JPH0636614A - 導電線 - Google Patents
導電線Info
- Publication number
- JPH0636614A JPH0636614A JP21203592A JP21203592A JPH0636614A JP H0636614 A JPH0636614 A JP H0636614A JP 21203592 A JP21203592 A JP 21203592A JP 21203592 A JP21203592 A JP 21203592A JP H0636614 A JPH0636614 A JP H0636614A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- shape memory
- shape
- conductive wire
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 形状回復力が大きく、径時変化が小さいTi
−Ni系形状記憶合金を外皮に、Cu,Al,C,Sn
等の導電物質を内芯になるように加工して形状記憶を有
する導電線を提供すること。 【構成】 Ti−Ni系の形状記憶合金を外皮に、C
u,Al,C,Sn等の導電物質を内芯とする導電線を
得て、この導電線を同軸型ロータリートランスの外側の
ロータリーコアの巻コイルに使用し、形状記憶合金のマ
ルテンサイト変態温度以下の温度で、ワイヤーをトロイ
ダル状に加工した変形前の巻コイル10を内側に変形さ
せて、変形後の巻コイル11をコア内に挿入する。装着
完了後、使用環境温度でこの形状記憶合金を母相として
回復した巻コイル12が得られて、ロータリートランス
コアにこの導電線を使用した巻コイルは、ロータリーコ
アに容易に固定できる。
−Ni系形状記憶合金を外皮に、Cu,Al,C,Sn
等の導電物質を内芯になるように加工して形状記憶を有
する導電線を提供すること。 【構成】 Ti−Ni系の形状記憶合金を外皮に、C
u,Al,C,Sn等の導電物質を内芯とする導電線を
得て、この導電線を同軸型ロータリートランスの外側の
ロータリーコアの巻コイルに使用し、形状記憶合金のマ
ルテンサイト変態温度以下の温度で、ワイヤーをトロイ
ダル状に加工した変形前の巻コイル10を内側に変形さ
せて、変形後の巻コイル11をコア内に挿入する。装着
完了後、使用環境温度でこの形状記憶合金を母相として
回復した巻コイル12が得られて、ロータリートランス
コアにこの導電線を使用した巻コイルは、ロータリーコ
アに容易に固定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家電、通信等に用いら
れるトランス等のコイル、リード線に関するものであ
る。
れるトランス等のコイル、リード線に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】Ti−Ni系合金等の形状記憶合金がマ
ルテンサイト変態の逆変態に顕著な形状記憶効果を持つ
ことは、よく知られている。又、逆変態後の温度で超弾
性を持つこともよく知られている。形状記憶合金の中で
もTi−Ni系合金は、その性能の良さから実用合金と
して幅広い分野で使われている。しかし、この合金は電
気抵抗がニクロム線並のため、通電時の発熱が大きく導
電線としての実用には不向きであった。
ルテンサイト変態の逆変態に顕著な形状記憶効果を持つ
ことは、よく知られている。又、逆変態後の温度で超弾
性を持つこともよく知られている。形状記憶合金の中で
もTi−Ni系合金は、その性能の良さから実用合金と
して幅広い分野で使われている。しかし、この合金は電
気抵抗がニクロム線並のため、通電時の発熱が大きく導
電線としての実用には不向きであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、トランス等の
コイルには真ちゅう等のCu基線が用いられている。し
かし、VTR等の同軸トランスの配線には、その収納場
所が狭いため配線時の変形が起き易く、自動化し難い難
点があった。一方、Cu−Zn−Al合金等のCu基合
金は、電気抵抗が小さいため導電性形状記憶合金線とし
て用いることは考えられるが、形状回復力の弱さ、径時
変化の点から実用化はされていない。そこで、本発明の
技術的課題は、上記欠点に鑑み、形状回復力が大きく、
径時変化が小さい形状記憶合金、特にTi−Ni系合金
を導電線として実用に供させることを目的とする。
コイルには真ちゅう等のCu基線が用いられている。し
かし、VTR等の同軸トランスの配線には、その収納場
所が狭いため配線時の変形が起き易く、自動化し難い難
点があった。一方、Cu−Zn−Al合金等のCu基合
金は、電気抵抗が小さいため導電性形状記憶合金線とし
て用いることは考えられるが、形状回復力の弱さ、径時
変化の点から実用化はされていない。そこで、本発明の
技術的課題は、上記欠点に鑑み、形状回復力が大きく、
径時変化が小さい形状記憶合金、特にTi−Ni系合金
を導電線として実用に供させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、形状記
憶合金を外皮に、Cu,Al,C,Sn等の導電物質を
内芯とすることで、任意の形状を保つことを特徴とする
導電線が得られる。又、本発明によれば、該形状記憶合
金のマルテンサイト変態温度以下の環境温度で導電線配
置部位に装着容易な形状に変形し、装着完了後、使用環
境温度で該合金を母相とすることで、設定形状に回復
し、かつ前記部位に対し保形を持続する導電線が得られ
る。又、本発明によれば、外皮がTi−Ni系合金チュ
ーブであることを特徴とする導電線が得られる。
憶合金を外皮に、Cu,Al,C,Sn等の導電物質を
内芯とすることで、任意の形状を保つことを特徴とする
導電線が得られる。又、本発明によれば、該形状記憶合
金のマルテンサイト変態温度以下の環境温度で導電線配
置部位に装着容易な形状に変形し、装着完了後、使用環
境温度で該合金を母相とすることで、設定形状に回復
し、かつ前記部位に対し保形を持続する導電線が得られ
る。又、本発明によれば、外皮がTi−Ni系合金チュ
ーブであることを特徴とする導電線が得られる。
【0005】
【作用】Cu,Al,C,Sn等の導電物質を0.03
φmm〜0.07φmmの内芯として、Ti−Ni系の
形状記憶合金を外皮に、0.005mm以上被覆するこ
とにより良好な導電性を有しつつ、更に良好な形状記憶
性を有する導電線が得られ、この導電線を使用して、例
えば同軸ロータリートランスコアの外側のローターコア
の巻線する場合等、内径の溝に巻コイルを巻き回すこと
が非常に困難であるが、この導電線を使用することによ
り、自由に冷水(0〜5℃)中で変形させて、巻コイル
を内径の溝内に挿入し装着後、室温(20〜25℃)に
加熱してやると、設定の巻コイルに復元して、同軸ロー
タリートランスコアに巻コイルを固定することができ
る。形状回復力が大きく、径時変化が小さい形状記憶合
金を使用した導電線を提供することができる。
φmm〜0.07φmmの内芯として、Ti−Ni系の
形状記憶合金を外皮に、0.005mm以上被覆するこ
とにより良好な導電性を有しつつ、更に良好な形状記憶
性を有する導電線が得られ、この導電線を使用して、例
えば同軸ロータリートランスコアの外側のローターコア
の巻線する場合等、内径の溝に巻コイルを巻き回すこと
が非常に困難であるが、この導電線を使用することによ
り、自由に冷水(0〜5℃)中で変形させて、巻コイル
を内径の溝内に挿入し装着後、室温(20〜25℃)に
加熱してやると、設定の巻コイルに復元して、同軸ロー
タリートランスコアに巻コイルを固定することができ
る。形状回復力が大きく、径時変化が小さい形状記憶合
金を使用した導電線を提供することができる。
【0006】
【実施例】下記に実施例にて詳細に説明する。
【0007】
【実施例1】高周波溶解法によって得たTi−50.5
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後、径2.5φm
mのCu線を前記チューブに挿入した。その後、冷間加
工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線によって径
が0.08φmmの線を得た。得た線の断面はTi−N
i合金被膜の厚さが0.005mmであり、Cu線の径
は0.07φmmであった。次に、この線を束ねて径が
3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1時間の熱
処理をした。その後、この線を冷水(0〜5℃)中で変
形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温(20〜2
5℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が完全に回復
して、トランスのボビン内径に密着した。又、同コイル
の電気抵抗は、径が0.07φmmのCu線と同じ値を
示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合金被膜の厚
さが0.005mmであり、Cu線の径が0.03φm
m、0.05φmmでも、径が0.07φmmのCu線と
同様なことを確かめたが、Cu線の径が0.03φm
m、0.05φmmの場合においても、形状記憶性が完
全に回復し、導電性は径が0.07φmmのCu線と同
様に良好であった。
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後、径2.5φm
mのCu線を前記チューブに挿入した。その後、冷間加
工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線によって径
が0.08φmmの線を得た。得た線の断面はTi−N
i合金被膜の厚さが0.005mmであり、Cu線の径
は0.07φmmであった。次に、この線を束ねて径が
3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1時間の熱
処理をした。その後、この線を冷水(0〜5℃)中で変
形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温(20〜2
5℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が完全に回復
して、トランスのボビン内径に密着した。又、同コイル
の電気抵抗は、径が0.07φmmのCu線と同じ値を
示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合金被膜の厚
さが0.005mmであり、Cu線の径が0.03φm
m、0.05φmmでも、径が0.07φmmのCu線と
同様なことを確かめたが、Cu線の径が0.03φm
m、0.05φmmの場合においても、形状記憶性が完
全に回復し、導電性は径が0.07φmmのCu線と同
様に良好であった。
【0008】
【実施例2】高周波溶解法によって得たTi−50.5
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後の径2.5φm
mのAl線を前記チューブに挿入した。その後、冷間加
工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線によって径
が0.04φmmの線を得た。得られた線の断面はTi
−Ni合金被膜の厚さが0.005mmであり、Al線
の径は0.03φmmであった。次に、この線を束ねて
径が3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1時間
の熱処理をした。その後、この線を冷水(0〜5℃)中
で変形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温(20
〜25℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が完全に
回復して、トランスのボビン内径に密着した。又、同コ
イルの電気抵抗は、径が0.03φmmのAl線と同じ
値を示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合金被膜
の厚さが0.005mmであり、Al線の径が0.05φ
mmの場合、形状記憶性は完全回復と比較してやや劣
る、ほぼ回復した程度であり、導電性は径が0.05φ
mmのAl線と同じ電気抵抗を示し良好であった。Al
線0.07φmmの場合、形状記憶性は殆ど回復が認め
られず、導電性はAl線の径が0.07φmmと同じ電
気抵抗を示して良好であったが、形状記憶性としては径
が0.07φmmのAl線は使用に供しない。
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後の径2.5φm
mのAl線を前記チューブに挿入した。その後、冷間加
工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線によって径
が0.04φmmの線を得た。得られた線の断面はTi
−Ni合金被膜の厚さが0.005mmであり、Al線
の径は0.03φmmであった。次に、この線を束ねて
径が3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1時間
の熱処理をした。その後、この線を冷水(0〜5℃)中
で変形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温(20
〜25℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が完全に
回復して、トランスのボビン内径に密着した。又、同コ
イルの電気抵抗は、径が0.03φmmのAl線と同じ
値を示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合金被膜
の厚さが0.005mmであり、Al線の径が0.05φ
mmの場合、形状記憶性は完全回復と比較してやや劣
る、ほぼ回復した程度であり、導電性は径が0.05φ
mmのAl線と同じ電気抵抗を示し良好であった。Al
線0.07φmmの場合、形状記憶性は殆ど回復が認め
られず、導電性はAl線の径が0.07φmmと同じ電
気抵抗を示して良好であったが、形状記憶性としては径
が0.07φmmのAl線は使用に供しない。
【0009】
【実施例3】高周波溶解法によって得たTi−50.5
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後の径2.5φm
mのC線(C電極棒)を前記チューブに挿入した。その
後、冷間加工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線
によって径が0.04φmmの線を得た。得た線の断面
はTi−Ni合金被膜の厚さは0.005mmであり、
C線の径は0.03φmmであった。次に、この線を束
ねて径が3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1
時間の熱処理をした。その後、この線を冷水(0〜5
℃)中で変形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温
(20〜25℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が
完全に回復して、トランスのボビン内径に密着した。
又、同コイルの電気抵抗は、径が0.03φmmのC線
と同じ値を示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合
金被膜の厚さが0.005mmであり、C線の径が0.0
5φmmの場合、形状記憶性はほぼ回復であり、導電性
は径が0.05φmmのC線と同じく良好で、径が0.0
5φmmのC線と同じ電気抵抗を示した。C線の径が
0.07φmmの場合、形状記憶性は殆ど回復せず、導
電性は径が0.07φmmのC線と同じ電気抵抗を示し
て良好であったが、形状記憶性としては径が0.07φ
mmのC線は使用に供しない。Al線と似たような結果
が得られた。
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後の径2.5φm
mのC線(C電極棒)を前記チューブに挿入した。その
後、冷間加工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線
によって径が0.04φmmの線を得た。得た線の断面
はTi−Ni合金被膜の厚さは0.005mmであり、
C線の径は0.03φmmであった。次に、この線を束
ねて径が3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1
時間の熱処理をした。その後、この線を冷水(0〜5
℃)中で変形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温
(20〜25℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が
完全に回復して、トランスのボビン内径に密着した。
又、同コイルの電気抵抗は、径が0.03φmmのC線
と同じ値を示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合
金被膜の厚さが0.005mmであり、C線の径が0.0
5φmmの場合、形状記憶性はほぼ回復であり、導電性
は径が0.05φmmのC線と同じく良好で、径が0.0
5φmmのC線と同じ電気抵抗を示した。C線の径が
0.07φmmの場合、形状記憶性は殆ど回復せず、導
電性は径が0.07φmmのC線と同じ電気抵抗を示し
て良好であったが、形状記憶性としては径が0.07φ
mmのC線は使用に供しない。Al線と似たような結果
が得られた。
【0010】
【実施例4】高周波溶解法によって得たTi−50.5
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後の径2.5φm
mのSn線を前記チューブに挿入した。その後、冷間加
工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線によって径
が0.08φmmの線を得た。得た線の断面はTi−N
i合金被膜の厚さが0.005mmであり、Sn線の径
が0.07φmmであった。次に、この線を束ねて径が
3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1時間の熱
処理をした。その後、この線を冷水(0〜5℃)中で変
形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温(20〜2
5℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が完全に回復
して、トランスのボビン内径に密着した。又、同コイル
の電気抵抗は、径が0.07φmmのSn線と同じ値を
示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合金被膜の厚
さは0.005mmであり、Sn線の径が0.03φmm
の場合、形状記憶性は完全回復で良好、導電性は径が
0.03φmmのSn線と同じ電気抵抗を示して良好で
あった。又、Sn線の径が0.05φmmの場合、形状
記憶性は完全回復で良好、導電性は径が0.05φmm
のSn線と同じ電気抵抗を示して良好であった。
at%Ni合金を熱間加工、冷間加工で外径3.0φm
m、内径2.6φmmのチューブとした後の径2.5φm
mのSn線を前記チューブに挿入した。その後、冷間加
工率30〜50%毎の焼鈍を繰り返し、伸線によって径
が0.08φmmの線を得た。得た線の断面はTi−N
i合金被膜の厚さが0.005mmであり、Sn線の径
が0.07φmmであった。次に、この線を束ねて径が
3φmmのコイル状に加工し、400℃で約1時間の熱
処理をした。その後、この線を冷水(0〜5℃)中で変
形し、内径3φmmのボビンに挿入し、室温(20〜2
5℃)まで加熱した。前記コイルは、形状が完全に回復
して、トランスのボビン内径に密着した。又、同コイル
の電気抵抗は、径が0.07φmmのSn線と同じ値を
示した。得られた線の断面が、Ti−Ni合金被膜の厚
さは0.005mmであり、Sn線の径が0.03φmm
の場合、形状記憶性は完全回復で良好、導電性は径が
0.03φmmのSn線と同じ電気抵抗を示して良好で
あった。又、Sn線の径が0.05φmmの場合、形状
記憶性は完全回復で良好、導電性は径が0.05φmm
のSn線と同じ電気抵抗を示して良好であった。
【0011】以上、実施例1〜4までの結果を表1に示
す。
す。
【0012】
【表1】 表1の中の○印は完全に回復、△印はほぼ回復(90%
以上)、×印は殆ど回復しない(回復50%以下)こと
を示す。
以上)、×印は殆ど回復しない(回復50%以下)こと
を示す。
【0013】
【実施例5】VTR等の電子機器に使用される同軸型ロ
ータリートランスは、図1に示す如く、内側のステータ
コア7と外側のローターコア1により構成され、必要な
チャンネル数に相当した数のコイルが各々のコアの対向
した位置に設けられている。この種のトランスコアのコ
イルは、図2の(a)に示す如く、ワイヤーをトロイダ
ル状に加工した変形前の巻コイル10により構成され
る。図1に示す内側のステータコア7において、コイル
組立上、特に問題がないが、外側のローターコア1で
は、図2の(b)の矢印で示すように、コイルの一部を
内側に変形させ、変形後の巻コイル11をコア内に挿入
する。この巻コイルに形状記憶合金を外皮に導電物質を
内芯とする導電線を使用する。即ち、形状記憶合金のマ
ルテンサイト変態温度以下の温度で、図2の(b)の矢
印で示すように、巻コイルの一部を内側に変形させてコ
ア内に挿入する。装着完了後、使用環境温度で、この形
状記憶合金を母相とすることで、図2の(c)の矢印の
方向に設定形状に回復し、回復した巻コイル12を固定
することが容易にできる。即ち、ワイヤーをトロイダル
状に巻線加工して変形させて、使用環境温度で前記形状
記憶合金を外皮に、導電物質を内芯とする本発明の導電
線を使用してコア内に挿入する。装着後、使用環境温度
でこの導電線の形状記憶合金を母相とすることで、図2
の(c)の矢印の方向に回復して、設定形状にもどるた
めに巻コイルを非常に効率よく固定し、設置することが
できる。
ータリートランスは、図1に示す如く、内側のステータ
コア7と外側のローターコア1により構成され、必要な
チャンネル数に相当した数のコイルが各々のコアの対向
した位置に設けられている。この種のトランスコアのコ
イルは、図2の(a)に示す如く、ワイヤーをトロイダ
ル状に加工した変形前の巻コイル10により構成され
る。図1に示す内側のステータコア7において、コイル
組立上、特に問題がないが、外側のローターコア1で
は、図2の(b)の矢印で示すように、コイルの一部を
内側に変形させ、変形後の巻コイル11をコア内に挿入
する。この巻コイルに形状記憶合金を外皮に導電物質を
内芯とする導電線を使用する。即ち、形状記憶合金のマ
ルテンサイト変態温度以下の温度で、図2の(b)の矢
印で示すように、巻コイルの一部を内側に変形させてコ
ア内に挿入する。装着完了後、使用環境温度で、この形
状記憶合金を母相とすることで、図2の(c)の矢印の
方向に設定形状に回復し、回復した巻コイル12を固定
することが容易にできる。即ち、ワイヤーをトロイダル
状に巻線加工して変形させて、使用環境温度で前記形状
記憶合金を外皮に、導電物質を内芯とする本発明の導電
線を使用してコア内に挿入する。装着後、使用環境温度
でこの導電線の形状記憶合金を母相とすることで、図2
の(c)の矢印の方向に回復して、設定形状にもどるた
めに巻コイルを非常に効率よく固定し、設置することが
できる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、形状記憶合金、特に
Ti−Ni系合金をチューブ状の外皮にし、Cu,A
l,C,Sn等の導電物質を芯材にして、形状記憶合金
と導電物質との複合材料とする。この複合材料を使用し
て、外皮の形状記憶合金はマルテンサイト変態温度以下
の環境温度で装着容易な形状に変形し、装着完了後には
使用環境温度で形状記憶合金を母相とすることで、設定
形状に回復する。本発明の導電線は同軸ロータリートラ
ンスのローターコアの巻コイルや電磁石の巻コイル、そ
の他トランスコイル等に使用する。巻コイルが設定形状
に回復し、固定することにより、装着困難な巻コイルが
装着容易になり、かつ作業性がよくなり、歩留向上にも
役立つ形状回復力が大きく、径時変化が小さい形状記憶
合金外皮の導電線が得られる。
Ti−Ni系合金をチューブ状の外皮にし、Cu,A
l,C,Sn等の導電物質を芯材にして、形状記憶合金
と導電物質との複合材料とする。この複合材料を使用し
て、外皮の形状記憶合金はマルテンサイト変態温度以下
の環境温度で装着容易な形状に変形し、装着完了後には
使用環境温度で形状記憶合金を母相とすることで、設定
形状に回復する。本発明の導電線は同軸ロータリートラ
ンスのローターコアの巻コイルや電磁石の巻コイル、そ
の他トランスコイル等に使用する。巻コイルが設定形状
に回復し、固定することにより、装着困難な巻コイルが
装着容易になり、かつ作業性がよくなり、歩留向上にも
役立つ形状回復力が大きく、径時変化が小さい形状記憶
合金外皮の導電線が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同軸ロータリートランスコアの断面図。
【図2】同軸ロータリートランスコアの外側のローター
コアの本発明の巻コイルの斜視図。図2の(a)は変形
前の巻コイルの斜視図、図2の(b)は変形した巻コイ
ルの斜視図、図2の(c)は形状記憶合金を使用した導
電線がもとの形状に回復した巻コイルの斜視図。
コアの本発明の巻コイルの斜視図。図2の(a)は変形
前の巻コイルの斜視図、図2の(b)は変形した巻コイ
ルの斜視図、図2の(c)は形状記憶合金を使用した導
電線がもとの形状に回復した巻コイルの斜視図。
【符号の説明】 1 ローターコア 7 ステータコア 8 形状記憶合金を使用した導電線の巻コイル 9 ステータコアの巻コイル 10 変形前の巻コイル 11 変形後の巻コイル 12 回復した巻コイル
Claims (3)
- 【請求項1】 形状記憶合金を外皮に、導電物質を内芯
とすることで、任意の形状を保つことを特徴とする導電
線。 - 【請求項2】 請求項1記載において、該形状記憶合金
のマルテンサイト変態温度以下の環境温度で導電線配置
部位に装着容易な形状に変形し、装着完了後、使用環境
温度で該合金を母相とすることで設定形状に回復し、か
つ前記部位に対し保形を持続することを特徴とする導電
線。 - 【請求項3】 請求項1記載の外皮がTi−Ni系合金
チューブであることを特徴とする導電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21203592A JPH0636614A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 導電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21203592A JPH0636614A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 導電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636614A true JPH0636614A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16615794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21203592A Pending JPH0636614A (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 導電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0636614A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002177858A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-25 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
| US9655702B2 (en) | 2008-12-29 | 2017-05-23 | Koninklijke Philips N.V. | Non-pressurized system for creating liquid droplets in a dental cleaning appliance |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP21203592A patent/JPH0636614A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002177858A (ja) * | 2000-12-13 | 2002-06-25 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置 |
| US9655702B2 (en) | 2008-12-29 | 2017-05-23 | Koninklijke Philips N.V. | Non-pressurized system for creating liquid droplets in a dental cleaning appliance |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3881741B2 (ja) | NiMnGa合金 | |
| EP0456927A1 (en) | Superconducting wire and method of production thereof | |
| CA1148229A (en) | Inductive component and method for its production | |
| GB1110583A (en) | Improvements in or relating to the manufacture of composite conductors | |
| JP3521182B2 (ja) | 酸化物超電導線材及び超電導装置 | |
| JPH0636614A (ja) | 導電線 | |
| JPS61165244A (ja) | NiTi形状記憶合金コイルばねの製造方法 | |
| JP3050554B2 (ja) | マグネットワイヤ | |
| JP2916214B2 (ja) | 超電導線の接続方法 | |
| JP3765040B2 (ja) | 永久電流スイッチ | |
| JP3126071B2 (ja) | 超電導機器およびその製造方法 | |
| JPH0625848Y2 (ja) | 電気回路素子 | |
| JPS58152311A (ja) | リング付電線の製造方法 | |
| US4401483A (en) | Method for making a magnetically anisotropic element | |
| US4420732A (en) | Magnetically actuated device comprising a magnetically anisotropic element | |
| JPS6070153A (ja) | 形状記憶バネ | |
| JPH0422009B2 (ja) | ||
| JP2795465B2 (ja) | 二方向形状記憶コイルばねの製造方法 | |
| JPH05347109A (ja) | イヤホ−ン及びヘッドホ−ン用コ−ド | |
| JP2801310B2 (ja) | 二方向形状記憶コイルばねの製造方法 | |
| JP2874056B2 (ja) | リード付インダクターとその製造方法 | |
| JPS61147508A (ja) | 磁心入りコイル | |
| JPS607325B2 (ja) | 化合物複合超電導体の製造方法 | |
| JPS6056072B2 (ja) | 電気−力学的エネルギ変換装置 | |
| JPH0118643B2 (ja) |