の後段の前記半導体基板の表面領域内
    に形成されたフローティング拡散層と、 前記フローティング拡散層に近接して前記半導体基板の
    表面領域内に形成されたリセットドレインと、 前記リセットドレインに近接して前記半導体基板の表面
    領域内に形成された吸収ドレインと、 前記フローティング拡散層と前記リセットドレインとの
    間の半導体基板上に設けられた、一定周期毎に前記フロ
    ーティング拡散層の電位を前記リセットドレインの電位
    にリセットするリセットゲート電極と、 前記リセットドレインと前記吸収ドレインとの間の半導
    体基板上に設けられた、一定電位に保持されたバリアゲ
    ート電極と、を有する電荷転送装置において、 前記リセットドレインには該領域に電荷を注入する電荷
    注入源が接続されていることを特徴とする電荷転送装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電荷注入源の電荷注入能力は、前記
    バリアゲート電極下の電荷流通能力に比較して十分に小
    さいことを特徴とする請求項1記載の電荷転送装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷注入源の電荷注入能力は、前記
    リセットゲート電極下の電荷流通量に比較して十分に大
    きいことを特徴とする請求項1記載の電荷転送装置。
  4. 【請求項4】 前記電荷注入源が、一端が基準電位端子
    に接続された抵抗器により構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の電荷転送装置。
  5. 【請求項5】 前記電荷注入源が、一端が基準電位端子
    に接続された定電流源により構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の電荷転送装置。
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