JPH06345966A - 建築ガスケット用シリコーンゴム組成物 - Google Patents

建築ガスケット用シリコーンゴム組成物

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JPH06345966A
JPH06345966A JP5137275A JP13727593A JPH06345966A JP H06345966 A JPH06345966 A JP H06345966A JP 5137275 A JP5137275 A JP 5137275A JP 13727593 A JP13727593 A JP 13727593A JP H06345966 A JPH06345966 A JP H06345966A
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Hirofumi Yoshida
洋文 吉田
Makoto Sawada
誠 澤田
Hiroyoshi Iijima
宏義 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリコーンゴム本来の優れた耐候性、低圧縮
永久歪み性、成形加工性を有したままで、押出し成形し
たガスケットを長期的に建築用に用いても壁面を汚染す
ることのないシリコーンゴム組成物を提供する。 【構成】 平均粒径1〜50μm 、吸油量300cc/100g以上
の微小細孔を有する無機微粉体 100重量部にシロキサン
単位3〜10の環状または直鎖状ジメチルシロキサン10〜
500 重量部を担持させた充填剤を、ポリオルガノシロキ
サンベースポリマー100 重量部に対し5〜50重量部配合
した押出し加硫型の建築ガスケット用シリコーンゴム組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は硬化性シリコーンゴム組成
物に関し、特に建築ガスケットに用いた時に、シリコー
ンオイルの放出による壁面汚染が長期的に改善されたシ
リコーンゴム組成物に関する。
【0002】
【発明の技術的背景とその問題点】シリコーンゴムは耐
候性に優れるため、従来から建築用ガスケットとして用
いられてきた。しかしながら、シリコーンゴムは長期的
に微量のシリコーンオイルが系外へ流出し、建築壁面を
汚染し、外観を悪化させるという問題があり、これまで
その根本的な解決方法は提案されていなかった。
【0003】
【発明の目的】そこで本発明の目的は、シリコーンゴム
本来の優れた耐候性、低圧縮永久歪み性、成形加工性を
有したままで、押出し成形したガスケットを長期的に建
築用に用いても壁面を汚染することのないシリコーンゴ
ム組成物を提供することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意
検討した結果、特定性状の多孔性担体にシロキサン単位
3〜10の環状または直鎖状ジメチルシロキサン10〜500
重量部を担持させた充填剤を配合することが有効である
のを見出し、本発明を完成するに到った。即ち本発明
は、平均粒径1〜50μm 、吸油量300cc/100g以上の微小
細孔を有する無機微粉体 100重量部にシロキサン単位3
〜10の環状または直鎖状ジメチルシロキサン10〜500 重
量部を担持させた充填剤を、ポリオルガノシロキサンベ
ースポリマー100 重量部に対し5〜50重量部配合したこ
とを特徴とする押出し加硫型の建築ガスケット用シリコ
ーンゴム組成物である。
【0005】本発明は、押出し加硫型の建築ガスケット
用シリコーンゴム組成物(A) に上記特定の充填剤(B) を
配合することを特徴とし、ここで用いられる押出し加硫
型のシリコーンゴム組成物(A) は、(a) ポリオルガノシ
ロキサンベースポリマー、(a')補強性シリカ充填剤、
(b) 硬化剤と、必要に応じて各種添加剤等を配合し、均
一に分散させたものである。(a')補強性シリカ充填剤と
は、シリコーンゴムの加工性、機械的強度等を良好にす
るために必要な物質であり、従来から一般的に用いられ
ている沈澱シリカ、煙霧質シリカ等である。(a')補強性
シリカ充填剤の配合量は、(a) ポリオルガノシロキサン
ベースポリマー100 重量部に対し、1〜100 重量部の範
囲が一般的であるが、特にこれに限定されるものではな
い。このようなポリオルガノシロキサン組成物に用いら
れる各種成分のうち、(a)シリコーンベースポリマーと
(b) 硬化剤とは、ゴム状弾性体を得るための反応機構に
応じて適宜選択されるものである。その反応機構として
は、(1) 有機過酸化物加硫剤による架橋方法、(2) 付加
反応による方法などが知られており、その反応機構によ
って、(a) 成分と、(b) 成分すなわち硬化用触媒若しく
は架橋剤との好ましい組合せが決まることは周知であ
る。すなわち、上記(1) の架橋方法を適用する場合にお
いては、通常(a) 成分のベースポリマーとしては、1分
子中のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なくとも
2個がビニル基であるポリジオルガノシロキサンが用い
られる。また、(b)成分の硬化剤としては、ベンゾイル
ペルオキシド、2,4 −ジクロロベンゾイルペルオキシ
ド、ジクミルペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオ
キシド、2,5 −ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルペルオ
キシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシド等の各種の
有機過酸化物加硫剤が用いられ、熱空気加硫を行う場合
にはベンゾイルペルオキシド、2,4 −ジクロロベンゾイ
ルペルオキシドなどのアシル系有機過酸化物が一般的で
ある。また、スチーム加硫などのように非酸素下で加硫
する場合には、特に低い圧縮永久歪みを与えることか
ら、ジクミルペルオキシド、クミル−t−ブチルペルオ
キシド、2,5 −ジメチル−2,5 −ジ−t−ブチルペルオ
キシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシドが好まし
い。なお、これらの有機過酸化物加硫剤は、1種または
2種以上の混合物として用いられる。(b) 成分の硬化剤
である有機過酸化物の配合量は、(a) 成分のシリコーン
ベース100 重量部に対し、0.05〜15重量部の範囲が好ま
しい。有機過酸化物の配合量が0.05重量部未満では加硫
が十分に行われず、15重量部を超えて配合してもそれ以
上の格別な効果がないばかりか、得られたシリコーンゴ
ムの物性に悪影響を与えることがあるからである。上記
(2) の付加反応を適用する場合の(a) 成分のベースポリ
マーとしては、上記(1) におけるベースポリマーと同様
なものが用いられる。また、(b) 成分の硬化剤として
は、硬化用触媒として、塩化白金酸、白金オレフィン錯
体、白金ビニルシロキサン錯体、白金黒、白金トリフェ
ニルフォスフィン錯体等の白金系触媒などが用いられ、
架橋剤としてケイ素原子に結合した水素原子が一分子中
に少なくとも平均2個を超える数を有するポリジオルガ
ノシロキサンが用いられる。(b) 成分の硬化剤のうち、
硬化用触媒の配合量は、(a) 成分のベースポリマーに対
し、白金元素量で1〜1000ppm の範囲となる量が好まし
い。硬化用触媒の配合量が白金元素量として1ppm 未満
では、十分に硬化が進行せず、また1000ppmを超えても
特に硬化速度の向上等が期待できない。また、架橋剤の
配合量は、(a) 成分中のアルケニル基1個に対し、架橋
剤中のケイ素原子に結合した水素原子が 0.5〜4.0 個と
なるような量が好ましく、さらに好ましくは、 1.0〜3.
0 個となるような量である。水素原子の量が 0.5個未満
である場合は、組成物の硬化が十分進行せずに、硬化後
の硬度が低くなり、また、水素原子の量が 4.0個を越え
ると硬化後の組成物の物理的性質と耐熱性が低下する。
以上のような各種の反応機構において用いられる(a) 成
分のベースポリマーとしてのポリオルガノシロキサンに
おけるアルケニル基以外の有機基は、1価の置換または
非置換の炭化水素基であり、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基のようなア
ルキル基や、フェニル基のようなアリール基、β−フェ
ニルエチル基、β−フェニルプロピル基のようなアラル
キル基等の非置換の炭化水素基や、クロロメチル基、3,
3,3 −トリフルオロプロピル基等の置換炭化水素基が例
示される。なお、一般的にはメチル基が合成のしやすさ
等から多用される。
【0006】(B) 成分のシロキサンを担持させた無機微
粉体は(A) 成分中に含まれ、長期的に流出するシロキサ
ンを吸着するためのものである。ここで無機微粉体とし
ては、平均粒径1〜50μm が必要であり、1μm より小
さいとゴム中への分散が不充分となり、50μm を超える
と、シリコーンゴムの強度が大きく低下する。また吸油
量は300cc/100g以上が必要であり、これより少ないと上
記本発明所期の効果が得られない。このような無機微粉
体としては、ジャイライト型ケイ酸カルシウム(例えば
徳山曹達製フローライト)、球状ポーラスシリカ(例え
ば洞海化学工業製M.S.GEL 、触媒化成工業製シリカマイ
クロビーズ、富士デヴィソン化学製サイロイド)、シラ
スバルーンが例示される。一方、担持させられるジメチ
ルシロキサンは、適度な揮発性を有することが必要で、
シロキサン単位3〜10の環状または直鎖状のジメチルシ
ロキサンが使用される。シロキサン単位が3より小さい
ものであると本組成物を押出し成形する際に揮発してし
まい、(A) 成分がソリットタイプの場合、発泡が起こ
り、スポンジタイプの場合には単泡が得られずに異常発
泡が起こるという問題がある。また、シロキサン単位が
10より大きいと、揮発しにくく壁面汚染の原因物質にな
ってしまうという問題がある。また、該ジメチルシロキ
サンの無機微粉体への担持量は、無機微粉体100 重量部
あたり10〜500 重量部が適当であり、10重量部より少な
いと(A) 成分に配合したときに粘度が上がり加工性が著
しく低下する。500 重量部よりも多いと(A) 成分に配合
したときに粘着が大きくなり加工性が低下する。更に、
このようなジメチルシロキサンを担持した無機微粉体
(B) の(A) 成分への配合量は、(A) 成分の(a) ポリオル
ガノシロキサンベースポリマー100 重量部に対し5〜50
重量部が適当であり、5重量部以下では効果は得られ
ず、50重量部以上では組成物の強度が著しく低下する。
【0007】また本組成物には、必要に応じて通常のシ
リコーンゴム組成物に用いられている発泡剤を配合し、
成形品をシリコーンゴムスポンジとして得ることもでき
る。又、特性向上のため、着色剤、導電剤、難燃化剤、
耐熱性向上剤、加工助剤、耐油性向上剤、充填剤等を随
時付加的に配合してもよく、本発明の効果を損なわない
範囲で他のポリオルガノシロキサンを併用してもよい。
このようなものとしては、通常、けいそう土等の補強性
充填剤、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸
化鉄、酸化セリウム、マイカ、クレイ、炭酸亜鉛、炭酸
マンガン、水酸化セリウム、ガラスビーズ、酸化マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、金属石けん類、ポリシルセ
スキオキサン、ポリジメチルシロキサン、アルケニル基
含有ポリシロキサン等が例示される。
【0008】
【発明の効果】このようにして得られたシリコーンゴム
組成物を硬化して得られる建築用ガスケットは、吸油性
無機微粉体に担持させたジメチルシロキサンが揮発し、
その分、従来流出していたシロキサンを吸着することが
できるため、長期的に建築壁面を汚染することがない。
【0009】
【実施例】次に本発明を実施例にて説明する。以下の実
施例は本発明を説明するためのものであり、本発明の範
囲を限定するものではない。 実施例1 平均粒径25μm 、吸油量500cc/100gの珪酸カルシウム
(徳山曹達(株)製、フローライトR )100 重量部にオ
クタメチルシクロテトラシロキサン 200重量部を担持さ
せ、充填剤P−1を得た。ミラブル型熱加硫シリコーン
ゴム(東芝シリコーン(株)製、TSE2575U)100重量部
に対し充填剤P−1 30重量部、ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイド1.95重量部を配合し、押出機にて2cm×2
cmの角柱に成形し、連続に 250℃にて5分滞留するよう
熱空気加硫を行った。ここで得られたシリコーンゴムを
200℃、4時間のオーブン加硫を行った。このシリコー
ンゴム成形品1を、図1に示すように塗装軽質炭酸カル
シウム板2,2の間にはさみ3ケ月屋外暴露し、塗装軽
質炭酸カルシウム板の汚染を目視にて評価したところ、
汚染は全く見られなかった。
【0010】実施例2 実施例1においてオクタメチルシクロテトラシロキサン
のかわりに粘度1.5 のジメチルシリコーンオイル(東芝
シリコーン(株)製、TSF451-1.5) を担持させた以外は
同様にして充填剤P−2を得て、以下同様にシリコーン
ゴムを成形し、評価を行ったところ、汚染は全く見られ
なかった。
【0011】比較例1 実施例1において、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ンを担持させないで、珪酸カルシウムを配合したとこ
ろ、組成物の粘度が高く、押出し成形が出来なかった。
【0012】比較例2 実施例1において、充填剤P−1を配合させない以外は
同様にシリコーンゴムを成形し、評価を行ったところ、
塗装軽質炭酸カルシウム板に汚染が見られた。
【0013】比較例3 実施例1においてオクタメチルシクロテトラシロキサン
の代わりに、粘度10000cStのジメチルシリコーンオイル
(東芝シリコーン(株)製、TSF451-1M)を担持させた比
較充填剤P−3を得て、以下同様にシリコーンゴムを成
形し、評価を行ったところ、塗装軽質炭酸カルシウム板
に汚染が見られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例で行った汚染評価試験の試験状況を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1…シリコーンゴム成形品 2…塗装軽質炭酸カルシウム板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径1〜50μm 、吸油量300cc/100g
    以上の微小細孔を有する無機微粉体 100重量部にシロキ
    サン単位3〜10の環状または直鎖状ジメチルシロキサン
    10〜500 重量部を担持させた充填剤を、ポリオルガノシ
    ロキサンベースポリマー100 重量部に対し5〜50重量部
    配合したことを特徴とする押出し加硫型の建築ガスケッ
    ト用シリコーンゴム組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09227779A (ja) * 1995-12-22 1997-09-02 Toto Ltd 建築用ゴム部材及びその表面の親水性付与方法

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