JPH06339799A - 型成形方法および装置 - Google Patents

型成形方法および装置

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JPH06339799A
JPH06339799A JP15615193A JP15615193A JPH06339799A JP H06339799 A JPH06339799 A JP H06339799A JP 15615193 A JP15615193 A JP 15615193A JP 15615193 A JP15615193 A JP 15615193A JP H06339799 A JPH06339799 A JP H06339799A
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mold
lower mold
die
press
press machine
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JP15615193A
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English (en)
Inventor
Seiro Tokunaga
永 誠 朗 徳
Tamio Nishikawa
川 民 雄 西
Nobuyuki Taniguchi
口 信 行 谷
Toshiharu Dan
俊 治 檀
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス機や下型処理ステーションの稼働率を
向上させて、生産性を高める。 【構成】 ベッド2aに固定された下型A,Bに上型を
歯合させて型成形を行う第1および第2プレス機2A,
2Bと、これらの各プレス機2A,2Bに搬入される下
型A,Bに型成形とは別の処理を行う共通の下型処理ス
テーション4,5と、搬送装置1とを備えている。上記
搬送装置1は、第1プレス機2Aから下型処理ステーシ
ョン4,5を経て上記第1プレス機2Aに至るループ状
の第1搬送路1Aに沿って第1の下型Aを搬送するとと
もに、上記第2プレス機2Bから下型処理ステーション
4,5を経て第2プレス機2Bに至るループ状の第2搬
送路2Bに沿って第2の下型Bを搬送する。上記第1搬
送路1A上には、3つの互いに同一の下型Aが設けら
れ、上記第2搬送路1B上には、3つの互いに同一の下
型Bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレス機を用いる型
成形方法、ならびに、プレス機とその周辺に配設される
搬送装置などからなる型成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベッドに固定された下型に上
型を歯合させて型成形を行うプレス機がある〔たとえば
実開平4−79610号(実願平2−111722号)
参照〕。この種のプレス機を用いた型成形方法において
は、上型および下型を同数準備する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の型成
形方法においては、成形が完了した後に次の成形に備え
て下型のみをプレス機外に搬出した後、成形とは別の処
理を下型に対して行う場合があり、この場合、プレス機
が待機中となる。そのため、プレス機の稼動率が低下し
て、生産性が低下する。したがって、この発明の主な目
的は、プレス機の稼動率を向上させて、生産性を向上さ
せることができる型成形方法および装置を提供すること
である。
【0004】ところで、下型に対して型成形とは別の処
理を行う下型処理ステーションにおける処理は、一般
に、プレス機による型成形よりも、短時間の間になされ
る。そのため、一箇所の下型処理ステーションに対して
一台のプレス機を設けると、下型処理ステーションの稼
動率が低下する。したがって、この発明の他の目的は下
型処理ステーションの稼動率を向上させることができる
型成形装置を提供することである。
【0005】ところで、下型を搬送する搬送装置の搬送
面をプレス機のベッドまで延設させた場合、上記搬送面
のレベルを型成形時の受面レベルよりも下方に逃がす必
要がある。この場合、上記搬送面を昇降させる昇降装置
をパンタグラフのようなリフタなどで構成すると、搬送
面のレベルが高くなるおそれがある。したがって、この
発明の更に他の目的は、搬送レベルを低くして、作業性
を向上させることができる型成形装置を提供することで
ある。
【0006】また、上型をプレス機の上部に取り付けた
まま、下型のみをプレス機に搬出入する場合、下型を十
分に位置決めする必要がある。したがって、この発明の
別の目的は、下型をプレス機のベッドに位置決めするこ
とができる型成形装置を提供することである。
【0007】また、多品種少量生産においては、下型の
種類によって型成形の時間などを変更する必要があり、
この場合、オペレータが下型の種類をその都度判別して
入力したのでは、製造の自動化が困難となる。したがっ
て、この発明の更に別の目的は、下型の種類を自動的に
判別して、多品種少量生産のラインを自動化し得る型成
形装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1の発明方法は、プレス機のベッ
ドに固定される下型と、この下型に歯合する上型とを用
いて型形成を行う型成形方法において、まず、1つの上
型に対して複数の互いに同一の下型を用意する。これら
の下型のうちの1つの下型と上記上型による成形中に、
上記複数の下型のうちの他の下型に対して成形とは別の
処理を行う。
【0009】一方、請求項2の発明装置は、まず、ベッ
ドに固定された下型に上型を歯合させて型成形を行うプ
レス機と、型成形とは別の処理を下型に対して行う下型
処理ステーションと、上記プレス機から下型処理ステー
ションまでの間の搬送路に沿って下型を搬送する搬送装
置とを備えている。かかる型成形装置において、複数の
互いに同一の下型を、上記プレス機および下型処理ステ
ーションを含む上記搬送路上に設けたことを特徴とす
る。
【0010】請求項1もしくは2の発明によれば、複数
の下型のうちの1つの下型と、プレス機に取り付けた上
型によって成形を行っている間に、他の下型に対して、
成形とは別の処理を行うことができる。そのため、成形
が完了して、下型をプレス機外へ搬出した後に、上型を
搬出することなく、他の下型を直ちにプレス機内へ搬入
することができる。したがって、プレス機の稼動率が向
上して、生産性が向上する。
【0011】請求項3の発明は、まず、ベッドに固定さ
れた下型に上型を歯合させて型成形を行うプレス機を複
数台設け、一方、上記各プレス機に搬入される下型に型
成形とは別の処理を行う共通の下型処理ステーションを
設ける。更に、上記各プレス機から上記共通の下型処理
ステーションまでの間の搬送路に沿って上記各下型を搬
送する搬送装置を設けている。
【0012】請求項4の発明は、まず、ベッドに固定さ
れた下型に上型を歯合させて型成形を行う第1および第
2プレス機と、これらの各プレス機に搬入される下型に
型成形とは別の処理を行う共通の下型処理ステーション
と、搬送装置とを備えている。上記搬送装置は、第1プ
レス機から下型処理ステーションを経て上記第1プレス
機に至るループ状の第1搬送路に沿って第1の下型を搬
送するとともに、上記第2プレス機から下型処理ステー
ションを経て上記第2プレス機に至るループ状の第2搬
送路に沿って第2の下型を搬送する。上記第1搬送路上
には互いに同一の第1の下型が複数個設けられ、上記第
2搬送路上には互いに同一の第2の下型が複数個設けら
れている。
【0013】請求項3もしくは4の発明によれば、複数
台のプレス機に対して、共通の下型処理ステーションを
設けたので、下型処理ステーションにおける処理時間が
成形に必要な時間よりも短くても、下型処理ステーショ
ンにおいて次々と下型に別の処理を施し得るので、下型
処理ステーションの稼動率が向上する。また、請求項4
の発明によれば、請求項1もしくは2の発明と同様に、
プレス機の稼働率も向上する。
【0014】請求項5の発明は、請求項2,3もしくは
4の型成形装置において、上記下型を搬送する搬送装置
の搬送面が上記ベッドに進入しており、この搬送面を上
記ベッドにおける型成形時の下型の受面レベルよりも上
方のレベルと下方のレベルとの間を昇降させる昇降装置
を備えている。上記昇降装置は、傾斜面を有する直動カ
ムと、この直動カムを水平方向に往復動させる駆動装置
と、上記直動カムが進退することにより上下動して上記
搬送面を昇降させる従動節とを有する。
【0015】請求項5の発明によれば、昇降装置は直動
カムを水平方向に往復動させることにより従動節を上下
動させるから、上下方向にコンパクトな構造になる。し
たがって、搬送面のレベルが低くなって、作業性が向上
する。
【0016】請求項6の発明によれば、請求項2,3も
しくは4の型成形装置において、上記ベッドには、上下
動することにより被位置決め孔に嵌まり込んで上記下型
を位置決めする位置決めピンが設けられている。
【0017】請求項6の発明によれば、位置決めピンが
上下動して被位置決め孔に嵌まり込むので、ベッドにお
いて下型を正確に位置決めすることができる。
【0018】請求項7の発明は、請求項2,3もしくは
4の型成形装置において、上記プレス機または下型処理
ステーションに、下型に設けた被判別部を検出する検出
装置を設けている。
【0019】請求項7の発明によれば、プレス機または
下型処理ステーションにおいて、検出装置が被判別部を
検出するので、下型の種類を自動的に判別し得るから、
製造の自動化を図ることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図1〜図10
にしたがって説明する。図1は成型システム(型成形装
置)の平面レイアウトを示す。この成型システムは、た
とえば小型滑走艇の船体の上部および下部に相当するデ
ッキおよびハルを成形するシステムである。同図の中央
および上部の横搬送ラインを含むループ状の第1搬送路
1Aにおいてデッキを生産し、一方、同図の中央および
下部の横搬送ラインを含むループ状の第2搬送路1Bに
おいてハルを生産する。
【0021】上記第1搬送路1Aには、第1のプレス機
2A、第1の脱型ステーション3A、コーティングステ
ーション4、乾燥炉5および第1のプリフォームセット
ステーション6Aがループ状に設けられている。一方、
上記第2搬送路1Bには、第2のプレス機2B、第2の
脱型ステーション3B、上記コーティングステーション
4、上記乾燥炉5および第2のプリフォームセットステ
ーション6Bがループ状に設けられている。
【0022】上記各プレス機2A,2Bは、ベッド2a
に固定した下型A,Bに図2の上型Cを歯合させて、そ
の間に形成されるキャビティに溶融樹脂を注入すること
により、デッキまたはハルを成形するものである。各プ
レス機2A,2Bは、互いに同様の構造のもので、上下
動するスライダ2bに上型Cが固定されている。なお、
プレス機2A,2Bによる成形には30分程度の時間が
かかる。
【0023】この成形システムでは、1つのデッキ用の
上型Cに対して、図1の二点鎖線で示すように、互いに
同一のデッキ用の下型(第1の下型)Aが第1搬送路1
A上に3つ設けてあり、一方、1つのハル用の上型C
(図2参照)に対して互いに同一のデッキ用の下型(第
2の下型)Bが第2搬送路1B上に3つ設けてある。
【0024】上記コーティングステーション4は、デッ
キおよびハルの下型A,Bの内表面に、ゲルコートと呼
ばれる塗料を図示しないロボットが塗布するステーショ
ンである。一方、上記乾燥炉5は、下型A,Bに塗布し
た塗料を乾燥させる装置である。つまり、上記コーティ
ングステーション4および乾燥炉5は、プレス機2A,
2Bによる型成形とは別の処理を下型A,Bに対して行
う共通の下型処理ステーションである。なお、乾燥炉5
は下型A,Bを15分ほど温めて、ゲルコートを乾燥さ
せる。
【0025】上記各プリフォームセットステーション6
A,6Bは、プリフォームされた網状のガラス繊維から
なる強化材F(図2参照)を、下型A,B内にセットす
るステーションである。上記各脱型ステーション3A,
3Bは、成形されたデッキまたはハルを下型A,Bから
取り出して脱型を行うステーションである。なお、成形
する製品の種類を変える際には、各脱型ステーション3
A,3Bから下型A,Bおよび上型C(図2)を第1お
よび第2搬送路1A,1B外に搬出する。
【0026】上記ループ状の第1および第2搬送路1
A,1Bを備えた搬送装置1は、プレス機内昇降コンベ
ア11、プレス両側コンベア12、四隅昇降コンベア1
3、両サイド渡しコンベア14,15、合流昇降コンベ
ア16、リターンコンベア17および分岐昇降コンベア
18から構成されている。これらのコンベア11〜18
は、正逆回転可能なモータ(図示せず)により駆動され
るが、常時は、矢印に沿って下型A,Bを搬送する。す
なわち、搬送装置1は、上記プレス機内昇降コンベア1
1、プレス両側コンベア12、四隅昇降コンベア13、
両サイド渡しコンベア15,合流昇降コンベア16、リ
ターンコンベア17および分岐昇降コンベア18などに
より、第1のプレス機2Aからコーティングステーショ
ン4および乾燥炉5などを経て第1のプレス機2Aに至
る第1搬送路1Aに沿ってデッキの下型Aを搬送し、一
方、第2のプレス機2Bからコーティングステーション
4および乾燥炉5などを経て第2のプレス機2Bに至る
第2搬送路1Bに沿ってハルの下型Bを搬送する。な
お、下型A,Bは、パレット上に固定された状態で搬送
される。また、各コンベア11〜18には、図示しない
パレット検出器が設けられており、周知の方法でパレッ
トを自動搬送できるようになっている。
【0027】つぎに、プレス機内昇降コンベア11につ
いて説明する。このプレス機内昇降コンベア11は、プ
レス機2A,2Bのベッド2aに、図3の搬送ローラ2
0で形成される搬送面が進入している。上記搬送ローラ
20にはスプロケット21が固定されており、上記搬送
ローラ20およびスプロケット21が図4(a)の溝2
2内に一体的に回転自在に支持されている。上記溝22
内には、その長手方向に沿ってローラチェーン23が配
設されており、ローラチェーン23の駆動により、上記
スプロケット21および搬送ローラ20が回転して、パ
レットPに固定した下型A,B(図1)が搬送される。
なお、ローラチェーン23は、スプロケット21の下端
部の歯21aにのみ係合しており、上端の歯21bには
係合していない。
【0028】上記プレス機内昇降コンベア11は、以下
に説明する昇降装置29を備えている。上記溝22は昇
降フレーム24により形成されている。この昇降フレー
ム24には、複数のカムフォロア(従動節)25が回転
自在に取り付けられている。各カムフォロア25は、直
動カム26により支持されている。直動カム26は、図
4(b)のように、傾斜面26aを有しており、矢印
(水平)方向に往復動することにより、カムフォロア2
5を上下動させる。このカムフォロア25の上下動によ
り、図4(a)の搬送ローラ20が昇降する。直動カム
26は、車輪26bを介して床面F1に支持されてお
り、油圧シリンダ27のような駆動装置により、図4
(b)の矢印(水平)方向に往復動する。なお、図4
(a)の搬送ローラ20は、二点鎖線のように上昇した
レベルにおいて、パレットPを搬送する。
【0029】図5(a)において、上記昇降フレーム2
4には、案内装置28が設けられている。案内装置28
は、床面F1に固定された案内板28aと、昇降フレー
ム24に回転自在に取り付けたフレーム案内ローラ28
bとを備えている。フレーム案内ローラ28bは、図5
(b)の案内板28aに形成した案内溝28cに案内さ
れて上下動することにより、図5(a)の昇降フレーム
24が水平方向に位置ずれするのを防止する。
【0030】図3に示すように、プレス機2A,2Bの
ベッド2a内には、パレットP(図1)を水平方向に案
内する多数のパレット案内ローラ31が設けられてい
る。パレット案内ローラ31は、図6(b)のクランプ
装置30に回転自在に支持されている。クランプ装置3
0は、図6(a)のヒンジ32を中心に揺動するクラン
パ33と、このクランパ33を揺動させる油圧シリンダ
34とを備え、クランプ部33aでパレットPを受金3
5に押え付けて、パレットPをベッド2aに固定するも
のである。図4の上記搬送ローラ20が実線のレベルま
で下降した際には、パレットPが下降して図6(a)の
受金35に支持される。つまり、図4(a)の昇降装置
29は、搬送ローラ20を図6(a)の受金35の受面
レベル35aよりも上方のレベルと下方のレベルとの間
を昇降させる。
【0031】図3において、上記ベッド2a内には、そ
の搬送方向の上流端部および下流端部に位置決め装置6
0が配設されている。この位置決め装置60は、図7の
ように、パレットPに設けた被位置決め孔Paに嵌まり
込んでパレットPを位置決めする位置決めピン61を備
えている。上記位置決めピン61は、第1および第2油
圧室62,63にオイルが圧送されることにより上下動
して、上記被位置決め孔Paに嵌合・離脱する。
【0032】図3において、上記ベッド2a内には、検
出装置40が設けられている。この検出装置40は、図
8(a)ように、たとえば6つの磁気センサ41を有し
ている。一方、図8(b)の下型A,(B)には、図示
しないプラグをねじ込む雌ねじ(被検出部)Hが6つ形
成されており、下型A,(B)の種類に応じて所定の雌
ねじHにプラグをねじ込んである。この検出装置40
は、雌ねじHおよびプラグを検出して、その検出信号を
図示しない制御装置に出力する。制御装置は、検出信号
から下型A,(B)の種類を判別する。上記各磁気セン
サ41は、取付板42に固定されており、この取付板4
2がロッド43の伸縮により上下動する構造になってお
り、検出時にのみ、二点鎖線のように上昇する。なお、
パレットPの中央には、磁気センサ41および取付板4
2が下型A,(B)に接近するのを許容する貫通孔Ph
が形成されている。
【0033】つぎに、図1の合流昇降コンベア16およ
び分岐昇降コンベア18について説明する。合流昇降コ
ンベア16は、上記コーティングステーション4に配設
されており、右側の渡しコンベア15から搬送されたパ
レットPを中央の乾燥炉5へ搬出するものである。一
方、分岐昇降コンベア18は乾燥炉5から搬送されたパ
レットPを左側の一対の渡しコンベア14に分岐させる
ものである。これらのコンベア16,18は、図9に示
すように、図3のプレス機内昇降コンベア11とほぼ同
様な構造を有している。ただし、クランプ装置30は、
図9の各コンベア16,18には設けられていない。ま
た、合流昇降コンベア16および分岐昇降コンベア18
内には、両サイド渡しコンベア15または14(図1)
の搬送ローラ15aまたは14aが入り込んでいる。な
お、合流昇降コンベア16および分岐昇降コンベア18
のその他の構造は、図3のプレス機内昇降コンベア11
と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付
して、その詳しい説明を省略する。
【0034】図1の上記四隅昇降コンベア13は、脱型
ステーション3A,3Bまたはプリフォームセットステ
ーション6A,6Bに配設されており、パレットPの搬
送方向を90°変換するものである。この四隅昇降コン
ベア13は、検出装置40を有していない他は上記合流
昇降コンベア16または分岐昇降コンベア18と同様の
構造を有しており、その詳しい図示および説明を省略す
る。
【0035】図10は、プレス両側コンベア12を示
す。上記プレス両側コンベア12は、パレットP(図
1)を搬送する搬送ローラ12aと、パレットP(図
1)の側面を案内する案内ローラ50を備えている。プ
レス両側コンベア12の表面は、上記搬送ローラ12a
および案内ローラ50を除いた部分が、縞鋼板51で覆
われており、作業性の向上を図っている。
【0036】図1の上記両サイド渡しコンベア14,1
5およびリターンコンベア17についても、プレス両側
コンベア12と同様な構造になっている。なお、右側の
渡しコンベア15には、コーティングステーション4の
手前にストッパ15sが設けられている。各ストッパ1
5sは、下型A,Bがコーティングステーション4に進
入するのを機械的に防止するとともに下方に退避して、
下型A,Bがコーティングステーション4に搬入される
のを許容する。
【0037】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。各プレス機2A,2Bにおいて、デッキまたはハル
の型成形が終わると、下型AおよびBは、それぞれ、プ
レス両側コンベア12および四隅昇降コンベア13によ
り、第1および第2の脱型ステーション3A,3Bに搬
出される。上記第1および第2の脱型ステーション3
A,3Bにおいては、デッキまたはハルが取り出され
る。この取出後、上記四隅昇降コンベア13を下方に若
干下降させた後、下型A,Bが右側の渡しコンベア15
により、コーティングステーション4に搬送される。な
お、この際、コーティングステーション4に他の下型
A,Bが存在する場合は、ストッパ15sが上方に突出
しており、下型A,Bの進入が阻止される。
【0038】コーティングステーション4では下型A,
Bにゲルコートを塗布する。この塗布後、合流昇降コン
ベア16が若干上昇して、合流昇降コンベア16および
リターンコンベア17により、下型A,Bが乾燥炉5に
搬入される。乾燥炉5は、下型A,Bを約15分ほどの
間温めて、ゲルコートを乾燥させる。この後、下型A,
Bは、分岐昇降コンベア18に搬送される。分岐昇降コ
ンベア18は、検出装置40により下型A,Bがデッキ
用かハル用かを判別する。この判別後、分岐昇降コンベ
ア18が若干下降し、下型A,Bを左側の渡しコンベア
14により第1または第2のプリフォームセットステー
ション6A,6Bに搬送される。プリフォームセットス
テーション6A,6Bでは、強化材F(図2)を下型
A,Bに装着する。この装着後、四隅昇降コンベア13
が若干上昇し、四隅昇降コンベア13、プレス両側コン
ベア12およびプレス機内昇降コンベア11より、下型
A,Bが第1または第2のプレス機2A,2B内に搬入
される。
【0039】プレス機2A,2B内に下型A,Bが搬入
されると、図3の位置決めピン61によりパレットP
(図7)の位置決めがなされる。つづいて、図4(a)
の油圧シリンダ27が駆動して、図4(b)の直動カム
26が水平方向に移動し、カムフォロア25が二点鎖線
の位置から実線のように下降して、図6のパレットPが
受金35に支持される。この後、クランパ33によりパ
レットPが固定され、更に、図8の取付板42と共に磁
気センサ41が上昇して、下型A,Bの種類が判別され
る。この判別後、下型A,Bの種類、つまり、デッキの
種類またはハルの種類に応じて、図2のプレス機2A,
2Bにより型成形がなされる。
【0040】図1の上記3つの下型A,(B)のうちの
1つの下型A,(B)と上型C(図2)による成形中に
は、他の下型A,(B)が搬送されたり、あるいは、コ
ーティングステーション4、乾燥炉5、プリフォームセ
ットステーション6A,(6B)および脱型ステーショ
ン3A,(3B)において、成形とは別の処理がなされ
る。そのため、プレス機2A,(2B)において成形が
完了し、下型A,(B)をプレス機2A,(2B)から
搬出した直後に、上型C(図2)を取り外すことなく、
他の下型A,(B)をプレス機2A,(2B)に搬入し
て、次の成形を行うことができる。したがって、プレス
機2A,(2B)の稼動率が向上して、生産性が著しく
向上する。
【0041】また、2台のプレス機2A,2Bに対し
て、共通の下型処理ステーションであるコーティングス
テーション4および乾燥炉5を設けたので、コーティン
グステーション4および乾燥炉5における処理時間が成
形に必要な時間よりも短くても、コーティングステーシ
ョン4および乾燥炉5において次々と下型A,Bに別の
処理を施し得る。したがって、コーティングステーショ
ン4および乾燥炉5の稼動率が向上して、生産性が向上
する。
【0042】さらに、第1および第2搬送路1A,1B
はループ状になっているので、往復式と異なり、下型
A,Bの流れがスムースになる。
【0043】また、図4(a)の昇降装置29は、図4
(b)の直動カム26を水平方向に往復動させることに
より、図4(a)のカムフォロア25を上下動させて、
搬送ローラ20つまりパレットPを昇降させる。このよ
うに、直動カム26を用いてパレットPを昇降させるか
ら、搬送ローラ20のレベルが図2のように低くなるの
で、作業性が向上する。
【0044】また、図1のコーティングステーション
4、分岐昇降コンベア18、プリフォームセットステー
ション6A,6B、プレス機2A,2Bおよび脱型ステ
ーション3A,3Bでは、パレットPの位置決めが、図
7の位置決めピン61によりなされるので、図2の上型
Cに対して、下型A,Bが精度良く位置決めされる。し
たがって、製品に偏肉などが生じにくい。
【0045】また、図1の分岐昇降コンベア18および
各プレス機2A,2Bでは、検出装置40により下型
A,Bの種類を判別するので、デッキおよびハルの製造
を自動化することができる。
【0046】ところで、上記第1実施例では、同一の種
類の下型A,(B)を各々3つ設けたが、同一の下型は
複数であればよく、また、請求項3もしくは4の発明で
は、同一の下型A,(B)は、1つであってもよい。ま
た、上記第1実施例では、2つのループ状の搬送路1
A,1Bを設けたが、請求項1もしくは2の発明では、
図11に示すように、第1の搬送路1Aのみを設けた構
造としてもよく、さらには、第1の搬送路1Aをループ
状にする必要はなく、図12のように、1台の下型処理
ステーション5Aに対して複数のプレス機2A,2Bを
設け、コンベア19の往復運転により、下型Aを搬入・
搬出してもよい。また、上記各実施例ではプレス機を1
台ないし2台設けたが、この発明では図13のように、
1つの下型処理ステーション5Aに対して、3台以上の
プレス機2A,2B,2D,2Eおよび3種類以上の下
型A,B,D,Eを設けてもよい。
【0047】また、上記実施例は、デッキおよびハルの
成形について説明したが、この発明は自動2輪車などの
カウリングやその他の樹脂製品のみならず、板金のプレ
ス加工についても適用し得る。さらに、上記実施例では
下型A,BをパレットPに固定して搬送したが、下型
A,BをパレットPに載せずに搬送してもよいことはい
うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1もしくは
2の発明によれば、成形が完了した後に下型のみをプレ
ス機外へ搬出し、上型をプレス機に取り付けたまま他の
下型を直ちにプレス機内に搬入することができる。した
がって、下型の搬出入作業が簡単になるとともに、次々
と成形を行うことができるから、プレス機の稼動率が向
上して、生産性が向上する。
【0049】一方、請求項3もしくは4の発明によれ
ば、複数台のプレス機に対して共通の下型処理ステーシ
ョンを設けたので、下型処理ステーションにおける処理
時間が成形に必要な時間よりも短くても、下型処理ステ
ーションにおいて、次々と下型に別の処理を施し得るの
で、稼動率が向上して、生産性が向上する。
【0050】特に、請求項4の発明では、請求項1,2
と同様の効果の他に、第1および第2搬送路を各々ルー
プ状にしたので、下型の流れがスムースになって生産性
がより一層向上する。
【0051】また、請求項5の発明によれば、搬送面の
レベルが低くなって作業性が向上する。さらに、請求項
6の発明によれば、下型をベッドに正確に位置決めする
ことができるから、上型をプレス機に取り付けたまま、
複数の同一の下型を用いて偏肉などのない良好な製品を
製造し得る。また、請求項7の発明によれば、下型に設
けた被検出部を検出装置が検出するので、製造の自動化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す型成形装置の平面
レイアウト図である。
【図2】プレス機の概略正面図である。
【図3】プレス機内昇降コンベアの概略平面レイアウト
図である。
【図4】昇降装置の断面図および直動カムの正面図であ
る。
【図5】案内装置の断面図および正面図である。
【図6】クランプ装置の断面図および平面図である。
【図7】位置決め装置の断面図である。
【図8】検出装置の平面図および断面図である。
【図9】分岐昇降コンベアのおよび合流昇降コンベアの
平面レイアウト図である。
【図10】プレス両側コンベアの平面図である。
【図11】第2実施例を示す平面レイアウト図である。
【図12】第3実施例を示す概略レイアウト図である。
【図13】第4実施例を示す概略レイアウト図である。
【符号の説明】
1…搬送装置、1A…第1搬送路、1B…第2搬送路、
2A…第1プレス機、2B…第2プレス機、2a…ベッ
ド、4,5…下型処理ステーション、20…搬送面、2
5…従動節、26…直動カム、27…駆動装置、29…
昇降装置、35a…受面レベル、40…検出装置、61
…位置決めピン、A,B…下型、Pa…被位置決め孔、
H…被検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 口 信 行 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 檀 俊 治 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機のベッドに固定される下型と、
    この下型に歯合する上型とを用いて型成形を行う型成形
    方法において、 1つの上型に対して互いに同一の下型を複数個用意し、
    これらの下型のうちの1つの下型と上記上型による成形
    中に、上記複数の下型のうちの他の下型に対して成形と
    は別の処理を行うことを特徴とする型成形方法。
  2. 【請求項2】 ベッドに固定された下型に上型を歯合さ
    せて型成形を行うプレス機と、型成形とは別の処理を下
    型に対して行う下型処理ステーションと、上記プレス機
    から下型処理ステーションまでの間の搬送路に沿って下
    型を搬送する搬送装置とを備えた型成形装置において、 複数の互いに同一の下型を、上記プレス機および下型処
    理ステーションを含む上記搬送路上に設けたことを特徴
    とする型成形装置。
  3. 【請求項3】 ベッドに固定された下型に上型を歯合さ
    せて型成形を行うプレス機を複数台設け、 上記各プレス機に搬入される下型に型成形とは別の処理
    を行う共通の下型処理ステーションを設け、 上記各プレス機から上記共通の下型処理ステーションま
    での間の搬送路に沿って上記各下型を搬送する搬送装置
    を設けた型成形装置。
  4. 【請求項4】 ベッドに固定された下型に上型を歯合さ
    せて型成形を行う第1および第2プレス機と、 これらの各プレス機に搬入される下型に型成形とは別の
    処理を行う共通の下型処理ステーションと、 上記第1プレス機から上記下型処理ステーションを経て
    上記第1プレス機に至るループ状の第1搬送路に沿って
    第1の下型を搬送するとともに、上記第2プレス機から
    上記下型処理ステーションを経て上記第2プレス機に至
    るループ状の第2搬送路に沿って第2の下型を搬送する
    搬送装置とを備え、 互いに同一の第1の下型を上記第1搬送路上に複数個設
    け、かつ、互いに同一の第2の下型を上記第2搬送路上
    に複数個設けた型成形装置。
  5. 【請求項5】 請求項2,3もしくは4において、上記
    下型を搬送する搬送装置の搬送面が上記ベッドに進入し
    ており、この搬送面を上記ベッドにおける型成形時の下
    型の受面レベルよりも上方のレベルと下方のレベルとの
    間を昇降させる昇降装置を備え、 上記昇降装置は、傾斜面を有する直動カムと、この直動
    カムを水平方向に往復動させる駆動装置と、上記直動カ
    ムが往復動することにより上下動して上記搬送面を昇降
    させる従動節とを有する型成形装置。
  6. 【請求項6】 請求項2,3もしくは4において、上記
    ベッドには、上下動することにより被位置決め孔に嵌ま
    り込んで上記下型を位置決めする位置決めピンが設けら
    れている型成形装置。
  7. 【請求項7】 請求項2,3もしくは4において、上記
    プレス機または下型処理ステーションには、下型に設け
    た被判別部を検出する検出装置が設けられている型成形
    装置。
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