JPH06345794A - ヌクレオシド又はヌクレオチド誘導体 - Google Patents

ヌクレオシド又はヌクレオチド誘導体

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JPH06345794A
JPH06345794A JP5160235A JP16023593A JPH06345794A JP H06345794 A JPH06345794 A JP H06345794A JP 5160235 A JP5160235 A JP 5160235A JP 16023593 A JP16023593 A JP 16023593A JP H06345794 A JPH06345794 A JP H06345794A
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JP
Japan
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compound
group
hydroxyl group
nmr
nucleoside
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JP5160235A
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English (en)
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Hisatoyo Kato
久豊 加藤
Masao Yoshida
▲祇▼生 吉田
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Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は修飾DNAの合成に際して重要とな
るヌクレオシド又はヌクレオチド誘導体を提供するもの
である。 【構成】 非放射性標識がリンカーを介して2'-又は
3'-水酸基に導入されたヌクレオシド又はヌクレオチド
誘導体。 【効果】 本発明の誘導体を用いれば、非放射性標識を
オリゴマー中の任意の位置に任意の数だけ導入すること
ができるうえ、核酸本来の機能を損なう可能性も低く、
誘導体自身も安価に製造出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばDNA診断薬
の開発に利用するために必要な、オリゴマー中の任意の
位置に任意の数の非放射性標識を導入した、修飾DNA
の合成に際して重要となるヌクレオシド及びヌクレオチ
ド誘導体を提供するものであり、医薬業界で広く利用さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、分子生物学の発展にともなって、
いわゆるDNAプローブ法を用いた診断薬などの研究が
活発に行われている。これらの分野では、有機化学的合
成、生化学的合成を問わず、天然型DNAだけでなく特
定の修飾を施した、すなわち、チオール又はアミノリン
カー、あるいは非同位体標識を導入したDNAが研究材
料として盛んに用いられており、その需要は急速に高ま
っている。これに対応して、有機合成化学の分野では、
修飾DNAの合成原料として用いることができる各種の
ヌクレオシド誘導体の合成研究が行われてきた。すなわ
ち、核酸塩基部にリンカーあるいは非同位体標識を導入
したヌクレオシドの合成研究であり、下記の文献等にそ
の代表的成果を見ることができる。 J-P. Roduit, et al. Nucleosides, Nucleotides, 6, 3
49(1987) J. Haralambidis, et al. Nucleic Acids Res., 15, 48
57(1987) Institut Pasteur, WO-88/00593 A. F. Cook, et al. Nucleic Acids Res., 16, 4077(19
88) A. Roget, et al. Nucleic Acids Res., 17, 7643(198
9)コハ゜ニー・オリ・インタ゛ストリー・ソシエテ・アノニム , 公表特許公報 平3−5
05209 これらの業績は、分子生物学の分野に対して新規な修飾
DNAを提供することで、多大な貢献をしてきたもので
ある。しかしながら、上記の文献等に記載されたヌクレ
オシド誘導体は、その合成経路において、高価なハロゲ
ン化あるいはチオ化されたヌクレオシド又は核酸塩基を
必要としているため、それらを用いて合成された修飾D
NAも高価なものとなり、また、核酸塩基部にリンカー
あるいは非放射性標識を導入した場合、核酸塩基が持つ
水素結合性等の機能に変化を生じさせる恐れも否定でき
ない。
【0003】他の研究者らは、核酸塩基部ではなく、ヌ
クレオシドを構成するフラノース環の特定部分に非放射
性標識等を導入する方法を開発しており、次の公報にそ
の内容が開示されている。カルホルニア・インステイテュート・オフ゛・テクノロシ゛ー , 公開特許公報 平4−
60600ヘキスト・アクチエンケ゛セ゛ルシヤフト , 公開特許公報 平4−29089
6 しかしこれらの誘導体は、フラノース環の水酸基をアミ
ノ基またはチオール基に変換したことにその構造的特徴
があり、リンカー(スペーサー)部分が含まれていな
い。したがって、これらの誘導体は、J Haralambidisら
が主張する(Nucleic AcidsRes.,15,4857(1987))、長鎖
のリンカーを有している修飾DNAほど二本鎖形成能が
高いという問題に満足な解答を与えるものではない。
【0004】本発明者らは、分子生物学の分野で需要が
急速に高まっている修飾DNAを提供するに際して必要
となるヌクレオシド誘導体において、入手容易な天然型
ヌクレオシドを出発物質として、核酸塩基部ではなく、
ヌクレオシドを構成するフラノース環の特定部分にチオ
ールリンカーまたはアミノリンカー、あるいは、いずれ
かのリンカーを介して非放射性標識が結合した誘導体の
合成方法及びその合成中間体を開発することに成功し、
先にその発明に関し二つの出願を行った(平成5年3月
9日出願)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記し
た分子生物学の分野で需要が急速に高まっている修飾D
NAを提供するに際して必要となるヌクレオシド、ヌク
レオチド誘導体を、先に開発したものよりさらに簡便か
つ安価に合成することを課題として研究を行ったのであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、核酸塩基
部ではなく、ヌクレオシドを構成するフラノース環の特
定部分に非放射性標識が結合したヌクレオシド、ヌクレ
オチド誘導体をさらに簡便かつ安価に合成することに成
功し、本発明を完成したのである。すなわち、本発明は
次の式[I]で示されるヌクレオシド又はヌクレオチド
誘導体に関するものである。
【0007】
【化2】
【0008】但し、式中のBはプリン又はピリミジン塩
基、R1は水素原子、水酸基の保護基、リン酸残基、二
リン酸残基又は三リン酸残基であり、R2、R3はいずれ
か一方が水素原子又は水酸基の保護基で、他方が(C
H2)nR4であり、nは3以上の任意の整数を示し、R4
は酸素原子を介して結合されたフェノール性水酸基又は
カルボキシル基を有する非放射性標識を示す。
【0009】○式[I]で示される誘導体の合成方法 式[I]で示されるヌクレオシド、ヌクレオチド誘導体
は、たとえば、次の式[II]で示されるヌクレオシド、
ヌクレオチド誘導体を経由して、フェノール性水酸基ま
たはカルボキシル基を有する非放射性標識との間でハロ
ゲン化水素の脱離による求核置換反応により合成するこ
とができる。
【0010】
【化3】
【0011】但し、式中のB、R1は式[I]と同じで
あり、R5、R6はいずれか一方が水素原子又は水酸基の
保護基で、他方が(CH2)nXであり、Xはハロゲン原子
を示す。
【0012】すなわち、3'-及び5'-水酸基を保護した
ヌクレオシド誘導体(式[II]においてR1及びR5が、
水酸基の保護基であり、Bのプリンまたはピリミジン残
基が好ましくはアデニン残基、グアニン残基、シトシン
残基及びウラシル残基であり、Xのハロゲン原子が好ま
しくは臭素原子である)とフェノール性水酸基又はカル
ボキシル基を有する非放射性標識とを、適当な溶媒中
で、塩基を作用させて(但し、フェノール性水酸基又は
カルボキシル基を有する非放射性標識が予め塩基との塩
を形成している場合は、さらに塩基を加えなくてもよ
い)、数時間から数日間反応させると、式[I]で示さ
れるヌクレオシドが合成される。酸素原子を介して結合
されるフェノール性水酸基又はカルボキシル基を有する
非放射性標識としては、DNAプローブの検出などに用
いることができるものであればその使用に格別の限定は
無いが、本発明にとり好ましいものは、フルオレセイ
ン、フルオレセインメチルエステル又はエチルエステル
である。この反応で用いる溶媒としては、本反応の進行
を妨害しないものの中から選択すれば良いが、なかで
も、テトラヒドロフラン、1,5-ジオキサン、テトラヒド
ロフラン/水、1,4-ジオキサン/水、ジメトキシエタ
ン、アセトン、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、N,N-ジメチルホルムアミド/水混合物など
が好ましい。塩基としては、アルカリ金属の炭酸塩又は
重炭酸塩、金属水酸化物、水素化金属、アルキル金属、
グリニャール試薬などを用いることができ、好ましく
は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム又は水酸化テトラ-n-ブチルアンモ
ニウムである。又、触媒として、臭化テトラ-n-ブチル
アンモニウムあるいはテトラ-n-ブチルアンモニウム硫
酸水素塩、トリス[2-(2-メトキシエトキシ)エチル]アミ
ン、ヨウ化カリウム、トリフェニルホスフィンあるいは
トリブチルホスフィンなどを加えると効果的であり、こ
れらの触媒は、単独または併用して用いることができ、
用いる量としては、それぞれ0.05当量から2当量が
好ましい。反応温度は、室温から還流温度までを用いる
ことができる。水酸基の保護基としては、トリチル型保
護基、ベンジル及びアリル型保護基、アシル型保護基、
シリル型保護基などが例示され、本発明にとり好ましい
ものは、4,4'-ジメトキシトリチル基、4-メトキシトリ
チル基、および、tert-ブチルジメチルシリル基であ
る。水酸基の保護基の除去は、常法により行えば良く、
リン酸化反応あるいは三リン酸化反応などを行うと、式
[I]で示される各種のヌクレオシド、ヌクレオチド誘
導体が得られる。なお、これらの反応においては、必要
に応じてプリンまたはピリミジン残基に公知の方法によ
り保護基を導入することができる。R2、R3におけるア
ルキレン基の鎖長を示すnは3以上の任意の整数を示す
ものであり、nが3未満のものは合成が殆ど不可能であ
り、原料入手の困難性を考慮すると本発明にとりnが2
0以下の整数が好ましい。
【0013】○利用方法 本発明の2'-又は3'-水酸基に非放射性標識を有するヌ
クレオシド、ヌクレオチド誘導体は、DNA、RNAな
どのオリゴマー中の任意の位置に任意の数の非放射性標
識を導入し、プローブの検出などに利用されるものであ
るが、DNA、RNAなどのオリゴマーに導入するには
公知の方法を用いることができ、リン酸トリエステル
法、ホスホロアミダイト法、H−ホスホネート法あるい
はチオホスファイト法などの有機化学的手法および酵素
の作用を利用する生化学的手法を例示することができ
る。
【0014】
【作用】本発明の2'-又は3'-水酸基に非放射性標識を
有するヌクレオシド、ヌクレオチド誘導体においては、
非放射性標識をオリゴマー中の任意の位置に任意の数だ
け導入することができること、及び、従来の核酸塩基部
に導入する方法あるいは、ヌクレオシドを構成するフラ
ノース環の特定部分に非放射性標識を直接導入する方法
に比較して、核酸本来の機能を損なう可能性が低いとい
う作用を示す。また、本発明の誘導体は、フルオレセイ
ンイソチオシアネートなどの高価な原料を用いることな
く、安価なフルオレセイン又はそのエステルを用いて製
造することができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明で提供される2'-
又は3'-水酸基に非放射性標識を有するヌクレオシド、
ヌクレオチド誘導体の合成例について説明するが、本発
明は、これらの実施例に限定されるものではない。な
お、以下の構造式においては、次の略号を使用する。す
なわち、Ad=アデニン残基、Ur=ウラシル残基、M
MTr=4-メトキシトリチル基、TBDMS=t-ブチル
ジメチルシリル基である。
【0016】実施例1 下記式で示される化合物1及び化合物2を以下の様にし
て合成した。
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】5'-O-4-メトキシトリチル-2'-O-(5-
ブロモペンチル)ウリジン4.07g(6.11mmol)の1,4-
ジオキサン70ml溶液に、フルオレセイン2ナトリウム
4.59g(12.2mmol)、水酸化ナトリウム0.25g
(6.25mmol)及びヨウ化カリウム1.02g(6.14mmo
l)の水25ml溶液を滴下し、48時間加熱還流した。放
冷後、5%クエン酸水溶液を加え、クロロホルムルで抽
出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで
乾燥、濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
よる精製を行い、それぞれ燈褐色粉末状の化合物2種を
得た。NMRおよびIR分析によりそれぞれ上記化合物
1及び2であることを確認した。化合物1の収量は1.
20g(21%)。化合物2の収量は0.49g(9%)であ
った。1H−NMRのケミカルシフト、IRシグナルの
波数及びシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を
以下に示し、IRチャートを図1及び図2に示す。 化合物11 H−NMR(CDCl3)δ:0.97−2.03 (6H,
m) 3.23−4.55 (13H,m) 5.25−5.53 (1H,m) 5.73−6.00 (1H,m) 6.42−8.08 (25H,m) IR(KBr)cm-1:3410,2940,1770,1
710,1660,1610,1460,1250,1
180. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.47 (クロロホルム:メタノール=10:1) 化合物21 H−NMR(CDCl3)δ:0.67−2.00 (6H,
m) 3.22−4.57 (13H,m) 5.20−5.53 (1H,m) 5.77−6.03 (1H,m) 6.50−8.40 (25H,m) IR(KBr)cm-1:3410,2930,1710,1
660,1590,1460,1250,1100. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.39 (クロロホルム:メタノール=10:1)
【0020】実施例2 下記式で示される化合物3を以下の様にして合成した。
【0021】
【化6】
【0022】実施例1で合成した化合物1の2.80g
(3.05mmol)をクロロホルム20mlに溶解し、ギ酸2.
00ml(53.0mmol)を加え、室温下で2.5時間攪拌
した後、水及び飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥、濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーによる精製を行い、燈褐色粉末状の化合物0.7
1gを得た(収率36%)。1H−NMRおよびIR分析
により上記化合物3であることを確認した。1H−NM
Rシグナルのケミカルシフト、IRシグナルの波数およ
びシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以下に
示し、1H−NMRチャートを図3に示す。1 H−NMR(CDCl3-CD3OD)δ:1.23−2.1
3(6H,m) 3.50−4.33(9H,m) 5.68(1H,d) 5.83(1H,d) 6.33−6.80(6H,m) 7.07−7.33(1H,m) 7.43−8.07(4H,m) IR(KBr)cm-1:3410,2940,1740,1
710,1660,1470,1250,1190,1
100. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.51 (クロロホルム:メタノール=5:1)
【0023】実施例3 下記式で示される化合物4を以下の様にして合成した。
【0024】
【化7】
【0025】実施例1で合成した化合物2の1.25g
(1.36mmol)をクロロホルム10mlに溶解し、ギ酸1.
00ml(26.5mmol)を加え、室温下で2.5時間攪拌し
た後、水および飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥、濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーによる精製を行い、燈褐色粉末状の化合物0.3
3gを得た(収率37%)。1H−NMRおよびIR分析
により上記化合物4であることを確認した。1H−NM
Rシグナルのケミカルシフト、IRシグナルの波数およ
びシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以下に
示し、1H−NMRチャートを図4に示す。1 H−NMR(CDCl3-CD3OD)δ:0.87−1.8
3 (6H,m) 3.37−4.33 (9H,m) 5.70 (1H,d) 5.87 (1H,d) 6.37−8.37 (11H,m) IR(KBr)cm-1:3390,1710,1660,1
590,1460,1260,1210,1100. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.19 (クロロホルム:メタノール=5:1)
【0026】実施例4 下記式で示される化合物5を以下の様にして合成した。
【0027】
【化8】
【0028】まず、下記式で示される化合物6及び化合
物7を以下の様にして調製した。
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】アデノシン6.36g(23.8mmol)、1,10-
ジブロモデカン35.7g(119mmol)のN,N-ジメチルホ
ルムアミド100ml懸濁液に0℃で60%油性水素化ナ
トリウム1.00g(25.0mmol)を加え、室温下で3.5
時間攪拌した後、クロロホルムルで抽出し、飽和食塩水
で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製を行い、
無色結晶性の化合物二種を得た。1H−NMR及びIR
分析によりそれぞれ化合物6(収率31%)及び化合物7
(収率3%)であることを確認した。1H−NMRシグ
ナルのケミカルシフト、IRシグナルの波数およびシリ
カゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以下に示し
た。 化合物61 H−NMR(CDCl3−DMSO−d6)δ:0.90
−2.10(16H,m) 3.17−3.90(7H,m) 4.07−4.27(1H,m) 4.33−4.77(3H,m) 5.98(1H,d) 6.83−7.20(2H,br) 8.10(1H,s) 8.15(1H,s) IR(KBr)cm-1:3330,3160,2930,2
850,1670,1600,1330,1300,1
090. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.33(クロロホルム:メタノール=10:
1) 化合物71 H−NMR(CDCl3−DMSO−d6)δ:1.00
−2.10(16H,m) 3.17−4.33(9H,m) 4.67−5.03(2H,m) 5.88(1H,d) 6.73−7.17(2H,br) 8.06(1H,s) 8.13(1H,s) IR(KBr)cm-1:3320,3170,2930,2
850,1690,1610,1340,1300,1
100. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.25(クロロホルム:メタノール=10:
1)
【0032】つぎに、下記式で示される化合物8を以下
の様にして調製した。
【0033】
【化11】
【0034】フルオレセイン2ナトリウム5.10g(1
3.6mmol)及びテトラ-n-ブチル硫酸水素塩4.60g(1
3.5mmol)のイソプロピルアルコール−水(1:1)6
0ml溶液に硫酸ジエチル3.60ml(27.5mmol)を加
え、室温下で2時間攪拌した後、炭酸カリウム3.80g
(27.5mmol)及び硫酸ジエチル2.70ml(27.5mmo
l)を加えた。45分間攪拌後、クロロホルムルで抽出
し、10%クエン酸水溶液および飽和食塩水で洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーによる精製およびアセトンか
らの再結晶を行い、赤褐色結晶性の化合物1.30gを
得た(収率27%)。1H−NMR、紫外−可視吸光ス
ペクトルおよびIR分析により化合物8であることを確
認した。1H−NMRシグナルのケミカルシフト、IR
シグナルの波数、紫外−可視吸光スペクトルの吸収波長
およびシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以
下に示し、1H−NMR、紫外−可視吸光スペクトルの
チャートを図5および図6に示した。1 H−NMR(CDCl3−DMSO−d6)δ:0.93
(3H,t) 3.97(2H,q) 6.50−7.87(9H,m) 8.07−8.27(1H,m) IR(KBr)cm-1:1720,1640,1590,1
460,1270,1210,1110. 紫外−可視吸光スペクトル(メタノール)λmax:2
29,498. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.37(クロロホルム:メタノール=10:
1)
【0035】上記の様にして調製した化合物6の1.5
6g(3.21mmol)、化合物8の1.74g(4.83mmo
l)、トリフェニルホスフィン0.84g(3.21mmol)及
び臭化テトラ-n-ブチルアンモニウム0.10g(0.32m
mol)のN,N-ジメチルホルムアミド15ml懸濁液に炭酸カ
リウム2.22g(16.1mmol)を加え、90℃で24時
間攪拌後、放冷した。10%炭酸ナトリウム水溶液を加
え、クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無
水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮後、残さをジクロロメ
タン20mlに溶解し、イミダゾール0.70g(10.3mm
ol)及び塩化t-ブチルジメチルシリル1.50gg(9.9
6mmol)を加え、室温で24時間攪拌した。次に、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥、濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーによる精製を行い、燈褐色粉末状の化合物1.
11gを得た(収率35%)。1H−NMRおよびIR
分析により上記化合物5であることを確認した。1H−
NMRシグナルのケミカルシフト、IRシグナルの波数
およびシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以
下に示し、1H−NMRチャートを図7に示す。1 H−NMR(CDCl3)δ:0.12(12H,s) 0.83−2.15(37H,m) 3.37−4.68(11H,m) 5.77−6.18(3H,m) 6.38−7.00(6H,m) 7.22−7.78(3H,m) 8.00−8.37(3H,m) IR(KBr)cm-1:3330,2930,2860,1
720,1640,1600,1520,1470,1
250. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.51(クロロホルム:メタノール=5:1)
【0036】実施例5 下記式で示される化合物9を以下の様にして合成した。
【0037】
【化12】
【0038】まず、下記式で示される化合物10を以下
の様にして調製した。
【0039】
【化13】
【0040】5'-O-t-ブチルジメチルシリルウリジン
25.5g(71.1mmol)のテトラヒドロフラン100ml
溶液に0℃で2.0M塩化-t-ブチルマグネシウム/テト
ラヒドロフラン溶液75.0ml(150mmol)を滴下し、
30分間攪拌後、同温で1,5-ジブロモペンタン82.0g
(357mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド100ml溶
液加え、21時間加熱還流した。放冷後、メタノール2
0mlを加えて不溶物を溶解した後、酢酸エチルで抽出
し、10%クエン酸水溶液および飽和食塩水で洗浄し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーによる精製を行い、無色液状
の化合物を得た(収率50%)。1H−NMRおよびI
R分析により化合物10であることを確認した。1H−
NMRシグナルのケミカルシフト、IRシグナルの波数
およびシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以
下に示した。1 H−NMR(CDCl3)δ:0.08(6H,s) 0.89(9H,s) 1.33−2.17(6H,m) 3.20−4.45(10H,m) 5.60−5.90(2H,m) 7.82(1H,d) IR(KBr)cm-1:3430,2930,1710,1
660,1460,1100. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.53(クロロホルム:メタノール=10:
1)
【0041】上記の様にして得られた化合物10の1.
80g(3.55mmol)、前記化合物8の1.35g(3.75
mmol)、トリフェニルホスフィン0.93g(3.55mmol)
及び臭化テトラ-n-ブチルアンモニウム0.12g(0.3
6mmol)のN,N-ジメチルホルムアミド15ml懸濁液に炭
酸カリウム2.45g(17.7mmol)を加え、90℃で1
0時間攪拌後、放冷した。次に、1.0Mフッ化テトラ-
n-ブチルアンモニウム/テトラヒドロフラン溶液5.0m
l(5.0mmol)を加え、室温で3.5時間攪拌後、クロロ
ホルムで抽出し、水および飽和食塩水で洗浄した。無水
硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーによる精製を行い、燈褐色粉末状の化
合物1.15gを得た(収率48%)。1H−NMRおよ
びIR分析により上記化合物9であることを確認した。
1H−NMRシグナルのケミカルシフト、IRシグナル
の波数およびシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動
度を以下に示し、IRチャートを図8に示す。1 H−NMR(CDCl3−DMSO−d6)δ:0.82
−2.05(9H,m) 5.63(1H,d) 5.88(1H,d) 6.20−8.33(11H,m) IR(KBr)cm-1:3390,2940,1710,1
660,1600,1500,1460,1250,1
210,1110. シリカゲル薄層クロマトグラフィー Rf:0.59(クロロホルム:メタノール=5:1)
【0042】実施例6 下記式で示される化合物11及び化合物12を以下の様
にして合成した。
【0043】
【化14】
【0044】
【化15】
【0045】実施例5で合成した化合物9の673mg
(1.00mmol)をトリメチルホスフェート5mlに溶解
し、−10〜−20℃で、オキシ塩化リン0.10ml
(1.07mmol)を滴下し、同温で30分間攪拌後、さら
にオキシ塩化リン0.10ml(1.07mmol)を滴下した。
室温下で50分間攪拌した後、反応混合物を−10〜−
20℃で、1.0Mピロリン酸−トリス(トリ-n-ブチル
アンモニウム)/N,N-ジメチルホルムアミド溶液9.0ml
に滴下した。室温下で2時間攪拌した後、反応混合物を
0℃で、トリエチルアミン1.40mlの水20ml溶液に
加え、15分間攪拌した後、4℃で20時間放置した。
クロロホルムで抽出した後、有機層に、水25ml、0.
5M炭酸水素ナトリウム/炭酸ナトリウム水溶液(pH=
9.0)10ml及びアセトン25mlを加えて攪拌した後、
水層を分取した。水層を高速液体クロマトグラフィーを
用い、下記条件で分析したところ、図9に示すチャート
が得られた。 カラム: ODS−15 溶出溶媒: メタノール水溶液 20−40%(20
分) 検出波長: 254nm チャートスピード: 2.5mm/min ピークI及びピークIIをそれぞれ分取し、紫外−可視吸
光スペクトル及び31P−NMR分析を行い、ピークIが
化合物11、ピークIIが化合物12であることを確認し
た。紫外−可視吸光スペクトルの吸収波長および31P−
NMRのケミカルシフトを以下に示し、紫外−可視吸光
スペクトルのチャートを図10および図11に示した。 化合物11 紫外−可視吸光スペクトル(H2O)λmax:229,
254,454,477.31 P−NMR(D2O)δ:−22.7, −12.2,
−7.4 化合物12 紫外−可視吸光スペクトル(H2O)λmax:228,
253,454,477.31 P−NMR(D2O)δ: −11.9, −7.9
【0046】
【発明の効果】本発明で提供される2'-又は3'-水酸基
に非放射性標識を有するヌクレオシド、ヌクレオチド誘
導体を用いれば、非放射性標識をオリゴマー中の任意の
位置に任意の数だけ導入することができること、及び、
従来の核酸塩基部に導入する方法あるいは、ヌクレオシ
ドを構成するフラノース環の特定部分に非放射性標識を
直接導入する方法に比較して、核酸本来の機能を損なう
可能性が低いという特長を有しているため、その利用価
値は高い。又、フルオレセインイソチオシアネートなど
の高価な原料を用いることなく、安価なフルオレセイン
またはそのエステルを用いることができ安価に製造出来
るという特長を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は実施例1で得られた化合物1のIR
チャート。
【図2】 図2は実施例1で得られた化合物2のIR
チャート。
【図3】 図3は実施例2で得られた化合物3の1H
−NMRチャート。
【図4】 図4は実施例3で得られた化合物4の1H
−NMRチャート。
【図5】 図5は実施例4で調製した化合物8の1H
−NMRチャート。
【図6】 図6は実施例4で調製した化合物8の紫外
−可視吸収スペクトルチャート。
【図7】 図7は実施例4で得られた化合物5の1H
−NMRチャート。
【図8】 図8は実施例5で得られた化合物9のIR
チャート。
【図9】 図9は実施例6で得られた反応物のHPL
Cチャート。
【図10】 図10は実施例6で得られた化合物11の
紫外−可視吸収スペクトルチャート。
【図11】 図10は実施例6で得られた化合物12の
紫外−可視吸収スペクトルチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C12Q 1/68 A 7823−4B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式[I]で示されるヌクレオシド又
    はヌクレオチド誘導体 【化1】 但し、式中のBはプリン又はピリミジン塩基、R1は水
    素原子、水酸基の保護基、リン酸残基、二リン酸残基又
    は三リン酸残基であり、R2、R3はいずれか一方が水素
    原子又は水酸基の保護基で、他方が(CH2)nR4であ
    り、nは3以上の任意の整数を示し、R4は酸素原子を
    介して結合されたフェノール性水酸基又はカルボキシル
    基を有する非放射性標識を示す。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007017602A3 (fr) * 2005-08-11 2007-08-02 Synth Innove Lab Marqueurs, leur procede de fabrication et leurs applications

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007017602A3 (fr) * 2005-08-11 2007-08-02 Synth Innove Lab Marqueurs, leur procede de fabrication et leurs applications
US8034626B2 (en) 2005-08-11 2011-10-11 Laboratoires Synth-Innove Labels, their production process and their uses

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