JPH0635720U - 一軸複合動作ユニットの防塵構造 - Google Patents
一軸複合動作ユニットの防塵構造Info
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- JPH0635720U JPH0635720U JP7696692U JP7696692U JPH0635720U JP H0635720 U JPH0635720 U JP H0635720U JP 7696692 U JP7696692 U JP 7696692U JP 7696692 U JP7696692 U JP 7696692U JP H0635720 U JPH0635720 U JP H0635720U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シンプルな構成によって軸に付着した油脂等
の飛散を未然に防止し、信頼性を向上させる。 【構成】 軸21の外周にねじ溝21a等の溝を設け、
この溝にナット22を係合して軸21を回転もしくは軸
方向に移動させ、このナット22と回転駆動用のモータ
M1及び記ロータリーエンコーダREとをパイプ状の連
結部材36によって連結して一体に回転させ、連結部材
36を軸21の周囲に嵌挿した一軸複合動作ユニットで
あって、連結部材36の開口端に隣接した他の回転体も
しくは固定体との間に形成される隙間に、防塵用のシー
ル手段40を配設している。 【効果】 軸に付着した油脂等はシール手段によって封
止状態とすることができ、ロータリーエンコーダへの飛
散を未然に防止できる。このため、ロータリーエンコー
ダの信頼性を一段と向上することができる。
の飛散を未然に防止し、信頼性を向上させる。 【構成】 軸21の外周にねじ溝21a等の溝を設け、
この溝にナット22を係合して軸21を回転もしくは軸
方向に移動させ、このナット22と回転駆動用のモータ
M1及び記ロータリーエンコーダREとをパイプ状の連
結部材36によって連結して一体に回転させ、連結部材
36を軸21の周囲に嵌挿した一軸複合動作ユニットで
あって、連結部材36の開口端に隣接した他の回転体も
しくは固定体との間に形成される隙間に、防塵用のシー
ル手段40を配設している。 【効果】 軸に付着した油脂等はシール手段によって封
止状態とすることができ、ロータリーエンコーダへの飛
散を未然に防止できる。このため、ロータリーエンコー
ダの信頼性を一段と向上することができる。
Description
【0001】
本考案は、軸に形成した溝に係合したナットを回転して、軸を回転もしくは移 動させる一軸複合動作ユニットに関し、特に軸から飛散するダストを防止する防 塵構造に関する。
【0002】
直交X−Yロボット或いはスカラ型ロボットにはチャックやハンドをZ軸及び θ軸方向に移動及び回転させる一軸複合動作ユニットがアームの先端に設けられ ている。この種の一軸複合動作ユニットとしては、例えば、図2に示すような構 成のものが提案されている。
【0003】 図2において、軸1の外周には、ねじ溝1aと、軸線に平行なスプライン溝1 bが設けられている。このねじ溝1aにはボールねじナット2を係合させ、スプ ライン溝1bには図示しないスプラインナットを係合させている。さらに、ボー ルねじナット2の隣には軸1と同軸に駆動用のモータMが並設されている。また 、上記モータMの隣には、このモータによって回転駆動されるボールねじナット 2の回転角度を正確に検出するためのロータリーエンコーダーRE1が、やはり 軸1と同軸に並設されている。そして、上記モータMの後述するロータ部3と上 記ボールねじナット2及びロータリーエンコーダーRE1とは、軸1の外周に回 転自在に配設された連結部材4を介して連結されている。この連結部材4はパイ プ状に形成されていて、上記軸1の外周に嵌挿され、その開口端4aは後述する 他方の連結部材10の開口端側に隣接している。
【0004】 上記連結部材4には、例えば周方向にN・S極が着磁された環状の永久磁石か らなるロータ部3が一体的に配設されている。さらに、ロータ部4の外周には固 定子コア5が対向配置され、この固定子コア5には、図示しない複数の突極が形 成されていて、各突極には各相の駆動コイル6が巻回されている。この駆動コイ ル6に所定の駆動電流を通電することにより、ロータ部3が回転付勢されると共 に、連結部材4を介してボールねじナット2とロータリーエンコーダーRE1が 所定の回転角度をもって回転駆動される。
【0005】 モータMの固定子コア5の端面には、内周にボールねじナット2を嵌合固定し た円筒状のナットホルダー7及び側板8がネジ9によって一体連結されている。 そして、ナットホルダー7、或いは側板9は、前述した直交X−Yロボット或い はスカラ型ロボットのアームに取り付けられる。
【0006】 今、モータMの各相の駆動コイル6に所定の電流を通電すると、ロータ部4が 回転付勢され、連結部材4を介してボールねじナット2が直接回転する。ボール ねじナット2は軸1のねじ溝1aに係合しているので、この回転によって軸1が 軸方向であるZ軸方向に移動する。また、軸1の移動寸法はロータリーエンコー ダRE1の出力信号によって正確に決められる。
【0007】 一方、前記した図示しないスプラインナットにも、モータ及びロータリーエン コーダRE2が連結部材10を介して連結されて一体に回転する。尚、スプライ ンナットは軸1のスプライン溝1bに係合しているので、この回転によって軸1 が周方向であるθ軸方向に回転する。この回転角度もロータリーエンコーダRE 2の出力信号によって正確に決定される。
【0008】
上記一軸複合動作ユニットにあっては、軸1の外周に嵌挿されたパイプ状の連 結部材4の開口端4aが、他方の連結部材10の開口端側に隣接させているが、 これら連結部材4,10は互いに回転動作がことなることから、両開口端の間に は隙間11が形成されている。このため、上記隙間11から油脂及び埃等が付着 している軸1が露出状態となっていて、動作中に上記油脂や埃が隙間11を通過 してロータリーエンコーダに飛散する。ロータリーエンコーダは周知のとおり、 例えば微細ピッチで着磁されたロータリーマグネットに磁気抵抗素子等の磁気セ ンサーを近接対向させて、微細角度等を検出するように構成されている。従って 、このロータリーマグネットと磁気抵抗素子との間に、上記油脂や埃が侵入する と、検出信号に欠落が生じて正確な回転角度が検出できなくなる等の故障の原因 になる問題点がある。
【0009】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、シンプルな構 成によって軸に付着した油脂等の飛散を未然に防止し、信頼性を向上させること のできる一軸複合動作ユニットの防塵構造を提供することを目的とする。
【0010】
本考案は、軸の外周にねじ溝等の溝を設け、この溝にナットを係合して上記軸 を回転もしくは軸方向に移動させ、このナットと回転駆動用のモータ及び記ロー タリーエンコーダとをパイプ状の連結部材によって連結して一体に回転させ、上 記連結部材を上記軸の周囲に嵌挿した一軸複合動作ユニットであって、上記連結 部材の開口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成される隙間に、 防塵用のシール手段を配設したことを特徴としている。
【0011】
連結部材の開口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成される隙 間に、防塵用のシール手段を配設すると、軸に付着した油脂等はシール手段によ って封止状態となるので、ロータリーエンコーダへの飛散が未然に防止される。 このため、ロータリーエンコーダの信頼性が向上する。
【0012】
以下、本考案にかかる一軸複合動作ユニットの防塵構造の実施例について図面 を参照しながら説明する。図1は、軸にねじ溝とスプライン溝を設け、この各溝 にボールねじナット及びボールスプラインナットを各々係合させ、これらナット を個々のモータによって回転駆動することにより、軸を軸方向に移動したり回転 させたりさせるモータ駆動一軸複合動作ユニットを例に説明する。
【0013】 図1において、軸21の外周にはねじ溝21aと、軸線に平行なスプライン溝 21bが設けられている。そして、ねじ溝21aには前述した図2と同様の第1 のナットであるボールねじナット23が係合し、スプライン溝21bには第2の ナットであるスプラインナット22が係合するように離間して配設されている。 さらに、ボールねじナット23の隣には、軸21と同軸に駆動用の第1のモータ M1が並設され、スプラインナット22の隣には、やはり軸21と同軸に駆動用 の第2のモータM2が並設されている。そして、これら第1及び第2のモータM 1,M2は、離間して配設されたスプラインナット22及びボールねじナット2 3の間に位置するように並設されている。
【0014】 また、上記第1及び第2のモータM1,M2との間には、これらモータによっ て回転駆動される両ナット22,23の各々の回転角度を正確に検出するための 一対のロータリーエンコーダーRE1,RE2が、やはり軸21と同軸に並設さ れている。そして、上記第1のモータM1の後述するロータ部24と上記ボール ねじナット23及びロータリーエンコーダーRE1とは、軸21の外周に回転自 在に配設された第1の連結部材36を介して連結されている。また、同様に上記 第2のモータM2のロータ部27と上記スプラインナット22及びロータリーエ ンコーダーRE2も、第2の連結部材37を介して連結されている。上記第1の 連結部材36の開口端と上記第2の連結部材37の開口端とは、両者の回転動作 が異なるために隙間が設けられている。
【0015】 上記第1のモータM1は、上記第1の連結部材36と一体に、例えば周方向に N・S極が着磁された環状の永久磁石からなるロータ部24が配設されている。 さらに、ロータ部24の外周には固定子コア25が所定の間隔をあけて対向配置 されている。固定子コア25には、図示しない複数の突極が形成され、各突極に は各相の駆動コイル26が巻回されている。この固定子25の駆動コイル26に 所定の駆動電流を通電することにより、ロータ部24が回転付勢されると共に、 第1の連結部材36を介して第1のナットであるボールねじナット23とロータ リーエンコーダーRE1が所定の回転角度をもって回転駆動される。
【0016】 一方、上記第2のモータM2も上記第1のモータM1と同様に構成され、上記 第2の連結部材37と一体に、例えば永久磁石からなるロータ部27が配設され ている。さらに、ロータ部27の外周には固定子コア28が対向配置され、この 固定子コア28の複数の突極にも各相の駆動コイル29が巻回されている。そし て、上記駆動コイル29に所定の駆動電流を通電することにより、ロータ部27 が回転付勢されると共に、第2の連結部材37を介して、第1のナットであるス プラインナット23及びロータリーエンコーダーRE2が所定の回転角度をもっ て回転駆動される。
【0017】 第1のモータM1の固定子コア25の端面には、内周にボールねじナット23 を嵌合固定した円筒状のナットホルダー30、及び側板31がネジ32によって 一体連結されている。また、第2のモータM2の固定子コア28の端面にも、内 周にスプラインナット22を嵌合固定したナットホルダー33、及び側板34が ネジ35によって一体連結されている。そして、ナットホルダー30,33、或 いは側板34は、前述した直交X−Yロボット或いはスカラ型ロボットのアーム に取り付けられる。
【0018】 以上の構成からなる一軸複合動作ユニットにおいて、本考案は、連結部材の開 口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成される隙間に、防塵用の シール手段を配設したものである。即ち、上記第1の連結部材36の開口端には 上記第2の連結部材37の開口端側に嵌挿したラビリンス構造のシール部40が 設けられている。このシール部40は内面を第2の連結部材37に対し、僅かな 隙間をもって非接触状態で対向させている。このため、軸21に付着した油脂等 が封止状態となり、この結果、ロータリーエンコーダRE1やRE2への油脂等 の飛散が未然に防止されると共に、ロータリーエンコーダの信頼性が向上する。
【0019】 次に、かかる一軸複合動作ユニットの動作を説明する。今、第1のモータM1 を回転させると、ロータ部24に連結した第1の連結部材36を介してボールね じナット23が直接回転する。ボールねじナット23は軸21のねじ溝21aに 係合しているので、軸21が軸方向であるZ軸方向に移動する。また、軸21の 移動寸法はロータリーエンコーダRE1の出力信号によって正確に決められる。
【0020】 一方、第2のモータM2を回転させると、ロータ部27に連結した第2の連結 部材37を介してスプラインナット22が直接回転する。スプラインナット22 は軸21のスプライン溝21bに係合しているので、この回転によって軸21が 周方向であるθ軸方向に回転する。この回転角度もロータリーエンコーダRE2 の出力信号によって正確に決定される。
【0021】 ところで、前述した例は、上記第1の連結部材36と、上記第2の連結部材3 7の開口端の間にラビリンス構造のシール部40を設けている。しかし、連結部 材の開口端に隣接して形成される隙間が、ロータリーエンコーダの近傍のボール ねじナットやスプラインナット、或いはモータ等の他の回転体、もしくは、ナッ トホルダーや側板等の固定体との間に形成される場合には、これらの隙間にラビ リンス構造のシール部40を設けるようにしてもよいことは勿論である。
【0022】 尚、上述の実施例は一例を示すもので、第1のナットはボールねじナットに限 らず、一般的なねじとナットの構成であっても良く、また、モータをステッピン グモータの構成とする等、本考案を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0023】
以上の説明から明らかなように、本考案の一軸複合動作ユニットの防塵構造に よれば、連結部材の開口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成さ れる隙間に、防塵用のシール手段が配設されるので、軸に付着した油脂等はシー ル手段によって封止状態とすることができ、ロータリーエンコーダへの飛散を未 然に防止できる。このため、ロータリーエンコーダの信頼性を一段と向上するこ とができる利点がある。
【0024】
【提出日】平成5年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【0001】
本考案は、軸に形成した溝に係合したナットを回転して、軸を回転もしくは移 動させる一軸複合動作ユニットに関し、特に軸から飛散するダストを防止する防 塵構造に関する。
【0002】
直交X−Yロボット或いはスカラ型ロボットにはチャックやハンドをZ軸及び θ軸方向に移動及び回転させる一軸複合動作ユニットがアームの先端に設けられ ている。この種の一軸複合動作ユニットとしては、例えば、図2に示すような構 成のものが提案されている。
【0003】 図2において、軸1の外周には、ねじ溝1aと、軸線に平行なスプライン溝1 bが設けられている。このねじ溝1aにはボールねじナット2を係合させ、スプ ライン溝1bには図示しないスプラインナットを係合させている。さらに、ボー ルねじナット2の隣には軸1と同軸に駆動用のモータMが並設されている。また 、上記モータMの隣には、このモータによって回転駆動されるボールねじナット 2の回転角度を正確に検出するためのロータリーエンコーダーRE1が、やはり 軸1と同軸に並設されている。そして、上記モータMの後述するロータ部3と上 記ボールねじナット2及びロータリーエンコーダーRE1とは、軸1の外周に回 転自在に配設された連結部材4を介して連結されている。この連結部材4はパイ プ状に形成されていて、上記軸1の外周に嵌挿され、その開口端4aは後述する 他方の連結部材10の開口端側に隣接している。
【0004】 上記連結部材4には、例えば周方向にN・S極が着磁された環状の永久磁石か らなるロータ部3が一体的に配設されている。さらに、ロータ部4の外周には固 定子コア5が対向配置され、この固定子コア5には、図示しない複数の突極が形 成されていて、各突極には各相の駆動コイル6が巻回されている。この駆動コイ ル6に所定の駆動電流を通電することにより、ロータ部3が回転付勢されると共 に、連結部材4を介してボールねじナット2とロータリーエンコーダーRE1が 所定の回転角度をもって回転駆動される。
【0005】 モータMの固定子コア5の端面には、内周にボールねじナット2を嵌合固定し た円筒状のナットホルダー7及び側板8がネジ9によって一体連結されている。 そして、ナットホルダー7、或いは側板9は、前述した直交X−Yロボット或い はスカラ型ロボットのアームに取り付けられる。
【0006】 今、モータMの各相の駆動コイル6に所定の電流を通電すると、ロータ部4が 回転付勢され、連結部材4を介してボールねじナット2が直接回転する。ボール ねじナット2は軸1のねじ溝1aに係合しているので、この回転によって軸1が 軸方向であるZ軸方向に移動する。また、軸1の移動寸法はロータリーエンコー ダRE1の出力信号によって正確に決められる。
【0007】 一方、前記した図示しないスプラインナットにも、モータ及びロータリーエン コーダRE2が連結部材10を介して連結されて一体に回転する。尚、スプライ ンナットは軸1のスプライン溝1bに係合しているので、この回転によって軸1 が周方向であるθ軸方向に回転する。この回転角度もロータリーエンコーダRE 2の出力信号によって正確に決定される。
【0008】
上記一軸複合動作ユニットにあっては、軸1の外周に嵌挿されたパイプ状の連 結部材4の開口端4aが、他方の連結部材10の開口端側に隣接させているが、 これら連結部材4,10は互いに回転動作がことなることから、両開口端の間に は隙間11が形成されている。このため、上記隙間11から油脂及び埃等が付着 している軸1が露出状態となっていて、動作中に上記油脂や埃が隙間11を通過 してロータリーエンコーダに飛散する。ロータリーエンコーダは周知のとおり、 例えば微細ピッチで着磁されたロータリーマグネットに磁気抵抗素子等の磁気セ ンサーを近接対向させて、微細角度等を検出するように構成されている。従って 、このロータリーマグネットと磁気抵抗素子との間に、上記油脂や埃が侵入する と、検出信号に欠落が生じて正確な回転角度が検出できなくなる等の故障の原因 になる問題点がある。
【0009】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、シンプルな構 成によって軸に付着した油脂等の飛散を未然に防止し、信頼性を向上させること のできる一軸複合動作ユニットの防塵構造を提供することを目的とする。
【0010】
本考案は、軸の外周にねじ溝等の溝を設け、この溝にナットを係合して上記軸 を回転もしくは軸方向に移動させ、このナットと回転駆動用のモータ及び記ロー タリーエンコーダとをパイプ状の連結部材によって連結して一体に回転させ、上 記連結部材を上記軸の周囲に嵌挿した一軸複合動作ユニットであって、上記連結 部材の開口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成される隙間に、 防塵用のシール手段を配設したことを特徴としている。
【0011】
連結部材の開口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成される隙 間に、防塵用のシール手段を配設すると、軸に付着した油脂等はシール手段によ って封止状態となるので、ロータリーエンコーダへの飛散が未然に防止される。 このため、ロータリーエンコーダの信頼性が向上する。
【0012】
以下、本考案にかかる一軸複合動作ユニットの防塵構造の実施例について図面 を参照しながら説明する。図1は、軸にねじ溝とスプライン溝を設け、この各溝 にボールねじナット及びボールスプラインナットを各々係合させ、これらナット を個々のモータによって回転駆動することにより、軸を軸方向に移動したり回転 させたりさせるモータ駆動一軸複合動作ユニットを例に説明する。
【0013】 図1において、軸21の外周にはねじ溝21aと、軸線に平行なスプライン溝 21bが設けられている。そして、ねじ溝21aには前述した図2と同様の第1 のナットであるボールねじナット23が係合し、スプライン溝21bには第2の ナットであるスプラインナット22が係合するように離間して配設されている。 さらに、ボールねじナット23の隣には、軸21と同軸に駆動用の第1のモータ M1が並設され、スプラインナット22の隣には、やはり軸21と同軸に駆動用 の第2のモータM2が並設されている。そして、これら第1及び第2のモータM 1,M2は、離間して配設されたスプラインナット22及びボールねじナット2 3の間に位置するように並設されている。
【0014】 また、上記第1及び第2のモータM1,M2との間には、これらモータによっ て回転駆動される両ナット22,23の各々の回転角度を正確に検出するための 一対のロータリーエンコーダーRE1,RE2が、やはり軸21と同軸に並設さ れている。そして、上記第1のモータM1の後述するロータ部24と上記ボール ねじナット23及びロータリーエンコーダーRE1とは、軸21の外周に回転自 在に配設された第1の連結部材36を介して連結されている。また、同様に上記 第2のモータM2のロータ部27と上記スプラインナット22及びロータリーエ ンコーダーRE2も、第2の連結部材37を介して連結されている。上記第1の 連結部材36の開口端と上記第2の連結部材37の開口端とは、両者の回転動作 が異なるために隙間が設けられている。
【0015】 上記第1のモータM1は、上記第1の連結部材36と一体に、例えば周方向に N・S極が着磁された環状の永久磁石からなるロータ部24が配設されている。 さらに、ロータ部24の外周には固定子コア25が所定の間隔をあけて対向配置 されている。固定子コア25には、図示しない複数の突極が形成され、各突極に は各相の駆動コイル26が巻回されている。この固定子25の駆動コイル26に 所定の駆動電流を通電することにより、ロータ部24が回転付勢されると共に、 第1の連結部材36を介して第1のナットであるボールねじナット23とロータ リーエンコーダーRE1が所定の回転角度をもって回転駆動される。
【0016】 一方、上記第2のモータM2も上記第1のモータM1と同様に構成され、上記 第2の連結部材37と一体に、例えば永久磁石からなるロータ部27が配設され ている。さらに、ロータ部27の外周には固定子コア28が対向配置され、この 固定子コア28の複数の突極にも各相の駆動コイル29が巻回されている。そし て、上記駆動コイル29に所定の駆動電流を通電することにより、ロータ部27 が回転付勢されると共に、第2の連結部材37を介して、第1のナットであるス プラインナット23及びロータリーエンコーダーRE2が所定の回転角度をもっ て回転駆動される。
【0017】 第1のモータM1の固定子コア25の端面には、内周にボールねじナット23 を嵌合固定した円筒状のナットホルダー30、及び側板31がネジ32によって 一体連結されている。また、第2のモータM2の固定子コア28の端面にも、内 周にスプラインナット22を嵌合固定したナットホルダー33、及び側板34が ネジ35によって一体連結されている。そして、ナットホルダー30,33、或 いは側板34は、前述した直交X−Yロボット成いはスカラ型ロボットのアーム に取り付けられる。
【0018】 以上の構成からなる一軸複合動作ユニットにおいて、本考案は、連結部材の開 口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成される隙間に、防塵用の シール手段を配設したものである。即ち、上記第1の連結部材36の開口端には 上記第2の連結部材37の開口端側に嵌挿したラビリンス構造のシール部40が 設けられている。このシール部40は内面を第2の連結部材37に対し、僅かな 隙間をもって非接触状態で対向させている。このため、軸21に付着した油脂等 が封止状態となり、この結果、ロータリーエンコーダRE1やRE2への油脂等 の飛散が未然に防止されると共に、ロータリーエンコーダの信頼性が向上する。
【0019】 次に、かかる一軸複合動作ユニットの動作を説明する。今、第1のモータM1 を回転させると、ロータ部24に連結した第1の連結部材36を介してボールね じナット23が直接回転する。ボールねじナット23は軸21のねじ溝21aに 係合しているので、軸21が軸方向であるZ軸方向に移動する。また、軸21の 移動寸法はロータリーエンコーダRE1の出力信号によって正確に決められる。
【0020】 一方、第2のモータM2を回転させると、ロータ部27に連結した第2の連結 部材37を介してスプラインナット22が直接回転する。スプラインナット22 は軸21のスプライン溝21bに係合しているので、この回転によって軸21が 周方向であるθ軸方向に回転する。この回転角度もロータリーエンコーダRE2 の出力信号によって正確に決定される。
【0021】 ところで、前述した例は、上記第1の連結部材36と、上記第2の連結部材3 7の開口端の間にラビリンス構造のシール部40を設けている。しかし、連結部 材の開口端に隣接して形成される隙間が、ロータリーエンコーダの近傍のボール ねじナットやスプラインナット、或いはモータ等の他の回転体、もしくは、ナッ トホルダーや側板等の固定体との間に形成される場合には、これらの隙間にラビ リンス構造のシール部40を設けるようにしてもよいことは勿論である。
【0022】 尚、上述の実施例は一例を示すもので、第1のナットはボールねじナットに限 らず、一般的なねじとナットの構成であっても良く、また、モータをステッピン グモータの構成とする等、本考案を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0023】
以上の説明から明らかなように、本考案の一軸複合動作ユニットの防塵構造に よれば、連結部材の開口端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成さ れる隙間に、防塵用のシール手段が配設されるので、軸に付着した油脂等はシー ル手段によって封止状態とすることができ、ロータリーエンコーダへの飛散を未 然に防止できる。このため、ロータリーエンコーダの信頼性を一段と向上するこ とができる利点がある。
【0024】
【図1】本考案の一軸複合動作ユニットの防塵構造の実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図2】従来の一軸複合動作ユニットを示す断面図であ
る。
る。
21 軸 21a ねじ溝 21b スプライン溝 22 スプラインナット(第1のナット) 23 ボールねじナット(第2のナット) 24,27 ロータ部 25,28 固定子コア 36,37 連結部材 40 シール部 M1,M2 モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 軸の外周にねじ溝等の溝を設け、この溝
にナットを係合して上記軸を回転もしくは軸方向に移動
させ、このナットと回転駆動用のモータ及び記ロータリ
ーエンコーダとをパイプ状の連結部材によって連結して
一体に回転させ、上記連結部材を上記軸の周囲に嵌挿し
た一軸複合動作ユニットであって、上記連結部材の開口
端に隣接した他の回転体もしくは固定体との間に形成さ
れる隙間に、防塵用のシール手段を配設してなる一軸複
合動作ユニットの防塵構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7696692U JPH0635720U (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 一軸複合動作ユニットの防塵構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7696692U JPH0635720U (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 一軸複合動作ユニットの防塵構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0635720U true JPH0635720U (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=13620536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7696692U Withdrawn JPH0635720U (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 一軸複合動作ユニットの防塵構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635720U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002266973A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Automax Kk | 電動シリンダ |
| USRE45385E1 (en) | 2005-06-02 | 2015-02-24 | Ghalib Saad A | Wastewater treatment system |
| JP2015124864A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | オリエンタルモーター株式会社 | 回転・直動アクチュエータ |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP7696692U patent/JPH0635720U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002266973A (ja) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | Automax Kk | 電動シリンダ |
| USRE45385E1 (en) | 2005-06-02 | 2015-02-24 | Ghalib Saad A | Wastewater treatment system |
| JP2015124864A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | オリエンタルモーター株式会社 | 回転・直動アクチュエータ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |