JPH0637578B2 - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
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- JPH0637578B2 JPH0637578B2 JP63021771A JP2177188A JPH0637578B2 JP H0637578 B2 JPH0637578 B2 JP H0637578B2 JP 63021771 A JP63021771 A JP 63021771A JP 2177188 A JP2177188 A JP 2177188A JP H0637578 B2 JPH0637578 B2 JP H0637578B2
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- rubber
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- styrene
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L9/00—Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
- C08L9/06—Copolymers with styrene
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2205/00—Polymer mixtures characterised by other features
- C08L2205/02—Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高分子量のスチレン−ジエン共重合体ゴム
と、低分子量の重合体とからなるゴム組成物に関し、そ
の加硫物の物理的性質においては、柔らかく、高抗張力
であり、高ヒステリシスロス(以下、単に「高ロス」と
略記することがある)で、かつ耐摩耗性に優れるという
特徴を有するゴム組成物を提供するものである。
と、低分子量の重合体とからなるゴム組成物に関し、そ
の加硫物の物理的性質においては、柔らかく、高抗張力
であり、高ヒステリシスロス(以下、単に「高ロス」と
略記することがある)で、かつ耐摩耗性に優れるという
特徴を有するゴム組成物を提供するものである。
スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)は、いわ
ゆる帆用ゴムとして大量に生産され、品質および価格の
安定性に優れ、かつ天然ゴムに比較して耐老化性、耐摩
耗性に優れているという特徴を有しているため、自動車
用タイヤ、特に自動車用ラジアルタイヤの素材として大
量に使用されている。そして、乗用車用ラジアルタイヤ
の部材のうち、特にSBRが多く使用されているのはト
レッド部分である。
ゆる帆用ゴムとして大量に生産され、品質および価格の
安定性に優れ、かつ天然ゴムに比較して耐老化性、耐摩
耗性に優れているという特徴を有しているため、自動車
用タイヤ、特に自動車用ラジアルタイヤの素材として大
量に使用されている。そして、乗用車用ラジアルタイヤ
の部材のうち、特にSBRが多く使用されているのはト
レッド部分である。
自動車用タイヤ、特に乗用車用ラジアルタイヤのトレッ
ドが具備すべき重要な性能の一つとしては、操縦安定性
がある。操縦安定性を確保するためには、高ロスの一特
性であるトレッド部分の路面把握力(グリップ性)が高
いことが必要であり、このためにトレッド部材の改良検
討が行われていることはいうまでもない。その一つの方
法として、トレッドパターンの改良によるアプローチが
行われている。すなわち、この方法においては、トレッ
ドに刻まれたパターンのグルーブ(溝)を深くすること
によって、路面に直接触れるトレッド部分を路面から受
ける圧力に対して変形しやすくすることにより、路面か
らの圧力をトレッド内部で熱エネルギーに変えてしまう
能力、すなわち路面からの圧力をある程度吸収してしま
う能力を増加させ、このことによりトレッドの路面把握
性を向上させるわけである。
ドが具備すべき重要な性能の一つとしては、操縦安定性
がある。操縦安定性を確保するためには、高ロスの一特
性であるトレッド部分の路面把握力(グリップ性)が高
いことが必要であり、このためにトレッド部材の改良検
討が行われていることはいうまでもない。その一つの方
法として、トレッドパターンの改良によるアプローチが
行われている。すなわち、この方法においては、トレッ
ドに刻まれたパターンのグルーブ(溝)を深くすること
によって、路面に直接触れるトレッド部分を路面から受
ける圧力に対して変形しやすくすることにより、路面か
らの圧力をトレッド内部で熱エネルギーに変えてしまう
能力、すなわち路面からの圧力をある程度吸収してしま
う能力を増加させ、このことによりトレッドの路面把握
性を向上させるわけである。
しかしながら、この方法においては、反面ではゴムの変
形を容易にすることから、トレッド部分の摩耗量が増大
し、充分な耐摩耗性を得ることができないという問題が
生じる。
形を容易にすることから、トレッド部分の摩耗量が増大
し、充分な耐摩耗性を得ることができないという問題が
生じる。
トレッド素材としてのゴムの耐摩耗性を向上させるため
に従来から行われている方法としては、高補強性カーボ
ンブラックの充填量を増加させる手段があるが、この方
法によると同時に硬度やモジュラスが上昇し、トレッド
部材が変形しにくくなり、その結果、路面把握性が損な
われるという問題をもたらす。
に従来から行われている方法としては、高補強性カーボ
ンブラックの充填量を増加させる手段があるが、この方
法によると同時に硬度やモジュラスが上昇し、トレッド
部材が変形しにくくなり、その結果、路面把握性が損な
われるという問題をもたらす。
また、トレッド素材としてのSBRのムーニー粘度(平
均分子量のパラメーター)を大きくすることにより、耐
摩耗性を向上させる方法があるが、この方法ではSBR
の加工性が低下するという問題を生じ、自ずから限界が
ある。
均分子量のパラメーター)を大きくすることにより、耐
摩耗性を向上させる方法があるが、この方法ではSBR
の加工性が低下するという問題を生じ、自ずから限界が
ある。
さらに、一般に高分子量のポリマーと液状のポリマーと
を組み合わせることにより、加工時の発熱低下と偏摩耗
性を改良することが提案されているが、トレッド素材と
してはグリップ性と耐摩耗性のバランスの面から未だに
不充分である。
を組み合わせることにより、加工時の発熱低下と偏摩耗
性を改良することが提案されているが、トレッド素材と
してはグリップ性と耐摩耗性のバランスの面から未だに
不充分である。
さらにまた、グリップ性と耐摩耗性の両立を企図して、
ガラス転移温度の高いゴム成分をブレンドする手段も考
えられるが、この方法では耐摩耗性がほとんど改良され
ないことが判明した。
ガラス転移温度の高いゴム成分をブレンドする手段も考
えられるが、この方法では耐摩耗性がほとんど改良され
ないことが判明した。
このように、タイヤトレッドの路面把握性と耐摩耗性
は、これまでに知られているゴム素材を用いても一方が
改良されれば他方が損なわれるという、いわゆる二律背
反の関係にあり、両者をともに改良することは極めて困
難と考えられていた。
は、これまでに知られているゴム素材を用いても一方が
改良されれば他方が損なわれるという、いわゆる二律背
反の関係にあり、両者をともに改良することは極めて困
難と考えられていた。
本発明は、前記従来技術の問題点を背景になされたもの
で、その加硫物において適度な硬度、モジュラスなどの
物性値を保有した状態で優れた耐摩耗性を有し、特に路
面把握性と耐摩耗性という二律背反的な特性の要求され
るタイヤトレッド部材、その他の耐摩耗性の要求されベ
ルトなどの各種部材として好適なゴム組成物を提供する
ことを目的とする。
で、その加硫物において適度な硬度、モジュラスなどの
物性値を保有した状態で優れた耐摩耗性を有し、特に路
面把握性と耐摩耗性という二律背反的な特性の要求され
るタイヤトレッド部材、その他の耐摩耗性の要求されベ
ルトなどの各種部材として好適なゴム組成物を提供する
ことを目的とする。
本発明は、結合スチレンが10〜65重量%、ガラス転
移温度幅(ΔTg)が10℃以上で、かつムーニー粘度
(ML1+4、100℃)が60〜200のスチレン−
ジエン共重合体ゴム(A)と、重量平均分子量が5,0
00〜200,000の低分子量重合体(B)とを含
み、共重合体ゴム(A)と低分子量重合体(B)との配
合比が、共重合体ゴム(A)100重量部に対して低分
子量重合体(B)が10〜120重量部であり、しかも
ブレンド後のムーニー粘度(ML1+4、100℃)が
40以上であるゴム組成物を提供するものである。
移温度幅(ΔTg)が10℃以上で、かつムーニー粘度
(ML1+4、100℃)が60〜200のスチレン−
ジエン共重合体ゴム(A)と、重量平均分子量が5,0
00〜200,000の低分子量重合体(B)とを含
み、共重合体ゴム(A)と低分子量重合体(B)との配
合比が、共重合体ゴム(A)100重量部に対して低分
子量重合体(B)が10〜120重量部であり、しかも
ブレンド後のムーニー粘度(ML1+4、100℃)が
40以上であるゴム組成物を提供するものである。
本発明のゴム組成物において、特に特徴となる点は、低
分子量の重合体(B)を、特定のガラス転移温度幅、す
なわち特定の組成分布を有する共重合体ゴム(A)と組
み合わせて用いることにより、例えば芳香族系伸展油を
通常の共重合体ゴムの可塑剤として用いたゴム組成物に
比較して、加硫物において適度な硬度ならびにモジュラ
スなどを保有したまま、路面把握性を上げて、かつ耐摩
耗性において著しい改善を達成することができることに
ある。
分子量の重合体(B)を、特定のガラス転移温度幅、す
なわち特定の組成分布を有する共重合体ゴム(A)と組
み合わせて用いることにより、例えば芳香族系伸展油を
通常の共重合体ゴムの可塑剤として用いたゴム組成物に
比較して、加硫物において適度な硬度ならびにモジュラ
スなどを保有したまま、路面把握性を上げて、かつ耐摩
耗性において著しい改善を達成することができることに
ある。
なお、低分子量重合体を配合する例として、特開昭55
−125135号公報(先行技術1)があるが、これは
架橋に関与する程度の分子量を有する低分子量ゴムをム
ーニー粘度30〜65のポリブタジエンゴムまたはブタ
ジエン−スチレン共重合体ゴムに配合することにより、
加工性に優れ、加硫物の高温における物性経時変化の少
ないゴム組成物を得るものである。この先行技術1と本
発明とは、その目的の違いから、低分子量ゴムを配合す
る対象となるゴムのムーニー粘度が著しく異なり、また
この先行技術1には本発明のような特定の組成分布を有
するゴムと低分子量ゴムとを組み合わせることによって
はじめてその相乗効果により路面把握性と体摩耗性とい
う二律背反的な特性を両立させるという技術思想は開示
されていない。
−125135号公報(先行技術1)があるが、これは
架橋に関与する程度の分子量を有する低分子量ゴムをム
ーニー粘度30〜65のポリブタジエンゴムまたはブタ
ジエン−スチレン共重合体ゴムに配合することにより、
加工性に優れ、加硫物の高温における物性経時変化の少
ないゴム組成物を得るものである。この先行技術1と本
発明とは、その目的の違いから、低分子量ゴムを配合す
る対象となるゴムのムーニー粘度が著しく異なり、また
この先行技術1には本発明のような特定の組成分布を有
するゴムと低分子量ゴムとを組み合わせることによって
はじめてその相乗効果により路面把握性と体摩耗性とい
う二律背反的な特性を両立させるという技術思想は開示
されていない。
また、ブタジエン−スチレン共重合体ゴムに組成分布を
付与する例として、特開昭58−154711号公報
(先行技術2)がある。
付与する例として、特開昭58−154711号公報
(先行技術2)がある。
この先行技術2によれば、ブタジエン−スチレン共重合
体ゴムに特定の組成分布を付与することにより、これを
タイヤトレッド部材として用いたときの転がり抵抗を悪
化させずに、耐摩耗性とウエットスキッド特性を改良で
きるとされているが、ドライスキッドに関する記載はな
い。そして、ドライスキッドと転がり抵抗は、二律背反
の関係にあり、ドライスッキッドを上げると転がり抵抗
も上がってしまう。従って、ドライスキッドで代表され
る、いわゆるグリップ性の改良を目標の一つとする本発
明と、この先行技術2とは、根本的に技術思想を異にす
るものである。
体ゴムに特定の組成分布を付与することにより、これを
タイヤトレッド部材として用いたときの転がり抵抗を悪
化させずに、耐摩耗性とウエットスキッド特性を改良で
きるとされているが、ドライスキッドに関する記載はな
い。そして、ドライスキッドと転がり抵抗は、二律背反
の関係にあり、ドライスッキッドを上げると転がり抵抗
も上がってしまう。従って、ドライスキッドで代表され
る、いわゆるグリップ性の改良を目標の一つとする本発
明と、この先行技術2とは、根本的に技術思想を異にす
るものである。
このように、本発明によれば、以上のような先行技術に
はみられない、例えば路面把握性と耐摩耗性という二律
背反的な特性をともに満足する耐摩耗性の高ロス部材用
のゴム素材を提供することができる。
はみられない、例えば路面把握性と耐摩耗性という二律
背反的な特性をともに満足する耐摩耗性の高ロス部材用
のゴム素材を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における共重合体ゴム(A)は、スチレンとジエ
ンとを重合、好ましくは乳化重合することによって製造
され、結合スチレンが10〜65重量%、好ましくは2
0〜45重量%、ガラス転移温度幅(ΔTg)が10℃
以上、好ましくは30℃以上、さらに好ましくは50〜
200℃であり、かつムーニー粘度(ML1+4、10
0℃)が60〜200、好ましくは100〜200であ
る。
ンとを重合、好ましくは乳化重合することによって製造
され、結合スチレンが10〜65重量%、好ましくは2
0〜45重量%、ガラス転移温度幅(ΔTg)が10℃
以上、好ましくは30℃以上、さらに好ましくは50〜
200℃であり、かつムーニー粘度(ML1+4、10
0℃)が60〜200、好ましくは100〜200であ
る。
通常、実用的に用いられるスチレン−ジエン共重合体ゴ
ムは、結合スチレンが15〜50重量%であり、結合ス
チレンは多くとも65重量%を超えない。共重合体ゴム
(A)の結合スチレンが10重量%未満では、高ロス性
と実用的な強度が不充分となり、一方65重量%を超え
ると、最終的に得られるゴム組成物の耐摩耗性が不充分
となる。
ムは、結合スチレンが15〜50重量%であり、結合ス
チレンは多くとも65重量%を超えない。共重合体ゴム
(A)の結合スチレンが10重量%未満では、高ロス性
と実用的な強度が不充分となり、一方65重量%を超え
ると、最終的に得られるゴム組成物の耐摩耗性が不充分
となる。
また、本発明で使用されるスチレン−ジエン共重合体ゴ
ム(A)のガラス転移温度幅(ΔTg)を10℃以上と
し、該温度幅を広げることにより得られるゴム組成物の
耐摩耗性を大幅に改善することができ、10℃未満では
この耐摩耗性を改良することが困難となる。
ム(A)のガラス転移温度幅(ΔTg)を10℃以上と
し、該温度幅を広げることにより得られるゴム組成物の
耐摩耗性を大幅に改善することができ、10℃未満では
この耐摩耗性を改良することが困難となる。
ここで、ガラス転移温度幅(ΔTg)とは、示差熱量計
(以下「DSC」という)測定においてガラス転移領域
により生じる吸熱のピークの最初の変化点からこれが終
了する最終の変化点までの温度幅である。第1図示に、
実施例2に用いた共重合体A−3のDSCチャートとと
もに、ΔTgの決定方法を示した。
(以下「DSC」という)測定においてガラス転移領域
により生じる吸熱のピークの最初の変化点からこれが終
了する最終の変化点までの温度幅である。第1図示に、
実施例2に用いた共重合体A−3のDSCチャートとと
もに、ΔTgの決定方法を示した。
さらに、スチレン−ジエン共重合体ゴム(A)におい
て、ムーニー粘度が前記範囲外、すなわち60未満であ
ると、低分子量重合体(B)が伸展油と同様に可塑剤と
して機能するために、最終的に得られるゴム組成物のム
ーニー粘度が低下し、その加硫物に対して充分な物理的
性質、特に耐摩耗性の改良を期待することが困難とな
り、一方200を超えると、例えばゲル含量が大幅に増
大するので、これに対して高芳香族系伸展油を例えば3
7.5重量部混合しても、最終的に得られるゴム組成物
のムーニー粘度がおよそ80程度以上と大きくなり、混
練り時あるいは押し出し成形時の発熱が大きく、またゲ
ル化やスコーチが発生するなど、加工上のトラブルを起
こすことになり好ましくない。
て、ムーニー粘度が前記範囲外、すなわち60未満であ
ると、低分子量重合体(B)が伸展油と同様に可塑剤と
して機能するために、最終的に得られるゴム組成物のム
ーニー粘度が低下し、その加硫物に対して充分な物理的
性質、特に耐摩耗性の改良を期待することが困難とな
り、一方200を超えると、例えばゲル含量が大幅に増
大するので、これに対して高芳香族系伸展油を例えば3
7.5重量部混合しても、最終的に得られるゴム組成物
のムーニー粘度がおよそ80程度以上と大きくなり、混
練り時あるいは押し出し成形時の発熱が大きく、またゲ
ル化やスコーチが発生するなど、加工上のトラブルを起
こすことになり好ましくない。
次に、スチレン−ジエン共重合体ゴム(A)に混合され
る低分子量重合体(B)は、各種液状のポリマーであ
り、好ましくはスチレンとジエンとを乳化重合、あるい
は溶液重合することにより好適に製造され、その重量平
均分子量が5,000〜200,000、好ましくは1
0,000〜150,000である。
る低分子量重合体(B)は、各種液状のポリマーであ
り、好ましくはスチレンとジエンとを乳化重合、あるい
は溶液重合することにより好適に製造され、その重量平
均分子量が5,000〜200,000、好ましくは1
0,000〜150,000である。
ここで、低分子量重合体(B)の重量平均分子量が5,
000未満のものを用いた場合は、得られる加硫物が充
分な物理的性質、特に破断応力を維持することが困難と
なり、路面把握力(グリップ性)と耐摩耗性の改良効果
がほとんど期待できず、一方200,000を超えるも
のを用いた場合は、加硫物は破断応力を高いレベルに維
持することはできるが、耐摩耗性の改良効果がなく、硬
度およびモジュラスが高くなって成形しにくい加硫物と
なるため、路面把握性能が不充分となる。
000未満のものを用いた場合は、得られる加硫物が充
分な物理的性質、特に破断応力を維持することが困難と
なり、路面把握力(グリップ性)と耐摩耗性の改良効果
がほとんど期待できず、一方200,000を超えるも
のを用いた場合は、加硫物は破断応力を高いレベルに維
持することはできるが、耐摩耗性の改良効果がなく、硬
度およびモジュラスが高くなって成形しにくい加硫物と
なるため、路面把握性能が不充分となる。
なお、低分子量重合体(B)がスチレン−ジエン共重合
体の場合、その結合スチレンは任意であるが、該結合ス
チレンが85重量%以上であると、耐摩耗性の改良効果
が小さく、加硫物の硬度およびモジュラスが高くなって
変形しにくい加硫物となるため、路面把握力の低下を招
くことになるうえ、耐摩耗性が大幅に劣るものとなる。
体の場合、その結合スチレンは任意であるが、該結合ス
チレンが85重量%以上であると、耐摩耗性の改良効果
が小さく、加硫物の硬度およびモジュラスが高くなって
変形しにくい加硫物となるため、路面把握力の低下を招
くことになるうえ、耐摩耗性が大幅に劣るものとなる。
本発明において、スチレン−ジエン共重合体ゴム(A)
に混合される低分子量重合体(B)の量は、共重合体ゴ
ム(A)100重量部に対して10〜120重量部、好
ましくは20〜100重量部の範囲で選び、最終的に得
られるゴム組成物のムーニー粘度が40以上、好ましく
は60〜100とすることが必要である。
に混合される低分子量重合体(B)の量は、共重合体ゴ
ム(A)100重量部に対して10〜120重量部、好
ましくは20〜100重量部の範囲で選び、最終的に得
られるゴム組成物のムーニー粘度が40以上、好ましく
は60〜100とすることが必要である。
低分子量重合体(B)の混合量が、共重合体ゴム(A)
100重量部に対して10重量部未満ではゴム組成物の
混練り性、成形性といった加工性が低下し、結果として
グリップ性と耐摩耗性の改良がはかれず、このような場
合、たとえ高芳香族伸展油などの可塑剤を添加したとし
ても耐摩耗性の改良は期待できず、一方120重量部を
超えると、ゴム組成物のムーニー粘度が40より小さく
なるので、硬度、モジュラス、破断応力が低くなり、そ
の結果、路面把握力は充分であっても耐摩耗性が低下し
てしまい、両特性のバランスを良好なものとすることが
できない。
100重量部に対して10重量部未満ではゴム組成物の
混練り性、成形性といった加工性が低下し、結果として
グリップ性と耐摩耗性の改良がはかれず、このような場
合、たとえ高芳香族伸展油などの可塑剤を添加したとし
ても耐摩耗性の改良は期待できず、一方120重量部を
超えると、ゴム組成物のムーニー粘度が40より小さく
なるので、硬度、モジュラス、破断応力が低くなり、そ
の結果、路面把握力は充分であっても耐摩耗性が低下し
てしまい、両特性のバランスを良好なものとすることが
できない。
一方、スチレン−ジエン共重合体ゴム(A)100重量
部に対して低分子量重合体(B)を120重量部を超え
て添加することのできる共重合体ゴム(A)は、ゲルを
含まないで実用的には製造しがたい。
部に対して低分子量重合体(B)を120重量部を超え
て添加することのできる共重合体ゴム(A)は、ゲルを
含まないで実用的には製造しがたい。
なお、本発明において、スチレン−ジエン共重合体ゴム
(A)、あるいは低分子量重合体(B)に使用されるジ
エン成分は、特に限定されず、1,3−ブタジエン、
2,3−ジメチルブタジエン、イソプレン、クロロプレ
ン、1,3−ペンタジエン、ヘキサジエン、ミルセンな
どが挙げられるが、好ましくは1,3−ブタジエンであ
る。
(A)、あるいは低分子量重合体(B)に使用されるジ
エン成分は、特に限定されず、1,3−ブタジエン、
2,3−ジメチルブタジエン、イソプレン、クロロプレ
ン、1,3−ペンタジエン、ヘキサジエン、ミルセンな
どが挙げられるが、好ましくは1,3−ブタジエンであ
る。
本発明のスチレン−ジエン共重合体ゴム(A)および低
分子量重合体(B)は、いずれも通常の重合方法、好ま
しくは乳化重合によって製造することができる。
分子量重合体(B)は、いずれも通常の重合方法、好ま
しくは乳化重合によって製造することができる。
例えば、ガラス転移温度幅(ΔTg)が10℃以上のス
チレン−ジエン共重合体ゴム(A)は、乳化重合による
ブロックもしくはグラフト重合で製造することが好まし
く、しかも後記するインクレメント法により製造するこ
とが必要である。
チレン−ジエン共重合体ゴム(A)は、乳化重合による
ブロックもしくはグラフト重合で製造することが好まし
く、しかも後記するインクレメント法により製造するこ
とが必要である。
また、ムーニー粘度が60以上のスチレン−ジエン共重
合体ゴム(A)は、溶液重合、乳化重合または懸濁重合
で製造することができ、共重合体(A)のムーニー粘度
は、分子量調節剤の使用量を設定することにより、また
はカップリング剤の種類、量、触媒量を変量することに
より、目的の値に調整される。
合体ゴム(A)は、溶液重合、乳化重合または懸濁重合
で製造することができ、共重合体(A)のムーニー粘度
は、分子量調節剤の使用量を設定することにより、また
はカップリング剤の種類、量、触媒量を変量することに
より、目的の値に調整される。
一方、低分子量重合体(B)は、通常のゴム状高分子量
重合体を得るのに用いられる重合処方において、例えば
乳化重合ではt−ドデシルメルカプタンなどのような分
子量調節剤を、溶液重合では触媒量、分子量調節剤をそ
れぞれ増量して反応させることにより容易に得られる。
重合体を得るのに用いられる重合処方において、例えば
乳化重合ではt−ドデシルメルカプタンなどのような分
子量調節剤を、溶液重合では触媒量、分子量調節剤をそ
れぞれ増量して反応させることにより容易に得られる。
さらに、本発明のスチレン−ジエン共重合体ゴム(A)
と低分子量重合体(B)とを調製する方法としては、例
えば該共重合体ゴム(A)と低分子量重合体(B)をラ
テックス状態または溶液状態で混合したのち、固形化す
る方法、あるいは共重合体ゴム(A)と低分子量重合体
(B)を混合する方法などを用いることができる。
と低分子量重合体(B)とを調製する方法としては、例
えば該共重合体ゴム(A)と低分子量重合体(B)をラ
テックス状態または溶液状態で混合したのち、固形化す
る方法、あるいは共重合体ゴム(A)と低分子量重合体
(B)を混合する方法などを用いることができる。
さらに具体的に述べると、実施例にその具体例が詳述さ
れているように、例えば触媒量、分子量調節剤およびス
チレンモノマーとジエンモノマーの仕込み比を変量させ
たり、重合の途中で触媒または連鎖移動剤もしくはモノ
マーを追加する多段重合法により、あるいはカップリン
グ剤を初期に添加し、さらにモノマーを追加する特殊な
重合法(インクレメント法、以下「インクレ」と略記す
る)によって得られる高分子量の共重合体ゴム(A)
と、低分子量重合体(B)とを混合することによって調
製することができる。
れているように、例えば触媒量、分子量調節剤およびス
チレンモノマーとジエンモノマーの仕込み比を変量させ
たり、重合の途中で触媒または連鎖移動剤もしくはモノ
マーを追加する多段重合法により、あるいはカップリン
グ剤を初期に添加し、さらにモノマーを追加する特殊な
重合法(インクレメント法、以下「インクレ」と略記す
る)によって得られる高分子量の共重合体ゴム(A)
と、低分子量重合体(B)とを混合することによって調
製することができる。
本発明のスチレン−ジエン共重合体ゴム(A)および低
分子量重合体(B)からなる組成物は、単独で、または
(A)成分もしくは(B)成分以外のSBRをはじめ、
シス−1,4−ポリイソプレン、低シス−1,4−ポリ
ブタジエン、高シス−1,4ポリブタジエン、エチレン
−ピロピレン−ジエン共重合体、クロロプレン共重合
体、ハロゲン化ブチルゴム、NBR、NIRなどのその
他のゴム成分をブレンドして使用される。
分子量重合体(B)からなる組成物は、単独で、または
(A)成分もしくは(B)成分以外のSBRをはじめ、
シス−1,4−ポリイソプレン、低シス−1,4−ポリ
ブタジエン、高シス−1,4ポリブタジエン、エチレン
−ピロピレン−ジエン共重合体、クロロプレン共重合
体、ハロゲン化ブチルゴム、NBR、NIRなどのその
他のゴム成分をブレンドして使用される。
この際のブレンドゴム成分中の(A)+(B)成分の割
合は、30重量%以上であり、30重量%未満では耐摩
耗性とグリップ性のバランスが不足となって本発明の本
来の効果を達成することはできない。
合は、30重量%以上であり、30重量%未満では耐摩
耗性とグリップ性のバランスが不足となって本発明の本
来の効果を達成することはできない。
本発明の組成物は、前記共重合体ゴム(A)と共重合体
(B)を主成分とするゴム成分に、通常、さらにカーボ
ンブラックおよび/またはシリカからなる充填剤を配合
して用いられる。
(B)を主成分とするゴム成分に、通常、さらにカーボ
ンブラックおよび/またはシリカからなる充填剤を配合
して用いられる。
この充填剤の配合量は、ゴム成分100重量部に対して
45〜200重量部、好ましくは60〜150重量部で
あり、45重量部未満では補強性が不充分であり、耐摩
耗性が不足し、一方200重量部を超えると配合物粘度
が上昇し、補強性が低下し、耐摩耗性が低下する。
45〜200重量部、好ましくは60〜150重量部で
あり、45重量部未満では補強性が不充分であり、耐摩
耗性が不足し、一方200重量部を超えると配合物粘度
が上昇し、補強性が低下し、耐摩耗性が低下する。
本発明のゴム組成物には、さらに必要に応じて炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、ガラス繊維、アラミド繊維
などの充填剤、ステアリン酸、亜鉛華、老化防止剤、加
硫促進剤、加硫剤などの通常の加硫ゴム配合剤を加える
ことができる。
ネシウム、炭酸カルシウム、ガラス繊維、アラミド繊維
などの充填剤、ステアリン酸、亜鉛華、老化防止剤、加
硫促進剤、加硫剤などの通常の加硫ゴム配合剤を加える
ことができる。
得られるゴム組成物は、成形加工後、加硫を行い、トレ
ッド、アンダートレッド、サイドウオール、ビード部分
などのタイヤ用途をはじめ、ホース、ベルト、靴底、窓
枠、シール材、防振用ゴム、その他の工業用品などの用
途に用いることができる。
ッド、アンダートレッド、サイドウオール、ビード部分
などのタイヤ用途をはじめ、ホース、ベルト、靴底、窓
枠、シール材、防振用ゴム、その他の工業用品などの用
途に用いることができる。
以下、実施例を挙げ本発明さらに具体的に説明する。
実施例1〜13、比較例1〜9 (1)共重合体ゴム(A)、低分子量重合耐(B)の製造 重合処方 (重量部) 1,3−ブタジエン 適宜変量 スチレン 〃 重合用処理水 200.0 樹脂酸セッケン 5.0 硫酸第一鉄7含水物 0.05 アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 0.15 エチレンジアミンテトラアセテート・四ナトリウム塩 0.10 ソジウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.15 パラメタンハイドロパーオキサイド 0.10 t−ドデシルメルカプタン 適宜変量 以上の重合処方により、反応温度5℃で重合し、重合転
化率60%の時点で重合停止剤を添加したのち、未反応
の1,3−ブタジエンおよびスチレンを回収し、ゴム状
共重合体を約20重量%含むラテックスを得た。
化率60%の時点で重合停止剤を添加したのち、未反応
の1,3−ブタジエンおよびスチレンを回収し、ゴム状
共重合体を約20重量%含むラテックスを得た。
モノマーおよびtーデデシルメルカプタンの仕込み量
は、目標特性に応じて適宜変量したが、各サンプルにお
ける実際の仕込み量は、第1表に示した。サンプルNo.
A−2〜11およびA−13は、スチレン2段インクレ
重合を行っており、1段インクレ時の転化率は、2段イ
ンクレを含む総モノマー仕込み量に対して20%であっ
た。また、同じく2段インクレ時の転化率は、40%で
あった。
は、目標特性に応じて適宜変量したが、各サンプルにお
ける実際の仕込み量は、第1表に示した。サンプルNo.
A−2〜11およびA−13は、スチレン2段インクレ
重合を行っており、1段インクレ時の転化率は、2段イ
ンクレを含む総モノマー仕込み量に対して20%であっ
た。また、同じく2段インクレ時の転化率は、40%で
あった。
第1表に、得られたサンプルの結合スチレンと、共重合
体(A)(サンプルNo.A−2〜A−13)にあって
は、ガラス転移温度幅(ΔTg)およびムーニー粘度
を、低分子量重合体(B)にあっては、重量平均分子量
を示した。
体(A)(サンプルNo.A−2〜A−13)にあって
は、ガラス転移温度幅(ΔTg)およびムーニー粘度
を、低分子量重合体(B)にあっては、重量平均分子量
を示した。
なお、共重合体の結合スチレンは、100MHzのNMR
で測定した。
で測定した。
また、ガラス転移温度幅(ΔTg)は、得られた共重合
体の示差熱量計(DSC)の測定チャートより、第1図
に示す方法により決定した。
体の示差熱量計(DSC)の測定チャートより、第1図
に示す方法により決定した。
測定条件は、次のとおりである。
装置;米国、デュポン社製、910型DSC 昇温速度;20℃/分 さらに、ムーニー粘度は、予熱1分、測定4分、温度1
00℃で測定した。
00℃で測定した。
さらに、重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー)で測定したポリスチレン換算
の重量平均分子量である。
ョンクロマトグラフィー)で測定したポリスチレン換算
の重量平均分子量である。
ここで、GPCは、米国、ウオーターズ社製の「ALC
−GPC」を使用し、カラムはトーソー(株)製の「G
MH3」、「BMH6」および「G6000H6」を直
列に結合して使用した。
−GPC」を使用し、カラムはトーソー(株)製の「G
MH3」、「BMH6」および「G6000H6」を直
列に結合して使用した。
(2)ゴム組成物の調製および評価 (1)で得られた共重合体ゴム(A)および重合体(B)
を、第2表に示す所定量で混合したのち、通常の酸−塩
凝固法により凝固させ、水洗、乾燥を行い、実施例につ
き15種、比較例につき9種のゴム組成物を得た。
を、第2表に示す所定量で混合したのち、通常の酸−塩
凝固法により凝固させ、水洗、乾燥を行い、実施例につ
き15種、比較例につき9種のゴム組成物を得た。
これらのゴム組成物を、下記配合処方によりバンバリー
ミキサーおよびロールにより混練りし、下記の加硫条件
によりプレス加硫し、加硫ゴム試料を作製した。
ミキサーおよびロールにより混練りし、下記の加硫条件
によりプレス加硫し、加硫ゴム試料を作製した。
配合処方 (重量部) 共重合体ゴム(A)および重合体(B) 100 亜鉛華 3 ステアリン酸 2 カーボンブラック 75 加硫促進剤 1.5 イオウ 2.0 (加硫条件) 155℃×30分 このようにして得られた加硫ゴム試料について、下記の
特性試験を行った。
特性試験を行った。
常態物性(JIS K6301に準じて測定) 300%モジュラス(kg/cm2) 引張強度 (kg/cm2) 耐摩耗性(ランボーン耐摩耗指数) ランボーン摩耗試験法(ASTM D2228)によっ
て測定した(スリップ率25%)。
て測定した(スリップ率25%)。
比較例5の耐摩耗性を100とし、指数表示した。
路面把握性 英国道路研究所製、ポータブルスキッドテスターを使用
し、ドライスキッドを測定した。
し、ドライスキッドを測定した。
このとき、試験路面としては、アスファルトを用いた。
比較例5のドライスキッド性能を100として、指数表
示した。
比較例5のドライスキッド性能を100として、指数表
示した。
以上の特性試験の結果を第2表に示す。
第2表の結果より、以下のことが理解される。
すなわち、比較例1に示されるように、共重合体(A)
の結合スチレンが10重量%未満では、路面把握性およ
び強度が劣る。
の結合スチレンが10重量%未満では、路面把握性およ
び強度が劣る。
比較例2は、共重合体(A)の結合スチレンが65重量
%を超えており、引張強度は高いものの耐摩耗性および
路面把握性が著しく劣っている。
%を超えており、引張強度は高いものの耐摩耗性および
路面把握性が著しく劣っている。
比較例3は、共重合体(A)のムーニー粘度が60未満
で、ゴム組成物のムーニー粘度が40未満となり、引張
強度、耐摩耗性に劣る。
で、ゴム組成物のムーニー粘度が40未満となり、引張
強度、耐摩耗性に劣る。
比較例4は、共重合体(A)のムーニー粘度が200を
超える場合であり、加硫ゴムげゲル化する。
超える場合であり、加硫ゴムげゲル化する。
比較例5は、共重合体(A)のガラス転移温度幅が10
℃未満であるため、実施例5に較べ、引張強度、耐摩耗
性、路面把握性の全てが劣っている。
℃未満であるため、実施例5に較べ、引張強度、耐摩耗
性、路面把握性の全てが劣っている。
比較例6は、重合体(B)の重量平均分子量が5,00
0未満の場合であり、引張強度、耐摩耗性、路面把握性
のいずれも劣る。
0未満の場合であり、引張強度、耐摩耗性、路面把握性
のいずれも劣る。
比較例7は、重合体(B)の重量平均分子量が200,
000を超える場合であり、引張強度は高いが、特に耐
摩耗性に劣る。
000を超える場合であり、引張強度は高いが、特に耐
摩耗性に劣る。
比較例8は、重合体(B)が共重合体(A)100重量
部に対して10重量部未満の場合であり、加硫ゴムがゲ
ル化する。
部に対して10重量部未満の場合であり、加硫ゴムがゲ
ル化する。
比較例9は、重合体(B)が共重合体(A)100重量
部に対して120重量部を超える場合であり、路面把握
性は良好であるが、引張強度、耐摩耗性に劣る。
部に対して120重量部を超える場合であり、路面把握
性は良好であるが、引張強度、耐摩耗性に劣る。
一方、本発明の実施例においては、いずれも加硫ゴムの
常態物性に優れ、さらにドライスキッド性、グリップ性
を損なうことなく、耐摩耗性を改良できることが分か
る。
常態物性に優れ、さらにドライスキッド性、グリップ性
を損なうことなく、耐摩耗性を改良できることが分か
る。
〔発明の効果〕 本発明のゴム組成物は、特定の結合スチレン、特定のガ
ラス転移温度幅(ΔTg)、かつ高分子量の共重合体ゴ
ム(A)と、特定の低分子量の重合体(B)とのブレン
ドからなり、その加硫物において適度な硬度、モジュラ
スなどの物性値を有し、特に路面把握性と耐摩耗性とい
う二律背反的な特性を要求されるタイヤトレッド部材、
そのほか耐摩耗性の要求されるベルト、履物底などの各
種部材の素材として好適である。
ラス転移温度幅(ΔTg)、かつ高分子量の共重合体ゴ
ム(A)と、特定の低分子量の重合体(B)とのブレン
ドからなり、その加硫物において適度な硬度、モジュラ
スなどの物性値を有し、特に路面把握性と耐摩耗性とい
う二律背反的な特性を要求されるタイヤトレッド部材、
そのほか耐摩耗性の要求されるベルト、履物底などの各
種部材の素材として好適である。
第1図は、実施例2に用いた共重合体A−3示差熱量計
(DSC)の測定チャートであり、第1図中、ΔTgは
ガラス転移温度幅を示す。
(DSC)の測定チャートであり、第1図中、ΔTgは
ガラス転移温度幅を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 理 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (72)発明者 八木 善郎 東京都小平市小川東町3―3―6―205
Claims (3)
- 【請求項1】結合スチレンが10〜65重量%、ガラス
転移温度幅(ΔTg)が10℃以上で、かつムーニー粘
度(ML1+4、100℃)が60〜200のスチレン
−ジエン共重合体ゴム(A)と、重量平均分子量が5,
000〜200,000の低分子量重合体(B)とを含
み、共重合体ゴム(A)と低分子量重合体(B)との配
合比が、共重合体ゴム(A)100重量部に対して低分
子量重合体(B)が10〜120重量部であり、しかも
ブレンド後のムーニー粘度(ML1+4、100℃)が
40以上であるゴム組成物。 - 【請求項2】ガラス転移温度幅(ΔTg)が30℃以上
である請求項1記載のゴム組成物。 - 【請求項3】低分子量重合体(B)がスチレン−ジエン
共重合体である請求項1または2記載のゴム組成物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63021771A JPH0637578B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | ゴム組成物 |
| EP19890300897 EP0328284B1 (en) | 1988-02-01 | 1989-01-30 | Rubber compositions |
| DE1989604204 DE68904204T2 (de) | 1988-02-01 | 1989-01-30 | Kautschukmischungen. |
| US07/755,599 US5232987A (en) | 1988-02-01 | 1991-09-05 | Rubber compositions |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63021771A JPH0637578B2 (ja) | 1988-02-01 | 1988-02-01 | ゴム組成物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01197541A JPH01197541A (ja) | 1989-08-09 |
| JPH0637578B2 true JPH0637578B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=12064338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JPH0637578B2 (ja) |
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| EP0502728B1 (en) * | 1991-03-05 | 1996-08-14 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires |
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| JP2002145965A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-05-22 | Jsr Corp | 共役ジエン系ゴム及び油展ゴム並びにこれらを含むゴム組成物 |
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| JP2002155165A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-28 | Bridgestone Corp | ゴム組成物及びタイヤ |
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| RU2571135C2 (ru) * | 2011-06-03 | 2015-12-20 | Бриджстоун Корпорейшн | Резиновая смесь и шина, изготовляемая с ее использованием |
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|---|---|---|---|---|
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| JPS61203145A (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-09 | Bridgestone Corp | 競技用タイヤ |
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-
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- 1988-02-01 JP JP63021771A patent/JPH0637578B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-01-30 DE DE1989604204 patent/DE68904204T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1989-01-30 EP EP19890300897 patent/EP0328284B1/en not_active Expired - Lifetime
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| DE68904204D1 (de) | 1993-02-18 |
| EP0328284B1 (en) | 1993-01-07 |
| EP0328284A1 (en) | 1989-08-16 |
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