JPH06350454A - A/d変換装置 - Google Patents

A/d変換装置

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JPH06350454A
JPH06350454A JP5140997A JP14099793A JPH06350454A JP H06350454 A JPH06350454 A JP H06350454A JP 5140997 A JP5140997 A JP 5140997A JP 14099793 A JP14099793 A JP 14099793A JP H06350454 A JPH06350454 A JP H06350454A
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signal
converter
comparator
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voltage
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JP5140997A
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Inventor
Koji Onishi
光二 大西
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ダイナミックレンジの小さな信号についてもこ
れを十分に高い分解能をもってA/D変換することがで
きるとともに、データ収集システムとしての信頼性並び
に柔軟性を大幅に高めることのできるA/D変換装置を
提供する。 【構成】入力アナログ信号と参照信号との大小を比較す
る比較器と、この比較器の出力に基づき逐次比較用のデ
ィジタル信号を出力する逐次比較レジスタと、このディ
ジタル信号に基づき基準電圧をD/A変換し、該変換し
た信号を前記参照信号として前記比較器に与えるD/A
変換器とを具える逐次比較型のA/D変換装置を対象と
して、前記D/A変換器から出力される参照信号を1/
n増幅(nは1より大きい実数)する1/n増幅手段
と、適宜のレンジ切替え指令に基づき前記D/A変換器
から出力される参照信号とこの1/n増幅された参照信
号との何れかを選択して前記比較器に与えるスイッチ手
段とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データ収集システム
等にあって、各種センサから検出信号として出力される
アナログ信号をマイクロコンピュータ等に取り込むため
にこれを所定の分解能にてA/D変換するA/D変換装
置に関し、特に、上記アナログ信号を逐次比較方式にて
A/D変換する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、マイクロコンピュータによる内
燃機関の燃料噴射制御システムなどにあって、その燃料
噴射量を内燃機関の状態に応じて常に好適に制御すべ
く、水温センサ、空気温センサ、負圧センサ、酸素濃度
(O2 )センサ等々の各種センサを通じて内燃機関各部
の状態をマイクロコンピュータに取り込むようにしてい
ることはよく知られている。
【0003】またその際、上記各種センサから検出信号
として出力されるアナログ信号は、マイクロコンピュー
タに直接取り込むことができないため、通常は、マイク
ロコンピュータの入力ポート等に配されるA/D変換装
置を通じて、このアナログ信号を所定ビットのディジタ
ル信号に変換するようにしていることもよく知られてい
る。
【0004】ところで、上記アナログ信号をA/D変換
する場合、その分解能は、同アナログ信号のダイナミッ
クレンジによって決まる。例えば上述した燃料噴射制御
システムに用いられているセンサのうち、水温センサな
どは0〜5Vのダイナミックレンジを有するアナログ信
号をその検出信号として出力するようになっている。も
っともこの水温センサなどの場合、その出力特性は一般
に図5に示されるように、検出対象となる冷却水の水温
が約0℃を超える領域では、0〜1Vのダイナミックレ
ンジしかもたないため、通常は適宜の増幅回路によって
この0〜1Vのダイナミックレンジを0〜5Vに拡大
し、これを別途のA/D変換チャンネルを通じてA/D
変換するようにしている。これによって、上記ダイナミ
ックレンジの小さな領域についても十分な分解能が確保
されるようになる。また同燃料噴射制御システムにおい
て、酸素濃度センサ(通常、電圧発生器が用いられる)
などは、0〜1Vのダイナミックレンジを有するアナロ
グ信号をその検出信号として出力する。このようなダイ
ナミックレンジの小さなアナログ信号についても高い分
解能をもつデータとして上記マイクロコンピュータに取
り込むためには、適宜の増幅回路によってそのダイナミ
ックレンジを0〜5V程度に拡大した後A/D変換を行
う必要がある。図6に、このようなセンサデータの収集
システム、及び同システムに用いられているA/D変換
装置の一例を示す。
【0005】すなわち図6において、S1は上記水温セ
ンサ等を想定した温度センサであり、その検出される温
度に応じて0〜5Vのダイナミックレンジを有して出力
されるアナログ信号は、一方では、増幅回路A1を介し
てその0〜1Vの領域が0〜5Vに増幅された後、信号
線1を通じてA/D変換装置10に入力され、また他方
では、信号線2によってバイパスされ、該信号線2を通
じて直接、同A/D変換装置10に入力される。
【0006】また同図6において、S2は上記酸素濃度
センサ等を想定した電圧発生器であり、その検出値に応
じて0〜1Vのダイナミックレンジを有して発生される
とするアナログ信号は、増幅回路A2を介してそのダイ
ナミックレンジが0〜5Vに増幅された後、信号線3を
通じてA/D変換装置10に入力される。
【0007】A/D変換装置10は、その基本構成とし
て、比較器11、逐次比較レジスタ12、及び8ビット
D/A変換器13からなる逐次比較ループを具える8ビ
ット逐次比較型のA/D変換装置である。
【0008】また、このA/D変換装置10において、
シリアルデータ読み込みレジスタ14は、CPU(マイ
クロコンピュータ)20からクロックCLKに基づきシ
リアルデータSINとして与えられるA/D変換指令や
チャンネル指定データCHなど、該A/D変換装置10
としての動作に必要な制御データが読み込まれる部分で
あり、アナログマルチプレクサ15は、このレジスタ1
4に読み込まれたチャンネル指定データCHに基づい
て、上記信号線1〜3を含む複数の入力信号線(入力チ
ャンネル)のうちの1つを選択する部分である。上記比
較器11の一方入力端(−端子)には、このアナログマ
ルチプレクサ15によって選択されたチャンネルのアナ
ログ信号が入力されることとなる。また制御クロック発
生回路16は、比較器11に対し、その−端子に入力さ
れているアナログ信号の当該サンプル点についての量子
化(A/D変換処理)が終了されるまで、そのアナログ
レベルをホールドするよう指令するとともに、上記逐次
比較レジスタ12による逐次比較用ディジタル信号の出
力を制御する部分である。逐次比較により確定されたA
/D変換信号は、出力制御部17を通じてシリアルデー
タSOUTとしてCPU20に送られるようになる。例
えば上述した燃料噴射制御システムでは、図7(a)に
示すように、4m秒の周期にて、CPU20から上記チ
ャンネル指定データCHによるチャンネル指定を伴う
「A/D変換」指令が発せられる。そして図7(b)に
示すように、上記A/D変換信号に基づき構築され、送
出されるシリアルデータSOUTによって(正確には、
A/D変換終了を示す論理「0」ビットからなるスター
トビットによって)CPU20に対する信号入力割り込
み(SIN割り込み)がかけられ、この割り込み処理と
して、CPU20は該シリアルデータSOUTとして送
られたA/D変換値を読み込むようになる。
【0009】また、比較器11、逐次比較レジスタ1
2、及び8ビットD/A変換器13からなる上記逐次比
較ループにおいては、これもよく知られているように概
ね以下に列記する態様にて、上記選択入力され、比較器
11にホールドされているアナログ信号についてのA/
D変換処理を実行する。 ( 1)まず、逐次比較レジスタ12から8ビットのディジ
タル値2^8 /2^1 (ただし" ^ "はべき乗を示
す)、すなわちMSB(最上位ビット)のみを「1」と
する値「10000000」をD/A変換器13に送
る。これによりD/A変換器13では、その基準電圧で
ある電圧「Vref+」及び電圧「Vref-」間の電圧をこの
ディジタル値「10000000」に基づきD/A変換
し、その得られたアナログ値(電圧「Vref+」及び電圧
「Vref-」がそれぞれ「5」V及び「0」Vであるとす
れば、ほぼ「2.5」Vに相当)を参照値として比較器
11の+端子に与えるようになる。また比較器11で
は、この与えられた参照値と上記入力アナログ値との大
小を比較する。 ( 2)この比較の結果、入力アナログ値の方が大きけれ
ば、逐次比較レジスタ12は次いで、ディジタル値(2
^8 /2^1 +2^8 /2^2 )、すなわち値「110
00000」をD/A変換器13に送って、比較器11
を通じた上記同様の比較を実施する。また逆に、入力ア
ナログ値の方が小さければ、逐次比較レジスタ12はデ
ィジタル値(2^8 /2^1 −2^8 /2^2 )、すな
わち値「01000000」をD/A変換器13に送っ
て、比較器11を通じた上記同様の比較を実施する。 ( 3)以上の比較処理を、上記8ビットのディジタル値の
LSB(最下位ビット)が定まるまで順次繰り返す。
【0010】これにより、上記指定チャンネルの信号と
して選択入力されたアナログ信号についての8ビットデ
ィジタル値が求まることとなる。そしてここで、同図6
に示すように、D/A変換にかかる基準電圧「Vref+」
及び「Vref-」がそれぞれ「5」V及び「0」Vである
とすると、上記信号線2を介してダイナミックレンジ0
〜5Vのアナログ信号が直接入力されるものについて
は、 LSB=(5−0)/2^8 /10^3 ≒20mV の分解能が得られることがわかる。また、上記増幅回路
A1或いはA2によってダイナミックレンジが0〜1V
から0〜5Vに拡大され、それぞれ信号線1或いは3を
介して入力されるアナログ信号については、 LSB=(5−0)/2^8 /5/10^3 ≒4mV の分解能が得られることがわかる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のA/D変換装置にあっては、ダイナミックレンジが0
〜1Vのアナログ信号、若しくはそのような領域につい
ても、十分に高い分解能をもってこれをA/D変換する
ことは確かにできる。しかし、そのようなアナログ信号
若しくは領域についてこれを該A/D変換装置に入力す
るためには、それら領域に対応する別途のA/D変換チ
ャンネルの増設、並びに上述した増幅回路の追加等、そ
の周辺回路を含めたデータ収集システムとしての回路規
模の拡大が必須となる。これは、該データ収集システム
としての信頼性、或いは柔軟性等を考えると、決して好
ましいことではない。
【0012】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、上記データ収集システムをより小規模な
回路として構成することができて且つ、ダイナミックレ
ンジの小さな信号についてもこれを十分に高い分解能を
もってA/D変換することのできるA/D変換装置を提
供することを目的とする。
【0013】またこの発明は、上記に加えて更に、任意
のA/D変換チャンネルの信号についてそれらの分解能
を選択的に高めることができたり、同一のA/D変換チ
ャンネルの信号についてもその分解能を任意に切り替え
ることができるなど、データ収集システムとしての柔軟
性をも大幅に高めることのできるA/D変換装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、この発明では、入力アナログ信号と参照信号との
大小を比較する比較器と、この比較器の出力に基づき逐
次比較用のmビット(mは2以上の自然数)ディジタル
信号を出力する逐次比較レジスタと、このmビットディ
ジタル信号に基づき基準電圧をD/A変換し、該変換し
た信号を前記参照信号として前記比較器に与えるmビッ
トD/A変換器とを具え、前記mビットディジタル信号
の最上位ビットから最下位ビットまでの逐次比較により
決定されるディジタル信号を前記入力アナログ信号に対
するmビットA/D変換信号とする逐次比較型のA/D
変換装置において、前記D/A変換器から出力される参
照信号を1/n増幅(nは1より大きい実数)して前記
比較器に与える1/n増幅手段を具えるようにする。
【0015】またこの発明では、同逐次比較型のA/D
変換装置において、前記D/A変換器から出力される参
照信号を1/n増幅(nは1より大きい実数)する1/
n増幅手段と、適宜のレンジ切替え指令に基づき、前記
D/A変換器から出力される参照信号とこの1/n増幅
された参照信号との何れかを選択して前記比較器に与え
るスイッチ手段とを具えるようにする。
【0016】
【作用】上記のように、D/A変換器から出力される参
照信号を1/n増幅して比較器に与える1/n増幅手段
を具えることで、前記入力アナログ信号のダイナミック
レンジの0〜(1/n)領域に対してn倍の高い分解能
が得られるようになる。このため、例えば前述したよう
なダイナミックレンジ0〜5Vのうちの0〜1Vの領域
に対してこれを0〜5Vのダイナミックレンジに拡大
し、その領域でのアナログ信号変化を高い分解能にて監
視したいような場合、或いはそもそもが0〜1V程度に
小さいダイナミックレンジにて変化するアナログ信号を
高い分解能にて監視したい場合でも、これに上記構成を
有するA/D変換装置を用いるようにすれば(この場
合、n=5となる)、前述した増幅回路などを別途付加
せずとも、それら領域或いは信号に対する分解能は高く
維持されるようになる。
【0017】また、こうした1/n増幅手段に加えて更
に、上記スイッチ手段を併せ具えるようにすれば、同一
のA/D変換チャンネルに入力される1つのアナログ信
号について、その信号レベルに応じた分解能の切替えな
ども可能となる。このため、例えば上記0〜5V程度の
ダイナミックレンジを有するアナログ信号について、そ
の0〜1Vの領域に関しては高い分解能にて監視するも
のの、それ以外は通常の分解能での監視で十分、といっ
たシステムにあって、この1/n増幅手段及びスイッチ
手段を具えるA/D変換装置を用いるようにすれば、前
述した増幅回路などの付加が不要であることは勿論、上
記スイッチ手段の切替えのみで簡単に、その所望とされ
る分解能を切り替えることができるようになる。
【0018】なお、これらA/D変換装置の何れも、上
記1/n増幅器による1/n増幅によって分解能が高め
られるダイナミックレンジは0〜(1/n)Vの領域と
なるが、これに更に、前記基準電圧より小さいオフセッ
ト電圧を発生する電圧発生手段と、この発生されたオフ
セット電圧を前記1/n増幅された参照信号に加算する
加算手段とを具えるようにすることで、入力アナログ信
号のダイナミックレンジの任意の1/n領域に対してn
倍の分解能を得ることができるようになる。
【0019】
【実施例】図1に、この発明にかかるA/D変換装置の
一実施例を示す。ただし、この図1に示す実施例のA/
D変換装置及びその周辺回路において、先の図6に示し
た従来のA/D変換装置及びその周辺回路と同一の要素
には同一の符号を付して示しており、これら要素につい
ての重複する説明は割愛する。
【0020】さて、この実施例のA/D変換装置100
は、同図1に示されるように、入力されるアナログ信号
を1/5増幅して出力する1/5増幅回路30と、D/
A変換器13の出力端及び比較器11の+入力端に対し
てそれぞれ配設されるアナログマルチプレクサ31及び
32とを更に具えて構成される。
【0021】ここで、上記アナログマルチプレクサ31
及び32は、信号線C1を通じて与えられるゲイン切替
えデータに基づき、各々「A」端子側に切替え制御され
るとき、D/A変換器13から出力される前述した参照
値を信号線33を通じて直接比較器11の+入力端に与
えるように動作し、各々「B」端子側に切替え制御され
るとき、D/A変換器13から出力される同参照値を上
記1/5増幅回路30を介して比較器11の+入力端に
与えるように動作する。なお、上記信号線C1を通じて
与えられるゲイン切替えデータとは、先の図7に対応す
る図として図2(a)に示すように、CPU20から
「A/D変換」指令に併せて発せられる前述したチャン
ネル指定データCHの一部として、若しくはその拡張デ
ータとして同CPU20から与えられる1ビットのデー
タである。すなわち上記アナログマルチプレクサ31及
び32は、このゲイン切替えデータの論理内容に応じ
て、例えば、論理値「0」であれば上記「A」端子側に
切替え制御され、論理値「1」であれば上記「B」端子
側に切替え制御される。
【0022】このように、この実施例のA/D変換装置
では、CPU20から与えられるゲイン切替えデータに
よって、比較器11に与えられる参照値が1倍または1
/5倍に切り替わるようになる。
【0023】このため、図1に併せ示されるように、前
述した水温センサ等を想定した温度センサS1から、そ
の検出される温度に応じた0〜5Vのダイナミックレン
ジを有するアナログ信号が信号線2を介してこのA/D
変換装置100に加えられ、またこの信号線2に対応し
たA/D変換チャンネルが上記チャンネル指定データC
Hによって指定されて、該温度センサS1から出力され
ているアナログ信号がアナログマルチプレクサ15を介
して比較器11に取り込まれているとするときに、上記
ゲイン切替えデータによって、参照値を1倍する指令が
与えられたとすると、先と同様 LSB=(5−0)/2^8 /10^3 ≒20mV ただし、" ^ "はべき乗を示す といった分解能にてA/D変換が行われることとなる
が、同ゲイン切替えデータによって参照値を1/5倍す
る指令が与えられた場合には、この参照値は実質的に、
逐次比較レジスタ12から出力される8ビットのディジ
タル値に対し0〜1Vの範囲で与えられることとなり、 LSB=(1−0)/2^8 /10^3 ≒4mV といった高い分解能にてA/D変換が行われるようにな
る。しかもこの場合、これら分解能の切替えは、単に上
記ゲイン切替えデータを通じた指令変更に基づいてなさ
れるものであり、その周辺回路としての増幅回路の配設
やA/D変換チャンネルの増設等は一切必要とされな
い。
【0024】該実施例のA/D変換装置100によるこ
のようなA/D変換メカニズムは、信号線4を介して入
力される電圧発生器S2からの出力信号、すなわちダイ
ナミックレンジが0〜1V程度しかないアナログ信号に
ついても同様である。特に、このようなダイナミックレ
ンジの小さい信号に対して、その参照値が1/5倍に設
定されるよう、上記ゲイン切替えデータを通じて指令す
るようにすれば、上記同様、LSB≒4mVといった高
い分解能でのA/D変換処理が可能となる。そしてこの
場合も、周辺回路としての増幅回路等の配設は必要とさ
れない。
【0025】なお、図2(b)に示すように、こうして
A/D変換された信号に基づき構築され、送出されるシ
リアルデータSOUTによって(正確には、A/D変換
終了を示す論理「0」ビットからなるスタートビットに
よって)CPU20に対する信号入力割り込み(SIN
割り込み)がかけられ、この割り込み処理として、CP
U20が該シリアルデータSOUTとして送られたA/
D変換値を読み込むようになることは、先の図6に示し
たデータ収集システムの場合と同様である。
【0026】このように、上記実施例のA/D変換装置
によれば、任意のA/D変換チャンネルの分解能を向上
させることができる。また、同一のA/D変換チャンネ
ルの分解能を変えてA/D変換することもできる。
【0027】なお、同実施例の構成において、上記アナ
ログマルチプレクサ31及び32を削除し、D/A変換
器13から出力される参照値が常に1/5増幅されて比
較器11に与えられる構成とすることもできる。この場
合、例えばセンサS1の出力のように、0〜5Vのダイ
ナミックレンジをもつアナログ信号については、その2
〜5Vの領域に関してのA/D変換出力を得ることはで
きないものの、そのうちの主に0〜1Vの領域が監視対
象となるようなデータ収集システムにあってはなお十分
なA/D変換機能を呈するものとなる。
【0028】ところで、上記実施例の装置によれば、増
幅回路30における分圧態様の変更に応じて、前記参照
値を一般には1/n(ただしnは1より大きい実数)増
幅することが可能であり、またそれに応じて、0Vを起
点に5Vまでの任意の電圧範囲でのA/D変換にかかる
分解能を高めることができる。しかし、例えば2V〜3
Vのように、0V以外を起点にした範囲については、上
記LSB≒4mVといった分解能を得ることはできな
い。
【0029】そこで、このような問題にも柔軟に対処し
て、0V以外を起点にした範囲についても高い分解能で
のA/D変換を可能とする装置を図3に示す。ただしこ
の図3においては便宜上、その要部のみを図示し、他の
図1に示した要素と共通する要素についての図示は割愛
した。
【0030】さてこの装置では、同図3に示されるよう
に、基準電圧の5Vを抵抗分圧し、その出力電圧V1 と
して2Vの電圧が発生されるようにした電圧発生回路4
0と、この発生される電圧V1 が前記1/5増幅されて
0〜1Vの値をとるようになる参照値(これをvとす
る)のオフセット電圧となるよう、これら電圧V1 と1
/5増幅された参照値vとを加算する非反転加算回路4
1とを具え、前記ゲイン切替えデータによってアナログ
マルチプレクサ31及び32が「B」端子に切り替えら
れるとき、このオフセット電圧V1 (2V)が加算され
た電圧(V1 +v=2〜3V)が入力アナログ信号に対
する実際の参照値として比較器11に与えられるように
している。
【0031】このため、上記入力アナログ信号として先
の0〜5Vのダイナミックレンジをもつアナログ信号が
比較器11に入力されているとすると、そのうちの2〜
3Vの領域に対しても、先の実施例の装置と同様、LS
B≒4mVといった高い分解能でのA/D変換が行われ
るようになる。また、上記電圧発生回路40から発生さ
れる電圧、すなわちオフセット電圧V1 として、例えば
1〜4Vの任意の電圧が発生されるようにすれば、上記
0〜5Vのダイナミックレンジをもつとするアナログ信
号の1〜2V、2〜3V、3〜4V、或いは4〜5V等
々、任意の1V領域について、上記LSB≒4mVとい
った分解能でのA/D変換が行われるようにもなる。
【0032】また、図4は、上述した図3の装置を更に
汎用化した装置についてその要部の構成を示したもので
ある。すなわちこの図4に示す装置では、抵抗分圧回路
50とアナログマルチプレクサ51とで1〜4Vの任意
の電圧を発生することのできる電圧発生回路を構成する
とともに、アナログマルチプレクサ42、43及びバイ
パス用の信号線44を設けて、1/5増幅された参照値
に対する上述した加算回路41によるオフセット電圧の
加算の有無を選択できるようにしている。なおここで、
上記アナログマルチプレクサ42及び43は、先のゲイ
ン切替えデータに準じたかたちで信号線C2を通じて与
えられるとするレンジ切替えデータに基づいてその切替
え動作が制御されるものとする。また、アナログマルチ
プレクサ51は、同じく2ビットの信号線C3を通じて
与えられるとする2ビットのレンジ選択データの内容に
基づいて、上記抵抗分圧回路50から取り出す1〜4V
の電圧を決定する。これらレンジ切替えデータ及びレン
ジ選択データも、先のゲイン切替えデータと同様、CP
U20から前記シリアルデータ読み込みレジスタ14に
対して伝送されたものがそれぞれ上記信号線C2及びC
3を介して与えられる。
【0033】したがって、この図4に示す装置によれ
ば、CPU20によってチャンネル指定されている信
号、すなわちその時点で比較器11に入力されているア
ナログ信号に対して、同CPU20から与えられる前記
ゲイン切替えデータ、及びこれらレンジ切替えデータ、
レンジ選択データ(2ビット)の合計4ビットのデータ
に応じた以下に列記する態様でのA/D変換が可能とな
る。 ( 1)ゲイン切替えデータ(C1)がアナログマルチプレ
クサ31及び32の「A」端子側を指定: この場合は無条件に、1倍の参照値に基づく通常の分解
能でのA/D変換が実行される。 ( 2)ゲイン切替えデータ(C1)がアナログマルチプレ
クサ31及び32の「B」端子側を指定、且つレンジ切
替えデータ(C2)がアナログマルチプレクサ42及び
43の「C」端子側を指定: この場合は、0〜1Vのレンジに対して、1/5倍の参
照値に基づく高い分解能でのA/D変換が実行される。 ( 3)ゲイン切替えデータ(C1)がアナログマルチプレ
クサ31及び32の「B」端子側を指定、且つレンジ切
替えデータ(C2)がアナログマルチプレクサ42及び
43の「D」端子側を指定: この場合は、レンジ選択データ(C3)によるアナログ
マルチプレクサ51の切替え態様、すなわちそこで選ば
れる電圧値に応じて、その電圧Vi がオフセットされた
Vi 〜(Vi +1)Vのレンジに対し、上記1/5倍の
参照値に基づく高い分解能でのA/D変換が実行され
る。すなわち、上述した1〜2V、2〜3V、3〜4
V、或いは4〜5Vといった任意の1V領域について、
上記LSB≒4mVといった分解能でのA/D変換が行
われるようになる。
【0034】このように、図4にその要部を示すA/D
変換装置によれば、CPU20から該A/D変換装置に
送出するデータとしてたかだか4ビットのデータを追加
するだけで、前述したチャンネルの指定に併せ、 ・その指定したチャンネルについての分解能の向上は必
要か否か ・分解能の向上が必要であればその注目するレンジはど
のレンジか 等々、CPU20の詳細な要求に応じた非常に柔軟性に
富んだA/D変換が実現されるようになる。
【0035】なお、上述した各実施例の装置において
は、何れも8ビット逐次比較型のA/D変換装置を想定
したものであるが、その必要とされるビット数は任意で
あり、この発明にかかるA/D変換装置がこのような8
ビットタイプのものに限定されるものでないことは勿論
である。
【0036】また、上記各実施例では、A/D変換にか
かる基準電圧を5Vとし、その変換対象となるアナログ
信号も最大で0〜5Vのダイナミックレンジをもつもの
として説明したが、これらの値も任意である。上述した
各実施例の装置を、それらが適用される各種環境に見合
うかたちでアレンジすることは容易である。
【0037】また、この発明にかかるA/D変換装置
は、基本的に、比較器、逐次比較レジスタ及びD/A変
換器からなる逐次比較ループに対して、図1に例示した
1/n(nは1より大きい実数)増幅回路、或いは図3
や図4に例示したオフセット電圧発生回路や加算回路が
付加される構成であればよく、シリアルデータ読み込み
レジスタ14やアナログマルチプレクサ15など、その
周辺の要素については、それらの配設が必須となるもの
ではない。
【0038】そしてまた、この発明にかかるA/D変換
装置が前述した内燃機関の燃料噴射制御システム以外の
システムについても同様に適用することができることは
勿論であり、量子化が所望される任意のアナログ信号に
ついて、高い分解能でのA/D変換を実現することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、データ収集システムをより小規模な回路として構成
することができ且つ、ダイナミックレンジの小さな信号
についてもこれを十分に高い分解能をもってA/D変換
することができるようになる。
【0040】またこの発明によれば、任意のA/D変換
チャンネルの信号についてそれらの分解能を選択的に高
めることができたり、同一のA/D変換チャンネルの信
号についてもその分解能を任意に切り替えることができ
るなど、データ収集システムとしての柔軟性をも大幅に
高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるA/D変換装置についてその
一実施例構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示されるA/D変換装置との間でCPU
が行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図3】この発明にかかるA/D変換装置の他の実施例
としてその要部の構成を示す回路図である。
【図4】この発明にかかるA/D変換装置の更に他の実
施例としてその要部の構成を示す回路図である。
【図5】内燃機関の燃料噴射制御システムに用いられて
いる水温センサの出力特性例を示すグラフである。
【図6】内燃機関の燃料噴射制御システムにおけるデー
タ収集システムとして従来採用されているA/D変換装
置及びその周辺回路の一例を示すブロック図である。
【図7】図6に示されるA/D変換装置との間でCPU
が行う処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、2、3、4、33、44、C1、C2、C3…信号
線、10、100…A/D変換装置、11…比較器、1
2…逐次比較レジスタ、13…D/A変換器、14…シ
リアルデータ読み込みレジスタ、15、31、32、4
2、43、51…アナログマルチプレクサ、16…制御
クロック発生回路、17…出力制御部、20…CPU
(マイクロコンピュータ)、30…1/5増幅回路、4
0…電圧発生回路、41…非反転加算回路、50…抵抗
分圧回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力アナログ信号と参照信号との大小を比
    較する比較器と、この比較器の出力に基づき逐次比較用
    のmビット(mは2以上の自然数)ディジタル信号を出
    力する逐次比較レジスタと、このmビットディジタル信
    号に基づき基準電圧をD/A変換し、該変換した信号を
    前記参照信号として前記比較器に与えるmビットD/A
    変換器とを具え、前記mビットディジタル信号の最上位
    ビットから最下位ビットまでの逐次比較により決定され
    るディジタル信号を前記入力アナログ信号に対するmビ
    ットA/D変換信号とする逐次比較型のA/D変換装置
    において、 前記D/A変換器から出力される参照信号を1/n増幅
    (nは1より大きい実数)して前記比較器に与える1/
    n増幅手段を具えることを特徴とするA/D変換装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のA/D変換器において、 前記基準電圧より小さいオフセット電圧を発生する電圧
    発生手段と、 この発生されたオフセット電圧を前記1/n増幅された
    参照信号に加算して前記比較器に与える加算手段と、 を更に具えることを特徴とするA/D変換装置。
  3. 【請求項3】入力アナログ信号と参照信号との大小を比
    較する比較器と、この比較器の出力に基づき逐次比較用
    のmビット(mは2以上の自然数)ディジタル信号を出
    力する逐次比較レジスタと、このmビットディジタル信
    号に基づき基準電圧をD/A変換し、該変換した信号を
    前記参照信号として前記比較器に与えるmビットD/A
    変換器とを具え、前記mビットディジタル信号の最上位
    ビットから最下位ビットまでの逐次比較により決定され
    るディジタル信号を前記入力アナログ信号に対するmビ
    ットA/D変換信号とする逐次比較型のA/D変換装置
    において、 前記D/A変換器から出力される参照信号を1/n増幅
    (nは1より大きい実数)する1/n増幅手段と、 適宜のレンジ切替え指令に基づき、前記D/A変換器か
    ら出力される参照信号とこの1/n増幅された参照信号
    との何れかを選択して前記比較器に与えるスイッチ手段
    と、 を具えることを特徴とするA/D変換装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のA/D変換器において、 前記基準電圧より小さいオフセット電圧を発生する電圧
    発生手段と、 この発生されたオフセット電圧を前記1/n増幅された
    参照信号に加算する加算手段と、 を更に具えることを特徴とするA/D変換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012129687A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Ricoh Co Ltd A/dコンバータ
JP2023056616A (ja) * 2021-10-08 2023-04-20 Tdk株式会社 ガスセンサ

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JP2012129687A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Ricoh Co Ltd A/dコンバータ
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