JPH0637116U - 通気性を有する容器 - Google Patents

通気性を有する容器

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JPH0637116U JP7269492U JP7269492U JPH0637116U JP H0637116 U JPH0637116 U JP H0637116U JP 7269492 U JP7269492 U JP 7269492U JP 7269492 U JP7269492 U JP 7269492U JP H0637116 U JPH0637116 U JP H0637116U
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晃 青木
英信 田島
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Denka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸素や水蒸気の通気性及び透湿性に優れた容
器を得る。 【構成】 ポリプロピレン系樹脂100 重量部と無機充填
剤5 〜150 重量部を含有したポリプロピレン系樹脂組成
物からなる1.1 〜2.0 倍の発泡シートを加熱成形して二
次発泡させ、酸素透過を3,000 〜50,000cc/m2 ・d ・at
m 、水蒸気透過を60〜1,500g/m2 ・d とした容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、酸素や水蒸気の通気性及び透湿性に優れ、しかも、容器の焼却時に 有害ガスが発生せず、燃焼カロリーの低い容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から食品充填用の容器としては、各種のプラスチックを成形した成形品が 多く市販されている。一方、食品の中でも特に通気性や透湿性を必要とする納豆 容器には、発泡ポリスチレンや紙が一般に広く知られている。 しかし、発泡ポリスチレン容器は、保温性、加工性に優れているが、通気性や 透湿性が充分でない。また、発泡ポリスチレン容器は、焼却する時に高い燃焼カ ロリーを有しているために、焼却炉を傷める欠点がある。 また、納豆容器としては、紙を用いた容器も広く知られているが、容器の通気 性が不充分なために容器の底部部分にある納豆菌の発酵に問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような従来の欠点を解決したものであり、従来の発泡ポリスチ レン容器や紙では満足ができなかった通気性と透湿性に優れ、しかも、低い燃焼 カロリーを有する容器を提供することを目的とし、低発泡シートから容器を成形 加工する際に、加熱によってシートに二次発泡を起こさせて微細な通気孔及び透 湿孔を有するポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡シートを原料とした容器 を提供することを見出し本考案を完成させるに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、ポリプロピレン系樹脂100 重量部と無機充填剤5〜150 重量部を含有したポリプロピレン系樹脂組成物からなる1.1〜2.0 倍の発泡シー トを加熱成形して二次発泡させ、酸素透過を3,000 〜50,000cc/m2・ d ・ atm 、 水蒸気透過を60〜1,500g/m2・ d としたことを特徴とする容器である。
【0005】 以下図面により本考案を詳細に説明する。 図1は、本考案の容器1に食品3を充填して蓋2で密封したものである。
【0006】 本考案の容器1に用いるポリプロピレン系樹脂とは、例えば、プロピレンホモ ポリマー又はプロピレンを主成分とするコポリマーのいずれでもよい。 そして、コポリマーの構造は、ランダム及びブロックのいずれでもよく、コポ リマー可能な単量体としては、エチレンやブテン等のオレフィン系が好適に用い られる。
【0007】 更に、本考案の容器1に用いるポリプロピレン系樹脂としては、ポリプロピレ ンと異種のポリマーのブレンドでも良い。 ポリプロピレン系樹脂は、融点が135 〜165 ℃でメルトフローレイト(JIS K- 7210 190 ℃、2.16Kg) が0.5 〜10g/10min 程度のものが望ましい。
【0008】 また、ここで言う異種ポリマーとは、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ ン及び低密度ポリエチレン等を示し、好ましくは高密度ポリエチレンである。 そして、異種ポリマーは、融点が110 〜135 ℃でメルトフローレイト(JIS K- 7210 190℃、2.16Kg) が0.1 〜10g/10min 程度、密度が0.960g/cm3程度のものが 望ましい。
【0009】 本考案の容器1に使用する無機充填剤としては、タルク、クレー、炭酸カルシ ウム、シリカ等が挙げられる。 無機充填剤の添加量は、ポリプロピレン系樹脂100 重量部に対して、5〜150 重量部、好ましくは40〜100 重量部である。
【0010】 無機充填剤の添加量が5重量部未満では、容器を焼却炉で燃焼する際の低燃焼 カロリーとしての充填剤の効果が小さく、また、容器1としての剛性向上も望め ない。そして、150 重量部を越えるとシートが脆くなり、また、シート押出が困 難になる。
【0011】 また、本考案の容器1に使用する発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンア ミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4, 4'オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジッド及び重炭酸ナトリウム等の熱分解 して気体を発生するものが挙げられる。
【0012】 本考案の容器1を作製するには、ポリプロピレン系樹脂組成物を押出成形して 得た発泡倍率が1.1 〜2.0 倍、好ましくは1.2 〜1.5 倍のシートを用いるのが好 ましい。 シートの発泡倍率が1.1 倍より小さいと加熱成形した際に、二次発泡を起こさ ないので通気性がなくなる。また、2.0 倍を越えると充填剤入りポリプロピレン 系樹脂組成物発泡シートの表面が肌荒れして押出が難しい。
【0013】 更に、本考案は、通気性と透湿性を併せ持つ容器1とするものであり、通気性 としては、酸素透過3,000 〜50,000cc/m2・ d ・ atm が必要である。酸素透過が 3,000 cc/m2・ d ・ atm 未満では容器1を食品3用容器、例えば、納豆用として 使用した際に、納豆菌の発酵に問題が生じる。 また、50,000cc/m2・ d ・ atm を越える酸素透過では、容器1に納豆を充填し た後に製品として出荷したときのシェルフライフの低下の原因となる。
【0014】 また、本考案の透湿性を保持した容器1としては、水蒸気透過60〜1,500g/m2・ d が必要である。 水蒸気透過が60 g/m2・ d より少ないと、納豆容器として用いたときに納豆菌 の発酵に問題が生じる。また、水蒸気透過が1,500g/m2・ d を越えると容器1に 充填した食品3が乾燥しやすく、シェルフライフが低下することになる。
【0015】 次に、本考案の容器1に用いる蓋2は、容器1と接着が可能な材料、例えば、 同質の樹脂及び紙類等であれば、何ら制限するものでない。 そして、本考案の容器1に充填する食品3としては、主に納豆が好ましく、納 豆容器以外の容器1として使用できるものとしては、例えば、弁当容器等が挙げ られる。
【0016】 以下に、その一例として納豆容器の実施例について詳細に説明する。
【実施例】
ポリプロピレンホモポリマー(密度0.9g/cm3 、メルトフローレイト0.9g/10 min)75重量部、高密度ポリエチレン(密度0.96 g/cm3 、メルトフローレイト0. 3g/10min)25重量部、平均粒径10μmのタルク70重量部及びアゾジカルボンアミ ド系有機発泡剤2.3 重量部をタンブラーで混合した後、65φmm単軸押出機及び75 0mmのTダイを用いて厚み0.6 mmで発泡倍率1.3 倍の発泡シートを得た。 次に、得られた発泡シートは、真空成形機にて加熱して納豆用容器の形状に真 空成形して成形品を製造した。得られた納豆用容器の成形品は、十分に二次発泡 が行われており、酸素透過が12,000cc/m2・ d ・ atm 、水蒸気透過が200g/m2・ d であった。 容器1に納豆を充填した後の納豆菌は、繁殖も良く良好な納豆ができ、しかも 、密封容器とした後の納豆の日持ちも良好であった。
【0017】 酸素透過度 :JIS K−7126に基づいて測定を行った。 水蒸気透過度:JIS Z−0208に基づいて、温度40℃で測定した。
【0018】
【考案の効果】
本考案の容器は、通気性及び透湿性を必要とする、納豆容器や弁当箱としての 容器に好適であり、例えば、納豆菌の発酵に必要な酸素や水蒸気を得るために容 器の底部に穴を開けることなく、発酵できる容器として最適に用いることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の容器の一例を示す側面一部切り欠き図
である。
【符号の説明】
1 容器 2 蓋 3 食品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂100 重量部と無機
    充填剤5〜150 重量部を含有したポリプロピレン系樹脂
    組成物からなる1.1〜2.0 倍の発泡シートを加熱成形し
    て二次発泡させ、酸素透過を3,000 〜50,000cc/m2・ d
    ・ atm 、水蒸気透過を60〜1,500g/m2・ d とした容器。
JP1992072694U 1992-10-19 1992-10-19 食品容器及び食品包装体 Expired - Fee Related JP2597188Y2 (ja)

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