JPH0118643B2 - - Google Patents
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- JPH0118643B2 JPH0118643B2 JP57039743A JP3974382A JPH0118643B2 JP H0118643 B2 JPH0118643 B2 JP H0118643B2 JP 57039743 A JP57039743 A JP 57039743A JP 3974382 A JP3974382 A JP 3974382A JP H0118643 B2 JPH0118643 B2 JP H0118643B2
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主として電線の着雪による断線事故や
鉄塔倒壊を防止するため、電線に取り付ける融雪
用磁性体リングの製造方法に関する。
鉄塔倒壊を防止するため、電線に取り付ける融雪
用磁性体リングの製造方法に関する。
一般に電線への着雪現象は電線温度が3℃以下
になると生ずることより、従来から飽和磁束密度
の高い鉄(Fe)、珪素鋼(3%Si―Fe)、45パー
マロイ(45%Ni―Fe)、パーメンジユール(49%
Co―2%V―Fe)等の磁性体リングを電線に装
着し、前記リングの有する10000erg・cm-3以上の
大なる磁気履歴損失によつて、積極的に発熱させ
て融雪するが、一般に雪は電線より落下する以前
に電線の撚り方向に沿うて移動するので、電線全
長に亘つて融雪用磁性体リングで覆う必要はな
く、例えば50cm程度の間隔に前記リングを装着す
るのみで効果はあるが、高飽和磁束密度を有する
前記リングはキユーリー温度が400℃以上と高く、
降雪のない夏期には発熱して送電電力損失となる
問題がある。そのため前記リングの磁化方向すな
わち円周方向の1箇所ないし2箇所にFe―Ni、
Fe―Ni―Cr合金、Ni―Cu合金等の0〜150℃の
キユーリー温度を有する低キユーリー温度強磁性
金属合金(以下低キユーリー温度材という)を磁
気回路の温度スイツチとして挿入したものが提案
されている。この複合リングは、キユーリー温度
以下の低温度では挿入した低キユーリー温度材が
強磁性体となつて、高飽和磁束磁性体(以下高飽
和磁束材という)と低キユーリー温度材からなる
複合リングの磁気回路を閉じて、複合リングの磁
気履歴損失により発熱するが、キユーリー温度以
上の高温では挿入した低キユーリー温度材が低磁
束密度または非磁性体となつて、複合リングに磁
気的なギヤツプを形成し、磁気履歴損失は減少し
て発熱は抑制され、このようにして複合リングは
低温での発熱、高温での発熱抑制が可能となり、
融雪用に有効な性能を発揮する。この発明はかゝ
る有効な複合リングを安価に提供するための製造
法に係る。
になると生ずることより、従来から飽和磁束密度
の高い鉄(Fe)、珪素鋼(3%Si―Fe)、45パー
マロイ(45%Ni―Fe)、パーメンジユール(49%
Co―2%V―Fe)等の磁性体リングを電線に装
着し、前記リングの有する10000erg・cm-3以上の
大なる磁気履歴損失によつて、積極的に発熱させ
て融雪するが、一般に雪は電線より落下する以前
に電線の撚り方向に沿うて移動するので、電線全
長に亘つて融雪用磁性体リングで覆う必要はな
く、例えば50cm程度の間隔に前記リングを装着す
るのみで効果はあるが、高飽和磁束密度を有する
前記リングはキユーリー温度が400℃以上と高く、
降雪のない夏期には発熱して送電電力損失となる
問題がある。そのため前記リングの磁化方向すな
わち円周方向の1箇所ないし2箇所にFe―Ni、
Fe―Ni―Cr合金、Ni―Cu合金等の0〜150℃の
キユーリー温度を有する低キユーリー温度強磁性
金属合金(以下低キユーリー温度材という)を磁
気回路の温度スイツチとして挿入したものが提案
されている。この複合リングは、キユーリー温度
以下の低温度では挿入した低キユーリー温度材が
強磁性体となつて、高飽和磁束磁性体(以下高飽
和磁束材という)と低キユーリー温度材からなる
複合リングの磁気回路を閉じて、複合リングの磁
気履歴損失により発熱するが、キユーリー温度以
上の高温では挿入した低キユーリー温度材が低磁
束密度または非磁性体となつて、複合リングに磁
気的なギヤツプを形成し、磁気履歴損失は減少し
て発熱は抑制され、このようにして複合リングは
低温での発熱、高温での発熱抑制が可能となり、
融雪用に有効な性能を発揮する。この発明はかゝ
る有効な複合リングを安価に提供するための製造
法に係る。
以下実施例として掲げる図面により本発明を説
明する。
明する。
第1図において、磁気履歴損失が10000erg・cm
-3以上、キユーリー温度が400℃以上の鉄鋼、珪
素鋼、45%Ni―Feパーマロイ、パーメンジユー
ル等の強磁性金属合金条1の端面に段部2を設
け、前記段部に0℃〜150℃のキユーリー温度を
有するFe―Ni合金、Fe―Ni―Cr合金、Ni―Cu
合金等の低キユーリー温度材3を固着(エツヂイ
ンレイクラツド加工)して横付け2条クラツド条
4となし、前記クラツド条4を横断方向に適当寸
法に切断してクラツド片5となし、前記クラツド
片5を前記低キユーリー温度材3が高磁気履歴損
失の強磁性金属合金条1の他端部に接触する如く
曲げ加工して、複合リング6または6′を製作す
る。前記複合リング6または6′は0℃における
磁気履歴損失が5000erg・cm-3以上有することを
特徴とするものである。
-3以上、キユーリー温度が400℃以上の鉄鋼、珪
素鋼、45%Ni―Feパーマロイ、パーメンジユー
ル等の強磁性金属合金条1の端面に段部2を設
け、前記段部に0℃〜150℃のキユーリー温度を
有するFe―Ni合金、Fe―Ni―Cr合金、Ni―Cu
合金等の低キユーリー温度材3を固着(エツヂイ
ンレイクラツド加工)して横付け2条クラツド条
4となし、前記クラツド条4を横断方向に適当寸
法に切断してクラツド片5となし、前記クラツド
片5を前記低キユーリー温度材3が高磁気履歴損
失の強磁性金属合金条1の他端部に接触する如く
曲げ加工して、複合リング6または6′を製作す
る。前記複合リング6または6′は0℃における
磁気履歴損失が5000erg・cm-3以上有することを
特徴とするものである。
本発明において、高磁気損失の強磁性金属合金
条と低キユーリー温度材の固着法は、ロウ付け、
半田付け、溶接、圧接、有機剤接着等いずれでも
よい。
条と低キユーリー温度材の固着法は、ロウ付け、
半田付け、溶接、圧接、有機剤接着等いずれでも
よい。
本発明による複合リングは断面形状はほゞ円形
にて、寸法は電線の送電容量により変るが、複合
リングの容積は3cm3以上は必要であり、複合リン
グ内の低キユーリー温度材の挿入厚(第1図の
t)は0.2〜10mmが好ましい。
にて、寸法は電線の送電容量により変るが、複合
リングの容積は3cm3以上は必要であり、複合リン
グ内の低キユーリー温度材の挿入厚(第1図の
t)は0.2〜10mmが好ましい。
本発明において挿入する低キユーリー温度材の
キユーリー温度を0℃〜150℃に限定した理由は
0℃未満では着雪開始温度3℃で発熱しないの
で、融雪効果がなく、また150℃を超えると、夏
期でも発熱して送電電力損失となつて好ましくな
いからであり、望ましいキユーリー温度は50℃〜
100℃である。また複合リングの0℃における磁
気履歴損失を5000erg・cm-3以上とした理由は、
5000erg・cm-3未満では融雪効果が殆どないため
である。複合リングの0℃における磁気履歴損失
は特に20×103erg・cm-3以上のとき効果がある。
強磁性金属合金条の磁気履歴損失を10000erg・cm
-3以上に限定した理由は10000erg・cm-3未満では
低キユーリー温度材を挿入した複合リングでは
5000erg・cm-3未満となり、融雪効果が殆どでな
いためである。特に効果があるのは50000erg・cm
-3以上である。
キユーリー温度を0℃〜150℃に限定した理由は
0℃未満では着雪開始温度3℃で発熱しないの
で、融雪効果がなく、また150℃を超えると、夏
期でも発熱して送電電力損失となつて好ましくな
いからであり、望ましいキユーリー温度は50℃〜
100℃である。また複合リングの0℃における磁
気履歴損失を5000erg・cm-3以上とした理由は、
5000erg・cm-3未満では融雪効果が殆どないため
である。複合リングの0℃における磁気履歴損失
は特に20×103erg・cm-3以上のとき効果がある。
強磁性金属合金条の磁気履歴損失を10000erg・cm
-3以上に限定した理由は10000erg・cm-3未満では
低キユーリー温度材を挿入した複合リングでは
5000erg・cm-3未満となり、融雪効果が殆どでな
いためである。特に効果があるのは50000erg・cm
-3以上である。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例 1
22℃における飽和磁束密度が14100gauss保磁
力が4.1Oe、磁気履歴損失が232×103erg・cm-3な
る磁気特性を有し、寸法が巾130mm×厚み6.5mm×
長さ200mmの0.2%Cの炭素鋼帯と、キユーリー温
度が100℃で、寸法が巾8mm×厚みtmm×長さ200
mmなる30%Ni―Fe合金帯及びキユーリー温度が
70℃で、寸法が前記30%Ni―Fe合金と同一寸法
の31%Ni―8%Cr―Fe合金帯を、第1図で説明
したエツヂインレイクラツド条に製作後、切断し
曲げ加工して、前記低キユーリー温度材に接着す
るように外径43mm×巾径30mm×高さ15mmの寸法の
リング状6に成形した。
力が4.1Oe、磁気履歴損失が232×103erg・cm-3な
る磁気特性を有し、寸法が巾130mm×厚み6.5mm×
長さ200mmの0.2%Cの炭素鋼帯と、キユーリー温
度が100℃で、寸法が巾8mm×厚みtmm×長さ200
mmなる30%Ni―Fe合金帯及びキユーリー温度が
70℃で、寸法が前記30%Ni―Fe合金と同一寸法
の31%Ni―8%Cr―Fe合金帯を、第1図で説明
したエツヂインレイクラツド条に製作後、切断し
曲げ加工して、前記低キユーリー温度材に接着す
るように外径43mm×巾径30mm×高さ15mmの寸法の
リング状6に成形した。
低キユーリー温度材として、30%Ni―Fe合金、
31%Ni―8%Cr―Fe合金を使用した場合の各キ
ユーリー温度材の挿入厚tによる各雰囲気温度と
複合リングの磁気履歴損失との関係を第2図a,
b,cに表す。
31%Ni―8%Cr―Fe合金を使用した場合の各キ
ユーリー温度材の挿入厚tによる各雰囲気温度と
複合リングの磁気履歴損失との関係を第2図a,
b,cに表す。
第2図aは低キユーリー温度材として、30%
Ni―Fe合金を使用した場合を表し、同図の1,
2,3,4,5各曲線は低キユーリー温度材の挿
入厚さtが夫々0mm、0.5mm、1.0mm、2.0mm、4.0
mmの場合を表す。
Ni―Fe合金を使用した場合を表し、同図の1,
2,3,4,5各曲線は低キユーリー温度材の挿
入厚さtが夫々0mm、0.5mm、1.0mm、2.0mm、4.0
mmの場合を表す。
第2図bは低キユーリー温度材として、31%
Ni―8%Cr―Fe合金を使用した場合で、同図の
1,2,3,4,5各曲線は前記の如く、挿入厚
さtが夫々0mm、0.5mm、1.0mm、2.0mm、4.0mmの
場合を表す。
Ni―8%Cr―Fe合金を使用した場合で、同図の
1,2,3,4,5各曲線は前記の如く、挿入厚
さtが夫々0mm、0.5mm、1.0mm、2.0mm、4.0mmの
場合を表す。
第2図cの1曲線は低キユーリー温度材とし
て、30%Ni―Fe合金の、2曲線は31%Ni―8%
Cr―Fe合金の、挿入厚さtと磁気履歴損失比と
の関係を示す。
て、30%Ni―Fe合金の、2曲線は31%Ni―8%
Cr―Fe合金の、挿入厚さtと磁気履歴損失比と
の関係を示す。
なお第3図に上記試験に使用した複合リングの
形状寸法を表す。
形状寸法を表す。
第2図a,b,cより明らかな如く、複合リン
グは低キユーリー温度材のキユーリー温度が低い
程、且つその挿入厚tが厚い程、キユーリー温度
以下での磁気履歴損失、すなわち発熱量は低下
し、0℃の30℃に対する磁気履歴損失比すなわち
低温時の高温時に対する発熱量の比は大きくな
る。
グは低キユーリー温度材のキユーリー温度が低い
程、且つその挿入厚tが厚い程、キユーリー温度
以下での磁気履歴損失、すなわち発熱量は低下
し、0℃の30℃に対する磁気履歴損失比すなわち
低温時の高温時に対する発熱量の比は大きくな
る。
0℃における磁気履歴損失が26.5×103erg・cm
-3、磁気履歴損失比が2.05なる複合リング(低キ
ユーリー温度材、31%Ni―8%Cr―Fe合金、キ
ユーリー温度:70℃、挿入厚2mm)を120mm2の
ACSRに装着して60Hz、200Aの電流を流したと
ころ、雰囲気温度が−7℃の場合、電線温度は着
雪する1℃であつたが、リング温度は着雪しない
10℃まで上昇していた。また雰囲気温度が25℃の
場合は電線温度、リング温度共に46℃で、リング
自体の発熱は認められなかつた。
-3、磁気履歴損失比が2.05なる複合リング(低キ
ユーリー温度材、31%Ni―8%Cr―Fe合金、キ
ユーリー温度:70℃、挿入厚2mm)を120mm2の
ACSRに装着して60Hz、200Aの電流を流したと
ころ、雰囲気温度が−7℃の場合、電線温度は着
雪する1℃であつたが、リング温度は着雪しない
10℃まで上昇していた。また雰囲気温度が25℃の
場合は電線温度、リング温度共に46℃で、リング
自体の発熱は認められなかつた。
以上の如く、本発明は電線の着雪による断線事
故や鉄塔倒壊を防止するため、電線に装着される
有効な複合リングを安価、且つ生産性よく提供す
るものである。
故や鉄塔倒壊を防止するため、電線に装着される
有効な複合リングを安価、且つ生産性よく提供す
るものである。
第1図は本発明の実施例を示す説明図。第2図
a,b,cは本発明による複合リングの低キユー
リー温度材の材質、挿入厚、雰囲気温度と磁気特
性の関係を表す図表。第3図は実施例の特性試験
に使用した複合リングの形状及び寸法を示す斜視
図である。 1:強磁性金属合金条、2:段部、3:低キユ
ーリー温度材、4:2条クラツド材、5:クラツ
ド片、6,6′:複合リング。
a,b,cは本発明による複合リングの低キユー
リー温度材の材質、挿入厚、雰囲気温度と磁気特
性の関係を表す図表。第3図は実施例の特性試験
に使用した複合リングの形状及び寸法を示す斜視
図である。 1:強磁性金属合金条、2:段部、3:低キユ
ーリー温度材、4:2条クラツド材、5:クラツ
ド片、6,6′:複合リング。
Claims (1)
- 1 10000erg・cm-3以上の磁気履歴損失を有する
強磁性金属合金条に0℃〜150℃のキユーリー温
度を有する強磁性金属合金条をエツヂインレイク
ラツド加工し、前記クラツド条より横断方向に適
当寸法に切り出したクラツド片を前記低キユーリ
ー温度材が前記強磁性金属合金条の他端部に接触
する如く曲げ加工して、0℃における磁気履歴損
失が5000erg・cm-3以上有する複合リングを製造
することを特徴とする融雪用複合磁性体リングの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57039743A JPS58157317A (ja) | 1982-03-12 | 1982-03-12 | 融雪用複合磁性体リングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57039743A JPS58157317A (ja) | 1982-03-12 | 1982-03-12 | 融雪用複合磁性体リングの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58157317A JPS58157317A (ja) | 1983-09-19 |
| JPH0118643B2 true JPH0118643B2 (ja) | 1989-04-06 |
Family
ID=12561439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57039743A Granted JPS58157317A (ja) | 1982-03-12 | 1982-03-12 | 融雪用複合磁性体リングの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58157317A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2684524B2 (ja) * | 1994-09-19 | 1997-12-03 | 正志 吉岡 | 浮沈分離機 |
| JP3290631B2 (ja) | 1998-10-02 | 2002-06-10 | キヤノン株式会社 | 光学ユニット、光学ユニットの製造方法、光学ユニットを用いた光学系、光学ユニットを用いた露光装置及びこの露光装置を用いたデバイスの製造方法 |
| JP2002062417A (ja) | 2000-06-07 | 2002-02-28 | Canon Inc | 回折光学素子、該回折光学素子を有する光学系及び光学機器、回折光学素子の製造方法、回折光学素子製造用の金型 |
-
1982
- 1982-03-12 JP JP57039743A patent/JPS58157317A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58157317A (ja) | 1983-09-19 |
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