JPH0637983A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0637983A
JPH0637983A JP4193882A JP19388292A JPH0637983A JP H0637983 A JPH0637983 A JP H0637983A JP 4193882 A JP4193882 A JP 4193882A JP 19388292 A JP19388292 A JP 19388292A JP H0637983 A JPH0637983 A JP H0637983A
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JP
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moving member
pulses
acceleration
pulse
deceleration
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JP4193882A
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Inventor
Takashi Honda
隆史 本田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動部材がどこの位置にあっても、これを原
位置に素早く復帰させるようにすること。 【構成】 HP用PI61A及びEG用PI61Bから
の信号に基づいて移動部材が領域1,2,3のいずれに
存在するかを判断する。領域1の場合には、遮光板48
がHP用PI61Aで検出されなくなるまで走査方向に
移動した後、逆に復帰方向に定速移動させ、遮光板48
が検出されてから所定距離移動後停止させる。領域2及
び領域3の場合には、所定パルス数で移動部材を復帰方
向に加速させた後一定速度で移動させ、遮光板48が検
出されてからその所定パルス数で停止させる。領域2の
場合、加速途中で遮光板48が検出された時にはその検
出時の移動速度で定速移動させ、加速時に使用したパル
ス数で停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルム等か
ら画像情報を読み取ったり、逆に画像情報を出力する画
像処理装置にかかり、特に、その情報の入出力に際して
走査される移動部材の動作制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像処理装置には、マイクロフ
ィルム等に記録された画像情報を記録紙に再現したり光
ディスク等に記録するため、CCD素子を有するライン
センサを用いて画像情報を読み取って画像情報を電子情
報に変換した後に、この信号をプリンタや光ディスクに
送る方式のものがある。この方式には、複数台の画像処
理装置で読み取られた画像情報を、一台のプリンタを共
用してプリントすることができるという利点がある。
【0003】このような画像処理装置を用いて画像情報
を読み取る場合には、ラインセンサあるいは原稿をモー
タ駆動によって副走査方向に移動させことになるが、こ
の移動は図15に示すように制御されている。
【0004】この図に示すものは、予め定められた区間
内,ラインセンサが取り付けられた移動部材をステッピ
ングモータで往復移動させる制御を示したものである。
図中のLは区間内距離を示しており、また、L1 は加速
区間,L2 は定速区間,L3は減速区間をそれぞれ示し
ている。L1 の加速区間においては、ステッピングモー
タの加速が行なわれるわけであるが、この加速はステッ
ピングモータに与える単位時間当たりのパルス数を線形
的に増加させることで実現させている。この加速制御を
行なう場合、加速区間L1 の距離と到達速度とが決まっ
ていれば、この加速区間の距離によって一意的に決定さ
れるパルス数Nをどのような間隔でステッピングモータ
に与えれば良いかは容易に演算できるが、このパルスの
与え方は記憶装置であるRAM等に記憶させてあるのが
一般的である。L2 の定速区間においては、ステッピン
グモータは等速度で回転させれば良いのであるから、単
位時間当たり一定のパルス数が与えられる。又、L3 の
減速区間においては、加速の場合とは逆に、ステッピン
グモータに与える単位時間当たりのパルス数を線形的に
減少させることで実現させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位置セ
ンサ等からの信号に基づいて移動部材を停止させるよう
なタイプのものでは、上記のような制御を適用した場
合,例えば、副走査区間内の途中で停止している移動部
材を原位置に戻そうとするときにこの制御を適用した場
合には、停止させたい位置に移動部材を停止させること
ができない場合があるという不具合が生じる。
【0006】つまり、移動部材の初期位置がどこにある
かによって、位置センサの通過速度がまちまちとなる場
合(定速処理が行なわれる前に位置センサを通過する場
合)があり、このようなときには移動部材の停止位置も
まちまちとなることから、移動部材を確実に原位置で停
止させることが非常に困難となる。
【0007】以上のような問題を回避するためには、移
動部材を位置センサに向けて加速させる前に、一旦それ
とは逆方向に、加速に要する距離を確保するための移動
を行なうことによって、上記のような制御を適用させる
ようにしたものがあるが、これでは移動終了までの時間
が長くかかるという別の問題が生じてしまう。
【0008】そこで、本発明は、移動部材がどこの位置
にあっても、これを原位置に素早く復帰させるようにし
た画像処理装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、移動部材を往復運動させるための駆動力を
与えるステッピングモータと、当該ステッピングモータ
に駆動パルスを与え、前記ステッピングモータの駆動制
御を行なう制御手段と、前記移動部材の移動路中の所定
位置に配置され、当該移動部材が前記所定位置を通過し
たか否かを検出する検出手段とを有し、当該検出手段に
よって前記移動部材が所定位置を通過したことが検出さ
れたら所定のパルス数Nで減速処理をして、前記移動部
材を停止させる画像処理装置において、前記移動部材の
移動開始から前記検出手段によって通過が検出されるま
でに使用した駆動パルス数を計数する計数手段と、当該
計数手段によって計数されたパルス数を記憶する記憶手
段とを有し、前記移動部材が前記検出手段通過後、前記
記憶手段に記憶されたパルス数に応じた減速処理を行な
うことによって前記移動部材を停止させることを特徴と
する。
【0010】
【作用】計数手段は、移動部材の移動開始から検出手段
によって通過が検出されるまでに使用した駆動パルス数
を計数する。この計数手段によって計数された計数パル
ス数は記憶手段に記憶されることになる。したがって、
記憶手段には移動部材が移動を開始してから、検出手段
によってその移動部材の通過が検出されるまでにステッ
ピングモータに与えられた駆動パルスの数が記憶される
ことになる。そして、ステッピングモータの減速処理を
行なう場合には、この記憶手段に記憶されたこの駆動パ
ルス数に基づいて減速処理が行なわれることになる。
【0011】したがって、移動部材を所定の位置に移動
させるのに、加減速制御を有効に使用することができ、
移動部材の移動をスムースかつ短時間で行なうことがで
きるようになる。
【0012】
【実施例】以下、図示する本発明の実施例に基いて本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明の画像処理装置に
用いられるキャリア部を示す斜視図である。ロール・フ
ィルム・キャリア12(以下、キャリア部という)はマ
イクロフィルムFが装填されるものであり、マイクロフ
ィルムFは供給リール20にロール状に巻付けられてお
り、この供給リール20は図示しないフィルム・カート
リッジ(以下カートリッジという)に着脱自在に支持さ
れて回転自在となっている。このカートリッジ内の供給
リール20から繰り出されたマイクロフィルムFは、キ
ャリア部12内に設けられた巻き取りリール22に巻き
取られるようになっている。
【0013】供給リール20は供給リール駆動用モータ
MR により駆動される駆動軸23によって、フィルムF
を繰り出す方向と巻き取る方向とに正逆回転可能となっ
ている。また、前記巻き取りリール22は巻き取りリー
ル駆動用モータMF に連結された駆動軸24によって、
回転するようになっている。
【0014】キャリア部12内には更に、カートリッジ
から繰り出されたマイクロフィルムFの先端部を、巻き
取りリール22に向けて搬送するために、図示しないモ
ータによって駆動される送出しローラ25と、ここから
送り出されたフィルムを案内するガイドローラ26とを
有し、更にマイクロフィルムFの前進及び後進両方向の
搬送距離をカウントするためのエンコーダ30と、これ
に圧接する補助ローラ28とを有している。また、キャ
リア部12内には、同一のレベルの位置となったガイド
ローラ27、29が設けられている。
【0015】ランプ35等の光源からの光は、コンデン
サーレンズ群37a、反射ミラー36を介してコンデン
サーレンズ群37bにより集光された後に、上下の圧着
ガラス38、39の間に位置するマイクロフィルムFに
照射される。前記下方の圧着ガラス39は、画像が投影
されるときにマイクロフィルムFを介して上方の圧着ガ
ラス38に圧着するように上下動自在に構成されてい
る。マイクロフィルムFを透過した光は、投影レンズ4
0により拡大されて、ラインセンサのCCD素子に投影
される。図1に示すように、投影レンズ40の拡大倍率
を調節するため、投影レンズ40にはこれを駆動するた
めの投影レンズ駆動モータ44が接続されている。
【0016】CCD素子に投影される画像を検索する際
には、前記両リール20、22の間でフィルムFの巻き
取り、巻き戻しを行い、圧着ガラス38、39の検索位
置に所望の画像を停止させることによって行われる。
【0017】ラインセンサは、副走査方向に沿って往復
移動自在に設けられた移動部材45の図中下面側に取り
付けられている。この移動部材45は、ガイド49に沿
って往復移動可能となっている。この移動は、ステッピ
ングモータMp によって行なわれるが、この移動に必要
な駆動力は両プーリ46に掛け渡されたワイヤー47に
よって伝達される。したがって、ステッピングモータM
p が回転することによって、移動部材45が図示矢印で
示す副走査方向に沿って移動し、投影された画像情報を
読み取るようになっている。
【0018】又、移動部材45の側面には、遮光板48
が取り付けられており、その移動路中に設けられている
初期位置検出センサ61A及び終端位置検出センサ61
Bによってこの遮光板48が検出されるようになってい
る。ここで、初期位置検出用フォトインタラプタ61A
は移動部材45の初期位置を検出するものであり、終端
位置検出用フォトインタラプタ61Bは移動部材45の
終端位置を検出するものである。
【0019】尚、本実施例においては、上記のようなス
キャン方式を例示したが、このような方式には限定され
ず、フィルム自体を搬送してスキャンする方式や、ミラ
ースキャン方式でも良い。これらの方式による場合は、
走査させるものはそれぞれフィルムであり、ミラーであ
る。
【0020】ラインセンサで読み込んだアナログ画像情
報をA/D変換してデジタル画像情報を得る場合、特
に、上述したようなロールタイプのフィルムの各画像駒
を検索して読み取るときには、各画像駒ごとにフィルム
の濃度によって露光を適性なものに設定したり、補正処
理を行う必要がある。そのため、実際の画像情報を読み
取る本スキャンの前には、読み取るべき画像駒の記録状
態を調べる予備スキャン(前処理)が行われる。予備ス
キャン動作が副走査移動の例えば往路で行われると、本
スキャンは副走査移動の復路で行われる。
【0021】したがって、画像を読み取る場合の基本動
作としては、以下のような動作となる。副走査移動させ
る移動部材45を一度初期位置検出用フォトインタラプ
タ61A(以下、HP用PIという)に戻し、ここから
加速制御を行なって、システム速度及び電子変倍率等を
考慮して決定される移動速度で走査方向に定速移動させ
る。そして、終端位置検出用フォトインタラプタ61B
(以下、EG用PIという)に達した時点から減速を開
始し、所定パルス数出力後停止する。この後移動部材4
5は加速制御によって高速で復帰方向に移動し、初期位
置(以下HPとする)へ到達後、所定パルスで減速して
停止する。
【0022】予備スキャンで行うべき処理としては、フ
ィルムの読み取りの自動化を図るという点を考慮すれ
ば、各画像駒に最適なランプ光量等を決定するAE処
理、各画像駒がネガフィルムであるかポジフィルムであ
るかを決定するネガ・ポジ判別処理、記録された各画像
駒の画像サイズ(フレーム・サイズ)を決定するフレー
ム・サイズ判別処理、及び、フィルムの読み取り領域の
開始位置を決定する読取開始位置認識処理等がある。予
備スキャンによって得られたサンプルデータはRAMに
格納され、これらサンプルデータに基づいて、上述した
フレーム・サイズ判別処理や読取開始位置認識処理が行
われて、本スキャンのときに読み取るべき画像読取領域
や読取開始位置が正確に把握される。また、読み取るべ
き画像駒に適した露光補正やγ補正等の画像処理も行わ
れ、その後に本スキャンを行って実際のデジタル画像情
報を得るようになっている。
【0023】図2は、ラインセンサにより得られたアナ
ログ画像情報を、デジタル画像情報に変換するデジタル
処理回路を示すブロック図である。ラインセンサのCC
D素子50には、このCCD素子50にクロック信号を
送るクロック発生回路51が接続され、また、CCD素
子50からの出力電圧であるアナログ信号がA/D変換
回路52に送られるようになっている。A/D変換回路
52において変換されたデジタル信号は、マイクロコン
ピュータCPU53に接続されたシェーディングRAM
54の記憶媒体に送られると共に、CCD素子50から
の出力電圧を均一なレベルに電気的に補正するシェーデ
ィング補正回路55に送られるようになっている。シェ
ーディング補正回路55からの信号は種々の画像処理を
実行する画像処理回路56に送られて画像処理が行われ
た後、外部I/F回路57を介してプリンタや光ディス
ク等の外部出力装置に送られるようになっている。
【0024】前記CPU53には、シェーディングRA
M54の他にシステムROM58やシステムRAM5
9、AE−RAM60等の記憶媒体が、システムバス6
1を介して接続されている。また、シェーディング補正
回路55、画像処理回路56及び外部I/F回路57に
は、システムバス61を介して各回路の作動を制御する
制御信号がCPU53から送られるようになっている。
【0025】画像のスキャンを行うためラインセンサ3
4を副走査方向に沿って往復移動させるパルスモータM
P には、これの作動を制御する画像スキャン駆動回路6
2が接続されている。この画像スキャン駆動回路62に
は初期位置検出用フォトインタラプタ61Aと終端位置
検出用フォトインタラプタ61Bも接続されている。ま
た、像回転用のプリズムを回転駆動するモータ63に
は、これの作動を制御するプリズム回転駆動回路64が
接続され、ランプ35には、これの光量を制御するラン
プ光量制御回路65が接続されている。更に、図示省略
するが、投影レンズ駆動モータ44には投影レンズ駆動
回路が接続され、キャリア部12のリール駆動用モータ
MR 、MF にはロール・フィルム・キャリア制御回路が
接続されている。これら各回路62、64、65には、
システムバス61を介して、各回路の作動を制御する制
御信号がCPU63から送られるようになっている。
【0026】以下、フローチャートに基づいて本発明に
かかる画像処理装置の動作を説明する。図3は、本発明
装置の立ち上げ時の処理を示すフローチャートである。
装置の電源がオンされた場合或いはリセット釦が押され
た場合、装置自体のハードウエアを初期化し、同時にこ
の装置に接続されているプリンター等の周辺装置の初期
化を行なう(S1〜S3)。この初期化を行なう際に
は、ラインセンサが取り付けられている移動部材45を
HP(ホームポジション)に戻す必要があるが、この処
理はS4の初期位置移動処理によって行なう。この初期
位置移動処理が終了すると、プリント指令やマイクロフ
ィルムの検索処理などの各種のコマンドを待つ処理が実
行される(S4,S5)。
【0027】図4は、図3のフローチャートにおけるS
4の初期位置移動に関するサブルーチンフローチャート
である。
【0028】このフローチャートでは、移動部材45が
どの区間に位置しているのかを見極める処理を行なって
いる。このような処理が必要となるのは、装置の電源が
オンされたときやリセット釦が押されたときには、移動
部材45がどこに位置しているのかは装置自信で判断で
きないためであり、この大まかな位置を判断するのに、
2つのフォトインタラプタから出力される信号を利用し
ている。このため、移動部材45の位置は以下に示す1
〜3の領域について判断することが可能である。なお、
移動部材45が以上の領域外に位置することがないよう
に、その動作範囲は機械的に規制されている。
【0029】画像スキャン駆動回路62を介して入力さ
れた位置検出用フォトインタラプタ(HP用PI)61
Aの出力がLOの場合には、遮光板48がこのHP用P
I61Aを遮光している状態であるから、図5に示すよ
うに移動部材45は領域1内に存在していることにな
る。したがって、この場合には領域1用の制御が行なわ
れることになる(S11,S12)。一方、このHP用
PI61Aの出力がHIであって、終端位置検出用フォ
トインタラプタ(EG用PI)61Bの出力がLOの場
合には、遮光板48とEG用PI61Bとの位置関係は
図5に示すようなものとなっており、移動部材45は領
域3内に存在していることになる。この場合には、領域
3用の制御が行なわれることになる(S13,S1
4)。さらに、HP用PI61AとEG用PI61Bと
の両出力がHIである場合には、遮光板48はいずれの
フォトインタラプタをも遮る位置には存在していないの
であるから、移動部材45は図5に示すように領域2内
に存在していることになる。したがって、この場合には
領域2用の制御が行なわれることになる(S15)。
【0030】このような処理が行なわれると、移動部材
45の現存領域が認識されることになるが、移動部材4
5が領域1内に存在していると判断された場合には、図
7に示すフローチャートのように移動部材45の動作が
制御されることになる。
【0031】尚、この初期位置移動処理を行なう前提と
して、遮光板48が復帰方向からHP用PI61Aを遮
断してから所定パルス数Nだけ移動後に停止させるよう
になっているものとする。また、加速及び減速に使用す
るパルス数は上記と同様のパルス数を用いるものとす
る。そして、移動距離が短いということが分かっている
場合には、加減速処理は行なわずに定速処理のみとす
る。このような前提の下で初期位置移動処理が行なわれ
るわけであるが、移動部材45の加減速処理及び定速処
理は次のようにして行なうようになっている。ステッピ
ングモータの駆動が可能な起動パルス速度f0 ,所望の
運転パルス速度fNN,加減速に使用するパルス数Nをそ
れぞれ設定して各パルス間隔データをN個算出し、これ
をデータテーブルとしてシステムのメモリ内に格納して
おく。このデータの格納状態の概念は図6に示すような
ものとなっている。つまり、メモリにはアドレスの小さ
い順にパルスの発生間隔が短くなるようなデータが記憶
されており、このデータにしたがった時間間隔でパルス
が発生されることになる。したがって、アドレスの小さ
い順にデータを読み出せばパルス間隔は徐々に短くなっ
てステッピングモータは加速されることとなり、逆にア
ドレスの大きい順にデータを読み出せばその間隔は徐々
に長くなってそれは減速されることになる。尚、加減速
を用いない低速処理のみの場合には1/f0 のパルス間
隔を与えてあげれば良い。
【0032】移動部材45が領域1内に存在している場
合には、HP付近に位置していることになるから、これ
を駆動させるべき方向を走査方向に設定する。具体的に
は、ステッピングモータMp の回転方向を設定すること
になる(S21)。この回転方向が決まったら、HP用
PI61Aの出力がHiになるまでモータMpにパルス
を供給する(S22,S23)。HP用PI61Aの出
力がHiになったならばパルスの供給を止めてモータM
pを一時停止させる(S24)。次に、モータMpの回
転方向を復帰方向に設定する(S25)。そして今度
は、HP用PI61Aの出力がLoになるまでモータM
pにパルスを供給し(S26,S27)、この出力がL
oになったときから、CPU53はその内部に設けられ
ているカウンタでモータMpに与えられるパルスの数を
カウントし、このカウンタの値がNになったらパルスの
供給を止めてモータMpを停止させる(S28〜S3
0)。以上のような処理を行なうのは、パワーオン/リ
セット時に既に遮光板48がHP用PI61Aを遮光し
ている場合でも、その位置がHP位置であるとは限らな
いからであり、移動部材45を一度走査方向に移動さ
せ、HP用PI61Aを通過した時点から逆に復帰方向
に戻すという操作を行なうことで移動部材45を正確に
HP位置に復帰させるためである。この場合のパルスの
与え方は、移動距離が非常に短くて済むことから、加減
速処理は行なわず定速処理によっている。また、移動部
材45が領域3内に存在している場合には、HPまでの
距離は十分に長いから、加速処理(S30),定速処理
(S40),減速処理(S50)が順に行なわれ、移動
部材45をHP位置に戻すことになる。これらのサブル
ーチンフローチャートは図9から図11に示されている
通りであり、以下、これらのフローチャートの動作を詳
細に説明する。
【0033】まず、移動部材45をHP位置に戻す場合
には、図6に示したように記憶されているパルス間隔デ
ータを読み込む。この場合は加速であるから、アドレス
A0のパルス間隔データがまず最初に読み込まれること
になる(S31)。次に、画像スキャン駆動回路62か
らは、このパルス間隔データに応じた時間間隔をおいて
モータMpに向けてパルスが出力される(S32)。こ
のパルスの出力が終わると、パルス間隔データの読み込
みのための加速カウンタのカウントをインクリメントし
て、そのアドレスのパルス間隔データを読み込むことに
なる(この場合には、アドレスA1 のパルス間隔データ
が読み込まれることになる)。以上の処理はカウンタが
Nになるまで繰り返し行なわれる(S33,S34)。
以上のように処理されると、パルス間隔がだんだんと短
くなるので、モータMpの回転速度は徐々に速くなり、
移動部材45は加速されることになる。なお、この加速
処理は予め設定されたNパルスを用いて行なわれる。
【0034】この加速処理が行なわれた後には定速処理
が行なわれることになるが、この処理は図10に示すフ
ローチャートに基づいて次のように行なわれる。まず、
この処理が実行されると同時にCPU53によってパル
ス間隔データが読み込まれる(S41)。画像スキャン
駆動回路62はこのパルス間隔データに応じた時間間隔
でパルスを出力し、移動部材45を定速で復帰方向に移
動させる(S42)。この処理は、HP用PI61Aか
らの出力がLoになるまで行なわれる(S43)。この
間は移動部材45は定速で動くことになるが、この間に
読み込まれるパルス間隔データは全く同一のデータであ
り、そのデータは前述のように予め決定されている。
【0035】そしてHP用PI61Aの出力がLoに変
化した瞬間から図11のフローチャートに示す減速処理
が開始される。この場合も、以上と同様にパルス間隔デ
ータを読み込み、このデータに応じてパルスを出力する
ものである。まず、図6に示したように記憶されている
パルス間隔データを読み込む。この場合は減速であるか
ら、アドレスAN のパルス間隔データがまず最初に読み
込まれることになる(S51)。次に、画像スキャン駆
動回路62からは、このパルス間隔データに応じた時間
間隔をおいてモータMpに向けてパルスが出力される
(S52)。このパルスの出力が終わると、パルス間隔
データの読み込みのための減速カウンタのカウントをイ
ンクリメントして、そのアドレスのパルス間隔データを
読み込むことになる(この場合には、アドレスAN-1 の
パルス間隔データが読み込まれることになる。以上の処
理はカウンタがNになるまで繰り返し行なわれる(S5
3,S54)。以上のように処理されると、パルス間隔
がだんだんと長くなるので、モータMpの回転速度は徐
々に遅くなり移動部材45は減速されることになる。な
お、この減速処理は加速処理と同様に予め設定されたN
パルスを用いて行なわれる。
【0036】以上のような処理を行なうことで、移動部
材45を短時間でHP位置に戻すことができることにな
る。
【0037】そして最後に移動部材45が領域2の位置
に存在する場合の処理について説明する。この領域は他
の2つの領域に比較して非常に広いから、そのHP位置
への復帰を短時間で行なうには適切な処理が必要であ
る。つまり、CPU53は移動部材45がHP用PI6
1Aに近い位置に有るのか、EG用PI61Bに近い位
置に有るのかを全く判断できないからである。このた
め、一律の加減速処理によって移動部材45をHP位置
に復帰させようとすると、不具合を生じることがある。
たとえば、移動部材45がHP用PI61Aのごく近傍
に位置していた場合には、その復帰を行なう際、加速処
理を行なっている最中にHP用PI61Aを遮断するこ
とになりこれを所定のパルス数で減速することが困難な
場合がある。このような不具合を解消するためには、予
め定めたいつでも停止可能な一定の速度で復帰させた
り、一度走査方向に加速に必要なパルス数分だけ移動さ
せ、その後復帰方向への加速処理を行なうというような
処理を行なうことが考えられる。しかしながら、このよ
うな処理では時間がかかったり余計な動作が必要とな
る。したがって、本実施例ではこのような不具合が生じ
ないように次のような処理を行なっている。この処理を
図12及び図13のフローチャート並びに図14のグラ
フを参照しつつ説明する。
【0038】まずCPU53はこれまでの説明と同様に
パルス間隔データをアドレスの小さいほうから読みだ
し、そのデータにしたがったパルス間隔でパルスを出力
する。このパルスの出力が終わったら、加速カウンタを
インクリメントして次のアドレスのパルス間隔データを
読み出す(S61〜S63)。以上の処理は、HP用P
I61Aの出力がLoになるか、又はそのカウンタの値
がNになるまで行なわれる。つまり、加速途中で遮光板
48がHP用PI61Aを遮るか、モータMpにNパル
ス与えられるまで加速されることになる(S64,S6
5)。
【0039】加速途中でHP用PI61Aの出力がLo
になったと判断された場合には、減速用のカウンタnD
をnに設定し(S66)、予め加減速用のパルス数とし
て設定したNとの差(N−n)を計算する(S67)。
なお、上記のカウンタnD の値は、図14に示すよう
に、移動部材45を動かし始めてからHP用PI61A
の出力がLoになるまでに与えたパルスの数であり、パ
ルス数Nは、HP用PI61Aの出力がLoになってか
ら移動部材45がHP位置に設定されるまでに必要なパ
ルス数である。したがって、(N−n)パルスは移動部
材45を定速で移動させるのに必要なパルス数である。
この計算が終了すると、定速カウンタの値がこの(N−
n)になるまで一定の間隔でパルスを出力して移動部材
45を定速で移動させる。この際のパルス間隔データは
アドレスnD のものが使用される(S68〜S70)。
一方、カウンタの値がNになるまで加速処理が行なわれ
た場合には、前述の減速用のカウンタnD をNに設定し
(S71)、HP用PI61Aの出力がLoになるまで
一定の間隔でパルスを出力して移動部材45を定速移動
させる(S72,S73)。
【0040】そして、この定速処理が行なわれた後に減
速処理が行なわれることになるが、この減速処理は、ま
ず、減速用のカウンタnD の値と同じアドレスからパル
ス間隔データを読みだし、そのデータにしたがった時間
間隔でパルスを出力する(S74,S75)。パルスの
出力が終了したら、減速カウンタの値をカウントアップ
して以上の処理をカウンタの値がnD になるまで行なう
(S76,S77)。以上の処理が終わったら、パルス
の出力を止めてモータMpを停止させる。
【0041】この処理をまとめると次のようになる。移
動部材45が領域2に存在している場合には、とりあえ
ず復帰方向に向けて加速を開始する。この加速途中でH
P用PI61Aに到達した場合には、その到達時の最終
速度を維持して定速移動させ、又、予定のパルス数を消
化して加速を終了した場合には、設定されている速度で
定速移動させ、その後、加速に要したパルス数と同様の
パルス数を使用して減速する。
【0042】以上のように、本発明においては、移動部
材45のHP位置への復帰をHP用PI61A位置まで
の距離に応じった加減速制御によって行なっているの
で、移動部材45のHP位置への復帰が非常に迅速に行
なわれることになる。さらに、HP用PI61Aの通過
後所定の距離移動して停止するようになっているから、
停止精度の信頼性は非常に高い。
【0043】なお、以上の実施例においては、画像処理
装置を例示して述べたが、ラインプリンタ等の出力装置
においても、本発明の適用は可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置は、移動部材を原位置に復帰させる場合にも加減速
処理を使用できるようにしたので、その復帰に要する時
間を短縮することができ、又、その原位置から所定の距
離離れた地点から減速処理を開始するようにしたから、
停止位置精度を非常に高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像処理装置に用いられるキャリア
部を示す斜視図
【図2】 図1に示した装置の制御系のブロック図
【図3】 図2に示した制御系の初期化処理を示すフロ
ーチャート
【図4】 図3のS4のステップを示すフローチャート
【図5】 図4の領域認識処理の説明に供する図
【図6】 加減速処理時に使用されるデータの記憶状態
を示す概念図
【図7】 移動部材が領域1に存在する場合の制御フロ
ーチャート
【図8】 移動部材が領域3に存在する場合の制御フロ
ーチャート
【図9】 移動部材が領域3に存在する場合の加速制御
フローチャート
【図10】移動部材が領域3に存在する場合の定速制御
フローチャート
【図11】移動部材が領域3に存在する場合の減速制御
フローチャート
【図12】移動部材が領域2に存在する場合の制御フロ
ーチャート
【図13】移動部材が領域2に存在する場合の制御フロ
ーチャート
【図14】本発明の速度制御情況を説明するための図
【図15】従来の速度制御情況を説明するための図
【符号の説明】
45…移動部材、 53…CPU(制御手段,計数手段)、 59…システムRAM(記憶手段) 61A…初期位置検出用フォトインタラプタ(検出手
段) 61B…終端位置検出用フォトインタラプタ(検出手
段) 62…画像スキャン駆動回路 Mp …ステッピングモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動部材を往復運動させるための駆動力を
    与えるステッピングモータと、 当該ステッピングモータに駆動パルスを与え、前記ステ
    ッピングモータの駆動制御を行なう制御手段と、 前記移動部材の移動路中の所定位置に配置され、当該移
    動部材が前記所定位置を通過したか否かを検出する検出
    手段とを有し、 当該検出手段によって前記移動部材が所定位置を通過し
    たことが検出されたら所定のパルス数Nで減速処理をし
    て、前記移動部材を停止させる画像処理装置において、 前記移動部材の移動開始から前記検出手段によって通過
    が検出されるまでに使用した駆動パルス数を計数する計
    数手段と、 当該計数手段によって計数されたパルス数を記憶する記
    憶手段とを有し、 前記移動部材が前記検出手段通過後、前記記憶手段に記
    憶されたパルス数に応じた減速処理を行なうことによっ
    て前記移動部材を停止させることを特徴とする画像処理
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109288231A (zh) * 2018-08-10 2019-02-01 深圳市邻友通科技发展有限公司 基于光栅的电机定位方法、装置、美甲机设备及介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109288231A (zh) * 2018-08-10 2019-02-01 深圳市邻友通科技发展有限公司 基于光栅的电机定位方法、装置、美甲机设备及介质

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