JPH0634002A - 内燃機関のオートテンショナ - Google Patents

内燃機関のオートテンショナ

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JPH0634002A
JPH0634002A JP18410092A JP18410092A JPH0634002A JP H0634002 A JPH0634002 A JP H0634002A JP 18410092 A JP18410092 A JP 18410092A JP 18410092 A JP18410092 A JP 18410092A JP H0634002 A JPH0634002 A JP H0634002A
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JP
Japan
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damping force
internal combustion
combustion engine
drive transmission
transmission belt
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Application number
JP18410092A
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Inventor
Noriaki Sakaguchi
徳章 坂口
Koichi Miyamoto
晃一 宮本
Yasunori Kanda
靖典 神田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes or chains 
    • F16H2007/0802Actuators for final output members
    • F16H2007/081Torsion springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes or chains 
    • F16H2007/0876Control or adjustment of actuators
    • F16H2007/0887Control or adjustment of actuators the tension being a function of load

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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動伝達ベルトの硬度変化に応じてオートテ
ンショナのダンピング力を変化させることにより、駆動
伝達ベルトの張力を適正に保ち、駆動伝達ベルト寿命を
長期化する。 【構成】 タイミングベルト5の張力を調整するエンジ
ン1のオートテンショナ9において、エンジン1の冷却
水温を検出する冷却水温検出センサ29と、このエンジ
ン1が搭載される車両の走行距離を検出する走行距離カ
ウンタ31と、上記冷却水温検出センサ29と走行距離
カウンタ31からの情報に基づき、上記タイミングベル
ト5の硬化状態を把握するとともに、上記オートテンシ
ョナ9の最適ダンピング力を算出する中央処理装置30
と、この中央処理装置30からの制御信号によりタイミ
ングベルト5の硬化状態に応じて、オートテンショナ9
のダンピング力を制御するテンショナ制御装置33とを
備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のタイミング
プーリを連動する駆動伝達ベルトのダンピング力を調節
するオートテンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンジンのタイミングベルト等
の張力は、このタイミングベルト自体、あるいはタイミ
ングベルトを張設している各部の熱的な膨張及び伸縮、
タイミングベルトの経年伸張等によって変化することが
知られている。タイミングベルトの張力変化は、タイミ
ングベルトの破断、あるいは目飛び等を招き、その結
果、エンジンの運転に支障を来すことになる。そこで、
このようなタイミングベルトの張力変化による問題を抑
制するために、タイミングベルトの張力を適正値に保つ
オートテンショナが種々提案されている。例えば、エン
ジンの回転数とエンジン温度の検出を行ない、この検出
結果に基づきベルト張力を調節するもの(実開平1−1
49052号公報)、あるいはオイルのダンピング作用
により揺動体の振動を減衰させてベルトの張力を適正値
に保つもの(実開平1−92549)などがその例であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般に、エン
ジンのタイミングベルト等の駆動伝達ベルトは、経年劣
化、走行距離、あるいはエンジンにおける雰囲気温度等
により硬化し、図9(A)に示すように、走行時間(距
離)の増加に伴い硬化し(実線50)、さらに、雰囲気
温度の下降によって硬化する(一点鎖線51)ことが知
られている。また、ベルトの硬度、ベルト張力及びダン
ピング力との関係は、図9(B)に示すように、ダンピ
ング力を一定に保った場合には、ベルト硬化に伴いベル
トの張力が増大されることが実験的に分かっている。
【0004】ところが、上記のオートテンショナにおい
ては、いずれもダンピング力が一定に設定されるもので
あり、ベルトの硬化に伴う動的張力上昇が考慮されてい
なかった。つまり、ダンピング力が一定に設定されてい
るために、ベルトの硬化に伴うベルト張力の増大を招
き、その結果、ベルト寿命が短期化するという問題があ
った。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、駆動伝達ベルトの硬度変化に応じてオ
ートテンショナのダンピング力を変化させ、駆動伝達ベ
ルトの張力を適正に保つことにより、ベルト寿命を長期
化することのできる内燃機関のオートテンショナを提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
駆動伝達ベルトの張力を調整する内燃機関のオートテン
ショナにおいて、オートテンショナのダンピング力を変
更可能にするダンピング力調節手段と、内燃機関の運転
状況を検出する検出手段と、この検出手段からの検出情
報に基づき上記駆動伝達ベルトの硬化状態を判定する検
出情報処理手段と、この検知情報処理手段からの処理情
報に基づき、上記駆動伝達ベルトの硬化に応じて上記オ
ートテンショナのダンピング力を減少させるように上記
ダンピング力調節手段を制御する制御手段とを備えたも
のである。
【0007】請求項2に係る発明は、駆動伝達ベルトの
硬化が内燃機関における雰囲気温度の下降によるもので
あって、雰囲気温度の下降に伴う上記駆動伝達ベルトの
硬化状態を検知することにより、オートテンショナのダ
ンピング力を上記駆動ベルトの硬化に応じて減少させた
ものである。
【0008】請求項3に係る発明は、駆動伝達ベルトの
硬化がその劣化によるものであって、劣化に伴う上記駆
動伝達ベルトの硬化状態を検知することにより、オート
テンショナのダンピング力を上記駆動ベルトの硬化に応
じて減少させたものである。
【0009】請求項4に係る発明は、駆動伝達ベルトの
硬化状態が、内燃機関が搭載される車両の走行距離によ
り検知されるものである。
【0010】請求項5に係る発明は、駆動伝達ベルトの
張力を調整する内燃機関のオートテンショナにおいて、
オートテンショナが基台部と、この基台部に対して相対
変位可能に支持され、上記駆動伝達ベルトに張力を付与
する本体部とを具備し、この基台部に電磁石を設けると
ともに、本体部に磁性体を設け、この電磁石と磁性体と
で、上記電磁石の通電に応じた磁力により本体部の基台
に対する相対移動を抑制するようにダンピング力調節手
段を構成したものである。
【0011】請求項6に係る発明は、内燃機関における
雰囲気温度の上昇を検知し、この雰囲気温度の上昇に応
じてオートテンショナのダンピング力を減少させるよう
に補正する手段を有するものである。
【0012】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、駆動伝達ベ
ルトの硬化に応じてオートテンショナのダンピング力が
減少されることにより、ベルト張力が調節される。
【0013】上記請求項2記載の発明によれば、駆動伝
達ベルトの硬化が内燃機関における雰囲気温度の下降に
よるもので、この雰囲気温度の下降に応じて、オートテ
ンショナのダンピング力が減少される。
【0014】上記請求項3記載の発明によれば、駆動伝
達ベルトの硬化が駆動伝達ベルトの劣化によるもので、
この駆動ベルトの劣化状態に応じて、オートテンショナ
のダンピング力が減少される。
【0015】上記請求項4記載の発明によれば、駆動伝
達ベルトの劣化状態は、内燃機関が搭載される車両の走
行距離から検知される。
【0016】上記請求項5記載の発明によれば、オート
テンショナのダンピング力の制御は、電磁石の磁化力を
変化させることにより行なわれる。
【0017】上記請求項6記載の発明によれば、雰囲気
温度の上昇に伴うダンピング力の増大は、上記請求項5
記載の電磁力を変化させることにより補正される。
【0018】
【実施例】図1は本発明に係るオートテンショナが適用
されるエンジンを示している。
【0019】エンジン1の上部側面には、排気用カムシ
ャフト端部に固定されたタイミングプーリ2と、吸気用
カムシャフト端部に固着されたタイミングプーリ3とが
配設され、エンジン1の下部側面には、クランクシャフ
ト端部に設けられたクランクシャフトタイミングプーリ
4が配設されている。上記タイミングプーリ2,3及び
クランクシャフトタイミングプーリ4には、タイミング
ベルト5が掛け渡されている。タイミングベルト5は、
上記クランクシャフトタイミングプーリ4が回転駆動さ
れることにより、図1の矢印6方向に移動し、タイミン
グプーリ2及び3を連動させるようになっている。タイ
ミングプーリ2及び3とクランクシャフトタイミングプ
ーリ4との間にはベルトアイドラ7及び8が設けられて
いる。そして、タイミングプーリ2とベルトアイドラ7
との間には、本発明に係るオートテンショナ9が配設さ
れている。
【0020】ここで、オートテンショナ9の構成につい
て図2を用いて説明する。
【0021】オートテンショナ9は、基台10と、この
基台10に装着されるとともに、基台10に対して相対
的に回転可能に挿着されるテンショナ本体部11とから
構成されている。
【0022】基台10は、例えば円盤状の基盤12と、
この基盤12中央に接合された空中円柱部13と、上記
基盤12上に空中円柱部13の外周に沿って配設され
た、後述するテンショナ制御装置33により磁力制御さ
れる円環状の電磁石14とを備えてなり、この基台10
はボルト15により上記空中円柱部13を介してエンジ
ン1に設けられたブロック16に固着されている。
【0023】テンショナ本体部11は、外ケース17及
び内ケース18の二重壁構造を有する円環状のケース部
19と、このケース部19の外ケース17の外周面に接
合されたアーム20と、このアーム20の先端部にボル
ト21により回転自在に装着されたプーリ22とからな
り、上記ケース部19が上記基台10の空中円柱部13
に回転自在に挿入されることにより基台10に装着され
ている。上記ケース部19の外ケース17と内ケース1
8との間には、空間部23が形成され、この空間部23
内で、内ケース18の外周には、磁性体からなる空中円
柱状のプッシュロッド24が嵌合されている。プッシュ
ロッド24は内ケース18に対して、その軸方向に相対
的に移動する一方、図外の係合手段により、内ケース1
8に対して、相対的に回転できないように構成されてい
る。また、上記プッシュロッドの上記基盤12側の端部
にはフランジ部25が形成され、一方その逆端部にはバ
ネ26が固着されている。プッシュロッド24は、この
バネ26によって上記基盤12から離れる方向に付勢さ
れるようになっている。これによって、上記電磁石14
が磁化さた状態では、電磁石14に吸着されてプッシュ
ロッド24が移動し、上記フランジ部25と上記電磁石
14が当接され、一方電磁石14が磁化されていない状
態では、バネ26の付勢力により電磁石14から離れる
ように構成されている。
【0024】このように構成されたテンショナ本体部1
1は、上記ケース部19の空間部23に設けられたバネ
27により、基台10に対して一体に回転され、常に、
上記プーリ22が図1の矢印28方向にタイミングベル
ト5を押圧し、タイミングベルト5に張力を付与する一
方、上記電磁石14が磁化された状態では、上記基台1
0に対する回転が抑制されるように構成されている。そ
して、上記電磁石14とプッシュロッド24とでダンピ
ング調節手段が構成されている。
【0025】一方、エンジン1の図外の冷却水通路に
は、冷却水温検出センサ29が配設され、中央処理装置
30(以下、CPUという)からの制御信号により水温
検出を行なうとともに、その検出結果をCPU30に出
力するようになっている。また、図外の車両本体には、
走行距離カウンタ31が設けられ、その走行距離データ
を上記CPU30に出力するようになっている。CPU
30では、上記走行距離カウンタ31からの走行距離デ
ータ及び上記冷却水温検出センサ29からの水温データ
を基に、上記タイミングベルト5の硬化状態を判定し、
検出情報処理手段としての機能を果たす。そしてこの判
定に基づき、タイミングベルト5に最適なダンピング力
を設定するようにテンショナ制御装置33に制御信号を
出力するようになっている。テンショナ制御装置33は
上記CPU30からの制御信号に応じて上記オートテン
ショナ9のダンピング力を制御するものである。
【0026】次に、上記構成のオートテンショナ9の動
作について説明する。
【0027】オートテンショナ9のダンピング力の調節
は、例えば、車両の始動操作時毎に行なわれるようにな
っている。車両の始動操作が行なわれると、上記CPU
30からの制御信号により上記走行距離カウンタ31か
ら累積走行距離データが出力されるととに、上記冷却水
温検出センサ29により水温値が検出され、その検出デ
ータが出力される。上記の各データは上記CPU30に
入力され、上記オートテンショナ9への通電電流値の算
出が行なわれる。テンショナ制御装置33では、上記C
PU30の算出データに応じて上記オートテンショナ9
への通電電流値を制御する。つまりオートテンショナ9
の電磁石14への通電電流値を増減することによりダン
ピング力が制御されるようになっている。
【0028】例えば、上記オートテンショナ9への通電
が行なわれていない、あるいは通電電流値が低い場合に
は、上記オートテンショナ9の電磁石14が磁化されな
い(磁力が弱い)ため、テンショナ本体部11は基台1
0に対して容易に回転が可能である。従って、テンショ
ナ本体部11のバネ27により、プーリ22がタイミン
グベルト5に押圧され、タイミングベルト5には適度の
張力が掛けられる一方、テンショナ本体部11はタイミ
ングベルト5の振れに従って揺動される。つまり、ダン
ピング力が低い状態である。
【0029】一方、オートテンショナ9への通電が行な
われた、あるいはその通電電流値が高い場合には、上記
電磁石14が磁化され、上記プッシュロッド24が上記
電磁石14に吸着されることになる。つまり、プッシュ
ロッド24が電磁石14に吸着される力がテンショナ本
体部11の回転に対する摩擦力となり、テンショナ本体
部11の基台10に対する回転が抑止されることにな
る。その結果、プーリ22がタイミングベルト5を押圧
した状態が維持されることになり、タイミングベルト5
の振れはテンショナ本体11によって抑制されることに
なる。つまり、ダンピング力が高い状態である。
【0030】このように、オートテンショナ9の電磁石
14への通電電流値を高くすることにより、ダンピング
力を増大させるようになっている。つまり、電磁石14
への通電電流値を増減させることにより、電磁石14の
吸着力を変化させ、その結果、ダンピング力を種々に設
定することが可能になっている。
【0031】次に、上記構成のオートテンショナ9の通
電電流値の一設定方法について図3及び図4を用いて説
明する。
【0032】オートテンショナ9のダンピング力は、上
述のようにオートテンショナ9の電磁石14への通電電
流値に比例して変化させることが可能であるため、上記
走行距離カウンタ31及び冷却水温検出センサ29から
の検出値に基づいて、CPU30において、タイミング
ベルト5の硬化状態に最適な通電電流値を設定すること
により、最適のダンピング力を設定するようになってい
る。
【0033】先ず、ステップS1で走行距離データXが
入力されると、ステップS2で、走行距離データXから
通電電流区分の判断がなされる。つまり、図4(A)に
示すように、CPU30では、累積走行距離に応じたタ
イミングベルト5の硬化状態を想定して、タイミングベ
ルト5の硬化状態に最適なダンピング力を付与するため
の通電電流値が予め設定されている。具体的には、累積
走行距離が長くなるに伴い、通電電流値が低くなるよう
に設定されている。つまり、走行距離が伸びるほどタイ
ミングベルトの硬化が進行するために、通電電流値を低
くしてダンピング力を減少させるものである。通電電流
区分が判断されると、ステップS3で、その通電電流区
分に対応する走行距離の通電電流値IXが決定される。
【0034】上記により、走行距離による通電電流値I
xが決定すると、次に、冷却水温による通電電流値を求
めるためのステップS4に移行される。ステップS4で、
冷却水温データTwが入力されると、ステップS5で冷
却水温データTwから通電電流区分の判断がなされる。
つまり、上記走行距離の場合同様に、図4(B)に示す
ように、CPU30では、冷却水温度に応じたタイミン
グベルト5の硬化状態を想定して、そのタイミングベル
ト5の硬化状態に最適なダンピング力を付与するための
通電電流値が予め設定されている。具体的には、水温下
降に伴い通電電流値が低くなるように設定されている。
つまり、エンジン1における雰囲気温度が低くなるほど
タイミングベルト5の硬化が進行するために、通電電流
値を低くして、ダンピング力を減少させるものである。
通電電流区分が判断されると、ステップS6で、その通
電電流区分に対応する冷却水温による通電電流値ITW
決定される。
【0035】そして、冷却水温による通電電流値ITW
決定されると、ステップS7に移行される。ステップS7
では、上記走行距離による通電電流値IXと冷却水温に
よる通電電流値ITWとが加算され、オートテンショナ9
に通電される通電電流値Iが算出され、本フローチャー
トが終了される。
【0036】CPU30によりオートテンショナ9への
通電電流値Iが算出されると、CPU30は、テンショ
ナ制御装置33へ通電電流値を制御する制御信号を出力
する。テンショナ制御装置33では、このCPU30か
らの制御信号に基づいて、オートテンショナ9への通電
電流値を制御するようになっている。
【0037】このように、タイミングベルトの硬化状態
を把握し、図5に示すように、タイミングベルト5の硬
化状態に応じた最適なダンピング力を設定することによ
り、タイミングベルトの張力を一定に保つことが可能に
なる。
【0038】上記実施例においては、走行距離カウンタ
31と冷却水温検出センサ29を設け、タイミングベル
ト5の劣化によるタイミングベルト5の硬化と、雰囲気
温度によるタイミングベルト5の硬化とを考慮してダン
ピング力が設定されているのでタイミングベルト5の硬
化状態をより正確に把握することができ、タイミングベ
ルト5の張力をより最適値に設定することができるとい
う利点がある。また、オートテンショナ9への通電電流
値を変化させ、プッシュロッド24と電磁石14との吸
着力(摩擦力)を変化させることにより、オートテンシ
ョナ9のダンピング力を調節することができので、簡単
な構成でダンピング力をより細密に調整することができ
るという利点もある。
【0039】なお、CPU30での通電電流値設定の際
に、雰囲気温度によるダンピング力の増大を補正するよ
うに制御してもよい。つまり、上記実施例において、テ
ンショナ本体部11がアルミ等で構成されている場合、
雰囲気温度の上昇に伴い、アルミが膨張し、基台10に
対する回転が抑制される傾向がある。つまり、ダンピン
グ力が図6(A)に示すように、雰囲気温度の上昇に伴
い上昇することになり、このような、ダンピング力の増
大は、図6(B)及び(C)に示すようにベルト張力の
増大を招き、その結果ベルト寿命を短くすることにな
る。そこで、図7に示すように、雰囲気温度の上昇に伴
うダンピング力の増大(図7のa)を、通電電流値を低
く設定することによって補正(図7のc)し、その結
果、ダンピング力の増大に伴う、ベルト張力の増大(図
7のb)が抑制され、ベルト張力が一定(図7のd)に
保たれることになる。
【0040】また、エンジンの回転数を検知し、エンジ
ンの回転数に応じてダンピング力を変化させるようにし
てもよい。これは、図8に示すように、ダンピング力を
一定(図8のe)に保った状態でエンジンを低回転運転
すると、タイミングベルトの振れ量が大きくなり(図8
のf)、車両の振動や騒音を招くことになるためであ
る。この場合、エンジンの低回転領域での、通電電流値
を高く設定することによりダンピング力を増大(図8の
g)させ、このダンピング力の増大によってタイミング
ベルトの動的張力の増大を招き、その結果、振れ量を減
少(図8のh)させるものである。このようにすれば、
エンジンの低回転領域での振動や騒音といった問題を抑
制することが可能になる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、駆動伝
達ベルトの張力を調整する内燃機関のオートテンショナ
において、オートテンショナのダンピング力を変更可能
にするダンピング力調節手段と、内燃機関の運転状況を
検出する検出手段と、この検出手段からの検出情報に基
づき上記駆動伝達ベルトの硬化状態を判定する検出情報
処理手段と、この検知情報処理手段からの処理情報に基
づき、上記駆動伝達ベルトの硬化に応じて上記オートテ
ンショナのダンピング力を減少させるように上記ダンピ
ング力調節手段を制御する制御手段とを備えたので、駆
動伝達ベルトの硬度変化に対してオートテンショナのダ
ンピング力を最適に設定し、これによって駆動伝達ベル
トの張力を適正に保つことができるので、その結果、駆
動ベルトの寿命を伸ばすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるエンジンを示す側面略図で
ある。
【図2】本発明に係るオートテンショナを示す、図1に
おけるI−I断面図である。
【図3】ダンピング力設定に係る通電電流値設定手順を
示すフローチャートである。
【図4】(A)は、走行距離に対する通電電流値を示す
グラフ、(B)は、水温に対する通電電流値を示すグラ
フである。
【図5】本発明の効果を示すグラフである。
【図6】(A)は、雰囲気温度とダンピング力との関係
を示すグラフ、(B)は、ダンピング力とベルト張力と
の関係を示すグラフ、(C)は、ベルト張力とベルト寿
命との関係を示すグラフである。
【図7】本発明に係るオートテンショナのダンピング
力、ベルト張力及び雰囲気温度との関係を示すグラフで
ある。
【図8】エンジンの回転数、タイミングベルトの振れ量
及びオートテンショナのダンピング力との関係を示すグ
ラフである。
【図9】(A)は、走行時間、温度及びタイミングベル
トのベルト硬度との関係を示すグラフ、(B)は、従来
のオートテンショナにおける、ダンピング力、ベルト張
力及びタイミングベルトのベルト硬度との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 エンジン 5 タイミングベルト 9 オートテンショナ 29 冷却水温検出センサ 30 中央処理装置 31 走行距離カウンタ 33 テンショナ制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動伝達ベルトの張力を調整する内燃機
    関のオートテンショナにおいて、オートテンショナのダ
    ンピング力を変更可能にするダンピング力調節手段と、
    内燃機関の運転状況を検出する検出手段と、この検出手
    段からの検出情報に基づき上記駆動伝達ベルトの硬化状
    態を判定する検出情報処理手段と、この検知情報処理手
    段からの処理情報に基づき、上記駆動伝達ベルトの硬化
    に応じて上記オートテンショナのダンピング力を減少さ
    せるように上記ダンピング力調節手段を制御する制御手
    段とを備えたことを特徴とする内燃機関のオートテンシ
    ョナ。
  2. 【請求項2】 駆動伝達ベルトの硬化が内燃機関におけ
    る雰囲気温度の下降によるものであって、雰囲気温度の
    下降に伴う上記駆動伝達ベルトの硬化状態を検知するこ
    とにより、オートテンショナのダンピング力を上記駆動
    ベルトの硬化に応じて減少させたことを特徴とする請求
    項1記載の内燃機関のオートテンショナ。
  3. 【請求項3】 駆動伝達ベルトの硬化がその劣化による
    ものであって、劣化に伴う上記駆動伝達ベルトの硬化状
    態を検知することにより、オートテンショナのダンピン
    グ力を上記駆動ベルトの硬化に応じて減少させたことを
    特徴とする請求項1記載の内燃機関のオートテンショ
    ナ。
  4. 【請求項4】 駆動伝達ベルトの硬化状態が、内燃機関
    が搭載される車両の走行距離により検知されることを特
    徴とする請求項3記載の内燃機関のオートテンショナ。
  5. 【請求項5】 駆動伝達ベルトの張力を調整する内燃機
    関のオートテンショナにおいて、オートテンショナが基
    台部と、この基台部に対して相対変位可能に支持され、
    上記駆動伝達ベルトに張力を付与する本体部とを具備
    し、この基台部に電磁石を設けるとともに、本体部に磁
    性体を設け、この電磁石と磁性体とで、上記電磁石の通
    電に応じた磁力により本体部の基台に対する相対移動を
    抑制するようにダンピング力調節手段を構成したことを
    特徴とする請求項1乃至4記載のいずれかの内燃機関の
    オートテンショナ。
  6. 【請求項6】 内燃機関における雰囲気温度の上昇を検
    知し、この雰囲気温度の上昇に応じてオートテンショナ
    のダンピング力を減少させるように補正する手段を有す
    ることを特徴とする請求項5記載の内燃機関のオートテ
    ンショナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000000756A1 (en) * 1998-06-30 2000-01-06 Renold Plc Method and apparatus for tensioning a chain of an internal combustion engine
JP2012163015A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Toyota Motor Corp 車両の制御装置

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WO2000000756A1 (en) * 1998-06-30 2000-01-06 Renold Plc Method and apparatus for tensioning a chain of an internal combustion engine
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