JPH0637314B2 - 金属線材封入ガラスの防錆法 - Google Patents
金属線材封入ガラスの防錆法Info
- Publication number
- JPH0637314B2 JPH0637314B2 JP1038469A JP3846989A JPH0637314B2 JP H0637314 B2 JPH0637314 B2 JP H0637314B2 JP 1038469 A JP1038469 A JP 1038469A JP 3846989 A JP3846989 A JP 3846989A JP H0637314 B2 JPH0637314 B2 JP H0637314B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal wire
- glass
- rust preventive
- wire rod
- rust
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は金属線材封入ガラスの金属線材露出端面に防錆
被覆を施し、金属線材と外気中の湿分、酸性ガス等との
反応による発錆を防ぎ、外観を損じたり、錆に起因する
ガラスの強度劣化、ひいては錆割れの発生を抑止するも
のである。
被覆を施し、金属線材と外気中の湿分、酸性ガス等との
反応による発錆を防ぎ、外観を損じたり、錆に起因する
ガラスの強度劣化、ひいては錆割れの発生を抑止するも
のである。
(従来技術との問題点) 従来、ガラスの金属線材露出端面にワックスや粘稠樹脂
波を塗布することは公知であるが、ガラスと金属線材間
には熱膨張差や採断時の金属線材の引張切断操作等に起
因する微少間隙を生じ、前記公知の手段を施しても間隙
に外気が侵入し錆を発生し易いという欠点があった。
波を塗布することは公知であるが、ガラスと金属線材間
には熱膨張差や採断時の金属線材の引張切断操作等に起
因する微少間隙を生じ、前記公知の手段を施しても間隙
に外気が侵入し錆を発生し易いという欠点があった。
一方、特開昭49-115038 号には金属線材入りガラスの切
断面に気化防錆剤を、特開昭47-39314号には低粘度の不
乾性防錆油を夫々塗布被覆すること、それらはいずれも
線材とガラスの間隙に侵入でき、従って切断面から内部
に亘って錆の発生を防ぐことを開示している。
断面に気化防錆剤を、特開昭47-39314号には低粘度の不
乾性防錆油を夫々塗布被覆すること、それらはいずれも
線材とガラスの間隙に侵入でき、従って切断面から内部
に亘って錆の発生を防ぐことを開示している。
しかし前者は比較的短時間で気化逸散して防錆能力を喪
失する。また後者においても単に不乾性防錆法油を用い
るのみでは劣化、労化し易く長時間の防錆には不充分で
ある。
失する。また後者においても単に不乾性防錆法油を用い
るのみでは劣化、労化し易く長時間の防錆には不充分で
ある。
本発明はこれらの欠点を解消したものであり、特に長期
に亘る防錆に好適な防錆油を施した金属線材封入ガラス
の防錆方法を提供することを目的とする。
に亘る防錆に好適な防錆油を施した金属線材封入ガラス
の防錆方法を提供することを目的とする。
本発明は金属線材封入ガラスの防錆方法に関し、該金属
線材封入ガラスの金属線材露出端面に防錆油を被覆する
方法において、ガラス端面より突出した金属線材を該端
面に沿って屈折し、次いでこれらガラス端面および屈折
金属線材上に、沃素価85以下、鹸化価200 以下、粘度15
センチストークス以下の不乾性油からなる防錆油を被覆
するようにしたことからなる。
線材封入ガラスの金属線材露出端面に防錆油を被覆する
方法において、ガラス端面より突出した金属線材を該端
面に沿って屈折し、次いでこれらガラス端面および屈折
金属線材上に、沃素価85以下、鹸化価200 以下、粘度15
センチストークス以下の不乾性油からなる防錆油を被覆
するようにしたことからなる。
前記防錆油の沃素価は公知のハロゲン吸着法により、鹸
化価は公知の水酸化アルカリによる加水分解法により、
粘度は回転式粘度計による動粘度測定法により測定す
る。
化価は公知の水酸化アルカリによる加水分解法により、
粘度は回転式粘度計による動粘度測定法により測定す
る。
本発明において、防錆油としては沃素価85を越えるもの
は長期使用において酸化等劣化、硬直化し易く防錆作用
を損じ易い。一方85以下とすれば長期に亘り流動性、湿
潤接着性を維持し劣化し難い。
は長期使用において酸化等劣化、硬直化し易く防錆作用
を損じ易い。一方85以下とすれば長期に亘り流動性、湿
潤接着性を維持し劣化し難い。
また、ガラスと金属線材との微小間隙に毛管作用等によ
り侵入するためには15センチストークス(cst)以下の
粘度を必要とする。これを超えると前記間隙への侵入が
困難である。より好ましくは5cst以下とすればきわめて
侵入が容易となる。粘度の下限は特に限定しないが2cst
未満では塗膜厚が薄くなり、金属線材の露呈部が発錆し
易くなる恐れがあるので2cst以上とするのがよい。
り侵入するためには15センチストークス(cst)以下の
粘度を必要とする。これを超えると前記間隙への侵入が
困難である。より好ましくは5cst以下とすればきわめて
侵入が容易となる。粘度の下限は特に限定しないが2cst
未満では塗膜厚が薄くなり、金属線材の露呈部が発錆し
易くなる恐れがあるので2cst以上とするのがよい。
鹸化価は防錆油の水分による分解、劣化に係るもので20
0 以下が適当であり、200 を超えると水分等により劣
化、白濁し易い。なお、170 未満では防錆油は必然的に
高脂肪酸エスナルの粘稠液あるいは固形状となり、前記
した粘度を上昇し流動性を損ない易く、ガラスと金属線
材との間隙への侵入、該部の防錆を困難とするので170
以上とするのがよい。
0 以下が適当であり、200 を超えると水分等により劣
化、白濁し易い。なお、170 未満では防錆油は必然的に
高脂肪酸エスナルの粘稠液あるいは固形状となり、前記
した粘度を上昇し流動性を損ない易く、ガラスと金属線
材との間隙への侵入、該部の防錆を困難とするので170
以上とするのがよい。
本発明において、前記諸特性を損なわない範囲で亜硝酸
ソーダなどの酸化防止剤等適宜添加剤を含有させること
もできる。
ソーダなどの酸化防止剤等適宜添加剤を含有させること
もできる。
また、ガラス端面への防錆油の被覆は、刷毛塗り、ロー
ラーコート、スプレー、ディッピング等公知の手段を適
宜採用できる。
ラーコート、スプレー、ディッピング等公知の手段を適
宜採用できる。
本出願人は本出願人の考案に係る実願昭63-8890 号にお
いて、ガラス板端面より突出する金属線材を当該端面に
添って屈折することにより、線材突出端が塗布防錆液よ
り突出して該突出端より錆が進行するのを防いだり、突
出部が塗布操作が困難とし、あるいはガラスの取扱いを
困難としたりする弊害を排除することを提唱したが、本
発明においては上記処理を行った後前記特性を有する不
乾性油からなる防錆油を適用するものである。すなわ
ち、該不乾性油は低粘度でガラスと金属線材間の微小間
隙に侵入し易いが、ガラス端面部の厚塗りを困難とし、
前記線材突出端を外気に露呈し易い。しかしこれをガラ
ス板端面に沿って屈折することにより、塗布被覆が容易
となり該部からの錆の発生を抑制できる。
いて、ガラス板端面より突出する金属線材を当該端面に
添って屈折することにより、線材突出端が塗布防錆液よ
り突出して該突出端より錆が進行するのを防いだり、突
出部が塗布操作が困難とし、あるいはガラスの取扱いを
困難としたりする弊害を排除することを提唱したが、本
発明においては上記処理を行った後前記特性を有する不
乾性油からなる防錆油を適用するものである。すなわ
ち、該不乾性油は低粘度でガラスと金属線材間の微小間
隙に侵入し易いが、ガラス端面部の厚塗りを困難とし、
前記線材突出端を外気に露呈し易い。しかしこれをガラ
ス板端面に沿って屈折することにより、塗布被覆が容易
となり該部からの錆の発生を抑制できる。
以下実施例により本発明を説明する。
第1表に示す8種の防錆油についてガラス端面に塗布し
防錆テストした。すなわち30cm口の金属線材封入ガラス
につき、その端面の金属線材突出部を屈折したうえで、
当該端面に防錆油を刷毛塗り塗装し、50℃、95%RH、48
時間保持〔恒温恒湿槽内〕後、常温〔平均15℃)、常湿
(平均40%RH)下で48時間保持〔屋外放置〕する操作を
6サイクル繰り返した(以下サイクルテストという)。
防錆テストした。すなわち30cm口の金属線材封入ガラス
につき、その端面の金属線材突出部を屈折したうえで、
当該端面に防錆油を刷毛塗り塗装し、50℃、95%RH、48
時間保持〔恒温恒湿槽内〕後、常温〔平均15℃)、常湿
(平均40%RH)下で48時間保持〔屋外放置〕する操作を
6サイクル繰り返した(以下サイクルテストという)。
その後金属線材の発錆状況を観察し、錆が全く認められ
ないもの(○)、発錆したもの(×)に区分した。
ないもの(○)、発錆したもの(×)に区分した。
他方、前述サイクルテスト後、防錆油についても同様に
観測し変色が全くみとめられないもの(○)、白濁等の
変色が認められたもの(×)に区分した。
観測し変色が全くみとめられないもの(○)、白濁等の
変色が認められたもの(×)に区分した。
また、同様な防錆油塗装ガラス端面部に合紙を密着して
7日間屋外放置し、その後人手により剥離し、剥離がき
わめて容易なもの(○)、剥離が困難、または防錆油が
膠着して合紙破れが生じたもの(×)に区分した。
7日間屋外放置し、その後人手により剥離し、剥離がき
わめて容易なもの(○)、剥離が困難、または防錆油が
膠着して合紙破れが生じたもの(×)に区分した。
さらに、別に同様な防錆油を塗装したガラス板につい
て、着色水中に48時間浸漬後とり出し、着色水のガラス
内部(ガラスと金属線材との微小間隙)への侵入状況を
観察し、全く侵入が認められない(○)、侵入が観察さ
れたもの(×)に区分した。
て、着色水中に48時間浸漬後とり出し、着色水のガラス
内部(ガラスと金属線材との微小間隙)への侵入状況を
観察し、全く侵入が認められない(○)、侵入が観察さ
れたもの(×)に区分した。
結果は第1表に示すように本発明における防錆油(実施
例1〜4)はいずれのテストにおいても優れており、長
期に亘り金属線材の防錆効果を発揮できることが明らか
である。
例1〜4)はいずれのテストにおいても優れており、長
期に亘り金属線材の防錆効果を発揮できることが明らか
である。
他方、比較例1〜4に用いた防錆油は本発明における防
錆油特性を全て満足するものではなく、いずれもサイク
ルテストにおいて発錆が認められる等充分な防錆効果を
発揮し得ない。
錆油特性を全て満足するものではなく、いずれもサイク
ルテストにおいて発錆が認められる等充分な防錆効果を
発揮し得ない。
〔発明の効果〕 本発明によれば、予めガラス板端面より突出した金属線
材を屈折することにより、線材突出端が塗布防錆液より
突出して該突出端より錆が進行するのを防ぎ、また防錆
液の塗布操作を容易とし、被覆を万全とするとともに、
防錆油がガラスと金属線材間の微小間隙に深く侵入し、
かつ長期間劣化するようなこともなく、長期に亘り金属
線材の発錆を防止するという効果を奏する。
材を屈折することにより、線材突出端が塗布防錆液より
突出して該突出端より錆が進行するのを防ぎ、また防錆
液の塗布操作を容易とし、被覆を万全とするとともに、
防錆油がガラスと金属線材間の微小間隙に深く侵入し、
かつ長期間劣化するようなこともなく、長期に亘り金属
線材の発錆を防止するという効果を奏する。
Claims (1)
- 【請求項1】金属線材封入ガラスの金属線材露出端面に
防錆油を被覆する方法において、ガラス端面より突出し
た金属線材を該端面に沿って屈折し、次いでこれらガラ
ス端面および屈折金属線材上に、沃素価85以下、鹸化価
200 以下、粘度15センチトークス以下の不乾性油からな
る防錆油を被覆するようにしたことを特徴とする金属線
材封入ガラスの防錆法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1038469A JPH0637314B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 金属線材封入ガラスの防錆法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1038469A JPH0637314B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 金属線材封入ガラスの防錆法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02217338A JPH02217338A (ja) | 1990-08-30 |
| JPH0637314B2 true JPH0637314B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=12526099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1038469A Expired - Lifetime JPH0637314B2 (ja) | 1989-02-20 | 1989-02-20 | 金属線材封入ガラスの防錆法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637314B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7049634B2 (en) | 1999-03-19 | 2006-05-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electro-optical device and manufacturing method thereof |
| US7525165B2 (en) | 2000-04-17 | 2009-04-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device and manufacturing method thereof |
-
1989
- 1989-02-20 JP JP1038469A patent/JPH0637314B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7049634B2 (en) | 1999-03-19 | 2006-05-23 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electro-optical device and manufacturing method thereof |
| US7525165B2 (en) | 2000-04-17 | 2009-04-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device and manufacturing method thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02217338A (ja) | 1990-08-30 |
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