JPH0638135B2 - 電子内視鏡装置に用いられる照明光供給装置 - Google Patents

電子内視鏡装置に用いられる照明光供給装置

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JPH0638135B2
JPH0638135B2 JP60293567A JP29356785A JPH0638135B2 JP H0638135 B2 JPH0638135 B2 JP H0638135B2 JP 60293567 A JP60293567 A JP 60293567A JP 29356785 A JP29356785 A JP 29356785A JP H0638135 B2 JPH0638135 B2 JP H0638135B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、内視鏡とモニターテレビとを接続した電子
内視鏡装置における照明光供給方法に関する。
(従来の技術) 公知の電子内視鏡装置について詳述すると、内視鏡の挿
入部を被検者の体腔内に挿入し、この挿入部の先端に設
けられた照明窓から照明光を照射し、この照明光が体腔
内壁に反射して戻ってきた光を、挿入部の先端に設けら
れた観察窓から入光し、この反射光を観察窓の内側に配
置したCCD等の固体撮像素子の受光部で受けて光電変
換し、これによって得られた各画素の画像信号としての
電荷を一度に固体撮像素子の記憶部に転送する(転送時
間は非常に短くて0.1msec程度である)。固体撮像素子
の記憶部に記憶された各画素の画像信号を順次映像回路
に送出する。映像回路ではこの画像信号をテレビ映像信
号に変換して、モニターテレビに送り、このモニターテ
レビで体腔内の映像を表示する。
上記モニターテレビに対しては、一般のテレビ信号送受
方式と同様に飛び越し走査を行なっている。すなわち、
奇数回目および偶数回目の2回のフィールド走査で、1
フレーム走査を行なっている。まず、奇数回目のフィー
ルド走査で粗く水平走査し、偶数回目のフィールド走査
で上記水平走査線の間を水平走査する。このような飛び
越し走査は、動きの速い被写体に対応する手段として有
効である。また、ブラウン管の蛍光体の残光時間が短い
ために生じるちらつきを防ぐ手段としても有効である。
上記飛び越し走査では、各フィールド走査に供されるべ
き画像信号が固体撮像素子から映像回路に送出され、映
像回路では、上記画像信号に基づいて奇偶のフィールド
走査のためのテレビ映像信号を順に出力する。
ところで、精密な診断をする必要がある場合、フレーム
メモリーで1フレーム走査分のテレビ映像信号を記憶
し、このテレビ映像信号に基づいてモニターテレビで静
止映像を映し出して観察したり、光学ディスクに記録し
たり、カメラで撮影している。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記静止映像が鮮明にならず、精密な診断が困
難となる場合がある。その理由として次のことが挙げら
れる。
照明光は、照明窓から体腔内に連続的に照射されてい
る。固体撮像素子の受光部の各画素では、1回のフィー
ルド走査時間(1/60秒)にわたって反射光を連続的
に受光し、受光量の積分値に対応する電荷が蓄えられ
る。したがって、観察対象の動きが速い場合には1フィ
ールド走査時間における観察対象の動き量が画像のブレ
となって記憶されてしまい、1フィールド走査の映像自
体の鮮明度が充分でない。この原理は、カメラのシャッ
ターの開き時間と撮影像の鮮明度との関係に似ている。
すなわち、カメラではシャッターが開いている時間にフ
ィルムに画像情報が連続して蓄積されるため、上記開き
時間が長いと動きの速い撮影対象の像が不鮮明になる。
しかも、モニターテレビに映し出される静止映像は、2
回のフィールド走査の映像が重ね合わされて構成される
ため、結局、1フレーム走査時間(1/30秒)におけ
る観察対象の動き量がブレとなって現われてしまう。
そこで、本発明者は、次の技術を開発した。すなわち、
内視鏡の照明光伝達光学系の端部と光源との間にチョッ
パを配置し、このチョッパをモータにより回転させ、チ
ョッパに形成された窓が照明光の光束を横切ることによ
り間欠的に照明光パルスを照明光伝達光学系に供給す
る。このように、固体撮像素子において画像情報を蓄え
る時間(照明時間)を短縮して画像を鮮明にする。
しかし、上記電子内視鏡装置では、照明光パルスの供給
時間が一定であるため、不便なこともある。例えば、上
部消化管を観察する場合、心臓の鼓動の影響を受ける食
道管では、動きが激しく像がブレ易いため、照明光パル
スの供給時間は短い方が良い。なお、食道管の内壁は他
の部位に比べて明色調であり、しかも接近して観察する
ことになるので照明効率が高いため、照明光パルスの供
給時間が短くて照明光量が少なくても、固体撮像素子で
は充分な電荷を蓄えることができ、モニターテレビの映
像は暗くならない。他方、胃は、容積が大きく遠方観察
になりがちであり、照明効率が悪く、照明光量を多く必
要とするため、照明光パルスの供給時間は長い方が良
い。なお、胃では動きが緩慢であるため、照明光パルス
の供給時間を長くしても像のブレは比較的小さい。
このように使用態様に応じて、照明光パルスの供給時間
を調節することが望まれていた。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するためになされたもの
で、その要旨は、内視鏡の観察窓から入った画像を固体
撮像素子で受け、この固体撮像素子からの画像信号を、
映像回路で飛び越し走査方式のテレビ映像信号に変換
し、このテレビ映像信号に基づいてモニターテレビで映
像を表示するようにした電子内視鏡装置に用いられる照
明光供給装置において、(イ)内視鏡の照明光伝達光学
系の端部と光源との間に配置されたチョッパと、(ロ)
上記チョッパを動かして照明光の光束を横切らせること
により間欠的に照明光パルスを供給するモータと、
(ハ)奇数回目および偶数回目の内のいずれか一方のフ
ィールド走査に供されるべき画像信号を固体撮像素子の
受光部から記憶部へ転送する時点に対して、上記照明光
パルスの供給時間の中心が一致するようにモータを制御
する同期制御手段と、(ニ)上記チョッパを光束を遮ら
ない位置で停止するよう上記モータを停止させる停止手
段と、を有することを特徴とする電子内視鏡装置に用い
られる照明光供給装置にある。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図を参照して説
明する。第1図中10は内視鏡であり、この内視鏡10
は、接眼部を持たない操作本体11と、この操作本体1
1の前端から延出された挿入部12とを有している。挿
入部12は長尺で柔軟性を有し、その先端側には湾曲部
12aを有し、さらにその先端側には硬性の先端構成部12b
を有している。先端構成部12bの端面には、観察窓14
および照明窓15が設けられている。先端構成部12b内
にはCCDからなる固体撮像素子16が配置されてお
り、この固体撮像素子16の受光部16aと観察窓14
は、凸レンズ17を介して光学的に接続されている。固
体撮像素子16には信号線13が接続されている。上記
照明窓15は光学繊維束18(照明光伝達光学系)の一
方の端部18aと光学的に接続されている。
操作本体11の下面にはケーブル19の一端部が連結さ
れており、このケーブル19の他端部は処理ボックス
(図示しない)に連結されている。光学繊維束18およ
び信号線13は、挿入部12、操作本体11、ケーブル
19を通って処理ボックス内に至る。
処理ボックスには、照明光供給装置20が内蔵されてい
る。照明光供給装置20は、光源となる電球21を有し
ている。電球21は凹面鏡からなる笠22の中央に取り
付けられており、電球21の光はこの笠22に反射され
て集光し上記光学繊維束18の他方の端部18bに供給さ
れる。
また、照明光供給装置20は、2台のサーボモータ2
5,26と2枚の円盤状のチョッパ27,28とを有し
ている。サーボモータ25,26の出力軸25a,26aに
は、それぞれチョッパ27,28の中央部が固定されて
いる。一方のチョッパ27の周辺部を比較的狭い角度範
囲例えば90°で切り欠くことにより第1窓31aが形成
されており、この第1窓31aと同径をなす他の周辺部が
第1遮蔽部31bとなっている。また、他方のチョッパ2
8の周辺部を比較的広い角度範囲例えば180°で切り
欠くことにより第2窓32aが形成されており、この第2
窓32aと同径をなす他の周辺部が第2遮蔽部32bとなって
いる。
チョッパ27,28の各遮蔽部31b,32bの特定箇所すな
わち上記窓31a,32aの中央部とちょうど180°対向し
た位置には、マグネット33,34が取付られている。
また、チョッパ27,28の近傍には、近接スイッチか
らなる位置センサ35,36が配置されており、チョッ
パ27,28上のマグネット33,34の位置をそれぞ
れ検出するようになっている。
処理ボックス内には、映像回路40やその他の電気回路
が内蔵されている。映像回路40は上記信号線13を介
して固体撮像素子16に接続されている。この映像回路
40には、処理回路41を介してフレームメモリー42
が接続されるとともにモニターテレビ43が接続されて
いる。これら映像回路40,処理回路41,フレームメ
モリー42,モニターテレビ43は公知であるので、詳
細な説明を省略する。
また、映像回路40には、2つのチョッパ制御回路4
5,46が接続されている。このチョッパ制御回路4
5,46により、チョッパ27,28の回転が制御され
るようになっている。各チョッパ制御回路45,46
は、同期回路(同期制御手段)47,タイマー48、A
ND回路からなる停止指令回路(停止手段)49および
モータ駆動回路50をそれぞれ有している。
また、映像回路40には、積分回路51が接続されてお
り、この積分回路51には、ヒステリシス特性を有する
コンパレータ52が接続されている。コンパレータ52
には、一方のチョッパ制御回路45の停止指令回路49
が反転回路53を介して接続されているとともに、他方
のチョッパ制御回路46の停止指令回路49が直接接続
されている。
上記構成をなす電子内視鏡装置の作用を説明する。術者
は内視鏡10の操作本体11を手で持ち、挿入部12を
被検者の体腔内に挿入する。例えば口から食道や胃へ挿
入する。電球21の光は光学繊維束18を通って、照明
窓15から体腔内に照射される。体腔の内壁からの反射
光は、観察窓14、凸レンズ17を通って固体撮像素子
16に達する。この結果、体腔内壁の像が固体撮像素子
16の受光部16aに結像される。
固体撮像素子16の受光部16aでは、上記投影像を光電
変換し画像信号を電荷として貯える。そして、固体撮像
素子16では、映像回路40からの転送タイミング信号
により1フィールド走査分の電荷が受光部16aから記憶
部16bへ短時間で転送される。映像回路40では、固体
撮像素子16の記憶部16aからの画像信号Sgを受け、こ
れをNTSCテレビ映像信号Stに変換し、モニターテレ
ビ43に送る。この結果、モニターテレビ43では飛び
越し走査方式で体腔内壁の映像が映し出される。
術者はモニターテレビ43を見ながら内視鏡10を操作
し、体腔内を観察する。精密検査を必要とする時は、上
記テレビ映像信号Stの1フレーム走査分を処理回路41
の指令でフレームメモリー42に記憶し、処理回路41
で繰り返し読み出してモニターテレビ43に送ることに
より、モニターテレビ43に静止映像を映し出す。
照明光の供給は以下に詳述するように2段階で調節され
る。まず、第1段階の照明光供給について説明する。一
方のチョッパ28は停止しており、その第2窓32aの中
央部が光束Aの位置にあるため、照明光パルスの発生に
は関与しない。他方のチョッパ27はモータ25により
1回のフレーム走査時間毎に1回転する。チョッパ27
の第1窓31aと第1遮蔽部31bの回転軌跡上に光束Aが位
置しているため、第1遮蔽部31bが光束Aを遮ぎってい
る時には、照明窓15から照明光が体腔内に供給され
ず、第1窓31aが光束Aの位置にある時にのみ照明光の
供給がなされる。この結果、照明光パルスが間欠的に供
給されることになる。第1窓31aは角度が90°と狭い
ので、照明光パルスの供給時間は第4図に示すように短
くなる。
次に、第2段階の照明光供給について説明する。チョッ
パ27は停止しており、その第1窓31aの中央部が光束
Aの位置にあるため、照明光パルスの発生には関与しな
い。チョッパ28がモータ26により1回のフレーム走
査時間毎に1回転する。第2遮蔽部32bが光束Aを遮ぎ
っている時には、照明窓15から照明光が体腔内に供給
されず、第2窓32aが光束Aの位置にある時にのみ照明
光の供給がなされる。この結果、照明光パルスが間欠的
に供給されることになる。第2窓32aは角度が180°
と広いので、照明光パルスの供給時間は第4図に示すよ
うに前記第1段階に比べて長くなる。
上記照明光パルスの供給時間は、後述するように、奇数
フィールド走査に供すべき画像信号を記憶部16bに転送
する時点を境にして半分に分けられる。
上記のようなタイミングで照明光パルスを供給した場
合、固体撮像素子16の受光部16aでは、各フィールド
走査期間において照明光パルスが供給されない時は暗視
野となるため電荷(すなわち画像信号)を貯えることな
く、照明光パルスの供給時間の半分の期間だけの受光量
に対応する電荷を貯えることになる。また、奇数フィー
ルド走査に供されるべき画像信号の蓄積期間と、その後
の偶数フィールド走査に供されるべき画像信号の蓄積期
間とが連続している。この結果、モニターテレビ43に
映し出された1フレーム走査分の静止映像は、照明光パ
ルス供給時間の各半分の時間で蓄積された2つの映像
(フィールド走査分映像)の重ね合わせによって構成さ
れる。
したがって、上記静止映像は、照明パルスの供給時間に
蓄積された画像情報に基づくものであり、従来のような
1フレーム走査期間に蓄積された画像情報に基づく映像
に比べて、ブレが少なく、ちらつきのない鮮明な映像に
することができる。
前述した照明光パルスの供給時間の調節、すなわち、チ
ョッパ30と光束Aの位置関係の調節は、内視鏡の使用
態様に応じて変化する映像の明度に応じて行なわれる。
なお、以下の議論において明度レベル(電圧レベル)
は、Lm1>Lm2の関係にある。映像回路40の映像信号
は、積分回路51で例えば1フレーム走査分だけ積分さ
れて、映像の明度が検出される。積分回路51からの明
度信号Smはコンパレータ52に送られ、このコンパレー
タ52では明度比較信号Scが発生する。
明度信号Smのレベル(電圧レベル)が上昇して明度レベ
ルLm1を越えると、明度比較信号Scが論理レベル“1”
となる。この“1”レベルの明度比較信号Scが、チョッ
パ制御回路46の停止指令回路49に送られるため、停
止指令回路49が待機状態となる。一方、位置センサ3
6から位置検出信号Spoがタイマー48へ送出され、タ
イマー48では設定時間経過後に、遅延位置検出信号S
po′を停止指令回路49に送出する。停止指令回路49
では、上述のように待機状態にあるため、遅延位置検出
信号Spo′を受けた時、停止信号Ss(すなわち“1”レ
ベルの信号)をモータ駆動回路50に送出し、モータ2
6を停止させる。
なお、マグネット34が第2窓32aの中央部に対して1
80°対向した位置にあり、しかも、停止指令回路49
からモータ駆動回路50へ停止信号Ssが送出されてから
モータ26が停止するまでに殆ど時間が経過しない場合
には、タイマー48は不要であるが、一般的には、モー
タ26の停止までに遅れ時間があるため、タイマー48
が必要である。タイマー48では、この遅れ時間を考慮
して、タイマー設定時間を調節する。また、上記遅れ時
間を考慮してマグネット34の位置を調節することによ
り、タイマー48を省略することもできる。さらに、モ
ータ26の停止が遅れて窓32aの中央部が光束Aから外
れても、窓32aの何処かが光束Aに位置していればよ
く、この場合にはタイマー48を省略できることもあ
る。このタイマー48に関する議論は、他のチョッパ制
御回路45においても同様である。
上記タイマー48の遅延作用により、上記モータ26が
停止した時、ちょうど第2窓32aの中央部が光束Aの位
置にある。
他方、明度比較信号Scが上記のように“1”レベルにな
った時、この信号が反転回路53で論理レベル“0”に
反転されてチョッパ制御回路45の停止指令回路49に
送られ、この停止指令回路49では停止信号Ssのモータ
駆動回路50への送出を停止する(“0”レベルの信号
となる)。この結果、モータ25が駆動し、チョッパ2
7が回転を開始する。
上記のように、明度信号SmがレベルLm1を越えた時に
は、チョッパ28が停止してチョッパ27だけが回転す
るため、第2段階の照明光供給から第1段階の照明光供
給に移行する。これにより、照明光パルスの供給時間は
短くなる。
この直後、積分回路51からコンパレータ52へ送出さ
れる明度信号Smのレベルが低下し、明度レベルLm1より
低くなるが、コンパレータ52はヒステリシス特性を有
しているので、即座に明度比較信号Scが“0”レベルに
なることはなく、上記第1段階の照明光供給を維持でき
る。
第1段階の照明光供給への移行は例えば内視鏡10が食
道を観察する時に実行される。食道の壁面は明色調であ
り、しかも、接近して観察することになるので、照明効
率が高い。すなわち、照明窓15から照射される照明光
のうち反射して観察窓14から入光する光量の割合が高
いため、映像信号の明度レベルが上昇するからである。
食道では、心臓の鼓動の影響により動きが激しいので、
照明光パルスの供給時間を短くすることが好ましいが、
上記調節はこの要求を満たす。また、第1段階の照明光
供給に移行すると、1フィールド走査に供される照明光
量が少なくなるため、モニターテレビ43に映し出され
る映像の明かるさが減少して適度なものとなる。
そして、上記の第1段階の照明光供給を実行している際
に、明度信号Smが低下し明度レベルLm2より低くなった
時に、コンパレータ52からの明度比較信号Scは“0”
レベルとなる。この“0”レベルの明度比較信号Scは反
転回路53で反転されて“1”レベルとなり、チョッパ
制御回路45の停止指令回路49を待機状態にし、以
下、前述と同様にしてチョッパ27を停止させ、その第
1窓32aを光束Aに位置させる。この時、他方のチョッ
パ制御回路46の停止指令回路49には“0”レベルの
明度検出信号Scが送出され、これにより、停止指令回路
49では停止信号Ssの送出を中止し、この結果、チョッ
パ26が回転を開始する。このようにして、第1段階か
ら第2段階の照明光供給に移行し、照明光パルスの供給
時間が長くなる。
第2段階の照明光供給への移行は、例えば内視鏡10が
胃を観察する時に実現される。胃は容積が大きく遠方観
察になりがちであり照明効率が悪く、換言すれば、照明
窓15から照射される照明光のうち反射して観察窓14
から入光する光量の割合が低いため、映像信号の明度レ
ベルが低下するからである。胃では、動きが比較的緩慢
なので、照明光パルスの供給時間を少し長くしても、差
し支えない。第2段階の照明光供給に移行すると、1フ
ィールド走査に供される照明光量が多くなるため、モニ
ターテレビ43に映し出される映像の明かるさが増加し
て適度なものとなる。
上記のようにして、使用態様に応じて、照明光パルスの
供給時間を調節でき、静止映像のブレを確実に防止でき
るとともに、明度信号SmをLm1>Sm>Lm2となるように
制御して映像の明かるさを適度なものとすることができ
る。なお、照明効率が極端に高いか低い場合には、明度
信号Smが上記範囲から外れることもあるが、通常の使用
態様では明度信号Smを上記範囲またはその近傍のレベル
にすることができる。
なお、上記第1段階および第2段階における照明光パル
スの供給のタイミングは次のようにして制御される。す
なわち、各同期回路47では、映像回路40からのテレ
ビ映像信号Stの内、1フレーム走査時間当たり1回生じ
るフレーム同期信号、例えば奇数回目のフィールド走査
が開始される前に発生する垂直同期信号を検出する。一
方、位置センサ35,36では、回転しているチョッパ
27,28のマグネット33,34を検出し、検出位置
信号Spoを同期回路47にそれぞれ送出する。各同期回
路47では、上記フレーム同期信号と、位置センサ3
5,36からの検出位置信号Spoとを比較してその位相
差を検出し、これを設定位相差と比較して、位相差偏差
信号Sreを各モータ駆動回路50に送出する。モータ駆
動回路50では、位置センサ35,36からの検出位置
信号Spoの周波数から、チョッパ27,28の回転速度
を検出し、この検出速度と上記位相差偏差に基づいて、
モータ25,26を制御し、チョッパ27,28の回転
速度を制御する。
この結果、回転されている一方のチョッパ25,26の
窓部31a,32aの中央部が光束Aの中央部を通過する時点
を、奇数フィールド走査に供すべき画像信号の転送時点
と一致させる。換言すれば、この転送時点を境にして照
明光パルスの供給時間を半分に分ける。
本発明は上記実施例に制約されず種々の態様が可能であ
る。例えば、第5図,第6図に示す照明光供給装置2
0′は、1台のサーボモータ40と1枚のチョッパ41
を有している。サーボモータ40の出力軸40aには、チ
ョッパ41の中央部が固定されている。このチョッパ4
1の周辺部を切り欠くことにより角度範囲180°の第
2窓32aが形成されており、この第2窓32aと同径をなす
他の周辺部が第2遮蔽部32bとなっている。また、第2
窓32aより中心側には、この第2窓32aと連なる角度範囲
90°の第1窓31aが形成されている。第1窓31aと同径
をなす他の部位が第1遮蔽部31bとなる。
チョッパ41の各遮蔽部31b,32bの特定箇所には、マグ
ネット33,34が取付られている。また、チョッパ4
1の近傍には、近接スイッチからなる位置センサ35が
配置されており、チョッパ41上のマグネット33また
はマグネット34の位置を検出するようになっている。
モータ40およびチョッパ41は、シフタ42(移動機
構)によって、照明光の光束Aの光軸と直交する方向に
移動されるようになっている。シフタ42は、ソレノイ
ド(図示しない)を有し、このソレノイドを励磁した時
にその磁力によりロッド42aを後退させ、ソレノイドを
非励磁にした時に復帰スプリング(図示しない)により
ロッド42aを突出させるようになっている。ロッド42aの
先端には、上記モータ40が連結されている。
上記構成において、シフタ43のソレノイドを非励磁に
して、第6図(a)に示すように、チョッパ41の第1窓3
1aと第1遮蔽部31bの回転軌跡を光束Aに位置させた状
態で、チョッパ41を回転させることにより、第1の照
明光供給を実行し、短い照明光パルスを供給する。ま
た、シフタ42のソレノイドを励磁して、第6図(b)に
示すように、チョッパ41の第2窓32aと第2遮蔽部32b
の回転軌跡を光束Aに位置させた状態で、チョッパ41
を回転することにより、第2の照明光供給を実行し、長
い照明光パルスを供給する。そして、窓31aまたは窓32a
が光束Aに位置した状態において、チョッパ41を停止
させることにより、第3照明光供給を実行し、照明光を
連続的に供給する。上記シフタ42の駆動およびモータ
40の停止は、前述と同様に明度信号によって行なう。
さらに、本発明では、1つの窓だけ形成したチョッパを
1枚だけ用い、チョッパの回転と停止により2段階の照
明光供給を行なうようにしてもよい。この場合、第1段
階では、窓と遮蔽部が交互に照明光の光束を横切って照
明光パルスが得られるが、第2段階では、照明光は連続
的に供給される。
また、位置センサは近接スイッチに限らず、光電スイッ
チ等であってもよい。
前記2つの実施例では、映像の明度を検出し、この明度
信号に基づいてチョッパを自動的に移動させたが、手動
によりスイッチを操作して、チョッパを停止させてもよ
い。
チョッパの窓は、同径の部位において等角度間隔をなし
て複数あってもよい。この場合、チョッパが1回転する
際に、窓の数のフレーム走査を行なう。
チョッパは、モータで回転される板カム等によって、直
線的に往復移動させて、光束を横切るようにしてもよ
い。
観察窓から入射した光を、光学繊維束の一端面で受け、
この光学繊維束を照明用の光学繊維束と同様に操作本体
外に導き、その他端面に固体撮像素子を配置してもよ
い。
また、接眼部を備えた従来の内視鏡を用いて、観察窓か
ら入射した光をレンズおよび光学繊維束を介して接眼部
に送り、この接眼部にモニターテレビ用のテレビカメラ
を連結し、このれてびカメラの固体撮像素子で内視鏡か
らの画像を受けてもよい。
モニターテレビの静止映像を光学ディスクで記録した
り、フード付きカメラで撮影してもよい。また、フレー
ムメモリーを用いずに、モニターテレビに映し出された
動映像のうち1フレーム走査分をフード付きカメラで撮
影してもよい。
本発明は電子内視鏡装置を工業用の検査に用いる場合に
も適用できる。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明では、窓を有するチョッ
パをモータにより移動させて、照明光の光束を横切らせ
ることにより、1フレーム走査毎に照明光パルスを供給
できる。しかも、同期制御手段により奇数回目および偶
数回目いずれか一方のフィールド走査に供されるべき画
像信号の蓄積期間と他方のフィールド走査に供されるべ
き画像信号の蓄積期間とを等しくし、しかも連続させる
ことができるので、動きの激しい撮影対象であっても、
1フレーム走査分の映像をちらつきのない鮮明な映像に
することができる。また、チョッパを照明光の光束を遮
ぎらない位置で停止させたり、上記のように移動させた
りすることにより、照明光の供給時間を調節でき、使用
態様に応じた適切な照明を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すものであり、
第1図は電子内視鏡装置における内視鏡と照明光供給装
置を示す斜視図、第2図は電子内視鏡装置の電気回路
図、第3図はチョッパと照明光の光束の位置関係を示す
正面図、第4図はタイムチャート図である。また、第5
図,第6図は本発明の他の実施例を示し、第5図は照明
光供給装置の斜視図、第6図(a),(b)は各段階における
チョッパと照明光の光束の位置関係を示す正面図であ
る。 10…内視鏡、11…操作本体、12…挿入部、16…
固体撮像素子、16a…受光部、16b…記憶部、18…光学
繊維束(照明光伝達光学系)、20,20′…照明光供
給装置、21…電球(光源)、25,26,40…モー
タ、26,27,41…チョッパ、31a,32a…窓、31
b,32b…遮蔽部、40…映像回路、43…モニターテレ
ビ、47…同期回路(同期制御手段)、49…停止指令
回路(停止手段)、49…停止指令回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の観察窓から入った画像を固体撮像
    素子で受け、この固体撮像素子からの画像信号を、映像
    回路で飛び越し走査方式のテレビ映像信号に変換し、こ
    のテレビ映像信号に基づいてモニターテレビで映像を表
    示するようにした電子内視鏡装置に用いられる照明光供
    給装置において、 (イ)内視鏡の照明光伝達光学系の端部と光源との間に
    配置されたチョッパと、 (ロ)上記チョッパを動かして照明光の光束を横切らせ
    ることにより間欠的に照明光パルスを供給するモータ
    と、 (ハ)奇数回目および偶数回目の内のいずれか一方のフ
    ィールド走査に供されるべき画像信号を固体撮像素子の
    受光部から記憶部へ転送する時点に対して、上記照明光
    パルスの供給時間の中心が一致するようにモータを制御
    する同期制御手段と、 (ニ)上記チョッパを光束を遮らない位置で停止するよ
    う上記モータを停止させる停止手段と、 を有することを特徴とする電子内視鏡装置に用いられる
    照明光供給装置。
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JPS6273877A (ja) * 1985-09-27 1987-04-04 Toshiba Corp Tv式内視鏡装置

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