JPH0637547U - エンジンのアイシング防止装置 - Google Patents

エンジンのアイシング防止装置

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JPH0637547U
JPH0637547U JP7757592U JP7757592U JPH0637547U JP H0637547 U JPH0637547 U JP H0637547U JP 7757592 U JP7757592 U JP 7757592U JP 7757592 U JP7757592 U JP 7757592U JP H0637547 U JPH0637547 U JP H0637547U
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carburetor
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engine cylinder
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望 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気化器20が、フィルタエレメント22とエンジ
ンシリンダ12の側部との間に介在し、導風板30が、エン
ジンシリンダ12の気化器20側にエンジンシリンダ12の側
面に対峙して配設されて、冷却ファン28からの冷却風を
エンジンシリンダ12の冷却フィン16へ導き、吸気カバー
24が、フィルタエレメント22及び気化器20と共に導風板
30の気化器20側の面を覆っている小型二サイクルエンジ
ン10のアイシング防止装置において、構造の簡単化及び
小型化を図りつつ、エンジン出力の低下を抑制する。 【構成】 通過窓44が導風板30に穿設され、膨出部40が
導風板30から冷却フィン16の方へ突出して、冷却フィン
16側の温風を、通過窓44を介して気化器20側へ導く。板
状弁46は、導風板30に回転自在に取り付けられ、通過窓
44の開口面積を制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、刈払機等に装備されるエンジンのアイシング防止装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
刈払機等の手持ち式動力作業機に装備される小型二サイクルエンジン等のエン ジンでは、気化器が、フィルタエレメントとエンジンシリンダの側部との間に介 在し、導風板が、エンジンシリンダの気化器の側面に対峙して配設されて、冷却 ファンからの冷却風をエンジンシリンダの冷却フィンへ導き、吸気カバーが、フ ィルタエレメント及び気化器と共に導風板の気化器側の面を覆っている。このよ うなエンジンでは、寒冷地や寒冷時の運転において、気化器の吸気口縁部やジェ ットニードル近辺への霜の付着、成長等のアイシングが問題になる。
【0003】 アイシングを防止するために、加熱した空気を吸気系へ取入れることが有効で ある。そこで、従来技術では、冷却ファンにより生成された風を、マフラへ導い て、マフラの壁面で加熱して、その加熱空気をエアクリーナへ導いたり、排気マ ニホールドの壁面近傍に空気取入れ口を設け、この空気取入れ口から取入れた空 気をエアクリーナへ導いたりしている。(例:実開昭51−122205号公報 及び実開昭60−82569号公報等)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術のアイシング防止装置は、排気系の加熱空気をエアクリーナへ導くた めに、長い管路が必要になり、構造が複雑化及び大型化する。また、所定量の加 熱空気が常時エアクリーナから取入れられるようになっているため、気温が適当 に高いときの吸気温度を不当に高めてしまい、エンジン出力が低下する原因にな る。
【0005】 この考案の目的は、構造の簡単化及び小型化を図りつつ気温が適当に高いとき のエンジン出力の低下を防止できるエンジンのアイシング防止装置を提供するこ とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 この考案の前提となるエンジン(10)では、気化器(20)は、フィルタエレメント (22)とエンジンシリンダ(12)の側部との間に介在している。導風板(30)は、エン ジンシリンダ(12)の気化器(20)側の側面に対峙して配設されて、冷却ファン(28) からの冷却風をエンジンシリンダ(12)の冷却フィン(16)へ導く。吸気カバー(24) は、フィルタエレメント(22)及び気化器(20)と共に導風板(30)の気化器(20)側の 面を覆っている。
【0007】 そして、この考案のエンジン(10)のアイシング防止装置は次の(a)〜(c) の構成要素を有している。 (a)導風板(30)に形成された通過窓(44) (b)導風板(30)から冷却フィン(16)の方へ突出して導風板(30)の冷却ファン(2 8)側の温風を、通過窓(44)を介して気化器(20)側へ案内する温風案内部(40) (c)通過窓(44)の開口面積を調整自在な板状弁(46)
【0008】
【作用】
冷却ファン(28)は、エンジン(10)の運転に伴って、回転し、エンジンシリンダ (12)へ向かう風を生成する。この風は、導風板(30)により冷却フィン(16)へ導か れ、冷却フィン(16)からの放熱により加熱される。温風案内部(40)は、導風板(3 0)から冷却フィン(16)の方へ突出しており、冷却フィン(16)により加熱されてか つ導風板(30)と冷却フィン(16)との間を流れて来る空気を取入れて、通過窓(44) を介して導風板(30)の気化器(20)側へ案内する。導風板(30)の気化器(20)側へ導 かれた加熱空気は、吸気カバー(24)により本来の吸入空気と共に案内されて、フ ィルタエレメント(22)から吸入され、吸気通路を気化器(20)の方へ流れる。
【0009】 気温が適当に高いときは、板状弁(46)が変位されて、通過窓(44)の開口面積を 絞る。これにより、通過窓(44)を介して導風板(30)の冷却フィン(16)側から気化 器(20)側へ導入される加熱空気の量が適当に低減し、フィルタエレメント(22)内 へ吸入される空気の温度が不当に上昇するのが抑制される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図1及び図2は一部を破断して示す小型二サイクルエンジン10の平面図及び側 面図である。この小型二サイクルエンジン10は、刈払機、ブロワ、チェーンソー 等の手持ち式小型作業機に装備される。エンジンシリンダ12は、下面側において クランクケース13の上面に接合し、上部に点火プラグ14を装着されるとともに、 鉛直方向へ等間隔に配列されて水平方向へ広がる複数枚の冷却フィン16を有して いる。マフラ18は、小型二サイクルエンジン10のクランク軸(図示せず)とは直 角方向のエンジンシリンダ12の一方の側面側に接合され、エンジンシリンダ12か ら吐出される排気ガスを、騒音を抑制しつつ、大気へ放出する。
【0011】 気化器20は、マフラ18とは反対側のエンジンシリンダ12の側面側に配設され、 エンジンシリンダ12とは反対側の端面部、すなわち上流側の端面部において環状 のフィルタエレメント22を取り付けられている。円錐台形の吸気カバー24は、気 化器20とは反対側のフィルタエレメント22の端面側を被覆するように、フィルタ エレメント22にかぶせられ、エンジンシリンダ12側へ向かって径を漸増しつつ、 開口し、内側には気化器20及びフィルタエレメント22を収容する。吸入口26は、 吸気カバー24の下端部においてクランクケース13との間に形成され、吸気カバー 24外の空気を内へ取入れるようにしている。
【0012】 冷却ファン28は、マフラ18側に対して隣のエンジンシリンダ12の側面側に配設 され、クランク軸と一体的に回転する。エンジンかバー29は、エンジンシリンダ 12に取り付けられて、冷却ファン28を包囲している。導風板30は、気化器20が配 置される側のエンジンシリンダ12の側面側に対峙して配置され、冷却ファン28の 回転によりエンジンシリンダ12の方へ流される風を案内する。吸気カバー24は、 エンジンシリンダ12側の端縁において導風板30の近傍へ達し、導風板30の気化器 20側の面を覆っている。熱絶縁スペーサ32はエンジンシリンダ12と導風板30との 間に介在し、気化器20は熱絶縁スペーサ32を介してエンジンシリンダ12に固定さ れる。
【0013】 図3は導風板30及びそれに組付けられている板状弁46を板状弁46側から見た図 、図4は図3の導風板30及び板状弁46の組付け体の断面図である。導風板30は、 吸気通路の一部を形成する吸気通路孔34をほぼ中央に備えている。1対の挿通孔 36は、吸気通路孔34の水平方向両側に穿設され、気化器20及び熱絶縁スペーサ32 をエンジンシリンダ12に固定するためのねじ54(図5〜図7)を挿通される。パ ルス孔38は、吸気通路孔34の下側に穿設され、燃料タンク(図示せず)内の燃料 を気化器20へ供給するための気化器20内のダイヤフラムポンプのダイヤフラム室 へクランクケース13内の脈動圧を導く。膨出部40は、板状弁46とは反対側の導風 板30の面から突出するように、導風板30に一体的に形成され、温風取入れ口42を 冷却フィン16側へ向けている(図1)。通過窓44は、膨出部40により覆われてい る導風板30の部位に穿設され、温風取入れ口42へ連通する。板状弁46は、所定値 以上の回転操作力により結合ピン48の軸線の周りに回転するように、結合ピン48 を介して導風板30に取り付けられている。板状弁46の周縁は、結合ピン48からの 距離が漸増するように周方向へ延びる曲線部50と、放射方向へ延びて曲線部50の 両端を結ぶ直線部52とから成る。作業者は、ドライバ等の工具の先端部を吸気カ バー24と導風板30との間の隙間へ挿入しつつ、工具の先端を直線部52に当てて、 押し込み、板状弁46を結合ピン48の軸線の周りに回転させる。
【0014】 図5、図6及び図7はそれぞれ通過窓44の全閉時、半開時及び全開時の板状弁 46の回転位置を示している。結合ピン48の軸線の周りの板状弁46の回転に伴って 曲線部50が、通過窓44を通過し、通過窓44の開口面積が変化する。ねじ54は、導 風板30の挿通孔36(図3)に挿通されて、導風板30及び熱絶縁スペーサ32をエン ジンシリンダ12に固定する。
【0015】 実施例の作用について説明する。 冷却ファン28は、小型二サイクルエンジン10の運転に伴って、回転し、エンジ ンシリンダ12へ向かう風を生成する。この風は、導風板30により冷却フィン16へ 導かれ、冷却フィン16からの放熱により加熱される。膨出部40は、導風板30から 冷却フィン16の方へ突出しており、冷却フィン16により加熱されてかつ導風板30 と冷却フィン16との間を流れて来る空気を取入れつつ、案内して、通過窓44を通 過させ、導風板30の気化器20側へ導く。導風板30の気化器20側へ導かれた加熱空 気は、吸気カバー24により吸入口26からの吸入空気と共に案内されて、フィルタ エレメント22から吸入され、吸気通路を気化器20の方へ流れる。
【0016】 寒冷時及び寒冷地の小型二サイクルエンジン10の運転では、板状弁46は通過窓 44を全開とし(図7)、最大量の加熱空気が通過窓44を介して吸気カバー24側へ 導入され、吸入空気の温度を最大限に上昇させて、アイシングを防止する。気温 が適当に高いときは、最大量の加熱空気を気化器20側へ導入すると、吸気温度の 上昇に因る小型二サイクルエンジン10の出力低下を招くので、板状弁46を結合ピ ン48の軸線の周りに回転させて、通過窓44を全閉(図5)及び半開(図6)等に する。これにより、通過窓44を介して導風板30の冷却フィン16側から気化器20側 へ導かれる加熱空気の量が適当に低減し、フィルタエレメント22から吸入される 空気の温度が不当に上昇するのが防止される。
【0017】 実施例の板状弁46は回転式であるが、直線摺動式の板状弁を使用することも可 能である。
【0018】
【考案の効果】
この考案では、従来のエンジンの導風板に、通過窓及び温風案内部を付加する のみで、加熱空気を吸気系のフィルタエレメントから吸入できるので、構造の簡 単化及び小型化を図ることができる。
【0019】 この考案では、板状弁が、変位して、通過窓の開口面積の増減により加熱空気 の流量を調整するようにしているので、アイシング防止のために、吸気温度が不 当に高くなって、エンジン出力を低下させる不具合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を破断して示す小型二サイクルエンジンの
平面図である。
【図2】一部を破断して示す小型二サイクルエンジンの
側面図である。
【図3】導風板及びそれに組付けられている板状弁を板
状弁側から見た図である。
【図4】図3の導風板及び板状弁の組付け体の断面図で
ある。
【図5】通過窓の全閉時の板状弁の回転位置を示す図で
ある。
【図6】通過窓の半開時板状弁の回転位置を示す図であ
る。
【図7】通過窓の全開時の板状弁の回転位置を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 小型二サイクルエンジン(エンジン) 12 エンジンシリンダ 16 冷却フィン 20 気化器 22 フィルタエレメント 24 吸気カバー 28 冷却ファン 30 導風板 40 膨出部(温風案内部) 44 通過窓 46 板状弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化器(20)が、フィルタエレメント(22)
    とエンジンシリンダ(12)の側部との間に介在し、導風板
    (30)が、前記エンジンシリンダ(12)の前記気化器(20)側
    の側面に対峙して配設されて、冷却ファン(28)からの冷
    却風を前記エンジンシリンダ(12)の冷却フィン(16)へ導
    き、吸気カバー(24)が、前記フィルタエレメント(22)及
    び前記気化器(20)と共に前記導風板(30)の前記気化器(2
    0)側の面を覆っているエンジン(10)において、前記導風
    板(30)に形成された通過窓(44)と、前記導風板(30)から
    前記冷却フィン(16)の方へ突出して前記導風板(30)の前
    記冷却ファン(28)側の温風を、前記通過窓(44)を介して
    前記気化器(20)側へ案内する温風案内部(40)と、前記通
    過窓(44)の開口面積を調整自在な板状弁(46)とを有して
    いることを特徴とするエンジンのアイシング防止装置。
JP1992077575U 1992-10-14 1992-10-14 エンジンのアイシング防止装置 Expired - Lifetime JP2529579Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185420A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Fuji Heavy Ind Ltd 空冷エンジン
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