JPH0634443U - ロープ固定具 - Google Patents
ロープ固定具Info
- Publication number
- JPH0634443U JPH0634443U JP072392U JP7239292U JPH0634443U JP H0634443 U JPH0634443 U JP H0634443U JP 072392 U JP072392 U JP 072392U JP 7239292 U JP7239292 U JP 7239292U JP H0634443 U JPH0634443 U JP H0634443U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- guide
- insertion hole
- pedestal
- swing guide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹木に張設されたロープをワンタッチで緊張
させる。 【構成】 樹木支持ロープ6は上部ロープ61と下部ロ
ープ62とからなり、台座1の上部および下部には上部
ロープ61および下部ロープ62の基端側が固定され、
台座1の表面には方向変換ガイド2および揺動ガイド3
が設けられ、揺動ガイド3は台座1に付設された枢軸3
1周りに回動自在に軸支され、揺動ガイド3には下部ロ
ープ62が挿通される第一挿通孔32と第二挿通孔33
とが設けられ、第二挿通孔33側の揺動ガイド3の下部
台座1上には揺動ガイド3の回動を阻止するストッパ4
が設けられ、第一挿通孔32には下部ロープ62の先端
が方向変換ガイド2に向かって挿通され、その後第方向
変換ガイド2に誘導されて折り返された第二折返し部6
4が形成され、方向変換ガイド2で折り返された下部ロ
ープ62の先端は上記第二挿通孔33に挿通されてい
る。
させる。 【構成】 樹木支持ロープ6は上部ロープ61と下部ロ
ープ62とからなり、台座1の上部および下部には上部
ロープ61および下部ロープ62の基端側が固定され、
台座1の表面には方向変換ガイド2および揺動ガイド3
が設けられ、揺動ガイド3は台座1に付設された枢軸3
1周りに回動自在に軸支され、揺動ガイド3には下部ロ
ープ62が挿通される第一挿通孔32と第二挿通孔33
とが設けられ、第二挿通孔33側の揺動ガイド3の下部
台座1上には揺動ガイド3の回動を阻止するストッパ4
が設けられ、第一挿通孔32には下部ロープ62の先端
が方向変換ガイド2に向かって挿通され、その後第方向
変換ガイド2に誘導されて折り返された第二折返し部6
4が形成され、方向変換ガイド2で折り返された下部ロ
ープ62の先端は上記第二挿通孔33に挿通されてい
る。
Description
【0001】
本考案は、樹木の倒伏を防止するために用いられる樹木支持用のロープなどを 固定するための固定具に関するものである。
【0002】
定植樹木や仮植樹木の倒伏を防止するために、あるいは風雪等によって傾いた 樹木を元に戻すいわゆる木起こしのために通常ロープが張られる。図4は、樹木 を対象とした従来のロープの張設状態を例示する斜視図である。この図に示すよ うに、ロープRの先端部は樹木Tの上部に結着され、樹木Tが直立した状態でロ ープRの基端部は地上に設けられたフックを有するアンカーまたは棒杭などのア ンカー部材5(図4ではフックを有するアンカー)に結着される。通常図示する ように少なくとも三本のロープRが張設されるため、これらのロープRに支持さ れた樹木Tの倒伏は有効に阻止される。
【0003】
ところで、上記のように樹木TにロープRを張設しても、この張設期間が長期 に及ぶとロープRが伸びてに弛みが生じ、せっかくのロープ張設効果が減少する 。そこで、従来はロープRが弛んだ都度ロープRとアンカー部材5との結着を一 旦解除し、ロープRを緊張した状態にしてから再度結着するという作業が行なわ れるが、一旦結着したものを解くのは非常に面倒であり、また結着解除後にロー プRを緊張させた状態で弛まないように再結着するのも手間がかかる。
【0004】 そして、上記のようなロープRの再張設作業は、例えば対象となる樹木の本数 が少ないときには特に問題にはならないが、樹木が数十本〜数百本と大量である 植樹・植林の場合、多数の樹木を対象としてロープRの再張設作業を行なうには あまりにも多くの人手と時間とを必要とするため、省力化および経済性の面で樹 木にロープを張設して支持するための治具の出現が当業者によって長らく嘱望さ れてきた。
【0005】 本考案は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、樹木へ のロープの張設作業などが容易に行なえるとともに、一旦張設すれば、たとえロ ープが弛んでもワンタッチで再張設を行なうことが可能な樹木支持用などのロー プ固定具を提供することを目的としている。
【0006】
本考案の請求項1記載のロープ固定具は、一対のロープ間に取付けられてロー プの長さを調整するロープ固定具であって、台座と、この台座に取付けられた方 向変換ガイド、揺動ガイドおよびストッパとを備え、上記揺動ガイドは台座に設 けられた枢軸回りに揺動可能に取付けられるとともに上記ストッパ手段により一 方向の揺動が阻止されるように構成され、上記揺動ガイドには上記枢軸の両側に 上記ロープが挿通される第一挿通孔および第二挿通孔がそれぞれ形成され、上記 ロープの一方の端部が第一挿通孔に挿通された後、方向変換ガイドを通って第二 挿通孔に挿通され、このロープの端部を引張ると上記ストッパが作用し、ロープ の端部の反対側を引張ると揺動ガイドが枢軸回りに揺動して第一挿通孔および第 二挿通孔によりロープの移動が阻止されるように構成されていることを特徴とす るものである。
【0007】 本考案の請求項2記載のロープ固定具は、請求項1記載のロープ固定具におい て、上記一対のロープは、樹木の先端側に結着される上部ロープと、地上に設け られたアンカー部材に係止される下部ロープとからなることを特徴とするもので ある。
【0008】 本考案の請求項3記載のロープ固定具は、請求項1または2記載のロープ固定 具において、上記方向変換ガイドは台座に設けられた支持軸周りに回転自在に軸 支されたガイドプーリにより構成されていることを特徴とするものである。
【0009】 本考案の請求項4記載のロープ固定具は、請求項1、2または3記載のロープ 固定具において、上記台座の最上部および最下部には上部ロープおよび下部ロー プを固定するためのロープ固定孔が設けられていることを特徴とするものである 。 本考案の請求項5記載のロープ固定具は、請求項1、2、3または4記載の ロープ固定具において、一対のロープが台座の背面で一体に連設されていること を特徴とするものである。
【0010】
上記請求項1記載のロープ固定具によれば、ロープを被支持物に張設するに際 しては、まず一対のロープの一方の基端部が台座に取り付けられた状態で先端部 によって被支持物を結着し、かつ同他方のロープの先端部を地上に固定されたア ンカー部材に係止した後、揺動ガイドの第二挿通孔から下方に垂下している下部 ロープの基端部を引くことにより、揺動ガイドはストッパによって枢軸周りの回 動が阻止された状態で台座は引かれた方向に移動するため、方向変換ガイドとア ンカー部材との間にある他方のロープは短くなり、結局その分アンカー部材に係 止されているロープは全体的に緊張して張設された状態になる。
【0011】 すなわち、他方のロープの基端部を引いても、揺動ガイドはストッパによって 枢軸周りの回動が阻止されているため、上記揺動ガイドはロープの下降に同伴し て下降するように枢軸周りに回動することはなく、結局他方のロープは揺動ガイ ドの第一挿通孔および第二挿通孔を大きな抵抗を受けずに摺り抜けることができ 、支承なくロープを緊張させることができるのである。
【0012】 一旦上記のようにロープが張設されると、この張設されたロープは、それが伸 びる方向に外力を受けた場合、上記他方のロープの方向変換ガイドとアンカー部 材との間にあるロープは長くなるように台座に対して下方に相対移動するため、 この相対移動によって揺動ガイドはロープに同伴して枢軸周りに回動し、第一挿 通孔および第二挿通孔の上下の対角線上の内縁部がロープに当止した状態で揺動 ガイドの枢軸周りの回動は阻止される。そして、ロープは上記内縁部の角に食い 込むような状態になるため、第一挿通孔を摺り抜けて移動するようなことはなく 、その結果一旦緊張したロープが弛緩することはない。
【0013】 上記請求項2記載のロープ固定具によれば、一対のロープは、樹木の先端側に 結着される上部ロープと、地上に設けられたアンカー部材に係止される下部ロー プとからなることを特徴とするものであるため、上部ロープを樹木の先端側に結 着し、下部ロープをアンカー部材に結着または係止した後、上記のようなロープ の緊張操作を行なうことにより樹木の育成管理に便利に適用することができる。
【0014】 上記請求項3記載のロープ固定具によれば、方向変換ガイドは台座に設けられ た支持軸周りに回転自在に軸支されたガイドプーリにより構成されている。従っ て、下部ロープの先端部を引いてロープを緊張させるべく下部ロープ引くと、そ の移動に伴ってガイドプーリは支持軸周りに回動するため、第二折返し部でのロ ープの移動抵抗は大幅に低減し、よりスムーズにロープを緊張させることができ る。
【0015】 上記請求項4記載のロープ固定具によれば、台座の最上部および最下部には上 部ロープおよび下部ロープを固定するためのロープ固定孔が設けられているため 、上部ロープおよび下部ロープを上記固定孔にそれぞれ挿通し、それらの先端部 に結び目を形成させることによって簡単に上部ロープおよび下部ロープを台座に 取り付けることができる。
【0016】 上記請求項5記載のロープ固定具によれば、上部ロープと下部ロープとからな る一対のロープが台座の背面で一体に連設されているため、ロープを上部ロープ と下部ロープとに分割することなく一本のロープで済ませることができる。
【0017】
図1は、本考案に係るロープ固定具の一例を示す斜視図である。なお同図は、 樹木支持用のロープに適用されるロープ固定具を例示しているが、本考案のロー プ固定具は樹木支持用に限定されるものではなく、建築現場用や仮設構造物支持 用などロープの張設が必要なその他の用途にも適用できるものである。
【0018】 図1に示すように、本考案のロープ固定具Mは、平板状の台座1と、この台座 1に取り付けられる樹木支持ロープ6とから基本構成されている。
【0019】 台座1は通常鋼板製とされるが、鋼板製に限定されるものではなく、合成樹脂 製あるいは木製でもよい。合成樹脂性や木製の場合はより安価なため、使い捨て 方式で使用することができる。なお、本実施例においては、縦長矩形状の鋼板製 とされ、防錆のために表面が塗装されている。
【0020】 上記樹木支持ロープ6は先端側が樹木に結着される上部ロープ61と、先端側 が折り返されて形成した第一折返し部63が地上に設けられたアンカー部材5に 係止される下部ロープ62とから構成されている。これらロープの材質について は特に特定されるものではなく、ポリエチレン製、ポリプロピレン製、ポリアミ ド製等の合成樹脂製のロープや、木綿製、麻製等の天然繊維からなる天然繊維ロ ープなどが好適に使用されるが、このような繊維製のロープに限らず、わら縄な ども使用することができる。
【0021】 なお、本実施例においては、下部ロープ62はその基端部がロープ固定孔13 に挿通されて先端に結び目が形成された状態で台座1に取り付けられているが、 本考案はこのような取付け方式に限定されるものではなく、下部ロープ62の先 端部を直接アンカー部材5に結着するようにしてもよい。
【0022】 上記のような平板状の台座1の上部および下部にはそれぞれ上部ロープ61お よび下部ロープ62の基端側部分が取り付けられている。すなわち、上記台座1 の最上部には上部ロープ固定孔12が穿設されており、同最下部には下部ロープ 固定孔13が穿設されており、上部ロープ固定孔12には上部ロープ61の基端 部が、また、下部ロープ固定孔13には上記同様に下部ロープ62の基端部が台 座1の背面から表面に向けて挿通され、先端に結び目が形成されている。従って ロープ固定孔12およびロープ固定孔13を台座1を挾んで互いに反対方向に引 張っても、ロープ61、62は上記結び目に阻止されてロープ固定孔12、13 から抜けることはない。
【0023】 なお、上部ロープ61の基端部と下部ロープ62の基端部とは互いに連設する か、元々上部ロープ61と下部ロープ62とに分けずに一本のロープで済ませる ようにしてもよい。互いに連設する場合は、上部ロープ61を台座1の表面から 上部ロープ固定孔12に通し、下部ロープ62を同様にロープ固定孔13に通し 、両者を台座1の背面で結着するようにすればよい。また、上部ロープ61と下 部ロープ62とを一本のロープで賄うためには、台座1の表面から上部ロープ固 定孔12にロープを差し入れ、今度はこのロープを台座1の背面から下部ロープ 固定孔13に差し通して台座1の表面に相当の長さを引き出し、この引き出され たロープを下部ロープ62とすればよい。
【0024】 台座1の略中央部には横長の揺動ガイド3が設けられている。この揺動ガイド 3は、その中央部を貫通して台座1に固設された枢軸31周りに回動自在に軸支 されている。この揺動ガイド3の枢軸31を挾んだ左側には下部ロープ62を挿 通するための第一挿通孔32が設けられており、同様に右側には第二挿通孔33 が設けられている。そして、上記第二挿通孔33が設けられている側の揺動ガイ ド3の下部の台座1表面には揺動ガイド3が枢軸31周りに時計方向に回動する のを阻止するストッパ4が設けられている。
【0025】 本実施例においては、揺動ガイド3はその略中央部で枢軸31に揺動自在に軸 支されているが、特に中央部に限定されるものではなく、台座1の形状に応じて 偏心した位置で軸支させてもよい。
【0026】 また、台座1の表面であって上記揺動ガイド3の若干上方には、下部ロープ6 2の向きを変えるための方向変換ガイド2が設けられている。本実施例の場合、 この方向変換ガイド2は、台座1の表面に固設された支持軸21周りに回転する ガイドプーリ2aによって構成されている。
【0027】 そして、上記のような揺動ガイド3の第一挿通孔32には下部ロープ62がそ の先端から挿通され、揺動ガイド3の上部に設けられた方向変換ガイド2として のガイドプーリ2aに懸架され、折り返されて今度は揺動ガイド3の第二挿通孔 33に挿通され、先端部は握持可能な程度第二挿通孔33から引き出された状態 になっている。
【0028】 なお、本実施例においては、方向変換ガイド2として支持軸21周りに回転す るガイドプーリ2aが採用されているが、このようなガイドプーリ2aに限定さ れるものではなく、例えば上方に曲面が形成した円弧状部材を固設するなど、下 部ロープ62の方向を変えるために誘導することができるものであればどのよう なものでもよい。
【0029】 台座1の表面の最下部中央部にはC字形状の案内ガイド11が、その両側部を 台座1の表面に溶接されて設けられている。下部ロープ62はこの案内ガイド1 1にも挿通される。
【0030】 従って、下部ロープ62は、台座1の表面からロープ固定孔13に差し通され 、下部で折り返されて第一折返し部63が形成され、案内ガイド11および揺動 ガイド3の第一挿通孔32に差し通され、ガイドプーリ2aの上部円弧に沿って さらに折り返されて第二折返し部64が形成され、最後に揺動ガイド3の第二挿 通孔33に挿通され、結局ロープ固定孔13から始まり、第二挿通孔33で終わ る縦長の環が形成された状態になっている。
【0031】 以下本考案の作用について、図2および図3を基に説明する。図2は、ロープ 固定具M図1の一部断面正面図であり、下部ロープの先端を矢印F1で示すよう に下方に引いた状態を示している。この図に示すように、図外の樹木とアンカー 部材5との間に樹木支持ロープ6を張設するに際しては、まず、上部ロープ61 の図外の先端部が樹木の上部に結着される。そして、下部ロープ62の第一折返 し部63が地上に固定されたアンカー部材5に係止される。そしてこの状態で、 揺動ガイド3の第二挿通孔33から下方に垂下している下部ロープ62の先端部 を下方に引くと、下部ロープ62は揺動ガイド3の第一挿通孔32を通り、ガイ ドプーリ2aで折り返され、第二挿通孔33を通って下方に移動するため、下部 ロープ62の第二折返し部64と第一折返し部63との間隔が狭まり、結局樹木 支持ロープ6は図外の樹木とアンカー部材5との間で緊張して張設された状態に なる。
【0032】 この場合、下部ロープ62と揺動ガイド3の第一挿通孔32および第二挿通孔 33の内周面とが摺動して揺動ガイド3を枢軸31周りに時計方向に回動させる 力が生じるが、第二挿通孔33の下部外側方の台座1上にはストッパ4が設けら れているため、このストッパ4に当止して揺動ガイド3の時計方向の回動は阻止 され、その結果下部ロープ62は第一および第二挿通孔32、33を摺り抜ける ようにして引かれた方向(下方)に移動する。
【0033】 図3は、ロープ固定具Mの一部断面正面図であり、樹木支持ロープ6の張設が 完了した状態を示している。この場合には、張設緊張した樹木支持ロープ6の復 元力によって、アンカー部材5に係止している下部ロープ62の第一折返し部6 3には矢印F2で示すような力が働き、その結果ガイドプーリ2aとアンカー部 材5間にある下部ロープ62は下方に引かれるが、そのとき揺動ガイド3を枢軸 31周りに反時計方向に回動させ、第一挿通孔32および第二挿通孔33の対角 線上の縁部に下部ロープ62が当止した状態で揺動ガイド3の回動は阻止された 状態になっている。
【0034】 従って、このような状態では、下部ロープ62が第一挿通孔32および第二挿 通孔33の角の縁部に食い込むようになっているため、下部ロープ62の下方に 向かう移動は阻止され、樹木支持ロープ6は弛緩しない状態になっている。
【0035】 本考案は、以上詳述したように、下部ロープ62が挿通される揺動ガイド3は ストッパ4によって下部ロープ62の先端を引く方向には枢軸31周りに回動し ないように構成されているため、揺動ガイド3の回動による下部ロープ62への 押圧作用は起こらず、従って樹木支持ロープ6を張設するに際しては下部ロープ 62の先端を引くことによって樹木支持ロープ6は緊張するが、一旦張設される と揺動ガイド3はストッパ4の効かない方向に枢軸31周りに回動して下部ロー プ62を押圧し、樹木支持ロープ6が弛むのを阻止し、結局従来のようなロープ の結着操作を要することなくワンタッチで樹木支持ロープ6の張設緊張作業およ び弛んだ場合の再緊張作業を行なうことが可能になり、省力化上極めて都合がよ い。
【0036】
以上説明したように本考案のロープ固定具は、一対のロープ間に取付けられて ロープの長さを調整するロープ固定具であって、台座と、この台座に取付けられ た方向変換ガイド、揺動ガイドおよびストッパとを備え、上記揺動ガイドは台座 に設けられた枢軸回りに揺動可能に取付けられるとともに上記ストッパ手段によ り一方向の揺動が阻止されるように構成され、上記揺動ガイドには上記枢軸の両 側に上記ロープが挿通される第一挿通孔および第二挿通孔がそれぞれ形成され、 上記ロープの一方の端部が第一挿通孔に挿通された後、方向変換ガイドを通って 第二挿通孔に挿通され、このロープの端部を引張ると上記ストッパが作用し、ロ ープの端部の反対側を引張ると揺動ガイドが枢軸回りに揺動して第一挿通孔およ び第二挿通孔によりロープの移動が阻止されるように構成されている。
【0037】 従って、ロープを被支持物に張設するに際しては、まず一対のロープの一方の 先端部で被支持物を結着し、かつ同他方のロープの先端部を地上に固定されたア ンカー部材に係止した後、揺動ガイドの第二挿通孔から下方に垂下している下部 ロープの基端部を引くことにより、揺動ガイドはストッパによって枢軸周りの回 動が阻止された状態で台座は引かれた方向に移動するため、方向変換ガイドとア ンカー部材との間にある他方のロープは短くなり、結局その分下部ロープの第一 折返し部がアンカー部材に係止されているロープは全体的に緊張して調節された 状態になる。
【0038】 そして、一旦上記のようにロープが張設されると、この張設されたロープは、 それが伸びる方向に外力を受けた場合、上記他方のロープの方向変換ガイドとア ンカー部材との間にあるロープは長くなるように台座に対して下方に相対移動す るため、この相対移動によって揺動ガイドはロープに同伴して枢軸周りに回動し 、第一挿通孔および第二挿通孔の上下の対角線上の内縁部がロープに当止した状 態で揺動ガイドの枢軸周りの回動は阻止される。そして、ロープは上記内縁部の 角に食い込むような状態になるため、第一挿通孔を摺り抜けて移動するようなこ とはなく、その結果一旦緊張したロープが弛緩することはない。
【0039】 以上のように、本考案のロープ固定具は、弛緩したロープを再度緊張させるた めには、下部ロープの先端を引くだけでよく、従来のように結着を一旦解除して 再度張設し、その後再結着を行なうというような煩雑で面倒な操作は一切不要で あり、多数の被支持物を対象に再張設作業を行なうような場合、多くの人手と時 間とが節約され、省力化が実現するとともに経済的にも有利である。
【0040】 上記一対のロープが、樹木の先端側に結着される上部ロープと、地上に設けら れたアンカー部材に係止される下部ロープとからなるように構成すれば、上部ロ ープを樹木の先端側に結着し、下部ロープをアンカー部材に結着または係止した 後、上記のようなロープの緊張操作を行なうことにより、容易に樹木の倒伏を防 止することができ、樹木の育成管理に有効に適用することができ好都合である。
【0041】 上記方向変換ガイドを、台座に設けられた支持軸周りに回転自在に軸支された ガイドプーリにより構成すれば、下部ロープの先端部を引いてロープを緊張させ るべく下部ロープ引くと、その移動に伴ってガイドプーリは支持軸周りに回動す るため、第二折返し部でのロープの移動抵抗は大幅に低減し、よりスムーズにロ ープを緊張させることができ、労力節減上有利である。
【0042】 また、台座の最上部および最下部に上部ロープおよび下部ロープを固定するた めのロープ固定孔を設ければ、上部ロープおよび下部ロープを上記固定孔にそれ ぞれ挿通し、それらの先端部に結び目を形成させることによって簡単に上部ロー プおよび下部ロープを台座の取り付けることができ便利である。
【0043】 さらに、上部ロープと下部ロープとが台座の背面で一体に連設されているよう にすれば、ロープを上部ロープと下部ロープとに分割することなく一本のロープ で済ませることができ都合がよい。
【図1】本考案に係るロープ固定具の一例を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1の一部断面正面図であり、下部ロープの先
端を下方に引いた状態を示している。
端を下方に引いた状態を示している。
【図3】図1の一部断面正面図であり、下部ロープの先
端を自由にした状態を示している。
端を自由にした状態を示している。
【図4】従来の、樹木に対するロープの張設状態を例示
する斜視図である。
する斜視図である。
M ロープ固定具 1 台座 11 案内ガイド 12、13 ロープ固定孔 2 方向変換ガイド 21 支持軸 22 ホイル部 3 揺動ガイド 31 枢軸 32 第一挿通孔 33 第二挿通孔 4 ストッ.パ 5 アンカー部材 6 樹木支持ロープ 61 上部ロープ 62 下部ロープ 63 第一折返し部 64 第二折返し部
Claims (5)
- 【請求項1】 一対のロープ間に取付けられてロープの
長さを調整するロープ固定具であって、台座と、この台
座に取付けられた方向変換ガイド、揺動ガイドおよびス
トッパとを備え、上記揺動ガイドは台座に設けられた枢
軸回りに揺動可能に取付けられるとともに上記ストッパ
手段により一方向の揺動が阻止されるように構成され、
上記揺動ガイドには上記枢軸の両側に上記ロープが挿通
される第一挿通孔および第二挿通孔がそれぞれ形成さ
れ、上記ロープの一方の端部が第一挿通孔に挿通された
後、方向変換ガイドを通って第二挿通孔に挿通され、こ
のロープの端部を引張ると上記ストッパが作用し、ロー
プの端部の反対側を引張ると揺動ガイドが枢軸回りに揺
動して第一挿通孔および第二挿通孔によりロープの移動
が阻止されるように構成されていることを特徴とするロ
ープ固定具。 - 【請求項2】 上記一対のロープは、樹木の先端側に結
着される上部ロープと、地上に設けられたアンカー部材
に係止される下部ロープとからなることを特徴とする請
求項1記載のロープ固定具。 - 【請求項3】 上記方向変換ガイドは台座に設けられた
支持軸周りに回転自在に軸支されたガイドプーリにより
構成されていることを特徴とする請求項1または2記載
のロープ固定具。 - 【請求項4】 上記台座の最上部および最下部には上部
ロープおよび下部ロープを固定するためのロープ固定孔
が設けられていることを特徴とする請求項1、2または
3記載のロープ固定具。 - 【請求項5】 一対のロープが台座の背面で一体に連設
されていることを特徴とする請求項1、2、3または4
記載のロープ固定具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP072392U JPH0634443U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ロープ固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP072392U JPH0634443U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ロープ固定具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634443U true JPH0634443U (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=13487962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP072392U Pending JPH0634443U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | ロープ固定具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634443U (ja) |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP072392U patent/JPH0634443U/ja active Pending
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