JPH06345885A - 環状オレフィン系樹脂の処理方法 - Google Patents
環状オレフィン系樹脂の処理方法Info
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- JPH06345885A JPH06345885A JP5163128A JP16312893A JPH06345885A JP H06345885 A JPH06345885 A JP H06345885A JP 5163128 A JP5163128 A JP 5163128A JP 16312893 A JP16312893 A JP 16312893A JP H06345885 A JPH06345885 A JP H06345885A
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Abstract
ているとともに、十分な弾性、柔軟性をも兼ね備えた、
オレフィン系樹脂を得ることができるオレフィン系樹脂
の処理方法を提供する。 【構成】 α−オレフィンと環状オレフィン類とを付加
重合してなる共重合体[a]、環状オレフィン類を開環
重合してなる重合体[b]、その開環共重合体[c]、
並びにこれらの水素添加物[a’],[b’]及び
[c’]からなる群から選ばれる、ガラス転移温度(T
g)が50℃以下である一以上の環状オレフィン系樹脂
を、電子線又は放射線によって処理する。
Description
脂の処理方法に関する。さらに詳しくは、輸液バッグ等
の医療分野、包装分野、食料品分野等において好適に用
いられる環状オレフィン系樹脂を提供することができる
環状オレフィン系樹脂の処理方法に関する。
性に優れ、医療、包装、食料品分野等の種々の分野でフ
ィルム、シート等として利用可能な環状オレフィン系樹
脂を提案している(特願平4−90261号)。しか
し、その環状オレフィン系樹脂が用いられる用途によっ
ては、例えば医療,防水シートの用途の場合には、熱安
定性、耐水性、耐薬品性、弾力性等が要求され、この環
状オレフィン系樹脂のままでは必ずしも十分に満足すべ
きものではなく、改質する必要があった。
によって架橋する方法が開示されている(特開昭62−
34924号)。しかし、ここに開示された環状オレフ
ィン系共重合体は、ガラス転移温度(Tg)が60℃以
上で、柔軟性に欠けるため、弾性や柔軟性を備えたフィ
ルムやシートを必要とする分野においては必ずしも十分
に満足すべきものではなかった。
に用いられる材料をγ線により滅菌する方法が用いられ
ているが、従来の軟質塩化ビニルやL−LDPEを用い
たシートはγ線によって黄変するという問題があった。
また、硫黄や有機過酸化物を用いて架橋する方法では、
樹脂から添加物が遊離したり分解物が発生する等の問題
があった。
鑑みなされたものであり、耐熱性,耐水性,耐薬品性等
の諸物性に優れているとともに、十分な弾性、柔軟性を
も兼ね備えた、オレフィン系樹脂を得ることができるオ
レフィン樹脂の処理方法を提供することを目的とする。
レフィンと環状オレフィン類とを付加重合してなる共重
合体[a]、環状オレフィン類を開環重合してなる重合
体[b]、その開環共重合体[c]、並びにこれらの水
素添加物[a’],[b’]及び[c’]からなる群か
ら選ばれる、ガラス転移温度(Tg)が50℃以下であ
る一以上の環状オレフィン系樹脂を、電子線又は放射線
によって処理することを特徴とする環状オレフィン系樹
脂の処理方法が提供される。
が、α−オレフィン及び環状オレフィン類とのモル%
が、80:20〜99.9:0.1であることを特徴と
する環状オレフィン系樹脂の処理方法が提供される。
オレフィン系樹脂架橋体が提供される。
0℃,2.16kg)が0.1グラム/10分未満、引
張弾性率が50〜3,000kg/cm2 、弾性回復率
が20〜100%であることを特徴とする環状オレフィ
ン系樹脂架橋体が提供される。
うにα−オレフィンと環状オレフィン類とを付加重合し
てなる共重合体、環状オレフィン類を開環重合してなる
重合体、その共重合体、及びこれらの水素添加物からな
る群から一以上選ばれる。 α−オレフィン 本発明に用いられる環状オレフィン系樹脂の製造に用い
られるα−オレフィンとしては特に制限はなく、例え
ば、下記一般式[X]
化水素基を示す。)で表わされる繰り返し単位を有する
ものを挙げることができる。
ンの繰り返し単位において、Raは、前述したように水
素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を示している。
ここで、炭素数1〜20の炭化水素基として、具体的に
は、例えばメチル基,エチル基,イソプロピル基,イソ
ブチル基,n−ブチル基,n−ヘキシル基,オクチル
基,オクタデシル基等を挙げることができる。また、一
般式[X]で示されるα−オレフィンの繰り返し単位を
与えるα−オレフィンの具体例としては、例えば、エチ
レン,プロピレン,1−ブテン,3−メチル−1−ブテ
ン,4−メチル−1−ペンテン,1−ヘキセン,1−オ
クテン,デセン,エイコセン等を挙げることができる。
中でも、エチレンもしくはプロピレン、またはエチレン
とプロピレンが好適である。 環状オレフィン類 本発明に用いられる環状オレフィン類としては、環状オ
レフィンと環状ジエンを挙げることができる。 −1 環状オレフィン 本発明に用いられる環状オレフィンとしては、特に制限
はないが、例えば下記一般式[Y]で表わされる繰り返
し単位を与えるものを挙げることができる。
数1〜20の炭化水素基又はハロゲン原子、酸素原子も
しくは窒素原子を含む置換基を示し、nは0以上の整数
を示す。Rj 又はRk とRl 又はRm とは互いに環を形
成してもよい。また、Rb 〜Rm はそれぞれ互いに同一
でも異なっていてもよい。)
位において、Rb〜Rmは、それぞれ水素原子、炭素数1
〜20の炭化水素基、又はハロゲン原子,酸素原子若し
くは窒素原子を含む置換基を示している。ここで、炭素
数1〜20の炭化水素基として、具体的には、例えばメ
チル基,エチル基,n−プロピル基,イソプロピル基,
n−ブチル基,イソブチル基,t−ブチル基,ヘキシル
基等の炭素数1〜20のアルキル基、フェニル基,トリ
ル基,ベンジル基等の炭素数6〜20のアリール基,ア
ルキルアリール基又はアリールアルキル基、メチリデン
基,エチリデン基,プロピリデン基等の炭素数1〜20
のアルキリデン基、ビニル基,アリル基等の炭素数2〜
20のアルケニル基等を挙げることができる。但し,R
b,Rc,Rf,Rgはアルキリデン基を除く。なお、
Rd,Re,Rh〜Rmのいずれかがアルキリデン基の場
合、それが結合している炭素原子は他の置換基を有しな
い。
体的には、例えば、フッ素,塩素,臭素,ヨウ素等のハ
ロゲン基、クロロメチル基,ブロモメチル基,クロロエ
チル基等の炭素数1〜20のハロゲン置換アルキル基等
を挙げることができる。酸素原子を含む置換基として具
体的には、例えば、メトキシ基,エトキシ基,プロポキ
シ基,フェノキシ基等の炭素数1〜20のアルコキシ
基、メトキシカルボニル基,エトキシカルボニル基等の
炭素数1〜20のアルコキシカルボニル基等を挙げるこ
とができる。窒素原子を含む置換基として具体的には、
例えば、ジメチルアミノ基,ジエチルアミノ基等の炭素
数1〜20のアルキルアミノ基やシアノ基等を挙げるこ
とができる。
与える環状オレフィンの具体例としては、例えば、ノル
ボルネン、5−メチルノルボルネン、5−エチルノルボ
ルネン、5−プロピルノルボルネン、5,6−ジメチル
ノルボルネン、1−メチルノルボルネン、7−メチルノ
ルボルネン、5,5,6−トリメチルノルボルネン、5
−フェニルノルボルネン、5−ベンジルノルボルネン、
5−エチリデンノルボルネン、5−ビニルノルボルネ
ン、1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4
a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−メチ
ル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4
a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−エチ
ル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4
a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2,3−
ジメチル−1、4、5、8−ジメタノ−1,2,3,
4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2
−ヘキシル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,
4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2
−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,
3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、2−フルオロ−1,4,5,8−ジメタノ−1,
2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、1,5−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−
1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、2−シクロヘキシル−1,4,5,8−ジメ
タノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒ
ドロナフタレン、2,3−ジクロロ−1,4,5,8−
ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オク
タヒドロナフタレン、2−イソブチル−1,4,5,8
−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、1,2−ジヒドロジシクロペン
タジエン、5−クロロノルボルネン、5,5−ジクロロ
ノルボルネン、5−フルオロノルボルネン、5,5,6
−トリフルオロ−6−トリフルオロメチルノルボルネ
ン、5−クロロメチルノルボルネン、5−メトキシノル
ボルネン、5,6−ジカルボキシルノルボルネンアンハ
イドレート、5−ジメチルアミノノルボルネン、5−シ
アノノルボルネン等を挙げることができる。
単位を与えるものであってもよい。
0、1または2であり、R1 〜R15はそれぞれ独立に水
素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化
水素基またはアルコキシ基であり、R5 (またはR6 )
とR9 (またはR7 )とは、炭素数1〜3のアルキレン
基を介して結合していてもよく、また何の基も介さずに
直接結合していてもよい。)
与える環状オレフィンの具体例としては、5−メチル−
5−フェニル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−トリル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン、5−(エチルフェニル)−ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−(イソプロピルフェニル)
−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、1,4−
メタノ−1,1a,4,4a−テトラヒドロフルオレ
ン、1,4−メタノ−1,4,4a,5,10,10a
−ヘキサヒドロアントラセン、シクロペンタジエン−ア
セナフチレン付加物、5−(α−ナフチル)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(アントラセニ
ル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンを挙げ
ることができる。
いが、例えば、1,3−シクロペンタジエン、1,3−
シクロヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、5
−エチル−1,3−シクロヘキサジエン、1,3−シク
ロヘプタジエン、1,4−シクロヘプタジエン、1,3
−シクロオクタジエン、1,4−シクロオクタジエン、
1,5−シクロオクタジエン、5−メチレン−2−ノル
ボルネン、ジシクロペンタジエン、ジメチルジシクロペ
ンタジエン、及び、
ン、ノルボルネン誘導体、5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン、5−ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエ
ンが特に好ましい。なお、環状ジエンは少なくとも2個
の二重結合を有しておればよく、例えば環状トリエン等
も包含される。
共重合体[a] 環状オレフィン系樹脂に用いられるα−オレフィンと環
状オレフィン類とを付加重合してなる共重合体の、α−
オレフィン(たとえば、前記一般式[X]で表わされる
繰り返し単位を有するもの等)と環状オレフィン類(た
とえば前記一般式[Y]で表わされる繰り返し単位を有
するもの等)との組成割合は、モル%で、80:20〜
99.9:0.1が好ましい。α−オレフィンが80モ
ル%未満であると、Tg、弾性率が高くなり、得られる
フィルムやシートの弾性回復性や柔軟性が低下する。ま
た、環状オレフィン類が0.1モル%未満であると共重
合体の結晶性が高くなり、弾性回復性等の面で環状オレ
フィンを導入した効果が不十分となる。さらに好ましく
は、モル%で90:10〜99.5:0.5で、中で
も、モル%で85:15〜98:2が最も好ましい。
に、下記一般式[R]
ロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ブテン、1−
オクテンである。)で示されるα−オレフィンとの二種
類を用いる場合、その組成割合は、エチレン5〜99.
8モル%、及び一般式[R]のα−オレフィン75〜
0.1モル%、並びに環状オレフィン類20〜0.1モ
ル%とすることが好ましい。さらに好ましくは、エチレ
ン32〜99モル%、及びα−オレフィン[R]50〜
0.5モル%,並びに環状オレフィン類18〜0.5モ
ル%である。中でも、エチレン55〜98モル%、及び
α−オレフィン[R]30〜1モル%、並びに環状オレ
フィン類15〜1モル%であることが最も好ましい。な
お、この場合、エチレンとα−オレフィン[R]は、共
重合体の全体の80〜99.9モル%であることが好ま
しい。
加重合する方法は、特に制限はなく、イオン錯体系触
媒、アルミノキサン系触媒、及び可溶性バナジウム触媒
のいずれの触媒系を用いてもよい。この中でも、イオン
錯体系触媒が重合性が高いことから好ましい。以下、イ
オン錯体系触媒の具体例として、下記(A)及び(B)
を主成分とする触媒又は下記化合物(A)、(B)及び
(C)を主成分とする触媒系について説明する。 (A)遷移金属化合物 (B)遷移金属化合物(A)、又はその派生物からイオ
ン性錯体を形成しうる化合物 (C)有機アルミニウム化合物
ては、周期律表のIVB族,VB族,VIB族,VIIB族,VI
II族に属する遷移金属を含む遷移金属化合物を使用する
ことができる。上記遷移金属として、具体的には、チタ
ニウム、ジルコニウム、ハフニウム、クロム、マンガ
ン、ニッケル、パラジウム、白金等が好ましく、中でも
ジルコニウム、ハフニウム、チタン、ニッケル、パラジ
ウムが特に好ましい。
は、種々のものを挙げることができるが、特にIVB族、
VB族、VI族、VIII族の遷移金属を含む化合物、中でも周
期律表のIVB族から選ばれる遷移金属、すなわちチタニ
ウム(Ti)、ジルコニウム(Zr)又はハフニウム
(Hf)を含有する化合物を好適に使用することがで
き、特に下記一般式(I),(II)又は(III)で示されるシク
ロペンタジエニル化合物又はこれらの誘導体あるいは下
記一般式(IV)で示される化合物又はこれらの誘導体が
好適である。 CpM1R1 aR2 bR3 c …(I) Cp2M1R1 aR2 b …(II) (Cp−Ae−Cp)M1R1 aR2 b …(III) M1R1 aR2 bR3 cR4 d …(IV)
又はHf原子を示し、Cpはシクロペンタジエニル基,
置換シクロペンタジエニル基,インデニル基,置換イン
デニル基,テトラヒドロインデニル基,置換テトラヒド
ロインデニル基,フルオレニル基又は置換フルオレニル
基等の環状不飽和炭化水素基又は鎖状不飽和炭化水素基
を示す。R1 ,R2 ,R3及びR4はそれぞれそれぞれσ
結合性の配位子,キレート性の配位子,ルイス塩基等の
配位子を示し、σ結合性の配位子としては、具体的に水
素原子,酸素原子,ハロゲン原子,炭素数1〜20のア
ルキル基,炭素数1〜20のアルコキシ基,炭素数6〜
20のアリール基,アルキルアリール基若しくはアリー
ルアルキル基,炭素数1〜20のアシルオキシ基,アリ
ル基,置換アリル基,けい素原子を含む置換基等を例示
でき、またキレート性の配位子としてはアセチルアセト
ナート基,置換アセチルアセトナート基等を例示でき
る。Aは共有結合による架橋を示す。a,b,c及びd
はそれぞれ0〜4の整数、eは0〜6の整数を示す。R
1 ,R2 ,R3及びR4はその2以上が互いに結合して環
を形成していてもよい。上記Cpが置換基を有する場合
には、当該置換基は炭素数1〜20のアルキル基が好ま
しい。(II)式及び(III)式において、2つのCpは
同一のものであってもよく、互いに異なるものであって
もよい。]
ペンタジエニル基としては、例えば、メチルシクロペン
タジエニル基、エチルシクロペンタジエニル基、イソプ
ロピルシクロペンタジエニル基、1,2−ジメチルシク
ロペンタジエニル基、テトラメチルシクロペンタジエニ
ル基、1,3−ジメチルシクロペンタジエニル基、1,
2,3−トリメチルシクロペンタジエニル基、1,2,
4−トリメチルシクロペンタジエニル基、ペンタメチル
シクロペンタジエニル基、トリメチルシリルシクロペン
タジエニル基等を挙げることができる。また、上記
(I)〜(IV)式におけるR1〜R4の具体例としては、
例えば、ハロゲン原子としてフッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子;炭素数1〜20のアルキル基とし
てメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロ
ピル基、n−ブチル基、オクチル基、2−エチルヘキシ
ル基;炭素数1〜20のアルコキシ基としてメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、フェノキ
シ基;炭素数6〜20のアリール基、アルキルアリール
基若しくはアリールアルキル基としてフェニル基、トリ
ル基、キシリル基、ベンジル基;炭素数1〜20のアシ
ルオキシ基としてヘプタデシルカルボニルオキシ基;け
い素原子を含む置換基としてトリメチルシリル基、(ト
リメチルシリル)メチル基:ルイス塩基としてジメチル
エーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の
エーテル類、テトラヒドロチオフェン等のチオエーテル
類、エチルベンゾエート等のエステル類、アセトニトリ
ル、ベンゾニトリル等のニトリル類、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジ
メチルアニリン、ピリジン、2,2’−ビピリジン、フ
ェナントロリン等のアミン類、トリエチルホスフィン、
トリフェニルホスフィン等のホスフィン類;鎖状不飽和
炭化水素としてエチレン、ブタジエン、1−ペンテン、
イソプレン、ペンタジエン、1−ヘキセン及びこれらの
誘導体;環状不飽和炭化水素としてベンゼン、トルエ
ン、キシレン、シクロヘプタトリエン、シクロオクタジ
エン、シクロオクタトリエン、シクロオクタテトラエン
及びこれらの誘導体等を挙げることができる。また、上
記(III)式におけるAの共有結合による架橋として
は、例えばメチレン架橋、ジメチルメチレン架橋、エチ
レン架橋、1,1’−シクロヘキシレン架橋、ジメチル
シリレン架橋、ジメチルゲルミレン架橋、ジメチルスタ
ニレン架橋等を挙げることができる。
の及びこれら化合物のジルコニウムをチタニウム又はハ
フニウムで置換した化合物を挙げることができる。(I)式の化合物 (ペンタメチルシクロペンタジエニル)トリメチルジル
コニウム、(ペンタメチルシクロペンタジエニル)トリ
フェニルジルコニウム、(ペンタメチルシクロペンタジ
エニル)トリベンジルジルコニウム、(ペンタメチルシ
クロペンタジエニル)トリクロロジルコニウム、(ペン
タメチルシクロペンタジエニル)トリメトキシジルコニ
ウム、(シクロペンタジエニル)トリメチルジルコニウ
ム、(シクロペンタジエニル)トリフェニルジルコニウ
ム、(シクロペンタジエニル)トリベンジルジルコニウ
ム、(シクロペンタジエニル)トリクロロジルコニウ
ム、(シクロペンタジエニル)トリメトキシジルコニウ
ム、(シクロペンタジエニル)ジメチル(メトキシ)ジ
ルコニウム、(メチルシクロペンタジエニル)トリメチ
ルジルコニウム、(メチルシクロペンタジエニル)トリ
フェニルジルコニウム、(メチルシクロペンタジエニ
ル)トリベンジルジルコニウム、(メチルシクロペンタ
ジエニル)トリクロロジルコニウム、(メチルシクロペ
ンタジエニル)ジメチル(メトキシ)ジルコニウム、
(ジメチルシクロペンタジエニル)トリクロロジルコニ
ウム、(トリメチルシクロペンタジエニル)トリクロロ
ジルコニウム、(トリメチルシリルシクロペンタジエニ
ル)トリメチルジルコニウム、(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)トリクロロジルコニウム、
ビス(シクロペンタジエニル)ジフェニルジルコニウ
ム、ビス(シクロペンタジエニル)ジエチルジルコニウ
ム、ビス(シクロペンタジエニル)ジベンジルジルコニ
ウム、ビス(シクロペンタジエニル)ジメトキシジルコ
ニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ジクロロジルコ
ニウム、ビス(シクロペンタジエニル)ジヒドリドジル
コニウム、ビス(シクロペンタジエニル)モノクロロモ
ノヒドリドジルコニウム、ビス(メチルシクロペンタジ
エニル)ジメチルジルコニウム、ビス(メチルシクロペ
ンタジエニル)ジクロロジルコニウム、ビス(メチルシ
クロペンタジエニル)ジベンジルジルコニウム、ビス
(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ジメチルジルコ
ニウム、ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ジ
クロロジルコニウム、ビス(ペンタメチルシクロペンタ
ジエニル)ジベンジルジルコニウム、ビス(ペンタメチ
ルシクロペンタジエニル)クロロメチルジルコニウム、
ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ヒドリドメ
チルジルコニウム、(シクロペンタジエニル)(ペンタ
メチルシクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム、
チレンビス(インデニル)ジクロロジルコニウム、エチ
レンビス(テトラヒドロインデニル)ジメチルジルコニ
ウム、エチレンビス(テトラヒドロインデニル)ジクロ
ロジルコニウム、ジメチルシリレンビス(シクロペンタ
ジエニル)ジメチルジルコニウム、ジメチルシリレンビ
ス(シクロペンタジエニル)ジクロロジルコニウム、イ
ソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(9−フルオ
レニル)ジメチルジルコニウム、イソプロピリデン(シ
クロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジクロロジ
ルコニウム、[フェニル(メチル)メチレン](9−フ
ルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジメチルジルコ
ニウム、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)
(9−フルオレニル)ジメチルジルコニウム、エチレン
(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジメチ
ルジルコニウム、シクロヘキシリデン(9−フルオレニ
ル)(シクロペンタジエニル)ジメチルジルコニウム、
シクロペンチリデン(9−フルオレニル)(シクロペン
タジエニル)ジメチルジルコニウム、シクロブチリデン
(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジメチ
ルジルコニウム、ジメチルシリレン(9−フルオレニ
ル)(シクロペンタジエニル)ジメチルジルコニウム、
ジメチルシリレンビス(2,3,5−トリメチルシクロ
ペンタジエニル)ジクロロジルコニウム、ジメチルシリ
レンビス(2,3,5−トリメチルシクロペンタジエニ
ル)ジメチルジルコニウム、ジメチルシリレンスビス
(インデニル)ジクロロジルコニウム
れるシクロペンタジエニル化合物以外の化合物の例とし
ては、前記(IV)式の化合物が挙げられ、例えば下記化
合物あるいはこれらのジルコニウムをハフニウム、チタ
ニウムに置き換えた化合物等のアルキル基、アルコキシ
基及びハロゲン原子の一種又は二種以上を持つジルコニ
ウム化合物、ハフニウム化合物、チタニウム化合物を挙
げることができる。テトラメチルジルコニウム、テトラ
ベンジルジルコニウム、テトラメトキシジルコニウム、
テトラエトキシジルコニウム、テトラブトキシジルコニ
ウム、テトラフェノキシジルコニウム、テトラ(2−エ
チルヘキシロキシ)ジルコニウム、テトラクロロジルコ
ニウム、テトラブロモジルコニウム、ブトキシトリクロ
ロジルコニウム、ジブトキシジクロロジルコニウム、ビ
ス(2,6−ジ−t−ブチルフェノキシ)ジメチルジル
コニウム、ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノキシ)
ジクロロジルコニウム、ジルコニウムテトラキス(アセ
チルアセトナート)、
属化合物としては、特に制限はなく、クロム化合物の具
体例として、例えば、テトラメチルクロム、テトラ(t
−ブトキシ)クロム、ビス(シクロペンタジエニル)ク
ロム、ヒドリドトリカルボニル(シクロペンタジエニ
ル)クロム、ヘキサカルボニル(シクロペンタジエニ
ル)クロム、ビス(ベンゼン)クロム、トリカルボニル
トリス(ホスホン酸トリフェニル)クロム、トリス(ア
リル)クロム、トリフェニルトリス(テトラヒドロフラ
ン)クロム、クロムトリス(アセチルアセトナート)等
を挙げることができる。
ば、トリカルボニル(シクロペンタジエニル)マンガ
ン、ペンタカルボニルメチルマンガン、ビス(シクロペ
ンタジエニル)マンガン、マンガンビス(アセチルアセ
トナート)等を挙げることができる。
ば、ジカルボニルビス(トリフェニルホスフィン)ニッ
ケル、ジブロモビス(トリフェニルホスフィン)ニッケ
ル、二窒素ビス(ビス(トリシクロヘキシルホスフィ
ン)ニッケル)、クロロヒドリドビス(トリシクロヘキ
シルホスフィン)ニッケル、クロロ(フェニル)ビス
(トリフェニルホスフィン)ニッケル、ジメチルビス
(トリメチルホスフィン)ニッケル、ジエチル(2,
2’−ビピリジル)ニッケル、ビス(アリル)ニッケ
ル、ビス(シクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(メ
チルシクロペンタジエニル)ニッケル、ビス(ペンタメ
チルシクロペンタジエニル)ニッケル、アリル(シクロ
ペンタジエニル)ニッケル、(シクロペンタジエニル)
(シクロオクタジエン)ニッケルテトラフルオロ硼酸
塩、ビス(シクロオクタジエン)ニッケル、ニッケルビ
ス(アセチルアセトナート)、アリルニッケルクロライ
ド、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)ニッケ
ル、塩化ニッケル、(C6H5)Ni{OC(C6H5)CH=P(C6H5)2}{P
(C6H5)3}、(C6H5)Ni{OC(C6H5)C(SO3Na)=P(C6H5)2}{P(C6
H5)3}等を挙げることができる。
ば、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム、カル
ボニルトリス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、
ジクロロビス(トリエチルホスフィン)パラジウム、ビ
ス(イソシアン化t−ブチル)パラジウム、パラジウム
ビス(アセチルアセトナート)、ジクロロ(テトラフェ
ニルシクロブタジエン)パラジウム、ジクロロ(1,5
−シクロオクタジエン)パラジウム、アリル(シクロペ
ンタジエニル)パラジウム、ビス(アリル)パラジウ
ム、アリル(1,5−シクロオクタジエン)パラジウム
テトラフルオロ硼酸塩、(アセチルアセトナート)
(1,5−シクロオクタジエン)パラジウムテトラフル
オロ硼酸塩、テトラキス(アセトニトリル)パラジウム
二テトラフルオロ硼酸塩等を挙げることができる。
[W]で示すものを挙げることができる。
であり、Yaは−O−、−S−、−NRs−、−PR
s−、またはORs、SRs、NRs 2、PRs 2から選ばれ
た中性の2個の原子の供与体リガンドであり、M1は周
期律表IVB族から選ばれる元素であり、Zaは、Si
Rs 2、CRs 2、SiRs 2−SiRs 2、CRs 2−CRs 2、
CRs=CRs、またはGeRs 2、BRs、BRs 2、であ
る。Rsは水素原子、炭素数1〜20の炭化水素基、ハ
ロゲン原子、酸素もしくは窒素もしくはケイ素原子を含
む置換基、および20個までの非水素原子をもつそれら
の組合せから選ばれた部分であるか、あるいはYa,Za
またはYaとZaの双方からの2個またはそれ以上のRs
基は縮合環を形成する。]
ないが、遷移金属化合物(A)、又はその派生物からカ
チオン種を形成し得る化合物であればいずれのものでも
使用できる。たとえば、遷移金属化合物(A)又はその
派生物からイオン性錯体を形成しうるイオン性化合物
(B−1)、具体的にはカチオンと複数の基が元素に結
合したアニオンとからなる化合物、特にカチオンと複数
の基が元素に結合したアニオンとからなる配位錯化合物
を好適に使用することができる。このようなカチオンと
複数の基が元素に結合したアニオンとからなる化合物と
しては、下記式(V)あるいは(VI)で示される化合物
を好適に使用することができる。 ([L1−R7]k+)p([M3Z1Z2…Zn](n-m)-)q …(V) ([L2]k+)p([M4Z1Z2…Zn](n-m)-)q …(VI) (但し、L2 はM5,R8R9M6,R10 3C又はR11M6で
ある)
基、M3及びM4はそれぞれ周期律表のVB族,VIB族,V
IIB族,VIII族,IB族,IIB族,IIIA族,IVA族及び
VA族から選ばれる元素、好ましくは、IIIA族,IVA族
及びVA族から選ばれる元素、M5及びM6はそれぞれ周
期律表のIIIB族,IVB族,VB族,VIB族,VIIB族,V
III族,IA族,IB族,IIA族,IIB族及びVIIA族から
選ばれる元素、Z1〜Zn はそれぞれ水素原子,ジアル
キルアミノ基,炭素数1〜20のアルコキシ基,炭素数
6〜20のアリールオキシ基,炭素数1〜20のアルキ
ル基,炭素数6〜20のアリール基,アルキルアリール
基,アリールアルキル基,炭素数1〜20のハロゲン置
換炭化水素基,炭素数1〜20のアシルオキシ基,有機
メタロイド基又はハロゲン原子を示し、Z1〜Znはその
2以上が互いに結合して環を形成していてもよい。R7
は水素原子,炭素数1〜20のアルキル基,炭素数6〜
20のアリール基,アルキルアリール基又はアリールア
ルキル基を示し、R8及びR9はそれぞれシクロペンタジ
エニル基,置換シクロペンタジエニル基,インデニル基
又はフルオレニル基、R10は炭素数1〜20のアルキル
基,アリール基,アルキルアリール基又はアリールアル
キル基をを示す。R11はテトラフェニルポルフィリン、
フタロシアニン等の大環状配位子を示す。mはM3 ,M
4の原子価で1〜7の整数、nは2〜8の整数、kは
[L1−R7],[L2]のイオン価数で1〜7の整数、
pは1以上の整数、q=(p×k)/(n−m)であ
る。]
ニア、メチルアミン、アニリン、ジメチルアミン、ジエ
チルアミン、N−メチルアニリン、ジフェニルアミン、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチ
ルアミン、N,N−ジメチルアニリン、メチルジフェニ
ルアミン、ピリジン、p−プロモ−N,N−ジメチルア
ニリン、p−ニトロ−N,N−ジメチルアニリン等のア
ミン類、トリエチルフォスフィン、トリフェニルフォス
フィン、ジフェニルフォスフィン等のフォスフィン類、
ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類、ジエチルチオエーテ
ル、テトラヒドロチオフェン等のチオエーテル類、エチ
ルベンゾート等のエステル類等を挙げることができる。
M3及びM4の具体例としてはB,Al,Si,P,A
s,Sb等,好ましくはB又はP、M5の具体例として
はLi,Na,Ag,Cu,Br,I,I3等,M6の具
体例としてはMn,Fe,Co,Ni,Zn等を挙げる
ことができる。
アルキルアミノ基としてジメチルアミノ基、ジエチルア
ミノ基;炭素数1〜20のアルコシキ基としてメトキシ
基、エトキシ基、n−ブトキシ基;炭素数6〜20のア
リールオキシ基としてフェノキシ基、2,6−ジメチル
フェノキシ基、ナフチルオキシ基;炭素数1〜20のア
ルキル基としてメチル基、エチル基、n−プロピル基、
iso−プロピル基、n−ブチル基、n−オクチル基、
2−エチルヘキシル基;炭素数6〜20のアリール基、
アルキルアリール基若しくはアリールアルキル基として
フェニル基、p−トリル基、ベンジル基、4−ターシャ
リ−ブチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、
3,5−ジメチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニ
ル基、2,3−ジメチルフェニル基;炭素数1〜20の
ハロゲン置換炭化水素基としてp−フルオロフェニル
基、3,5−ジフルオロフェニル基、ペンタクロロフェ
ニル基、3,4,5−トリフルオロフェニル基、ペンタ
フルオロフェニル基、3,5−ジ(トリフルオロメチ
ル)フェニル基;ハロゲン原子としてF、Cl、Br、
I;有機メタロイド基として五メチルアンチモン基、ト
リメチルシリル基、トリメチルゲルミル基、ジフェニル
アルシン基、ジシクロヘキシルアンチモン基、ジフェニ
ル硼素基を挙げることができる。R7,R10の具体例と
しては、先に挙げたものと同様なものを挙げることがで
きる。R8及びR9の置換シクロペンタジエニル基の具体
例としては、メチルシクロペンタジエニル基、ブチルシ
クロペンタジエニル基、ペンタメチルシクロペンタジエ
ニル基等のアルキル基で置換されたものを挙げることが
できるここで、アルキル基は通常炭素数が1〜6であ
り、置換されたアルキル基の数は1〜5の整数で選ぶこ
とができる。(V),(VI)式の化合物の中では、M3,
M4が硼素であるものが好ましい。
には、下記のものを特に好適に使用できる。(V)式の化合物 テトラフェニル硼酸トリエチルアンモニウム、テトラフ
ェニル硼酸トリ(n−ブチル)アンモニウム、テトラフ
ェニル硼酸トリメチルアンモニウム、テトラフェニル硼
酸テトラエチルアンモニウム、テトラフェニル硼酸メチ
ルトリ(n−ブチル)アンモニウム、テトラフェニル硼
酸ベンジルトリ(n−ブチル)アンモニウム、テトラフ
ェニル硼酸ジメチルジフェニルアンモニウム、テトラフ
ェニル硼酸メチルトリフェニルアンモニウム、テトラフ
ェニル硼酸トリメチルアニリニウム、テトラフェニル硼
酸メチルピリジニウム、テトラフェニル硼酸ベンジルピ
リジニウム、テトラフェニル硼酸メチル(2−シアノピ
リジニウム)、テトラフェニル硼酸トリメチルスルホニ
ウム、テトラフェニル硼酸ベンジルジメチルスルホニウ
ム、
酸トリエチルアンモニウム、テトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸トリ(n−ブチル)アンモニウム、テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸トリフェニル
アンモニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)
硼酸テトラブチルアンモニウム、テトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)硼酸(テトラエチルアンモニウム)、
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸(メチルト
リ(n−ブチル)アンモニウム)、テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)硼酸(ベンジルトリ(n−ブチル)
アンモニウム)、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)硼酸メチルジフェニルアンモニウム、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)硼酸メチルトリフェニルア
ンモニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼
酸ジメチルジフェニルアンモニウム、テトラキス(ペン
タフルオロフェニル)硼酸アニリニウム、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)硼酸メチルアニリニウム、
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸ジメチルア
ニリニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼
酸トリメチルアニリニウム、テトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸ジメチル(m−ニトロアニリニウ
ム)、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸ジメ
チル(p−ブロモアニリニウム)、
酸ピリジニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)硼酸(p−シアノピリジニウム)、テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)硼酸(N−メチルピリジニウ
ム)、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸(N
−ベンジルピリジニウム)、テトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸(O−シアノ−N−メチルピリジニウ
ム)、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸(p
−シアノ−N−メチルピリジニウム)、テトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)硼酸(p−シアノ−N−ベンジ
ルピリジニウム)、テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)硼酸トリメチルスルホニウム、テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)硼酸ベンジルジメチルスルホニウ
ム、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸テトラ
フェニルホスホニウム、テトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)硼酸トリフェニルホスホニウム、テトラキス
(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)硼酸ジメチ
ルアニリニウム、ヘキサフルオロ砒素酸トリエチルアン
モニウム、
酸銀、テトラフェニル硼酸トリチル、テトラフェニル硼
酸(テトラフェニルポルフィリンマンガン)、テトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)硼酸フェロセニウム、テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸(1,1’−
ジメチルフェロセニウム)、テトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸デカメチルフェロセニウム、テトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)硼酸アセチルフェロセニ
ウム、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸ホル
ミルフェロセニウム、テトラキス(ペンタフルオロフェ
ニル)硼酸シアノフェロセニウム、テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)硼酸銀、テトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸トリチル、テトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸リチウム、テトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)硼酸ナトリウム、テトラキス(ペンタフル
オロフェニル)硼酸(テトラフェニルポルフィリンマン
ガン)、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)硼酸
(テトラフェニルポルフィリン鉄クロライド)、テトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)硼酸(テトラフェニル
ポルフィリン亜鉛)、テトラフルオロ硼酸銀、ヘキサフ
ルオロ砒素酸銀、ヘキサフルオロアンチモン酸銀、
えばトリス(ペンタフルオロフェニル)硼素、トリス
(3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル)硼素、
トリフェニル硼素等も使用可能である。また、化合物
(B)としては、アルミノキサン類(B−2)を用いる
こともできる。アルミノキサン類としては、具体的に
は、
キル基,アルケニル基,アリール基,アリールアルキル
基等の炭化水素基、水素原子、ハロゲン原子を示し、こ
れらはそれぞれ独立に、同じでも異なっていてもよい。
sは重合度を示し、通常3〜50、好ましくは7〜40
である。)で示される鎖状アルミノキサン。
合度を示し、好ましい繰り返し単位数は3〜50、好ま
しくは7〜40である。)で示される繰り返し単位を有
する環状アルミノキサン。(VII)〜(VIII)式の化合
物の中で、好ましいのは重合度7以上のメチルアルミノ
キサン,エチルアルミノキサン,イソブチルアルミノキ
サンである。さらにアルミノキサンとしては、アルミノ
キサンを水等の活性水素を有する化合物で変性してな
る、一般の溶剤に不溶の変性アルミノキサンであっても
よい。
ルキルアルミニウムと水等の縮合剤とを接触させる方法
を挙げることができるが、その手段に特に限定はなく、
公知の方法に準じて反応させればよい。例えば、有機
アルミニウム化合物を有機溶剤に溶解しておき、これを
水と接触させる方法、重合時に当初有機アルミニウム
化合物を加えておき、後に水を添加する方法、金属塩
等に含有されている結晶水、無機物や有機物への吸着水
を有機アルミニウム化合物と反応させる方法、テトラ
アルキルジアルミノキサンにトリアルキルアルミニウム
を反応させ、さらに水を反応させる方法等がある。
用いてもよい。このルイス酸(B−3)としては、特に
制限はなく、有機物でも、固体状無機物でもよい。有機
物としては、硼素化合物、アルミニウム化合物、無機物
では、マグネシウム化合物、アルミニウム化合物等が好
適に用いられる。アルミニウム化合物としては、ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシ)ア
ルミニウムメチル、(1,1’−ビ−2−ナフトキシ)
アルミニウムメチル、マグネシウム化合物としては、塩
化マグネシウム、ジエトキシマグネシウム、アルミニウ
ム化合物としては、酸化アルミニウム、塩化アルミニウ
ム、硼素化合物としては、トリフェニル硼素、トリス
(ペンタフルオロフェニル)硼素、トリス[3,5−ビ
ス(トリフルオロメチル)フェニル]硼素、トリス
[(4−フルオロメチル)フェニル]硼素、トリメチル
硼素、トリエチル硼素、トリ(n−ブチル)硼素、トリ
ス(フルオロメチル)硼素、トリス(ペンタフルオロエ
チル)硼素、トリス(ノナフルオロブチル)硼素、トリ
ス(2,4,6−トリフルオロフェニル)硼素、トリス
[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]硼
素、トリス(3,5−ジフルオロフェニル)硼素、ビス
(ペンタフルオロフェニル)フルオロ硼素、ジフェニル
フルオロ硼素、ビス(ペンタフルオロフェニル)クロロ
硼素、ジメチルフルオロ硼素、ジエチルフルオロ硼素、
ジ(n−ブチル)フルオロ硼素、(ペンタフルオロフェ
ニル)ジフルオロ硼素、フェニルジフルオロ硼素、(ペ
ンタフルオロフェニル)ジフルオロ硼素、フェニルジフ
ルオロ硼素、(ペンタフルオロフェニル)ジクロロ硼
素、メチルジフルオロ硼素、エチルジフルオロ硼素、
(n−ブチル)ジフルオロ硼素を挙げることができる。
混合割合(モル比)は、化合物(B)として化合物(B
−1)を用いた場合は10:1〜1:100、好ましく
は2:1〜1:10、化合物(B−2)を用いた場合は
1:1〜1:100,000、好ましくは1:10〜
1:10,000である。
割合(モル比)は1:0.1〜1:2,000、好まし
くは1:0.2〜1:1,000、特に好ましくは1:
0.5〜1:500である。また、化合物(B)として
は、(B−1)、(B−2)及び(B−3)等を単独で
用いることができるが、これらの二種以上を組合せて用
いることもできる。
としては、下記一般式(IX)で示されるものを挙げるこ
とができる。 R17 rAlQ3-r …(IX) (R17は炭素数1〜20、好ましくは1〜12のアルキ
ル基、Qは水素原子,ハロゲン原子,炭素数1〜20の
アルコキシ基又は炭素数6〜20のアリール基を示す。
rは0〜3の整数である。)式(IX)の化合物として、
具体的には、トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリイソブ
チルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジ
エチルアルミニウムクロリド、メチルアルミニウムジク
ロリド、エチルアルミニウムジクロリド,ジメチルアル
ミニウムフルオリド,ジイソブチルアルミニウムハイド
ライド,ジエチルアルミニウムハイドライド,エチルア
ルミニウムセスキクロリド等を挙げることができる。
1モルに対し通常0〜2,000モル、好ましくは5〜
1,000モル、特に好ましくは10〜500モルであ
る。(C)成分を用いると重合活性の向上を図ることが
できるが、あまり多いと有機アルミニウム化合物が重合
体中に多量に残存し好ましくない。
ば(A)成分,(B)成分を予め接触させ、あるいはさ
らに接触生成物を分離,洗浄して使用してもよく、重合
系内で接触させて使用してもよい。また、(C)成分
は、予め(A)成分、(B)成分あるいは(A)成分と
(B)成分との接触生成物と接触させて用いてもよい。
接触は、あらかじめ接触させてもよく、重合系内で接触
させてもよい。さらに、触媒成分は、モノマー、重合溶
媒に予め加えたり、重合系内に加えることもできる。な
お、触媒成分は、必要により無機あるいは有機の担体に
担持して用いることもできる。
モノマー/上記(A)成分(モル比)あるいは原料モノ
マー/上記(B)成分(モル比)が1〜109、特に1
00〜107となることが好ましい。
懸濁重合、気相重合等のいずれの方法を用いてもよい。
また、バッチ法でも連続法でもよい。重合溶媒として
は、非芳香族系溶媒を用いる。例えば、シクロペンタ
ン,メチルシクロペンタン,シクロヘキサン,メチルシ
クロヘキサン,シクロオクタン等の脂環式炭化水素、ヘ
キサン,オクタン,デカン,ドデカン等の脂肪族炭化水
素、クロロホルム,ジクロロメタン等のハロゲン化炭化
水素等を用いることができる。これらの溶媒は一種を単
独で用いてもよく、二種以上のものを組合せてもよい。
また、α−オレフィン等のモノマーを溶媒として用いて
もよい。
℃が好ましく、70〜220℃とすることがさらに好ま
しく、中でも80〜200℃が最も好ましい。重合時間
は通常1分〜10時間、反応圧力は常圧〜100kg/
cm2G、好ましくは常圧〜50kg/cm2Gである。
共重合体の分子量の調節方法としては、各触媒成分の使
用量や重合温度の選択、さらには水素存在下での重合反
応によることができる。なお、得られる共重合体の濃度
は、5〜500グラム/リットルが好ましく10〜40
0グラム/リットルがさらに好ましい。
は、反応溶媒として用いる炭化水素溶媒に可溶性のバナ
ジウム化合物と有機アルミニウム化合物とからなる触媒
を挙げることができる。ここで触媒として用いられるバ
ナジウム化合物としては、式VO(OR)a Vb 、もし
くは、式V(OR)c Xd で表わされる化合物を挙げる
ことができる。ただし、上記の式において、Rは炭化水
素基であり、0≦a≦3、0≦b≦3、2≦a+b≦
3、0≦c≦4、0≦d≦4、3≦c+d≦4の関係を
有する。
わされるバナジウム化合物の電子供与体付加物であって
もよい。これらのバナジウム化合物の例としては、VO
Cl3 、VO(OC2 H5 )Cl2 、VO(OC2 H
5 )2 Cl、VO(O−iso−C3 H7 )Cl2 、V
O(O−n−C4 H9 )Cl2 、VO(OC2 H
5 )3、VOBr2 、VCl4 、VOCl2 、VO(O
−n−C4 H9 )3 およびVCl3 ・2(OC8 H17O
H)等のバナジウム化合物を挙げることができる。これ
らのバナジウム化合物は単独で、または組合わせて使用
することができる。
る電子供与体の例としては、炭素数1〜18のアルコー
ル類、炭素数6〜20のフェノール類(これらのフェノ
ール類は低級アルキル基を有してよい)、炭素数3〜1
5のケトン類、炭素数2〜15のアルデヒド、炭素数2
〜30のカルボン酸、有機酸または無機酸のエステル
類、炭素数2〜15の酸ハライド類、炭素数2〜20の
エーテル類、酸アミド類、酸無水物、アルコキシシラン
等の含酸素電子供与体、アンモニア、アミン、ニトリ
ル、イソシアネート等の含窒素電子供与体を挙げること
ができる。これらの電子供与体は、単独であるいは組合
わせて使用することができる。ここで使用される有機ア
ルミニウム化合物としては、分子内に少なくとも1個の
Al−炭素結合を有する化合物を用いることができる。
は、上記のエチレンと環状オレフィン類との付加共重合
体中に存在する二重結合の少なくとも一部を水素化する
ことによって得られる水添物[a’]をも使用すること
ができる。
(水添)する方法は、通常ポリマーの有機溶剤溶液中に
おいて行なう。この溶剤としては、シクロヘキサン、メ
チルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの炭化水素溶剤が使用される。環状オレフィン系共重
合体溶液の濃度は適宜定めうるが、通常0.1〜30重
量%、好ましくは1〜20重量%の濃度で水素化が実施
される。本発明の方法において使用される水素化触媒と
しては、オレフィン化合物の水素化に際して一般に使用
されている触媒であれば使用可能であり、特に制限され
ないが、たとえば次のようなものを挙げることができ
る。
ウム、白金またはこれらの金属をカーボン、シリカ、ケ
イソウ土、アルミナ、酸化チタン等の担体に担持させた
固体触媒、例えばニッケル/シリカ、ニッケル/ケイソ
ウ土、パラジウム/カーボン、パラジウム/シリカ、パ
ラジウム/ケイソウ土、パラジウム/アルミナなどを挙
げることができる。また、ニッケル系触媒としては、ラ
ネーニッケル触媒など、白金系触媒では、酸化白金触
媒、白金黒などを挙げることができる。均一系触媒とし
ては、周期律表VIII族の金属を基体とするもの、例えば
ナフテン酸コバルト/トリエチルアルミニウム、オクテ
ン酸コバルト/n−ブチルリチウム、ニッケルアセチル
アセトネート/トリエチルアルミニウムなどのNi,C
o化合物と周期律表IA,IIA,IIIB 族から選ばれる金属
の有機金属化合物からなるもの、又はRh化合物などを
挙げることができる。また、エム・エス・サロアン
(M.S.Saloan)らが開示しているチーグラー
系水素化触媒(J.Am.Chem.Soc.,85,
4014(1983))も有効に使用できる。これらの
触媒としては、例えば、次のようなものを挙げることが
できる。 Ti(O−iC3 H7 )4 −(iC4 H9 )3 Al、 Ti(O−iC3 H7 )4 −(C2 H5 )3 Al、 (C2 H5 )2 TiCl2 −(C2 H5 )3 Al、 Cr(acac)3 −(C2 H5 )3 Al、 Ni(acac)3 −(iC4 H9 )3 Al、 Mn(acac)3 −(C2 H5 )3 Al、 Fe(acac)3 −(C2 H5 )3 Al、 Ca(acac)2 −(C2 H5 )3 Al、 (C2 H5 COO)3 Co−(C2 H5 )3 Al、 水素添加(水素化)反応は、触媒の種類により均一系ま
たは不均一系で、1〜150気圧の水素圧化、0〜18
0℃、好ましくは20〜120℃の反応温度で実施され
る。水素添加率は、水素圧、反応温度、反応時間、触媒
濃度等の反応条件を変えることによって0〜100%の
範囲で任意に調節することができるが、上記環状オレフ
ィン系共重合体水添物が優れた熱安定性を示すために
は、共重合体中の不飽和結合の30%以上が水素添加さ
れるのが好ましく、より好ましくは50%以上、更に好
ましくは80%以上の水添率である。後処理としては、
水素化反応後、遠心分離、濾過あるいはチーグラー系触
媒の場合は酸による触媒失活等によって触媒を除去し、
次いで反応生成物を多量のアセトンまたはアルコールな
どの極性溶剤中で沈殿させ、その後溶剤を除去、乾燥す
ることによりオレフィン系共重合体の水素化物[a’]
を得ることができる。
([b],[c]) 本発明の開環(共)重合体([b],[c])は、上述
の環状オレフィン類を、ルテニウム、ロジウム、パラジ
ウム、オスミウム、インジウム、もしくは白金などの金
属のハロゲン化物、硝酸塩またはアセチルアセトン化合
物と、還元剤とからなる触媒:チタン、パラジウム、ジ
ルコニウムもしくはモリブデン等の金属のハロゲン化物
またはアセチルアセトン化合物と、有機アルミニウムと
からなる触媒の存在下に開環させながら(共)重合させ
ることにより製造することができる。
いて前記式[Y]で表される環状オレフィンで表される
環状オレフィンの少なくとも一部は下記式[S]で表さ
れる構造を有していると考えられる。
4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン類同士を
共重合させたもの、または前記のノルボルネン(ビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン)とを共重合させた
ものを挙げることができる。また、この開環(共)重合
体([b],[c])を水素添加触媒の存在下、水素で
還元することによって、得られる水添物([b’],
[c’])も本発明に用いることができる。この場合、
たとえば前記式[Y]で表わされる繰り返し単位を有す
る環状オレフィン類の少なくとも一部は、下記式[T]
で表わされる繰り返し構造を有すものになると考えられ
る。
移温度(Tg)は50℃以下であることが必要である。
このような樹脂を用いれば、ガラス転移温度(Tg)以
上の温度において柔らかく、優れた弾性回復性を有する
フィルムやシートを得ることができるという効果があ
る。より好ましいガラス転移温度(Tg)は−30〜4
5℃、中でも−30〜40℃が最も好ましい。このガラ
ス転移温度(Tg)は、目的とする用途、要求される物
性に応じて重合体又は共重合体の単量体の種類、組成を
変更することにより、任意に変えることができる。
は、135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]が
0.01〜20dl/gであることが好ましい。極限粘
度[η]が0.01dl/g未満であるとフィルムやシ
ートの強度が低下することがあり、20dl/gを超え
るとフィルムやシートへの成形性が悪くなることがあ
る。より好ましい極限粘度[η]は0.05〜10dl
/gである。
系樹脂の分子量は特に制限されるものではないが、ゲル
パーミエイションクロマトグラフィー(GPC)によっ
て測定した重量平均分子量Mwが1,000〜2,00
0,000、特に5,000〜1,000,000、数
平均分子量Mnが500〜1,000,000、特に
2,000〜800,000であり、分子量分布(Mw
/Mn)が1.3〜3、特に1.4〜2.5であること
が好ましい。分子量分布(Mw/Mn)が3より大きく
なると低分子量体の含有量が多くなり、フィルムやシー
トにしたときにべたつきの原因となることがある。
系樹脂は、X線回折法により測定した結晶化度が0〜4
0%であることが好ましい。結晶化度が40%を超える
と、フィルムやシートの弾性回復性,透明性が低下する
ことがある。より好ましい結晶化度は0〜30%、特に
0〜25%である。
系樹脂は、DSCによるブロードな融解ピークが90℃
未満であることが好適である。DSCによるシャープな
融解ピークが90℃以上にあるような樹脂は、重合成分
の配列のランダム性が不充分で、フィルムやシートに成
形したときに弾性が不充分になることがある。なお、D
SCによるブロードな融解ピークは、10〜85℃の範
囲にあることがより好ましい。DSC測定おいて、本発
明で用いられる環状オレフィン系樹脂の融点(融解)ピ
ークはシャープにはみられず、特に低結晶化度のものに
あっては、通常のポリエチレンの測定条件レベルではほ
とんどピークがでない。
れる環状オレフィン系樹脂は、引張弾性率が3,000
Kg/cm2未満であることが好ましい。引張弾性率が
3,000Kg/cm2以上であると、フィルムやシー
トに用いた場合、耐衝撃性が不充分となることがある。
より好ましい引張弾性率は50〜2,000Kg/cm
2である。
ン系樹脂は、弾性回復率が20%以上であることが好ま
しく、さらに好ましくは、30%以上であり、中でも4
0%以上が最も好ましい。20%未満であると、たとえ
ば医療用輸液バッグに用いたときに外力によって輸液バ
ッグの形状が崩れたり、部分的に膜厚が薄くなったりし
て強度が低下する。
としては、上述した範囲の物性を有するもののみからな
る樹脂であってもよく、上記範囲外の物性を有する樹脂
が一部含まれているものであってもよい。前者の場合に
は、ガラス転移温度(Tg)が50℃以下である異なる
Tgを有する樹脂の混合物であってもよい。後者の場合
には、全体の物性値が上記範囲に含まれていればよい。
形体に電子線又は放射線の照射処理をする。この処理に
より、樹脂に架橋構造を付与することができるととも
に、樹脂の滅菌を行なうことができる。架橋を行うにあ
たっては、その架橋効率を高めるためにジアリルセパケ
ートやトリアリルシアヌラート、N,N’−ヘキサメチ
レンビスメタクリルアミド等を配合してもよい。電子線
の照射量は10〜50Mradが好ましいが、この範囲
を外れても環状オレフィン系樹脂の性質が目的範囲を外
れない限り特に問題はない。
限はないが、たとえば放射性同位元素から放射されるα
線、β線、及びγ線を挙げることができる。また、ヴァ
ン・デ・クラーク型電子加速器,コッククロフト・ウォ
ルトン型電子加速器,絶縁変圧器型電子加速器,変圧器
型ガス(油)絶縁方式電子加速器,冷陰極衝撃電圧型電
子加速器,線状フィラメント型電子加速器等からの電子
線又は放射線を挙げることができる。さらに、X線を挙
げることができる。
形,押出成形,圧縮成形等の方法により予め樹脂に所定
形状を付与し、その後照射することを挙げることができ
る。また、成形と同時に照射するいわゆるインライン方
式であってもよい。医療用放射線殺菌処理の場合は、予
め所定形状を付与し、完全に密閉した状態で照射するこ
とが好ましい。
に電子線または放射線を照射して、この樹脂を架橋する
ことにより、たとえば、引張弾性率が50〜3,000
kg/cm2 ,弾性回復率が20〜100%を維持しつ
つ、耐熱性,耐水性,耐薬品性に優れた環状オレフィン
系樹脂を得ることができる。
系樹脂は、メルトインデックス(MI)[190℃,荷
重2.16kg,JIS−K7210]が0.1g/1
0分未満であることが好ましい。0.1g/10分以上
であると処理効果が不十分で耐熱性,耐水性,耐薬品性
の改善効果が低い場合がある。さらに好ましくは、0.
0001〜0.08g/10分であり、中でも0.00
1〜0.05g/10分が最も好ましい。
樹脂と、他の熱可塑性樹脂とからなる組成物をも用いる
ことができる。このような熱可塑性樹脂としては、特に
制限はないが、具体的には、高密度ポリエチレン,低密
度ポリエチレン,直鎖低密度ポリエチレン等のポリエチ
レン、エチレン・1−ブテン共重合体、エチレン・4−
メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン・1−ヘキセ
ン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体およびその金属塩、ポリプロピレ
ン、エチレン・プロピレン共重合体、プロピレン・1−
ブテン共重合体、ポリ1−ブテン、1−ブテン・4−メ
チル−1ペンテン共重合体、ポリ4−メチル−1−ペン
テン、ポリ3−メチル−1−ブテン等を挙げることがで
きる。また、熱可塑性樹脂としては、その他に、ポリス
チレン、ABS樹脂、AS樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレ
ン等)、ポリカーボネート、ポリアリーレート、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、
ポリアミド、ポリイミド、ポリフェニレンオキサイド、
ポリアセタール等を使用することができる。熱可塑性樹
脂として特に好ましいのは、HDPE、LDPE、L−
LDPE、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重
合体、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等である。なお、
熱可塑性樹脂は必要により二種以上を併用することがで
きる。このような熱可塑性樹脂を含有する組成物を用い
ることによってフィルムやシートの耐熱性,接着性を改
良することができる。この熱可塑性樹脂の配向割合につ
いては特に制限はなく、他の成分である環状オレフィン
系樹脂の物性にもよるが、組成物全体の0.1〜99.
9重量%特に0.5〜90重量%とすることが好まし
い。また、本発明においては、必要により、この熱可塑
性樹脂のほかに他の樹脂、エラストマー等を配合するこ
ともできる。例えば、極性基含有ポリマーの添加によ
り、染色性,帯電防止性,親水性を付与することがで
き、また、充填剤あるいは安定剤等の種々の添加剤を配
合することもできる。配合可能な添加剤として、具体的
には、下記のものを例示することができる。
系樹脂には必要に応じて添加剤、たとえば分散剤、充填
剤、軟化剤、可塑剤、粘着付与剤、着色剤、発泡剤、発
泡助剤、滑剤、老化防止剤、安定剤、スリップ剤、アン
チグロッキング剤等を併用することができる。充填剤と
してはカーボンブラック、ホワイトカーボン(ケイ酸化
合物)、炭酸カルシウム、タルク、クレー、などの無機
充填剤;ハイスチレン樹脂、クマロンインデン樹脂、フ
ェノール樹脂、リグニン、変性メラミン樹脂、石油樹脂
などの有機充填剤を挙げることができる。このうち特に
無機充填剤が好ましく使用される。軟化剤としては、プ
ロセス油、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油
アスファルト、ワセリンなどの石油系軟化剤;コールタ
ール、コルタールピッチなどのコルタール系軟化剤;ヒ
マシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟
化剤;トール油;サブ;密ロウ、カルナウバロウ、ラノ
リンなどのロウ類;リシノール酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン
酸亜鉛などの脂肪酸および脂肪酸塩;石油樹脂などの合
成高分子物質;を挙げることができる。可塑剤として
は、フタール酸エステル系、アジピン酸エステル系、セ
バシン酸エステル系、リン酸系など、粘着付与剤として
は、クマロンインデン樹脂、テルベン・フェノール樹
脂、キシレン・ホルマリン樹脂など、着色剤としては、
無機および有機顔料など、発泡剤としては、重炭酸ナト
リウム、炭酸アンモニウム、N,N’−ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、アゾカルボンアミド、アゾビス
イソブチロニトリル、ベンゼンスルホニルヒドラジド、
トルエンスルホニルヒドラジド、カルシウムアミド、パ
ラトルエンスルホニルアジドなど、発泡助剤としては、
サリチル酸、フタル酸などを使用することができる。
又、配合物の製造はオーブンロールミル、バンバリーミ
キサー、ニーダー、カレンダーロール、一軸又は二軸押
出機などを用いる公知の方法を採用できる。
に説明する。 参考例1(エチレンと2−ノルボルネンとの共重合) 窒素雰囲気下、室温において、30リットルのオートク
レーブにトルエン15リットル、トリイソブチルアルミ
ニウム(TIBA)23ミリモル、テトラブトキシジル
コニウム38マイクロモル、テトラ(ペンタフルオロフ
ェニル)硼酸アニリニウム60マイクロモルをこの順番
に入れ、続いて2−ノルボルネンを70重量%含有する
トルエン溶液2.9リットル(2−ノルボルネンとして
19モル)を加えた。80℃に昇温した後、エチレン分
圧が7.5kg/cm2 になるように連続的にエチレン
を導入しつつ、110分間反応を行なった。反応終了
後、ポリマー溶液を15リットルのメタノール中に投入
してポリマーを析出させた。このポリマーを濾取して乾
燥し、環状オレフィン系共重合体(a1)を得た。環状
オレフィン系共重合体(a1)の収量は、3.21kg
であった。重合活性は928kg/gZrであった。
1)の物性は下記の通りであった13C−NMRの30p
pm付近に現われるエチレンに基づくピークとノルボル
ネンの5及び6位のメチレンに基づくピークの和と3
2.5ppm付近に現われるノルボルネンの7位のメチ
レン基に基づくピークとの比から求めたノルボルネン含
量は10.1モル%であった。135℃のデカリン中で
測定した極限粘度[η]は、1.03dl/g、X線回
折法により求めた結晶化度は2.0%であった。測定装
置として東洋ボールディング社製パイプロン11−EA
型を用い、巾4mm,長さ40mm,厚さ0.1mmの
測定片を昇温速度3℃/分、周波数3.5Hzで測定
し、この時の損失弾性率(E”)のピークからガラス転
移温度(Tg)を求めたところ、Tgは4℃であった。
測定装置としてウォーターズ社製ALC/GPC150
Cを用い、1,2,4−トリクロルベンゼン溶媒、13
5℃で、ポリエチレン換算で重量平均分子量Mw、数平
均分子量Mn、分子量分布(Mw/Mn)を求めたとこ
ろ、Mwは62,300、Mnは33,900、Mw/
Mn=1.84であった。パーキンエルマー社製7シリ
ーズのDSCによって10℃/分の昇温速度で、−50
℃〜150℃の範囲で融点(Tm)を測定したところ、
Tmは78℃(ブロードなピーク)であった。
レーブにトルエン15リットル、メチルアルミノキサン
19ミリモル、テトラブトキシジルコニウム38マイク
ロモルをこの順番に入れ、続いて2−ノルボルネンを7
0重量%含有するトルエン溶液1.14リットル(2−
ノルボルネンとして7.5モル)を加えた。90℃に昇
温した後、エチレン分圧が6kg/cm2 になるように
連続的にエチレンを導入しつつ、110分間反応を行っ
た。反応終了後、ポリマー溶液をメタノール中に投入し
てポリマーを析出させ、濾取、乾燥して環状オレフィン
系共重合体(a2)を得た。(a2)の収量は、2.7
5kgであった。重合活性は793kg/gZrであっ
た。また、参考例1と同様にして求めたノルボルネン含
量は5.6モル%、極限粘度[η]は1.20dl/
g、結晶化度は4.3%、Tgは1℃、Mwは73,5
00、Mnは36,800、Mw/Mnは2,00、T
mは90℃(ブロードなピーク)であった。
a2,直鎖状低密度ポリエチレンを用い30mmφ,L
/D=25の単軸押出機を用いてTダイキャスト成形を
行って幅300mm,厚さ100μmのシートを得た。
次にa1,a2,直鎖状低密度ポリエチレンのシートお
よび軟質塩化ビルニシート(旭化成社製100μm)を
用いて、これに1Mrad/時間のγ線を5時間照射
し、γ線照射前後の物性を比較した。結果を表1に示
す。この表から、本発明で得られる環状オレフィン系共
重合体を用いて成形したシートはMIが0.1g/10
分未満となるとともに黄変が少ないことがわかる。な
お、物性の測定は下記によった。引張弾性率(kg/cm2) オートグラフを用いてJIS−K7113に従って行な
った。引張破断強度(kg/cm2) オートグラフを用いてJIS−K7113に従って行な
った。弾性回復率(%) オートグラフを用い、引張速度62mm/分で、幅6m
m,クランプ間50mm(L0 )の測定片を150%伸
ばして引張り、5分間そのままの状態を保った後、はね
返させることなく急に収縮させ、1分間後にクランプ間
のシートの長さ(L1 )を測定し、下記式により求め
た。 弾性回復率(%)=[1−{L1 −L0 }/L0 ]×1
00メルトインデックス(MI) 190℃,2.16kgの条件でJIS−K7210に
準じて測定を行なった。全光線透過率(%),ヘイズ(%) ディジタルヘイズコンピューター(DIGITAL HAZE COMPU
TER )(スガ試験機株式会社製)を用いてJIS−K7
105黄変度 試料の色相を測定し、黄色度(YI)を計算した。試料
の、電子線又は放射線の照射の前後における黄色度(Y
I)の差を黄変度とした。
フィン系樹脂の処理方法によれば、耐水性、耐薬品性等
の諸物性に優れているとともに、十分な弾性、柔軟性を
も兼ね備えた環状オレフィン系樹脂を得ることができ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 α−オレフィンと環状オレフィン類とを
付加重合してなる共重合体[a]、環状オレフィン類を
開環重合してなる重合体[b]、その開環共重合体
[c]、並びにこれらの水素添加物[a’],[b’]
及び[c’]からなる群から選ばれる、ガラス転移温度
(Tg)が50℃以下である一以上の環状オレフィン系
樹脂を、電子線又は放射線によって処理することを特徴
とする環状オレフィン系樹脂の処理方法。 - 【請求項2】 前記、処理前の環状オレフィン系樹脂
が、α−オレフィン及び環状オレフィン類とのモル%
が、80:20〜99.9:0.1であることを特徴と
する請求項1記載の環状オレフィン系樹脂の処理方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の処理方法によって
得られる環状オレフィン系樹脂架橋体。 - 【請求項4】 メルトインデクス[MI](190℃,
2.16kg)が0.1グラム/10分未満、引張弾性
率が50〜3,000kg/cm2 、弾性回復率が20
〜100%であることを特徴とする請求項3記載の環状
オレフィン系樹脂架橋体。
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