JPH0636342A - 情報記録用媒体 - Google Patents

情報記録用媒体

Info

Publication number
JPH0636342A
JPH0636342A JP4193655A JP19365592A JPH0636342A JP H0636342 A JPH0636342 A JP H0636342A JP 4193655 A JP4193655 A JP 4193655A JP 19365592 A JP19365592 A JP 19365592A JP H0636342 A JPH0636342 A JP H0636342A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
recording
information recording
recording medium
laser light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4193655A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nishida
哲也 西田
Motoyasu Terao
元康 寺尾
Shinkichi Horigome
信吉 堀籠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4193655A priority Critical patent/JPH0636342A/ja
Publication of JPH0636342A publication Critical patent/JPH0636342A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】情報記録用媒体はレーザ光の照射を受けて形状
変化を伴わずに原子配列変化が生じて光学定数が変化す
る無機物からなる記録層,該レーザ光を吸収する吸収
層,レーザ光を多重干渉させる干渉層、及びレーザ光を
反射する反射層とを含み、基板側からのレーザ光に対す
る媒体反射率が未記録部で65%以上,記録部で45%
以下である。 【効果】記録・再生特性が良好で、レーザ光に対する媒
体反射率が65%以上と高く、データの保持寿命が優れ
た情報記録媒体を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ光によって、たと
えば映像や音声などのアナログ信号をFM変調したもの
や、たとえば電子計算機のデータや、ファクシミリ信号
やディジタルオーディオ信号などのディジタル情報を、
リアルタイムで記録することが可能な情報の記録用薄膜
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光によって薄膜に記録を行う記録
原理は種々あるが、無機物からなる記録層材料の相転移
(相変化とも呼ばれる),構成した薄膜の層間での原子
の拡散及びフォトダークニングなどの原子配列変化によ
る記録は、構成した薄膜の変形をほとんど伴わないの
で、2枚のディスクを直接貼り合わせた両面ディスクが
できるという長所を持っている。この種の記録に関する
発明は多数出願されており、記録層材料の相転移に関す
るもののうち最も早いものは特公昭47−26897 号公報に
開示されている。ここではTe−Ge系,As−Te−
Ge系,Te−O系など多くの薄膜について述べられて
いる。特開昭54−41902 号公報にもGe20l5Sb5
70など種々の組成が述べられている。さらに、特開昭
57−24039号公報にも、Sb25Te12.5Se62.5,Cd
14Te14Se72,Bi2Se3,Sb2Se3,In20Te
20Se60,Bi25Te12.5Se62.5,CuSe、及びT
33Se67の薄膜が述べられている。また、薄膜材料中
の原子の拡散に関するものは、特開昭61−188752号公報
にSb2Se3/Biの2層膜が述べられている。
【0003】さて、コンパクトディスク(CD),CD
−ROM,CD−I,レーザディスク、等の再生専用型
光ディスクでは、予め情報を持った凹又は凸状のプリピ
ットをインジェクション法,フォトポリメリゼイション
法等の転写技術によってポリカーボネイト基板,アクリ
ル基板等に形成し、この上にAl,Au等の再生用レー
ザ光に対して70%以上の高反射率を有する金属反射層
を直接形成し、さらにこの上に傷等の防止のための有機
物保護層を形成した構造を有している。従って、再生専
用型光ディスクの平坦部での再生用レーザ光に対する反
射率は70%以上とかなり高い。
【0004】一方、記録用レーザ光の照射による反射率
変化により記録を行う光情報記録媒体における未記録部
での反射率が70%以上の媒体に関しては、記録層とし
て有機物を用い、記録層及び基板の形状変化により記録
を行うタイプの光情報記録媒体について、特開平2−873
39号公報,特開平2−87340号公報及び特開平2−87342号
公報に述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術に示した
情報記録媒体のうち、無機物からなる記録層材料の原子
配列変化により記録を行うタイプの情報記録媒体では、
高反射率を有するための記録層材料および層構造が最適
化されていなかったので、未記録部のレーザ光に対する
媒体反射率を65%以上とすると情報を記録部での再生
信号強度が充分でなく、充分な再生信号強度を得るため
には未記録部のレーザ光に対する媒体反射率を65%未
満とする必要があった。そこで、このような無機物から
なる記録層材料の原子配列変化により記録を行うタイプ
の情報記録媒体では、未記録部のレーザ光に対する媒体
反射率が65%未満と低く、この情報記録媒体に情報を
記録しても、既に広く普及している再生専用型のCD,
レーザディスク等の装置では直接情報を読み出すことが
できない欠点があった。
【0006】一方、従来技術に示した情報記録媒体のう
ち、記録層として有機物を用い、記録層及び基板の形状
変化により記録を行うタイプの情報記録媒体では、未記
録部での反射率が70%以上の媒体でも再生信号強度を
充分得ることができる。しかし、このような有機物記録
層を用い、記録層及び基板の形状変化により記録を行う
タイプの情報記録媒体では、記録層材料である有機物と
して色素を用いているため、記録データの保持寿命が短
く、耐環境性が悪い。特に、太陽光線を直接当てると色
素が褪色して記録不能となってしまう欠点があった。
【0007】本発明の目的は、無機物からなる記録層材
料の原子配列変化により記録を行うタイプの情報記録媒
体において、記録データの保持寿命が長く、耐環境性に
優れ、記録・再生特性が良好で、しかも、未記録部のレ
ーザ光に対する媒体反射率が65%以上と高媒体反射率
を有し、記録した情報を既に広く普及している再生専用
型のCD,レーザディスク等の装置で読み出すことがで
きる情報記録用媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の情報記録用媒体は基板上に直接もしくは
無機物及び有機物のうち少なくとも一つからなる保護層
を介して形成された、レーザ光の照射を受けて形状変化
を伴わずに原子配列変化が生じて光学定数が変化する無
機物からなる記録層,前記レーザ光を吸収する吸収層,
前記レーザ光を反射する反射層、及び前記吸収層と前記
反射層との間に位置した中間層とを含み、基板側からの
前記レーザ光に対する媒体反射率が未記録部で65%以
上であり、記録部で45%以下であるものとする。
【0009】ここでは、レーザ光照射により、レーザ光
を吸収し、発熱した吸収層からの熱により記録層材料が
非晶質,結晶間または結晶,結晶間での相転移(相変
化)を起こすか、フォトダークニングが起きるか、ある
いは吸収層と記録層との層間での原子の拡散が起こる。
この様に記録層の原子配列変化が生じた結果、記録層の
光学定数が変化しレーザ光に対する媒体反射率が変化す
る。
【0010】記録層,吸収層,中間層、及び反射層は、
その積層順序が、基板に近い側から順に記録層,吸収
層,中間層,反射層となるものとする。また、これらの
記録層,吸収層,中間層、及び反射層は、それぞれが隣
接しているものとする。
【0011】本発明の情報記録媒体中の無機物からなる
レーザ光の照射を受けて形状変化を伴わずに原子配列変
化が生じて光学定数が変化する記録層は未記録状態での
前記レーザ光に対する複素屈折率の虚数部である消衰係
数が0.2 以下であるものとする。また、前記記録層は
SeまたはSのうち少なくとも一元素を含有するカルコ
ゲナイドであるものとする。
【0012】本発明の情報記録媒体中のレーザ光を吸収
する吸収層は、前記レーザ光に対する複素屈折率の虚数
部である消衰係数が2.0 以上であれば金属,半金属,
半導体、およびこれらの合金が使用可能である。
【0013】本発明の吸収層と反射層との間に位置する
中間層は、前記レーザ光に対する複素屈折率の虚数部で
ある消衰係数が0.2 以下であれば酸化物,弗化物,窒
化物,硫化物,セレン化物等の無機物、これらの混合
物、または、有機化合物、及び無機物と有機物の混合物
が使用可能である。
【0014】本発明の情報記録媒体中のレーザ光を反射
する反射層は、前記レーザ光に対する反射率が70%以
上と十分にあれば、金属,半金属,半導体、及びこれら
の合金が使用可能である。
【0015】本発明の情報記録媒体中の記録層,吸収
層,中間層及び反射層では複素屈折率および反射率が上
記の範囲内にあれば、組成は膜厚方向に変化していても
よい。ただし、組成の変化は不連続的でないほうがより
好ましい。
【0016】また、本発明の情報記録媒体中で一部分が
同じ情報を持つ情報記録媒体を大量に作製する場合に
は、本発明の情報記録媒体の一部分に再生専用型の情報
(ROM)を予め凹又は凸状のプリピットの形で形成し、混
在させておくことが好ましい。
【0017】
【作用】本発明の情報記録用媒体は基板上に直接もしく
は無機物及び有機物のうち少なくとも一つからなる保護
層を介して形成された、レーザ光の照射を受けて形状変
化を伴わずに原子配列変化が生じて光学定数が変化する
無機物からなる記録層,該レーザ光を吸収する吸収層,
レーザ光を反射する反射層、及び吸収層と反射層との間
に位置する中間層とから少なくとも形成される。
【0018】本発明の情報記録媒体中の記録層では無機
物質の原子配列変化として相転移(一つの非晶質または
結晶相から他の結晶相への転移),フォトダークニン
グ、及び原子の拡散(記録層と吸収層との層間での原子
の拡散)が起こりうる。情報の記録は上記の原子配列変
化を起こさせることができ、かつ記録層に大きな変形を
生じさせることのない照射時間及びパワーのレーザ光で
行い、情報の再生は原子配列変化を起こすことのない照
射時間及びパワーのレーザ光で行う。また、本発明では
記録を行う前の、Arレーザ光の照射,半導体レーザ光
の照射及びフラッシュアニール等による記録層の初期結
晶化は一切必要無い。このような初期化をしなくても、
未記録部の初期反射率が65%以上で、記録部での反射
率が45%以下となる良好な記録・再生特性を記録感度
良く得ることができる。また、本発明の情報記録媒体の
うち、未記録部の初期反射率が70%以上で記録部の反
射率が28%以下のものは、CD−WO(追記型CD)
規格であるオレンジブックに完全準拠できる点で好まし
い。
【0019】本発明の情報記録媒体中の上記無機物から
なる記録用レーザ光の照射を受けて形状変化を伴わずに
原子配列変化が生じて光学定数が変化する記録層は未記
録状態での再生用レーザ光に対する複素屈折率の虚数部
である消衰係数が0.2 以下であるものとする。消衰係
数は、未記録部の媒体反射率をより高くできるという点
で、0.1 以下が好ましい。また、記録層は上記消衰係
数の値を有するためにSeまたはSのうち少なくとも一
元素を含有するカルコゲナイドであるものとする。記録
層中のSeまたはSの含有量は、記録層の消衰係数を小
さくし、耐酸化性を向上できるという点で、40原子%
以上が好ましく、55原子%以上が特に好ましい。ま
た、記録層は、SeまたはSのうち少なくとも一元素
と、Sb,Sn,In,Tl,Te,Bi,Si,G
e,Pb,Gaのうちの少なくとも一元素とを含むこと
が好ましい。また、記録層はCo,Pd,Ti,V,C
r,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ag,Au等の遷
移金属を10原子%以下の少量添加することにより、非
晶質状態の安定性が向上するので好ましい。上記のう
ち、SeとSbを主成分として含む合金系では非晶質状
態の安定性を保持したまま記録時の結晶化を高速で行う
ことができ、記録層の耐酸化性が著しく高い。さらに、
Sn,Si,Ge,Pb等の4b属元素を添加すること
で、非晶質状態の安定性をさらに高め、かつ記録時の結
晶化をより高速で行うことができるようになるため、追
記型媒体として適している。SeとInを主成分として
含む合金系では結晶状態と非晶質状態との層転移を多数
回繰り返して行うことができる。さらに、Tl,Co等
の元素を添加することで、結晶化速度がさらに向上する
ため、書き換え型媒体として適している。
【0020】また、本発明の情報記録媒体中の上記記録
層をスパッタリング法で作製する場合は、通常アルゴン
ガスを用いるが、アルゴンガス中に窒素ガスを混合した
ガスを用いてスパッタリングしてもよい。これにより、
SeまたはSの含有量の少ない組成の場合でも消衰係数
を小さくすることができる。ここで、窒素ガスの濃度は
3モル%以上30モル%以下が好ましい。
【0021】本発明の情報記録媒体中のレーザ光を吸収
する吸収層は、レーザ光に対する複素屈折率の虚数部で
ある消衰係数が2.0 以上であれば金属,半金属,半導
体、及びこれらの合金が使用可能である。吸収層として
Sb,Te,Biのうち少なくとも一元素を含む合金等
のように、熱伝導率が0.3W/cm・deg 以下の低熱
伝導率材料を主成分とするものを用いると、記録層以外
への余分な熱伝導を抑え、低パワーレーザ光を照射した
ときでも確実に記録できるようにする効果を持つ。低熱
伝導率材料として、Sb合金,Te合金,Bi合金,S
b−Te系合金,Sb−Bi系合金,Ti合金系,マン
ガニン,コンスタンタン,ステンレススチール,ニクロ
ーム,インコネル,モネル、等のうち少なくとも一つを
含む合金が好ましい。
【0022】本発明の情報記録媒体中の吸収層と反射層
との間に位置する中間層は、レーザ光に対する複素屈折
率の虚数部である消衰係数が0.2 以下であれば酸化
物,弗化物,窒化物,硫化物,セレン化物等の無機物、
これらの混合物、または、有機化合物、及び無機物と有
機物の混合物が使用可能である。消衰係数は、未記録部
の媒体反射率をより高くできるという点で、0.1 以下
が好ましい。
【0023】無機物としては、Ce,La,Si,I
n,Al,Ge,Pb,Sn,Bi,Te,Ta,S
c,Y,Ti,Zr,V,Nb,Cr及びWよりなる群
より選ばれた少なくとも一元素の酸化物、Mg,Ce,
Caなどの弗化物、Si,Al,Ta,Bなどの窒化
物、Cd,Zn,Ga,In,Sb,Ge,Sn,P
b,Biよりなる群より選ばれた少なくとも一元素の硫
化物、Cd,Zn,Ga,In,Sb,Ge,Sn,P
b,Biよりなる群より選ばれた少なくとも一元素のセ
レン化物、およびこれらの混合物より成るものが使用可
能である。
【0024】例えば、主成分がCeO2,La23,S
iO,SiO2,In23,Al23,GeO,Ge
2,PbO,SnO,SnO2,Bi23,TeO2
Ta25,Sc23,Y23,TiO2,ZrO2,V2
5,Nb25,Cr23,WO2,WO3,MgF2,C
eF3,CaF2,TaN,Si34,AlN,BN,C
dS,ZnS,In23,Sb23,Ga23,Ge
S,SnS,SnS2,PbS,Bi23,CdSe,Z
nSe,In2Se3,Sb2Se3,Ga2Se3,GeS
e,SnSe,SnSe2,PbSe,Bi2Se3 、の
うちの一つに近い組成をもったもの及び、これらの混合
物である。
【0025】これらのうち、酸化物で好ましいのはY2
3,Sc23,CeO2,TiO2,ZrO2,SiO,
Ta25,In23,Al23,SnO2 またはSiO
2 に近い組成のものである。窒化物では、Si34,A
lN(窒化アルミニウム)またはTaNに近い組成のも
のが好ましい。硫化物ではZnSに近いものが好まし
い。さらに、記録層と全く同じ組成の物も使用可能であ
り、コストを低減できる点で好ましい。
【0026】有機物は、アクリル樹脂,ポリカーボネー
ト,ポリオレフィン,エポキシ樹脂,ポリイミド,ポリ
アミド,ポリスチレン,ポリエチレン,ポリエチレンテ
レフタレート,ポリ4フッ化エチレン(テフロン)など
のフッ素樹脂,エチレン−酢酸ビニル共重合体、および
紫外線硬化樹脂及びこれらの混合物が使用可能である。
該中間層は無機物層と無機物層,無機物層と有機物層,
有機物層と有機物層、等の多層構造にしてもよい。この
多層構造の場合は、吸収層との界面に熱伝導率の低い層
を形成することが記録感度が良くなるという点で好まし
い。
【0027】本発明の情報記録媒体中のレーザ光を反射
する反射層は、再生用レーザ光に対する反射率が70%
以上と十分にあれば、金属,半金属,半導体及びこれら
の合金が使用可能である。反射層として、Al,Au,
Ag,Cu等及びこれらを含む合金等のように、反射率
が80%以上の高反射率材料を主成分とするものを用い
ると、情報記録媒体の反射率を高めて70%以上にし、
記録した信号を再生する際の再生信号強度を大きくする
効果を持つ。即ち、高反射率材料としてはAl,Au,
Ag,Cu等及びこれらを含む合金等のうち少なくとも
一つを含む材料が好ましい。
【0028】本発明の情報記録媒体中の記録層,吸収
層,中間層及び反射層では複素屈折率および反射率が上
記の範囲内にあれば、組成は膜厚方向に変化していても
よい。ただし、組成の変化は不連続的でないほうがより
好ましい。
【0029】また、本発明の情報記録媒体中で一部分が
同じ情報を持つ情報記録媒体を大量に作製する場合に
は、本発明の情報記録媒体の一部分に再生専用型の情報
(ReadOnly Memory;ROM)を予め凹又は凸状のプリピ
ットの形で形成し、混在させておくことが好ましい。
【0030】記録層,吸収層,中間層及び、反射層を合
わせて情報記録媒体層とすると、本発明の情報記録媒体
層の少なくとも一方の面が他の物質からなる保護層で密
着して保護されていれば、情報記録媒体の耐環境性が向
上する。もちろん両側が保護されていれば、情報記録媒
体の耐環境性がさらに向上し、可逆型として用いた時の
書き換え可能回数が10倍以上向上する。
【0031】これらの保護層は、たとえばアクリル樹
脂,ポリカーボネート,ポリオレフィン,エポキシ樹
脂,ポリイミド,ポリアミド,ポリスチレン,ポリエチ
レン,ポリエチレンテレフタレート,ポリ4フッ化エチ
レン(テフロン)などのフッ素樹脂、および紫外線硬化
樹脂などの有機物より形成されていてもよく、これらは
基板であってもよい。酸化物,弗化物,窒化物,硫化
物,炭化物,ホウ化物,ホウ素,炭素、あるいは金属な
どを主成分とする無機物より形成されていてもよい。ま
た、これらの複合材料でもよい。ガラス,石英,サファ
イア,鉄,チタン、あるいはアルミニウムを主成分とす
る基板も一方の無機物保護層として働き得る。
【0032】有機物,無機物のうちでは無機物と密着し
ている方が耐熱性の面で好ましい。しかし無機物層(基
板の場合を除く)を厚くするのは、クラック発生,透過
率低下,感度低下のうちの少なくとも一つを起こしやす
いので無機物層は薄くし、無機物層の情報記録媒体層と
反対の側には、機械的強度を増すために厚い有機物層が
密着している方が好ましい。この有機物層は基板であっ
てもよい。これによって変形も起こりにくくなる。
【0033】有機物としては、例えば、ポリスチレン,
ポリ4フッ化エチレン(テフロン),ポリイミド,アクリ
ル樹脂,ポリオレフィン,ポリエチレンテレフタレー
ト,ポリカーボネート,エポキシ樹脂,ホットメルト接
着剤として知られているエチレン−酢酸ビニル共重合体
など、粘着剤、および紫外線硬化樹脂などが用いられ
る。
【0034】無機物よりなる保護層の場合は、そのまま
の形で電子ビーム蒸着,スパッタリング等で形成しても
よいが、反応性スパッタリングや、金属,半金属,半導
体の少なくとも一元素よりなる層を形成したのち、酸
素,硫黄,窒素のうちの少なくとも一つと反応させるよ
うにしてもよい。
【0035】無機物保護層の例を挙げると、Ce,L
a,Si,In,Al,Ge,Pb,Sn,Bi,T
e,Ta,Sc,Y,Ti,Zr,V,Nb,Cr及び
Wよりなる群より選ばれた少なくとも一元素の酸化物、
Cd,Zn,Ga,In,Sb,Ge,Sn,Pb,B
iよりなる群より選ばれた少なくとも一元素の硫化物、
Mg,Ce,Caなどの弗化物、Si,Al,Ta,B
などの窒化物、B,Siなどの炭化物、Tiなどのホウ
化物,ホウ素,炭素より成るものであって、たとえば主
成分がCeO2,La23,SiO,SiO2,In
23,Al23,GeO,GeO2,PbO,SnO,S
nO2,Bi23,TeO2,Ta25,Sc23,Y2
3,TiO2,ZrO2,V25,Nb25,Cr23
WO2,WO3,CdS,ZnS,In23,Sb23
Ga23,GeS,SnS,SnS2,PbS,Bi2
3,MgF2,CeF3,CaF2,TaN,Si34,A
lN,BN,Si,TiB2,B4C,SiC,B,Cの
うちの一つに近い組成をもったもの及びこれらの混合物
である。
【0036】これらのうち、硫化物ではZnSに近いも
のが、屈折率が適当な大きさで層が安定である点で好ま
しい。窒化物では表面反射率があまり高くなく、層が安
定であり、強固である点で、TaN,Si34またはA
lN(窒化アルミニウム)に近い組成のものが好まし
い。酸化物で好ましいのはY23,Sc23,CeO2,
TiO2,ZrO2,SiO,Ta25,In23,Al
23,SnO2 またはSiO2 に近い組成のものであ
る。Siの水素を含む非晶質も好ましい。保護層を多層
にすればさらに保護効果が高まる。例えば厚さ30nm
以上300nm以下のSiO2 に近い組成の薄膜を情報
記録媒体層から遠い側に形成し、厚さ30nm以上〜3
00nm以下のZnSに近い組成の薄膜を情報記録媒体
層に近い側に形成すると、耐環境性および記録・消去特
性が大きく向上し、書き換え可能回数も大幅に向上でき
る。
【0037】各部分の膜厚の好ましい範囲は下記のう
ち、基板からのレーザ光に対する未記録部の反射率が6
5%以上となる組合せである。
【0038】 記録層膜厚 : 10nm以上600nm以下 吸収層膜厚 : 2nm以上100nm以下 中間層膜厚 : 10nm以上600nm以下 反射層膜厚 : 10nm以上300nm以下 無機物保護層 : 20nm以上 1μm以下 有機物保護層 : 500nm以上 10mm以下 また、各部分の膜厚の特に好ましい範囲は下記のうち、
基板からのレーザ光に対する未記録部の反射率が65%
以上となる組合せである。
【0039】 記録層膜厚 : 20nm以上400nm以下 吸収層膜厚 : 5nm以上 50nm以下 中間層膜厚 : 20nm以上400nm以下 反射層膜厚 : 20nm以上150nm以下 無機物保護層 : 40nm以上600nm以下 有機物保護層 : 2μm以上 1mm以下 上記のうちの記録層以外の各層の材質や膜厚は本発明の
記録層に限らず他の相転移記録層,相互拡散型記録層、
また、光磁気記録層などにも有効である。
【0040】以上の各層の形成方法は、真空蒸着,ガス
中蒸着,スパッタリング,イオンビーム蒸着,イオンプ
レーティング,電子ビーム蒸着,射出成形,キャスティ
ング,回転塗布,プラズマ重合などのうちのいずれかを
適宜選ぶものである。記録層,反射層および無機物保護
層は、全てスパッタリングにより形成すると、組成およ
び膜厚を管理しやすく、製造コストが安価となるので好
ましい。
【0041】本発明の記録層は形状変化をほとんど伴わ
ないなんらかの原子配列変化によって光学的性質の変化
を起こさせればよい。非晶質状態と結晶状態の間の変化
の他に、例えば、結晶粒径や結晶形の変化,結晶と準安
定状態との間の変化などでもよい。非晶質状態と結晶状
態の変化でも、非晶質は完全な非晶質でなく、結晶部分
が混在していてもよい。また、記録層と反射層との間
で、これらの層を構成する原子のうちの一部が移動(拡
散,化学反応などによる)することにより、あるいは移
動と相転移の両方により記録されてもよい。
【0042】本発明の記録用部材は、ディスク状として
ばかりではなく、テープ状,カード状などの他の形態で
も使用可能である。
【0043】
【実施例】
<実施例1>図1に本発明の一実施例のディスクAの断
面図を示す。
【0044】直径120mm,厚さ1.2mm のディスク状
ポリカーボネイト板の表面に射出成形法によってトラッ
キング用1.5μm ピッチのスパイラル状溝を形成した
レプリカ基板1上に、高周波マグネトロンパッタリング
装置を用いてまず原子%でSn17Sb17Se66の組成の
記録層2を130nmの膜厚に形成した。続いて同一ス
パッタリング装置内で原子%でSb80Bi20の組成の吸
収層3を20nmの膜厚に形成した。続いて同一スパッ
タリング装置内で原子%で(ZnS)80(SiO2)20の組成の中
間層4を150nmの膜厚に形成した。続いて同一スパ
ッタリング装置内でAu反射層5を60nmの膜厚に形
成した。さらに、この反射層5の上に回転塗布した紫外
線硬化樹脂を硬化させて50μmの厚さの有機物層6を
形成した。同様にしてもう1枚の同様な基板1′上にS
17Sb17Se66の組成の記録層2′,Sb80Bi20
組成の吸収層3′,(ZnS)80(SiO2)20の組成の中
間層4′,Au反射層5′,有機物層6′を順次形成し
た。このようにして作製した2枚のディスクを有機物層
6及び6′側を内側にして接着剤層7によって貼り合わ
せを行い、ディスクAを作製した。
【0045】図2に、本発明の比較例として、記録層自
身がレーザ光を吸収し、吸収層が無いタイプのGe−S
b−Te系記録層を有する従来技術のディスクBの断面
図を示す。このディスクBは以下の様にして作製した。
【0046】すなわち、ディスクAと同様に、直径12
0mm,厚さ1.2mm のディスク状ポリカーボネイト板の
表面に射出成形法によってトラッキング用1.5μm ピ
ッチのスパイラル状溝を形成したレプリカ基板8上に、
高周波マグネトロンパッタリング装置を用いてまず原子
%で(ZnS)40(SiO2)60の組成の保護層9を100n
mの膜厚に形成した。続いて同一スパッタリング装置内
で原子%でGe21Sb26Te53の組成の記録層10を2
0nmの膜厚に形成した。続いて同一スパッタリング装
置内で原子%で(ZnS)40(SiO2)60の組成の中間層
11を132nmの膜厚に形成した。続いて同一スパッ
タリング装置内でAu反射層12を60nmの膜厚に形
成した。さらに、この反射層12の上に回転塗布した紫
外線硬化樹脂を硬化させて50μmの厚さの有機物層1
3を形成した。同様にしてもう1枚の同様な基板8′上
に(ZnS)40(SiO2)60保護層9′,Ge21Sb26
53の組成の記録層10′,(ZnS)40(SiO2)60
組成の中間層11′,Au反射層12′,有機物層1
3′を順次形成した。このようにして作製した2枚のデ
ィスクを有機物層13及び13′側を内側にして接着剤
層14によって貼り合わせを行い、ディスクBを作製し
た。
【0047】このように作製したディスクA及びBの記
録・再生評価を、光ディスクドライブ(記録・再生装置)
を用い、下記の様にして行った。ディスクを一定回転数
で回転させ、任意の半径位置に波長780nmの半導体
レーザからの連続光を記録が行われない低パワーレベル
に保って、光ヘッド中の開口数(Numerical Aperture)
0.55 の対物レンズで集光して基板1を通して記録層
2に照射し、反射光を検出することによって、トラッキ
ング用の溝と溝の中間に光スポットの中心が常に一致す
るようにヘッドを駆動した。溝と溝の中間を記録トラッ
クとすることによって溝から発生するノイズの影響を避
けることができる。この様にトラッキングを行いなが
ら、さらに記録層上に焦点が来るように自動焦点合わせ
をして記録を行う。この記録トラック上に結晶化により
記録を行う場合、結晶化するのに適当なレーザパワーの
範囲は、結晶化が起こる程度に高く、非晶質化が起こる
より低い範囲である。また、非晶質化により記録を行う
場合、非晶質化するのに適当なレーザパワーの範囲は、
結晶化するパワーより高く、強い変形を生じたり穴があ
くよりも低い範囲である。
【0048】ディスクA及びBを追記型媒体として用
い、ディスク線速度を1.2m/s (回転数270r
pm,半径位置43mm)で、再生光レベルを(ディスク
面上)1.0mW として、レーザパワーを再生光レベル
と結晶化による記録パワーレベル(ディスク面上)6.
5mW との間で図3に示したように変化させることに
より情報の記録を行った。こうして記録したトラック上
で、トラッキングと自動焦点合わせを行いながら、記録
及び消去が行われない再生光レベルのディスク面1.0
mW の連続光を照射し、この反射光の強弱を検出して
情報を再生した。まず、8−14変調(EMF)での1
1Tの繰り返し信号(0.17MHz,デューティ50
%)を初期化せずに記録したところ、記録用レーザ光照
射部の反射率はディスクAでは80%から18%へ変化
したが、ディスクBでは変化が見られず記録されなかっ
た。そこで、ディスクBのみ15mWのレーザ光で全面
初期化した後記録したところ、67%から49%へ変化
した。ここで、未記録部の媒体反射率(Ro)と情報記
録部での媒体反射率(Rw)とから、情報記録部での再
生信号変調度(Mod)を下記の式1で示すように定義
すると、
【0049】
【数1】 Mod(%)=|Ro−Rw|/Ro*100 ……数1 ディスクAでは再生信号変調度78%,測定帯域10k
Hzで搬送波対雑音比61dBの再生信号出力が得ら
れ、ディスクBでは再生信号変調度27%,測定帯域1
0kHzで搬送波対雑音比51dBの再生信号出力が得
られた。次に、EMFでの3Tの繰り返し信号(0.72
MHz,デューティ50%)を記録パワー6.5mW で
初期化せずに記録した場合、ディスクAでは再生信号変
調度38%,測定帯域10kHzで搬送波対雑音比56
dBの再生信号出力が得られ、ディスクBでは再生信号
変調度13%,測定帯域10kHzで搬送波対雑音比4
6dBの再生信号出力が得られた。
【0050】ディスクA及びBをディスク線速度8m/
s(回転数1800rpm,半径位置43mm)で、再生
光レベルを(ディスク面上)1.0mW として、レーザパ
ワーを再生光レベルと結晶化による記録パワーレベル、
(ディスク面上)17.0mWとの間で図3と同じように
して変化させることにより情報の記録を行い、記録部で
の反射光の強弱を検出して情報を再生した。2MHz,
デューティ50%の信号を記録した場合、ディスクAで
は再生信号変調度78%,測定帯域30kHzで搬送波
対雑音比62dBの再生信号出力が得られ、ディスクB
では再生信号変調度27%,測定帯域30kHzで搬送
波対雑音比52dBの再生信号出力が得られた。次に、
4.5MHz,デューティ50%の信号を記録パワー1
7.5mWで記録した場合、ディスクAでは再生信号変
調度38%,測定帯域30kHzで搬送波対雑音比57
dBの再生信号出力が得られ、ディスクBでは再生信号
変調度13%,測定帯域30kHzで搬送波対雑音比4
7dBの再生信号出力が得られた。
【0051】この様に従来技術のディスクBでは未記録
部の反射率を67%と65%以上に高くすると、記録部
の反射率が49%と45%以上になり、あまり大きな再
生信号出力が得られないのに対し、本発明のディスクA
では記録部の反射率を80%と65%以上に高くして
も、記録部の反射率が18%と45%以上になり、十分
に大きな再生信号出力が得られた。
【0052】本発明の比較例(従来技術)であるディス
クBにおいて、他の層の膜厚を一定に保って(ZnS)
40(SiO2)60の組成の中間層11を20nmから32
00nmまで変化させた場合、初期化後の再未記録部で
の媒体反射率と上記のように2MHz,デューティ50
%の信号を記録した記録部での媒体反射率は図4に示す
ように変化した。未記録部での媒体反射率が65%以
上,記録部での媒体反射率が45%以下となるところは
存在しない。
【0053】一方、本発明のディスクAにおいて、他の
層の膜厚を一定に保ってSn17Sb17Se66の組成の記
録層2の膜厚を10nmから160nmまで変化させた
場合、再未記録部での媒体反射率と上記のように2MH
z,デューティ50%の信号を記録した記録部での媒体
反射率は図5に示すように変化し、再生信号変調度は図
6に示すように変化した。記録層膜厚が23nm以上2
9nm以下,67nm以上149nm以下と広範囲な記
録層膜厚で、未記録部での媒体反射率が65%以上,記
録部での媒体反射率が45%以下となる。また特に、記
録層膜厚が114nm以上145nm以下のところでは
未記録部での媒体反射率が70%以上,記録部の媒体反
射率が28%以下で、再生信号変調度が60%以上とな
り、CD−WO規格を満足できた。
【0054】また、ディスクAにおいて、他の層の膜厚
を一定に保ってSb80Bi20の組成の吸収層3の膜厚を
2nmから40nmまで変化させた場合、未記録部の媒
体反射率と情報記録部での媒体反射率は図7に示すよう
に変化し、再生信号変調度は図8に示すように変化し
た。吸収層膜厚が2nm以上29nm以下のところで、
未記録部での媒体反射率が65%以上,記録部での媒体
反射率が45%以下となった。また特に、吸収層膜厚が
2nm以上25.5nm 以下のところでは未記録部での
媒体反射率が70%以上,記録部での媒体反射率が28
%以下で、再生信号変調度が60%以上となり、CD−
WO規格を満足できた。但し、吸収層膜厚が2nm以上
8nm未満のところでは、吸収層での光吸収率が少ない
ため記録感度が低かった。
【0055】ディスクA中のSn17Sb17Se66の組成
の記録層2,Sb80Bi20の組成の吸収層3,(Zn
S)80(SiO2)20の組成の中間層4およびAu反射層5
はそれぞれ、耐酸化性が大変優れており、各層を単独で
ガラス上に形成したテストピースを60℃相対湿度95
%の条件下に三千時間放置してもレーザ光に対する媒体
反射率または透過率の変化は無く、ほとんど酸化されな
かった。また、予め線速度8m/sで2MHz,デュー
ティ50%の信号を記録したディスクAを60℃相対湿
度95%の条件下に三千時間放置しても再生信号出力は
再生信号変調度78%,搬送波対雑音比62dBのまま
変化が見られなかった。
【0056】ディスクAにおける記録層2の組成である
Sn17Sb17Se66薄膜のレーザ光波長780nmでの
光学定数(複素屈折率)を測定したところ、複素屈折率
の実数部である屈折率(n)は3.19 、複素屈折率の
虚数部である消衰係数(k)は0.01 であった。この
Sn−Sb−Se系記録層2において、他の元素の相対
的比率を一定に保ってTeを添加し、このTe含有量を
変化させた場合、記録層2のレーザ光波長780nmで
の消衰係数、及びディスクAにおける記録層2の膜厚を
120nm,吸収層3の膜厚を10nmとした時の基板
側からの媒体反射率は次のように変化した。
【0057】 Te含有量(at%) 消衰係数 媒体反射率(%) 0 0.01 92 2 0.05 85 4 0.1 78 6 0.15 71 8 0.2 65 10 0.25 60 12 0.3 55 14 0.35 51 ディスクAにおいて、記録層2の組成としてSn17Sb
17Se66の代わりに他の組成比のSn−Sb−Se系を
用いても同様な結果が得られた。但し、Seの含有量が
55原子%未満の場合は再生信号変調度が10%以上低
下し、40原子%未満の場合は再生信号変調度が20%
以上低下した。
【0058】ディスクAにおいて、記録層2の組成とし
てSn−Sb−Se系の代わりにSn−Sb−Se系の
うちのSnに代えて、他のSi,Ge,Pbのうちの少
なくとも一元素とSbとSeとからなる系を用いても同
様な結果が得られた。また、Sn−Sb−Se系の代わ
りにSn−Sb−Se系のうちのSnとSbに代えて、
他のSn,Sb,Si,Ge,Pb,In,Ga,Bi
のうちの少なくとも一元素とSeとからなる系を用いて
も同様な結果が得られた。但し、Sbのない組成の記録
層では耐酸化性が劣る場合がある。
【0059】ディスクAにおける吸収層3の組成である
Sb80Bi20薄膜のレーザ光波長780nmでの光学定
数(複素屈折率)を測定したところ、複素屈折率の実数
部である屈折率(n)は3.67 ,複素屈折率の虚数部
である消衰係数(k)は5.23 であった。このSb80
Bi20吸収層3において、他の元素の相対的比率を一定
に保ってさらにSeを添加し、この新たに添加したSe
含有量を変化させた場合、吸収層3のレーザ光波長78
0nmでの消衰係数、及びディスク線速度1.2m/s
で0.17MHz,デューティ50%の信号を記録した
時の記録パワーは次のように変化した。
【0060】 Se含有量(at%) 消衰係数 記録パワー(mW) 0 5.23 6.5 5 5 7.0 10 4.5 7.5 15 4 8.0 20 3.5 9.0 25 3 11.0 30 2.5 14.0 35 2 18.0 40 1.5 記録できず ディスクAにおける吸収層3として、Sb−Bi系の代
わりに、同じく、熱伝導率が0.3mW/cm・deg 以
下の熱伝導率を有するSb合金系,Te合金系,Bi合
金系,Sb−Te合金系,Sb−Bi合金系,マンガニ
ン,コンスタンタン,ステンレススチール,ニクロー
ム,インコネル,モネル等を少なくとも一つ含む合金を
用いても、ディスクAと同様の記録・再生特性が得られ
た。
【0061】ディスクAにおける中間層4の組成である
(ZnS)80(SiO2)20のレーザ光波長780nmでの
光学定数(複素屈折率)を測定したところ、複素屈折率
の実数部である屈折率(n)は2.17,複素屈折率の
虚数部である消衰係数(k)は0.00 であった。この
(ZnS)80(SiO2)20中間層4において、他の元素の
相対的比率を一定に保ってさらにSiを添加し、この新
たに添加したSi含有量を変化させた場合、中間層4の
レーザ光波長780nmでの消衰係数、及びディスクA
における記録層2の膜厚を110nm,吸収層3の膜厚
を25nmとした時の基板側からの媒体反射率は次のよ
うに変化した。
【0062】 Si含有量(at%) 消衰係数 媒体反射率(%) 0 0.00 78 2.5 0.05 73 5 0.1 70 7.5 0.15 67 10 0.2 65 12.5 0.25 64 15 0.3 63 17.5 0.35 62 ディスクAにおける中間層4として、(ZnS)−(Si
2)の代わりに、同じく、レーザ光を多重干渉させるZ
nS,SiO2,SiO,CeO2,Al23,Ta
25,Y23,ZrO2、V25,TaN,Si34
AlN 等およびこれらの混合物を用いても、それぞれ
の光学定数に合せて、膜厚を制御することにより、ディ
スクAと同様の記録・再生特性が得られた。
【0063】ディスクAにおける反射層5として、Al
−Au系の代わりに、同じく、反射率が80%以上の高
反射率であるAl,Au,Ag,Cu等及びこれらを含
むAl合金,Au合金,Ag合金,Cu合金等を用いて
も、ディスクAと同様の記録・再生特性が得られた。
【0064】<実施例2>本実施例のディスクCの断面
構造図を図9に示す。
【0065】直径300mm,厚さ1.2mm のディスク状
ポリオレフィン板の表面に射出成形法によってトラッキ
ング用1.5μm ピッチのスパイラル状溝を形成し、一
周を49セクタに分割し、各セクタの始まりで、溝と溝
の中間の山の部分に凹凸ピットの形でトラックアドレス
やセクタアドレスなどを入れた(この部分をヘッダ部と
呼ぶ)レプリカ基板15上に、高周波マグネトロンスパ
ッタリング装置を用いて、まず(ZnS)40(SiO2)60
の組成の保護層16を100nmの膜厚に形成した。続
いて原子%でIn49Se49Tl2 の組成の記録層17を
70nmの膜厚に形成した。続いて同一スパッタリング
装置内で原子%でSb40Te60の組成の吸収層18を2
0nmの膜厚に形成した。続いて同一スパッタリング装
置内で原子%で(ZnS)40(SiO2)60の組成の中間層
19を160nmの膜厚に形成した。続いて同一スパッ
タリング装置内で原子%でAl70Au30反射層20を6
0nmの膜厚に形成した。さらに、この反射層20の上
に回転塗布した紫外線硬化樹脂を硬化させて50μmの
厚さの有機物層21を形成した。
【0066】同様にしてもう1枚の同様な基板15′上
に(ZnS)40(SiO2)60の組成の保護層16′,In
49Se49Tl2 の組成の記録層17′,Sb40Te60
組成の吸収層18′,(ZnS)40(SiO2)60の組成の
中間層19′,Al70Au30反射層20′,有機物層2
1′を順次形成した。このようにして作製した2枚のデ
ィスクを有機物層21及び21′側を内側にして接着剤
層22によって貼り合わせを行い、ディスクCを作製し
た。
【0067】このように作製したディスクCを可逆型と
して用い、記録・消去・再生評価を、光ディスクドライ
ブ(記録・消去・再生装置)により下記の様にして行っ
た。ディスクを一定回転数で回転させ、任意の半径位置
に波長780nmの半導体レーザからの連続光を記録が
行われない低パワーレベルに保って、光ヘッド中の開口
数(Numerical Aperture)0.55の対物レンズで集光し
て基板1を通して記録層2に照射し、反射光を検出する
ことによって、トラッキング用の溝と溝の中間に光スポ
ットの中心が常に一致するようにヘッドを駆動した。溝
と溝の中間を記録トラックとすることによって溝から発
生するノイズの影響を避けることができる。この様にト
ラッキングを行いながら、さらに記録層上に焦点が来る
ように自動焦点合わせをして1ビームによるオーバライ
トで記録と消去を同時に行う。
【0068】トラック(トラッキング用の溝と溝の中
間)上に結晶化により記録を行う場合、結晶化するのに
適当なレーザパワーの範囲は、結晶化が起こる程度に高
く、非晶質化が起こるより低い範囲である。また、非晶
質化により消去を行う場合、非晶質化するのに適当なレ
ーザパワーの範囲は、結晶化するパワーより高く、強い
変形を生じたり穴があくよりも低い範囲である。1ビー
ムによるオーバライトはレーザパワーを結晶化を起こす
中間パワーレベルと非晶質化を起こす高パワーレベルと
の間で変化させることにより行った。非晶質化の高パワ
ーレベルと結晶化の中間パワーレベルとの間のパワー比
は1:0.4〜1:0.8の範囲が特に好ましい。
【0069】記録を行う部分を通り過ぎれば、レーザパ
ワーを何も変化を起こさない再生光レベルに下げてトラ
ッキング及び自動焦点合わせを続けた。なお、記録中も
トラッキング及び自動焦点合わせは継続される。これに
より、既に記録されている部分に対して行っても記録さ
れていた情報が新たに記録した情報に書き換えられる。
しかし、記録書き換え時の最初の1回転または複数回転
で、レーザパワー変調の高い方のパワーに近いパワーの
連続光を照射して一旦消去した後、次の1回転で情報信
号に従って高パワーレベルと中間パワーレベルとの間で
変調したレーザ光を照射して記録すれば、前に書かれて
いた情報の消え残りが少なく、高い搬送波対雑音比が得
られる。この場合に最初に照射する連続光のパワーは、
高いパワーレベルを1としたとき0.8〜1.1の範囲で
良好な書き換えが行えた。
【0070】ディスクCの線速度を1.2m/s(回転数
270rpm,半径位置43mm)で、再生光レベルを
1.0mW として、レーザパワーを結晶化による中間パ
ワーレベル(ディスク面上)と非晶質化による高パワー
レベル(ディスク面上)との間で図10と同じようにし
て変化させることにより情報の記録を行った。こうして
記録したトラック上で、トラッキングと自動焦点合わせ
を行いながら、記録及び消去が行われない再生光レベル
のディスク面1.0mW の連続光を照射し、この反射光
の強弱を検出して情報を再生した。ここでは、EMFで
の11Tの繰り返し信号(0.17MHz,デューティ
50%)と6Tの繰り返し信号(0.36MHz,デュ
ーティ50%)を高パワーレベル10mW,中間パワー
レベル6mWの記録用レーザ光で交互にオーバライトし
た。まず、EMFでの11Tの繰り返し信号(0.17M
Hz,デューティ50%)を初期化せずに記録したとこ
ろ、記録用レーザ光照射部の反射率は74%から21%
へ変化し、再生信号変調度71%,測定帯域10kHz
で搬送波対雑音比60dBの再生信号出力が得られた。
この上に、EMFでの6Tの繰り返し信号(0.36MH
z,デューティ50%)をオーバライトした場合、再生
信号変調度64%,測定帯域10kHzで搬送波対雑音
比58dB,前信号(11Tの繰り返し信号)の消去比
28dBの再生信号出力が得られた。また、この時の書
き換え可能回数は一万回以上であった。
【0071】ディスクCにおいて、記録層の組成をIn
47Se47Tl6 としたディスクDについて、ディスク線
速度8m/s(回転数1800rpm,半径位置43m
m)で、再生光レベルを1.0mW として、2MHz,
デューティ50%の信号と3MHz,デューティ50%
の信号とを、レーザパワーを高パワーレベル(ディスク
面上)25mW,中間パワーレベル(ディスク面上)1
5mWの間で変調し、図10に示したように変化させる
ことにより交互にオーバライトした。まず、2MHz,
デューティ50%の信号を初期結晶化せずに記録したと
ころ、記録用レーザ光照射部の反射率は72%から22
%へ変化し、再生信号変調度69%,測定帯域30kH
zで搬送波対雑音比59dBの再生信号出力が得られ
た。この上に、3MHz,デューティ50%の信号をオ
ーバライトした場合、再生信号変調度62%,測定帯域
30kHzで搬送波対雑音比57dB,前信号(11T
の繰り返し信号)の消去比27dBの再生信号出力が得
られた。また、この時の書き換え可能回数は十万回以上
であった。
【0072】ディスクC及びDはそれぞれ、耐酸化性が
大変優れており、60℃相対湿度95%の条件下に三千
時間放置してもレーザ光に対する媒体反射率または透過
率の変化は無かった。また、予め線速度8m/sで2M
Hz,デューティ50%の信号を記録したディスクC及
びDを60℃相対湿度95%の条件下に三千時間放置し
ても再生信号出力には再生信号変調度及び搬送波対雑音
比ともに変化は見られなかった。
【0073】ディスクC及びDにおいて、保護層9に用
いた(ZnS)−(SiO2)系の代わりに、同じく、レー
ザ光に対する複素屈折率の虚数部である消衰係数が0.
2 以下であるZnS,SiO2,SiO,CeO2,A
23,Ta25,Y23,ZrO2,V25,Ta
N,Si34,AlN 等およびこれらの混合物を用い
ても、それぞれの光学定数に合せて、膜厚を制御するこ
とにより、ディスクC及びDと同様の記録・消去特性が
得られた。
【0074】保護層9を2層以上の積層膜とすると保護
強度を上げるのにさらに有効である。例えば情報記録媒
体層から遠い側に厚さ200nmのSiO2 層,情報記
録媒体層に近い側に厚さ100nmの(ZnS)−(Si
2)層を配置した2層構造とすると、三十万回以上の書
き換えが可能であり、書き換え特性が良好であった。
【0075】本実施例の基板として、射出成型法により
作製したポリカーボネート基板及びポリオレフィン基板
の他に化学強化ガラス板,ポリカーボネート板,ポリオ
レフィン板,エポキシ板およびアクリル樹脂板等の表面
にフォトポリメリゼイション法によりトラッキング用の
溝を有する紫外線硬化樹脂層を形成したレプリカを用い
ても同様な記録・消去・再生特性の結果が得られた。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、無機物からなる記録層
材料の原子配列変化により記録を行うタイプの情報記録
媒体において、レーザ光に対する未記録部の反射率が6
5%以上と高くても記録・消去・再生特性が良好で、記
録データの保持寿命が長く、耐環境性に優れた情報記録
用媒体を得ることができる。また、本発明の情報記録用
媒体に記録した情報は、既に広く普及している再生専用
型のコンパクトディスク,レーザディスク等の再生装置
で読み出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるディスクAの情報記録用媒体の
構造を示す断面図。
【図2】実施例におけるディスクBの情報記録用媒体の
構造を示す断面図。
【図3】実施例における追記型用記録レーザの波形図。
【図4】実施例のディスクBにおける媒体反射率の中間
層膜厚依存性を示す特性図。
【図5】実施例のディスクAにおける媒体反射率の記録
層膜厚依存性を示す特性図。
【図6】実施例のディスクAにおける再生信号変調度の
記録層膜厚依存性を示す特性図。
【図7】実施例のディスクAにおける媒体反射率の吸収
層膜厚依存性を示す特性図。
【図8】実施例のディスクAにおける再生信号変調度の
吸収層膜厚依存性を示す特性図。
【図9】実施例におけるディスクC及びDの情報記録用
媒体の構造を示す断面図。
【図10】実施例における可逆型,オーバライト用記録
レーザの波形図。
【符号の説明】
1,1′…基板、2,2′…記録層、3,3′…吸収
層、4,4′…中間層、5,5′…反射層、6,6′…
有機物層、7…接着剤層。
フロントページの続き (72)発明者 堀籠 信吉 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に直接もしくは無機物及び有機物の
    うちの少なくとも一つからなる保護層を介して形成され
    た、レーザ光の照射を受けて形状変化を伴わずに原子配
    列変化が生じて光学定数が変化する無機物からなる記録
    層,前記レーザ光を吸収する吸収層,前記レーザ光を反
    射する反射層、及び前記吸収層と前記反射層との間に位
    置する中間層とを含む情報記録用媒体において、基板側
    からの前記レーザ光に対する媒体反射率が未記録部で6
    5%以上であり、記録部で45%以下であることを特徴
    とする情報記録用媒体。
  2. 【請求項2】請求項1において、積層順序が、前記基板
    に近い側から順に前記記録層,前記吸収層,前記中間
    層,前記反射層となる情報記録用媒体。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記記録層,
    前記吸収層,前記中間層、及び前記反射層がそれぞれ隣
    接している情報記録用媒体。
  4. 【請求項4】請求項1,2,3または4において、前記
    記録層の未記録状態でのレーザ光に対する複素屈折率の
    虚数部である消衰係数が0.2 以下である情報記録用媒
    体。
  5. 【請求項5】請求項1,2または3において、前記吸収
    層のレーザ光に対する複素屈折率の虚数部である消衰係
    数が2.0 以上である情報記録用媒体。
  6. 【請求項6】請求項1,2または3において、前記中間
    層のレーザ光に対する複素屈折率の虚数部である消衰係
    数が0.2 以下である情報記録用媒体。
  7. 【請求項7】請求項1,2または3において、前記反射
    層のレーザ光に対する反射率が70%以上である情報記
    録用媒体。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3または4において、前記
    記録層がSeまたはSのうち少なくとも一元素を含有す
    る情報記録用媒体。
JP4193655A 1992-07-21 1992-07-21 情報記録用媒体 Withdrawn JPH0636342A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4193655A JPH0636342A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 情報記録用媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4193655A JPH0636342A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 情報記録用媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0636342A true JPH0636342A (ja) 1994-02-10

Family

ID=16311563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4193655A Withdrawn JPH0636342A (ja) 1992-07-21 1992-07-21 情報記録用媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0636342A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294580C (zh) * 1998-06-18 2007-01-10 皇家菲利浦电子有限公司 可重写的光信息媒体和使用这样的媒体的光记录方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294580C (zh) * 1998-06-18 2007-01-10 皇家菲利浦电子有限公司 可重写的光信息媒体和使用这样的媒体的光记录方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5479382A (en) Information recording medium comprising recording layer capable of recording under-exposure to recording laser beam
KR920002557B1 (ko) 정보의 기록용 부재 및 그 제조방법
US5753413A (en) Rewritable medium for recording information in which the atomic arrangement is changed without the shape being changed and the optical constant is changed
JPH1049916A (ja) 情報記録媒体および情報メモリー装置
JP2003532248A (ja) 光記録媒体及びその使用
JPH0671828B2 (ja) 情報記録用薄膜
US5314734A (en) Information-recording medium
WO1998044493A1 (en) Recording and reproducing method for optical information recording medium and optical information recording medium
JP2000215516A (ja) 光学的情報記録媒体とその製造方法、その記録再生方法および記録再生装置
JP3231685B2 (ja) 情報記録媒体及び情報記録方法
JPH0636342A (ja) 情報記録用媒体
JPH04281219A (ja) 記録媒体の初期化方法
JP2776847B2 (ja) 情報記録用薄膜及び情報の記録再生方法
EP0362852A2 (en) Information-recording thin film and method for recording and reproducing information
JPH08329521A (ja) 光記録媒体
JP3600543B2 (ja) 光記録媒体
JPH06162563A (ja) 情報記録用媒体
JP2005251279A (ja) 光学的情報記録媒体及びその製造方法
JPH052769A (ja) 情報光記録媒体
JPH04228126A (ja) 光学的情報記録用媒体
JP2001126312A (ja) 情報記録媒体
JP2948899B2 (ja) 光記録媒体および光記録方法
JPH11167743A (ja) 光記録媒体
JP2982329B2 (ja) 情報光記録媒体とその記録再生方法
JPH08249721A (ja) 光記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005