JPH0635343U - 地下壁用打込式コンクリート型枠 - Google Patents
地下壁用打込式コンクリート型枠Info
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- JPH0635343U JPH0635343U JP7231992U JP7231992U JPH0635343U JP H0635343 U JPH0635343 U JP H0635343U JP 7231992 U JP7231992 U JP 7231992U JP 7231992 U JP7231992 U JP 7231992U JP H0635343 U JPH0635343 U JP H0635343U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 型枠10を用いてコンクリート壁14を打設
すると、コンクリートのセメントペーストが透水層28
に含浸され、それによって型枠10とコンクリート壁1
4とが接合される。コンクリートの硬化前の余剰水ある
いは硬化後の漏水などは、透水層28を通して導水路3
0内へ流入し、導水路30を流下して型枠10の底部か
ら排出される。また、コンクリート壁14からの熱は、
断熱層24で遮断され、室12内からの炎は、不燃層3
2で遮断される。 【効果】 型枠10表面への結露や型枠10の燃焼を防
止でき、しかも従来の型枠よりも軽量かつ高強度に形成
できる。
すると、コンクリートのセメントペーストが透水層28
に含浸され、それによって型枠10とコンクリート壁1
4とが接合される。コンクリートの硬化前の余剰水ある
いは硬化後の漏水などは、透水層28を通して導水路3
0内へ流入し、導水路30を流下して型枠10の底部か
ら排出される。また、コンクリート壁14からの熱は、
断熱層24で遮断され、室12内からの炎は、不燃層3
2で遮断される。 【効果】 型枠10表面への結露や型枠10の燃焼を防
止でき、しかも従来の型枠よりも軽量かつ高強度に形成
できる。
Description
【0001】
この発明は地下壁用打込式コンクリート型枠に関し、特にたとえば打設したコ ンクリート壁と一体化されるかつコンクリート壁からの余剰水,湧水あるいは漏 水などを排出できる、地下壁用打込式コンクリート型枠に関する。
【0002】
この種の従来の地下壁用コンクリート型枠(以下、単に「型枠」という)の一 例が特開平3−281863号や特開平4−70467号に開示されている。こ れらの型枠は、導水路および透水層を基板に張り付けてこれらを予め一体に形成 したものである。これらの型枠を用いてコンクリート壁を打設すると、コンクリ ートの硬化時には、コンクリートの余剰水が透水層を通して導水路内に流入し、 導水路内を流下して型枠の底部から排出され、コンクリートの硬化が促進される 。そして、コンクリートの硬化後には、コンクリートに生じたクラックからの漏 水が透水層を通して導水路内に流入し、導水路内を流下して型枠の底部から排出 され、室内への漏水浸入が防止される。
【0003】
上述の従来技術では、いずれも断熱性や不燃性が考慮されていないので、結露 や型枠の燃焼による火災の恐れがあった。 また、導水路および透水層を基板に張り付けた構造であるため、型枠としての 強度が基板にのみ依存し、したがって、十分な強度を得ようとすると型枠全体の 厚みが増大し、重量が増大してしまうという問題点があった。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、結露や火災を防止でき、しかも軽量に して施工上十分な強度を有する、地下壁用打込式コンクリート型枠を提供するこ とである。
【0005】
この考案は、打設したコンクリート壁と一体化される地下壁用打込式コンクリ ート型枠において、コンクリート壁側からこの順に配置される、コンクリート壁 からの水を吸収する透水層,水を下方へ排出する導水路,導水路と一体に形成さ れるかつコンクリート壁からの熱を遮断する断熱層および不燃材料からなる不燃 層を備えることを特徴とする、地下壁用打込式コンクリート型枠である。
【0006】
コンクリート打設時には、一体に形成された導水路および断熱層が型枠の構造 を支え、透水層がコンクリート内の余剰水を吸収する。透水層に吸収された余剰 水は、透水層あるいは導水路を流下し、型枠の底部から排出される。コンクリー ト硬化後には、透水層とコンクリートとが強固に一体化して壁構造を形成し、コ ンクリートに生じたクラックからの漏水が、上記余剰水と同様にして排出される 。また、断熱層がコンクリート壁からの熱を遮断し、不燃層が炎を遮断する。
【0007】
この考案によれば、コンクリート壁からの熱や室内からの炎を遮断できるので 、型枠表面への結露や型枠の燃焼による火災を防止できる。しかも、現行型枠よ りも軽量かつ高強度に形成できる。 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
図1〜図3を参照して、この実施例の型枠10は、地下室12(図2)のコン クリート壁14を打設するためのものであり、互いに平行に配置される第1パネ ル16および第2パネル18を含む。第1パネル16と第2パネル18とは、縦 方向に延びる複数のリブ20によって連結され、第1パネル16,第2パネル1 8およびリブ20によって形成された空気層が横方向に連続して、断熱層24と なる。また、第1パネル16のコンクリート壁14側主面には、縦方向に延びる 断面略T字状の複数の支持片26が一定間隔毎に形成され、支持片26の端部に は、不織布等の透水層28が固着される。支持片26,第1パネル16および透 水層28によって囲まれた空間が導水路30となる。第2パネル18の室内側主 面には、石膏ボード等の不燃層32が形成される。そして、断熱層24の一方端 および他方端には、他の型枠10と連結し得るように、第1係止片34および第 2係止片36が形成される。スリット幅a,厚みb,リブピッチPおよび肉厚t は、それぞれたとえば12.5mm,32mm,25mmおよび1mmに設定される。
【0009】 なお、第1パネル16,第2パネル18,リブ20および支持片26等は、た とえばポリ塩化ビニル等の熱伝導性の低い合成樹脂の押出成形によって一体成形 され、その押出時に不燃層32が張り付けられる。 図2を参照して、コンクリート壁14の打設時には、まず、その一部に湧水槽 38が形成されたスラブ40の上面に溝42が形成され、この溝42内に通水路 44が設置される。そして、その底面が通水路44のストッパ46に当接するよ うにして、通水路44上に型枠10が組み立てられる。このとき、図1および図 3からよくわかるように、一の型枠10の第1係止片34と他の型枠10の第2 係止片36とがブチルテープ等の防水両面テープ46によって接合される。そし て、型枠10と土留め用コンクリート壁48との間にコンクリート壁14が打設 される。コンクリート壁14を打設すると、コンクリートのセメントペーストが 透水層28に含浸され、それによってコンクリート硬化後には特別な接合部材を 用いることなくコンクリート壁14と型枠10とが強固に接合される。
【0010】 コンクリート壁14の硬化前には、コンクリートの余剰水が透水層28を通し て導水路30内へ流入し、導水路30を流下し、通水路44およびスラブ40に 設けられた通水管50を通して湧水槽38へ排出される。一方、コンクリート壁 14の硬化後には、コンクリート壁14および48に生じたクラック52(図3 )を通してコンクリート壁14の表面に漏出した水が、先の余剰水と同様にして 湧水槽38へ排出される。また、コンクリート壁14からの熱は、断熱層24に よって遮断され、室12内で生じた炎は、不燃層32によって遮断される。
【0011】 この実施例によれば、断熱層24および不燃層32によって、熱および炎を遮 断できるので、型枠10表面への結露や型枠10の燃焼による火災を防止できる 。 また、第1パネル16,第2パネル18,リブ20および支持片26等を押出 成形によって一体成形するようにしているので、その構造上、透水層および導水 路を基板に張り付けていた従来技術よりも軽量かつ高強度に形成できる。
【0012】 図4に示す他の実施例の型枠54では、先の実施例における支持片26に代え て、縦方向に延びる複数の中空ブロック56が一定間隔毎に形成され、各ブロッ ク56のコンクリート壁14側主面に不織布等の透水層28が固着される。第1 パネル16,ブロック56および透水層28によって囲まれた空間が導水路30 となる。スリット幅a,厚みb,リブピッチPおよび肉厚tは、それぞれたとえ ば12.5mm,32mm,25mmおよび1mmに設定される。
【0013】 この実施例においても、第1パネル16,第2パネル18,リブ20およびブ ロック56は、たとえばポリ塩化ビニル等の合成樹脂の押出成形によって一体成 形されるが、その構造上、先の実施例よりも安定した成形が可能である。 なお、上述のそれぞれの実施例では、別途準備した不織布等の透水層28を支 持片26あるいはブロック56に固着するようにしているが、これに代えて、た とえば図5に示す型枠58のように、支持片26(あるいはブロック56)と一 体に第3パネル60を形成し、この第3パネル60に複数の透水孔62を穿設し て、これを透水層とするようにしてもよい。この場合には、不織布を後工程で固 着する必要がないので、製造上の工程を簡素化できる。
【0014】 また、たとえば図6に示す型枠64のように、断熱層24および支持片26( あるいはブロック56)をたとえば発泡硬質塩ビ等の発泡合成樹脂で形成するよ うにしてもよい。この場合には、型枠内面への仕上げ内装材の釘打ちがより強固 になる。 さらに、たとえば図7に示す型枠66のように、不織布等の透水層28を比較 的厚く形成し、コンクリート壁14からの余剰水や漏水などが透水層28に吸収 されると同時にこれを流下して、型枠66の底部から排出されるようにしてもよ い。この場合には、導水路を形成する必要がないので、構造をより簡素化でき、 製造コストを低減できる。
【図1】この考案の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1の実施例の使用状態を示す図解図である。
【図3】図1の実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図4】この考案の他の実施例を示す図解図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す図解図である。
【図6】この考案の他の実施例を示す図解図である。
【図7】この考案の他の実施例を示す図解図である。
10,54,58,64,66 …型枠 16 …第1パネル 18 …第2パネル 20 …リブ 24 …断熱層 26 …支持片 28 …透水層 30 …導水路 32 …不燃層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 竹迫 涼一 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)考案者 川村 裕雅 大阪市天王寺区四天王寺1丁目5番43号 村本建設株式会社大阪本社内 (72)考案者 京免 純輔 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)考案者 坂口 真幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)考案者 渡辺 陸生 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内 (72)考案者 高田 和孝 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内
Claims (2)
- 【請求項1】打設したコンクリート壁と一体化される地
下壁用打込式コンクリート型枠において、 前記コンクリート壁側からこの順に配置される、前記コ
ンクリート壁からの水を吸収する透水層,前記水を下方
へ排出する導水路,前記導水路と一体に形成されるかつ
前記コンクリート壁からの熱を遮断する断熱層および不
燃材料からなる不燃層を備えることを特徴とする、地下
壁用打込式コンクリート型枠。 - 【請求項2】打設したコンクリート壁と一体化される地
下壁用打込式コンクリート型枠において、 前記コンクリート壁側からこの順に互いに平行に配置さ
れる第1および第2パネル、 前記第1パネルの一方主面と前記第2パネルの一方主面
との間に形成されるかつ前記第1および第2パネルを連
結する複数のリブ、 前記第1パネルの他方主面に縦方向に延びて一定間隔毎
に形成される複数の中空ブロック、 前記第2パネルの他方主面に形成される不燃材料からな
る不燃層、および前記中空ブロックに固着されるかつ前
記複数の中空ブロック間に形成された空間を封鎖する不
織布を備えることを特徴とする、地下壁用打込式コンク
リート型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992072319U JP2579419Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 地下壁用打込式コンクリート型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992072319U JP2579419Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 地下壁用打込式コンクリート型枠 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0635343U true JPH0635343U (ja) | 1994-05-10 |
| JP2579419Y2 JP2579419Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=13485846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992072319U Expired - Lifetime JP2579419Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 地下壁用打込式コンクリート型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579419Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200466424Y1 (ko) * | 2011-07-11 | 2013-04-16 | 송기풍 | 물탱크 |
| JP2013231333A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Muramoto Corp | コンクリート養生型枠用パネル材およびコンクリート養生方法 |
| CN111074896A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-04-28 | 上海勘测设计研究院有限公司 | 一种用于海工大体积混凝土现场养护的多功能装配式模板 |
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-
1992
- 1992-10-16 JP JP1992072319U patent/JP2579419Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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| CN111074896B (zh) * | 2019-12-25 | 2024-06-11 | 上海勘测设计研究院有限公司 | 一种用于海工大体积混凝土现场养护的多功能装配式模板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2579419Y2 (ja) | 1998-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980526 |