JPH06345793A - 抗生物質l53−18a誘導体 - Google Patents
抗生物質l53−18a誘導体Info
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- JPH06345793A JPH06345793A JP5138644A JP13864493A JPH06345793A JP H06345793 A JPH06345793 A JP H06345793A JP 5138644 A JP5138644 A JP 5138644A JP 13864493 A JP13864493 A JP 13864493A JP H06345793 A JPH06345793 A JP H06345793A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式(1)
【化1】
(式中、Xは=CO、=CHOHまたは=CHNH2 を
示し、Rは低級アルカノイル基を示す)で表される9,
10−ジヒドロ−抗生物質L53−18A誘導体または
その無毒性塩。 【効果】 本発明の9,10−ジヒドロ−抗生物質L5
3−18A誘導体(1)またはその無毒性塩は、既知の
抗生物質L53−18Aあるいは(9S)−9−デオキ
ソ−11,12−ジデオキシ−9,12−エポキシ−1
1−オキソエリスロマイシンA、(9S,11S)−9
−デオキソ−12−デオキシ−9,12−エポキシエリ
スロマイシンA、(9S,11S)−11−アミノ−9
−デオキソ−11,12−ジデオキシ−9,12−エポ
キシエリスロマイシンAなどのエリスロマイシンA誘導
体よりも強い抗菌力を有し、抗菌剤として有用である。
示し、Rは低級アルカノイル基を示す)で表される9,
10−ジヒドロ−抗生物質L53−18A誘導体または
その無毒性塩。 【効果】 本発明の9,10−ジヒドロ−抗生物質L5
3−18A誘導体(1)またはその無毒性塩は、既知の
抗生物質L53−18Aあるいは(9S)−9−デオキ
ソ−11,12−ジデオキシ−9,12−エポキシ−1
1−オキソエリスロマイシンA、(9S,11S)−9
−デオキソ−12−デオキシ−9,12−エポキシエリ
スロマイシンA、(9S,11S)−11−アミノ−9
−デオキソ−11,12−ジデオキシ−9,12−エポ
キシエリスロマイシンAなどのエリスロマイシンA誘導
体よりも強い抗菌力を有し、抗菌剤として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗菌剤として有用な新規
6−O−アシル−9,10−ジヒドロ−抗生物質L53
−18A誘導体に関する。
6−O−アシル−9,10−ジヒドロ−抗生物質L53
−18A誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放線菌サッカロポリスポラ・エス
ピーL53ー18Aによって産生される式
ピーL53ー18Aによって産生される式
【0003】
【化2】
【0004】で表される抗生物質L53−18A(以
下、単に「L53−18A」と称するか、または「化合
物A」と称することがある)および一般式
下、単に「L53−18A」と称するか、または「化合
物A」と称することがある)および一般式
【0005】
【化3】
【0006】(式中、Xは=CO、=CHOHまたは=
CHNH2 を示す)で表されるエリスロマイシン誘導
体、例えば(9S)−9−デオキソ−11,12−ジデ
オキシ−9,12−エポキシ−11−オキソエリスロマ
イシンA(Xが=COに該当する誘導体、以下「化合物
B」と称する)、(9S,11S)−9−デオキソ−1
2−デオキシ−9,12−エポキシエリスロマイシンA
(Xが=CHOHに該当す誘導体、以下「化合物C」と
称する)および(9S,11S)−11−アミノ−9−
デオキソ−11,12−ジデオキシ−9,12−エポキ
シエリスロマイシンA(Xが=CHNH2 に該当する誘
導体、以下「化合物D」と称する)は、グラム陽性菌、
嫌気性菌およびマイプラズマなどに対して強力な抗菌作
用を示すことが知られている(特開平2ー190189
号公報、WO90/11288国際公開明細書)。
CHNH2 を示す)で表されるエリスロマイシン誘導
体、例えば(9S)−9−デオキソ−11,12−ジデ
オキシ−9,12−エポキシ−11−オキソエリスロマ
イシンA(Xが=COに該当する誘導体、以下「化合物
B」と称する)、(9S,11S)−9−デオキソ−1
2−デオキシ−9,12−エポキシエリスロマイシンA
(Xが=CHOHに該当す誘導体、以下「化合物C」と
称する)および(9S,11S)−11−アミノ−9−
デオキソ−11,12−ジデオキシ−9,12−エポキ
シエリスロマイシンA(Xが=CHNH2 に該当する誘
導体、以下「化合物D」と称する)は、グラム陽性菌、
嫌気性菌およびマイプラズマなどに対して強力な抗菌作
用を示すことが知られている(特開平2ー190189
号公報、WO90/11288国際公開明細書)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既知化
合物A、B、C、Dなどの14員環マクロライド抗生物
質は数種のブドウ球菌、肺炎球菌に対する抗菌活性が劣
っており、より優れた活性を有する化合物が求められて
いた。
合物A、B、C、Dなどの14員環マクロライド抗生物
質は数種のブドウ球菌、肺炎球菌に対する抗菌活性が劣
っており、より優れた活性を有する化合物が求められて
いた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記14員環マクロライ
ド抗生物質の分子中には、多くの2級および3級水酸基
が存在し、このうち3級水酸基のアシル化は困難である
ことが知られている。本発明者らは前記課題を解決する
ために、水酸基をアシル化した誘導体合成について鋭意
研究した結果、6位の3級水酸基のみをアシル化した誘
導体が、優れた抗菌活性を有することを見い出し、本発
明を完成した。
ド抗生物質の分子中には、多くの2級および3級水酸基
が存在し、このうち3級水酸基のアシル化は困難である
ことが知られている。本発明者らは前記課題を解決する
ために、水酸基をアシル化した誘導体合成について鋭意
研究した結果、6位の3級水酸基のみをアシル化した誘
導体が、優れた抗菌活性を有することを見い出し、本発
明を完成した。
【0009】即ち、本発明は一般式(1)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、Xは=CO、=CHOHまたは=
CHNH2 を示し、Rは低級アルカノイル基を示す)で
表される9,10−ジヒドロ−抗生物質L53−18A
誘導体またはその無毒性塩を提供するものである。本発
明の一般式(1)で表される化合物は、例えば次の方法
により製造することができる。 (1)Xが=COである化合物(1)、即ち一般式(1
a)
CHNH2 を示し、Rは低級アルカノイル基を示す)で
表される9,10−ジヒドロ−抗生物質L53−18A
誘導体またはその無毒性塩を提供するものである。本発
明の一般式(1)で表される化合物は、例えば次の方法
により製造することができる。 (1)Xが=COである化合物(1)、即ち一般式(1
a)
【0012】
【化5】
【0013】(式中、Rは前記と同じ意味を示す)で表
される化合物の製法 上記目的化合物(1a)は、化合物Aの2’位の水酸基
を低級アルカノイル基で保護化し、得られた一般式
(2)
される化合物の製法 上記目的化合物(1a)は、化合物Aの2’位の水酸基
を低級アルカノイル基で保護化し、得られた一般式
(2)
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R1 は低級アルカノイル基を示
す)で表される化合物の4”位の水酸基をシリル基で保
護し、得られた一般式(3)
す)で表される化合物の4”位の水酸基をシリル基で保
護し、得られた一般式(3)
【0016】
【化7】
【0017】(式中、R2 はシリル基を示し、R1 は前
記と同じ意味を示す)で表される化合物を不活性有機溶
媒中第3級有機アミン存在下で加熱下低級脂肪族カルボ
ン酸ハライドで該化合物(3)の6位の水酸基をアシル
化し、得られた一般式(4)
記と同じ意味を示す)で表される化合物を不活性有機溶
媒中第3級有機アミン存在下で加熱下低級脂肪族カルボ
ン酸ハライドで該化合物(3)の6位の水酸基をアシル
化し、得られた一般式(4)
【0018】
【化8】
【0019】(式中、R、R1 およびR2 は前記と同じ
意味を示す)で表される化合物を、(A)メタノール中
常温または加熱処理して、2’位の水酸基の保護基を脱
離し、次いで酸水溶液または弗素イオンで処理して4”
位のシリル基を脱離するか、あるいは(B)酸水溶液ま
たは弗素イオンで処理して4”位のシリル基を脱離し、
次いでメタノール中常温または加熱処理して、2’位の
水酸基の保護を脱離して一般式(5)
意味を示す)で表される化合物を、(A)メタノール中
常温または加熱処理して、2’位の水酸基の保護基を脱
離し、次いで酸水溶液または弗素イオンで処理して4”
位のシリル基を脱離するか、あるいは(B)酸水溶液ま
たは弗素イオンで処理して4”位のシリル基を脱離し、
次いでメタノール中常温または加熱処理して、2’位の
水酸基の保護を脱離して一般式(5)
【0020】
【化9】
【0021】(式中、Rは前記と同じ意味を示す)で表
される化合物を得、次いで該化合物(5)の9,10位
の二重結合を還元することにより目的化合物(1a)が
得られる。化合物Aの2’位の水酸基の低級アルカノイ
ル基による保護化は、不活性有機溶媒中無機塩基の存在
下低級脂肪族カルボン酸無水物でアシル化することによ
り行われる。
される化合物を得、次いで該化合物(5)の9,10位
の二重結合を還元することにより目的化合物(1a)が
得られる。化合物Aの2’位の水酸基の低級アルカノイ
ル基による保護化は、不活性有機溶媒中無機塩基の存在
下低級脂肪族カルボン酸無水物でアシル化することによ
り行われる。
【0022】上記の保護化に用いる不活性有機溶媒とし
ては、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、ジク
ロロエタンなどが挙げられるが、特にジオキサン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジクロロエ
タンが好ましい。無機塩基としては、例えば炭酸カリ、
炭酸ナトリウムが挙げられる。低級脂肪族カルボン酸無
水物としては、無水酢酸、無水プロピオン酸、、無水酪
酸、無水イソ酪酸、無水吉草酸、無水イソ吉草酸などが
挙げられるが、特に無水酢酸が好ましい。上記の保護化
反応は室温でも充分に進行する。
ては、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル、ベンゼン、トルエン、クロロホルム、ジク
ロロエタンなどが挙げられるが、特にジオキサン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジクロロエ
タンが好ましい。無機塩基としては、例えば炭酸カリ、
炭酸ナトリウムが挙げられる。低級脂肪族カルボン酸無
水物としては、無水酢酸、無水プロピオン酸、、無水酪
酸、無水イソ酪酸、無水吉草酸、無水イソ吉草酸などが
挙げられるが、特に無水酢酸が好ましい。上記の保護化
反応は室温でも充分に進行する。
【0023】このようにして2’位の水酸基がアシル基
により保護された化合物(2)は、その4”位の水酸基
をシリル基で保護するため、シリル化される。上記のシ
リル化に用いるシリル化剤としては、トリ低級アルキル
ハロゲノシランまたはヘキサ置換ジシランが挙げられ
る。トリ低級アルキルハロゲノシランの好ましい例とし
ては、例えばトリメチルクロロシランが挙げられる。ヘ
キサ置換ジシラン好ましい例としては、例えばヘキサメ
チルジシランが挙げられる。
により保護された化合物(2)は、その4”位の水酸基
をシリル基で保護するため、シリル化される。上記のシ
リル化に用いるシリル化剤としては、トリ低級アルキル
ハロゲノシランまたはヘキサ置換ジシランが挙げられ
る。トリ低級アルキルハロゲノシランの好ましい例とし
ては、例えばトリメチルクロロシランが挙げられる。ヘ
キサ置換ジシラン好ましい例としては、例えばヘキサメ
チルジシランが挙げられる。
【0024】上記のシリル化は、通常不活性有機溶媒、
例えばメチレンクロライド、クロロホルム、ジクロロエ
タン、メチルイソブチルケトン中で室温またはそれ以下
の温度で行われる。上記のシリル化において、シリル化
剤としてトリ置換ハロゲノシランを使用した場合には、
脱ハロゲン化水素剤として適当な第3級有機アミンを使
用するのが好ましい。第3級有機アミンとしては、例え
ばピリジンなどのピリジン系化合物、キノリンなどのキ
ノリン系化合物、Nーメチルモルホリン、ジメチルアニ
リン、ジエチルアニリン、トリベンジルアミンなどが挙
げられる。
例えばメチレンクロライド、クロロホルム、ジクロロエ
タン、メチルイソブチルケトン中で室温またはそれ以下
の温度で行われる。上記のシリル化において、シリル化
剤としてトリ置換ハロゲノシランを使用した場合には、
脱ハロゲン化水素剤として適当な第3級有機アミンを使
用するのが好ましい。第3級有機アミンとしては、例え
ばピリジンなどのピリジン系化合物、キノリンなどのキ
ノリン系化合物、Nーメチルモルホリン、ジメチルアニ
リン、ジエチルアニリン、トリベンジルアミンなどが挙
げられる。
【0025】このようにして4”位の水酸基がシリル基
により保護された化合物(3)は、その6位の水酸基を
アシル化剤を用いてアシル化される。アシル化剤として
は、低級脂肪族カルボン酸ハライドが使用される。その
例としては、例えばアセチルクロライド、プロピオニル
クロライド、ブチリルクロライド、イソブチリルクロラ
イド、バレリルクロライド、イソバレリルクロライドな
どが挙げられる。
により保護された化合物(3)は、その6位の水酸基を
アシル化剤を用いてアシル化される。アシル化剤として
は、低級脂肪族カルボン酸ハライドが使用される。その
例としては、例えばアセチルクロライド、プロピオニル
クロライド、ブチリルクロライド、イソブチリルクロラ
イド、バレリルクロライド、イソバレリルクロライドな
どが挙げられる。
【0026】上記アシル化反応は、既知の第3級有機ア
ミンの存在下で行うのが好ましく、このような第3級有
機アミンの例としては、トリエチルアミン、トリベンジ
ルアミン、ピリジン、ピコリン、コリジン、N−メチル
ピペリジン、Nーメチルモルホリン、キノリン、イソキ
ノリンなどが挙げられるが、特にトリベンジルアミンが
好ましい。上記の反応は通常50〜120℃の加熱下で
行うのが好ましい。
ミンの存在下で行うのが好ましく、このような第3級有
機アミンの例としては、トリエチルアミン、トリベンジ
ルアミン、ピリジン、ピコリン、コリジン、N−メチル
ピペリジン、Nーメチルモルホリン、キノリン、イソキ
ノリンなどが挙げられるが、特にトリベンジルアミンが
好ましい。上記の反応は通常50〜120℃の加熱下で
行うのが好ましい。
【0027】このようにして6位の水酸基がアシル化さ
れた化合物(4)は、その2’位の水酸基の保護基およ
び4”位のシリル基が脱離化される。上記の脱離化は
(A)低級アルカノール、好ましくはメタノールまたは
エタノール中で常温または加熱処理して2’位の水酸基
の保護基を脱離し、次いで酸水溶液、例えば、酢酸水溶
液などで処理するか、または弗素イオン、例えば、弗化
テトラメチルアンモニウムなどで処理して4”位シリル
基を脱離するか、あるいは(B)酸水溶液、例えば、酢
酸水溶液などで処理するか、または弗素イオン、例え
ば、沸化テトラメチルアンモニウムなどで処理して4”
位のシリル基を脱離し、次いで低級アルカノール、好ま
しくはメタノールまたはエタノール中で常温または加熱
処理して2’位の水酸基の保護基を脱離することにより
行われる。上記の脱離化において加熱処理する場合は、
通常使用される有機溶媒の還流下で行われる。
れた化合物(4)は、その2’位の水酸基の保護基およ
び4”位のシリル基が脱離化される。上記の脱離化は
(A)低級アルカノール、好ましくはメタノールまたは
エタノール中で常温または加熱処理して2’位の水酸基
の保護基を脱離し、次いで酸水溶液、例えば、酢酸水溶
液などで処理するか、または弗素イオン、例えば、弗化
テトラメチルアンモニウムなどで処理して4”位シリル
基を脱離するか、あるいは(B)酸水溶液、例えば、酢
酸水溶液などで処理するか、または弗素イオン、例え
ば、沸化テトラメチルアンモニウムなどで処理して4”
位のシリル基を脱離し、次いで低級アルカノール、好ま
しくはメタノールまたはエタノール中で常温または加熱
処理して2’位の水酸基の保護基を脱離することにより
行われる。上記の脱離化において加熱処理する場合は、
通常使用される有機溶媒の還流下で行われる。
【0028】次に、このようにして得られた化合物
(5)を、その9,10位不飽和二重結合を還元するこ
とにより所望の目的化合物(1a)が得られる。上記の
還元は、不活性有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン、
ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、好ましくはテトラヒドロフラン、ジオキサンなど
の有機溶媒中、還元剤を作用させるか、または重金属存
在下に接触還元することにより行われる。上記還元剤と
しては金属ハライドが挙げられるが、特に水素化ジイソ
ブチルアルミニュウムが好ましい。接触還元の際に使わ
れる重金属としてはパラジュウムまたは白金が好まし
い。
(5)を、その9,10位不飽和二重結合を還元するこ
とにより所望の目的化合物(1a)が得られる。上記の
還元は、不活性有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン、
ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、好ましくはテトラヒドロフラン、ジオキサンなど
の有機溶媒中、還元剤を作用させるか、または重金属存
在下に接触還元することにより行われる。上記還元剤と
しては金属ハライドが挙げられるが、特に水素化ジイソ
ブチルアルミニュウムが好ましい。接触還元の際に使わ
れる重金属としてはパラジュウムまたは白金が好まし
い。
【0029】上記の製造工程で用いられる化合物(5)
は次の別法によっても製造することができる。即ち化合
物Aを不活性有機溶媒中第3級有機アミン存在下で加熱
下低級脂肪族カルボン酸ハライドで6位、2’位および
4”位の水酸基をアシル化して一般式(6)
は次の別法によっても製造することができる。即ち化合
物Aを不活性有機溶媒中第3級有機アミン存在下で加熱
下低級脂肪族カルボン酸ハライドで6位、2’位および
4”位の水酸基をアシル化して一般式(6)
【0030】
【化10】
【0031】(式中、R3 は低級アルカノイル基を示
し、RおよびR1 は前記と同じ意味を示す)で表される
化合物を得、該化合物(6)を、(A)メタノール中常
温または加熱処理して2’位のアシル基を脱離し、次い
で炭酸アルカリ含有メタノール水溶液中で常温処理して
4”位のアシル基を脱離するか、または(B)炭酸アル
カリ含有メタノール水溶液中で常温処理して4”位のア
シル基を脱離し、次いでメタノール中常温または加熱処
理して、2’位のアシル基を脱離することによっても化
合物(5)を得ることができる。
し、RおよびR1 は前記と同じ意味を示す)で表される
化合物を得、該化合物(6)を、(A)メタノール中常
温または加熱処理して2’位のアシル基を脱離し、次い
で炭酸アルカリ含有メタノール水溶液中で常温処理して
4”位のアシル基を脱離するか、または(B)炭酸アル
カリ含有メタノール水溶液中で常温処理して4”位のア
シル基を脱離し、次いでメタノール中常温または加熱処
理して、2’位のアシル基を脱離することによっても化
合物(5)を得ることができる。
【0032】上記の6位、2’位および4”位の水酸基
のアシル化は、前記の化合物(3)をアシル化する方法
と同様にして行うことができる。本発明の目的化合物
(1a)は次の別法によっても製造することができる。
即ち、化合物Bの2’位の水酸基を低級アルカノイル基
で保護し、得られた一般式(7)
のアシル化は、前記の化合物(3)をアシル化する方法
と同様にして行うことができる。本発明の目的化合物
(1a)は次の別法によっても製造することができる。
即ち、化合物Bの2’位の水酸基を低級アルカノイル基
で保護し、得られた一般式(7)
【0033】
【化11】
【0034】(式中、R1 は前記と同じ意味を示す)で
表される化合物の4”位の水酸基をシリル基で保護し、
得られた一般式(8)
表される化合物の4”位の水酸基をシリル基で保護し、
得られた一般式(8)
【0035】
【化12】
【0036】(式中、R1 およびR2 は前記と同じ意味
を示す)で表される化合物を不活性有機溶媒中第3級有
機アミン存在下で加熱下低級脂肪族カルボン酸ハライド
で該化合物(8)の6位の水酸基をアシル化し、得られ
た一般式(9)
を示す)で表される化合物を不活性有機溶媒中第3級有
機アミン存在下で加熱下低級脂肪族カルボン酸ハライド
で該化合物(8)の6位の水酸基をアシル化し、得られ
た一般式(9)
【0037】
【化13】
【0038】(式中、R、R1 およびR2 は前記と同じ
意味を示す)で表される化合物を、(A)メタノール中
常温または加熱処理して2’位の水酸基の保護基を脱離
し、次いで酸水溶液または弗素イオンで処理して4”位
のシリル基を脱離するか、あるいは(B)酸水溶液また
は弗素イオンで処理して4”位のシリル基を脱離し、次
いでメタノール中常温または加熱処理して2’位の水酸
基の保護基を脱離することにより、得ることができる。
意味を示す)で表される化合物を、(A)メタノール中
常温または加熱処理して2’位の水酸基の保護基を脱離
し、次いで酸水溶液または弗素イオンで処理して4”位
のシリル基を脱離するか、あるいは(B)酸水溶液また
は弗素イオンで処理して4”位のシリル基を脱離し、次
いでメタノール中常温または加熱処理して2’位の水酸
基の保護基を脱離することにより、得ることができる。
【0039】上記の化合物Bの2’位の水酸基の低級ア
ルカノイル基による保護化は、前記の化合物Aの2’位
の水酸基の低級アルカノイル基による保護化の方法と同
様して行うことができる。また、上記の化合物(7)の
4”位の水酸基をシリル基で保護する方法は、前記の化
合物(2)の4”位の水酸基をシリル基で保護する方法
と同様にして行われる。さらにまた、上記の化合物
(8)の6位の水酸基のアシル化も前記の化合物(3)
の6位の水酸基のアシル化の方法と同様にして行うこと
ができる。
ルカノイル基による保護化は、前記の化合物Aの2’位
の水酸基の低級アルカノイル基による保護化の方法と同
様して行うことができる。また、上記の化合物(7)の
4”位の水酸基をシリル基で保護する方法は、前記の化
合物(2)の4”位の水酸基をシリル基で保護する方法
と同様にして行われる。さらにまた、上記の化合物
(8)の6位の水酸基のアシル化も前記の化合物(3)
の6位の水酸基のアシル化の方法と同様にして行うこと
ができる。
【0040】このようにして得られた化合物(9)は、
その2’位の水酸基の保護基および4”位のシリル基を
脱離して所望の目的化合物(1a)を得るのであるが、
上記の脱離化は、前記の化合物(6)の2’位の水酸基
の保護基および4”位のシリル基を脱離化する方法と同
様にして行うことができる。本発明の目的化合物(1
a)は、さらに次の別法によっても製造することができ
る。即ち、化合物Bを不活性有機溶媒中第3級有機アミ
ン存在下で加熱下低級脂肪族カルボン酸ハライドで6
位、2’位および4”位の水酸基をアシル化して一般式
(10)
その2’位の水酸基の保護基および4”位のシリル基を
脱離して所望の目的化合物(1a)を得るのであるが、
上記の脱離化は、前記の化合物(6)の2’位の水酸基
の保護基および4”位のシリル基を脱離化する方法と同
様にして行うことができる。本発明の目的化合物(1
a)は、さらに次の別法によっても製造することができ
る。即ち、化合物Bを不活性有機溶媒中第3級有機アミ
ン存在下で加熱下低級脂肪族カルボン酸ハライドで6
位、2’位および4”位の水酸基をアシル化して一般式
(10)
【0041】
【化14】
【0042】(式中、R、R1 およびR3 は前記と同じ
意味を示す)で表される化合物を得、該化合物(10)
を、(A)メタノール中常温または加熱処理して、2’
位のアシル基を脱離し、次いで炭酸アルカリ含有メタノ
ール水溶液中で常温処理して4”位のアシル基を脱離す
るか、あるいは(B)炭酸アルカリ含有メタノール水溶
液中で常温処理して4”位のアシル基を脱離し、次いで
メタノール中常温または加熱処理して、2’位のアシル
基を脱離することにより目的化合物(1a)を得ること
ができる。
意味を示す)で表される化合物を得、該化合物(10)
を、(A)メタノール中常温または加熱処理して、2’
位のアシル基を脱離し、次いで炭酸アルカリ含有メタノ
ール水溶液中で常温処理して4”位のアシル基を脱離す
るか、あるいは(B)炭酸アルカリ含有メタノール水溶
液中で常温処理して4”位のアシル基を脱離し、次いで
メタノール中常温または加熱処理して、2’位のアシル
基を脱離することにより目的化合物(1a)を得ること
ができる。
【0043】上記の化合物Bの6位、2’位および4”
位の水酸基のアシル化は、前記の化合物(3)をアシル
化する方法と同様にして行うことができる。 (2)Xが=CHOHである化合物(1)、即ち一般式
(1b)
位の水酸基のアシル化は、前記の化合物(3)をアシル
化する方法と同様にして行うことができる。 (2)Xが=CHOHである化合物(1)、即ち一般式
(1b)
【0044】
【化15】
【0045】(式中、Rは前記と同じ意味を示す)で表
される化合物の製法 上記目的化合物(1b)は、前記の目的化合物(1a)
を極性有機溶媒中水素化ホウ素アルカリを作用させるこ
とにより得られる。上記の極性有機溶媒としては、例え
ばメタノール、エタノール、2ープロパノール、t−ブ
タノールなどの低級アルコール、テトラハイドロフラ
ン、ジオキサンまたはこれらの混合溶媒が挙げられる。
水素化ホウ素アルカリとしては、例えば水素化ホウ素ナ
トリウムなどが挙げられる。水素化ホウ素アルカリの使
用量は通常1〜2当量である。
される化合物の製法 上記目的化合物(1b)は、前記の目的化合物(1a)
を極性有機溶媒中水素化ホウ素アルカリを作用させるこ
とにより得られる。上記の極性有機溶媒としては、例え
ばメタノール、エタノール、2ープロパノール、t−ブ
タノールなどの低級アルコール、テトラハイドロフラ
ン、ジオキサンまたはこれらの混合溶媒が挙げられる。
水素化ホウ素アルカリとしては、例えば水素化ホウ素ナ
トリウムなどが挙げられる。水素化ホウ素アルカリの使
用量は通常1〜2当量である。
【0046】上記の反応は好ましくは、−20℃〜室温
で1〜24時間程度行われるのが好ましい。立体選択的
な目的化合物(1b)を得るためには、化合物(1a)
をメタノール中、1〜2当量のセリウム族、またはアル
カリ土類金属の塩、例えばCeCl3 またはCaCl2
などの存在下、1〜2当量の水素化ホウ素アルカリ、例
えば水素化ホウ素ナトリウムと反応させることによって
得られる。上記反応は−40℃から室温で充分進行し、
0.5〜2時間程度で完了し、11位水酸基が(S)で
表される立体配置を有する目的化合物(1b)を得るこ
とができる。 (3)Xが=CHNH2 である化合物(1)、即ち一般
式(1c)
で1〜24時間程度行われるのが好ましい。立体選択的
な目的化合物(1b)を得るためには、化合物(1a)
をメタノール中、1〜2当量のセリウム族、またはアル
カリ土類金属の塩、例えばCeCl3 またはCaCl2
などの存在下、1〜2当量の水素化ホウ素アルカリ、例
えば水素化ホウ素ナトリウムと反応させることによって
得られる。上記反応は−40℃から室温で充分進行し、
0.5〜2時間程度で完了し、11位水酸基が(S)で
表される立体配置を有する目的化合物(1b)を得るこ
とができる。 (3)Xが=CHNH2 である化合物(1)、即ち一般
式(1c)
【0047】
【化16】
【0048】(式中、Rは前記と同じ意味を示す)で表
される化合物の製法 上記目的化合物(1c)は目的化合物(1a)を極性有
機溶媒中第3級有機塩基の存在下ヒドロキシルアミンを
作用させて一般式(11)
される化合物の製法 上記目的化合物(1c)は目的化合物(1a)を極性有
機溶媒中第3級有機塩基の存在下ヒドロキシルアミンを
作用させて一般式(11)
【0049】
【化17】
【0050】(式中、Rは前記と同じ意味を示す)で表
される化合物を得、該化合物(11)をアンモニア水を
含む極性有機溶媒中還元することにより得られる。上記
の極性有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノー
ルなどの低級アルコールが挙げられる。第3級有機塩基
としてはトリエチルアミン、トリベンジルアミン、ジメ
チルアニリン、ピリジン、ピコリン、コリジン、N−メ
チルピペリジン、Nーメチルモルホリン、キノリン、イ
ソキノリンなどが挙げられる。上記の化合物(1a)か
ら化合物(11)を生成する反応は、通常極性有機溶媒
の加熱還流下で行われる。
される化合物を得、該化合物(11)をアンモニア水を
含む極性有機溶媒中還元することにより得られる。上記
の極性有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノー
ルなどの低級アルコールが挙げられる。第3級有機塩基
としてはトリエチルアミン、トリベンジルアミン、ジメ
チルアニリン、ピリジン、ピコリン、コリジン、N−メ
チルピペリジン、Nーメチルモルホリン、キノリン、イ
ソキノリンなどが挙げられる。上記の化合物(1a)か
ら化合物(11)を生成する反応は、通常極性有機溶媒
の加熱還流下で行われる。
【0051】このようにして得られた化合物(11)は
目的化合物(1c)を得るために、アンモニア水を含む
極性有機溶媒中で還元される。アンモニア水を含む極性
有機溶媒としては、好ましくは10%水酸化アンモニウ
ムを含有するメタノール、エタノールなどの低級アルコ
ールのような極性溶媒が挙げられる。還元反応は金属触
媒、好ましくはラネーニッケルのような触媒の存在下に
接触還元するか、または還元剤、例えば水素化ホウ素ナ
トリウムで還元することにより行われる。
目的化合物(1c)を得るために、アンモニア水を含む
極性有機溶媒中で還元される。アンモニア水を含む極性
有機溶媒としては、好ましくは10%水酸化アンモニウ
ムを含有するメタノール、エタノールなどの低級アルコ
ールのような極性溶媒が挙げられる。還元反応は金属触
媒、好ましくはラネーニッケルのような触媒の存在下に
接触還元するか、または還元剤、例えば水素化ホウ素ナ
トリウムで還元することにより行われる。
【0052】本発明の目的化合物(1)を得るための各
反応工程においては、出発物質および生成物をシリカゲ
ルなどの薄層クロマトグラフィー、高速液体クロマトグ
ラフィーなどによりその反応を追跡できるので、適宜反
応の終点を決定すればよい。このようにして得られた目
的化合物(1)を反応系から単離するには、公知のマク
ロライド系抗生物質を単離、精製する手段、例えば濃
縮、抽出、洗浄、転溶、再結晶などの手段、シリカゲ
ル、活性アルミナ、吸着樹脂などの吸着剤を用いるカラ
ムクロマトグラフィーの手段などを用いることにより行
えばよい。
反応工程においては、出発物質および生成物をシリカゲ
ルなどの薄層クロマトグラフィー、高速液体クロマトグ
ラフィーなどによりその反応を追跡できるので、適宜反
応の終点を決定すればよい。このようにして得られた目
的化合物(1)を反応系から単離するには、公知のマク
ロライド系抗生物質を単離、精製する手段、例えば濃
縮、抽出、洗浄、転溶、再結晶などの手段、シリカゲ
ル、活性アルミナ、吸着樹脂などの吸着剤を用いるカラ
ムクロマトグラフィーの手段などを用いることにより行
えばよい。
【0053】このようにして得られた本発明の目的化合
物(1)は必要に応じてその薬理学的に許容される無毒
性の酸付加塩とすることができる。このような塩の例と
しては、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸との塩、酢
酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸、
グルコン酸、コハク酸、リンゴ酸、グルタミン酸、アス
パラギン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、マンデル酸、マレイン酸などの有機酸との酸付加塩
を挙げることができる。
物(1)は必要に応じてその薬理学的に許容される無毒
性の酸付加塩とすることができる。このような塩の例と
しては、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸との塩、酢
酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸、グリコール酸、
グルコン酸、コハク酸、リンゴ酸、グルタミン酸、アス
パラギン酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、マンデル酸、マレイン酸などの有機酸との酸付加塩
を挙げることができる。
【0054】
【発明の効果】次に、本発明化合物(1)の各試験菌
(約106 個/ml)に対する抗菌作用を、最小発育阻
止濃度(MIC、μg/ml)で測定した。その結果を
表1に示す。
(約106 個/ml)に対する抗菌作用を、最小発育阻
止濃度(MIC、μg/ml)で測定した。その結果を
表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1の結果から明らかな通り、本目的化合
物(1)は強力な抗菌作用を有し、抗菌剤として極めて
有用である。
物(1)は強力な抗菌作用を有し、抗菌剤として極めて
有用である。
【0057】
【実施例】次に、参考例および実施例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。
さらに詳しく説明する。
【0058】
【参考例1】 2’−O−アセチル−9,10−ジヒドロ L53−1
8A 化合物B(7.1g、10.0mmol)を乾燥ジクロ
ロメタン(200ml)に溶解し、これに無水酢酸
(1.9ml、20.0mmol)を加えて室温で1時
間撹拌した。反応液に7%アンモニア水を加えて過剰の
無水酢酸を分解した後、分液し、有機層を7%アンモニ
ア水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留去
した。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、3
00g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=50:1〜30:1で溶出)で精製して、表
記の化合物(4.62g、収率61%)を得た。 FAB−MS(m/z);758(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.05(1H,13
−H,dd,3.6Hz,9.9Hz)、4.85(1
H,1”−H,d,4.9Hz)、4.77(1H,
2’−H,dd,7.6Hz,10.6Hz)、4.5
1(1H,1’−H,d,7.6Hz)、4.41(1
H,3−H,d,6.6Hz)、3.98(1H,5”
−H,m)、3.79(1H,9−H,dd,3.0H
z,10.2Hz)、3.48(2H,6−H,5’−
H,m)、3.33(3H,3”−OMe,s)、3.
02(1H,4”−H,m)、2.55(2H,2−
H,3’−H,m)、2.26(6H,3’−NM
e2 ,s)、2.07(3H,6−OCOMe,s)
8A 化合物B(7.1g、10.0mmol)を乾燥ジクロ
ロメタン(200ml)に溶解し、これに無水酢酸
(1.9ml、20.0mmol)を加えて室温で1時
間撹拌した。反応液に7%アンモニア水を加えて過剰の
無水酢酸を分解した後、分液し、有機層を7%アンモニ
ア水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留去
した。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、3
00g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=50:1〜30:1で溶出)で精製して、表
記の化合物(4.62g、収率61%)を得た。 FAB−MS(m/z);758(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.05(1H,13
−H,dd,3.6Hz,9.9Hz)、4.85(1
H,1”−H,d,4.9Hz)、4.77(1H,
2’−H,dd,7.6Hz,10.6Hz)、4.5
1(1H,1’−H,d,7.6Hz)、4.41(1
H,3−H,d,6.6Hz)、3.98(1H,5”
−H,m)、3.79(1H,9−H,dd,3.0H
z,10.2Hz)、3.48(2H,6−H,5’−
H,m)、3.33(3H,3”−OMe,s)、3.
02(1H,4”−H,m)、2.55(2H,2−
H,3’−H,m)、2.26(6H,3’−NM
e2 ,s)、2.07(3H,6−OCOMe,s)
【0059】
【実施例1】 6−O−アセチル−9,10−ジヒドロ−L53−18
A 2’−O−アセチル−9,10−ジヒドロ−L53−1
8A(12.75g、16.84mmol)を乾燥塩化
メチレン(120ml)に溶解し、これに塩化トリメチ
ルシラン(8.57ml、67.5mmol)およびピ
リジン(6.77ml、83.7mmol)を加え、室
温で2時間30分撹拌した。反応液に7%アンモニア水
を加えて過剰の無水酢酸を分解した後、分液し、有機層
を7%アンモニア水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧留去した。残渣を、乾燥ジクロロエタン(8
0ml)に溶解し、アセチルクロリド(11.5ml,
168.4mmol)およびトリベンジルアミン(5
8.1g,202mmol)を加えて、70℃で5日間
撹拌した。反応液を氷冷し、7%アンモニア水を加えて
過剰のアセチルクロリドを分解した後、分液し有機層を
集め無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧留去した。残渣
にメタノール(200ml)を加え、トリベンジルアミ
ンを結晶として回収し、濾液を60℃で12時間撹拌し
た。溶媒を減圧濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン−酢
酸−水(10ml,30ml,10ml)の混合溶媒に
溶解し、室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、残
渣をクロロホルム(200ml)に溶解し、7%アンモ
ニア水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留
去した。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、
200g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:
メタノール=50:1〜30:1で溶出)で精製して、
表題の化合物(4.2g、収率33%)を得た。 FAB−MS(m/z);758(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.06(1H,13
−H,dd,3.0Hz,10.9Hz)、4.92
(1H,1”−H,d,4.3Hz)、4.37(2
H,3−H,1’−H,m)、4.09(1H,5−
H,d,10.2Hz)、3.95(1H,5”−H,
m)、3.70(1H,9−H,dd,3.1Hz,1
0.2Hz)、3.48(1H,5’−H,m)、3.
28(3H,3”−OMe,s)、3.21(1H,
2”−H,dd,7.3Hz,10.2Hz)、3.0
2(1H,4”−H,d,9.2Hz)、2.55(2
H,2−H,3’−H,m)、2.29(6H,3’−
NMe2 ,s)、2.00(3H,6−OCOMe,
s)、1.76(3H,6−Me,s)
A 2’−O−アセチル−9,10−ジヒドロ−L53−1
8A(12.75g、16.84mmol)を乾燥塩化
メチレン(120ml)に溶解し、これに塩化トリメチ
ルシラン(8.57ml、67.5mmol)およびピ
リジン(6.77ml、83.7mmol)を加え、室
温で2時間30分撹拌した。反応液に7%アンモニア水
を加えて過剰の無水酢酸を分解した後、分液し、有機層
を7%アンモニア水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧留去した。残渣を、乾燥ジクロロエタン(8
0ml)に溶解し、アセチルクロリド(11.5ml,
168.4mmol)およびトリベンジルアミン(5
8.1g,202mmol)を加えて、70℃で5日間
撹拌した。反応液を氷冷し、7%アンモニア水を加えて
過剰のアセチルクロリドを分解した後、分液し有機層を
集め無水硫酸マグネシウムで乾燥、減圧留去した。残渣
にメタノール(200ml)を加え、トリベンジルアミ
ンを結晶として回収し、濾液を60℃で12時間撹拌し
た。溶媒を減圧濃縮し、残渣をテトラヒドロフラン−酢
酸−水(10ml,30ml,10ml)の混合溶媒に
溶解し、室温で2時間撹拌した。溶媒を減圧濃縮し、残
渣をクロロホルム(200ml)に溶解し、7%アンモ
ニア水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留
去した。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、
200g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:
メタノール=50:1〜30:1で溶出)で精製して、
表題の化合物(4.2g、収率33%)を得た。 FAB−MS(m/z);758(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.06(1H,13
−H,dd,3.0Hz,10.9Hz)、4.92
(1H,1”−H,d,4.3Hz)、4.37(2
H,3−H,1’−H,m)、4.09(1H,5−
H,d,10.2Hz)、3.95(1H,5”−H,
m)、3.70(1H,9−H,dd,3.1Hz,1
0.2Hz)、3.48(1H,5’−H,m)、3.
28(3H,3”−OMe,s)、3.21(1H,
2”−H,dd,7.3Hz,10.2Hz)、3.0
2(1H,4”−H,d,9.2Hz)、2.55(2
H,2−H,3’−H,m)、2.29(6H,3’−
NMe2 ,s)、2.00(3H,6−OCOMe,
s)、1.76(3H,6−Me,s)
【0060】
【参考例2】 6−O−アセチル−L53−18A L53−18A(1.0g、1.40mmol)を乾燥
ジクロロエタン(10ml)に溶解し、これに無水酢酸
(0.66ml、7.0mmol)およびDMAP(1
7mg、0.14mmol)を加えて、50℃で1時間
撹拌した。反応液に7%アンモニア水を加えて過剰の無
水酢酸を分解した後、分液し、有機層を希塩酸(pH2
〜3)、7%アンモニア水の順で洗い、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧留去した。残渣を乾燥ジクロロエ
タン(5ml)に溶解し、トリベンジルアミン(4.4
g、15.4mmol)およびアセチルクロライド
(1.0ml、14mmol)を加えて、70℃で40
時間撹拌した。反応液を7%アンモニア水(50ml)
にあけ、クロロホルムで抽出し、クロロホルム層を、減
圧濃縮した。残渣に冷メタノール(200ml)を加
え、析出した結晶を濾過した。濾液を65℃で16時間
撹拌した後、室温まで冷却し、10%炭酸カリウム水溶
液(3.8ml)を加えて室温で2時間撹拌した。反応
液を水(50ml)にあけ、クロロホルム(50ml)
で3回抽出し、有機層を集め、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧留去した。残渣をシリカゲル(メルク社シ
リカゲル60、40g)カラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール=50:1〜30:1で溶出)
で精製して、表題の化合物(183mg、収率17%)
を得た。 FAB−MS(m/z);756(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.21(1H,13
−H,dd,2.4Hz,11.7Hz)、4.88
(1H,1”−H,d,4.9Hz)、4.48(1
H,1”−H,br d,6.8Hz)、4.04(1
H,5”−H,m)、3.69(1H,5−H,d)、
3.52(1H,5’−H,m)、3.29(3H,
3”−OMe,s)、3.21(1H,2’−H,d
d,7.3Hz,10.3Hz)、3.00(1H,
4”−H,br d,9.3Hz)、2.92(1H,
8−H,dd,11.0Hz,15.0Hz)、2.7
0(1H,2−H,m)、2.47(1H,3’−H,
m)、2.34(1H,2”−H,d)、2.29(6
H,3’−NMe2 ,s)、2.20(1H,14−
H,m)、2.08(3H,6−OCOMe,s)、
1.98(1H,7−H,m)、1.87(1H,4−
H,m)、1.82(3H,10−Me,s)、1.7
1(3H,6−Me,br s)、1.69(1H,1
4−H,m)、1.66(1H,4’−H,m)、1.
56(1H,2”−H,dd,5.0Hz,15.0H
z)、1.30(3H,5”−Me,d,6.3H
z)、1.33(3H,12−Me,s)、1.25
(3H,5’−Me,5.9Hz)、1.23(3H,
3”−Me,s)、1.20(4H,8−Me,4’−
H,m)、1.17(3H,2−Me,d,7.3H
z)、1.11(3H,4−Me,d,7.3Hz)
ジクロロエタン(10ml)に溶解し、これに無水酢酸
(0.66ml、7.0mmol)およびDMAP(1
7mg、0.14mmol)を加えて、50℃で1時間
撹拌した。反応液に7%アンモニア水を加えて過剰の無
水酢酸を分解した後、分液し、有機層を希塩酸(pH2
〜3)、7%アンモニア水の順で洗い、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧留去した。残渣を乾燥ジクロロエ
タン(5ml)に溶解し、トリベンジルアミン(4.4
g、15.4mmol)およびアセチルクロライド
(1.0ml、14mmol)を加えて、70℃で40
時間撹拌した。反応液を7%アンモニア水(50ml)
にあけ、クロロホルムで抽出し、クロロホルム層を、減
圧濃縮した。残渣に冷メタノール(200ml)を加
え、析出した結晶を濾過した。濾液を65℃で16時間
撹拌した後、室温まで冷却し、10%炭酸カリウム水溶
液(3.8ml)を加えて室温で2時間撹拌した。反応
液を水(50ml)にあけ、クロロホルム(50ml)
で3回抽出し、有機層を集め、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、減圧留去した。残渣をシリカゲル(メルク社シ
リカゲル60、40g)カラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール=50:1〜30:1で溶出)
で精製して、表題の化合物(183mg、収率17%)
を得た。 FAB−MS(m/z);756(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.21(1H,13
−H,dd,2.4Hz,11.7Hz)、4.88
(1H,1”−H,d,4.9Hz)、4.48(1
H,1”−H,br d,6.8Hz)、4.04(1
H,5”−H,m)、3.69(1H,5−H,d)、
3.52(1H,5’−H,m)、3.29(3H,
3”−OMe,s)、3.21(1H,2’−H,d
d,7.3Hz,10.3Hz)、3.00(1H,
4”−H,br d,9.3Hz)、2.92(1H,
8−H,dd,11.0Hz,15.0Hz)、2.7
0(1H,2−H,m)、2.47(1H,3’−H,
m)、2.34(1H,2”−H,d)、2.29(6
H,3’−NMe2 ,s)、2.20(1H,14−
H,m)、2.08(3H,6−OCOMe,s)、
1.98(1H,7−H,m)、1.87(1H,4−
H,m)、1.82(3H,10−Me,s)、1.7
1(3H,6−Me,br s)、1.69(1H,1
4−H,m)、1.66(1H,4’−H,m)、1.
56(1H,2”−H,dd,5.0Hz,15.0H
z)、1.30(3H,5”−Me,d,6.3H
z)、1.33(3H,12−Me,s)、1.25
(3H,5’−Me,5.9Hz)、1.23(3H,
3”−Me,s)、1.20(4H,8−Me,4’−
H,m)、1.17(3H,2−Me,d,7.3H
z)、1.11(3H,4−Me,d,7.3Hz)
【0061】
【実施例2】 6−O−アセチル−9,10ジヒドロ−L53−18A 6−O−アセチル−L53−18A(756mg、1.
0mmol)をエタノール(20ml)に溶解した。こ
の溶液に5%Pd/C(100mg)を加え、常圧で水
素ガス気流下、室温で24時間撹拌した。反応液よりP
d/Cをセライト濾過により除き、0.1N塩酸(50
0ml)に穏やかにあけた。7%アンモニア水で中和し
た後、クロロホルム(400ml)で3回抽出し、有機
層を集め、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留去し
た。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、20
g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール=50:1〜30:1で溶出)で精製して、表題の
化合物(360mg、収率48%)を得た。
0mmol)をエタノール(20ml)に溶解した。こ
の溶液に5%Pd/C(100mg)を加え、常圧で水
素ガス気流下、室温で24時間撹拌した。反応液よりP
d/Cをセライト濾過により除き、0.1N塩酸(50
0ml)に穏やかにあけた。7%アンモニア水で中和し
た後、クロロホルム(400ml)で3回抽出し、有機
層を集め、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留去し
た。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、20
g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール=50:1〜30:1で溶出)で精製して、表題の
化合物(360mg、収率48%)を得た。
【0062】
【実施例3】 6−O−アセチル−9,10−ジヒドロ−11−デオキ
ソ−11−ヒドロキシ−L53−18A 6−O−アセチル−9,10ジヒドロ−L53−18A
(757mg、1mmol)をエタノール(10ml)
に溶解し、これに水素化ホウ素ナトリウム(151m
g、4mmol)を加え、室温で14時間撹拌した。反
応後、反応溶媒を減圧濃縮し、残渣をクロロホルム(2
00ml)に溶解し、得られた溶液を7%アンモニア水
で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留去し
た。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、30
g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール=30:1で溶出)で分取し、さらにメタノール:
0.015N−NaH2 PO3 緩衝液=45:55を溶
出溶媒とする分取用高速液体くろまとグラフィー(HP
LC)を用いて分取し、表題の化合物(360mg,収
率47.4%)を得た。 FAB−MS(m/z);760(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.01(1H,13
−H,dd,5.0Hz,8.9Hz)、4.83(1
H,1”−H,d,4.5Hz)、4.40(1H,
1’−H,d,6.9Hz)4.28(1H,11−
H,d,10.2Hz)、4.12(1H,5−H,
d,9.2Hz)、4.00(2H,3−H,5”−
H,m)、3.55(1H,9−H,m)、3.48
(1H,5’−H,m)、3.29(3H,3”−OM
e,s)、3.19(1H,2’−H,dd,7.3H
z,10.2Hz)、3.07(1H,4”−H,
m)、2.71(1H,2−H,t,7.6Hz)、
2.49(1H,3’−H,m)、2.28(6H,N
Me2 ,s)、1.99(3H,6−OAc,s)、
1.66(3H,6−Me,s)
ソ−11−ヒドロキシ−L53−18A 6−O−アセチル−9,10ジヒドロ−L53−18A
(757mg、1mmol)をエタノール(10ml)
に溶解し、これに水素化ホウ素ナトリウム(151m
g、4mmol)を加え、室温で14時間撹拌した。反
応後、反応溶媒を減圧濃縮し、残渣をクロロホルム(2
00ml)に溶解し、得られた溶液を7%アンモニア水
で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧留去し
た。残渣をシリカゲル(メルク社シリカゲル60、30
g)カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノ
ール=30:1で溶出)で分取し、さらにメタノール:
0.015N−NaH2 PO3 緩衝液=45:55を溶
出溶媒とする分取用高速液体くろまとグラフィー(HP
LC)を用いて分取し、表題の化合物(360mg,収
率47.4%)を得た。 FAB−MS(m/z);760(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.01(1H,13
−H,dd,5.0Hz,8.9Hz)、4.83(1
H,1”−H,d,4.5Hz)、4.40(1H,
1’−H,d,6.9Hz)4.28(1H,11−
H,d,10.2Hz)、4.12(1H,5−H,
d,9.2Hz)、4.00(2H,3−H,5”−
H,m)、3.55(1H,9−H,m)、3.48
(1H,5’−H,m)、3.29(3H,3”−OM
e,s)、3.19(1H,2’−H,dd,7.3H
z,10.2Hz)、3.07(1H,4”−H,
m)、2.71(1H,2−H,t,7.6Hz)、
2.49(1H,3’−H,m)、2.28(6H,N
Me2 ,s)、1.99(3H,6−OAc,s)、
1.66(3H,6−Me,s)
【0063】
【実施例4】 6−O−アセチル−11−アミノ−9,10−ジヒドロ
−11−ヒドロキシ−L53−18A 6−O−アセチル−9,10−ジヒドロ−L53−18
A(2.27g、3mmol)をエタノール(20m
l)に溶解し、これにヒドロキシアミン塩酸塩(2.0
8g、30mmol)およびトリエチルアミン(4.2
ml、30mmol)を加え7日間還流した。溶媒を減
圧濃縮し、残渣をクロロホルム(200ml)に溶解
し、得られた溶液を7%アンモニア水で洗い、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧留去した。残渣をメタノー
ル(20ml)に溶解し、これにチタニウムクロライド
(1.9M、2.0M塩酸溶液6.3ml中)および濃
アンモニア水(8.9ml)を氷冷下加え、1時間撹拌
した。反応液にセリウムクロライド7水和物(1.1
g、3mmol)を加え、さらに−20℃で水素化ホウ
素ナトリウム(226mg,6mmol)を少量づつ加
え、30分間撹拌した。反応液をクロロホルム(200
ml)に溶解し、7%アンモニア水で洗い、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧留去した。残渣をシリカゲル
(メルク社シリカゲル60、30g)カラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム:メタノール=20:1で溶
出)で分取し、さらにメタノール:0.015N−Na
H2 PO3 緩衝液=45:55を溶出溶媒とする分取用
HPLCを用いて分取し、表題の化合物(1.15g、
収率50.4%)を得た。 FAB−MS(m/z);759(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.04(1H,13
−H,dd,2.3Hz,10.9Hz)、4.81
(1H,1”−H,d,4.3Hz)、4.40(1
H,1’−H,d,7.3Hz)、4.13(1H,5
−H,d,9.2Hz)、4.00(2H,3−H,
5”−H,m)、3.49(3H,9−H,11−H,
5’−H,m)、3.29(3H,3”−OMe,
s)、3.19(1H,2’−H,dd,7.3Hz,
10.8Hz)、3.02(1H,4”−H,m)、
2.73(1H,2−H,m,)、2.49(1H,
3’−H,m)、2.28(6H,NMe2 ,s)、
2.01(3H,6−OAc,s)、1.70(3H,
6−Me,s)
−11−ヒドロキシ−L53−18A 6−O−アセチル−9,10−ジヒドロ−L53−18
A(2.27g、3mmol)をエタノール(20m
l)に溶解し、これにヒドロキシアミン塩酸塩(2.0
8g、30mmol)およびトリエチルアミン(4.2
ml、30mmol)を加え7日間還流した。溶媒を減
圧濃縮し、残渣をクロロホルム(200ml)に溶解
し、得られた溶液を7%アンモニア水で洗い、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧留去した。残渣をメタノー
ル(20ml)に溶解し、これにチタニウムクロライド
(1.9M、2.0M塩酸溶液6.3ml中)および濃
アンモニア水(8.9ml)を氷冷下加え、1時間撹拌
した。反応液にセリウムクロライド7水和物(1.1
g、3mmol)を加え、さらに−20℃で水素化ホウ
素ナトリウム(226mg,6mmol)を少量づつ加
え、30分間撹拌した。反応液をクロロホルム(200
ml)に溶解し、7%アンモニア水で洗い、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧留去した。残渣をシリカゲル
(メルク社シリカゲル60、30g)カラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム:メタノール=20:1で溶
出)で分取し、さらにメタノール:0.015N−Na
H2 PO3 緩衝液=45:55を溶出溶媒とする分取用
HPLCを用いて分取し、表題の化合物(1.15g、
収率50.4%)を得た。 FAB−MS(m/z);759(M+H)+ 1 H−NMR(CDCl3 );δ5.04(1H,13
−H,dd,2.3Hz,10.9Hz)、4.81
(1H,1”−H,d,4.3Hz)、4.40(1
H,1’−H,d,7.3Hz)、4.13(1H,5
−H,d,9.2Hz)、4.00(2H,3−H,
5”−H,m)、3.49(3H,9−H,11−H,
5’−H,m)、3.29(3H,3”−OMe,
s)、3.19(1H,2’−H,dd,7.3Hz,
10.8Hz)、3.02(1H,4”−H,m)、
2.73(1H,2−H,m,)、2.49(1H,
3’−H,m)、2.28(6H,NMe2 ,s)、
2.01(3H,6−OAc,s)、1.70(3H,
6−Me,s)
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Xは=CO、=CHOHまたは=CHNH2 を
示し、Rは低級アルカノイル基を示す)で表される9,
10−ジヒドロ−抗生物質L53−18A誘導体または
その無毒性塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138644A JPH06345793A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 抗生物質l53−18a誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138644A JPH06345793A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 抗生物質l53−18a誘導体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06345793A true JPH06345793A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15226827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138644A Withdrawn JPH06345793A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 抗生物質l53−18a誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06345793A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004101592A1 (ja) * | 2003-05-19 | 2004-11-25 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | エリスロマイシンa誘導体の製造方法 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5138644A patent/JPH06345793A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004101592A1 (ja) * | 2003-05-19 | 2004-11-25 | Taisho Pharmaceutical Co., Ltd. | エリスロマイシンa誘導体の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |