JPH0635112B2 - 高密度フェルト円筒体の製造方法 - Google Patents
高密度フェルト円筒体の製造方法Info
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- JPH0635112B2 JPH0635112B2 JP1065644A JP6564489A JPH0635112B2 JP H0635112 B2 JPH0635112 B2 JP H0635112B2 JP 1065644 A JP1065644 A JP 1065644A JP 6564489 A JP6564489 A JP 6564489A JP H0635112 B2 JPH0635112 B2 JP H0635112B2
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Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、小口径から大口径まで可能な高密度フェルト
円筒体であって、アルミ形材の搬送ローラなどに用いる
高密度フェルト円筒体の製造方法に関する。
円筒体であって、アルミ形材の搬送ローラなどに用いる
高密度フェルト円筒体の製造方法に関する。
(従来の技術) 例えば、アルミニウムの押し出し加工では、押し出し工
具のダイスから出た押し出し形材を加熱状態のままで後
加工設備へ搬送し、所望のアルミ加工品にする。このた
めにアルミ加工工場では、駆動コンベア,ウォーキング
ビーム冷却台,ラインアウトテーブルなどの搬送機や持
ち上げ機を設置し、ダイスから出た直後の押し出し形材
をまず複数個の搬送ローラで支持し、この後に所定の搬
送機や後加工設備に送る。押し出し形材は、ダイスから
出た直後はアルミの融点(660℃)に近い高温である
から、ローラ表面と直接接触すると表面を損傷する。こ
のためにローラ表面には、緩衝のために耐熱性繊維のフ
ェルトチューブを嵌装している。また、耐熱ロールの用
途としては、アルミ加工工場におけるアルミ圧延板や鉄
鋼加工工場におけるメッキ薄板の受け用などもある。
具のダイスから出た押し出し形材を加熱状態のままで後
加工設備へ搬送し、所望のアルミ加工品にする。このた
めにアルミ加工工場では、駆動コンベア,ウォーキング
ビーム冷却台,ラインアウトテーブルなどの搬送機や持
ち上げ機を設置し、ダイスから出た直後の押し出し形材
をまず複数個の搬送ローラで支持し、この後に所定の搬
送機や後加工設備に送る。押し出し形材は、ダイスから
出た直後はアルミの融点(660℃)に近い高温である
から、ローラ表面と直接接触すると表面を損傷する。こ
のためにローラ表面には、緩衝のために耐熱性繊維のフ
ェルトチューブを嵌装している。また、耐熱ロールの用
途としては、アルミ加工工場におけるアルミ圧延板や鉄
鋼加工工場におけるメッキ薄板の受け用などもある。
(発明が解決しようとする課題) 従来のフェルトチューブは、専用機を用いて繊維ウェブ
を直性筒状にニードルパンチングしていくため、ニード
ルパンチ機の固有の軸寸法でないと製造できず、製品の
バリエーションが低いうえに単価が高い。また、フェル
トシートから円盤状に裁断して積層フェルト円筒体を製
造すれは、該シートから多量の裁断フェルト屑が生じて
不経済であり、フェルト屑の廃棄処分のコストも必要で
ある。一方、特開昭60−90673号で開示されたロ
ール製造法では、使用素材の節約は可能であっても、積
層体の圧縮時に円筒形が変形しやすいので強く圧縮でき
ず、得たロールの耐久性が十分でない。
を直性筒状にニードルパンチングしていくため、ニード
ルパンチ機の固有の軸寸法でないと製造できず、製品の
バリエーションが低いうえに単価が高い。また、フェル
トシートから円盤状に裁断して積層フェルト円筒体を製
造すれは、該シートから多量の裁断フェルト屑が生じて
不経済であり、フェルト屑の廃棄処分のコストも必要で
ある。一方、特開昭60−90673号で開示されたロ
ール製造法では、使用素材の節約は可能であっても、積
層体の圧縮時に円筒形が変形しやすいので強く圧縮でき
ず、得たロールの耐久性が十分でない。
本発明者は、前記の問題点を改善するために既に実公平
3−13458号を提案しており、更に本発明では、ア
ルミ形材の搬送ローラなどとして好適な高密度のフェル
ト円筒体の製造方法を提供することを目的としている。
3−13458号を提案しており、更に本発明では、ア
ルミ形材の搬送ローラなどとして好適な高密度のフェル
ト円筒体の製造方法を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明に係る高密度フェル
ト円筒体を製造するには、第1図に示すように、フェル
トシート(図示しない)から帯状に裁断したフェルト材
2を用い、まず該フェルト材の一側辺に沿ってミシンで
補強糸4を直線縫いする。帯状フェルト材2は、各種の
繊維ウェブをニードルパンチングで一体化した約0.5
〜4mm厚のフェルトシートから裁断し、所望に応じて
複数枚を重合したり、又は該フェルト材を所定の長さま
でミシンで縦方向に縫着してもよい。フェルト材2を構
成する繊維は、用途に応じて適宜に選択すればよく、1
種または2種以上の天然繊維,合成繊維または両者を混
綿して用いる。例えばアルミ形材の搬送ローラ用には、
耐熱性繊維であるアラミド繊維単独またはアラミド繊維
と炭素系繊維などを混綿し、アラミド繊維としてはパラ
フェニレンテレフタルアミド繊維やメタフェニレンイソ
フタルアミド繊維などであり、前者は高温耐熱性などの
点では好ましく、後者は比較的低温個所で使用できる。
併用する炭素系繊維には、耐熱性が比較的低い耐炎繊維
なども包含し、使用個所に応じて含有量と品質を適宜選
択すればよい。一方、低温状態のアルミ形材などの搬送
用には、フェルト材2がポリエステル繊維であってもよ
く、羊毛製などの円筒体を使用してもよい。
ト円筒体を製造するには、第1図に示すように、フェル
トシート(図示しない)から帯状に裁断したフェルト材
2を用い、まず該フェルト材の一側辺に沿ってミシンで
補強糸4を直線縫いする。帯状フェルト材2は、各種の
繊維ウェブをニードルパンチングで一体化した約0.5
〜4mm厚のフェルトシートから裁断し、所望に応じて
複数枚を重合したり、又は該フェルト材を所定の長さま
でミシンで縦方向に縫着してもよい。フェルト材2を構
成する繊維は、用途に応じて適宜に選択すればよく、1
種または2種以上の天然繊維,合成繊維または両者を混
綿して用いる。例えばアルミ形材の搬送ローラ用には、
耐熱性繊維であるアラミド繊維単独またはアラミド繊維
と炭素系繊維などを混綿し、アラミド繊維としてはパラ
フェニレンテレフタルアミド繊維やメタフェニレンイソ
フタルアミド繊維などであり、前者は高温耐熱性などの
点では好ましく、後者は比較的低温個所で使用できる。
併用する炭素系繊維には、耐熱性が比較的低い耐炎繊維
なども包含し、使用個所に応じて含有量と品質を適宜選
択すればよい。一方、低温状態のアルミ形材などの搬送
用には、フェルト材2がポリエステル繊維であってもよ
く、羊毛製などの円筒体を使用してもよい。
また、補強糸4は、圧縮作業時でも切断しない高強度の
糸であって、例えばケブラーフィラメント(商品名)な
どを用いる。補強糸4は、一般に帯状フェルト材2の長
側辺に近接させて縫うけれども、成形後の円筒体内周面
に縦溝を切削する場合には、切削時に補強糸4を切断し
ないような縫い位置を設定することを要する。帯状フェ
ルト材2の水平弯曲は、補強糸4の縫いピッチを大きく
且つ糸の引張りを強くするときつくなるため、所望の円
筒径に応じて縫いピッチと糸の張りを調整する。
糸であって、例えばケブラーフィラメント(商品名)な
どを用いる。補強糸4は、一般に帯状フェルト材2の長
側辺に近接させて縫うけれども、成形後の円筒体内周面
に縦溝を切削する場合には、切削時に補強糸4を切断し
ないような縫い位置を設定することを要する。帯状フェ
ルト材2の水平弯曲は、補強糸4の縫いピッチを大きく
且つ糸の引張りを強くするときつくなるため、所望の円
筒径に応じて縫いピッチと糸の張りを調整する。
補強糸4を直線縫いする際に、第6図に示すように、帯
状フェルト材2の一側辺に低融点樹脂のフィルム3又は
不織布を同時に縫着してもよい。このフイルム3又は不
織布は、フェルト材2を構成する繊維よりも融点が低い
ことを要し、加熱によってフェルト材2を融着する性質
を有する。従って、フィルム3又は不織布は、ポリエチ
レン,ポリプロピレン,EVAなどの低融点樹脂からな
り、フェルト材が高温耐熱性の繊維製ならばポリエステ
ルなども使用できる。このフィルム3は、フェルト材を
積層して圧縮後に、その低融点樹脂の融点よりも高い温
度で加熱して、該低融点樹脂を溶融・接着させることに
より、得た積層体をそのまま円筒状に保形する。フィル
ム3は、図示のように帯状フェルト材2の一側辺に縁縫
いしても、単に補強糸4で縫い付けるだけでもよい。
状フェルト材2の一側辺に低融点樹脂のフィルム3又は
不織布を同時に縫着してもよい。このフイルム3又は不
織布は、フェルト材2を構成する繊維よりも融点が低い
ことを要し、加熱によってフェルト材2を融着する性質
を有する。従って、フィルム3又は不織布は、ポリエチ
レン,ポリプロピレン,EVAなどの低融点樹脂からな
り、フェルト材が高温耐熱性の繊維製ならばポリエステ
ルなども使用できる。このフィルム3は、フェルト材を
積層して圧縮後に、その低融点樹脂の融点よりも高い温
度で加熱して、該低融点樹脂を溶融・接着させることに
より、得た積層体をそのまま円筒状に保形する。フィル
ム3は、図示のように帯状フェルト材2の一側辺に縁縫
いしても、単に補強糸4で縫い付けるだけでもよい。
補強糸4で水平弯曲させたフェルト材2は、1対の円錐
ローラ5,5(第2図)間を通して、第3図に示すよう
に平坦でほぼ均等に弯曲させてらせん状フェルト材6に
成形する。らせん状フェルト材6は、第4図に例示する
ように適宜の心棒8に巻付けて積層し、このフェルト積
層体10の側端からプレス12で強く圧縮する。この巻
付けの際には、らせん状フェルト材6の内側辺を心棒8
の周面に可能な限り密接させ、圧縮加工によってフェル
ト積層体10の高さは激減する。圧縮した積層体14
は、適宜の固定手段によって圧縮状態を維持させなが
ら、その内周面又は全体に樹脂を含浸・乾燥する。樹脂
加工における樹脂は、円筒体の用途に応じて選択し、例
えば第8図のようなアルミ形材の搬送ローラ16用に
は、耐熱性のエポキシ系,アクリル系又は無機系接着剤
を用いる。
ローラ5,5(第2図)間を通して、第3図に示すよう
に平坦でほぼ均等に弯曲させてらせん状フェルト材6に
成形する。らせん状フェルト材6は、第4図に例示する
ように適宜の心棒8に巻付けて積層し、このフェルト積
層体10の側端からプレス12で強く圧縮する。この巻
付けの際には、らせん状フェルト材6の内側辺を心棒8
の周面に可能な限り密接させ、圧縮加工によってフェル
ト積層体10の高さは激減する。圧縮した積層体14
は、適宜の固定手段によって圧縮状態を維持させなが
ら、その内周面又は全体に樹脂を含浸・乾燥する。樹脂
加工における樹脂は、円筒体の用途に応じて選択し、例
えば第8図のようなアルミ形材の搬送ローラ16用に
は、耐熱性のエポキシ系,アクリル系又は無機系接着剤
を用いる。
この圧縮の際に、らせん状フェルト材6は半径方向の内
方へ多少収縮し、圧縮積層体では心棒周面を強く締め付
けるため、心棒であるパイプ18(第7図)の周面に回
り止め20を形成しておくと、該パイプが圧縮積層体に
固着されたフェルトローラを得る。さらに、このローラ
の内周面又は全体に樹脂を含浸・乾燥すると、該ローラ
を保形することができる。
方へ多少収縮し、圧縮積層体では心棒周面を強く締め付
けるため、心棒であるパイプ18(第7図)の周面に回
り止め20を形成しておくと、該パイプが圧縮積層体に
固着されたフェルトローラを得る。さらに、このローラ
の内周面又は全体に樹脂を含浸・乾燥すると、該ローラ
を保形することができる。
仕上げ加工として、円筒体外周面を表面研磨して高密度
フェルト円筒体を得る。本発明のフェルト円筒体の口径
は、心棒8の外形に応じて定まり、一般に直径約35m
m〜3m前後の寸法まで製造可能である。本発明方法に
よって、例えば、密度約0.05 g/cm3のフェルトシー
トから0.3〜0.8 g/cm3のフェルト円筒体を得るよ
うに、広範囲の用途がある高密度フェルトとなる。
フェルト円筒体を得る。本発明のフェルト円筒体の口径
は、心棒8の外形に応じて定まり、一般に直径約35m
m〜3m前後の寸法まで製造可能である。本発明方法に
よって、例えば、密度約0.05 g/cm3のフェルトシー
トから0.3〜0.8 g/cm3のフェルト円筒体を得るよ
うに、広範囲の用途がある高密度フェルトとなる。
(作用) 本発明に係るフェルト円筒体の製造方法では、帯状フェ
ルト材2の一側辺に沿って補強糸4を縫い付け、縫い付
けた補強糸4の弾性回復により、帯状フェルト材2の一
側辺が側面が波状に収縮して、第2図で一点鎖線で示す
ように水平方向に弯曲を発生する。緩やかに弯曲した帯
状フェルト材2は、ほぼ均等に弯曲してらせん状フェル
ト材6となるけれども、補強糸4の縫いピッチと糸の張
りを適度に調節すれば、所望の円筒体径まで弯曲させる
ことが可能となる。らせん状フェルト材6の一側辺に縫
い付けた補強糸4の存在により、プレス12で強く圧縮
する際に、フェルト積層体10は中央部分が半径方向の
外方へ広がって変形せず、正確な円筒形の圧縮圧縮体1
4となる。この圧縮積層体では、適宜の固定手段によっ
てそのまま圧縮状態を維持させるか、同時に縫着した低
融点樹脂のフィルム3による溶融・接着又は内周面又は
全体への樹脂の含浸・乾燥により、前記の固定手段を除
去しても正確な円筒形を保たせる。
ルト材2の一側辺に沿って補強糸4を縫い付け、縫い付
けた補強糸4の弾性回復により、帯状フェルト材2の一
側辺が側面が波状に収縮して、第2図で一点鎖線で示す
ように水平方向に弯曲を発生する。緩やかに弯曲した帯
状フェルト材2は、ほぼ均等に弯曲してらせん状フェル
ト材6となるけれども、補強糸4の縫いピッチと糸の張
りを適度に調節すれば、所望の円筒体径まで弯曲させる
ことが可能となる。らせん状フェルト材6の一側辺に縫
い付けた補強糸4の存在により、プレス12で強く圧縮
する際に、フェルト積層体10は中央部分が半径方向の
外方へ広がって変形せず、正確な円筒形の圧縮圧縮体1
4となる。この圧縮積層体では、適宜の固定手段によっ
てそのまま圧縮状態を維持させるか、同時に縫着した低
融点樹脂のフィルム3による溶融・接着又は内周面又は
全体への樹脂の含浸・乾燥により、前記の固定手段を除
去しても正確な円筒形を保たせる。
(実施例) 次に本発明を実施例によって説明する。
実施例1 高密度フェルト円筒体を製造するために、アラミド繊維
(商品名コーネックス、帝人社製)からなる密度0.0
5 g/cm3で厚さ1.5mmのフェルトシートを用いる。
このシートを幅15mmに裁断して帯状フェルト材2を
形成し、該フェルト材2の一側辺に沿ってミシンでケブ
ラーフィラメント(商品名、E.I.デュポン社製)の補強
糸4を直線縫いする。補強糸4の縫い付けにより、帯状
フェルト材2は水平方向にほぼ均等に弯曲し、1対の円
錐ローラ5,5(第2図)間を通すことにより、第3図
に示すような平坦でほぼ均等に弯曲したらせん状フェル
ト材6を得る。
(商品名コーネックス、帝人社製)からなる密度0.0
5 g/cm3で厚さ1.5mmのフェルトシートを用いる。
このシートを幅15mmに裁断して帯状フェルト材2を
形成し、該フェルト材2の一側辺に沿ってミシンでケブ
ラーフィラメント(商品名、E.I.デュポン社製)の補強
糸4を直線縫いする。補強糸4の縫い付けにより、帯状
フェルト材2は水平方向にほぼ均等に弯曲し、1対の円
錐ローラ5,5(第2図)間を通すことにより、第3図
に示すような平坦でほぼ均等に弯曲したらせん状フェル
ト材6を得る。
得たらせん状フェルト材6は、その内側辺を直径35m
mの心棒8(第4図)の周面に可能な限り密接させなが
ら巻き付けて積層し、該心棒の前方部22はねじによっ
て取外し可能である。プレス12は、円筒形の押圧部2
4からなり、心棒8に嵌装したディスク26が押圧部下
端と接触する。プレス12でフェルト積層体10の側端
を強く圧縮し、第4図の一点鎖線で示す圧縮位置でディ
スク26をねじ止め又はピン止めして固定する。このね
じ止め又はピン止めが不可能ならば、ディスク26,2
8間に控えボルト30を取り付けてもよい。この圧縮加
工によってフェルト積層体10の高さが激減し、積層体
14の高さは約50cmとなる。更に積層体14の全体
に、アクリル系樹脂を含浸・乾燥するとともに、心棒前
方部22を外して軸32をディスク26の中心にねじ止
めする。最後に、軸32,34で支持して積層体14を
回転させながら外周面を表面研磨してから、心棒8及び
ディスク26,28を除去すると、密度0.5 g/cm3で
外径60mmの高密度フェルト円筒体を得る。
mの心棒8(第4図)の周面に可能な限り密接させなが
ら巻き付けて積層し、該心棒の前方部22はねじによっ
て取外し可能である。プレス12は、円筒形の押圧部2
4からなり、心棒8に嵌装したディスク26が押圧部下
端と接触する。プレス12でフェルト積層体10の側端
を強く圧縮し、第4図の一点鎖線で示す圧縮位置でディ
スク26をねじ止め又はピン止めして固定する。このね
じ止め又はピン止めが不可能ならば、ディスク26,2
8間に控えボルト30を取り付けてもよい。この圧縮加
工によってフェルト積層体10の高さが激減し、積層体
14の高さは約50cmとなる。更に積層体14の全体
に、アクリル系樹脂を含浸・乾燥するとともに、心棒前
方部22を外して軸32をディスク26の中心にねじ止
めする。最後に、軸32,34で支持して積層体14を
回転させながら外周面を表面研磨してから、心棒8及び
ディスク26,28を除去すると、密度0.5 g/cm3で
外径60mmの高密度フェルト円筒体を得る。
第8図に示すように、前記の高密度フェルト円筒体を搬
送ローラ16に嵌合するには、該円筒体の内径をローラ
直径よりも同一か又は僅かに大きくなるように定め、該
円筒体を搬送ローラ16に押し込むだけでよい。各搬送
ローラ16は、ダイス36から出た加熱状態のアルミ系
押し出し形材38を支持する。このフェルト円筒体は、
例えば3分割して搬送ローラ16に嵌合すると、該円筒
体の摩滅は中央及び左右部分で不均一であって、通常は
中央部分が最も摩滅するから、随時、左又を右部分を一
旦引き抜いて中央部分だけを交換すればよい。
送ローラ16に嵌合するには、該円筒体の内径をローラ
直径よりも同一か又は僅かに大きくなるように定め、該
円筒体を搬送ローラ16に押し込むだけでよい。各搬送
ローラ16は、ダイス36から出た加熱状態のアルミ系
押し出し形材38を支持する。このフェルト円筒体は、
例えば3分割して搬送ローラ16に嵌合すると、該円筒
体の摩滅は中央及び左右部分で不均一であって、通常は
中央部分が最も摩滅するから、随時、左又を右部分を一
旦引き抜いて中央部分だけを交換すればよい。
実施例2 高密度フェルト円筒体を製造するために、アラミド繊維
(商品名コーネックス、帝人社製)からなる密度0.0
5 g/cm3で厚さ1.5mmのフェルトシートを用い、該
シートを幅15mmに裁断して帯状フェルト材2を形成
する。次に第6図に示すように、帯状フェルト材2の一
側辺にポリプロピレンフィルム3を被せながら、ケブラ
ーフィラメント(商品名、E.I.デュポン社製)の補強糸
4によって縁縫いする。更に実施例1と同様に処理し
て、平坦でほぼ均等に弯曲したらせん状フェルト材6を
得る。
(商品名コーネックス、帝人社製)からなる密度0.0
5 g/cm3で厚さ1.5mmのフェルトシートを用い、該
シートを幅15mmに裁断して帯状フェルト材2を形成
する。次に第6図に示すように、帯状フェルト材2の一
側辺にポリプロピレンフィルム3を被せながら、ケブラ
ーフィラメント(商品名、E.I.デュポン社製)の補強糸
4によって縁縫いする。更に実施例1と同様に処理し
て、平坦でほぼ均等に弯曲したらせん状フェルト材6を
得る。
得たらせん状フェルト材6は、実施例1と同様に心棒8
(第4図)に巻き付けて積層し、該心棒には離型剤を塗
布しておく。次にプレス12でフェルト積層体10の側
端を圧縮し、この圧縮位置でディスク26をねじ止め又
はピン止めして固定する。この圧縮状態において、積層
体14を約170℃に加熱して、ポリプロピレンフィル
ム3を溶融・接着させることにより、冷却後には積層体
14は円筒形を維持する。積層体14の外周面を表面研
磨した後に、ディスク26,28を外し、心棒8を引き
抜くと、密度0.5 g/cm3で外径60mmの高密度フェ
ルト円筒体を得、該円筒体も実施例1と同様の用途に使
用できる。
(第4図)に巻き付けて積層し、該心棒には離型剤を塗
布しておく。次にプレス12でフェルト積層体10の側
端を圧縮し、この圧縮位置でディスク26をねじ止め又
はピン止めして固定する。この圧縮状態において、積層
体14を約170℃に加熱して、ポリプロピレンフィル
ム3を溶融・接着させることにより、冷却後には積層体
14は円筒形を維持する。積層体14の外周面を表面研
磨した後に、ディスク26,28を外し、心棒8を引き
抜くと、密度0.5 g/cm3で外径60mmの高密度フェ
ルト円筒体を得、該円筒体も実施例1と同様の用途に使
用できる。
実施例3 高密度フェルト円筒体を製造するために、アラミド繊維
(商品名ケプラー29、E.I.デュポン社製)30%と炭
素繊維(主として商品名パイロメックス、東邦レーヨン
社製)70%とから密度0.2 g/cm3で厚さ1mmのフ
ェルトシートを用いる。このシートに補強糸4を縫い付
けから実施例1と同様に処理して、平坦で水平方向に弯
曲した幅20mmのらせん状フェルト材を得る。
(商品名ケプラー29、E.I.デュポン社製)30%と炭
素繊維(主として商品名パイロメックス、東邦レーヨン
社製)70%とから密度0.2 g/cm3で厚さ1mmのフ
ェルトシートを用いる。このシートに補強糸4を縫い付
けから実施例1と同様に処理して、平坦で水平方向に弯
曲した幅20mmのらせん状フェルト材を得る。
得たらせん状フェルト材は、その内側辺を直径35mm
の長寸の心棒40(第5図)の周面に可能な限り密接さ
せながら巻き付ける。プレスにより、ディスク42を第
5図における一点鎖線の位置から実線位置まで摺動させ
て、プレス押圧部でフェルト積層体の側端を強く圧縮す
る。ディスク42,44間に控えボルト46を取り付
け、ディスク42を固定すると、フェルト積層体48の
高さは約50cmとなる。次に心棒40を積層体48か
ら引き抜き、該積層体の内周面にアクリル系樹脂を塗布
・含浸してから、該心棒とほぼ同径のパイプを挿入し、
該パイプの表面には離型剤を塗布しておく。この状態の
ままで積層体48を乾燥し、乾燥後に控えボルト46を
外して積層体48の表面を研磨すると、密度0.5 g/c
m3で外径65mmの高密度フェルト円筒体を得る。
の長寸の心棒40(第5図)の周面に可能な限り密接さ
せながら巻き付ける。プレスにより、ディスク42を第
5図における一点鎖線の位置から実線位置まで摺動させ
て、プレス押圧部でフェルト積層体の側端を強く圧縮す
る。ディスク42,44間に控えボルト46を取り付
け、ディスク42を固定すると、フェルト積層体48の
高さは約50cmとなる。次に心棒40を積層体48か
ら引き抜き、該積層体の内周面にアクリル系樹脂を塗布
・含浸してから、該心棒とほぼ同径のパイプを挿入し、
該パイプの表面には離型剤を塗布しておく。この状態の
ままで積層体48を乾燥し、乾燥後に控えボルト46を
外して積層体48の表面を研磨すると、密度0.5 g/c
m3で外径65mmの高密度フェルト円筒体を得る。
このフェルト円筒体は、前記のパイプを引き抜いてか
ら、実施例1のフェルト円筒体と同様に搬送ロールに嵌
合することができる。
ら、実施例1のフェルト円筒体と同様に搬送ロールに嵌
合することができる。
実施例4 第7図に示すような高密度フェルトローラ52を製造す
るために、外周面に回り止め20を形成したパイプ18
(第7図)を心棒として用いる。外径76mm,内径6
5mmのパイプ18に実施例1と同様のらせん状フェル
ト材を巻き付け、実施例1と同様に圧縮処理する。この
圧縮の際にらせん状フェルト材は半径方向の内方へ多少
収縮し、圧縮積層体54では心棒周面を強く締め付ける
ため、回り止め20によってパイプ18は圧縮積層体5
4と一体になる。更に積層体54の全体にアクリル系樹
脂を含浸・乾燥し、該積層体の表面を研磨してから、両
ディスクを除去すると、密度0.5 g/cm3で外形100
mmの高密度フェルトローラ52を得る。
るために、外周面に回り止め20を形成したパイプ18
(第7図)を心棒として用いる。外径76mm,内径6
5mmのパイプ18に実施例1と同様のらせん状フェル
ト材を巻き付け、実施例1と同様に圧縮処理する。この
圧縮の際にらせん状フェルト材は半径方向の内方へ多少
収縮し、圧縮積層体54では心棒周面を強く締め付ける
ため、回り止め20によってパイプ18は圧縮積層体5
4と一体になる。更に積層体54の全体にアクリル系樹
脂を含浸・乾燥し、該積層体の表面を研磨してから、両
ディスクを除去すると、密度0.5 g/cm3で外形100
mmの高密度フェルトローラ52を得る。
このフェルトローラ52はパイプ18と一体であって、
駆動ローラや搬送ローラなどとしてそのまま使用でき、
該ローラでは別個のパイプを嵌装する作業を省略でき
る。回り止め20は、第7図では軸方向凸条であるけれ
ども、この凸条の代りに単なる突起又は外周面全体のエ
ンボス加工であってもよい。
駆動ローラや搬送ローラなどとしてそのまま使用でき、
該ローラでは別個のパイプを嵌装する作業を省略でき
る。回り止め20は、第7図では軸方向凸条であるけれ
ども、この凸条の代りに単なる突起又は外周面全体のエ
ンボス加工であってもよい。
(発明の効果) 本発明に係るフェルト円筒体の製造方法では、一側辺に
沿って補強糸を縫い付けた帯状フェルト材を用い、らせ
ん状に弯曲させてから心棒に巻き付けて圧縮するため、
専用機を用いる従来のフェルト円筒体に比べて、所望の
口径の円筒体を迅速且つ容易に製造できる。本発明方法
は、得たフェルト円筒体のバリエーションが高く、しか
もフェルトシートから円盤状に裁断して製造する場合に
比べて、裁断フェルト屑が生じないので経済的である。
本発明の円筒体を搬送や受けロールに嵌装すると、高密
度であるうえに表面が均質であるから、高温加熱状態の
アルミ形材などの表面を損傷することが殆どなく、耐久
性も優れている。また、本発明のフェルト円筒体は、フ
ェルトの繊維がほぼ半径方向を向いているため、駆動ロ
ーラ用などにも好適である。
沿って補強糸を縫い付けた帯状フェルト材を用い、らせ
ん状に弯曲させてから心棒に巻き付けて圧縮するため、
専用機を用いる従来のフェルト円筒体に比べて、所望の
口径の円筒体を迅速且つ容易に製造できる。本発明方法
は、得たフェルト円筒体のバリエーションが高く、しか
もフェルトシートから円盤状に裁断して製造する場合に
比べて、裁断フェルト屑が生じないので経済的である。
本発明の円筒体を搬送や受けロールに嵌装すると、高密
度であるうえに表面が均質であるから、高温加熱状態の
アルミ形材などの表面を損傷することが殆どなく、耐久
性も優れている。また、本発明のフェルト円筒体は、フ
ェルトの繊維がほぼ半径方向を向いているため、駆動ロ
ーラ用などにも好適である。
第1図は本発明で用いる帯状フェルト材の平面図、第2
図は弯曲した帯状フェルト材を平坦にするために使用す
る1対の円錐ローラの部分側面図、第3図は平坦でほぼ
均等に弯曲したらせん状フェルト材の部分斜視図、第4
図は本発明方法における圧縮工程を示す縦断面図、第5
図は本発明のフェルト円筒体の別の製造工程を示す側面
図、第6図は本発明で用いる帯状フェルト材の変形例を
示す拡大断面図、第7図は本発明に係る高密度フェルト
ローラの一例を示す斜視図、第8図は本発明の円筒体を
嵌合した搬送ローラの使用状態を示す概略側面図であ
る。 2……帯状フェルト材、3……低融点樹脂のフィルム、
4……補強糸、6……らせん状フェルト材、8……心
棒、10……フェルト積層体、12……プレス、14…
…圧縮積層体、16……搬送ローラ、18……筒体、2
0……回り止め。
図は弯曲した帯状フェルト材を平坦にするために使用す
る1対の円錐ローラの部分側面図、第3図は平坦でほぼ
均等に弯曲したらせん状フェルト材の部分斜視図、第4
図は本発明方法における圧縮工程を示す縦断面図、第5
図は本発明のフェルト円筒体の別の製造工程を示す側面
図、第6図は本発明で用いる帯状フェルト材の変形例を
示す拡大断面図、第7図は本発明に係る高密度フェルト
ローラの一例を示す斜視図、第8図は本発明の円筒体を
嵌合した搬送ローラの使用状態を示す概略側面図であ
る。 2……帯状フェルト材、3……低融点樹脂のフィルム、
4……補強糸、6……らせん状フェルト材、8……心
棒、10……フェルト積層体、12……プレス、14…
…圧縮積層体、16……搬送ローラ、18……筒体、2
0……回り止め。
Claims (2)
- 【請求項1】フェルトシートから帯状に裁断したフェル
ト材を用い、この帯状フェルト材単独又は複数枚を重合
してその一側辺に沿って高強度の補強糸をミシンで直線
縫いすることによって緩やかに弯曲させ、次に該フェル
ト材を平坦でほぼ均等に弯曲させてらせん状フェルト材
に成形した後に、適宜の心棒に巻付けて積層し、このフ
ェルト積層体の側端から強く圧縮する際に帯状フェルト
材に縫着した補強糸の介在によって変形を防ぐととも
に、該積層体の内周面又は全体に樹脂を含浸・乾燥する
ことにより、円筒形の状態で保形する高密度フェルト円
筒体の製造方法。 - 【請求項2】フェルトシートから帯状に裁断したフェル
ト材を用い、この帯状フェルト材単独又は複数枚を重合
してその一側辺に沿って高強度の補強糸をミシンで直線
縫いすることによって緩やかに弯曲させ、この際に、低
融点樹脂のフィルム又は不織布を同時に縫着し、該フェ
ルト材を平坦でほぼ均等に弯曲させてらせん状フェルト
材に成形した後に、適宜の心棒に巻付けて積層し、この
フェルト積層体の側端から強く圧縮した際に帯状フェル
ト材に縫着した補強糸の介在によって変形を防ぐととも
に、縫着したフィルム又は不織布の融点よりも高い温度
で加熱することにより、該フィルム又は不織布を溶融・
接着させた後に冷却して円筒形の状態で保形する高密度
フェルト円筒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1065644A JPH0635112B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 高密度フェルト円筒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1065644A JPH0635112B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 高密度フェルト円筒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02251657A JPH02251657A (ja) | 1990-10-09 |
| JPH0635112B2 true JPH0635112B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=13292930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1065644A Expired - Lifetime JPH0635112B2 (ja) | 1989-03-16 | 1989-03-16 | 高密度フェルト円筒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635112B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2759439B1 (fr) * | 1997-02-07 | 1999-04-09 | Valeo | Procede de realisation d'une garniture de frottement annulaire, garniture obtenue selon le procede et installation pour la mise en oeuvre selon le procede |
| JP3450267B2 (ja) * | 2000-02-01 | 2003-09-22 | 秀行 佐藤 | パン系活性炭素繊維を含む天然繊維の綿の製造方法 |
| JP2005099774A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-04-14 | Showa Denko Kk | 表面品質に優れたアルミニウム管及びその製造方法と製造装置並びに感光ドラム基体 |
| JP5836546B2 (ja) * | 2010-02-24 | 2015-12-24 | 東邦窯業株式会社 | 繊維質円筒体の製造方法 |
| CN110512355A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-11-29 | 南通纺织丝绸产业技术研究院 | 制备三维结构纤维的方法 |
-
1989
- 1989-03-16 JP JP1065644A patent/JPH0635112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02251657A (ja) | 1990-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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