JPH0637377U - 自動織機におけるフィーダ用プランジャ - Google Patents
自動織機におけるフィーダ用プランジャInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は自動織機におけるフィーダ用プラン
ジャに関し、可動部を復帰位置で停止させる際のバウン
ドを防止して、プランジャーの動作精度を向上させ、安
定した動作が出来るようにすることを目的とする。 【構成】 ホルダ7と、ホルダの一方側に設けたヨーク
2、3と、ホルダの他方側に設けた蓋11と、ヨーク内
に設けたコイルボビン5と、コイル6と、シャフト1及
び鉄芯4を一体化した可動部とを具備し、コイルの励磁
により、鉄芯を駆動してシャフトを一定のストロークで
往復動作させるプランジャにおいて、可動部の一部に、
ストッパ部16を設け、蓋にダンパゴム25と、その上
に載せたダンパ金属板24からなるダンパを設け、ダン
パ金属板24とストッパ部16とを対向させて配置し、
可動部が、復帰位置まで移動した際、ストッパ部を、ダ
ンパ金属板に衝突させて、可動部の移動を停止させ、可
動部のバウンドを抑制するように構成する。
ジャに関し、可動部を復帰位置で停止させる際のバウン
ドを防止して、プランジャーの動作精度を向上させ、安
定した動作が出来るようにすることを目的とする。 【構成】 ホルダ7と、ホルダの一方側に設けたヨーク
2、3と、ホルダの他方側に設けた蓋11と、ヨーク内
に設けたコイルボビン5と、コイル6と、シャフト1及
び鉄芯4を一体化した可動部とを具備し、コイルの励磁
により、鉄芯を駆動してシャフトを一定のストロークで
往復動作させるプランジャにおいて、可動部の一部に、
ストッパ部16を設け、蓋にダンパゴム25と、その上
に載せたダンパ金属板24からなるダンパを設け、ダン
パ金属板24とストッパ部16とを対向させて配置し、
可動部が、復帰位置まで移動した際、ストッパ部を、ダ
ンパ金属板に衝突させて、可動部の移動を停止させ、可
動部のバウンドを抑制するように構成する。
Description
【0001】
本考案は、例えば、自動織機のフィーダ(糸送り機構)において、糸の送りを 一定の長さに決めるために使用する自動織機におけるフィーダ用プランジャに関 する。
【0002】
図7〜図9は、従来例を示した図であり、図7〜図9中、1はシャフト、2は 第1のヨーク、3は第2のヨーク、4は鉄芯、5はコイルボビン、6はコイル、 7はホルダ、8はマグネット取り付け板、9は第1のマグネット、10は第2の マグネット、11は蓋、12は鍔、13は中空部、14は取り付けビス、15は コネクタ、16はストッパ部、18は孔、19は凸状部、20はコネクタ挿入孔 、21は突起、22はリード線を示す。
【0003】 従来、自動織機のフィーダ(糸送り機構)において、糸の送りを一定の長さに 決めるために、各種のフィーダ用プランジャ(以下単に「プランジャ」と言う) が使用されていた。以下、従来提案されていたプランジャの1例を説明する。
【0004】 :プランジャの構成の説明・・・図7参照 図7は上記従来例のプランジャを示した図であり、図7Aはプランジャの平面 図、図7Bは図7AのX−Y線方向の一部断面図である。
【0005】 図7に示したように、このプランジャは、シャフト1と、第1のヨーク2と、 第2のヨーク3と、鉄芯4と、コイルボビン5と、コイル6と、ホルダ7と、マ グネット取り付け板8と、第1のマグネット9と、第2のマグネット10と、蓋 11等で構成し、これらを図示のように組み合わせて一体化する。各部の構成は 、次の通りである。
【0006】 −1:上記第1のヨーク2は、その内部に、コイル6を巻いたコイルボビン 5が収納出来るように、凹状に形成されている。そして、第1のヨーク2には、 その周辺部に鍔12が設けてあり、この鍔12の部分でホルダ7に取り付けられ るように構成されている。
【0007】 また、第1のヨーク2の中央部(鍔12と反対側で、図の上部側)には、孔が 開けてあり、この孔にシャフト1が挿入されるようになっている。 更に、第1のヨーク2には、第2のヨーク3が一体的に設けてあり、これら第 1、第2のヨーク2、3等で磁路を形成している。なお、この場合、第2のヨー ク3の端部は、鉄芯4と向かい合うように配置される。
【0008】 −2:上記ホルダ7の中央部には、中空部13が形成されており、この中空 部13内に面したコイルボビン5の一部には、リング状の溝を設け、この溝内に 、第1のマグネット(リング状の永久磁石)9が取り付けてある。
【0009】 また、ホルダ7の下側には、蓋11を被せ、この蓋11と、ホルダ7とを取り 付けビス14で取り付ける。 −3:上記コイルボビン5の一方の鍔には、端子を有する端子ブロックが設 けてあり、該端子にコネクタ15を接続することにより、コイル6の引出し線を 外部に取り出せるように構成されている。
【0010】 −4:上記シャフト1と、鉄芯4と、マグネット取り付け板8は、一体化さ れて可動部を構成すると共に、マグネット取り付け板8には、第2のマグネット (リング状の永久磁石)10を取り付ける(第1のマグネット9と向かい合った 面に取り付ける)。
【0011】 この場合、マグネット取り付け板8には、ストッパ部16が一体的に設けてあ り、このストッパ部16が、蓋11の凸状部(後述する)に突き当たるようにな っている。
【0012】 −5:鉄芯4は、シャフト1及び、マグネット取り付け板8と一体化されて おり、図示矢印M、N方向に移動可能に構成されている。 この場合、鉄芯3が図示矢印N方向に移動して、ストッパ部16と蓋11の凸 状部が当接した状態において、鉄芯3と第2のヨーク3の先端部(磁極部)との 間の距離をS1とし、第1のマグネット9とマグネット取り付け板8(或いは第 2のマグネット10)との間の距離をS2とすると、S1<S2の関係を満たす ように両者の距離を設定する。
【0013】 このようにすれば、鉄芯3と第2のヨーク3は、突き当たるが、マグネット取 り付け板8と第1のマグネット9は突き当たることはない。 :蓋の説明・・・図8参照 上記蓋11の構成を図8に示す。この蓋11は、上記ホルダ7の蓋であり、例 えば、樹脂で形成する。
【0014】 この蓋11には、中央部に、シャフト1を挿入するための孔18を設け、その 外側には、リング状の凸状部19を設ける。また、コネクタ挿入孔20と、突起 21等を設ける。
【0015】 上記リング状の凸状部19は、可動部を所定の復帰位置で停止させるための部 材であり、可動部が所定の復帰位置まで移動した際、可動部のストッパ部16と 衝突する位置に設ける。
【0016】 突起21は、ホルダ7の凹部と結合させて位置決めを行うためのものであり、 コネクタ挿入孔20は、その周囲が角形に形成されていて、コネクタ15を挿入 するものである。すなわち、コイル6の引出し線は、このコネクタ挿入孔20か ら、外部に引き出せるようになっている。
【0017】 :プランジャの動作の説明・・・図9参照 図9は、上記プランジャの動作説明図であり、図9Aはコイルの励磁電流が無 い状態、図9Bはコイルを励磁した状態を示す。
【0018】 −1:プランジャを使用する際は、ホルダ7を装置に固定した状態で、コイ ル6に間欠的に電流を流して励磁(パルスで励磁)する。コイル6に励磁電流が 流れていなければ、第1のマグネット9と、第2のマグネット10の反発力で復 帰状態(図9Aの状態)となる。
【0019】 この場合、可動部は、図示矢印N方向へ移動し、ストッパ部16が蓋11の凸 状部19に突き当たった状態である。 −2:コイル6に励磁電流を流すと、第2のヨーク3の先端部(磁極部)に 、鉄芯4が吸引され、可動部は図示矢印M方向に移動する(図9Bの状態)。こ の時、鉄芯4は第2のヨーク3に突き当たる。しかし、マグネット取り付け板8 と、コイルボビン5に設けた第1のマグネット9との間にはギャップが存在し、 両者は衝突しない。
【0020】 −3:再び、コイル6の励磁電流がなくなると、第1のマグネット9と、第 2のマグネット10との反発力により、可動部は、図示矢印N方向に移動して図 9Aの状態に復帰する。
【0021】 この時、可動部は、復帰位置まで移動し(図9Aの状態)、ストッパ部16が 蓋11の凸状部19に衝突する。この衝突で、可動部はバウンドする。 −4:上記のような動作を繰り返して行うことにより、シャフト1が図示矢 印M、N方向への移動を交互に行う。すなわち、シャフト1は一定のストローク で、矢印M、N方向に往復運動(振動)し、糸の長さを決める。
【0022】 この場合、例えば、シャフト1の移動距離(ストローク)は、3mmで、繰り 返しの回数(振動数)は、1000回/分である。
【0023】
上記のような従来のものにおいては、次のような課題があった。 (1)、可動部が、所定の復帰位置まで移動した際、該可動部のストッパ部1 6が蓋11の凸状部19と衝突する。この衝突で、可動部はバウンドする。
【0024】 このため、シャフトに異常な振動が発生し、プランジャの動作精度が低下する 。 (2)、シャフトに衝突時の異常な振動が発生するため、自動織機のフィーダ (糸送り機構)に使用して、糸の送りを一定の長さに決める場合、その動作が不 安定となる。
【0025】 本考案は、このような従来の課題を解決し、可動部を所定の復帰位置で停止さ せる際、該可動部がバウンドする事を防止して、プランジャーの動作精度を向上 させ、安定した動作が出来るようにすることを目的とする。
【0026】
図1は本考案の原理説明図であり、図1中、図7〜図9と同じものは、同一符 号で示してある。また、23はダンパ保持用爪、24はダンパ金属板、25はダ ンパゴム(ダンパ用弾性体)を示す。
【0027】 本考案は上記の課題を解決するため、次のように構成した。 (1)、ホルダ7と、ホルダ7の一方側に設けたヨーク2、3と、ホルダ7の 他方側に設けた蓋11と、上記ヨーク2、3内に設けたコイルボビン5と、コイ ルボビン5に巻いたコイル6と、シャフト1及び鉄芯4を一体化した可動部とを 具備し、上記コイル6の間欠的な励磁により、鉄芯4を駆動して、シャフト1を 一定のストロークで往復動作させる自動織機におけるフィーダ用プランジャにお いて、上記可動部の一部に、該可動部を、所定の復帰位置で停止させるためのス トッパ部16を設け、上記蓋11に、ダンパ用弾性体(ダンパゴム25)、その 上に載せたダンパ金属板24からなるダンパを設けると共に、該ダンパを構成す るダンパ金属板24と、上記ストッパ部16とを対向させて配置し、上記可動部 が、所定の復帰位置まで移動した際、上記ストッパ部16を、上記ダンパ金属板 24に衝突させることにより、可動部の移動を停止させ、かつ該可動部のバウン ドを抑制するようにした。
【0028】
上記構成に基づく本考案の作用を、図1に基づいて説明する。 プランジャを使用する際は、ホルダ7を装置に固定した状態で、コイル6に間 欠的に電流を流して励磁(パルスで励磁)する。この場合、コイル6に励磁電流 が流れていなければ、第1のマグネット9と、第2のマグネット10の反発力( バックテンション)で復帰状態となる。
【0029】 この時、可動部は、図示矢印N方向へ移動し、可動部のストッパ部16が、蓋 11に設けたダンパのダンパ金属板24に突き当たった状態で停止している。 コイル6に励磁電流を流すと、第2のヨーク3の先端部(磁極部)に、鉄芯4 が吸引され、可動部は図示矢印M方向に移動する。そして、鉄芯4が第2のヨー ク3に突き当たる。この時、第1、第2のマグネット9、10間には、ギャップ が存在し、両者は衝突しない(非接触)。
【0030】 この状態から、コイル6の励磁電流がなくなると、第1のマグネット9と、第 2のマグネット10との反発力(バックテンション)により、可動部は、図示矢 印N方向に移動して、シャフト1は、所定の復帰位置に復帰する。
【0031】 この時、可動部のストッパ部16が、ダンパのダンパ金属板24に衝突するが 、衝突時のエネルギーは、ダンパ金属板24と、ダンパ用弾性体(ダンパゴム2 5)からなるダンパによって吸収される。
【0032】 従って、ストッパ部16と、ダンパ金属板24との衝突時に、該可動部は殆ど バウンドせず、直ちに停止する。 上記のような動作を繰り返して行うことにより、シャフト1が図示矢印M、N 方向への移動を交互に行う。すなわち、シャフト1は一定のストロークで、矢印 M、N方向に往復運動(振動)し、糸の長さを決める。
【0033】 以上のようにしたので、可動部を所定の復帰位置で停止させる際、該可動部が バウンドする事を防止して、プランジャーの動作精度を向上させ、安定した動作 が出来るようになる。
【0034】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図2〜図6は、本考案の実施例を示した図であり、図2〜図6中、図1、及び 図7〜図9と同じものは、同一符号で示してある。
【0035】 また、5−1はコイルボビン本体、5−2、5−3は鍔、5−4は端子ブロッ ク、5−5はマグネット取り付け用の溝、26は端子、27は貫通孔、28は凹 部、29はダンパ収納凹部を示す。
【0036】 本実施例は、上記従来例と同様な構造を有するフィーダ用プランジャに適用し た例であり、以下詳細に説明する。 :プランジャの構成の説明・・・図2参照 本実施例のプランジャの構成図を図2に示す。図2Aはプランジャの平面図、 図2Bは図2AのX−Y線断面図である。
【0037】 図示のように、このプランジャは、ホルダ7と、蓋11と、シャフト1と、鉄 芯4と、マグネット取り付け板8と、第1のヨーク2と、第2のヨーク3と、コ イルボビン5と、コイル6と、第1のマグネット9と、第2のマグネット10と 、ダンパ金属板24と、ダンパゴム25等で構成し、これらを図示のように組み 合わせて一体化する。各部の構成は、次の通りである。
【0038】 −1:上記第1のヨーク2は、その内部に、コイル6を巻いたコイルボビン 5が収納出来るように、凹状に形成されている。そして、第1のヨーク2には、 その周辺部に鍔12が設けてあり、この鍔12の部分でホルダ7に取り付けられ るように構成されている。
【0039】 また、第1のヨーク2の中央部(鍔12と反対側で、図の上部側)には、孔が 開けてあり、この孔にシャフト1が挿入されるようになっている。更に、第1の ヨーク2には、第2のヨーク3が一体的に設けてあり、これら第1、第2のヨー ク2、3等で磁路を形成している。なお、この場合、第2のヨーク3の端部は、 鉄芯4と向かい合うように配置される。
【0040】 −2:上記ホルダ7の中央部には、中空部13が形成されており、この中空 部13内に面したコイルボビン5の一部には、リング状の溝(後述する)を設け 、この溝内に、第1のマグネット(リング状の永久磁石)9が取り付けてある。
【0041】 また、ホルダ7の下側には、蓋11を被せ、この蓋11と、ホルダ7とを取り 付けビス(図示省略)で取り付ける。 −3:上記シャフト1と、鉄芯4と、マグネット取り付け板8は、一体化さ れて可動部を構成すると共に、マグネット取り付け板8には、第2のマグネット (リング状の永久磁石)10を取り付ける(第1のマグネット9と向かい合った 面に取り付ける)。
【0042】 この場合、マグネット取り付け板8には、ストッパ部16が一体的に設けてあ り(第2のマグネット10の取り付け面と反対側の面に設ける)、このストッパ 部16が、蓋11に設けたダンパ(Damper)のダンパ金属板24と衝突するよう に位置決めされている。
【0043】 なお、ストッパ部16は、マグネット取り付け板8と別に製作したものを、該 マグネット取り付け板8に固着して、一体化しても良いが、マグネット取り付け 板8の一部を、ストッパ部16として使用しても良い。
【0044】 −4:上記ダンパは、ダンパ金属板24と、ダンパゴム25(ダンパ用弾性 体)で構成され、蓋11のダンパ収納凹部に収納されている(詳細な構造は後述 する)。
【0045】 この場合、ダンパゴム25を下側にし、その上にダンパ金属板24を載せ、ダ ンパ保持用爪23によって、外部に飛び出さないように、保持している。そして 、上記可動部(シャフト1、鉄芯4、マグネット取り付け板8等)が、矢印N方 向に移動して、所定の復帰位置に復帰した際、上記ストッパ部16が、ダンパ金 属板24と衝突するように、位置決めされている。
【0046】 −5:上記第1、第2のマグネット9、10は、例えば、サマリウム−コバ ルト系のマグネットを使用し、互いに対向面が同極性となるようにして取り付け る。なお、この場合、フェライトマグネットでは、減磁作用があり、実質的に使 用不可能である。
【0047】 −6:鉄芯4は、シャフト1及び、マグネット取り付け板8と一体化されて おり、図示矢印M、N方向に移動可能に構成されている。 この場合、上記従来例と同じように、鉄芯4と第2のヨーク3の先端部は、突 き当たるが、マグネット取り付け板8と第1のマグネット9は突き当たることは ない。従って、第1、第2のマグネット9、10は、接触しない。
【0048】 :コイルボビンの説明・・・図3参照 上記コイルボビン5の構成を図3に示す。図3Aはコイルボビンの側面図、図 3Bは図3AのX−Y線方向の断面図、図3Cは図3AのZ方向から見た図であ る。
【0049】 図示のように、コイルボビン5は、コイルボビン本体5−1と、その両側に設 けた鍔5−2、5−3で構成する。そして、一方の鍔5−3の厚みを、他方の鍔 5−2よりも厚く形成し、この鍔5−3に、端子ブロック5−4を設けると共に 、マグネット取り付け用の溝5−5(リング状の溝)を設ける。
【0050】 このマグネット取り付け用の溝5−5には、上記第1のマグネット(リング状 のマグネット)9(図2参照)を固着する。 また、端子ブロック5−4は、鍔5−3と一体的に形成(例えば、樹脂による 一体成形)するが、その内部には、端子26が設けてある。この場合、端子ブロ ック5−4の外周は、角形に形成し、ホルダ7への位置決め等を容易にする。
【0051】 この端子26の一端には、コイルボビン5に巻いたコイル6(図2参照)の端 部を接続し、該端子26の他端は、外部へ引き出すために使用する。 :ホルダの説明・・・図4参照 上記ホルダの構成を図4に示す。ホルダ7は、例えば樹脂で構成され、その中 央部には、中空部13が形成されている。また、この中空部13の周囲の一部に は、上記端子ブロック5−4と、コネクタ(上記従来例参照)を挿入するための 貫通孔27が設けてあり、この貫通孔27と、中空部13とが繋がるように形成 されている。
【0052】 この貫通孔27は、周囲が角形に形成されていて、上記端子ブロック5−4を 挿入した場合、該端子ブロック5−4が、その角で位置決めされ、所定の位置に 固定されるようになっている。
【0053】 :蓋の説明・・・図5参照 上記蓋の構成を図5に示す。図5Aは蓋の平面図、図5Bは図5AのX−Y線 断面図である。
【0054】 蓋11は、上記ホルダ7に被せる蓋であり、例えば、樹脂で形成する。この蓋 11には、中央部に、シャフト1を挿入するための孔18を設け、その周辺部に は、ダンパを収納するためのダンパ収納凹部29を設ける。
【0055】 そして、ダンパ収納凹部29には、複数のダンパ保持用爪23(この例では3 個)を設け、このダンパ保持用爪23により、ダンパを保持する。 なお、突起21は、上記ホルダ7の凹部28と結合させて位置決めを行うため のものである。
【0056】 :ダンパの説明・・・図6参照 上記ダンパの構成図を図6に示す。図6Aはダンパを構成するダンパ金属板の 構成図(平面図、断面図)、図6Bはタンパを構成するダンパゴムの構成図(平 面図、断面図)、図6Cはダンパ収納状態を示した図(断面図)である。
【0057】 −1:ダンパの構成の説明 上記ダンパは、ダンパ金属板24と、ダンパゴム25で構成されており、この ダンパ金属板24と、ダンパゴム25とを重ね合わせて使用する。
【0058】 上記ダンパ金属板24は、例えば、真鍮製の板をリング状に打ち抜いて形成し たものであり、その外形寸法は、上記複数のダンパ保持用爪23の内側に収納出 来る大きさとする。
【0059】 なお、ダンパ金属板24は、任意の金属板を用いる事が可能であるが、本実施 例のように、可動部のバックテンションを与えるのに、マグネットを使用した場 合には、非磁性体の金属を使用しないと、動作に悪影響を与える。従って、本実 施例では、非磁性体のダンパ金属板24を使用する。
【0060】 また、ダンパゴム25は、例えば、ブチルゴム(IIR)製の板状体をリング 状に打ち抜いて形成したものであり、その外形寸法は、上記ダンパ金属板24と 略同じか、或いはやや小さい寸法にする。なお、ダンパ金属板24と、ダンパゴ ム25の中央部には、孔が開けてあるが、この孔は、シャフト1を貫通させるた めに設けた孔である。
【0061】 上記のダンパは、図6Cに示したように、蓋11のダンパ収納凹部29(図5 参照)に収納して使用する。 ダンパを収納するには、先ず、ダンパ収納凹部29の下側に、ダンパゴム25 を入れ、その上に、上記ダンパ金属板24を載せる。そして、ダンパ保持用爪2 3により、ダンパ金属板24と、ダンパゴム25が抜け出さないように保持する 。
【0062】 この場合、ダンパ保持用爪23により、ダンパ金属板24と、ダンパゴム25 に、圧力がかからないように、ダンパ保持用爪23の高さを設定しておく。 すなわち、ダンパ保持用爪23は、ダンパが抜け出さないように保持するもの であり、ダンパ金属板24と、ダンパゴム25を押さえつけるものではない。
【0063】 −2:ダンパを上記のように構成した理由と、ダンパの機能の説明 ダンパを上記のように構成した理由と、ダンパの機能は、次の通りである。 可動部に設けたストッパ部16は、例えば樹脂で構成されており、比較的固い ものである。これに対して、ストッパ部16と衝突するダンパに、例えば、ゴム のような弾性体だけを使用すると、ストッパ部16が衝突した時、該弾性体が変 形し、可動部が振動して、所定の位置で停止しなくなる。
【0064】 また、上記ダンパに、例えば、樹脂板や金属板のような固いものだけを使用す ると、ストッパ部16が衝突した時、上記従来例と同様に、可動部がバウンドし 、ダンパの機能を果たさない。
【0065】 そこで、本実施例では、上記のように構成したものである。すなわち、固くて 重い(所定の重量が必要)ダンパ金属板24と、弾性体で、かつ、振動エネルギ −を有効に吸収出来るダンパゴム(この例では、ブチルゴム)25とを組み合わ せて構成し、ダンパ金属板24に、ストッパ部16を衝突させるようにした。
【0066】 この場合、ダンパ金属板24と、ダンパゴム(この例では、ブチルゴム)25 は、それぞれ、固有振動数や振動モードが異なっている。従って、衝突時に、こ れらが共振する事も無く、互いに振動を打ち消し合い、衝突時のエネルギーを有 効に吸収する。
【0067】 その結果、可動部のストッパ部16が、ダンパに衝突した時、該可動部がバウ ンドせず、所定の位置で直ちに停止する。なお、上記の点は、実験等で確認済で ある。
【0068】 :実施例の動作の説明・・・図2参照 本実施例のプランジャの動作は、次の通りである。以下、図2を参照しながら 説明する。
【0069】 −1: プランジャを使用する際は、ホルダ7を装置に固定した状態で、コ イル6に間欠的に電流を流して励磁(パルスで励磁)する。コイル6に励磁電流 が流れていない状態では、第1のマグネット9と、第2のマグネット10の反発 力(バックテンション)で復帰状態となっている。
【0070】 この場合、可動部は、図2の矢印N方向へ移動し、可動部のストッパ16が、 ダンパ金属板24に突き当たった状態で停止している。 −2:コイル6に励磁電流を流すと、第2のヨーク3の先端部(磁極部)に 、鉄芯4が吸引され、可動部は図2の矢印M方向に移動する。
【0071】 この時、鉄芯4は第2のヨーク3の端部に突き当たる。しかし、マグネット取 り付け板8と、コイルボビン5に設けた第1のマグネット9との間にはギャップ が存在し、両者は衝突しない。従って、この時、第1のマグネット9と、第2の マグネット10は、衝突しない。
【0072】 −3:この状態から、コイル6の励磁電流がなくなると、第1のマグネット 9と、第2のマグネット10との反発力(バックテンション)により、可動部は 、図2の矢印N方向に移動して、所定の復帰位置に復帰する。
【0073】 この時、可動部のストッパ16は、ダンパ金属板24に衝突する。この衝突時 のエネルギーは、ダンパにより吸収され、可動部は、殆どバウンドする事無く、 直ちに停止する。
【0074】 −4:以上の動作を繰り返して行うことにより、シャフト1が矢印M、N方 向への移動を交互に行う。すなわち、シャフト1は一定のストロークで、矢印M 、N方向に往復運動(振動)し、糸の長さを決める。
【0075】 この場合、例えば、シャフト1の移動距離(ストローク)は、3mmで、繰り 返しの回数(振動数)は、1000回/分である。 (他の実施例) 以上実施例について説明したが、本考案は次のようにしても実施可能である。
【0076】 (1)、ダンパは、上記実施例と異なる構造のプランジャにも適用可能である 。 (2)、ダンパ金属板と、ダンパゴムは、リング状に限らず、任意の形状でよ い。例えば、角形のものでも適用可能である。
【0077】 (3)、ダンパゴムは、ブチルゴム以外の弾性体でも、使用可能である。 (4)、ダンパ金属板は、真鍮以外の金属でも使用可能である。ただし、可動 部のバックテンションにマグネットを使用している場合には、プランジャの動作 に悪影響を与えないために、非磁性体を使用した方がよい。
【0078】 (5)、ダンパ金属板と、ダンパゴムの厚みや、形状等は、可動部の重量、衝 突時の速度(運動エネルギーに関係する)等を考慮して、最適な値に設定すれば よい。
【0079】 (6)、上記実施例における第1、第2のマグネットは、サマリウム−コバル ト系のマグネットに限らず、他の同様なマグネットが使用可能である。ただし、 フェライトマグネットでは、減磁作用があるため、使用出来ない。
【0080】 (7)、本発明のプランジャは、自動織機のフィーダ用に限らず、他の用途に も適用可能である。例えば、上記プランジャのシャフトを、各種の器具、或いは 装置のアクチュエータとして使用することも可能である。
【0081】
以上説明したように、本考案によれば次のような効果がある。 (1)、蓋にダンパを設けたので、可動部を復帰位置で停止させる際のバウン ドを防止する事が出来る。従って、プランジャーの動作精度を向上させ、安定し た動作が出来るようになる。
【0082】 (2)、可動部のバウンドを防止出来るので、自動織機のフィーダ(糸送り機 構)に使用して、糸の送りを一定の長さに決める場合、その動作が安定する。
【図1】本考案の原理説明図である。
【図2】本考案の実施例におけるプランジャの構成図で
ある。
ある。
【図3】本考案の実施例におけるコイルボビンの構成図
である。
である。
【図4】本考案の実施例におけるホルダの構成図であ
る。
る。
【図5】本考案の実施例における蓋の構成図である。
【図6】本考案の実施例におけるダンパの構成図であ
る。
る。
【図7】従来例におけるプランジャの構成図である。
【図8】従来例における蓋の構成図である。
【図9】従来例の動作説明図である。
1 シャフト 2 第1のヨーク 3 第2のヨーク 4 鉄芯 5 コイルボビン 6 コイル 7 ホルダ 9 第1のマグネット 10 第2のマグネット 11 蓋 16 ストッパ 23 ダンパ保持用爪 24 ダンパ金属板 25 ダンパゴム(ダンパ用弾性体)
Claims (1)
- 【請求項1】 ホルダ(7)と、 ホルダ(7)の一方側に設けたヨーク(2、3)と、 ホルダ(7)の他方側に設けた蓋(11)と、 上記ヨーク(2、3)内に設けたコイルボビン(5)
と、 コイルボビン(5)に巻いたコイル(6)と、 シャフト(1)及び鉄芯(4)を一体化した可動部とを
具備し、 上記コイル(6)の間欠的な励磁により、鉄芯(4)を
駆動して、シャフト(1)を一定のストロークで往復動
作させる自動織機におけるフィーダ用プランジャにおい
て、 上記可動部の一部に、該可動部を、所定の復帰位置で停
止させるためのストッパ部(16)を設け、 上記蓋(11)に、ダンパ用弾性体(25)と、その上
に載せたダンパ金属板(24)からなるダンパを設ける
と共に、 該ダンパを構成するダンパ金属板(24)と、上記スト
ッパ部(16)とを対向させて配置し、 上記可動部が、所定の復帰位置まで移動した際、 上記ストッパ部(16)を、上記ダンパ金属板(24)
に衝突させることにより、 可動部の移動を停止させ、かつ該可動部のバウンドを抑
制することを特徴とした自動織機におけるフィーダ用プ
ランジャ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP071669U JPH0637377U (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動織機におけるフィーダ用プランジャ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP071669U JPH0637377U (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動織機におけるフィーダ用プランジャ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637377U true JPH0637377U (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=13467237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP071669U Pending JPH0637377U (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 自動織機におけるフィーダ用プランジャ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637377U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115748067A (zh) * | 2022-10-10 | 2023-03-07 | 宁波宏大纺织仪器有限公司 | 储纬器的电磁针 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6017148A (ja) * | 1983-07-11 | 1985-01-29 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 流体噴射式織機における流体切換装置 |
| JPS6311681U (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-26 | ||
| JPH0610386B2 (ja) * | 1983-05-31 | 1994-02-09 | 松下電工株式会社 | 窯業系外装材の取付構造とその施工方法 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP071669U patent/JPH0637377U/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0610386B2 (ja) * | 1983-05-31 | 1994-02-09 | 松下電工株式会社 | 窯業系外装材の取付構造とその施工方法 |
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| JPS6311681U (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-26 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115748067A (zh) * | 2022-10-10 | 2023-03-07 | 宁波宏大纺织仪器有限公司 | 储纬器的电磁针 |
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