JPH063446Y2 - 複数電源による並列運転装置 - Google Patents

複数電源による並列運転装置

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JPH063446Y2
JPH063446Y2 JP2666087U JP2666087U JPH063446Y2 JP H063446 Y2 JPH063446 Y2 JP H063446Y2 JP 2666087 U JP2666087 U JP 2666087U JP 2666087 U JP2666087 U JP 2666087U JP H063446 Y2 JPH063446 Y2 JP H063446Y2
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優 寺垣
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エルコ−株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、安定化した出力を発生する複数の電源装置を
負荷に並列接続して並列運転する複数電源の並列運転装
置に関する。
(従来技術) 従来、安定化した出力電圧を供給するスイッチングレギ
ュレータ等の電源装置の電源容量を簡単に増大させる方
法として、小容量の電源装置の複数台を負荷に対し並列
接続する所謂並列運転装置が知られている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の複数電源の並列運転装
置にあっては、各電源装置に安定化出力電圧を調整する
ことのできるボリュームが個別に設けられており、負荷
に対する並列接続の際には各電源装置の安定化出力電圧
が等しくなるようにボリュームを調整しておく必要があ
り、また運転中に出力電圧の設定値を変更しようとした
場合には、全ての電源装置のボリュームを調整しなけれ
ばならず、出力電圧を調整作業が煩雑になるという問題
があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、負荷に対し複数の電源装置を並列接続していて
も、いずれか1つの電源装置に設けた出力電圧設定用の
ボリュームを調整するだけで全ての電源装置の出力電圧
を共通に設定変更できるようにした複数電源の並列運転
装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本考案にあっては、安定化した
出力電圧を発生する複数の電源装置の各出力を負荷に並
列接続して並列運転する複数電源の並列運転装置に於い
て、複数の電源装置の各々に、安定化出力電圧を決める
基準電圧を発生する基準電圧発生回路として基準電圧調
整手段を有する並列制御型又は直列制御型の基準電圧制
御回路を設け、この基準電圧発生回路の基準電圧出力端
子を相互接続したものである。
(作用) このような構成を備えた本考案の並列運転装置にあって
は、例えば複数の電源装置の各々に並列制御型の基準電
圧発生回路を設けて相互接続した場合にあっては、基準
電圧が相互に異なっていても、複数の基準電圧の中で最
も低い基準電圧が全ての電源装置に有効となる。そのた
め、1台の電源装置を電圧調整用とし、他の全ての電源
装置の基準電圧を最大値にセットしておくことで、調整
用とした電源装置の基準電圧調整用のボリュームを可変
することで全ての電源装置の安定化出力電圧を共通に設
定変更することができる。
また直列制御型の基準電圧発生回路を設けて相互接続し
た場合には、基準電圧が相互に異なっていた場合に、複
数の基準電圧の中で最も高い基準電圧が全ての電源装置
に有効となる。そのため1台の電源装置を電圧調整用と
し、他の全ての電源装置基準電圧を最小値にセットして
おくことで、調整用とした電源装置の基準電圧調整用の
ボリュームを可変することで全ての電源装置の安定化出
力電圧を共通に設定変更することができる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示したブロック図である。
第1図において、1A,1B,1Cは安定化した出力電
圧を発生する電源装置であり、この実施例にあっては、
3つの電源装置を示している。
電源装置1A〜1Cを、1Aを代表して説明すると、2
は出力制御回路、3は比較回路、4は基準電圧発生回路
であり、基準電圧発生回路4で発生した基準電圧Vr1
比較回路3に入力し、比較回路3において出力制御回路
2の出力電圧と比較し、比較回路3の出力に基づいて出
力制御回路2は出力電圧を基準電圧Vr1で定める一定出
力電圧に保つように制御する。このような電源装置の構
成は他の電源装置1B,1Cについても同様である。
また、電源装置1A〜1Cのそれぞれに設けられた基準
電圧発生回路4としては、後の説明で明らかにするよう
に、並列制御型又は直列制御型の基準電圧発生回路が用
いられる。
5は負荷であり、電源装置1A,1B,1Cの出力端子
6a,6b,6cの並列接続を受けており、3つの電源
装置1A〜1Cの並列接続により各電源装置の3倍の電
源容量による電源供給を受けることができる。
更に本考案にあっては、電源装置1A,1B,1Cのそ
れぞれに設けている基準電圧発生回路4の基準電圧出力
端子7a,7b,7cを相互に接続しており、この基準
電圧7a〜7cの相互接続により、いずれか1つの電源
装置の基準電圧発生回路4に設けた基準電圧調整用のボ
リュームを可変するだけで、全ての電源装置の安定化出
力電圧を共通に設定変更することができる。
第2図は基準電圧発生回路4に並列制御型の基準電圧発
生回路を用いた具体的な実施例を、2台の電源装置によ
る並列運転装置を例にとって示した回路ブロック図であ
る。
第2図において、負荷5に対しては2台の電源装置1A
と1Bの一対の出力端子6a,6bが並列接続され、電
源装置1A,1Bには基準電圧と出力電圧を比較する比
較回路3と、比較回路3の比較出力に基づいて基準電圧
で定まる一定電圧となるように出力電圧を制御する出力
制御回路2が設けられる。
次に、基準電圧発生回路4は、例えば電源装置1A側を
例にとると、オペアンプ8を有し、オペアンプ8の非反
転入力端子には固定基準電圧Vr0を設定する例えばツェ
ナーダイオード9が接続され、反転入力端子には基準電
圧調整用のボリユームVRと固定抵抗Rの分圧電圧が入
力され、更にボリュームVRの一端とオペアンプ8の出
力に設けたダイオード10のカソード側には抵抗R2を
介して電源電圧+Vcが印加されている。
このような基準電圧発生回路4の回路構成は電源装置1
Bも同じである。そして、電源装置1A,1Bにおける
基準電圧発生回路4の一対の基準電圧出力端子7a,7
bは相互に接続されている。
次に、第2図の実施例の動作を説明する。
まず動作説明に先立ち、電源装置1Aの基準電圧発生回
路4におけるオペアンプ8の反転入力端子の入力電圧、
即ちボリュームVRと抵抗R1の分圧電圧をVx1、ツェ
ナーダイオード9による固定基準電圧をVr0、比較回路
3へ出力される基準電圧をVr1とし、また電源装置1B
の基準電圧発生回路4におけるオペアンプ8の反転入力
に対するボリュームVRと抵抗R1の分圧電圧をVx2
ツェナーダイオード9による固定基準電圧をVr0、比較
回路3へ出力する基準電圧をVr2とする。
まず電源装置1Aの基準電圧発生回路4を例にとって、
基準電圧出力端子7aと7bが相互接続されていない単
独の動作を説明する。基準電圧発生回路4において、オ
ペアンプ8は非反転入力端子のツェナーダイオード9に
より設定された固定基準電圧Vr0に、反転入力端子に対
する入力電圧Vx1を等しくするように動作する。
このようなオペアンプ8のVr0=Vx1とする動作によ
り、例えばボリュームVRと抵抗R1の抵抗値が等しい
1対1の抵抗比の関係にあったとすると、抵抗R1の両
端に生ずる電圧Vx1は固定基準電圧Vr0に等しくなるよ
うにオペアンプ8が動作することから、同じ抵抗値とな
るボリュームVRの両端にも同じ電圧Vx1が発生し、そ
の結果、比較回路に対する基準電圧Vr1はVr1=2・V
x1となる。
具体的に説明すると、例えば固定基準電圧Vr0=5Vで
あったとすると、オペアンプ8はVx1=5Vとなるよう
に動作し、ボリュームVRと抵抗R1が等しい1対1の
関係にあれば、ボリュームVRの両端にも5Vを生ずる
ことから、比較回路3に対する基準電圧Vr1=10Vと
なる。
このため基準電圧Vr1はボリュームVRの値に比例して
電源電圧+Vcを越えない範囲内で可変することができ
る。
次に、図示のように基準電圧出力端子7aと7bを相互
接続した場合の動作を説明する。
今、電源装置1Aの基準電圧発生回路4におけるボリュ
ームVRと抵抗R1が1対1の抵抗比に調整されてお
り、一方、電源装置1Bの基準電圧発生回路4のおける
ボリュームVRと抵抗R1の抵抗比が2対1の抵抗値関
係に調整されていたとする。
このとき、例えば固定基準電圧Vr0=5Vであったとす
ると、VRとR1の抵抗比が1対1である電源装置1A
側の基準電圧Vr1は、前述したようにVr1=10Vとな
り、この基準電圧Vr1=10Vが相互接続により電源装
置1B側の基準電圧発生回路4に加わる。電源装置1B
の基準電圧発生回路におけるVRとR1の抵抗比は2対
1に設定されていることから、オペアンプ8の反転入力
に対する入力電圧Vx2はVx2≒3.3Vとなる。このた
めオペアンプ8は入力電圧Vx2をツェナーダイオード9
で決まる固定基準電圧Vr=5Vに増加させるために出
力電流を送出しようとする。しかしながら、オペアンプ
8の出力には出力電流の流れ出しを阻止する逆方向にダ
イオード10が接続されているため、入力電圧Vx2を増
加させようとするオペアンプ8の出力電流は流れ出るこ
とができず、その結果、オペアンプ8により入力電圧V
x2を固定基準電圧Vr0に等しくしようとする機能は失わ
れ、オペアンプ8自体が等価的に存在しないことにな
る。このため電源装置1Bの比較回路3に対しては相互
接続された電源装置1Aの基準電圧発生回路4で発生し
た基準電圧Vr1がそのまま供給され、電源装置1A及び
1Bは基準電圧Vr1に基づいた比較回路3の出力で出力
制御回路2を制御し、同じ基準電圧Vr1であることから
負荷5に対する出力電圧は同一電圧となるように共通制
御される。
換言するならば、前述した電源装置1Bの基準電圧発生
回路4に設けたオペアンプ8が存在しないと見なせるボ
リュームVRによる基準電圧Vr2の設定状態は、電源装
置1AのボリュームVRが抵抗R1との間で抵抗比を1
対1とすることで、例えばVr1=10Vを設定し、これ
に対し電源装置1BのボリュームVRは抵抗R1との抵
抗比を2対1とすることでVr2=15Vに調整した場合
であり、このような場合には、低い方の基準電圧が有効
となり、低い方の基準電圧が全ての電源装置に設定され
ることとなる。
これは電源装置を2台のみならず3台、4台というよう
に複数接続した場合にも同様であり、複数の電源装置の
中で最も低い基準電圧が有効となり、この最も低い基準
電圧に基づいた全ての電源装置の安定化出力電圧の制御
が行なわれる。
従って、第1図に示したように、例えば3台の電源装置
1A〜1Cを相互接続した場合、電源装置1Aを調整用
としたときには、他の電源装置1B,1Cの基準電圧発
生回路4に設けているボリュームを最大基準電圧の設定
状態に調整しておくことで、調整用として決めた電源装
置1Aの基準電圧発生回路4に設けたボリュームを調整
するだけで全ての電源装置の安定化出力電圧を共通に設
定変更することができる。
第3図は基準電圧発生回路に直列制御型の基準電圧発生
回路を用いた本考案の他の実施例を示した回路ブロック
図である。
第3図において、第2図の並列制御型の基準電圧発生回
路と異なる点は、オペアンプ8の出力に接続したダイオ
ード10aが逆向きに入れ変わっており、且つボリュー
ムVRとダイオード10のアノード側に電源電圧+Vc
を印加する回路に抵抗R2が設けられていない点が異な
り、他の構成は第2図の並列制御型と同じになる。
この第3図の直列制御型の基準電圧発生回路を相互接続
した場合には、ボリュームVRの調整で定まる基準電圧
Vr1とVr2の内、高い方の基準電圧が有効となり、低い
方の基準電圧に調整しているオペアンプ8は存在しない
ものとみなすことができ、これによって高い方の基準電
圧を両方の比較回路3に対する基準電圧として共通に設
定することができる。このため直列制御型の基準電圧発
生回路を用いた場合には、例えば第1図に示した3つの
電源装置1A〜1Cにあっては、電源装置1Aを調整用
とした場合、他の電源装置1B,1Cについてはボリュ
ームの調整で基準電圧を最小値にセットしておくこと
で、調整用とした電源装置1Aの基準電圧発生回路4の
基準電圧Vr1が全ての電源装置1A〜1Cに対して有効
となり、基準電圧Vr1のみに基づいた出力電圧の共通し
た設定変更を行なうことができる。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によれば、安定化した出
力電圧を発生する複数の電源装置の各出力を負荷に並列
接続して並列運転する複数電源による並列運転装置にお
いて、各電源装置に設けた基準電圧発生回路として、並
列制御型又は直列制御型の基準電圧発生回路を設け、そ
の基準電圧出力端子を相互接続することでいずれか1つ
の電源装置に設けた基準電圧調整手段の調整により全て
の電源装置の安定化出力電圧を共通に設定変更すること
ができ、小容量の電源装置を負荷に並列接続して電源容
量を増加させる並列運転装置における出力電圧の調整作
業は1台の電源装置について行なうだけでよいので、調
整作業が極めて簡単となり、また全ての電源装置の出力
電圧が同じ基準電圧に共通制御されるため、負荷に対す
る電流バランスを安定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本的な実施例を示したブロック図、
第2図は並列制御型基準電圧発生回路を用いた実施例を
示した回路ブロック図、第3図は直列制御型基準電圧発
生回路を用いた他の実施例を示した回路ブロック図であ
る。 1A,1B,1C:電源装置 2:出力電圧制御回路 3:比較回路 4:基準電圧発生回路 5:負荷 6a,6b,6c:出力端子 7a,7b,7c:基準電圧出力端子 8:オペアンプ 9:ツェナーダイオード 10:ダイオード VR:ボリューム R1,R2:抵抗

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】安定化した出力電圧を発生する複数の電源
    装置の各出力を負荷に並列接続して並列運転する複数電
    源による並列運転方式に於いて、 前記電源装置の各々に、安定化出力電圧を決める基準電
    圧を発生する基準電圧発生回路として基準電圧調整手段
    を有する並列制御型又は直列制御型の基準電圧発生回路
    を設け、該基準電圧発生回路の基準電圧出力端子を相互
    接続したことを特徴とする複数電源による並列運転装
    置。
JP2666087U 1987-02-25 1987-02-25 複数電源による並列運転装置 Expired - Lifetime JPH063446Y2 (ja)

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JPS63135405U JPS63135405U (ja) 1988-09-06
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024070499A (ja) * 2022-11-11 2024-05-23 コーセル株式会社 スイッチング電源装置及びこれを用いた電源システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2024070499A (ja) * 2022-11-11 2024-05-23 コーセル株式会社 スイッチング電源装置及びこれを用いた電源システム

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