JPH063677A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH063677A JPH063677A JP15940292A JP15940292A JPH063677A JP H063677 A JPH063677 A JP H063677A JP 15940292 A JP15940292 A JP 15940292A JP 15940292 A JP15940292 A JP 15940292A JP H063677 A JPH063677 A JP H063677A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 配向性及び電気−光学特性に優れた強誘電性
液晶表示素子並びにそれに用いる液晶分子配向膜及び樹
脂膜を提供する。 【構成】 (I)又は(II)のセルロースをベースとす
る樹脂のシアノ置換体を液晶表示素子の分子膜とする。 (RはCpH2p+1CN・pは1〜17の整数、n、mは
100〜10000の整数)
液晶表示素子並びにそれに用いる液晶分子配向膜及び樹
脂膜を提供する。 【構成】 (I)又は(II)のセルロースをベースとす
る樹脂のシアノ置換体を液晶表示素子の分子膜とする。 (RはCpH2p+1CN・pは1〜17の整数、n、mは
100〜10000の整数)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示素子に関し、更
に詳しくは表面安定化強誘電性液晶素子に関する。
に詳しくは表面安定化強誘電性液晶素子に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスオートメーションの進展に伴
い、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ等が広
く普及するようになっている。このような機器は主とし
てパーソナル機器であり、小型計量が一般に求められて
いるため、その表示装置としては専ら小型の液晶ディス
プレイ(LCD)が用いられている。
い、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ等が広
く普及するようになっている。このような機器は主とし
てパーソナル機器であり、小型計量が一般に求められて
いるため、その表示装置としては専ら小型の液晶ディス
プレイ(LCD)が用いられている。
【0003】現在、最も広く用いられているLCDの駆
動モードは、スーパーツイステッドネマティック(ST
N)方式であり、この方式は比較的大容量の表示が単純
なパネル構成(単純マトリクスパネル)で可能となるた
め、主としてコスト面でのメリットがあり、販売価格が
比較的低価格に設定されるパーソナル機器には好んで用
いられている。
動モードは、スーパーツイステッドネマティック(ST
N)方式であり、この方式は比較的大容量の表示が単純
なパネル構成(単純マトリクスパネル)で可能となるた
め、主としてコスト面でのメリットがあり、販売価格が
比較的低価格に設定されるパーソナル機器には好んで用
いられている。
【0004】しかしながら、前記したSTNは方式は以
下のような問題がある。即ち、 (1)視野角が狭い(パネル法線方向に対し上下、左右
方向±30°)。 (2)コントラスト比が低い( 640× 400ドットでは
8:1程度)。 (3)画面が暗い(パネルの光透過率が低い)。 (4)基本的駆動モードでは色付きが発生する(旋光分
散有り)。 (5)液晶の応答速度が遅い(マウス対応困難)。
下のような問題がある。即ち、 (1)視野角が狭い(パネル法線方向に対し上下、左右
方向±30°)。 (2)コントラスト比が低い( 640× 400ドットでは
8:1程度)。 (3)画面が暗い(パネルの光透過率が低い)。 (4)基本的駆動モードでは色付きが発生する(旋光分
散有り)。 (5)液晶の応答速度が遅い(マウス対応困難)。
【0005】このため、上記したようなSTNの欠点を
克服し、かつより高画質の表示を実現するための液晶駆
動モードとして、強誘電性液晶表示、とりわけ表面安定
化による強誘電性液晶表示(SSFLCD)方式が注目され、
盛んに検討されている。しかし、このSSFLCD方式はポテ
ンシャル的には優れた方式であるが、その実用化の際に
は、未だ大きな技術的課題を克服しなければならない状
況にある。
克服し、かつより高画質の表示を実現するための液晶駆
動モードとして、強誘電性液晶表示、とりわけ表面安定
化による強誘電性液晶表示(SSFLCD)方式が注目され、
盛んに検討されている。しかし、このSSFLCD方式はポテ
ンシャル的には優れた方式であるが、その実用化の際に
は、未だ大きな技術的課題を克服しなければならない状
況にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したSSFLCD方式を
実用化するために必要な課題は以下の通りである。 (1)液晶層構造の適正化(シェブロン層構造からブッ
クシェルフ層構造へ)。 (2)大面積均一配向処理技術の確立。 (3)狭パネルギャップセルの製造技術の確立。
実用化するために必要な課題は以下の通りである。 (1)液晶層構造の適正化(シェブロン層構造からブッ
クシェルフ層構造へ)。 (2)大面積均一配向処理技術の確立。 (3)狭パネルギャップセルの製造技術の確立。
【0007】前記課題(1)〜(3)のうち、課題
(1)に関しては、本発明者らの開発によるナフタレン
系液晶組成物を用いることにより解決し得た(A. Mochi
zuki, etal., Proceedings of the SID vol.31, No. 2,
123 〜128 頁(1990)参照) 。また課題(3)について
は、クリーンルームの整備、粒径分布の良好なスペーサ
剤等の開発により徐々に改良が行われている。これに対
し課題(2)の大面積均一配向処理技術については未だ
抜本的な解決策がない状況である。従って、強誘電性液
晶の大面積均一配向を可能とする配向処理技術の確立が
強く望まれている。
(1)に関しては、本発明者らの開発によるナフタレン
系液晶組成物を用いることにより解決し得た(A. Mochi
zuki, etal., Proceedings of the SID vol.31, No. 2,
123 〜128 頁(1990)参照) 。また課題(3)について
は、クリーンルームの整備、粒径分布の良好なスペーサ
剤等の開発により徐々に改良が行われている。これに対
し課題(2)の大面積均一配向処理技術については未だ
抜本的な解決策がない状況である。従って、強誘電性液
晶の大面積均一配向を可能とする配向処理技術の確立が
強く望まれている。
【0008】従って、本発明は、配向性及び電気−光学
特性に優れた強誘電性液晶表示素子並びにそれに用いる
液晶分子配向膜及び樹脂膜を提供することを目的とす
る。
特性に優れた強誘電性液晶表示素子並びにそれに用いる
液晶分子配向膜及び樹脂膜を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、下記構
造(I)又は(II)で表されるセルロースをベースとする
樹脂のシアノ置換体を分子配向膜とする液晶表示素子が
提供される。
造(I)又は(II)で表されるセルロースをベースとする
樹脂のシアノ置換体を分子配向膜とする液晶表示素子が
提供される。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】(式(I)及び(II)においてRはCp H
2p+1CN(式中、pは1〜17の整数である)を表し、n
及びmはそれぞれ重合度を表し、好ましくは 100〜10,0
00の整数である。)
2p+1CN(式中、pは1〜17の整数である)を表し、n
及びmはそれぞれ重合度を表し、好ましくは 100〜10,0
00の整数である。)
【0013】強誘電性液晶が、従来のネマティック液晶
に比べて、均一配向処理が難しい理由としては、(1)
液晶が層構造を持っていること、(2)液晶が自発分極
性であることなどを挙げることができる。特に(2)の
自発分極性は、基板界面での液晶分子と配向膜との電気
的エネルギーの相互作用が強く出るために、配向が難し
くなるものと考えられる。
に比べて、均一配向処理が難しい理由としては、(1)
液晶が層構造を持っていること、(2)液晶が自発分極
性であることなどを挙げることができる。特に(2)の
自発分極性は、基板界面での液晶分子と配向膜との電気
的エネルギーの相互作用が強く出るために、配向が難し
くなるものと考えられる。
【0014】このような問題がある中で、配向膜として
誘電率の高いポリマー膜(ポリマーラビング膜)を用い
ることにより電気的相互作用をある程度中和して良好な
配向を得ようとする試みがあり、ある程度成功してい
る。例えば、ポリアミドであるナイロン、ケン化度の高
いポリビニルアルコール(PVA)、極性の大きなポリ
イミド等で比較的良好な均一配向が得られることが知ら
れている。しかし、ナイロン及びPVAは耐熱性が低
く、液晶パネルの作製中、印加される熱により配向の低
下を招くという問題がある。
誘電率の高いポリマー膜(ポリマーラビング膜)を用い
ることにより電気的相互作用をある程度中和して良好な
配向を得ようとする試みがあり、ある程度成功してい
る。例えば、ポリアミドであるナイロン、ケン化度の高
いポリビニルアルコール(PVA)、極性の大きなポリ
イミド等で比較的良好な均一配向が得られることが知ら
れている。しかし、ナイロン及びPVAは耐熱性が低
く、液晶パネルの作製中、印加される熱により配向の低
下を招くという問題がある。
【0015】これに対し、ポリイミドは耐熱性は十分あ
るが、極性が大きいため、一般にイミドの塗液(転写印
刷あるいはスピンコート時の溶液)としてはN−メチル
ピロリドン等の吸湿性の高い溶媒を使わざるを得ず、塗
膜時に水分が混入がしやすいため、重大な膜質変化を生
じさせてしまうという問題がある。
るが、極性が大きいため、一般にイミドの塗液(転写印
刷あるいはスピンコート時の溶液)としてはN−メチル
ピロリドン等の吸湿性の高い溶媒を使わざるを得ず、塗
膜時に水分が混入がしやすいため、重大な膜質変化を生
じさせてしまうという問題がある。
【0016】従って、ポリイミド並の耐熱性が有り、か
つ塗膜の製造マージンの広い樹脂配向膜の開発が必要で
ある。特に大面積パネルを量産することを前提にする
と、現状では転写印刷による配向塗膜布が最もスループ
ットが高いと考えられる。しかし、PVA(溶媒:水)
やナイロン(溶媒:トルエン等)では一般に低沸点溶媒
しか使えないため、転写印刷では均一配向膜の処理がき
わめて困難である。従って、量産時のスループットが高
く、かつ大面積均一配向を可能にする。分子配向膜とし
ては、少なくとも以下の条件を満たす必要があると考え
られる。
つ塗膜の製造マージンの広い樹脂配向膜の開発が必要で
ある。特に大面積パネルを量産することを前提にする
と、現状では転写印刷による配向塗膜布が最もスループ
ットが高いと考えられる。しかし、PVA(溶媒:水)
やナイロン(溶媒:トルエン等)では一般に低沸点溶媒
しか使えないため、転写印刷では均一配向膜の処理がき
わめて困難である。従って、量産時のスループットが高
く、かつ大面積均一配向を可能にする。分子配向膜とし
ては、少なくとも以下の条件を満たす必要があると考え
られる。
【0017】(1)耐熱性が高いこと(>200 ℃) (2)高沸点溶媒が使用できること (3)膜の比誘電率が高いこと
【0018】本発明者らは、実際にこのような条件を満
足するポリマーを検討した結果、前述の構造式(I)又
は(II)のセルロースベースのシアノレジンにより上記の
条件が満たされることを見い出した。先に述べたように
PVA又はセルロース等の水溶性ポリマーは、極性溶媒
である水に可溶なことから、もともと極性の大きなポリ
マーである。この大きな極性が一般に大きな分極、とり
わけ自発分極を持つ強誘電性液晶の分子配向に寄与して
いるものと考えられる。しかしながら、水等の溶媒を用
いると沸点が低いこと、またガラス基板との表面エネル
ギーのマッチングの点でいわゆる「ぬれ性」が悪く、 5
00〜 800オングストロームの薄膜を均一に製膜すること
は極めて困難である。
足するポリマーを検討した結果、前述の構造式(I)又
は(II)のセルロースベースのシアノレジンにより上記の
条件が満たされることを見い出した。先に述べたように
PVA又はセルロース等の水溶性ポリマーは、極性溶媒
である水に可溶なことから、もともと極性の大きなポリ
マーである。この大きな極性が一般に大きな分極、とり
わけ自発分極を持つ強誘電性液晶の分子配向に寄与して
いるものと考えられる。しかしながら、水等の溶媒を用
いると沸点が低いこと、またガラス基板との表面エネル
ギーのマッチングの点でいわゆる「ぬれ性」が悪く、 5
00〜 800オングストロームの薄膜を均一に製膜すること
は極めて困難である。
【0019】そこで、高沸点でぬれ性の良好な溶媒を用
いて製膜することができる極性の大きなポリマーが必要
であり、かかるポリマーとして種々検討の結果、前記式
(I)又は(II)で示されるシアノ基を導入した樹脂がか
かる条件を満たすことを見い出し、本発明をするに至っ
たものである。
いて製膜することができる極性の大きなポリマーが必要
であり、かかるポリマーとして種々検討の結果、前記式
(I)又は(II)で示されるシアノ基を導入した樹脂がか
かる条件を満たすことを見い出し、本発明をするに至っ
たものである。
【0020】前記した式(I)及び(II)のポリマーは、
公知方法によって製造することができ、また例えば信越
化学(株)よりシアノレジンCR−C、CR−S、CR
−Vなどとして市販されている。
公知方法によって製造することができ、また例えば信越
化学(株)よりシアノレジンCR−C、CR−S、CR
−Vなどとして市販されている。
【0021】
【発明の効果】本発明に例えば、以下の実施例にも説明
するように、強誘電性液晶表示素子において、前記した
ようなセルロースベースのシアノ置換体ポリマーを分子
配向膜として用いることにより、液晶の均一配向を大面
積にわたり達成することができ、かつ良好な電気−光学
応答特性を得ることができる。
するように、強誘電性液晶表示素子において、前記した
ようなセルロースベースのシアノ置換体ポリマーを分子
配向膜として用いることにより、液晶の均一配向を大面
積にわたり達成することができ、かつ良好な電気−光学
応答特性を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、実施例に従って、本発明を更に詳しく
説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定する
ものでないことはいうまでもない。
説明するが、本発明の範囲をこれらの実施例に限定する
ものでないことはいうまでもない。
【0023】寸法50×60× 1.1(厚さ)mmの透明導電膜
(ITO)を備えたガラス基板をアルカリ洗剤で洗浄
し、リンスし、乾燥させた後、その上に、以下の方法
で、セルロースベースのシアノ基を導入した樹脂を製膜
した。
(ITO)を備えたガラス基板をアルカリ洗剤で洗浄
し、リンスし、乾燥させた後、その上に、以下の方法
で、セルロースベースのシアノ基を導入した樹脂を製膜
した。
【0024】即ち、信越化学(株)製シアノレジンCR
−Cを濃度で1重量%γ−ブチロラクトン溶媒中に溶解
した。この溶解は60℃に加温してマグネティックスター
ラーを用いてN2 雰囲気下約3時間攪はんして行った。
その後得られた溶液を室温に冷却し、ろ過することな
く、スピンコーターにより基板上に塗布した。このスピ
ンコーティングは 500rpm ×5s及び 2,500 rpm×45s
で、相対湿度20%以下のN2 雰囲気下で行った。コーテ
ィング後、温度90℃で10分間プレキュアした後、N2 中
で 220℃で1時間硬化させた。
−Cを濃度で1重量%γ−ブチロラクトン溶媒中に溶解
した。この溶解は60℃に加温してマグネティックスター
ラーを用いてN2 雰囲気下約3時間攪はんして行った。
その後得られた溶液を室温に冷却し、ろ過することな
く、スピンコーターにより基板上に塗布した。このスピ
ンコーティングは 500rpm ×5s及び 2,500 rpm×45s
で、相対湿度20%以下のN2 雰囲気下で行った。コーテ
ィング後、温度90℃で10分間プレキュアした後、N2 中
で 220℃で1時間硬化させた。
【0025】室温に冷却した後、ナイロン布で往復2回
ラビングした後、互いにラビング方向が逆になるように
(反平行ラビング)、2枚の基板を合わせ、 1.6μmの
径のシリカボールをスペーサとしてセルを作製した。こ
のセルに下記構造のナフタレン系液晶をそれぞれ30重量
%含有する混合液晶組成物(A.Mochizuki, et al Ferro
electrics 113巻、 353〜 359頁(1991年) 参照)を注
入し、SSFLCDとした。
ラビングした後、互いにラビング方向が逆になるように
(反平行ラビング)、2枚の基板を合わせ、 1.6μmの
径のシリカボールをスペーサとしてセルを作製した。こ
のセルに下記構造のナフタレン系液晶をそれぞれ30重量
%含有する混合液晶組成物(A.Mochizuki, et al Ferro
electrics 113巻、 353〜 359頁(1991年) 参照)を注
入し、SSFLCDとした。
【0026】
【化5】
【0027】上と同様の工程で、配向膜のみをCR−C
に代えて、CR−S、PVA、ナイロン66及びポリイミ
ド(RN-713、日産化学(株)製)とした以外は同じ操作
で種々の液晶セルを作製した。これらの液晶セルについ
て、それらの配向性及び電気−光学特性を評価した。評
価内容および項目は以下の通りである。 (1)偏光顕微鏡による配向観察 (2)パルス波印加による光学応答時間 (3)メモリ性評価(コントラスト比評価) (4)三角波印加による分極反転電流の測定 (5)温度変化に対する配向状態の変化 評価結果を以下に示す。
に代えて、CR−S、PVA、ナイロン66及びポリイミ
ド(RN-713、日産化学(株)製)とした以外は同じ操作
で種々の液晶セルを作製した。これらの液晶セルについ
て、それらの配向性及び電気−光学特性を評価した。評
価内容および項目は以下の通りである。 (1)偏光顕微鏡による配向観察 (2)パルス波印加による光学応答時間 (3)メモリ性評価(コントラスト比評価) (4)三角波印加による分極反転電流の測定 (5)温度変化に対する配向状態の変化 評価結果を以下に示す。
【0028】(1)偏光顕微鏡による配向観察 表 1 ────────────────────────────── 配向膜用樹脂 配向状態 ────────────────────────────── CR−C ほぼ均一ドメイン、著しい欠陥なし CR−S1) ほぼ均一ドメイン、ごくわずかに線あり PVA ほぼ均一ドメイン、著しい欠陥なし ナイロン66 やや線状の欠陥あり RN− 713(PI) ジグザグ状欠陥若干あり ────────────────────────────── 1)CR−SはCR−Cと同系統の信越化学(株)製シ
アノ置換樹脂で、製膜時に、架橋剤として 1,6−ジイソ
シアネートヘキサン 1.5重量%を樹脂溶液に加えた。
アノ置換樹脂で、製膜時に、架橋剤として 1,6−ジイソ
シアネートヘキサン 1.5重量%を樹脂溶液に加えた。
【0029】(2)パルス印加による光学応答およびメ
モリ性 表 2 ──────────────────────────────── 配向膜 応答時間1)(μs) メモリ性 コントラスト比 ──────────────────────────────── CR-C 44.5 極めて良好 42.1 CR-S 48.3 極めて良好 40.6 PVA 48.5 極めて良好 38.8 ナイロン66 49.1 良好 33.0 RN- 713(PI) 65.5 低い 12.5 ──────────────────────────────── 1)25℃、15Vパルス印加時の10〜90%光学的変化に要
する時間。
モリ性 表 2 ──────────────────────────────── 配向膜 応答時間1)(μs) メモリ性 コントラスト比 ──────────────────────────────── CR-C 44.5 極めて良好 42.1 CR-S 48.3 極めて良好 40.6 PVA 48.5 極めて良好 38.8 ナイロン66 49.1 良好 33.0 RN- 713(PI) 65.5 低い 12.5 ──────────────────────────────── 1)25℃、15Vパルス印加時の10〜90%光学的変化に要
する時間。
【0030】(3)三角波印加による分極反転電流の測
定 一般に液晶の分子配向が均一であるほど電界印加時の分
極反転はスムーズに起こる。そのため図1に示す三角波
印加時の分極反転ピーク電流の角過程に要する時間は短
くなる。表3は、図1の分極反転の各過程に要する時間
をそれぞれの配向膜について比較した結果を示す。
定 一般に液晶の分子配向が均一であるほど電界印加時の分
極反転はスムーズに起こる。そのため図1に示す三角波
印加時の分極反転ピーク電流の角過程に要する時間は短
くなる。表3は、図1の分極反転の各過程に要する時間
をそれぞれの配向膜について比較した結果を示す。
【0031】 表 3 ──────────────────────────────── 配向膜 tw(μs) t5 (μs) tr(μs) tp(μs) ──────────────────────────────── CR-C 40.2 66.5 39.8 150.0 CR-S 42.3 69.1 40.1 150.0 PVA 42.5 69.5 40.8 155.5 ナイロン66 43.8 78.7 55.5 165.0 RN- 713(PI) 59.9 100.1 90.1 197.2 ────────────────────────────────
【0032】表3の結果からCR−C、CR−Sでは各
時間とも他の比較例に比べて値が小さくなっており、分
極の反転がスムーズに行われていることが明らかであ
る。
時間とも他の比較例に比べて値が小さくなっており、分
極の反転がスムーズに行われていることが明らかであ
る。
【0033】(4)配向の温度依存性 配向膜の評価に用いた液晶組成物はSc * (強誘電相)
→SA(スメクティックA相)の相転移温度(Tc )が
約50℃であるが、一般に液晶の分子配向がしっかりして
いるセルほど、Tc 近傍まで良好な配向を維持すること
が知られている。表4は温度変化に対する液晶分子配向
の状態変化を比較したものである。
→SA(スメクティックA相)の相転移温度(Tc )が
約50℃であるが、一般に液晶の分子配向がしっかりして
いるセルほど、Tc 近傍まで良好な配向を維持すること
が知られている。表4は温度変化に対する液晶分子配向
の状態変化を比較したものである。
【0034】 表 4 ──────────────────────────── 配向膜 25℃(室温) 35℃ 45℃ ──────────────────────────── CR-C 均一 均一 均一 CR-S 均一 均一 均一 PVA 均一 均一 ほぼ均一 ナイロン66 均一 均一 ほぼ均一 RN- 713(PI) ほぼ均一 欠陥多い 欠陥多い ────────────────────────────
【0035】表4の結果からも明らかなように、配向の
温度依存性についても他の評価結果と同様、CR−C及
びCR−Sの配向膜がTc近傍まで均一に配向し、分子
配向性が良好なことを示している。
温度依存性についても他の評価結果と同様、CR−C及
びCR−Sの配向膜がTc近傍まで均一に配向し、分子
配向性が良好なことを示している。
【0036】以上の評価結果から明らかなようにシアノ
基置換の樹脂は強誘電性液晶に良好な分子配向を与え、
なおかつγ−ブチロラクトン、N−メチルピロリドン、
ブチルセロソルブ等の高沸点溶媒が使用可能なため、転
移印刷によって大面積の均一配向膜を形成せしめること
が容易である。
基置換の樹脂は強誘電性液晶に良好な分子配向を与え、
なおかつγ−ブチロラクトン、N−メチルピロリドン、
ブチルセロソルブ等の高沸点溶媒が使用可能なため、転
移印刷によって大面積の均一配向膜を形成せしめること
が容易である。
【0037】本実施例ではセルロースベースの樹脂を用
いたが、これは、下表に示すようにシアノ置換樹脂が従
来の樹脂に比べ比誘電率が著しく高いことによる。
いたが、これは、下表に示すようにシアノ置換樹脂が従
来の樹脂に比べ比誘電率が著しく高いことによる。
【0038】
【0039】強誘電性液晶に良好な配向を与える要因の
最も基本的な物性は、膜の比誘電率がある程度高いこと
であり、他の樹脂でも高沸点溶媒が適用できれば同様の
効果が得られることが予測される。
最も基本的な物性は、膜の比誘電率がある程度高いこと
であり、他の樹脂でも高沸点溶媒が適用できれば同様の
効果が得られることが予測される。
【図1】実施例における三角波印加による分極反極の各
追程における時間と電流との関係を示すグラフ図であ
る。
追程における時間と電流との関係を示すグラフ図であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記構造(I)又は(II)で表されるセル
ロースをベースとする樹脂のシアノ置換体を分子配向膜
とすることを特徴とする液晶表示素子。 【化1】 【化2】 (但し、式(I)及び(II)において、RはCp H2p+1C
N(式中、pは1〜17の整数である)を表し、n及びm
はそれぞれ 100〜10,000の整数を表す。) - 【請求項2】 請求項1記載の構造(I)又は(II)で表
される樹脂から成り、膜の比誘電率が12以上であること
を特徴とする液晶分子配向膜。 - 【請求項3】 請求項1記載の構造(I)又は(II)で表
される樹脂からなる、表面安定化強誘電性液晶素子の液
晶分子配向膜用樹脂膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15940292A JPH063677A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15940292A JPH063677A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063677A true JPH063677A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15692991
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15940292A Withdrawn JPH063677A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063677A (ja) |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15940292A patent/JPH063677A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |