JPH06346528A - レゾネータ型防音パネルの製造方法 - Google Patents
レゾネータ型防音パネルの製造方法Info
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- JPH06346528A JPH06346528A JP5160359A JP16035993A JPH06346528A JP H06346528 A JPH06346528 A JP H06346528A JP 5160359 A JP5160359 A JP 5160359A JP 16035993 A JP16035993 A JP 16035993A JP H06346528 A JPH06346528 A JP H06346528A
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Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 常に設定寸法のスリットを精度良く形成で
き、しかも低コストで製造できるようにする。 【構成】 厚みT1 内に複数の細長い中空部22を形成
したパネル体21の片面側に、中空部22と外部とを連
通するスリット23を形成してなるレゾネータ型防音パ
ネルの製造方法であって、まず押し出し成形により内部
に中空部22を有するパネル体21を形成するに際し、
中空部22内から表面側に向けて、スリット23と略等
しい幅W1 を有し、かつ少なくともスリット23に等し
い深さd1の溝25を中空部22の長手方向に沿って形
成すると共に、パネル体21の表面側には突条部24を
溝25を跨ぐ状態で溝25に沿って形成する。次いでパ
ネル体21を硬化した後、パネル体21の表面側から突
条部24を研削して溝25を開口し、中空部22と外部
とを連通した状態に形成する。
き、しかも低コストで製造できるようにする。 【構成】 厚みT1 内に複数の細長い中空部22を形成
したパネル体21の片面側に、中空部22と外部とを連
通するスリット23を形成してなるレゾネータ型防音パ
ネルの製造方法であって、まず押し出し成形により内部
に中空部22を有するパネル体21を形成するに際し、
中空部22内から表面側に向けて、スリット23と略等
しい幅W1 を有し、かつ少なくともスリット23に等し
い深さd1の溝25を中空部22の長手方向に沿って形
成すると共に、パネル体21の表面側には突条部24を
溝25を跨ぐ状態で溝25に沿って形成する。次いでパ
ネル体21を硬化した後、パネル体21の表面側から突
条部24を研削して溝25を開口し、中空部22と外部
とを連通した状態に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道や道路、工場の遮音
壁として利用する防音パネルに関し、より具体的にはレ
ゾネータ型防音パネルの製造方法に関するものである。
壁として利用する防音パネルに関し、より具体的にはレ
ゾネータ型防音パネルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆる吸音方式の防音パネルにおい
て、共鳴により音の減衰を図るものとしてレゾネータ型
防音パネルが知られている。レゾネータは、所定の中空
空間と外部とをスリットを介して連通させてなるもの
で、ヘルムホルツの共鳴箱を原理としている。
て、共鳴により音の減衰を図るものとしてレゾネータ型
防音パネルが知られている。レゾネータは、所定の中空
空間と外部とをスリットを介して連通させてなるもの
で、ヘルムホルツの共鳴箱を原理としている。
【0003】図3は従来のレゾネータ型防音パネルの形
状の一例を示す断面図であり、図4はその要部断面図で
ある。図例の如くパネル体11は、その厚みT内に複数
の細長い中空部12を形成し、音の導入面となる片面側
に、中空部12の長手方向に沿ってスリット13を形成
して中空部12と外部とを連通させた形状となってい
る。このパネル体11においては、スリット13とこの
スリット13を介して外部と連通する中空部12とによ
ってレゾネータが構成されている。そしてパネル体11
はレゾネータ側、すなわちスリット13の形成面側を音
源側に向けて壁体として立設される。
状の一例を示す断面図であり、図4はその要部断面図で
ある。図例の如くパネル体11は、その厚みT内に複数
の細長い中空部12を形成し、音の導入面となる片面側
に、中空部12の長手方向に沿ってスリット13を形成
して中空部12と外部とを連通させた形状となってい
る。このパネル体11においては、スリット13とこの
スリット13を介して外部と連通する中空部12とによ
ってレゾネータが構成されている。そしてパネル体11
はレゾネータ側、すなわちスリット13の形成面側を音
源側に向けて壁体として立設される。
【0004】図3では複数の中空部12を二列として、
スリット13を形成しない他方側はパネル体11の軽量
化、あるいは補強的機能を持たせている。上記構成のレ
ゾネータ型防音パネルにおいては、中空部12の形状及
び断面積Aや、スリット13の幅W及び中空部12まで
の到達長さ、すなわちスリット13の両側のスリット形
成部11aによるスリット深さd等、各種の要因により
吸音減衰する音の周波数帯域及び効果が設定される。つ
まり、吸音させるある特定の周波数に対応するように中
空部12の断面積Aや、スリット幅W及びスリット深さ
dを設定することにより、特定の音に対して高い吸音、
遮音効果を有するレゾネータ型防音パネルを製造するこ
とができる。
スリット13を形成しない他方側はパネル体11の軽量
化、あるいは補強的機能を持たせている。上記構成のレ
ゾネータ型防音パネルにおいては、中空部12の形状及
び断面積Aや、スリット13の幅W及び中空部12まで
の到達長さ、すなわちスリット13の両側のスリット形
成部11aによるスリット深さd等、各種の要因により
吸音減衰する音の周波数帯域及び効果が設定される。つ
まり、吸音させるある特定の周波数に対応するように中
空部12の断面積Aや、スリット幅W及びスリット深さ
dを設定することにより、特定の音に対して高い吸音、
遮音効果を有するレゾネータ型防音パネルを製造するこ
とができる。
【0005】返して言えばこのレゾネータ型防音パネル
は、中空部12の断面積Aや、スリット幅W及びスリッ
ト深さdが設定した寸法より狂ってしまうと、狙った特
定の周波数の音に対する吸音効果を発揮しなくなる。こ
のため、中空部12の断面積Aや、スリット幅W及びス
リット深さdを設定寸法に精度良く形成する必要があ
り、特にスリット13の寸法を精度良く形成することが
重要となっている。
は、中空部12の断面積Aや、スリット幅W及びスリッ
ト深さdが設定した寸法より狂ってしまうと、狙った特
定の周波数の音に対する吸音効果を発揮しなくなる。こ
のため、中空部12の断面積Aや、スリット幅W及びス
リット深さdを設定寸法に精度良く形成する必要があ
り、特にスリット13の寸法を精度良く形成することが
重要となっている。
【0006】例えば図5に示したようにスリット幅Wが
6mmのスリット13aとスリット幅Wが3mmのスリ
ット13bを中空部12毎に交互に設けたレゾネータ型
防音パネル(イ)と、スリット13aを中空部12に対
し一つおきに設けたレゾネータ型防音パネル(ロ)と、
スリット13bを中空部12に対し一つおきに設けたレ
ゾネータ型防音パネル(ハ)との中心周波数(Hz)に
おける垂直入射法吸音率を調べると、レゾネータ型防音
パネル(イ)、(ロ)、(ハ)はいずれも中空部12の
断面積Aとスリット深さdが等しいにもかかわらず、一
番大きい吸音効果を示す周波数がズレてくることがわか
る。この結果からも明らかなように、レゾネータ型防音
パネルに特定の周波数の音に対する吸音効果を発揮させ
るためには、スリット13の寸法、特にスリット幅Wを
誤差を生じさせることなく設定値に形成することが大き
な要因となっている。
6mmのスリット13aとスリット幅Wが3mmのスリ
ット13bを中空部12毎に交互に設けたレゾネータ型
防音パネル(イ)と、スリット13aを中空部12に対
し一つおきに設けたレゾネータ型防音パネル(ロ)と、
スリット13bを中空部12に対し一つおきに設けたレ
ゾネータ型防音パネル(ハ)との中心周波数(Hz)に
おける垂直入射法吸音率を調べると、レゾネータ型防音
パネル(イ)、(ロ)、(ハ)はいずれも中空部12の
断面積Aとスリット深さdが等しいにもかかわらず、一
番大きい吸音効果を示す周波数がズレてくることがわか
る。この結果からも明らかなように、レゾネータ型防音
パネルに特定の周波数の音に対する吸音効果を発揮させ
るためには、スリット13の寸法、特にスリット幅Wを
誤差を生じさせることなく設定値に形成することが大き
な要因となっている。
【0007】一方、従来においてレゾネータ型防音パネ
ルは石綿セメントを押し出し成形することにより形成さ
れる。この場合、中空部12形状を外形とし、スリット
13と同じ幅、深さ寸法のスリット形成片を一体に突出
形成した成形コアを利用して、パネル体11に中空部1
2とスリット13とを一度の押し出し成形で形成する方
法と、中空部12形状を外形とする成形コアを利用して
中空部12のみを成形し、硬化した後、スリット13を
パネル体11の表面側から切削ブレードで切削する方法
が採られている。
ルは石綿セメントを押し出し成形することにより形成さ
れる。この場合、中空部12形状を外形とし、スリット
13と同じ幅、深さ寸法のスリット形成片を一体に突出
形成した成形コアを利用して、パネル体11に中空部1
2とスリット13とを一度の押し出し成形で形成する方
法と、中空部12形状を外形とする成形コアを利用して
中空部12のみを成形し、硬化した後、スリット13を
パネル体11の表面側から切削ブレードで切削する方法
が採られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが前者の方法で
は、スリット13を形成するパネル体11のスリット形
成部11aは中空部12を形成する区画壁11bからの
いわゆる片持ち支持となるため、パネル体11の硬化の
際にスリット形成部11aが中空部12内に垂れるよう
に曲がったり、スリット形成部11a同士が対向せずに
ズレたり、スリット形成部11a間が設定寸法以上に拡
がったりして、スリット幅Wが設定寸法に精度良く形成
されないという問題があった。
は、スリット13を形成するパネル体11のスリット形
成部11aは中空部12を形成する区画壁11bからの
いわゆる片持ち支持となるため、パネル体11の硬化の
際にスリット形成部11aが中空部12内に垂れるよう
に曲がったり、スリット形成部11a同士が対向せずに
ズレたり、スリット形成部11a間が設定寸法以上に拡
がったりして、スリット幅Wが設定寸法に精度良く形成
されないという問題があった。
【0009】また後者の方法では、切削ブレードで形成
したスリット幅Wの公差は±1mmであるのに対し、ス
リット幅Wの設定値は1mm〜10mm程度であるた
め、やはりスリット幅Wが設定寸法に精度良く形成され
ないという問題があった。しかも、切削ブレードによる
切削では多くの粉塵が生じて除粉するための別途設備が
必要になる等、製造設備の規模が大きくなって製造コス
トがかさむという問題も生じていた。
したスリット幅Wの公差は±1mmであるのに対し、ス
リット幅Wの設定値は1mm〜10mm程度であるた
め、やはりスリット幅Wが設定寸法に精度良く形成され
ないという問題があった。しかも、切削ブレードによる
切削では多くの粉塵が生じて除粉するための別途設備が
必要になる等、製造設備の規模が大きくなって製造コス
トがかさむという問題も生じていた。
【0010】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、設定寸法のスリットを精度良く形成することがで
き、しかも低コストで製造することができるレゾネータ
型防音パネルの製造方法を提供することを目的としてい
る。
あり、設定寸法のスリットを精度良く形成することがで
き、しかも低コストで製造することができるレゾネータ
型防音パネルの製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内部に複数の細長い中空部を形成したパネ
ル体の片面側に、前記中空部と外部とを連通するスリッ
トを形成してなるレゾネータ型防音パネルの製造方法で
あって、押し出し成形により内部に前記中空部を有する
パネル体を形成するに際し、前記中空部内から表面側に
向けて、前記スリットと略等しい幅を有し、かつ少なく
とも前記スリットに等しい深さの溝を前記中空部の長手
方向に沿って形成すると共に、前記パネル体の表面側に
は突条部を前記溝を跨ぐ状態で該溝に沿って形成し、こ
れにより形成されたパネル体を硬化した後、そのパネル
体の表面側から前記突条部を研削して前記溝を開口し、
前記中空部と外部とを連通した状態に形成するようにし
たものである。
に本発明は、内部に複数の細長い中空部を形成したパネ
ル体の片面側に、前記中空部と外部とを連通するスリッ
トを形成してなるレゾネータ型防音パネルの製造方法で
あって、押し出し成形により内部に前記中空部を有する
パネル体を形成するに際し、前記中空部内から表面側に
向けて、前記スリットと略等しい幅を有し、かつ少なく
とも前記スリットに等しい深さの溝を前記中空部の長手
方向に沿って形成すると共に、前記パネル体の表面側に
は突条部を前記溝を跨ぐ状態で該溝に沿って形成し、こ
れにより形成されたパネル体を硬化した後、そのパネル
体の表面側から前記突条部を研削して前記溝を開口し、
前記中空部と外部とを連通した状態に形成するようにし
たものである。
【0012】
【作用】本発明方法によれば押し出し成形によって、中
空部と共に、最終的に形成するスリットと略等しい幅を
有する溝を形成するので、該溝の幅は前記スリット幅に
精度良く形成される。またパネル体の表面側には前記溝
を跨ぐ状態で該溝に沿って突条部が形成されるので、前
記パネル体を硬化する際に前記溝部分が変形することが
ない。
空部と共に、最終的に形成するスリットと略等しい幅を
有する溝を形成するので、該溝の幅は前記スリット幅に
精度良く形成される。またパネル体の表面側には前記溝
を跨ぐ状態で該溝に沿って突条部が形成されるので、前
記パネル体を硬化する際に前記溝部分が変形することが
ない。
【0013】さらに本発明方法では、前記溝は少なくと
も前記スリットと略等しい深さに形成されるので、前記
パネル体を硬化した後、該パネル体の表面側から面的に
精密に削ることができる研削により前記突条部を削除す
ると、前記溝は開口し、設定寸法のスリット幅及びスリ
ット深さを有するスリットが精度良く得られる。しか
も、前記突条部を研削するだけで前記スリットが得られ
るので、研削により生じる粉塵が少なくて済む。
も前記スリットと略等しい深さに形成されるので、前記
パネル体を硬化した後、該パネル体の表面側から面的に
精密に削ることができる研削により前記突条部を削除す
ると、前記溝は開口し、設定寸法のスリット幅及びスリ
ット深さを有するスリットが精度良く得られる。しか
も、前記突条部を研削するだけで前記スリットが得られ
るので、研削により生じる粉塵が少なくて済む。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るレゾネータ型防音パネル
の製造方法の実施例を図面に基づいて説明する。図1
(a)、(b)は本発明のレゾネータ型防音パネルの製
造方法により形成されるパネル体の様子を工程順に示し
た断面図であり、図2は図1(a)におけるパネル体の
要部の拡大断面図である。図1(b)に示したような、
パネル体21の厚みT1 内に複数の細長い中空部22を
形成すると共に、パネル体21の片面側に、中空部22
と外部とを連通するスリット23を形成してなるレゾネ
ータ型防音パネルを製造する場合、まず図1(a)に示
したような中空のパネル体21を成形する。
の製造方法の実施例を図面に基づいて説明する。図1
(a)、(b)は本発明のレゾネータ型防音パネルの製
造方法により形成されるパネル体の様子を工程順に示し
た断面図であり、図2は図1(a)におけるパネル体の
要部の拡大断面図である。図1(b)に示したような、
パネル体21の厚みT1 内に複数の細長い中空部22を
形成すると共に、パネル体21の片面側に、中空部22
と外部とを連通するスリット23を形成してなるレゾネ
ータ型防音パネルを製造する場合、まず図1(a)に示
したような中空のパネル体21を成形する。
【0015】このパネル体21は、その内部に複数の細
長い中空部22が形成されており、また中空部22から
表面側に向けて、最終的に形成するスリット23と略等
しい幅W1 を有し、かつ少なくともスリット23と略等
しい深さd1 の溝25が中空部22の長手方向に沿って
形成されている。なお、スリット深さd1 はパネル体2
1の中空部22を形成する片面側の版厚t1 と同一であ
る。さらにパネル体21の表面側には、突条部24が溝
25を跨ぐ状態で溝25に沿って形成されている。
長い中空部22が形成されており、また中空部22から
表面側に向けて、最終的に形成するスリット23と略等
しい幅W1 を有し、かつ少なくともスリット23と略等
しい深さd1 の溝25が中空部22の長手方向に沿って
形成されている。なお、スリット深さd1 はパネル体2
1の中空部22を形成する片面側の版厚t1 と同一であ
る。さらにパネル体21の表面側には、突条部24が溝
25を跨ぐ状態で溝25に沿って形成されている。
【0016】このようなパネル体21は、図示しない成
形コアと押し出し成形主型を利用して押し出し成形する
ことにより一工程で形成される。成形コアは、中空部2
2の形状に対応した外形の成形コアに、上記溝25を形
成するための突起を一体的に設けてなるもので、突起の
幅、高さはそれぞれ、溝25の幅、高さに略等しく形成
されている。つまり、突起の幅は最終的に形成するスリ
ット23の幅W1 と略等しく、高さは少なくともスリッ
ト23の深さd1に等しくなっている。
形コアと押し出し成形主型を利用して押し出し成形する
ことにより一工程で形成される。成形コアは、中空部2
2の形状に対応した外形の成形コアに、上記溝25を形
成するための突起を一体的に設けてなるもので、突起の
幅、高さはそれぞれ、溝25の幅、高さに略等しく形成
されている。つまり、突起の幅は最終的に形成するスリ
ット23の幅W1 と略等しく、高さは少なくともスリッ
ト23の深さd1に等しくなっている。
【0017】また押し出し成形主型は、この内部に上記
した成形コアを配置した場合のその成形コアの突起に対
応する位置が、突起を覆うように凹状に形成されてい
る。そしてこの押し出し成形主型内に成形コアを配置し
て、石綿セメントを押し出すことにより、図1(a)に
示したような石綿セメント材からなる中空のパネル体2
1が得られる。
した成形コアを配置した場合のその成形コアの突起に対
応する位置が、突起を覆うように凹状に形成されてい
る。そしてこの押し出し成形主型内に成形コアを配置し
て、石綿セメントを押し出すことにより、図1(a)に
示したような石綿セメント材からなる中空のパネル体2
1が得られる。
【0018】次いで、上記の如く押し出し成形されたパ
ネル体21を硬化させ、硬化後はパネル体21の表面側
から突条部24を研削する。上記したようにパネル体2
1の溝25は、最終的に形成するスリット23と略等し
い幅W1 で、かつ少なくともスリット23と略等しい深
さd1 に形成されている。なお、スリット深さd1 は最
終的に形成するパネル体21の中空部22を形成する片
面側の版厚t1 と同一である。
ネル体21を硬化させ、硬化後はパネル体21の表面側
から突条部24を研削する。上記したようにパネル体2
1の溝25は、最終的に形成するスリット23と略等し
い幅W1 で、かつ少なくともスリット23と略等しい深
さd1 に形成されている。なお、スリット深さd1 は最
終的に形成するパネル体21の中空部22を形成する片
面側の版厚t1 と同一である。
【0019】従って、パネル体21の表面側から突条部
24を研削すると溝25は開口し、図1(b)に示した
ようにパネル体21の片面側に、溝25と同幅で、かつ
最終的に形成するパネル体21の中空部22を形成する
片面側の版厚t1 に等しい深さのスリット23が、中空
部22と外部とを連通する状態で精度良く形成される。
すなわちパネル体21の厚みがT1 で、スリット幅
W1 、スリット深さd1 のスリット23が中空部22の
長手方向に沿ってパネル体21の片面側に精度良く形成
されたレゾネータ型防音パネルが製造される。
24を研削すると溝25は開口し、図1(b)に示した
ようにパネル体21の片面側に、溝25と同幅で、かつ
最終的に形成するパネル体21の中空部22を形成する
片面側の版厚t1 に等しい深さのスリット23が、中空
部22と外部とを連通する状態で精度良く形成される。
すなわちパネル体21の厚みがT1 で、スリット幅
W1 、スリット深さd1 のスリット23が中空部22の
長手方向に沿ってパネル体21の片面側に精度良く形成
されたレゾネータ型防音パネルが製造される。
【0020】以上のように本実施例方法においては、押
し出し成形によって、最終的に形成するスリット23と
略等しい幅W1 を有する溝25を形成するので、スリッ
ト幅W1 寸法が極めて精度良く形成されたスリット23
を得ることができる。また押し出し成形する際におい
て、パネル体21の表面側には溝25を跨ぐ状態で突条
部24が形成されるので、パネル体21を硬化する際に
溝25部分が変形することがなく、これによってもスリ
ット幅W1 寸法が極めて精度良く形成されたスリット2
3が得られる。
し出し成形によって、最終的に形成するスリット23と
略等しい幅W1 を有する溝25を形成するので、スリッ
ト幅W1 寸法が極めて精度良く形成されたスリット23
を得ることができる。また押し出し成形する際におい
て、パネル体21の表面側には溝25を跨ぐ状態で突条
部24が形成されるので、パネル体21を硬化する際に
溝25部分が変形することがなく、これによってもスリ
ット幅W1 寸法が極めて精度良く形成されたスリット2
3が得られる。
【0021】しかも溝25は少なくともスリット23と
略等しい深さd1 に形成されており、パネル体21の表
面側から突条部24を、面的に精密に削ることができる
研削により削除してスリット23を形成するので、設定
寸法のスリット深さd1 を有するスリット23を精度良
く形成できると共に、突条部24を研削するだけなので
生じる粉塵も少なくて済む。
略等しい深さd1 に形成されており、パネル体21の表
面側から突条部24を、面的に精密に削ることができる
研削により削除してスリット23を形成するので、設定
寸法のスリット深さd1 を有するスリット23を精度良
く形成できると共に、突条部24を研削するだけなので
生じる粉塵も少なくて済む。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレゾネータ
型防音パネルの製造方法によれば、押し出し成形によっ
て、最終的に形成するスリットと略等しい幅を有する溝
を形成し、前記パネル体の表面側には溝を跨ぐ状態で突
条部が形成されるので、前記溝は精度良く成形されると
共に、硬化の際にこの溝部分が変形することがなく、前
記パネル体の片面側に常に設定の幅寸法を有するスリッ
トを精度良く形成することができる。
型防音パネルの製造方法によれば、押し出し成形によっ
て、最終的に形成するスリットと略等しい幅を有する溝
を形成し、前記パネル体の表面側には溝を跨ぐ状態で突
条部が形成されるので、前記溝は精度良く成形されると
共に、硬化の際にこの溝部分が変形することがなく、前
記パネル体の片面側に常に設定の幅寸法を有するスリッ
トを精度良く形成することができる。
【0023】また前記溝は少なくとも前記スリットと略
等しい深さに形成され、前記パネル体の表面側から面的
に精密に削ることができる研削により、前記突条部を削
成して前記溝を開口させ、前記中空部と外部とを連通す
るスリットを得るので、該スリットのスリット深さを常
に設定寸法に精度良く形成することができる。しかも前
記突条部を研削するだけで前記スリットが得られるの
で、研削の際に生じる粉塵も少なくて済む。従って本発
明方法によれば、前記パネル体の片面側に前記スリット
を常に設定寸法に精度良く形成することができ、防音す
る音に対して高い吸音、遮音効果を有するレゾネータ型
防音パネルを低コストで製造することができる。
等しい深さに形成され、前記パネル体の表面側から面的
に精密に削ることができる研削により、前記突条部を削
成して前記溝を開口させ、前記中空部と外部とを連通す
るスリットを得るので、該スリットのスリット深さを常
に設定寸法に精度良く形成することができる。しかも前
記突条部を研削するだけで前記スリットが得られるの
で、研削の際に生じる粉塵も少なくて済む。従って本発
明方法によれば、前記パネル体の片面側に前記スリット
を常に設定寸法に精度良く形成することができ、防音す
る音に対して高い吸音、遮音効果を有するレゾネータ型
防音パネルを低コストで製造することができる。
【図1】(a)、(b)は本発明のレゾネータ型防音パ
ネルの製造方法により形成されるパネル体の様子を工程
順に示した断面図である。
ネルの製造方法により形成されるパネル体の様子を工程
順に示した断面図である。
【図2】図1(a)におけるパネル体の要部の拡大断面
図である。
図である。
【図3】従来のレゾネータ型防音パネルの形状の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図4】図4における要部断面図である。
【図5】異なるスリット幅のレゾネータ型防音パネルに
よる吸音率の測定結果を示したグラフである。
よる吸音率の測定結果を示したグラフである。
21 パネル体 22 中空部 23 スリット 24 突条部 25 溝 W1 スリット幅 d1 スリット深さ T1 パネル体の厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 滋 埼玉県深谷市大字折之口字稜威ケ原1851− 4 株式会社ノザワ技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に複数の細長い中空部を形成したパ
ネル体の片面側に、前記中空部と外部とを連通するスリ
ットを形成してなるレゾネータ型防音パネルの製造方法
であって、 押し出し成形により内部に前記中空部を有するパネル体
を形成するに際し、前記中空部内から表面側に向けて、
前記スリットと略等しい幅を有し、かつ少なくとも前記
スリットに等しい深さの溝を前記中空部の長手方向に沿
って形成すると共に、前記パネル体の表面側には突条部
を前記溝を跨ぐ状態で該溝に沿って形成する工程と、 該工程により形成されたパネル体を硬化した後、そのパ
ネル体の表面側から前記突条部を研削して前記溝を開口
し、前記中空部と外部とを連通した状態に形成する工程
とからなることを特徴とするレゾネータ型防音パネルの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160359A JP2731700B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | レゾネータ型防音パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5160359A JP2731700B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | レゾネータ型防音パネルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06346528A true JPH06346528A (ja) | 1994-12-20 |
| JP2731700B2 JP2731700B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=15713275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5160359A Expired - Lifetime JP2731700B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | レゾネータ型防音パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2731700B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998039767A1 (en) * | 1997-03-07 | 1998-09-11 | Oscar Avian | Method to produce sound-proofing panels or surfaces for interiors |
| JP2015184400A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | ヤマハ株式会社 | 音響パネルのパネル構造及び音響パネル |
| JP2018081188A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 清水建設株式会社 | 共鳴器の製造方法及び共鳴器の調整方法 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP5160359A patent/JP2731700B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998039767A1 (en) * | 1997-03-07 | 1998-09-11 | Oscar Avian | Method to produce sound-proofing panels or surfaces for interiors |
| JP2015184400A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | ヤマハ株式会社 | 音響パネルのパネル構造及び音響パネル |
| JP2018081188A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 清水建設株式会社 | 共鳴器の製造方法及び共鳴器の調整方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2731700B2 (ja) | 1998-03-25 |
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