JPH0637635U - ドラムブレーキの間隙調整停止装置 - Google Patents
ドラムブレーキの間隙調整停止装置Info
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- JPH0637635U JPH0637635U JP7883592U JP7883592U JPH0637635U JP H0637635 U JPH0637635 U JP H0637635U JP 7883592 U JP7883592 U JP 7883592U JP 7883592 U JP7883592 U JP 7883592U JP H0637635 U JPH0637635 U JP H0637635U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温度感応部材の着脱操作を簡単に行える
共に、温度感応部材の盲動を規制すること。 【構成】 一方のブレーキシュー20のシューウェ
ブ22と温度感応部材80の基端部81とに夫々取付孔
25、85を穿設し、前記両取付孔25、85にクリッ
プ90を内挿して温度感応部材80の基端部81をシュ
ーウェブ22弾着する。
共に、温度感応部材の盲動を規制すること。 【構成】 一方のブレーキシュー20のシューウェ
ブ22と温度感応部材80の基端部81とに夫々取付孔
25、85を穿設し、前記両取付孔25、85にクリッ
プ90を内挿して温度感応部材80の基端部81をシュ
ーウェブ22弾着する。
Description
【0001】
本考案はシュー間隙自動調整装置を内蔵するドラムブレーキに関し、より詳細 にはブレーキ温度が上昇したときにシューの間隙調整を停止させる、ドラムブレ ーキの間隙調整停止装置に関する。
【0002】
この種の装置としては特公平2−11768号に開示されている。 一般にドラムブレーキはシュー間隙自動調整装置を装備している。 シュー間隙自動調整装置はストラットに回動自在に軸支したベルクランクレバ ーの一端の突起部が一方のシューウェブに形成した孔にブレーキシューの作動方 向に遊びを有して係合し、ブレーキシューの摩滅等によりブレーキシューの拡開 量が前記遊びを越えたときにベルクランクレバーが回動して一対のブレーキシュ ーを拡径してその間隙量を自動的に縮小する装置である。 シュー間隙自動調整装置はブレーキシューの摩滅時の他に、摩擦熱によりブレ ーキドラムが熱膨脹したときにも同様に機能するため、ブレーキドラムが冷却し て縮径したときにブレーキシューとの間隙量が極端に小さくなる不都合がある。 この不都合を解消するために提案されたのが間隙調整停止装置で、一定温度で 変形を開始する板状の温度感応部材の基端部をシューウェブにリベットで固定し 、温度感応部材の自由端に折曲して形成した検知部を、ベルクランクレバーの内 挿されている孔に係合して構成し、ブレーキ温度の上昇に伴って温度感応部材の 検知部がシューウェブの孔から抜け出て前記遊びを実質的に増大させる方向に変 形する装置である。
【0003】
既述した間隙調整停止装置にあっては、つぎのような改善すべき点がある。
【0004】 <イ> 温度感応部材は予めブレーキシューの単品にリベットで取着しておく必 要がある。 そのため、温度感応部材を取着したブレーキシューの搬送時の取扱いや積み重 ねにより温度感応部材が変形するおそれがある。
【0005】 <ロ> ライニングの摩耗等によりブレーキシューを交換する場合に、温度感応 部材も一体で交換しなければならない。
【0006】 <ハ> 温度感応部材をシューウェブに固定するためには、シューウェブと温度 感応部材の両部材にリベット挿入用の丸孔を穿設した後、これらの丸孔に内挿し たリベットをかしめて取着しているが、リベットのかしめ作業が煩雑であり、し かも専用のかしめ設備を必要とする。
【0007】 <ニ> シューウェブ及び温度感応部材とリベットは丸孔による嵌合であるため 、シューウェブに対して温度感応部材が自由に回転して温度感応部材の検知部が ウェブの穴から外れたり、或いはウェブに乗り上げて本来の機能を喪失する可能 性がある。
【0008】
本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは温度感応 部材の着脱操作を簡単に行える共に、温度感応部材の盲動を規制できる、ドラム ブレーキの間隙調整停止装置を提供することにある。
【0009】
すなわち、本考案は対向する一対のブレーキシュー間にストラットを配設し、 前記ストラットの一端にベルクランクレバーを回動可能に軸支し、前記クランク レバーの一端突起部を一方のシューウェブに穿設した孔に遊びを有して係合し、 ブレーキシューの拡開量が前記遊びを越えたときにベルクランクレバーが回動し てブレーキシューの間隙を自動的に調整すると共に、板状の温度感応部材の基端 をシューウェブに取着し、温度感応部材の自由端に折曲して形成した検知部を前 記一方のシューウェブに穿設した孔に係合し、ブレーキ温度の上昇に伴って前記 温度感応部材の検知部がシューウェブの孔から抜け出て前記遊びを実質的に増大 させる方向に変形するドラムブレーキの間隙調整停止装置において、前記一方の シューウェブと温度感応部材の基端部とに夫々取付孔を穿設し、前記両取付孔に クリップを内挿して温度感応部材の基端部を弾着したことを特徴とする、ドラム ブレーキの間隙調整停止装置である。
【0010】
以下図面を参照しながら本考案の実施例について説明する。 <イ>ドラムブレーキ 図1、2にシュー間隙自動調整装置及び間隙調整停止装置を具備したドラムブ レーキの一例を示す。 10は車体側に固定されるバックプレートで、その内側に左右一対のブレーキ シュー20,30が配設されている。 ブレーキシュー20,30は円弧形のリム21,31の内周側にシューウェブ 22,32が接合され、リム21,31の外周面には摩擦材23,33を固着さ れている。 バックプレート10の内側上下部には、ブレーキシュー20,30を拡開作動 するホイールシリンダ40と、ブレーキシュー20,30が拡縮する際の支点と なるアンカー41とが夫々配設されている。 両ブレーキシュー20,30間には常時縮径方向に付勢する上下一対のリター ンスプリング50,51が張設されている。 バックプレート1を貫挿するブレーキレバー60は一端がストラット70の右 端部にピン61を介して枢着され、レバー60の係止腕62は図面右側のブレー キシュー30のシューウェブ32に穿設した透孔34に係合し、ブレーキレバー 60の他端は図示しない牽引ケーブルと連結している。
【0011】 <ロ>シュー間隙自動調整装置 板状のストラット70の左端部には、ピン71を介してベルクランクレバー7 2が枢着され、ベルクランクレバー72の一端の突起部72aが図面左側のブレ ーキシュー20に穿設した角孔24に係合している。 ストラット70の右端の溝73内には一方のブレーキシュー30のシューウェ ブ32を嵌挿し、ストラット70及びシューウェブ32の間に張設したばね53 は両部材70,32間のがたつきを拘束している。 ストラット70の図面左側には、ベルクランクレバー72のピン71を中心と した湾曲する端面72bと噛合する噛合部74を形成しており、ストラット70 とピン71間に張設したばね54が端面72bと噛合部74とを噛合する方向に 付勢している。 後述する間隙調整停止装置を除き、以上説明したブレーキアッシーの構成やシ ュー間隙自動調整装置の作用等は従来と同様である。
【0012】 <ハ>間隙調整停止装置 図3に間隙調整停止装置の組立前の状態を示し、図4に組立後の状態を示す。 ブレーキ温度の上昇を感知して変形する温度感応部材80は、図3に示すよう に板状のバイメタルや形状記憶合金等の素材で構成され、一方のブレーキシュー 20のシューウェブ22に固定する基端部81と、基端部81と同一平面上に延 設した自由端部82と、自由端部82の先端近くを自由端部82の同一平面上に 延設した鉤部83と、鉤部83の端部を鉤部83の板面に直角に折曲して形成し た検知部84とにより構成されている。 本考案は以下に説明するように温度感応部材80の取付構造に改良を加えた。 温度感応部材80の基端部81には、シューウェブ22に穿設した楕円、三角 形、多角形等の異形取付孔25とほぼ同形の異形取付孔85が穿設されていて、 温度感応部材80は図示するクリップ90を基端部81及びシューウェブ22の 両異形取付孔85,25に貫挿することでブレーキシュー20に弾着される。 温度感応部材80の検知部84は、図4に示すようにシューウェブ22の角孔 24内の内面に当接させて挿入し、ベルクランクレバー72の突起部72aと温 度感応部材80の検知部84との間に常温時における遊びg(図4)を設定して いる。 図5に拡大して示すようにクリップ90は、温度感応部材80の基端部81及 びシューウェブ22の両異形取付孔85,25に内挿可能な断面異形の挿入部9 1と、挿入部91の上部に挿入部91より大形に形成した頭部92とを樹脂等で 一体成型した公知の止め具で、挿入部91の側面には挿入部91の底部から頭部 92へ向けて肉厚を増す楔状の係止部93が形成されている。 挿入部91の内部は空洞になっていて、少なくとも一方の係止部93が拡縮し て温度感応部材80及びシューウェブ22の異形取付孔85,25に貫挿して係 止できるようになっている。
【0013】
つぎに間隙調整停止装置の作用について説明する。
【0014】 <イ>温度感応部材の着脱操作 これまではブレーキシュー20,30をブレーキアッシーに組み付ける前に、 所定のブレーキシューに温度感応部材80をリベット等で取着しておく必要があ った。 本考案では温度感応部材80は予めブレーキシュー20に取着しておく 必要はなく、ブレーキシュー20,30をブレーキアッシーに組み付けた後に以 下の要領で温度感応部材80を取着すればよい。 図3に示すようにブレーキシュー20の片面(反バックプレート10側の面) に温度感応部材80を載置する。 この際、温度感応部材80の検知部84はブレーキシュー20の角孔24に内 挿する。 温度感応部材80とブレーキシュー20の両異形取付孔85,25を一致させ 、クリップ90の頭部92が温度感応部材80に押し当たるまで挿入部91を両 孔25,85に差し込み、係止部93をシューウェブ22の裏面側に係止させる 。 このようにして感応部材80の基端部81をシューウェブ22に弾着する。 また、ブレーキシュー20,30を交換する場合は、クリップ90の係止部9 3を工具等で摘んでクリップ90を頭部92側に抜き取って、温度感応部材80 とブレーキシュー20との取着を解除する。
【0015】 <ロ>昇温時 ドラムブレーキ内の温度が温度感応部材80の設定温度に達すると、温度感応 部材80は図5の基端部81を中心にブレーキシュー20のシューウェブ22か ら離隔する方向に傾倒して、図4の二点鎖線で示すように温度感応部材80の検 知部84がシューウェブ22の角孔24から抜け出し、角孔24内におけるベル クランクレバー72の突起部72aの遊び量が拡大する。 その結果、ブレーキドラムの温度膨脹によってブレーキシュー20,30とブ レーキドラムとの間の間隙量が増し、ブレーキシュー20,30が必要以上に移 動しても、シュー自動間隙調は停止したままとなる。
【0016】
【実施例2】 図6に自由端部82の途上を折曲して屈曲部86を形成した他の温度感応部材 80aを示す。 本実施例にあっては、屈曲部86の分だけ自由端部82の全長が長くなること により温度に対する感度がより一層向上する利点がある。
【0017】
【実施例3】 クリップ90は樹脂製に限らず、板ばねや線ばねで形成してもよい。 また、クリップ90を温度感応部材80,80aと一体に成形すれば、部品点 数が減少し、組付け性も向上する。
【0018】
本考案は以上説明したようになるからつぎの効果が得られる。
【0019】 <イ> シューウェブに温度感応部材の基端部を反バックプレート側よりクリ ップで弾着したので、ブレーキアッシー組付後に温度感応部材を装着することが できる。 このため搬送時の取扱いや積み重ねにより温度感応部材が変形することはない 。
【0020】 <ロ> 温度感応部材はシューウェブに着脱自在に取着けたので、ブレーキシ ュー交換後も再使用が可能である。
【0021】 <ハ> シューウェブに温度感応部材をクリップで弾着するので、取着のため の専用設備も不要で簡単に取着できる。
【0022】 <ニ> シューウェブ及び温度感応部材の基端部とクリップとは異形嵌合で弾 着しているので、温度感応部材がシューウェブの面方向に対して回転することは なく、温度感応部材の自由端がウェブに乗り上げたり、ウェブ角孔から外れてし まうことがない。 このためシュー間隙自動調整作用や間隙調整停止作用が確実に行なわれる。
【図1】ドラムブレーキの平面図
【図2】図1におけるII−IIの断面図
【図3】温度感応部材の組立図
【図4】図2の矢印 IV 枠の拡大図
【図5】図1における V−V の断面図
【図6】他の温度感応部材を示す実施例2の説明図
Claims (3)
- 【請求項1】 対向する一対のブレーキシュー間にス
トラットを配設し、前記ストラットの一端にベルクラン
クレバーを回動可能に軸支し、前記クランクレバーの一
端突起部を一方のシューウェブに穿設した孔に遊びを有
して係合し、ブレーキシューの拡開量が前記遊びを越え
たときにベルクランクレバーが回動してブレーキシュー
の間隙を自動的に調整すると共に、板状の温度感応部材
の基端をシューウェブに取着し、温度感応部材の自由端
に折曲して形成した検知部を前記一方のシューウェブに
穿設した孔に係合し、ブレーキ温度の上昇に伴って前記
温度感応部材の検知部がシューウェブの孔から抜け出て
前記遊びを実質的に増大させる方向に変形するドラムブ
レーキの間隙調整停止装置において、 前記一方のシューウェブと温度感応部材の基端部とに夫
々取付孔を穿設し、 前記両取付孔にクリップを内挿して温度感応部材の基端
部を弾着したことを特徴とする、 ドラムブレーキの間隙調整停止装置。 - 【請求項2】 請求項1において、シューウェブ及び
温度感応部材の基端部の各取付孔をクリップの断面形と
ほぼ同形の異形に形成したことを特徴とする、ドラムブ
レーキの間隙調整停止装置。 - 【請求項3】 請求項1において、クリップを温度感
応部材の基端部に一体成形したことを特徴とする、ドラ
ムブレーキの間隙調整停止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7883592U JPH0637635U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ドラムブレーキの間隙調整停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7883592U JPH0637635U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ドラムブレーキの間隙調整停止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637635U true JPH0637635U (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=13672891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7883592U Pending JPH0637635U (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | ドラムブレーキの間隙調整停止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637635U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0211768A (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-16 | Ulvac Corp | 真空用部材内部の真空接触面処理方法 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP7883592U patent/JPH0637635U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0211768A (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-16 | Ulvac Corp | 真空用部材内部の真空接触面処理方法 |
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