JPH0636352A - 相変化型光ディスク - Google Patents

相変化型光ディスク

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JPH0636352A
JPH0636352A JP4195520A JP19552092A JPH0636352A JP H0636352 A JPH0636352 A JP H0636352A JP 4195520 A JP4195520 A JP 4195520A JP 19552092 A JP19552092 A JP 19552092A JP H0636352 A JPH0636352 A JP H0636352A
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JP
Japan
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recording layer
recording
thickness
optical disk
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Application number
JP4195520A
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English (en)
Inventor
Masato Terada
正人 寺田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】相変化型光ディスクの記録層にかかる熱的ダメ
ージを減少させて、オーバーライトの繰り返しに対する
記録層の耐久性を向上させる。 【構成】相変化型光ディスクの記録層3の直上または直
下に、あるいはその両方に金属層6を設けた。例えば図
2(a)では、案内溝を設けた清浄なポリカーボネート
製の透明基板1上に、厚さ 200nmのZnS・SiO2
薄膜からなる保護層2、厚さ25nmのSbTeGe合
金薄膜からなる記録層3、厚さ5nmのSiからなる金
属層6、厚さ25nmのZnS・SiO2 薄膜からなる
干渉層4、および厚さ 150nmのAl合金薄膜からなる
反射層5を、順次スパッタリング法により成膜して積層
する。記録層3内に生じた熱の一部が金属層6に拡散さ
れ、記録層にかかる熱的ダメージが減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明基板上に、照射さ
れるレーザパワーの差で結晶−非晶質間の相変化が生じ
る材料からなる記録層を設けてなる相変化型光ディスク
に関するものであり、特に、オーバーライトの繰り返し
に対する耐久性に優れるとともに、感度が高く、信号対
雑音比も高い相変化型光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光記録媒体は、高度情報化社会に
おける記録媒体の中心的役割を担うものとして注目さ
れ、積極的な研究が進められている。このような光記録
媒体の形態として、光ディスクは最も有力なものであ
り、現在文書ファイルやデータファイル等に実用化され
つつある。
【0003】このような光ディスクには、コンパクトデ
ィスクやレーザーディスクに代表される再生専用型、ユ
ーザーによる情報の書き込みが可能な追記型、情報の書
き込み、消去が可能な書換え可能型の三種類がある。そ
して、書換え可能型の光ディスクとしては、光磁気ディ
スクや相変化型光ディスクが代表的なものであるが、こ
のうち相変化型光ディスクは、照射されるレーザパワー
の差で結晶−非晶質間の相変化が生じる材料からなる記
録層が透明基板上に設けてある。
【0004】すなわち、この記録層では、非晶質化レベ
ルの強いパワーのレーザ光を短時間照射し、融点以上に
急熱して融解させた後に、急冷して非晶質化させること
により記録ピットが形成され、結晶化レベルのレーザ光
の照射で融点より低い結晶化可能温度範囲まで昇温した
後に、徐冷して結晶化させることにより消去が行われ
る。
【0005】記録の際には、設定された情報信号に応じ
て、例えば図4に示すような波形にパワー変調されたレ
ーザ光のスポットを、記録層に照射する。そして、照射
前の状態にかかわらず、非晶質化レベル(P1 )の光が
照射された部分は非晶質状態となって、結晶化レベル
(P2 )の光が照射された部分は結晶状態となる。相変
化型光ディスクでは、このようなオーバーライトにより
記録,消去が行われ、再生は、再生レベル(P3 )の弱
いパワーのレーザ光を照射して、結晶状態と非晶質状態
とでの反射光量の変化を検出することにより行われる。
【0006】このような相変化型光ディスクの従来のも
のは、図5(a)、(b)に示すように、基板上に3層
または4層の多層膜を有する積層構造となっている。す
なわち、ポリカーボネイト樹脂等の透明基板1上に直接
記録層3を形成させずに、記録層3の上下面を透明な保
護層2および4で保護している。なお、図4(b)の4
層構造ディスクでは、反射層5を設けてあるため、保護
層4は干渉層としての作用も有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の相変化型光ディスクにおいては、記録層の同
一トラックに対して何度もオーバーライトを繰り返す
と、熱的ダメージの蓄積により、記録層をなす薄膜の流
動(非晶質化時に、記録膜内で溶解した物質が記録トラ
ック方向に温度の低い場所に向かって押し出されるこ
と)が著しくなって膜厚が変動し、初期の記録層の特性
が保持できずにエラーが発生したり、記録信号に忠実な
再生信号を得ることができなくなるという不具合があっ
た。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
のものであり、記録層の直上または直下に金属層を設け
て、記録層内に生じた熱をこの金属層に拡散させること
により、オーバーライト時に記録層にかかる熱的ダメー
ジを減少させて、オーバーライトの繰り返しに対する記
録層の耐久性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、透明基板上に、照射されるレーザパワー
の差で結晶−非晶質間の相変化が生じる材料からなる記
録層を設けてなる相変化型光ディスクにおいて、前記記
録層の直上と直下とのいずれか一方または双方に、金属
層を設けたことを特徴とする相変化型光ディスクを提供
する。前記金属層の厚みが1〜15nmであると好適で
ある。
【0010】本発明の相変化型光ディスクにおける基板
上の積層構造は、前記金属層を従来の3層構造ディスク
に設けた場合には図1(a)〜(c)に示すような4層
または5層構造となり、従来の4層構造ディスクに設け
た場合は図2(a)〜(c)に示すような5層または6
層構造となる。前記金属層の材料としては、融点が高
く、記録層と混ざり合わないものが好ましく、光学的に
は、吸収係数(消衰係数)が小さい材料であると干渉効
果を減衰させないために好ましい。そして具体的には、
融点は500℃以上、吸収係数は波長500〜900n
mにおいて1.0以下の金属であればいずれのものでも
よく、特にSiまたはGe、もしくは前記いずれかの金
属と他の金属との合金が好適である。
【0011】前記金属層は、従来の相変化型光ディスク
における記録層や保護層、反射層等と同様に、蒸着法や
スパッタリング法等の従来公知の手段により形成され
る。
【0012】
【作用】本発明の相変化型光ディスクによれば、記録層
内に生じた熱が、記録層の直上または直下に存在する金
属層に移動して記録層外に拡散されるため、記録層内の
温度が必要以上に上昇することを抑えて、オーバーライ
ト時に記録層にかかる熱的ダメージを減少することがで
きる。
【0013】すなわち、相変化型光ディスクでは、前述
のように、オーバーライトにより記録,消去が同時に行
われ、記録ピットが形成される部分は融点以上に急熱さ
れ、消去される部分は融点より低い結晶化可能温度範囲
まで昇温される必要がある。そして、このようなオーバ
ーライトに最低限必要な温度をTthとすると、従来のも
のでは、記録信号として(エラーが生じない程度に)十
分な大きさのピット(A)を形成するためには、ピット
内に大きな温度分布が生じていた(図3のグラフa)。
すなわちピット内の最高到達温度Tmax ' とTthとの温
度差が大きく、記録層の高温となった部分に非常に大き
な熱的ダメージが及んでいた。
【0014】これに比べて、本発明の相変化型光ディス
クでは、前記金属層の作用によりピット内の温度分布が
平坦になって、最高到達温度Tmax を非常に低く抑える
ことができる(図3のグラフb)ため、オーバーライト
時に記録層にかかる熱的ダメージを減少することができ
る。これに加えて、前記金属層は、従来構造の相変化型
光ディスクにおいて記録層の上下に保護層として設けて
ある誘電体膜と、記録層との間に介在されるため、前記
保護層から記録層への不純物の侵入を防ぐ役目も果たし
ている。
【0015】すなわち、保護層としては、主に高温高湿
環境下における信頼性の観点から、一般に、SiOx
Al2 3 、ZrO2 、Ta2 5 、Si3 4 、Al
N、ZnS、またはSiC等の金属および半金属の酸化
物、窒化物、硫化物が単独で用いられるか、これらの混
合物が用いられている。これらの材料は酸素、窒素、硫
黄等、記録層に特性劣化を及ぼす元素を含んでいるた
め、これらの材料が、記録,消去の繰り返しに伴う熱に
よって記録層内へ侵入すると、エラー発生の原因とな
る。しかしながら、本発明の相変化型光ディスクは、前
記金属層の存在により、このような保護層から記録層へ
の不純物の侵入が防止される。
【0016】また、前記金属層のうち、記録層の直上に
設けられたものは、基板上に層構造を施して相変化型光
ディスクを製造する際、成膜時のピーニング現象から記
録層を保護する役目も果たす。基板上に層構造を施す際
の成膜方法としては、生産性の観点からスパッタリング
法が採用されることが多いが、この方法では、成膜物質
がエネルギーを有した状態で付着される面に入射する。
そのため、既に堆積された膜面上にスパッタリング法で
成膜を行うと、既に堆積された膜に何らかの影響が及ぶ
ことになる。
【0017】すなわち、従来の相変化型光ディスクの場
合には、記録層の上にスパッタリング法で保護層を成膜
すると、保護層をなす誘電体材料(前述のような、記録
層に特性低下を及ぼす元素を含む材料)が記録層内に打
ち込まれる可能性があり、その結果、記録層の特性低下
が生じることになる。これに対して、本発明の相変化型
光ディスクのうち、前記金属層が記録層の直上に設けて
あるものは、このようなピーニング現象から記録層が保
護される。
【0018】本発明における金属層の厚みは、1〜15
nmであることが好ましい。1nm未満では、この金属
層に記録層内の熱を移動させて、記録層内の温度を下げ
る作用と記録層への有害物質の侵入を防ぐ作用とが十分
に発揮できない。15nmより厚いと、記録層への有害
物質の侵入を防ぐ作用は大きいが、記録層内の温度が下
がり過ぎて必要な温度(Tth)より低くなり、感度が低
下するため好ましくない。また、光学的特性にも影響を
及ぼし、コントラストが低くなる等の現象が出てくる。
前記金属層のより好ましい膜厚は、3〜7nmである。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
初めに、比較例1として、従来の4層構造の相変化型光
ディスクを作製し、これの繰り返し記録,消去に対する
耐久性を測定した。
【0020】ずなわち、図5(b)に示すように、案内
溝を設けた清浄なポリカーボネート製の透明基板1上
に、厚さ 200nmのZnS・SiO2 薄膜からなる保護
層2、厚さ25nmのSbTeGe合金薄膜からなる記録
層3、厚さ20nmのZnS・SiO2 薄膜からなる干
渉層4、および厚さ150nmのAl合金薄膜からなる
反射層5を、順次スパッタリング法により成膜して積層
し、反射層5の表面を紫外線硬化型樹脂で被覆した。こ
のようにして作製した片面ディスクを二枚、記録面を内
側にしてホットメルト接着剤で接着することにより、全
面密着構造の相変化型光ディスクを作製した。
【0021】この相変化型光ディスクを駆動装置(レー
ザ光の波長λ=780nm、対物レンズの開口数NA=
0.53)にかけて線速度5.65m/sで回転させ、
2−7RLL変調の3T(3.7MHz)から8T
(1.39MHz)までがランダムに現れる信号を、図
4に示す波形にパワー変調されたレーザ光により、同一
トラックに対して何回も繰り返しオーバーライトし、繰
り返し回数に対するバイトエラーレイト(BER)の推
移を調べた。この時の、非晶質化レベルのピークパワー
(P1 )は20mw、結晶化レベルのバイアスパワー
(P2 )は9mwとした。その結果を図6に示す。
【0022】この結果より、繰り返し回数が5万回を超
えた辺りからBERの悪化が見られ始めることがわか
る。そして、この原因は、ランダムパターンの疎密が入
れ替わる箇所において、記録層をなす物質の流動が発生
し、コントラストの低下および感度のシフトが起こるた
めである。次に、実施例1〜5として、Siからなる金
属層を記録層の直上に設けた相変化型光ディスクを作製
して、オーバーライトの繰り返しに対する耐久性を測定
した。
【0023】すなわち、図2(a)に示すように、案内
溝を設けた清浄なポリカーボネート製の透明基板1上
に、厚さ 200nmのZnS・SiO2 薄膜からなる保護
層2、厚さ25nmのSbTeGe合金薄膜からなる記録
層3、所定厚み(1、5、10、15、18nm)のSiから
なる金属層6、厚さ25nmのZnS・SiO2 薄膜か
らなる干渉層4、および厚さ150nmのAl合金薄膜
からなる反射層5を、順次スパッタリング法により成膜
して積層し、前記比較例1と同様の処理を施して各相変
化型光ディスクを作製した。
【0024】このようにして得られた各相変化型光ディ
スクを前述の駆動装置にかけ、前記比較例1と同様にし
てオーバーライトを繰り返し、繰り返し回数に対するバ
イトエラーレイト(BER)の推移を調べ、各ディスク
の性能を、BERが悪化し始める繰り返し回数と、記録
感度としてC/Nが20dBを超えるのに必要なピーク
パワー(記録パワー)とにより評価した。その結果を、
比較例1の結果とともに表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】この結果より、記録層の直上にSi層を設
けた実施例1〜5の相変化型光ディスクは、Si層のな
い比較例1のものと比べて、BERが悪化し始める繰り
返し回数が二倍近くまたはそれ以上になり、繰り返し耐
久性が大幅に向上していることがわかる。Si層が15
nmより厚いものでは、Si層による熱拡散効果が大き
すぎて記録層の感度が低下して、必要な記録パワーが大
きくなるため好ましくない。
【0027】また、この結果から、記録層の直上におい
て接するSi層を設けた相変化型光ディスクでは、Si
層の厚みが3〜7nmであると、記録層の感度に影響を
及ぼすことなく、繰り返し耐久性を大幅に向上できると
予想される。さらに、実施例6として、Siからなる金
属層を記録層の直上と直下との両方に設けた相変化型光
ディスクを作製して、オーバーライトの繰り返しに対す
る耐久性を測定した。
【0028】すなわち、図2(C)に示すように、案内
溝を設けた清浄なポリカーボネート製の透明基板1上
に、厚さ 200nmのZnS・SiO2 薄膜からなる保護
層2、厚さ5nmのSiからなる金属層6a、厚さ25n
mのSbTeGe合金薄膜からなる記録層3、厚さ5n
mのSiからなる金属層6b、厚さ20nmのZnS・
SiO2 薄膜からなる干渉層4、および厚さ150nm
のAl合金薄膜からなる反射層5を、順次スパッタリン
グ法により成膜して積層し、前記比較例1と同様の処理
を施して相変化型光ディスクを作製した。
【0029】このようにして得られた相変化型光ディス
クを前述の駆動装置にかけ、前記比較例1と同様にして
オーバーライトを繰り返し、繰り返し回数に対するBE
Rの推移を調べ、BERが悪化し始める繰り返し回数と
記録パワーとにより、その性能を評価した。さらに加え
て、実施例7として、Geからなる金属層を記録層の直
上に設けた相変化型光ディスクを作製して、オーバーラ
イトの繰り返しに対する耐久性を測定した。
【0030】すなわち、実施例2におけるSi層6の代
わりに、同じ厚み(5nm)のGe層6を設けた以外
は、すべて実施例2と同様にして相変化型光ディスクを
作製した。この相変化型光ディスクを前述の駆動装置に
かけ、前記比較例1と同様にしてオーバーライトを繰り
返し、繰り返し回数に対するBERの推移を調べ、BE
Rが悪化し始める繰り返し回数と記録パワーとにより、
その性能を評価した。
【0031】これら実施例6,7の結果を、比較例1,
実施例2の結果とともに、表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】この結果より、Si層を記録層の上下に設
けた実施例6では、金属層のない比較例1の結果と比較
して約二倍に耐久性が向上でき、Si層が記録層の直上
にのみ設けてある実施例2との比較では3%程度向上し
ている。また、記録パワーもほぼ同等で記録感度の低下
はほとんど見られなかった。また、Ge層を記録層の上
に設けた実施例7では、金属層のない比較例1の結果と
比較して二倍近くに耐久性が向上できるとともに、記録
パワーも比較例1と同等で、記録感度の低下は見られな
かった。
【0034】さらに、実施例8として、従来の3層構造
ディスクに、Siからなる金属層を記録層の直上に設け
た相変化型光ディスクを作製して、オーバーライトの繰
り返しに対する耐久性を測定した。図1(a)に示すよ
うに、案内溝を設けた清浄なポリカーボネート製の透明
基板1上に、厚さ150nmのZnS・SiO2 薄膜か
らなる保護層2、厚さ80nmのSbTeGe合金薄膜
からなる記録層3、厚さ5nmのSiからなる金属層
6、および厚さ150nmのZnS・SiO2 薄膜から
なる保護層4を、順次スパッタリング法により成膜して
積層し、前記比較例1と同様の処理を施して各相変化型
光ディスクを作製した。
【0035】また、これの比較例として、前記層構造か
らSiからなる金属層6を除いた、従来の3層構造の相
変化型光ディスクを作製した。すなわち、図5(a)に
示すように、案内溝を設けた清浄なポリカーボネート製
の透明基板1上に、厚さ 150nmのZnS・SiO2
膜からなる保護層2、厚さ80nmのSbTeGe合金
薄膜からなる記録層3、および厚さ150nmのZnS
・SiO2 薄膜からなる保護層4を、順次スパッタリン
グ法により成膜して積層し、前記比較例1と同様の処理
を施して各相変化型光ディスクを作製した。これを比較
例2とする。
【0036】このようにして得られた各相変化型光ディ
スクについて、前記比較例1と同様にしてオーバーライ
トを繰り返し、繰り返し回数に対するBERの推移を調
べ、BERが悪化し始める繰り返し回数と記録パワーと
により、各ディスクの性能を評価した。その結果を表3
に示す。
【0037】
【表3】
【0038】この結果より、記録層の直上において接す
るSi層を設けた実施例8の相変化型光ディスクは、S
i層のない比較例2のものと比べて約二倍に耐久性が向
上でき、記録パワーも同じで、記録特性の低下はみられ
なかた。
【0039】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の相変
化型光ディスクによれば、記録層内に生じた熱が、記録
層の直上または直下に存在する金属層に移動,拡散され
るために、オーバーライト時に記録層にかかる熱的ダメ
ージを減少することができる。その結果、オーバーライ
トの繰り返しに対する、記録層の耐久性を向上させるこ
とができる。そして、前記金属層をなす材料と金属層の
厚みを特定することにより、記録感度や信号対雑音比を
高く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の相変化型光ディスクの積層構造を示す
断面図である。
【図2】本発明の相変化型光ディスクの積層構造を示す
断面図である。
【図3】記録層に形成されるピットAの温度分布を、本
発明の相変化型光ディスクと従来の相変化型光ディスク
とについて示すグラフである。
【図4】この実施例におけるオーバーライト時のレーザ
光のパワー変調波形を示すグラフである。
【図5】従来の相変化型光ディスクの積層構造を示す断
面図である。
【図6】繰り返し回数に対するバイトエラーレイト(B
ER)の推移を調べた比較例1の結果を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 透明基板 3 記録層 6 金属層 6a 金属層 6b 金属層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、照射されるレーザパワー
    の差で結晶−非晶質間の相変化が生じる材料からなる記
    録層を設けてなる相変化型光ディスクにおいて、前記記
    録層の直上と直下とのいずれか一方または双方に、金属
    層を設けたことを特徴とする相変化型光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記金属層の厚みが1〜15nmである
    請求項1記載の相変化型光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記金属層が、SiまたはGe、もしく
    は前記いずれかの金属と他の金属との合金からなる請求
    項1または2に記載の相変化型光ディスク。
JP4195520A 1992-07-22 1992-07-22 相変化型光ディスク Pending JPH0636352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07220305A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Nec Corp 光記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07220305A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Nec Corp 光記録媒体

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Date Code Title Description
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Effective date: 20010605