JPH0635113A - ジアゾ感光紙 - Google Patents

ジアゾ感光紙

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JPH0635113A
JPH0635113A JP18954392A JP18954392A JPH0635113A JP H0635113 A JPH0635113 A JP H0635113A JP 18954392 A JP18954392 A JP 18954392A JP 18954392 A JP18954392 A JP 18954392A JP H0635113 A JPH0635113 A JP H0635113A
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JP
Japan
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paper
pulp
diazo photosensitive
diazo
fluorescence
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JP18954392A
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English (en)
Inventor
Shunji Omori
俊二 大森
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原紙上にジアゾニウム塩とカップリング成分と
を含むジアゾ発色層を有するジアゾ感光紙において、原
紙中に古紙を原料とする再生パルプを配合したジアゾ感
光紙。 【構成】原紙中に古紙を原料とする再生パルプを含有
し、かつ紙料濃度25%以上の高濃度下でジクロールイ
ソシアヌール酸塩蛍光消去剤と紙料を混合処理した古紙
パルプを配合するジアゾ感光紙。 【効果】古紙パルプを配合して残留蛍光の認められない
ジアゾ感光紙を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、古紙パルプを混合した
ジアゾ感光紙に関するものである。更に詳しくは、原紙
中に蛍光を消去した古紙パルプを配合してなるジアゾ感
光紙に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアゾ感光紙は、ジアゾニウム塩の光分
解と、ジアゾニウム塩がカップリング成分(カプラー)
と反応してアゾ染料を生成する(カップリング反応)2
つの特性を利用したもので、その現像方式により原紙表
面にジアゾニウム塩と酸などの安定化剤を含む感光液を
塗布した1成分系と、ジアゾニウム塩、カプラー、及び
酸などの安定剤を含む感光層を塗布して作られる2成分
系、並びにジアゾニウム塩、カプラー、及び熱によりア
ルカリを発生する現像剤を塗布した3成分系に分類され
る。
【0003】そして、2成分系、及び3成分系の感光紙
においては、通常前記の薬品と共に安定化剤、酸化防止
剤、現像促進剤、色調向上剤、溶解助剤、濃度増強剤な
どの助剤を混合して塗布される。
【0004】近年、オフィスビルや工場からはOA用紙
と呼ばれる多量の情報用紙が廃棄されており、これらの
急増する可燃ゴミの処理が重大な社会問題になってい
る。そのために、資源の有効利用や国際的な環境問題等
の面からも古紙パルプを再利用する方法の確立が強く要
請されている。ところで、我が国の古紙回収率は約50
%と他の先進国より高く、今後は更に回収率を55%ま
で増加させる検討もなされている。この中で、新聞古紙
はその90%が回収されており、古紙パルプとして広く
定着している。
【0005】一方、OA用紙等の情報用紙の古紙を原料
とした古紙再生パルプを使用すると、品質上、種々の問
題が発生する恐れがあるために、その再利用が殆ど行な
われていない。このため、従来から使用されている新聞
古紙パルプとともに、情報用紙から得られる古紙再生パ
ルプも含めた再利用は、各自治体の問題だけに留まら
ず、全地球的な森林保護、或いは古紙焼却により発生す
る二酸化炭素による地球温暖化現象などの国際的環境問
題の解決策の一環として急務となってきている。
【0006】ジアゾ感光紙用原紙についても例外ではな
く、古紙パルプの再利用を目的として、原紙に古紙パル
プを含有させることが望まれている。しかしながら、古
紙パルプを含有した原紙をジアゾ感光紙の原紙として用
いると、古紙パルプ中に含まれている蛍光により感光紙
原紙にも蛍光色が生成するという問題が生じる。つま
り、蛍光増白剤は紙の製造工程において色調を整える必
要性から広く応用されている。
【0007】紙は、蛍光剤の配合により見かけの紙の白
さが強調される。従って、蛍光剤の配合量を一定としな
ければ見かけの白色度に差が出てしまう。通常、ジアゾ
感光紙には蛍光増白剤は使われておらず、ここに蛍光性
を有する古紙パルプを配合するとその古紙の持つ蛍光強
度によって見かけの白色度に差が生じ商品価値を著しく
損ねる。
【0008】上記したように、古紙には蛍光増白剤が使
用されている紙が多量に混入しており選別は困難であ
る。一方で蛍光発色を嫌う紙製品もあるため、このよう
な紙に配合される古紙パルプを使用するに当たっては、
蛍光発色性の除去又は分解等によって本来の繊維質に戻
さなければならない。しかし、古紙再生上慣用的に使用
される過酸化水素漂白など通常の古紙処理方法では蛍光
発色を消去できない。
【0009】このため、特開昭62−97993号公報
では、次亜塩素酸ナトリウムでパルプに付着した蛍光を
消去する方法が開示されている。しかし、本発明によっ
ては目的とする蛍光の消去は不十分である。本法によっ
て所望の蛍光消去を行おうとすると、パルプそのものの
白色度が低下(ハイポ退色)が起きる。加えて充分な蛍
光消去を行おうとすると、激しい酸化が起きてセルロ−
スそのものに損傷が起き、蛍光は消去できるものの、パ
ルプ繊維としては低質な品位のものになってしまう。
【0010】特公昭48−1693号公報では、ジクロ
ールイソシアヌール酸ソーダを使用して慣用的な蛍光増
白剤の消光をなす技術が開示されている。しかし、該発
明で使用されるジクロールイソシアヌール酸ソーダは塩
素系化合物であり、これを該発明で当用している古紙処
理の慣用的方法を使用して、蛍光を消去しようとしても
充分な蛍光消去効果は得られず、また多量の投与を行っ
て無理に消去を行うと、処理後洗浄液中にAOX(吸着
可能な有機ハロゲン含量、以下AOXと略す。)が多量
に含有され、この廃棄は環境上きわめて問題の多いもの
となる。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】かかる状況から、
本発明は、原紙に古紙パルプが含有されても蛍光発色の
ないジアゾ感光紙の製造ついて鋭意研究した結果、古紙
パルプ中の蛍光色を紙料濃度25%以上の高濃度下で、
蛍光消去剤を適用することにより公知の技術では予想で
きない顕著な効果が得られることを見出し、本発明を完
成するに至ったものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、原紙上にジア
ゾニウム塩とカップリング成分とを含むジアゾ発色層を
有するジアゾ感光紙において、原紙に紙料濃度25%以
上の高濃度下で、紙料とジクロールイソシアヌール酸塩
蛍光消去剤とを混合攪拌処理した古紙パルプを配合する
ことを特徴とするジアゾ感光紙である。
【0013】なお、本発明で言う古紙パルプの原料とし
ては、(財)古紙再生促進センターの古紙標準品質規格
表に示されている、上白、罫白、クリーム白、カード、
特白、中白、模造、色白、ケント、白アート、特上切、
別上切、新聞、雑誌等が挙げられる。更に具体例として
は、情報関連用紙である非塗工コンピュータ用紙、感熱
紙、感圧紙などのプリンター用紙、及びPPC用紙等の
OA古紙、アート紙、コート紙、微塗工紙、マット紙等
の塗被紙、あるいは上質紙、色上質、ノート、便箋、包
装紙、ファンシーペーパー、中質紙、新聞用紙、更紙、
スーパー掛け紙、模造紙、純白ロール紙、ミルクカート
ン等の非塗被紙等の紙や板紙の古紙で、化学パルプ紙、
高歩留りパルプ含有紙等が使用されるが、印字、複写、
印刷、非印刷を問わず特に限定されるものではない。
【0014】上記したように、ジクロールイソシアヌー
ル酸ソーダが、パルプ繊維に悪影響を与えずにパルプの
蛍光色の消去に効果のあることは認められている。しか
し、本法を適用して古紙再生を行うと、蛍光消去時にA
OXが生成し、蛍光消去処理後のパルプ洗浄液中にAO
Xが多量に含有、排出され、環境上問題となる。そこで
本発明者らは、以下のような手法により、AOXの生成
を抑制することに成功した。
【0015】本発明者らは、ジクロールイソシアヌール
酸塩を主とする蛍光消去剤処理において、その過大な添
加量によりAOXが多量に生成するということに着目し
た。充分な蛍光消去効果を得ようとすると、慣用的な方
法では該薬品の添加量が増大し、この結果、AOXが生
成される事実がある。本発明者らは、25%以上の高い
紙料濃度で蛍光剤を反応させることで、少ない蛍光剤の
添加率でも、撹拌を充分に行えば効果的な蛍光消去が可
能であることを見い出した。
【0016】ところで、再生パルプの製造工程は、一般
的に、 (1)離解……古紙をパルパーにて機械力と薬品で処理
して繊維状にほぐし、印刷インキ及び灰分等を繊維より
剥離する。 (2)除塵……古紙に含まれる異物(プラスチックな
ど)及びゴミをスクリーン,クリーナー等により除去す
る。 (3)ニ−ディング……熟成に先だって界面活性剤より
なる脱墨剤、NaOH、硅曹等のビルダー、過酸化水素
などの漂白剤を紙料に加えて機械的攪拌を行って混合す
ると共にインクをパルプ繊維から剥離、分散する。 (4)熟成……ニーディングを終了した紙料について添
加薬品とともにアルカリ膨潤などの物理化学反応による
脱墨を行う。 (5)脱墨……ニーディング、熟成によって繊維より剥
離、分散したインクをフローテーション法、または洗浄
法で系外に除去する。 の5工程の組み合わせからなる。本発明では、さらにこ
れらの工程に加えて蛍光消去のために、 (6)攪拌……蛍光消去剤を25%以上の高濃度で撹拌
する。場合によってpH調製のための薬品も同時に添加
する。 (7)反応……蛍光消去剤を添加、攪拌の後に薬品反応
をなす。
【0017】通常、(3)のニーディング工程などで使
用するミキサー、ニーダーは、繊維よりインクを剥離す
るため、パルプに圧縮力を与えるか、繊維同志が適度の
摩擦を受けることが望ましく、そのためには1軸または
2軸の刃間に適度の食い込みがあり、低速で充分繊維に
圧縮力もしくは摩擦力を与えるニーダーかディスパーザ
ー、2軸ミキサーなどが使用される。(6)の蛍光消去
剤の混合のための攪拌においては、それらのミキサー、
ニーダーでも攪拌の効果は認められるが、本発明におい
ては、繊維に圧縮力ないしは摩擦力を与えるのではな
く、高濃度のパルプに蛍光消去剤を均一に混合すること
を目的としているので、使用するミキサーまたはニーダ
ーは繊維に摩擦を与えぬよう1軸または2軸の刃間に充
分空間があり、且つ高速で回転して短時間で均一に混合
できるタイプが望ましい。従って、1軸ならばローター
に送り刃と戻し刃を有し、且つステーターの刃と間隙が
充分にとれ、高速回転するマイカプロセッサーが最も好
ましく、又、2軸の場合、刃間を広く取れ高速回転が可
能なフローターパルパーでもよい。
【0018】この効果によって、ジクロールイソシアヌ
ール酸塩よりなる蛍光消去剤と4・4’−ジアミノスチ
ルベンスルフォン酸誘導体などの蛍光増白剤等で染色せ
られた古紙パルプ繊維との接触効率が上がり蛍光消去効
果が高められる。この作用によって、ジクロールイソシ
アヌール酸塩よりなる蛍光増白剤の添加を抑制でき、こ
の結果、処理後のパルプ洗浄液中のAOX排出量を低減
できる。上記高濃度での混合を行う蛍光消去剤の適用法
を有効に使用するに当たって、pHは、7.0以下の酸
性側の方が好ましく、また、温度は常温でもよいが、昇
温によって消光時間が短縮される。
【0019】本発明は、古紙処理脱墨薬品として常用さ
れるアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオ
ン界面活性剤等の浸透剤、及びトリポリ燐酸ソーダ、ヘ
キサメタ燐酸ソーダ、ピロ燐酸カリ、メタ珪酸ソーダ等
を併用することもできる。AOXとは、吸着可能有機ハ
ロゲン含量を示す。本法は、アメリカ環境保護庁の公定
法に基づき、三菱化成株式会社製造のTOX−10によ
って計測される。
【0020】かくして製造した再生パルプを配合したジ
アゾ感光紙原紙においては、もはや蛍光は認められな
い。
【0021】なお、本発明のジアゾ感光紙は、1成分型
ジアゾ感光紙、2成分型を含む多成分型ジアゾ感光紙等
に適用でき、また、現像方式では、カプラーを含むアル
カリ水溶液による湿式現像、アンモニアガスによる乾式
現像、及び有機アミン類による湿式ドライ現像等の公知
の現像方式に適用できる。
【0022】再生パルプの他に本発明に使用されるパル
プとしては、NBKP、LBKP、NBSP、LBS
P、GP、TMPなどが挙げられる。使用にあたって
は、それらを数種類目的に応じた比率で混合して用い
る。
【0023】本発明の方法で得られる紙料中には、必要
に応じて填料を添加できる。填料の種類は、当業界で一
般的に使用される内添填料のなかで、紙中でアルカリ成
分を持たないものであれば適宜選択使用できる。具体的
には、タルク、カオリン、クレー、焼成カオリン、デラ
ミカオリン、二酸化チタン、アルミノ珪酸塩、シリカ、
セリサイト、ベントナイト等の鉱物質填料や有機合成填
料等が挙げられる。
【0024】紙料中には、この他に、本発明の所望の効
果を損なわない範囲で、従来から使用されている各種の
アニオン性、ノニオン性、カチオン性、あるいは両性の
歩留り向上剤、ろ水向上剤、紙力向上剤や内添サイズ剤
等の抄紙用内添助剤が必要に応じて適宜選択して使用さ
れる。例えば、Fe以外のAl、Sn、Zn等の多価金
属化合物(硫酸バンド、塩化アルミニウム)、及び各種
澱粉、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、ポリ
アミン、ポリアミド・ポリアミン、尿素ホルマリン樹
脂、メラミンホルマリン樹脂、植物ガム、ポリビニール
アルコール、ラテックス、ポリエチレンオキサイド、ポ
リアミド樹脂、親水性架橋ポリマー粒子分散物等、及び
これらの誘導体、あるいは変成物などや、コロイダルシ
リカ、ベントナイト等の化合物の内の1種あるいは2種
以上が適宜組み合わされて使用される。
【0025】なお、染料、pH調節剤、消泡剤、ピッチ
コントロール剤、スライムコントロール剤等の抄紙用内
添助剤を目的に応じて適宜添加することも可能である。
【0026】本発明の抄紙方法については、抄紙pHが
4.5付近である酸性抄紙に限定されるが、抄紙機は、
長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション
抄紙機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機等を適宜使用でき
る。
【0027】また、コンベンショナルサイズプレス、ゲ
ートロールサイズプレス、あるいはメタリングブレード
方式のサイズプレス、ビルブレード、ショートドウェル
コーター等の装置で原紙の表面に澱粉、ポリビニールア
ルコール、ラテックス、無水マレイン酸系サイズ、スチ
レン−アクリル酸系等の各種の表面サイズ剤、エチレン
−尿素樹脂等の寸法安定化剤、ポリエチレングリコール
やポリオキシエチレンポリグリセリルエーテル等の湿潤
剤、界面活性剤、顔料、染料を塗布することも勿論可能
である。
【0028】更に、本発明のジアゾ感光紙は、感光液を
エアーナイフコーター、ロッドコーター、カーテンコー
ター、及び各種のロールコーターで塗布する事が可能で
ある。
【0029】
【実施例】以下に実施例を示し本発明を詳細に説明す
る。尚、本発明はこれに限定されるものではない。以下
における部、%はすべて重量によるものである。
【0030】実施例1 以下に配合する模造古紙パルプの作成法を示す。市販模
造古紙を15%の紙料濃度にて20分間離解(相川鉄
工;ラボ高濃度パルパー)する、この際に、NaOHを
古紙に対して0.5%添加する。次に、この紙料を30
%に濃縮してビルダーとしてNaOH0.5%、硅曹
1.5%、漂白剤として過酸化水素を1.0%、脱墨剤
を0.05%(花王;脱墨剤600R)を添加し、ラボ
PFIミル(熊谷理機)にて1000回ニーディングす
る。ニーディングを終了した紙料をポリエチレンの袋に
詰め、60℃、2時間温浴する。温浴を終了した紙料を
1.2%に希釈し、ラボフローテーターにて5分間フロ
ーテーションを行う。この間、1.5分、3.5分に1
回泡層の掻き取りを行う。フローテーションを終了した
紙料を100メッシュ金網上で流水にて洗浄する。
【0031】この紙料を濃度28%、硫酸バンドでpH
を4.4に調製後、ジクロールイソシアヌール酸カリを
主体としてなる市販蛍光消去剤(大和化学製、フルオノ
ン)をパルプに対して、各々0、0.5、1.0%加え
て、温度60℃にてマイカプロセッサー(石川島産業機
械製)で数秒攪拌混合する。その後、パルプ液を100
メッシュのふるい上にあけ、更に同量の水で2回水洗す
る。以上の操作で古紙パルプを作成する。搾水、水洗し
た水は、全量回収し、このAOX濃度を測定し、対パル
プkg当りのmgとして算出する。AOX濃度は、三菱
化成のTOX10にて実施した。この結果を表1に示
す。
【0032】このパルプとLBKPを配合してジアゾ感
光紙を次の順序で作成した。 (原紙配合) LBKP 40部 模造古紙パルプ(上記で作成したもの) 60部 タルク 2部 ロジンエマルジョンサイズ剤(テ゛ィックハーキュレス社製、ニューホー100) 1.4部 硫酸バンド 3部 両性澱粉(王子ナショナル社製 Cato3210) 0.8部 上記配合の1%スラリーをTAPPIスタンダードシー
トマシーンを使って抄紙をし、得られた湿紙を5kg/
cm2でプレスを行ない、次いで90℃で2分間乾燥し
て、坪量76g/m2の原紙を得た。
【0033】この原紙に、以下の配合でサイズプレスを
行ない、付着量0.15g/m2のジアゾ感光紙用原紙
を得た。 (サイズプレス液配合) エチレン−尿素樹脂(住友化学社製 スミレーズレジンEU) 0.5部ホ゜リオキシエチレンホ゜リク゛リセリルエーテル (日本油脂社製、ユニク゛リAV-670) 0.05部 水 99.45部
【0034】上記ジアゾ感光紙原紙に下記のジアゾ感光
液を塗布し、乾燥して2成分型ジアゾ感光紙を得た後、
焼付試験用標準原図を用いてJIS P 4505に準
じた焼付を行ない、次いでアンモニア現像を行なった。 (ジアゾ感光液) 4−シ゛エチルアミノヘ゛ンセ゛ンシ゛アソ゛ニウムクロライト゛・1/2塩化亜鉛 20g 2,3−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ソーダ 30g クエン酸 25g 尿素 20g エチレングリコール 10g サポニン 0.5g 塩化亜鉛 15g 水で全量を1リットルとする。
【0035】上記のようにして現像した古紙パルプ配合
のジアゾ感光紙の現像前後の蛍光強度を日本電色株式会
社製測定装置にて、測定した。その結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】実施例2 古紙パルプ作製時の紙料濃度を25%とし、蛍光剤添加
率を対パルプ1%のみで行った以外は実施例1と同様に
してAOX濃度、残存蛍光の強度を測定した。その結果
を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】比較例1 古紙パルプ作製時の紙料濃度を22%、17%とし、蛍
光剤添加率を対パルプ1%のみで行った以外は実施例1
と同様にしてAOX濃度、残存蛍光の強度を測定した。
その結果を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】実施例3 ジクロールイソシアヌール酸カリを主体としてなる市販
蛍光消去剤を明成化学社製ライトノンに代えた以外は実
施例1と同様にしてAOX濃度、残存蛍光の強度を測定
した。その結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】比較例2 フローテーション終了後のパルプを、硫酸バンドでpH
を4.4に調製後、ジクロールイソシアヌール酸カリを
主体としてなる市販蛍光消去剤(大和化学製、フルオノ
ン)をパルプに対して、各々0、0.5、1.0%加え
て、温度60℃、30分間マグネティックスターラーで
緩く攪拌する以外は実施例1と同様に実施してジアゾ感
光紙の作成と評価を行う。この結果を表5に示す。
【0044】
【表5】
【0045】比較例3 蛍光消去剤をジクロールイソシアヌール酸カリを主体と
してなる市販蛍光消去剤ライトノン(明成化学社製)に
代えた以外は比較例1と同様に評価した。この結果を表
6に示す。
【0046】
【表6】
【0047】比較例4 市販バージンパルプの蛍光強度と市販古紙パルプの蛍光
強度を計測した結果を表7に示す。本例は無蛍光と有蛍
光の比較のためにのみ示す。
【0048】
【表7】
【0049】上記の通り、マイカプロセッサーの25%
濃度以上で攪拌した古紙パルプを使用して作成したジア
ゾ感光紙においては、残留蛍光が認められなくなる。ま
た、作成時におけるAOX排出量は、マグネティックス
ターラーで実施した場合に比べて充分に低減される。こ
れはまた蛍光消去剤の種類を代えても同様な効果が認め
られる。
【0050】実施例4 蛍光消去剤に加えて、パルプに対して、界面活性剤(株
式会社花王製脱墨剤800R)を0.03%、過酸化水
素を1.0%、メタ珪酸ソーダ2.0%を加えた以外は
実施例1と同様に処理してAOX濃度、残存蛍光の強度
を測定した。その結果を表8に示す。
【0051】
【表8】
【0052】上記の通り、蛍光消去剤に界面活性剤、過
酸化水素、珪酸ソーダを加えても同様な効果が認められ
る。
【0053】実施例5 温度を20℃、蛍光剤添加率を1.0%に固定して硫酸
バンドの添加量を調節して紙料pHを代えた以外は実施
例1と同様に処理してAOX濃度、残存蛍光の強度を測
定した。その結果を表9に示す。
【0054】
【表9】
【0055】紙料pHは、7以下での処理が蛍光消去上
好ましく、AOX排出低減はこの状態でも良好である。
【0056】実施例6 pHを4.5、蛍光剤添加率を1.0%に固定して温度
を各種調節した以外は実施例1と同様に処理してAOX
濃度、残存蛍光の強度を測定した。その結果を表10に
示す。
【0057】
【表10】
【0058】紙料温度は、20℃以上での処理が蛍光消
去上好ましく、AOX排出低減はこの状態でも良好であ
る。
【0059】
【発明の効果】表1〜表10に明かなように、本発明
は、ジアゾ感光紙原紙に古紙パルプが含有されていて
も、古紙パルプ中の残留蛍光を消去する事により、蛍光
の認められないジアゾ感光紙を製造する事が可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 27/00 G03C 1/52 A 8910−2H 1/76 352 8910−2H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙上にジアゾニウム塩とカップリング
    成分とを含むジアゾ発色層を有するジアゾ感光紙におい
    て、該原紙に紙料濃度25%以上の高濃度下で、紙料と
    ジクロールイソシアヌール酸塩蛍光消去剤とを混合撹拌
    処理した古紙パルプを配合することを特徴とするジアゾ
    感光紙。
  2. 【請求項2】 混合攪拌機として、ニーダー、マイカプ
    ロセッサー、フローターパルパーから選ばれた1種以上
    を用いることを特徴とする請求項1記載のジアゾ感光
    紙。
  3. 【請求項3】 紙料に、アニオン界面活性剤、ノニオン
    界面活性剤、カチオン界面活性剤から選ばれた1種以上
    の浸透剤、及びトリポリ燐酸ソーダ、ヘキサメタ燐酸ソ
    ーダ、ピロ燐酸カリ、メタ珪酸ソーダから選ばれたもの
    の1種以上とを併用することを特徴とする請求項1又は
    2記載のジアゾ感光紙。
  4. 【請求項4】 紙料のpHが、7以下であることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載のジアゾ感光紙。
JP18954392A 1992-07-16 1992-07-16 ジアゾ感光紙 Pending JPH0635113A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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