JPH0636234A - 複合型薄膜磁気ヘッド - Google Patents
複合型薄膜磁気ヘッドInfo
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- JPH0636234A JPH0636234A JP21245292A JP21245292A JPH0636234A JP H0636234 A JPH0636234 A JP H0636234A JP 21245292 A JP21245292 A JP 21245292A JP 21245292 A JP21245292 A JP 21245292A JP H0636234 A JPH0636234 A JP H0636234A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/33—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
- G11B5/39—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
- G11B5/3903—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
- G11B5/3967—Composite structural arrangements of transducers, e.g. inductive write and magnetoresistive read
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- Magnetic Heads (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 再生波形のピークシフトを低減させることが
できる複合型薄膜磁気ヘッドを提供する。 【構成】 再生用のMRヘッド部10とこのMRヘッド
部10上に積層して形成された記録用のインダクティブ
ヘッド部11とを有しており、このインダクティブヘッ
ド部11のコアが、磁気ヘッドの磁気媒体に対する相対
的走行方向に関して前側及び後側にそれぞれ位置する前
側磁性層35及び後側磁性層38によって構成されてい
る複合型薄膜磁気ヘッドである。前側磁性層35及び後
側磁性層38の磁気媒体に対向する少なくとも先端の形
状が、その後側磁性層38の側方で生じるフリンジング
磁界を低減せしめるように構成されている。
できる複合型薄膜磁気ヘッドを提供する。 【構成】 再生用のMRヘッド部10とこのMRヘッド
部10上に積層して形成された記録用のインダクティブ
ヘッド部11とを有しており、このインダクティブヘッ
ド部11のコアが、磁気ヘッドの磁気媒体に対する相対
的走行方向に関して前側及び後側にそれぞれ位置する前
側磁性層35及び後側磁性層38によって構成されてい
る複合型薄膜磁気ヘッドである。前側磁性層35及び後
側磁性層38の磁気媒体に対向する少なくとも先端の形
状が、その後側磁性層38の側方で生じるフリンジング
磁界を低減せしめるように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク等の磁気
媒体への記録を行うインダクティブヘッドとその磁気媒
体から再生を行う磁気抵抗ヘッド(Magneto R
esistive head、以下MRヘッドと称す
る)とを組み合わせてなる複合型薄膜磁気ヘッドに関す
る。
媒体への記録を行うインダクティブヘッドとその磁気媒
体から再生を行う磁気抵抗ヘッド(Magneto R
esistive head、以下MRヘッドと称す
る)とを組み合わせてなる複合型薄膜磁気ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク等の磁気媒体用の薄
膜磁気ヘッドとして、磁気抵抗効果を利用したMRヘッ
ドが実用化され始めている。
膜磁気ヘッドとして、磁気抵抗効果を利用したMRヘッ
ドが実用化され始めている。
【0003】MRヘッドは、磁気媒体との相対速度に依
存せず大きい再生出力を得ることができるという利点が
あるが、再生専用であるため記録/再生ヘッドとして用
いるためには記録ヘッドと組み合わせた構成とする必要
がある。
存せず大きい再生出力を得ることができるという利点が
あるが、再生専用であるため記録/再生ヘッドとして用
いるためには記録ヘッドと組み合わせた構成とする必要
がある。
【0004】図11は、MRヘッドと記録用のインダク
ティブヘッドとを組み合わせてなる公知の複合型薄膜磁
気ヘッドを、磁気媒体に対向する底面側から概略的に表
したものである。
ティブヘッドとを組み合わせてなる公知の複合型薄膜磁
気ヘッドを、磁気媒体に対向する底面側から概略的に表
したものである。
【0005】同図において、110は再生用のMRヘッ
ド部、111はこのMRヘッド部110の後方に設けら
れた記録用のインダクティブヘッド部をそれぞれ示して
いる。
ド部、111はこのMRヘッド部110の後方に設けら
れた記録用のインダクティブヘッド部をそれぞれ示して
いる。
【0006】なお本明細書において、「前」、「後」と
は、磁気媒体に対する磁気ヘッドの相対的な走行方向
(同図矢印参照)へ向かっての前後を表している。
は、磁気媒体に対する磁気ヘッドの相対的な走行方向
(同図矢印参照)へ向かっての前後を表している。
【0007】MRヘッド部110は、スライダ112の
後端面上に、絶縁性の下地膜113、シールド層11
4、ギャップ絶縁膜115、MR素子116、リード1
17、ギャップ絶縁膜118、及びシールド層119を
順次積層して形成されている。
後端面上に、絶縁性の下地膜113、シールド層11
4、ギャップ絶縁膜115、MR素子116、リード1
17、ギャップ絶縁膜118、及びシールド層119を
順次積層して形成されている。
【0008】インダクティブヘッド部111には、前側
磁性層120及び後側磁性層121が形成されている。
同図からも明らかのように、前側磁性層120の底面の
幅が後側磁性層121の底面の幅より大きく設定されて
いる。これは、前側磁性層120及び後側磁性層121
の底面が製造上の理由によって互いに幅方向へずれてト
ラック幅が変化してしまうのを防止し、後側磁性層12
1側の幅によって一義的にトラック幅が定まるようにす
るためになされていたものである。
磁性層120及び後側磁性層121が形成されている。
同図からも明らかのように、前側磁性層120の底面の
幅が後側磁性層121の底面の幅より大きく設定されて
いる。これは、前側磁性層120及び後側磁性層121
の底面が製造上の理由によって互いに幅方向へずれてト
ラック幅が変化してしまうのを防止し、後側磁性層12
1側の幅によって一義的にトラック幅が定まるようにす
るためになされていたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本願の発明者等の解析
によれば、この種の従来の複合型薄膜磁気ヘッドによる
と、孤立再生波形に以下のごとき歪(ベース・ライン・
トランジション・ノイズ=BLTノイズ)の生じること
が分かった。図12はこの再生波形歪を説明するための
図であり、図13は図11に示す構造の従来の複合型薄
膜磁気ヘッドによって得られた実際の再生波形図であ
る。
によれば、この種の従来の複合型薄膜磁気ヘッドによる
と、孤立再生波形に以下のごとき歪(ベース・ライン・
トランジション・ノイズ=BLTノイズ)の生じること
が分かった。図12はこの再生波形歪を説明するための
図であり、図13は図11に示す構造の従来の複合型薄
膜磁気ヘッドによって得られた実際の再生波形図であ
る。
【0010】図12において、122はインダクティブ
ヘッド部111の記録動作により磁気媒体上に形成され
たトラックであり、123はそのトラック122上の磁
化反転位置、124は磁化方向である。このトラック1
22についてMRヘッド部110で再生を行うと、理想
的には、磁化反転位置123でグランドレベル126か
ら鋭く立ち上がるパルス形状の再生波形125が得れれ
るべきである。しかしながら、従来の複合型薄膜磁気ヘ
ッドで記録再生を行うと、再生波形127はその主パル
ス127aに先行して段差127bが現れた乱れた波形
となってしまう。この再生波形の乱れは、図13の実測
波形図からも見出される。
ヘッド部111の記録動作により磁気媒体上に形成され
たトラックであり、123はそのトラック122上の磁
化反転位置、124は磁化方向である。このトラック1
22についてMRヘッド部110で再生を行うと、理想
的には、磁化反転位置123でグランドレベル126か
ら鋭く立ち上がるパルス形状の再生波形125が得れれ
るべきである。しかしながら、従来の複合型薄膜磁気ヘ
ッドで記録再生を行うと、再生波形127はその主パル
ス127aに先行して段差127bが現れた乱れた波形
となってしまう。この再生波形の乱れは、図13の実測
波形図からも見出される。
【0011】このような波形の乱れは、次の主パルスに
それぞれ重畳されていくため、最終的にパルスの振幅を
変化させたりパルス位置を変化させたりし、エラーレー
トの悪化をもたらしてしまう。
それぞれ重畳されていくため、最終的にパルスの振幅を
変化させたりパルス位置を変化させたりし、エラーレー
トの悪化をもたらしてしまう。
【0012】従って本発明は、再生波形のピークシフト
を低減させることができる複合型薄膜磁気ヘッドを提供
するものである。
を低減させることができる複合型薄膜磁気ヘッドを提供
するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、記録用
のインダクティブヘッド部と再生用のMRヘッド部とを
組み合わせた新規な構成を有する複合型薄膜磁気ヘッド
が提供される。この複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、イ
ンダクティブヘッド部はMRヘッド部上に積層して形成
されており、このインダクティブヘッド部のコアが、こ
の磁気ヘッドの磁気媒体に対する相対的走行方向に関し
て前側及び後側にそれぞれ位置する前側磁性層(下部磁
性層)及び後側磁性層(上部磁性層)によって構成され
ている。これら前側磁性層及び後側磁性層の磁気媒体に
対向する少なくとも先端の形状が、その後側磁性層の側
方で生じるフリンジング磁界を低減せしめるように構成
されている。
のインダクティブヘッド部と再生用のMRヘッド部とを
組み合わせた新規な構成を有する複合型薄膜磁気ヘッド
が提供される。この複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、イ
ンダクティブヘッド部はMRヘッド部上に積層して形成
されており、このインダクティブヘッド部のコアが、こ
の磁気ヘッドの磁気媒体に対する相対的走行方向に関し
て前側及び後側にそれぞれ位置する前側磁性層(下部磁
性層)及び後側磁性層(上部磁性層)によって構成され
ている。これら前側磁性層及び後側磁性層の磁気媒体に
対向する少なくとも先端の形状が、その後側磁性層の側
方で生じるフリンジング磁界を低減せしめるように構成
されている。
【0014】後側磁性層及び前側磁性層の磁気媒体に対
向する少なくとも先端の形状が矩形形状であり、後側磁
性層の幅が前側磁性層の幅以上であることが好ましい。
向する少なくとも先端の形状が矩形形状であり、後側磁
性層の幅が前側磁性層の幅以上であることが好ましい。
【0015】後側磁性層の磁気媒体に対向する少なくと
も先端の形状を、その2つの側辺が後方に向かって幅の
狭まるように傾斜する形状としてもよい。この場合、そ
の先端形状は、前辺を底辺とした台形形状又は前辺を底
辺とした三角形形状であるかもしれない。
も先端の形状を、その2つの側辺が後方に向かって幅の
狭まるように傾斜する形状としてもよい。この場合、そ
の先端形状は、前辺を底辺とした台形形状又は前辺を底
辺とした三角形形状であるかもしれない。
【0016】前側磁性層の磁気媒体に対向する少なくと
も先端の形状が、その側辺の少なくとも後部を後方に向
かって幅の狭まるように傾斜させた形状であってもよ
い。この場合、その先端形状は、前辺を底辺とした台形
形状であるかもしれない。
も先端の形状が、その側辺の少なくとも後部を後方に向
かって幅の狭まるように傾斜させた形状であってもよ
い。この場合、その先端形状は、前辺を底辺とした台形
形状であるかもしれない。
【0017】
【作用】インダクティブヘッド部の後側磁性層の側方で
生じるフリンジング磁界を低減せしめる構造とすること
により、記録時にそのフリンジング磁界によって生成せ
しめられる磁気媒体上のトラック・サイド磁極が減少す
る。その結果、後述するように、再生波形の波形歪(ベ
ース・ライン・トランジション・ノイズ=BLTノイ
ズ)が大幅に低減せしめられる。
生じるフリンジング磁界を低減せしめる構造とすること
により、記録時にそのフリンジング磁界によって生成せ
しめられる磁気媒体上のトラック・サイド磁極が減少す
る。その結果、後述するように、再生波形の波形歪(ベ
ース・ライン・トランジション・ノイズ=BLTノイ
ズ)が大幅に低減せしめられる。
【0018】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
【0019】図2は、本発明の一実施例として、複合型
薄膜磁気ヘッドを備えた浮上型磁気ヘッドユニットを示
す斜視図である。
薄膜磁気ヘッドを備えた浮上型磁気ヘッドユニットを示
す斜視図である。
【0020】同図に示すように、本実施例の浮上型磁気
ヘッドユニットは、スライダ20とその後端面上に設け
られた2つの複合型薄膜磁気ヘッド21とその保護膜2
2とから主として構成されている。スライダ20は、例
えばAl2 O3 −TiC等のセラミック材料によるセラ
ミック構造体23とそのセラミック構造体23の後端面
にAl2 O3 又はSiO2 等の電気絶縁材料をスパッタ
して形成される下地膜24とから構成されている。
ヘッドユニットは、スライダ20とその後端面上に設け
られた2つの複合型薄膜磁気ヘッド21とその保護膜2
2とから主として構成されている。スライダ20は、例
えばAl2 O3 −TiC等のセラミック材料によるセラ
ミック構造体23とそのセラミック構造体23の後端面
にAl2 O3 又はSiO2 等の電気絶縁材料をスパッタ
して形成される下地膜24とから構成されている。
【0021】複合型薄膜磁気ヘッド21は下地膜24上
に形成される薄膜素子であり、これらヘッド21には保
護膜22の表面に露出するように形成された4つの電極
25が4つのリード26をそれぞれ介して接続されてい
る。
に形成される薄膜素子であり、これらヘッド21には保
護膜22の表面に露出するように形成された4つの電極
25が4つのリード26をそれぞれ介して接続されてい
る。
【0022】保護膜22はAl2 O3 又はSiO2 等を
スパッタして形成されており、複合型薄膜磁気ヘッド2
1、下地膜24、及びリード26の全面を覆うように形
成されている。
スパッタして形成されており、複合型薄膜磁気ヘッド2
1、下地膜24、及びリード26の全面を覆うように形
成されている。
【0023】図3は、複合型薄膜磁気ヘッド21の構造
をより詳細に示すために図2のAA線で切断した部分断
面図である。
をより詳細に示すために図2のAA線で切断した部分断
面図である。
【0024】上述したセラミック構造体23の後端面上
に形成された下地膜24上には、パーマロイ等のNi−
Fe合金をめっきすること等によりシールド層(下部シ
ールド層)30が形成されている。
に形成された下地膜24上には、パーマロイ等のNi−
Fe合金をめっきすること等によりシールド層(下部シ
ールド層)30が形成されている。
【0025】このシールド層30上には、MR素子31
がギャップ絶縁膜32に挟まれる形で形成されている。
即ちMR素子31は、シールド層30上にAl2 O3 等
をスパッタして形成された下部ギャップ絶縁膜上にパー
マロイ等のNi−Fe合金をスパッタしパターニングす
ることによって形成される。MR素子31には、Cu等
によるリード26(図2)がめっき等によって形成され
る。また、MR素子にバイアスを与えるためのシャント
層、ソフト・フィルム・バイアス層等がスパッタ等によ
って必要に応じて併設される。MR素子31、リード2
6、及び下部ギャップ絶縁膜上にはAl2 O3 等をスパ
ッタすることにより上部ギャップ絶縁膜が形成され、こ
れにより上述のギャップ絶縁膜32が形成されることと
なる。
がギャップ絶縁膜32に挟まれる形で形成されている。
即ちMR素子31は、シールド層30上にAl2 O3 等
をスパッタして形成された下部ギャップ絶縁膜上にパー
マロイ等のNi−Fe合金をスパッタしパターニングす
ることによって形成される。MR素子31には、Cu等
によるリード26(図2)がめっき等によって形成され
る。また、MR素子にバイアスを与えるためのシャント
層、ソフト・フィルム・バイアス層等がスパッタ等によ
って必要に応じて併設される。MR素子31、リード2
6、及び下部ギャップ絶縁膜上にはAl2 O3 等をスパ
ッタすることにより上部ギャップ絶縁膜が形成され、こ
れにより上述のギャップ絶縁膜32が形成されることと
なる。
【0026】ギャップ絶縁膜32の上には、パーマロイ
等のNi−Fe合金をめっき等することによりシールド
層(上部シールド層)33が形成されている。
等のNi−Fe合金をめっき等することによりシールド
層(上部シールド層)33が形成されている。
【0027】これらシールド層30、MR素子31、リ
ード26、ギャップ絶縁膜32、及びシールド層33が
再生用のMRヘッド部を構成している。シールド層33
上には、Al2 O3 等をスパッタすることにより絶縁膜
34が形成されている。
ード26、ギャップ絶縁膜32、及びシールド層33が
再生用のMRヘッド部を構成している。シールド層33
上には、Al2 O3 等をスパッタすることにより絶縁膜
34が形成されている。
【0028】絶縁膜34上には、パーマロイ等のNi−
Fe合金をめっきすることにより前側磁性層(下部磁性
層)35が形成されており、その上にAl2 O3 又はS
iO2 等の絶縁膜36に挟まれてCu又はAu等による
コイル導体37が設けられており、さらにその上にパー
マロイ等のNi−Fe合金をめっきすることにより後側
磁性層(上部磁性層)38が形成されている。
Fe合金をめっきすることにより前側磁性層(下部磁性
層)35が形成されており、その上にAl2 O3 又はS
iO2 等の絶縁膜36に挟まれてCu又はAu等による
コイル導体37が設けられており、さらにその上にパー
マロイ等のNi−Fe合金をめっきすることにより後側
磁性層(上部磁性層)38が形成されている。
【0029】前側磁性層35及び後側磁性層38は、磁
気媒体に対向する面39とは反対側の部分38aで互い
に結合されており、これにより記録用のインダクティブ
ヘッド部のコアを構成している。コイル導体37は、前
側磁性層35及び後側磁性層38の結合部38aの回り
をうず巻き状に巻回するように形成されている。
気媒体に対向する面39とは反対側の部分38aで互い
に結合されており、これにより記録用のインダクティブ
ヘッド部のコアを構成している。コイル導体37は、前
側磁性層35及び後側磁性層38の結合部38aの回り
をうず巻き状に巻回するように形成されている。
【0030】後側磁性層38の上には、前述した保護膜
22が形成されている。
22が形成されている。
【0031】なお、前側磁性層35がシールド層33の
機能をも果たすように兼用する構成としてもよいことは
明らかである。この場合、当然のことながら絶縁膜34
は省略される。
機能をも果たすように兼用する構成としてもよいことは
明らかである。この場合、当然のことながら絶縁膜34
は省略される。
【0032】図1は、本実施例における複合型薄膜磁気
ヘッド21を磁気媒体に対向する底面側(図3の面39
側)から概略的に表したものである。
ヘッド21を磁気媒体に対向する底面側(図3の面39
側)から概略的に表したものである。
【0033】同図において、10は再生用のMRヘッド
部、11はこのMRヘッド部10の後方に設けられた記
録用のインダクティブヘッド部をそれぞれ示している。
部、11はこのMRヘッド部10の後方に設けられた記
録用のインダクティブヘッド部をそれぞれ示している。
【0034】MRヘッド部10は、前述したようにセラ
ミック構造体23、下地膜24、下部シールド層30、
下部ギャップ絶縁膜32a、MR素子31、リード2
6、上部ギャップ絶縁膜32b、及び上部シールド層3
3が順次積層されて形成されており、インダクティブヘ
ッド部11は、前側磁性層35及び後側磁性層38を有
している。
ミック構造体23、下地膜24、下部シールド層30、
下部ギャップ絶縁膜32a、MR素子31、リード2
6、上部ギャップ絶縁膜32b、及び上部シールド層3
3が順次積層されて形成されており、インダクティブヘ
ッド部11は、前側磁性層35及び後側磁性層38を有
している。
【0035】本実施例においては、前側磁性層35及び
後側磁性層38の磁気媒体に対向する底面の形状が共に
矩形であり、しかもその底面における後側磁性層38の
幅(トラック幅方向の長さ)WPbが前側磁性層35の幅
(トラック幅方向の長さ)WPfにほぼ等しく設定されて
いる。
後側磁性層38の磁気媒体に対向する底面の形状が共に
矩形であり、しかもその底面における後側磁性層38の
幅(トラック幅方向の長さ)WPbが前側磁性層35の幅
(トラック幅方向の長さ)WPfにほぼ等しく設定されて
いる。
【0036】このように、WPb≒WPfとすることによっ
て、記録時に後側磁性層38から生じるフリンジング磁
界を大幅に減少させることができる。
て、記録時に後側磁性層38から生じるフリンジング磁
界を大幅に減少させることができる。
【0037】本発明者等は、フリンジング磁界をこのよ
うに減少させることによって再生波形の波形歪(ベース
・ライン・トランジション・ノイズ=BLTノイズ)が
大幅に低減されることを見出している。以下この点につ
いて詳しく説明する。
うに減少させることによって再生波形の波形歪(ベース
・ライン・トランジション・ノイズ=BLTノイズ)が
大幅に低減されることを見出している。以下この点につ
いて詳しく説明する。
【0038】図4は従来のインダクティブヘッドによっ
て発生する磁界とこれによって磁気媒体上に記録される
磁極とを説明する図であり、図5はこのインダクティブ
ヘッドが相対的にさらに走行して記録電流が反転した場
合にこのヘッドによって発生する磁界とこれによって磁
気媒体上に記録される磁極とこのトラックをMRヘッド
によって読み出した場合の再生波形とを説明する図であ
る。
て発生する磁界とこれによって磁気媒体上に記録される
磁極とを説明する図であり、図5はこのインダクティブ
ヘッドが相対的にさらに走行して記録電流が反転した場
合にこのヘッドによって発生する磁界とこれによって磁
気媒体上に記録される磁極とこのトラックをMRヘッド
によって読み出した場合の再生波形とを説明する図であ
る。
【0039】図4からも明らかのように、従来のインダ
クティブヘッドにおいては、前側磁性層120の底面の
幅が後側磁性層121の底面の幅よりかなり大きくなっ
ており、このような構成によると、記録時にそのギャッ
プ40で生じる本来の磁界41に加えて後側磁性層12
1の側部からも磁界(フリンジング磁界)42が発生す
る。この磁界42により、磁気媒体上のトラック43の
エッジの外側部分が図示の方向に斜めに磁化されてトラ
ック・サイド磁極44が形成される。
クティブヘッドにおいては、前側磁性層120の底面の
幅が後側磁性層121の底面の幅よりかなり大きくなっ
ており、このような構成によると、記録時にそのギャッ
プ40で生じる本来の磁界41に加えて後側磁性層12
1の側部からも磁界(フリンジング磁界)42が発生す
る。この磁界42により、磁気媒体上のトラック43の
エッジの外側部分が図示の方向に斜めに磁化されてトラ
ック・サイド磁極44が形成される。
【0040】インダクティブヘッドがさらに相対的に走
行し図5の位置で記録電流が反転したとする。これによ
って磁化方向が反転し、その時の後側磁性層121の前
面121aの位置付近がトラック43上で磁化反転位置
(ビット位置)45となりこのトラック43上に本来の
磁極46が形成される。このとき同時に、後側磁性層1
21の側部へ向かうフリンジング磁界47も発生するの
で、トラック43のエッジの外側部分は前と逆の方向に
斜めに磁化されてトラック・サイド磁極48が形成され
る。同図において、50はトラック・サイド磁極の反転
領域を示しており、この反転領域50のトラック方向長
さは、後側磁性層121の前後方向長さ(トラック方向
長さ)にほぼ等しい。
行し図5の位置で記録電流が反転したとする。これによ
って磁化方向が反転し、その時の後側磁性層121の前
面121aの位置付近がトラック43上で磁化反転位置
(ビット位置)45となりこのトラック43上に本来の
磁極46が形成される。このとき同時に、後側磁性層1
21の側部へ向かうフリンジング磁界47も発生するの
で、トラック43のエッジの外側部分は前と逆の方向に
斜めに磁化されてトラック・サイド磁極48が形成され
る。同図において、50はトラック・サイド磁極の反転
領域を示しており、この反転領域50のトラック方向長
さは、後側磁性層121の前後方向長さ(トラック方向
長さ)にほぼ等しい。
【0041】このようにして記録されたトラック43を
MRヘッドによって読み出した場合、その再生波形49
には、トラック・サイド磁極44及びその反転トラック
・サイド磁極48の影響を受けて形成される段差49b
が磁化反転位置45における主パルス49aに反転領域
50の長さに応じた量だけ先行して生じることとなり、
波形の乱れ(ベース・ライン・トランジション・ノイズ
=BLTノイズ)が生じるのである。
MRヘッドによって読み出した場合、その再生波形49
には、トラック・サイド磁極44及びその反転トラック
・サイド磁極48の影響を受けて形成される段差49b
が磁化反転位置45における主パルス49aに反転領域
50の長さに応じた量だけ先行して生じることとなり、
波形の乱れ(ベース・ライン・トランジション・ノイズ
=BLTノイズ)が生じるのである。
【0042】なお、このような再生波形の乱れは、記録
用インダクティブヘッドと再生用MRヘッドとを組み合
わせて用いる際に現れる特有のものである。即ち、イン
ダクティブヘッドで記録したものを、磁位に感応するM
Rヘッドで読み取った場合に初めて生じるものであり、
磁位の微分に感応するインダクティブヘッドでこれを読
み取っても再生波形のこの種の乱れはほとんど現れな
い。
用インダクティブヘッドと再生用MRヘッドとを組み合
わせて用いる際に現れる特有のものである。即ち、イン
ダクティブヘッドで記録したものを、磁位に感応するM
Rヘッドで読み取った場合に初めて生じるものであり、
磁位の微分に感応するインダクティブヘッドでこれを読
み取っても再生波形のこの種の乱れはほとんど現れな
い。
【0043】従って、本実施例のごとく、後側磁性層の
側部において、このようなフリンジング磁界42及び4
7がなるべく発生しないように構成すれば再生波形の乱
れ(ベース・ライン・トランジション・ノイズ=BLT
ノイズ)を防止できることとなる。その結果、再生波形
のピークシフトを低減させることができ、エラーレート
を向上させることができる。
側部において、このようなフリンジング磁界42及び4
7がなるべく発生しないように構成すれば再生波形の乱
れ(ベース・ライン・トランジション・ノイズ=BLT
ノイズ)を防止できることとなる。その結果、再生波形
のピークシフトを低減させることができ、エラーレート
を向上させることができる。
【0044】図6は本発明の他の実施例における複合型
薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的
に表したものである。
薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的
に表したものである。
【0045】MRヘッド部は、図2の実施例と同様に、
セラミック構造体123、下地膜124、下部シールド
層130、下部ギャップ絶縁膜132a、MR素子13
1、リード126、上部ギャップ絶縁膜132b、及び
上部シールド層133が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは多少
異なる構成の前側磁性層135及び後側磁性層138を
有している。
セラミック構造体123、下地膜124、下部シールド
層130、下部ギャップ絶縁膜132a、MR素子13
1、リード126、上部ギャップ絶縁膜132b、及び
上部シールド層133が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは多少
異なる構成の前側磁性層135及び後側磁性層138を
有している。
【0046】即ち本実施例においては、前側磁性層13
5及び後側磁性層138の磁気媒体に対向する底面の形
状が共に矩形であり、しかもその底面における後側磁性
層138の幅(トラック幅方向の長さ)WPb′が前側磁
性層135の幅(トラック幅方向の長さ)WPf′より長
く設定されている。
5及び後側磁性層138の磁気媒体に対向する底面の形
状が共に矩形であり、しかもその底面における後側磁性
層138の幅(トラック幅方向の長さ)WPb′が前側磁
性層135の幅(トラック幅方向の長さ)WPf′より長
く設定されている。
【0047】このように、WPb′>WPf′とすることに
よって、記録時に後側磁性層138の側部から生じるフ
リンジング磁界を大幅に減少させることができる。その
結果、前述の実施例の場合と同じ理由から再生波形の波
形歪を大幅に低減できる。また、前側磁性層135の側
部から生じるフリンジング磁界による波形歪、段差は主
パルスに吸収されることになる。
よって、記録時に後側磁性層138の側部から生じるフ
リンジング磁界を大幅に減少させることができる。その
結果、前述の実施例の場合と同じ理由から再生波形の波
形歪を大幅に低減できる。また、前側磁性層135の側
部から生じるフリンジング磁界による波形歪、段差は主
パルスに吸収されることになる。
【0048】本実施例におけるその他の構成及び作用効
果は図2の実施例の場合と同様である。
果は図2の実施例の場合と同様である。
【0049】図7は本発明のさらに他の実施例における
複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から
概略的に表したものである。
複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から
概略的に表したものである。
【0050】MRヘッド部は、図2の実施例と同様に、
セラミック構造体223、下地膜224、下部シールド
層230、下部ギャップ絶縁膜232a、MR素子23
1、リード226、上部ギャップ絶縁膜232b、及び
上部シールド層233が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層235及び後側磁性層238を有し
ている。
セラミック構造体223、下地膜224、下部シールド
層230、下部ギャップ絶縁膜232a、MR素子23
1、リード226、上部ギャップ絶縁膜232b、及び
上部シールド層233が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層235及び後側磁性層238を有し
ている。
【0051】即ち本実施例においては、前側磁性層23
5の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、後
側磁性層238の磁気媒体に対向する底面の形状は台形
である。しかもその前辺238aが台形の底辺となるよ
うに設定されている。
5の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、後
側磁性層238の磁気媒体に対向する底面の形状は台形
である。しかもその前辺238aが台形の底辺となるよ
うに設定されている。
【0052】なお、本実施例においては、後側磁性層2
38の底面の幅(前辺238aの長さ)が前側磁性層2
35の底面の幅(トラック幅方向の長さ)より小さく設
定されているが、この幅については、図1又は図6の実
施例のごとく、後側磁性層238の底面の幅が前側磁性
層235の底面の幅以上となるように設定してもよい。
38の底面の幅(前辺238aの長さ)が前側磁性層2
35の底面の幅(トラック幅方向の長さ)より小さく設
定されているが、この幅については、図1又は図6の実
施例のごとく、後側磁性層238の底面の幅が前側磁性
層235の底面の幅以上となるように設定してもよい。
【0053】このように、前辺238aを底辺とする台
形形状とすることによって、後側磁性層238の2つの
側辺は後方に向かって内側へ傾斜するので、これら側辺
と前側磁性層235との結合が方向的に弱くなると共に
両者間の磁路長が長くなり、記録時にこの後側磁性層2
38から生じるフリンジング磁界をかなり減少させるこ
とができる。その結果、前述の実施例の場合と同じ理由
から再生波形の波形歪を大幅に低減できる。また、この
後側磁性層238の側方部の実質的な前後方向長さが充
分に短くなるので、反転領域50の長さが短くなり、段
差49bが主パルス49aに吸収された形となってこの
点からも再生波形の乱れを防止できることとなる。
形形状とすることによって、後側磁性層238の2つの
側辺は後方に向かって内側へ傾斜するので、これら側辺
と前側磁性層235との結合が方向的に弱くなると共に
両者間の磁路長が長くなり、記録時にこの後側磁性層2
38から生じるフリンジング磁界をかなり減少させるこ
とができる。その結果、前述の実施例の場合と同じ理由
から再生波形の波形歪を大幅に低減できる。また、この
後側磁性層238の側方部の実質的な前後方向長さが充
分に短くなるので、反転領域50の長さが短くなり、段
差49bが主パルス49aに吸収された形となってこの
点からも再生波形の乱れを防止できることとなる。
【0054】本実施例におけるその他の構成及び作用効
果は図2の実施例と同様である。
果は図2の実施例と同様である。
【0055】図8は本発明のまたさらに他の実施例にお
ける複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側
から概略的に表したものである。
ける複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側
から概略的に表したものである。
【0056】MRヘッド部は、図2の実施例と同様に、
セラミック構造体323、下地膜324、下部シールド
層330、下部ギャップ絶縁膜332a、MR素子33
1、リード326、上部ギャップ絶縁膜332b、及び
上部シールド層333が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層335及び後側磁性層338を有し
ている。
セラミック構造体323、下地膜324、下部シールド
層330、下部ギャップ絶縁膜332a、MR素子33
1、リード326、上部ギャップ絶縁膜332b、及び
上部シールド層333が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層335及び後側磁性層338を有し
ている。
【0057】即ち本実施例においては、前側磁性層33
5の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、後
側磁性層338の磁気媒体に対向する底面の形状は三角
形である。しかもその前辺338aが三角形の底辺とな
るように設定されている。
5の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、後
側磁性層338の磁気媒体に対向する底面の形状は三角
形である。しかもその前辺338aが三角形の底辺とな
るように設定されている。
【0058】なお、本実施例においては、後側磁性層3
38の底面の幅(前辺338aの長さ)が前側磁性層3
35の底面の幅(トラック幅方向の長さ)より小さく設
定されているが、この幅については、図1又は図6の実
施例のごとく、後側磁性層338の底面の幅が前側磁性
層335の底面の幅以上となるように設定してもよい。
38の底面の幅(前辺338aの長さ)が前側磁性層3
35の底面の幅(トラック幅方向の長さ)より小さく設
定されているが、この幅については、図1又は図6の実
施例のごとく、後側磁性層338の底面の幅が前側磁性
層335の底面の幅以上となるように設定してもよい。
【0059】このように、前辺338aを底辺とする三
角形形状とすることによって、後側磁性層338の2つ
の側辺は後方に向かって内側へ傾斜するので、これら側
辺と前側磁性層335との結合が方向的に弱くなると共
に両者間の磁路長が長くなり、記録時にこの後側磁性層
338から生じるフリンジング磁界をかなり減少させる
ことができる。その結果、前述の実施例の場合と同じ理
由から再生波形の波形歪を大幅に低減できる。また、こ
の後側磁性層338の側方部の実質的な前後方向長さが
充分に短くなるので、反転領域50の長さが短くなり、
段差49bが主パルス49aに吸収された形となってこ
の点からも再生波形の乱れを防止できることとなる。
角形形状とすることによって、後側磁性層338の2つ
の側辺は後方に向かって内側へ傾斜するので、これら側
辺と前側磁性層335との結合が方向的に弱くなると共
に両者間の磁路長が長くなり、記録時にこの後側磁性層
338から生じるフリンジング磁界をかなり減少させる
ことができる。その結果、前述の実施例の場合と同じ理
由から再生波形の波形歪を大幅に低減できる。また、こ
の後側磁性層338の側方部の実質的な前後方向長さが
充分に短くなるので、反転領域50の長さが短くなり、
段差49bが主パルス49aに吸収された形となってこ
の点からも再生波形の乱れを防止できることとなる。
【0060】本実施例におけるその他の構成及び作用効
果は図2の実施例と同様である。
果は図2の実施例と同様である。
【0061】なお、後側磁性層の底面の形状は、図7及
び図8の実施例のごとく台形、三角形に限定されるもの
ではなく、その2つの側辺を後方に向かって幅の狭まる
ように傾斜させた形状であればよい。また、その側辺は
必ずしも直線である必要はなく、曲線であってもよい。
び図8の実施例のごとく台形、三角形に限定されるもの
ではなく、その2つの側辺を後方に向かって幅の狭まる
ように傾斜させた形状であればよい。また、その側辺は
必ずしも直線である必要はなく、曲線であってもよい。
【0062】図9は本発明のさらに他の実施例における
複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から
概略的に表したものである。
複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から
概略的に表したものである。
【0063】MRヘッド部は、図2の実施例と同様に、
セラミック構造体423、下地膜424、下部シールド
層430、下部ギャップ絶縁膜432a、MR素子43
1、リード426、上部ギャップ絶縁膜432b、及び
上部シールド層433が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層435及び後側磁性層438を有し
ている。
セラミック構造体423、下地膜424、下部シールド
層430、下部ギャップ絶縁膜432a、MR素子43
1、リード426、上部ギャップ絶縁膜432b、及び
上部シールド層433が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層435及び後側磁性層438を有し
ている。
【0064】即ち本実施例においては、後側磁性層43
8の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、前
側磁性層435の磁気媒体に対向する底面の形状は台形
である。しかもその前辺435aが台形の底辺となるよ
うに設定されている。また、前側磁性層435の底面の
後辺435bの長さが後側磁性層438の底面の幅(ト
ラック幅方向の長さ)とほぼ等しくなっている。
8の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、前
側磁性層435の磁気媒体に対向する底面の形状は台形
である。しかもその前辺435aが台形の底辺となるよ
うに設定されている。また、前側磁性層435の底面の
後辺435bの長さが後側磁性層438の底面の幅(ト
ラック幅方向の長さ)とほぼ等しくなっている。
【0065】このように、前側磁性層435の底面の形
状を前辺435aを底辺とする台形形状とすることによ
って前側磁性層435の2つの側辺が後方に向かって内
側へ傾斜するので、後側磁性層438の2つの側面と前
側磁性層435との結合が方向的に弱くなると共に両者
間の磁路長が長くなり、記録時にこの後側磁性層438
から生じるフリンジング磁界をかなり減少させることが
できる。その結果、前述の実施例の場合と同じ理由から
再生波形の波形歪を大幅に低減できる。
状を前辺435aを底辺とする台形形状とすることによ
って前側磁性層435の2つの側辺が後方に向かって内
側へ傾斜するので、後側磁性層438の2つの側面と前
側磁性層435との結合が方向的に弱くなると共に両者
間の磁路長が長くなり、記録時にこの後側磁性層438
から生じるフリンジング磁界をかなり減少させることが
できる。その結果、前述の実施例の場合と同じ理由から
再生波形の波形歪を大幅に低減できる。
【0066】本実施例におけるその他の構成及び作用効
果は図2の実施例と同様である。
果は図2の実施例と同様である。
【0067】図10は本発明のまたさらに他の実施例に
おける複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面
側から概略的に表したものである。
おける複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面
側から概略的に表したものである。
【0068】MRヘッド部は、図2の実施例と同様に、
セラミック構造体523、下地膜524、下部シールド
層530、下部ギャップ絶縁膜532a、MR素子53
1、リード526、上部ギャップ絶縁膜532b、及び
上部シールド層533が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層535及び後側磁性層538を有し
ている。
セラミック構造体523、下地膜524、下部シールド
層530、下部ギャップ絶縁膜532a、MR素子53
1、リード526、上部ギャップ絶縁膜532b、及び
上部シールド層533が順次積層されて形成されている
が、インダクティブヘッド部は、図2の実施例とは異な
る構成の前側磁性層535及び後側磁性層538を有し
ている。
【0069】即ち本実施例においては、後側磁性層53
8の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、前
側磁性層535の磁気媒体に対向する底面の形状はその
側辺の後部を斜めに切り欠いた形状となっている。ま
た、前側磁性層535の底面の後辺535bの長さが後
側磁性層538の底面の幅(トラック幅方向の長さ)と
ほぼ等しくなっている。
8の磁気媒体に対向する底面の形状は矩形であるが、前
側磁性層535の磁気媒体に対向する底面の形状はその
側辺の後部を斜めに切り欠いた形状となっている。ま
た、前側磁性層535の底面の後辺535bの長さが後
側磁性層538の底面の幅(トラック幅方向の長さ)と
ほぼ等しくなっている。
【0070】このように、側辺の後部を斜めに切り欠い
た形状とすることによって前側磁性層535の2つの側
辺の後部が後方に向かって内側へ傾斜するので、後側磁
性層538の2つの側面と前側磁性層535との結合が
方向的に弱くなると共に両者間の磁路長が長くなり、記
録時にこの後側磁性層538から生じるフリンジング磁
界をかなり減少させることができる。その結果、前述の
実施例の場合と同じ理由から再生波形の波形歪を大幅に
低減できる。
た形状とすることによって前側磁性層535の2つの側
辺の後部が後方に向かって内側へ傾斜するので、後側磁
性層538の2つの側面と前側磁性層535との結合が
方向的に弱くなると共に両者間の磁路長が長くなり、記
録時にこの後側磁性層538から生じるフリンジング磁
界をかなり減少させることができる。その結果、前述の
実施例の場合と同じ理由から再生波形の波形歪を大幅に
低減できる。
【0071】本実施例におけるその他の構成及び作用効
果は図2の実施例と同様である。
果は図2の実施例と同様である。
【0072】なお、前側磁性層の底面の形状は、図9及
び図10の実施例に限定されるものではなく、その2つ
の側辺の少なくとも後部を後方に向かって幅の狭まるよ
うに傾斜させた形状であればよい。また、その側辺は必
ずしも直線である必要はなく、曲線であってもよい。
び図10の実施例に限定されるものではなく、その2つ
の側辺の少なくとも後部を後方に向かって幅の狭まるよ
うに傾斜させた形状であればよい。また、その側辺は必
ずしも直線である必要はなく、曲線であってもよい。
【0073】上述した全ての実施例では、前側磁性層及
び/又は後側磁性層の磁気媒体に対向する底面の形状に
ついて述べているが、本発明においては、前側磁性層及
び/又は後側磁性層の磁気媒体に対向する少なくとも先
端の形状が上述のごとき形状であればよく、従って、磁
性層の全長に渡って上述のごとき断面形状としてもよい
し、磁気媒体に対向する底面から所定位置までを上述の
ごとき断面形状としてもよい。
び/又は後側磁性層の磁気媒体に対向する底面の形状に
ついて述べているが、本発明においては、前側磁性層及
び/又は後側磁性層の磁気媒体に対向する少なくとも先
端の形状が上述のごとき形状であればよく、従って、磁
性層の全長に渡って上述のごとき断面形状としてもよい
し、磁気媒体に対向する底面から所定位置までを上述の
ごとき断面形状としてもよい。
【0074】種々の実施例により本発明の複合型薄膜磁
気ヘッドについて説明してきたが、本発明は、前側磁性
層及び後側磁性層の磁気媒体に対向する少なくとも先端
の形状が、その後側磁性層の側方で生じるフリンジング
磁界を低減せしめるように構成されていればいかなる構
造のものであってもよい。
気ヘッドについて説明してきたが、本発明は、前側磁性
層及び後側磁性層の磁気媒体に対向する少なくとも先端
の形状が、その後側磁性層の側方で生じるフリンジング
磁界を低減せしめるように構成されていればいかなる構
造のものであってもよい。
【0075】以上磁気ヘッドについて説明したが、磁気
媒体をトラック方向と直交する方向に磁化されにくい
(トラック方向に配向させる)構成とすれば、フリンジ
ング磁界の発生をより一層抑圧することができる。
媒体をトラック方向と直交する方向に磁化されにくい
(トラック方向に配向させる)構成とすれば、フリンジ
ング磁界の発生をより一層抑圧することができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、インダクティブヘッド部のコアを構成する、前側磁
性層とその上部に設けられた後側磁性層との磁気媒体に
対向する少なくとも先端の形状が、その後側磁性層の側
方で生じるフリンジング磁界を低減せしめるように構成
されているので、記録時にそのフリンジング磁界によっ
て生成せしめられる磁気媒体上のトラック・サイド磁極
が減少する。その結果、再生波形の波形歪(ベース・ラ
イン・トランジション・ノイズ=BLTノイズ)が大幅
に低減せしめられ、再生波形のピークシフトを低減させ
ることができ、エラーレートの向上を図ることができ
る。
ば、インダクティブヘッド部のコアを構成する、前側磁
性層とその上部に設けられた後側磁性層との磁気媒体に
対向する少なくとも先端の形状が、その後側磁性層の側
方で生じるフリンジング磁界を低減せしめるように構成
されているので、記録時にそのフリンジング磁界によっ
て生成せしめられる磁気媒体上のトラック・サイド磁極
が減少する。その結果、再生波形の波形歪(ベース・ラ
イン・トランジション・ノイズ=BLTノイズ)が大幅
に低減せしめられ、再生波形のピークシフトを低減させ
ることができ、エラーレートの向上を図ることができ
る。
【図1】図2の実施例における複合型薄膜磁気ヘッドを
磁気媒体に対向する底面側から概略的に示す底面図であ
る。
磁気媒体に対向する底面側から概略的に示す底面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例として、複合型薄膜磁気ヘッ
ドを備えた浮上型磁気ヘッドユニットを示す斜視図であ
る。
ドを備えた浮上型磁気ヘッドユニットを示す斜視図であ
る。
【図3】図2のAA線による部分断面図である。
【図4】従来のインダクティブヘッドによって発生する
磁界とこれによって磁気媒体上に記録される磁極とを説
明する図である。
磁界とこれによって磁気媒体上に記録される磁極とを説
明する図である。
【図5】図4のインダクティブヘッドが相対的にさらに
走行して記録電流が反転した場合にこのヘッドによって
発生する磁界とこれによって磁気媒体上に記録される磁
極とこのトラックをMRヘッドによって読み出した場合
の再生波形とを説明する図である。
走行して記録電流が反転した場合にこのヘッドによって
発生する磁界とこれによって磁気媒体上に記録される磁
極とこのトラックをMRヘッドによって読み出した場合
の再生波形とを説明する図である。
【図6】本発明の他の実施例における複合型薄膜磁気ヘ
ッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的に示す底面
図である。
ッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的に示す底面
図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例における複合型薄膜
磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的に示
す底面図である。
磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的に示
す底面図である。
【図8】本発明のまたさらに他の実施例における複合型
薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的
に示す底面図である。
薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的
に示す底面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例における複合型薄膜
磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的に示
す底面図である。
磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略的に示
す底面図である。
【図10】本発明のまたさらに他の実施例における複合
型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略
的に示す底面図である。
型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対向する底面側から概略
的に示す底面図である。
【図11】従来の複合型薄膜磁気ヘッドを磁気媒体に対
向する底面側から概略的に示す底面図である。
向する底面側から概略的に示す底面図である。
【図12】従来の複合型薄膜磁気ヘッドによる再生波形
歪を説明するための図である。
歪を説明するための図である。
【図13】従来の複合型薄膜磁気ヘッドによる実際の再
生波形図である。
生波形図である。
10 MRヘッド部 11 インダクティブヘッド部 23、123、223、323、423、523 セラ
ミック構造体 24、124、224、324、424、524 下地
膜 26、126、226、326、426、526 リー
ド 30、130、230、330、430、530 下部
シールド層 33、133、233、333、433、533 上部
シールド層 31、131、231、331、431、531 MR
素子 32a、132a、232a、332a、432a、5
32a 下部ギャップ絶縁膜 32b、132b、232b、332b、432b、5
32b 上部ギャップ絶縁膜 35、135、235、335、435、535 前側
磁性層 38、138、238、338、438、538 後側
磁性層
ミック構造体 24、124、224、324、424、524 下地
膜 26、126、226、326、426、526 リー
ド 30、130、230、330、430、530 下部
シールド層 33、133、233、333、433、533 上部
シールド層 31、131、231、331、431、531 MR
素子 32a、132a、232a、332a、432a、5
32a 下部ギャップ絶縁膜 32b、132b、232b、332b、432b、5
32b 上部ギャップ絶縁膜 35、135、235、335、435、535 前側
磁性層 38、138、238、338、438、538 後側
磁性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 一正 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内 (72)発明者 山中 昇 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 再生用の磁気抵抗ヘッド部と該磁気抵抗
ヘッド部上に積層して形成された記録用のインダクティ
ブヘッド部とを有しており、該インダクティブヘッド部
のコアが、当該磁気ヘッドの磁気媒体に対する相対的走
行方向に関して前側及び後側にそれぞれ位置する前側磁
性層及び後側磁性層によって構成されている複合型薄膜
磁気ヘッドであって、前記前側磁性層及び前記後側磁性
層の磁気媒体に対向する少なくとも先端の形状が、該後
側磁性層の側方で生じるフリンジング磁界を低減せしめ
るように構成されていることを特徴とする複合型薄膜磁
気ヘッド。 - 【請求項2】 前記後側磁性層及び前記前側磁性層の前
記先端形状が矩形形状であり、前記後側磁性層の幅が前
記前側磁性層の幅以上であることを特徴とする請求項1
に記載の複合型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記後側磁性層の前記先端形状が、その
2つの側辺を後方に向かって幅の狭まるように傾斜させ
た形状であることを特徴とする請求項1に記載の複合型
薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項4】 前記後側磁性層の前記先端形状が、前辺
を底辺とした台形形状であることを特徴とする請求項3
に記載の複合型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項5】 前記後側磁性層の前記先端形状が、前辺
を底辺とした三角形形状であることを特徴とする請求項
3に記載の複合型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項6】 前記前側磁性層の前記先端形状が、その
側辺の少なくとも後部を後方に向かって幅の狭まるよう
に傾斜させた形状であることを特徴とする請求項1、
3、4、及び5項のいずれか1項に記載の複合型薄膜磁
気ヘッド。 - 【請求項7】 前記前側磁性層の前記先端形状が、前辺
を底辺とした台形形状であることを特徴とする請求項6
に記載の複合型薄膜磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21245292A JPH0636234A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 複合型薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21245292A JPH0636234A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 複合型薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636234A true JPH0636234A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16622859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21245292A Pending JPH0636234A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 複合型薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636234A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002063614A1 (en) * | 2001-02-05 | 2002-08-15 | Fujitsu Limited | Thin film magnetic head, magnetic head assembly, and composite thin film magnetic head |
| US7372667B2 (en) | 2004-06-01 | 2008-05-13 | Tdk Corporation | Thin-film magnetic head, head gimbal assembly with thin-film magnetic head, head arm assembly with head gimbal assembly, magnetic disk drive apparatus with head gimbal assembly and manufacturing method of thin-film magnetic head |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21245292A patent/JPH0636234A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002063614A1 (en) * | 2001-02-05 | 2002-08-15 | Fujitsu Limited | Thin film magnetic head, magnetic head assembly, and composite thin film magnetic head |
| US7372667B2 (en) | 2004-06-01 | 2008-05-13 | Tdk Corporation | Thin-film magnetic head, head gimbal assembly with thin-film magnetic head, head arm assembly with head gimbal assembly, magnetic disk drive apparatus with head gimbal assembly and manufacturing method of thin-film magnetic head |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001031 |