JPH06338761A - ウェーブレット変換装置 - Google Patents

ウェーブレット変換装置

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JPH06338761A
JPH06338761A JP5127195A JP12719593A JPH06338761A JP H06338761 A JPH06338761 A JP H06338761A JP 5127195 A JP5127195 A JP 5127195A JP 12719593 A JP12719593 A JP 12719593A JP H06338761 A JPH06338761 A JP H06338761A
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JP
Japan
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low
pass filter
frequency component
data
filter
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JP5127195A
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Yukio Go
志雄 呉
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端のデータを忠実に再生するための追加デー
タを少なくし、変換効率の向上を図る。 【構成】 入力データXI(i)の低周波成分XL(i)がロー
パスフィルタ11Aで取り出され、それが間引き手段1
3で間引きされる。間引きされた低周波成分XL'(i)
は、補間手段21で補間され、その補間された低周波成
分XL^(i) がローパスフィルタ23Aで取り出される。
入力データXI(i)の高周波成分XH(i)は、ハイパスフィ
ルタ12Aで取り出され、それが間引き手段14で間引
きされる。間引きされた高周波成分XH'(i) は、補間手
段22で補間され、その高周波成分XH^(i) がハイパス
フィルタ24Aで取り出される。フィルタ11Aの中心
を任意に設定できることを利用し、該フィルタの先頭か
ら中心までの距離が偶数となるように該フィルタを設定
する。これにより、データの端の再生のための追加デー
タがフィルタ長−2個となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像や音声等のディジ
タルデータの処理装置、あるいは符号化装置等に用いら
れ、データの再生品質を向上できる非対称型のディジタ
ルフィルタを用いたウェーブレット変換装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、短いフィルタ長のフィルタを用い
てウェーブレット変換を行うウェーブレット変換装置が
知られている。この種のフィルタは、一般的に非対称
で、偶数フィルタ長を持つ。このようなウェーブレット
変換装置に関する技術としては、例えば次のような文献
に記載されるものがある。 文献;コミュニケーションズ オン ピュア アンド
アプライド マセマティックス(Communications on Pu
re and Applied Mathematics)、XLI9 09-996(1988)
(米)I.Daubechies,"Orthonormal Bases of Compactly
Supported Wavelets" P.965-984 図2は、前記文献に記載された非対称型のフィルタを用
いた従来のウェーブレット変換装置の一構成例を示す機
能ブロック図である。このウェーブレット変換装置は、
入力データXI(i)のウェーブレット変換を行って間引き
されたデータの低周波成分XL'(i) 及び高周波成分XH'
(i) を出力する変換側10と、ウェーブレット変換され
たデータの低周波成分XL'(i) 及び高周波成分XH'(i)
の逆変換を行って出力データXO(i)を出力する逆変換側
20とを備えている。変換側10の出力側と逆変換側2
0の入力側とは、伝送路によって直接接続したり、ある
いはデータ処理装置等を介して間接的に接続される。変
換側10の出力側と逆変換側20の入力側とを雑音のな
い伝送路あるいはデータ処理装置等を介して接続すれ
ば、完全再構成のウェーブレット変換装置となる。変換
側10では、入力データXI(i)の低周波成分XL(i)を取
り出す第1のローパスフィルタ11と、入力データX
I(i)の高周波成分XH(i)を取り出す第1のハイパスフィ
ルタ12と、低周波成分XL(i)に対して1データおきに
間引きを行って間引きされた低周波成分XL'(i) を出力
する第1の間引き手段13と、高周波成分XH(i)に対し
て1データおきに間引きを行って間引きされた高周波成
分XH'(i) を出力する第2の間引き手段14とを、備え
ている。
【0003】逆変換側20では、間引きされたデータの
低周波成分XL'(i) に対して1データおきにゼロを1個
挿入して補間された低周波成分XL"(2i+k)を出力する第
1の補間手段21と、間引きされたデータの高周波成分
H'(i) に対して1データおきにゼロを1個挿入して補
間された高周波成分XH"(2i+k)を出力する第2の補間手
段22と、補間された低周波成分XL"(2i+k)の低周波成
分XL^(i) を取り出す第2のローパスフィルタ23と、
補間された高周波成分XH"(2i+k)の高周波成分XH^(i)
を取り出す第2のハイパスフィルタ24と、低周波成分
L^(i) と高周波成分XH^(i) を足し合わせて出力デー
タXO(i)を出力する加算器25とを、備えている。第1
のローパスフィルタ11は、非対称で、偶数フィルタ長
のフィルタである。第1のハイパスフィルタ12は、第
1のローパスフィルタ11の係数の順序を反転し、該反
転された奇数番目の係数の正負を更に反転し、かつ反転
されたフィルタの中心を1つ前へ進めて構成されてい
る。第2のローパスフィルタ23は、第1のローパスフ
ィルタ11の共役フィルタ、第2のハイパスフィルタ2
4は第1のハイパスフィルタ12の共役フィルタであ
る。
【0004】次に、図3を参照しつつ、図2に示すウェ
ーブレット変換装置におけるウェーブレット変換の原理
及び動作を説明する。図3(a)〜(d)は、図2のウ
ェーブレット変換装置における非対称型フィルタの構成
説明図であり、同図(a)はローパスフィルタ11、同
図(b)はローパスフィルタ23、同図(c)はハイパ
スフィルタ12、及び同図(d)はハイパスフィルタ2
4の特性図である。この図3では、フィルタ長N=6
で、ローパスフィルタ11(=h(k)) の先頭から中心
までの距離が1のフィルタ群h(k) ,g(k) ,h*(k),
*(k)の例を示している。但し、この図3では、フィル
タ群の位置関係及び依存性を分かりやすく図示したもの
であって、正確なフィルタではない。また、各フィルタ
11,12,23,24の中心は、該フィルタの位相を
決定するもので、フィルタ群h(k) ,g(k) ,h*(k),
*(k)を用いる場合に、ローパスフィルタ11(=h
(k)) の中心位置を任意に決めることができる。まず、
変換側10において、図2のローパスフィルタ11とハ
イパスフィルタ12をそれぞれh(k) 及びg(k) とす
る。このローパスフィルタ11及びハイパスフィルタ1
2は、入力データXI(i)を低周波成分XL(i)及び高周波
成分XH(i)に分割するもので、次式(1)のような積和
処理を行う。
【0005】
【数1】 ローパスフィルタ11のh(k) を次式(2)のように、
周波数領域における表現H(ω)に変換した場合に、直流
時の振幅が1で、かつ任意の角周波数ω時の該ローパス
フィルタ11の振幅の2乗と、該角周波数ωを半周回し
た(ω+π)時の該ローパスフィルタ11の振幅の2乗
の和が1となるような、次式(3)及び(4)の制約条
件を満足する必要がある。
【0006】
【数2】 そして、ハイパスフィルタ12(=g(k)) を次式
(5)のように設定する。 g(k)=(−1)1-k h(1-k) ・・・(5) このローパスフィルタ11(=h(k)) とハイパスフィ
ルタ12(=g(k))の関係が、図3(a),(b)に
示されている。実用性を考慮して、フィルタ長は短い方
が望ましい。前記文献には、数種類のフィルタが記載さ
れている。この種のフィルタ11,12は、非対称で、
偶数長のフィルタ長を持つ。フィルタ長をNとし、ロー
パスフィルタ11の先頭FT1から中心FO1(k=
0)までの距離をPとすると、ハイパスフィルタ12の
先頭FT2から中心FO2までの距離がN−P−1とな
る。従って、(1)式のフィルタ処理は、次式(6)の
ように書き直せる。
【0007】
【数3】 間引き手段13,14では、フィルタ処理された低周波
成分XL(i)と高周波成分XH(i)に対し、次式(7)に従
い、データを1つおきに間引き、それらの間引いた低周
波成分XL'(i) 及び高周波成分XH'(i) をそれぞれ出力
する。 XL'(i) =XL(2i) XH'(i) =XH(2i) ・・・(7) 一方、逆変換側20では、まず、補間手段21,22に
より、次式(8)に従い、間引かれた低周波成分XL'
(i) 及び高周波成分XH'(i) に対し、データの1個毎に
ゼロを1個挿入する。
【0008】
【数4】 これらの補間された低周波成分XL"(2i+k)及び高周波成
分XH"(2i+k)は、ローパスフィルタ23及びハイパスフ
ィルタ24によってフィルタリングされる。ローパスフ
ィルタ23をh*(k)とし、ハイパスフィルタ24をg
*(k)とし、該h*(k)及びg*(k)をそれぞれ次式(9)及
び(10)を満足するようなフィルタを用いる。h(k)
とh*(k)、及びg(k) とg*(k)の関係が、図3の(a)
と(c)、及び(b)と(d)に示されている。 h*(k)=h(-k) ・・・(9) g*(k)=g(-k)=(−1)1+k h(1+k) ・・・(10) 補間処理及びローパスフィルタ処理後の低周波成分XL^
(i) と、補間処理及びハイパスフィルタ処理後の高周波
成分XH^(i) は、次式(11)のように表わされる。
【0009】
【数5】 加算器25では、次式(14)のように、低周波成分X
L^(i) と高周波成分XH^(i) とを足し合わせ、出力デー
タXO(i)を算出して出力する。 XO(i)=XL^(i) +XH^(i) ・・・(14) このように、ローパスフィルタ11(=h(k)) とハイ
パスフィルタ12(=g(k)) 、及びローパスフィルタ
23(=h*(k))とハイパスフィルタ24(=g*(k))
を用いることにより、次式(15)に示すように、入力
データXI(i)を完全再生できることが証明されている。 XI(i)=XO(i) ・・・(15)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウェーブレット変換装置では、フィルタ11,12,2
3,24が非対称なので、有限長のデータ(例えば、画
像データ等)の端を忠実に再現するには、変換側10に
おいて低周波成分XL'(i) 及び高周波成分XH'(i) の外
側に、更に数個のデータを追加する必要がある。その様
子を一例として図4(a)〜(d)を用いて説明する。
図4(a)〜(d)は、図2のウェーブレット変換装置
のウェーブレット変換における端再生の説明図である。
図4において、原データXI(i)が2K個の有限長であ
る。用いるローパスフィルタ11は、図3に示すよう
に、フィルタ長が6で、該フィルタの先頭FT1から中
心FO1までの距離がP=1であるとする。この場合
に、図2のウェーブレット変換装置を用いて図4(b)
に示すように、逆変換側20で、先頭の低周波成分XL^
(0) を再生するために、フィルタ長内の全てのデータが
必要である。
【0011】即ち、図4(a)に示す変換側10のロー
パスフィルタ11において、データの端EG1を基準に
して−4番目XL'(-4)と−2番目XL'(-2)の2個のデー
タADを追加しなければならない。同様に、データの末
尾(EG2)においても、図4(b)の2K−1個目の
データXL^(2K-1)を再生するには、変換側10において
2K個目XL'(2K)のデータADを追加する必要があり、
計3個(フィルタ長の半分)のデータを追加しなければ
ならない。高周波成分XH^(i) の端EG1,EG2の再
生についても、図4(c)及び(d)に示すように、X
H'(i) の外側の−2番目、2K番目、及び2K+2番目
のデータADを追加する必要がある。このように低周波
成分及び高周波成分の追加データADの合計で、6個
(フィルタ長に等しい個数)のデータを追加しなければ
ならない。画像等の2次元以上のデータにとって、この
追加データADが大変な負担となる。例えば、256×
256の2次元画像に対し、フィルタ長が6のフィルタ
を用いて2次元のウェーブレット変換を行う場合に、計
3108個(原データの約5%)のデータを追加しなけ
ればならない。画像の符号化等にとっては、この追加デ
ータが符号化効率の低下の大きな要因となる。本発明
は、前記従来技術が持っていた課題として、端のデータ
を忠実に再生するためには多くの追加データが必要にな
るという点について解決し、追加データを少なくして変
換効率の良いウェーブレット変換が行えるウェーブレッ
ト変換装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、入力データのウェーブレット変換を行う
変換側と、ウェーブレット変換されたデータの逆変換を
行う逆変換側とで構成された、完全再構成あるいは準完
全再構成のウェーブレット変換装置において、次のよう
な手段を講じている。ここで、前記変換側では、前記入
力データの低周波成分を取り出す非対称で、偶数フィル
タ長の第1のローパスフィルタと、前記第1のローパス
フィルタの係数の順序を反転し、該反転された奇数番目
の係数の正負を更に反転し、かつ反転されたフィルタの
中心を1つ前へ進めて構成され、前記入力データの高周
波成分を取り出す第1のハイパスフィルタと、前記第1
のローパスフィルタ及び前記第1のハイパスフィルタで
取り出された低周波成分及び高周波成分に対してそれぞ
れ1データおきに間引きを行う第1,第2の間引き手段
とを備えている。また、前記逆変換側では、前記ウェー
ブレット変換されたデータの低周波成分に対して1デー
タおきにゼロを1つ挿入する第1の補間手段と、前記ウ
ェーブレット変換されたデータの高周波成分に対して1
データおきにゼロを1つ挿入する第2の補間手段と、前
記第1のローパスフィルタと共役のフィルタで構成さ
れ、前記第1の補間手段で補間された低周波成分を取り
出す第2のローパスフィルタと、前記第1のハイパスフ
ィルタと共役のフィルタで構成され、前記第2の補間手
段で補間された高周波成分を取り出す第2のハイパスフ
ィルタとを備えている。そして、本発明では、前記第2
のローパスフィルタ及び前記第1,第2のハイパスフィ
ルタの特性を決める前記第1のローパスフィルタの中心
を、フィルタ係数の先頭から、偶数個離れた所に設置し
ている。
【0013】
【作用】本発明によれば、以上のようにウェーブレット
変換装置を構成したので、第2のローパスフィルタ及び
第1,第2のハイパスフィルタは、第1のローパスフィ
ルタの特性に基づき構成されているので、この第1のロ
ーパスフィルタの中心を任意に設定できる。この第1の
ローパスフィルタの中心を任意に設定できることを利用
して、該フィルタの先頭から中心までの距離が偶数とな
るように該フィルタを設定、つまり該フィルタの中心を
ずらしている。これにより、データの端の再生のための
追加データが、例えばフィルタ長−2個になる。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すウェーブレッ
ト変換装置の機能ブロック図であり、従来の図2中の要
素と共通の要素には共通の符号が付されている。このウ
ェーブレット変換装置は、従来と同様に、入力データX
I(i)のウェーブレット変換を行って間引きされた低周波
成分XL'(i) 及び高周波成分XH'(i) を出力する変換側
10Aと、間引きされたデータの低周波成分XL'(i) 及
び高周波成分XH'(i) の逆変換を行って出力データX
O(i)を出力する逆変換側20Aとを備え、それらの変換
側10Aと逆変換側20Aとが、雑音のない伝送路ある
いはデータ処理装置によって接続される場合に、完全再
構成となる。変換側10Aは、従来の変換側10の第1
のローパスフィルタ11及び第1のハイパスフィルタ1
2に代えて、構成の異なる第1のローパスフィルタ11
A及び第1のハイパスフィルタ12Aを設けた構成であ
る。逆変換側20Aは、従来の逆変換側20の第2のロ
ーパスフィルタ23及び第2のハイパスフィルタ24に
代えて、構成の異なる第2のローパスフィルタ23A及
び第2のハイパスフィルタ24Aを設けた構成である。
その他は従来の図2と同一である。第1のローパスフィ
ルタ11Aは、前記(3)式及び(4)式を満足し、か
つ該フィルタの先頭FT1から中心FO1までの距離が
偶数となるようなフィルタ構成である。第1のハイパス
フィルタ12Aは、第1のローパスフィルタ11Aを用
いて前記(5)式より求めた構成である。第2のローパ
スフィルタ23Aは第1のローパスフィルタ11Aの共
役フィルタ、第2のハイパスフィルタ24Aは第1のハ
イパスフィルタ12Aの共役フィルタである。
【0015】次に、図5(a)〜(d)を参照しつつ、
図1に示すウェーブレット変換装置における端データの
再生過程を説明する。図5(a)〜(d)は、図1のウ
ェーブレット変換における端再生の説明図であり、同図
(a)はローパスフィルタ11A、同図(b)はローパ
スフィルタ23A、同図(c)はハイパスフィルタ12
A、及び同図(d)はハイパスフィルタ24Aの特性図
である。この図5では、一例として、従来の図4と同様
に、フィルタ長が6のフィルタを用いている。但し、フ
ィルタ11Aの先頭FT1からその中心FO1までの距
離が、前述のように偶数(ここでは、2)となってい
る。まず、入力データXI(i)が変換側10Aに入力され
ると、ローパスフィルタ11Aでは、図5(a)に示す
ように、該入力データXI(i)の低周波成分XL(i)を取り
出し、その低周波成分XL(i)が間引き手段13によって
間引かれて間引き後の低周波成分XL'(i) が出力され
る。逆変換側20Aの補間手段21では、間引かれた低
周波成分XL'(i) を従来と同様に補間し、その補間され
た低周波成分XL"(2i+k)をローパスフィルタ23Aへ送
る。ローパスフィルタ23Aは、図5(b)に示すよう
に、補間された低周波成分XL"(2i+k)から低周波成分X
L^(i) を取り出し、加算器25へ送る。
【0016】図5(b)において、先頭(0番目)のデ
ータを忠実に再生するためには、外側の−2番目のデー
タを、変換側10Aで追加する必要がある。同様に、デ
ータの末尾においても、逆変換側20Aで、末尾のデー
タ(2K−1番目)を再生するために、外側の2K番目
のデータを追加する必要がある。計2個のデータを追加
する必要があるが、これらは本実施例の変換側10Aで
追加される。一方、変換側10Aのハイパスフィルタ1
2Aでは、図5(c)に示すように、入力データXI(i)
の高周波成分XH(i)を取り出し、その取り出した高周波
成分XH(i)が間引き手段14によって間引きされ、間引
き後の高周波成分XH'(i) が出力される。逆変換側20
Aの補間手段22は、間引きされた高周波成分XH'(i)
を補間し、その補間後の高周波成分XH"(2i+k)をハイパ
スフィルタ24Aへ送る。ハイパスフィルタ24Aで
は、図5(d)に示すように、補間された高周波成分X
H"(2i+k)から高周波成分XH^(i) を取り出し、それを加
算器25へ送る。このハイパスフィルタ12A,24A
側においても、図5(c)及び(d)に示すように、先
頭データの再生においては、データを追加する必要がな
いが、末尾では2K番目と2K+2番目の計2個のデー
タADを追加する必要がある。これらは本実施例の変換
側10Aで追加される。
【0017】本実施例では、低周波成分と高周波成分の
合計で、4個(=フィルタ長−2個)のデータADを追
加すればよい。そのため、従来に比べて、追加データA
Dの個数が2個減少している。ローパスフィルタ23A
及びハイパスフィルタ24Aから出力された低周波成分
L^(i) 及び高周波成分XH^(i) は、従来と同様に、加
算器25で足し合わされて出力データXO(i)が出力され
る。本実施例では、従来の場合と同様の例で、256×
256の2次元画像に対してフィルタ長6の2次元ウェ
ーブレット変換を行った場合に、追加データADが20
64個となる。そのため、従来に比べて追加データAD
が1044個、約34%減少していることが分かる。ま
た、原画像データと比べても、追加データADが約3%
と、負担が軽減されていることが分かる。従って、本実
施例のウェーブレット変換装置を画像符号化等に応用す
れば、符号化効率等を向上できる。なお、上記実施例で
は、変換側10Aの間引きされた低周波成分XL'(i) 及
び高周波成分XH'(i) が、逆変換側20Aにそのまま入
力されているが、変換側10Aの間引き手段13,14
の出力に対してデータ処理等を行った後、その処理結果
を逆変換側20Aの補間手段21,22に入力するよう
にしても、上記実施例とほぼ同様の効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、非対称型フィルタを用いたウェーブレット変換装
置において、第1のローパスフィルタを、該フィルタの
先頭から中心までの距離を偶数に設定し、その他の第2
のローパスフィルタと第1,第2のハイパスフィルタに
対して、従来と同様の方法で構成したので、非常に効率
良く追加データを減少させることができる。従って、本
発明のウェーブレット変換装置を画像符号化等に応用す
れば、符号化効率等を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すウェーブレット変換装置
の機能ブロック図である。
【図2】従来のウェーブレット変換装置の機能ブロック
図である。
【図3】図2の非対称型フィルタの構成説明図である。
【図4】図2のウェーブレット変換における端再生の説
明図である。
【図5】図1のウェーブレット変換における端再生の説
明図である。
【符号の説明】
10A 変換側 11A,23A 第1,第2のローパスフィル
タ 12A,24A 第1,第2のハイパスフィル
タ 13,14 第1,第2の間引き手段 20A 逆変換側 21,22 第1,第2の補間手段 25 加算器 XI(i) 入力データ XO(i) 出力データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データのウェーブレット変換を行う
    変換側と、ウェーブレット変換されたデータの逆変換を
    行う逆変換側とで構成され、 前記変換側では、前記入力データの低周波成分を取り出
    す非対称で、偶数フィルタ長の第1のローパスフィルタ
    と、前記第1のローパスフィルタの係数の順序を反転
    し、該反転された奇数番目の係数の正負を更に反転し、
    かつ反転されたフィルタの中心を1つ前へ進めて構成さ
    れ、前記入力データの高周波成分を取り出す第1のハイ
    パスフィルタと、前記第1のローパスフィルタ及び前記
    第1のハイパスフィルタで取り出された低周波成分及び
    高周波成分に対してそれぞれ1データおきに間引きを行
    う第1,第2の間引き手段とを備え、 前記逆変換側では、前記ウェーブレット変換されたデー
    タの低周波成分に対して1データおきにゼロを1つ挿入
    する第1の補間手段と、前記ウェーブレット変換された
    データの高周波成分に対して1データおきにゼロを1つ
    挿入する第2の補間手段と、前記第1のローパスフィル
    タと共役のフィルタで構成され、前記第1の補間手段で
    補間された低周波成分を取り出す第2のローパスフィル
    タと、前記第1のハイパスフィルタと共役のフィルタで
    構成され、前記第2の補間手段で補間された高周波成分
    を取り出す第2のハイパスフィルタとを備えた、 完全再構成あるいは準完全再構成のウェーブレット変換
    装置において、 前記第2のローパスフィルタ及び前記第1,第2のハイ
    パスフィルタの特性を決める前記第1のローパスフィル
    タの中心を、フィルタ係数の先頭から、偶数個離れた所
    に設置した構成にしたことを特徴とするウェーブレット
    変換装置。
JP5127195A 1993-05-28 1993-05-28 ウェーブレット変換装置 Pending JPH06338761A (ja)

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JP5127195A JPH06338761A (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ウェーブレット変換装置

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