JPH0638175A - 信号復調装置 - Google Patents

信号復調装置

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JPH0638175A
JPH0638175A JP4200400A JP20040092A JPH0638175A JP H0638175 A JPH0638175 A JP H0638175A JP 4200400 A JP4200400 A JP 4200400A JP 20040092 A JP20040092 A JP 20040092A JP H0638175 A JPH0638175 A JP H0638175A
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signal
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pilot signal
pilot
demodulating
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JP4200400A
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Noriyuki Yamashita
紀之 山下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイロット信号とFM信号とを含む伝送信号
から、パイロット信号成分を除去するのに、調整を不要
とする。 【構成】 伝送信号からバンドパスフィルタ16により
抽出されたパイロット信号が、移相回路69により、相
互に90度異なる位相の第1の信号cと第2の信号sに
変換される。平衡変調器65,68は、第1の信号cと
第2の信号sを、ローパスフィルタ64,67より供給
される第3の信号LCと第4の信号LSで平衡変調し、加
算器15に出力する。加算器15は、伝送信号から平衡
変調器65,68より入力される信号P,Qを減算し、
リミッタ19に出力する。バンドパスフィルタ61は、
リミッタ19の出力に含まれるパイロット信号成分を抽
出する。同期検波器63,66は、このパイロット信号
成分を、移相回路69が出力する第1の信号cと第2の
信号sを利用して、同期検波する。この検波出力の低域
成分がローパスフィルタ64,67により抽出され、第
3の信号LCおよび第4の信号LSとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハイビジョン方
式のビデオ信号がミューズ(MUSE)方式で記録され
たビデオディスクを再生するビデオディスクプレーヤに
用いて好適な信号復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、ハイビジョン方式のビデオ信
号をMUSE方式の信号として、ビデオディスクに記録
する記録装置の構成例を示している。FM変調器51
は、入力されたビデオ信号を12.5MHzのキャリア
で周波数変調し、FM信号fCとして加算器52に出力
する。このFM信号fCの周波数偏移は±1.9MHz
とされ、黒レベルは10.6(=12.5−1.9)M
Hzの周波数にされ、白レベルは14.4(=12.5
+1.9)MHzの周波数とされる。加算器52には、
また、TBC(時間軸誤差補正)、サーボなどに用いら
れる、2.3MHz(=fH×135/2(fHは水平走
査周波数))のパイロット信号f1が供給されている。
加算器52は、このFM信号fCとパイロット信号f1
加算し、リミッタ53に出力する。リミッタ53は、入
力された信号のレベルを所定のレベルに制限する。リミ
ッタ53より出力された信号が、図示せぬビデオディス
クに供給され、記録されることになる。
【0003】図11は、このようにしてビデオディスク
に記録された信号のアロケーションを示している。
【0004】ところで、このようにFM信号(メインキ
ャリア)fCにパイロット信号f1を加算した信号のレベ
ルを、リミッタ53により制限すると、下サイドバンド
Pと上サイドバンドfP +が発生する。即ち、図12
(a)に示すように、FM信号fCにパイロット信号f1
を加算した場合、パイロット信号f1の位相変化に対応
して、パイロット信号f1に対応するベクトルF1が、F
M信号fCに対応するベクトルFCの先端を中心として回
転することになる。その結果、この混合信号は、位相的
(周波数的)変化(FM成分)のみならず、振幅的変化
(AM成分)も有することになる。
【0005】これに対して、図12(b)に示すよう
に、この混合信号の振幅を所定のレベルに制限すると、
ベクトルF1は、下サイドバンドfPに対応するベクトル
Pと、上サイドバンドfP +に対応するベクトルFP +
の合成ベクトルとなる。このベクトルFPとFP +が位相
の変化に対応して回転したとしても、ベクトルF1は回
転せず、その長さがベクトルFCと垂直な方向に長くな
ったり、短くなったりして変化するだけとなる。このと
き、ベクトルFPとFP +の振幅は、ベクトルF1の1/2
となる。そしてビデオディスクには、正確には、この下
サイドバンドfPがパイロット信号として記録されるだ
けでなく、上サイドバンドfP +も同時に記録されること
になる。
【0006】ところで、FM信号fCの周波数が、例え
ば10.6MHzである場合(即ち、黒っぽい画像であ
る場合)、パイロット信号fPとの混合信号の周波数ア
ロケーションは図13に示すようになる。これをリミッ
タ53に通すと、図14に示すように、メインキャリア
としての周波数fC(=10.6MHz)より、周波数
Cとパイロット信号fPとの差である8.3(=10.
6−2.3)MHzだけ高い周波数18.9(=10.
6+8.3)MHzの位置に、上サイドバンドfP +が発
生する。この上サイドバンドfP +は、下サイドバンドf
Pに対して逆相となる。
【0007】図15は、MUSE信号のベースバンドの
周波数帯域を示している。同図に示すように、MUSE
方式の周波数帯域は約8.1MHzまでの範囲を有して
いる。これに対して、メインキャリア(FM信号)fC
とパイロット信号fPの周波数差に対応して発生するビ
ート妨害波の周波数は、8.3(=10.6−2.3)
MHzとなる。即ち、この妨害波は、MUSE方式の周
波数帯域に近い位置にあるため、画面上においてビート
状のノイズとして現れる。メインキャリアfCの周波数
が14.4MHzに近い場合(即ち、明るい画面である
場合)、ビート妨害が発生する周波数は、12.1(=
14.4−2.3)MHzとなり、MUSE方式の周波
数帯域8.1MHzよりかなり大きくなるため、ビート
妨害はあまり目立たなくなる。即ち、ビート妨害は、暗
い画面のときに特に目立つことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来において
は、ビデオディスクから再生されたRF信号から2.3
MHzの周波数帯域のパイロット信号(下サイドバン
ド)fPを除去した後、メインキャリアfCをFM復調す
るようにしていた。しかしながら、上述したように、ビ
デオディスクには上サイドバンドfP +が含んで記録され
ているため、下サイドバンドfPを除去したとしても、
ビート成分を充分抑制することができない課題があっ
た。
【0009】また、上サイドバンドfP +を除こうとして
も、この周波数はメインキャリアfCの周波数に依存す
るため、一定ではなく、除去することが困難である。さ
らにまた、8.3MHz近傍の妨害波自体を除去するこ
とは、その周波数帯域がMUSE方式の本来の信号周波
数帯域に近いため、これも困難である。
【0010】このようなことから、従来、パイロット信
号による妨害波を充分抑制することが困難であった。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、パイロット信号によるビート妨害を効果的
に抑制することができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の信号復
調装置は、パイロット信号とFM信号とを含む伝送信号
から、FM信号を復調する信号復調装置において、伝送
信号からパイロット信号を分離する第1の分離手段とし
てのバンドパスフィルタ16と、バンドパスフィルタ1
6により分離されたパイロット信号から、位相が相互に
90度異なる第1の信号と第2の信号とを生成する生成
手段としての移相回路69と、第1の信号と第2の信号
を、第3の信号と第4の信号でそれぞれ平衡変調する変
調手段としての平衡変調器65,68と、伝送信号と平
衡変調器65,68の出力とを加算する加算手段として
の加算器15と、加算器15の出力のレベルを制限する
制限手段としてのリミッタ19と、リミッタ19の出力
からパイロット信号を分離する第2の分離手段としての
バンドパスフィルタ61と、バンドパスフィルタ61に
より分離されたパイロット信号を、移相回路69により
生成された第1の信号と第2の信号により同期検波し
て、それぞれ第3の信号と第4の信号を生成する検波手
段としての同期検波器63,66と、リミッタ19の出
力をFM復調する復調手段としてのFM復調器20とを
備えることを特徴とする。
【0013】バンドパスフィルタ16には、PLL回路
32をさらに接続することが可能である。また、伝送信
号がディスクからの再生信号である場合においては、デ
ィスクにおける再生位置のトラックジャンプに対応し
て、移相回路69に供給するPLL回路32の出力の位
相を反転する反転手段としてのインバータ83をさらに
設けることができる。さらに、平衡変調器65,68か
ら加算器15に供給する信号として、パイロット信号を
抽出する抽出手段としてのバンドパスフィルタ71を設
けることができる。
【0014】請求項5に記載の信号復調装置は、パイロ
ット信号とFM信号とを含む伝送信号から、FM信号を
復調する信号復調装置において、伝送信号からパイロッ
ト信号を分離する分離手段としてのバンドパスフィルタ
16と、バンドパスフィルタ16により分離されたパイ
ロット信号の位相とレベルを調整する調整手段としての
同期検波回路63,66および平衡変調器65,68
と、平衡変調器65,68の出力を伝送信号に加算する
加算手段としての加算器15と、加算器15の出力のレ
ベルを制限する制限手段としてのリミッタ19と、リミ
ッタ19の出力をFM復調する復調手段としてのFM復
調器20と、伝送信号に対する平衡変調器65,68の
出力の加算状態を、FM復調器20の出力の周波数に対
応して制御する制御手段としての比較回路91とを備え
ることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1に記載の信号復調装置においては、リ
ミッタ19より出力された信号に含まれるパイロット信
号成分がバンドパスフィルタ61により抽出され、これ
が同期検波器63,66により同期検波されて、そのレ
ベルが検出される。この検出されたレベルに対応して、
平衡変調器65,68により、移相回路69が生成する
第1の信号と第2の信号が変調され、加算器15におい
て伝送信号に加算(減算)される。これにより、加算器
15において、加算する信号の位相とレベルが自動的に
調整され、調整が不要となる。
【0016】また、請求項5に記載の信号復調装置にお
いては、FM復調器20の出力の周波数に対応して、伝
送信号に対する平衡変調器65,68の出力の加算状態
が制御される。従って、例えば暗い画面において、妨害
波を抑制するようにすることができる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の信号復調装置を応用したビ
デオディスクプレーヤの一実施例の構成を示すブロック
図である。ビデオディスク11には、ハイビジョン方式
のビデオ信号がMUSE方式のビデオ信号として記録さ
れている。このビデオディスク11は、スピンドルモー
タ12により回転されるようになされている。光学ヘッ
ド13は、ビデオディスク11にレーザ光を照射し、そ
の反射光からビデオディスク11に記録されている信号
を再生する。
【0018】光学ヘッド13が出力するRF信号は、バ
ンドパスフィルタ(BPF)14と16に供給されてい
る。BPF14は、入力された信号のうち、12.5M
Hzを中心とする周波数帯域の信号(メインキャリアf
C)を抽出し、加算器15に出力している。また、BP
F16は、2.3MHzのパイロット信号fPを分離
し、移相回路17に出力している。移相回路17は、入
力されるパイロット信号fPの位相を逆相とし、レベル
調整回路18に出力している。レベル調整回路18は、
移相回路17より入力されたパイロット信号のレベルを
2倍のレベルに調整して、加算器15に出力している。
【0019】加算器15は、BPF14の出力(メイン
キャリアfC、パイロット信号(下サイドバンド)fP
よび上サイドバンドfP +の混合信号)とレベル調整回路
18の出力とを加算し、リミッタ19に出力している。
リミッタ19は、加算器15より入力された信号のレベ
ルを所定の範囲のレベルに制限した後、FM復調器20
に供給している。FM復調器20は、リミッタ19より
供給された信号をFM復調し、ローパスフィルタ(LP
F)21を介して時間軸誤差補正(TBC)回路22に
出力している。
【0020】次に、その動作について説明する。光学ヘ
ッド13がビデオディスク11を再生し、出力するRF
信号は、BPF14と16に供給される。このうち、メ
インキャリア(FM信号)fCを含む、それより低い周
波数帯域の信号は、BPF14により抽出され、加算器
15に供給される。これに対して、パイロット信号fP
は、BPF16により抽出され、移相回路17に供給さ
れる。移相回路17は、入力されたパイロット信号fP
の位相を180度反転して(逆相にして)、レベル調整
回路18に出力する。レベル調整回路18は、入力され
た逆相のパイロット信号−fPのレベルを2倍に調整し
て、加算器15に出力する。加算器15は、BPF14
より入力された信号と、レベル調整回路18より入力さ
れた、逆相で2倍のレベルのパイロット信号2(−
P)を加算し、リミッタ19に出力する。リミッタ1
9は、加算器15より入力された信号のレベルを所定の
レベルに制限する。
【0021】以上の動作を図2を参照して、さらに説明
する。上述したように、光学ヘッド13により、ビデオ
ディスク11より再生された信号に含まれるメインキャ
リアfCと、下サイドバンドfPおよび上サイドバンドf
P +との位相関係は、図2(a)に示すようになってい
る。BPF16により、このうち下サイドバンドfP
分離される。そして移相回路17により逆相のパイロッ
ト信号−fPが生成され、さらにレベル調整回路18に
より、そのレベルが2倍に調整されて、パイロット信号
2(−fP)が生成される。これが加算器15におい
て、BPF14より供給される下サイドバンドfPと加
算され(図2(b))、加算器15より出力される信号
は、図2(c)に示すようになる。
【0022】即ち、メインキャリアfCのベクトルFC
先端において、逆相の下サイドバンド−fPに対応する
ベクトル−FPと、上サイドバンドfP +に対応するベク
トルFP +が位相変化に対応して、相互に逆方向に回転す
ることになる。その結果、合成ベクトルは、ベクトルF
Cの先端の位置が、図中左右方向に変化するものとな
る。即ち、FM成分が除去され、AM成分だけとなる。
そこで、この図2(c)に示す信号をリミッタ19によ
り所定のレベルに制限することにより、図2(d)に示
すパイロット信号成分を完全に除去したメインキャリア
(FM信号)fCを得ることができる。
【0023】このようにして得られたリミッタ19の出
力fCをFM復調器20に入力し、FM復調すれば、パ
イロット信号成分によるビート妨害が殆んど完全に抑制
される。FM復調器20によりFM復調された信号は、
LPF21により不要な高周波成分が除去された後、T
BC回路22に入力され、時間軸誤差が補正される。そ
して、時間軸誤差が補正された信号が、図示せぬCRT
などに出力され、表示されることになる。
【0024】図3は、図1の各部におけるエネルギース
ペクトラムを示している。図3(a)は、光学ヘッド1
3が出力するRF信号の周波数スペクトラムを示してい
る。同図に示すように、この信号には、−22dBで
2.28MHz(=約2.3MHz)の下サイドバンド
と、−33dBで18.9MHzの上サイドバンドが含
まれている。
【0025】また、図3(b)は、リミッタ19の出力
における周波数スペクトラムを示しており、図3(c)
は、TBC回路22の出力の周波数スペクトラムを示し
ている。図3(b)に示すように、下サイドバンドのレ
ベルが、レベル調整回路18の出力を加算器15におい
て加算しない場合、−34dBであるところ、この加算
を行うと、−47dBになっている。同様に、上サイド
バンドのレベルが、レベル調整回路18の出力を加算器
15において加算しない場合、−37dBであるとこ
ろ、この加算を行うと、−48dBに減衰している。さ
らに、図3(c)においては、8.3MHzのビート妨
害成分のレベルが、レベル調整回路18の出力を加算器
15により加算した場合、加算しない場合に比べ、14
dBだけ減衰していることが判る。
【0026】図4は、本発明のビデオディスクプレーヤ
の第2の実施例を示すブロック図であり、図1における
場合と対応する部分には同一の符号を付してある。この
実施例においては、バンドパスフィルタ(BPF)16
の出力がリミッタ31を介してPLL回路32に入力さ
れている。PLL回路32は、リミッタ31より入力さ
れる信号と分周回路44の出力の位相を比較し、その位
相誤差を出力する位相比較回路41と、位相比較回路4
1の出力の低域成分を抽出するローパスフィルタ(LP
F)42と、LPF42の出力に対応してクロックを発
生する電圧制御発振器(VCO)43と、VCO43の
出力を1/12に分周して、位相比較回路41と移相回
路17に出力する分周回路44とにより構成されてい
る。そしてVCO43の出力がTBC回路22にも供給
されている。その他の構成は、図1における場合と同様
である。
【0027】即ち、この実施例においては、BPF16
により抽出されたパイロット信号がリミッタ31を介し
てPLL回路32に入力され、これに同期したパイロッ
ト信号が新たに生成されている。その結果、パイロット
信号がドロップアウトにより欠落したり、そのレベルに
変動があったような場合においても、安定した位相とレ
ベルのパイロット信号を移相回路17に供給することが
可能となる。従って、図1の実施例にくらべて、S/N
を向上させることが可能となる。尚、TBC回路22に
は、本来、再生信号に同期したクロックを供給する必要
があるため、そのためのPLLを共用すれば、特別に回
路構成を追加する必要がなくなり、コストの増加をまね
かなくて済むことになる。
【0028】上記した図1および図4に示した実施例に
おいては、移相回路17およびレベル調整回路18にお
ける位相量およびレベル調整量が固定されている。従っ
て、製造時において、この位相量とレベル調整量とを所
定の値になるように調整する必要がある。そこで、例え
ば図5に示すように構成することにより、この調整作業
を不要にすることが可能である。
【0029】図5の実施例においては、バンドパスフィ
ルタ(BPF)16の出力が移相回路69に供給されて
いる。移相回路69は、入力されたパイロット信号fP
を、その位相が相互に90度異なる第1の信号cと第2
の信号sに変換する。この第1の信号cは、平衡変調器
65と同期検波器63に供給され、第2の信号sは、平
衡変調器68と同期検波器66に供給されている。同期
検波器63と66は、増幅器62の出力を、それぞれ第
1の信号cと第2の信号sで同期検波し、検波出力をロ
ーパスフィルタ(LPF)64と67に出力している。
そしてLPF64と67の出力が、それぞれ平衡変調器
65と68に、第3の信号と第4の信号として供給され
ている。
【0030】平衡変調器65は、移相回路69より供給
される第1の信号cを、LPF64より供給される第3
の信号LCで平衡変調し、加算器15に出力する。ま
た、平衡変調器68は、移相回路69が出力する第2の
信号sを、LPF67が供給する第4の信号LSで平衡
変調し、加算器15に出力する。加算器15は、光学ヘ
ッド13より供給されるRF信号に、平衡変調器65と
68の出力P,Qを逆極性で加算し(減算し)、リミッ
タ19に出力している。リミッタ19の出力は、FM復
調器20に供給されるとともに、その一部の信号はBP
F61に供給され、パイロット信号成分が抽出されるよ
うになされている。そして、BPF61の出力が増幅器
62により増幅され、同期検波器63と66に供給され
るようになされている。
【0031】次に、その動作について説明する。BPF
61は、リミッタ19が出力する信号に含まれる、除去
されていないパイロット信号成分を抽出する。このパイ
ロット信号成分は、増幅器62により増幅され、同期検
波器63と66に供給される。同期検波器63と66
は、移相回路69が出力する第1の信号cと第2の信号
sを用いて、増幅器62より供給されるパイロット信号
成分を同期検波する。そして同期検波器63,66の出
力の低域成分が、それぞれLPF64と67により抽出
され、第3の信号LCと第4の信号LSが生成される。即
ち、第3の信号LCと第4の信号LSは、増幅器62の出
力をF、同期検波器63と66の復調感度をそれぞれk
C,kSとするとき、F,c,kCの積の低域成分、また
はF,s,kSの積の低域成分であるから、次式で表わ
すことができる。 LC=LPF(kC・c・F) LS=LPF(kS・s・F)
【0032】平衡変調器65は、移相回路69が出力す
る第1の信号cをLPF64が出力する第3の信号LC
で平衡変調するので、その出力Pは、平衡変調器65の
変調感度をGCとするとき、次式で表わすことができ
る。 P=LC・GC・c
【0033】また、平衡変調器68は、、移相回路69
が出力する第2の信号sをLPF67が出力する第4の
信号LSで平衡変調するので、その出力Qは、次式で表
わすことができる。 Q=LS・GS・s
【0034】上述したように、加算器15に入力される
信号Yには、メインキャリア(FM信号)fCと、パイ
ロット信号の下サイドバンドfPおよび上サイドバンド
P +とが含まれている(図2(a))。この2つの信号
(上下のサイドバンド)から、平衡変調器65,68が
出力する信号P,Qがそれぞれ減算され、その差信号が
加算器15から出力される。加算器15の出力がリミッ
タ19に入力され、そのレベルが制限されることによ
り、上述したようにサイドバンド成分が発生するが、こ
のリミッタ19の出力Zに含まれるパイロット信号成分
がBPF61により抽出され、同期検波器63,66に
より検波されるので、結局、リミッタ19の出力Zに含
まれるパイロット信号が0になるようにサーボがかかる
ことになる。
【0035】従って、BPF61、増幅器62、同期検
波器63,66、LPF64,67、平衡変調器65,
68、加算器15よりなるフィードバックループによ
り、パイロット信号成分が自動的に除去されることにな
る。
【0036】図5の実施例においては、BPF16の出
力が直接移相回路69に供給されている。このようにす
ると、パイロット信号fPにドロップアウトがあった
り、レベル変動があると、加算器15に相殺のために入
力されるパイロット信号が変動し、出力信号のS/Nが
劣化する。そこで、図4に示した実施例における場合と
同様に、図6に示すように、BPF16と移相回路69
の間にPLL回路32を挿入し、PLL回路32で生成
したパイロット信号fPを移相回路69に供給するよう
にすることができる。
【0037】また、図5の実施例においては、平衡変調
器65,68の出力が加算器15に直接供給されてい
る。これに対して、図6の実施例においては、平衡変調
器65と68の出力が加算器70に入力され、加算さ
れ、その加算出力がBPF71を介して加算器15に供
給されている。このようにBPF71によりパイロット
信号成分を抽出するようにすると、平衡変調器65,6
8により生成した信号P,Qに歪があると、パイロット
信号を正確にキャンセルすることができなくなるが、B
PF71により、この歪を有する成分が除去されるた
め、より正確にパイロット信号を相殺することが可能と
なる。
【0038】ところで、ビデオディスク11には、1回
転に1フレームのビデオ信号が記録されている。ハイビ
ジョン方式のビデオ信号は、1フレームが1125本の
水平走査線で構成されている。パイロット信号の周波数
は、この水平走査線の周波数の135/2倍の周波数に
設定されている。換言すれば、パイロット信号は1H
(水平走査周期)の期間に135/2波だけ入っている
ことになる。従って、1フレーム(ビデオディスク11
の1回転)の期間におけるパイロット信号の波の数は、
75937+1/2(=1125×135÷2)とな
る。このため、光学ヘッド13がビデオディスク11上
において、1トラックジャンプすると、パイロット信号
の位相が180度ずれることになる。
【0039】そこで、図7の実施例においては、PLL
回路32の出力するパイロット信号fPがインバータ8
3により、その位相が反転されて、移相回路69に供給
されるようになされている。即ち、この場合において
は、入力端子81より、光学ヘッド13が1トラックジ
ャンプする指令が入力されると、フリップフロップ82
が、その出力の論理を反転させる。スイッチ84は、フ
リップフロップ82の論理が1であるとき、例えば図中
左側に切り換えられ、論理が0であるとき、図中右側に
切り換えられる。その結果、PLL回路32が生成する
パイロット信号fPの位相が、隣接するトラックにジャ
ンプされる度に180度反転されて、移相回路69に供
給される。その結果、トラックジャンプを行った直後
に、加算器15に入力されるパイロット信号の位相と、
平衡変調器65,68により生成される信号P,Qの位
相とがずれ、パイロット信号成分をキャンセルすること
ができなくなるようなことが防止される。
【0040】尚、図7の実施例においては、インバータ
83を設けて、パイロット信号の位相を反転するように
したが、この反転処理は、PLL回路32あるいは移相
回路69において行うようにすることも可能である。
【0041】メインキャリアとしてのFM信号fCの周
波数が低い場合、パイロット信号fPに起因する妨害周
波数(fC−fP)も低くなり、ビート妨害が目立ち易く
なるが、メインキャリアfCが高くなると、妨害周波数
C−fPも高くなり、MUSE信号の帯域外となるた
め、ビート妨害が目立たなくなる。
【0042】また、メインキャリアfCが低い場合と高
い場合とでは、光学ヘッド13を含むMTFの影響で上
下のサイドバンドのレベルがアンバランスになる。即
ち、MTFはローパスフィルタと同様の特性となるた
め、高い周波数成分ほどその出力レベルが小さくなる。
その結果、例えば図8(a)に示すように、メインキャ
リアfCの周波数が低い場合、上サイドバンドfP +の周
波数も比較的低い値となるため、上サイドバンドfP +
レベルが比較的大きくなる。しかしながら、図8(b)
に示すように、メインキャリアfCの周波数が高くなる
と、上サイドバンドfP +の周波数も高くなるため、上サ
イドバンドfP +のレベルは図8(a)に示す場合より小
さくなる。その結果、メインキャリアfCが低い場合と
高い場合とでは、キャンセルに要するパイロット信号の
レベルも異なった値になる。図5乃至図7に示す実施例
のように構成すれば、このように上下のサイドバンドの
レベルがアンバランスになったとしても、相殺に必要な
パイロット信号のレベルが自動的に適切な値に設定され
る。
【0043】しかしながら、LPF64,67の出力
は、リミッタ19より出力される信号中におけるパイロ
ット信号の変化成分の低域成分であり、急激には応答す
ることが困難である。その結果、例えば比較的明るい画
面から暗い画面に急に変化したような場合に、その切り
換わりの直後において、ビート妨害が目立つことが予想
される。これを解決するために、図9の実施例のように
構成することができる。
【0044】即ち、図9の実施例においては、LPF6
4,67の出力が、スイッチ93,95を介して平衡変
調器65,68にそれぞれ供給されるようになされてい
る。そしてスイッチ93,95と平衡変調器65,68
の間には、ホールド用のコンデンサ94,96が接続さ
れている。このスイッチ93,95は、基準電圧発生回
路92が出力する基準電圧と、LPF21が出力する信
号とのレベルを比較する比較回路91により制御される
ようになされている。
【0045】即ち、比較回路91は、LPF21が出力
する映像信号のレベルを、基準電圧発生回路92が出力
する基準電圧と比較する。基準電圧発生回路92が出力
する基準電圧は、ビート妨害が目立つ画面の明るさに対
応する閾値電圧(例えば、最も明るい画面に対応する電
圧を100%とするとき、20%の電圧)に設定されて
いる。比較回路91は、FM復調器22より復調された
映像信号のレベルが、この基準電圧より小さく、暗い画
面である場合(メインキャリアfCの周波数が低い場
合)、スイッチ93,95をオンさせ、基準電圧より大
きく、明るい画面の場合(メインキャリアfCの周波数
が高い場合)、オフさせる。その結果、映像信号のレベ
ルが、予め設定した基準値より小さい、暗い画面である
場合に、加算器15に入力される信号に含まれるパイロ
ット信号を相殺するサーボループがオンし、これを相殺
するようにサーボが働くことになる。
【0046】画面が明るくなると、スイッチ93,95
がオフされる。しかしながら、スイッチ93,95がオ
フする直前のLPF64,67の出力電圧がコンデンサ
94,96にホールドされる。その結果、その後、再び
明るい画面から暗い画面に変化し、スイッチ93,95
がオンしたとき、このコンデンサ94,96にホールド
されている電圧が作用しているため、パイロット信号を
迅速に相殺する動作を開始することが可能となる。従っ
て、明るい画面から暗い画面に切り換わった直後に、ビ
ート妨害が目立つことが抑制される。
【0047】尚、図9の実施例においては、画面が明る
い場合においても、コンデンサ94,96にホールドし
た電圧に対応してパイロット信号成分を相殺するように
したが、明るい画面においてはビート妨害が目立つこと
がないため、明るい画面が検出されたとき、パイロット
信号のキャンセル動作を完全に中止するようにすること
も可能である。この場合、例えば加算器70とBPF7
1との間にスイッチを設け、比較回路91の出力に対応
して明るい画面が検出されたとき、このスイッチをオフ
し、暗い画面が検出されたとき、このスイッチをオンす
るようにすればよい。
【0048】以上においては、本発明をビデオディスク
プレーヤに応用した場合を例として説明したが、本発明
は、その他のFM信号とパイロット信号とを含む伝送信
号からFM信号を復調する場合に適用することが可能で
ある。
【0049】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の信号復調装
置によれば、第1の信号と第2の信号を、第3の信号と
第4の信号でそれぞれ平衡変調して得られる信号を伝送
信号に加算するようにしたので、調整が不要となり、確
実にパイロット信号を抑制することができる。
【0050】また、請求項5に記載の信号復調装置によ
れば、伝送信号に対する調整手段の出力の加算状態を、
復調手段の出力の周波数に対応して制御するようにした
ので、本来の信号に悪影響を与えることなく、特に暗い
画面などにおいて、ビート妨害が目立つのを抑制するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号復調装置を応用したビデオディス
クプレーヤの一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の動作を説明するベクトル図であ
る。
【図3】図1の実施例の動作を説明する周波数スペクト
ラム図である。
【図4】本発明の信号復調装置を応用したビデオディス
クプレーヤの他の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の信号復調装置の第3の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の信号復調装置の第4の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の信号復調装置の第5の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図8】上サイドバンドに対するMTF特性が与える影
響を説明する図である。
【図9】本発明の信号復調装置の第6の実施例の構成を
示すブロック図である。
【図10】ビデオディスクに信号を記録する装置の一例
の構成を示すブロック図である。
【図11】MUSE方式のビデオディスクにおける周波
数アロケーションを示す図である。
【図12】図10のリミッタ53の処理により、パイロ
ット信号の上下のサイドバンドが発生する原理を説明す
る図である。
【図13】図10のリミッタ53の入力における周波数
スペクトラムを示す図である。
【図14】図10のリミッタ53の出力における周波数
スペクトラムを示す図である。
【図15】従来のMUSE方式のビデオディスクを再生
した場合のパイロット信号によるビート妨害を説明する
図である。
【符号の説明】
11 ビデオディスク 13 光学ヘッド 14 バンドパスフィルタ 15 加算器 16 バンドパスフィルタ 17 移相回路 18 レベル調整回路 19 リミッタ 20 FM復調器 31 リミッタ 32 PLL回路 52 加算器 53 リミッタ 63 同期検波器 64 ローパスフィルタ 65 平衡変調器 66 同期検波器 67 ローパスフィルタ 68 平衡変調器 69 移相回路 71 バンドパスフィルタ 83 インバータ 91 比較回路 92 基準電圧発生回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロット信号とFM信号とを含む伝送
    信号から、前記FM信号を復調する信号復調装置におい
    て、 前記伝送信号から前記パイロット信号を分離する第1の
    分離手段と、 前記第1の分離手段により分離された前記パイロット信
    号から、位相が相互に90度異なる第1の信号と第2の
    信号とを生成する生成手段と、 前記第1の信号と第2の信号を、第3の信号と第4の信
    号でそれぞれ平衡変調する変調手段と、 前記伝送信号と前記変調手段の出力とを加算する加算手
    段と、 前記加算手段の出力のレベルを制限する制限手段と、 前記制限手段の出力から前記パイロット信号を分離する
    第2の分離手段と、 前記第2の分離手段により分離された前記パイロット信
    号を、前記生成手段により生成された前記第1の信号と
    第2の信号により同期検波して、ぞれぞれ前記第3の信
    号と第4の信号を生成する検波手段と、 前記制限手段の出力をFM復調する復調手段とを備える
    ことを特徴とする信号復調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の分離手段は、PLL回路を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の信号復調装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送信号はディスクからの再生信号
    であり、 前記ディスクにおける再生位置のトラックジャンプに対
    応して、前記生成手段に供給する前記PLL回路の出力
    の位相を反転する反転手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項2に記載の信号復調装置。
  4. 【請求項4】 前記変調手段から前記加算手段に供給す
    る信号として、前記パイロット信号を抽出する抽出手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1,2または3
    に記載の信号復調装置。
  5. 【請求項5】 パイロット信号とFM信号とを含む伝送
    信号から、前記FM信号を復調する信号復調装置におい
    て、 前記伝送信号から前記パイロット信号を分離する分離手
    段と、 前記分離手段により分離された前記パイロット信号の位
    相とレベルを調整する調整手段と、 前記調整手段の出力を前記伝送信号に加算する加算手段
    と、 前記加算手段の出力のレベルを制限する制限手段と、 前記制限手段の出力をFM復調する復調手段と、 前記伝送信号に対する前記調整手段の出力の加算状態
    を、前記復調手段の出力の周波数に対応して制御する制
    御手段とを備えることを特徴とする信号復調装置。
JP4200400A 1992-07-03 1992-07-03 信号復調装置 Withdrawn JPH0638175A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4200400A JPH0638175A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 信号復調装置
US08/083,283 US5493346A (en) 1992-07-03 1993-06-29 Signal demodulating apparatus capable of effectively suppressing the beat interference caused by the pilot signal
DE69320431T DE69320431T2 (de) 1992-07-03 1993-06-30 Vorrichtung zum Demodulieren eines wiedergegebenen Videosignals
EP93305149A EP0577419B1 (en) 1992-07-03 1993-06-30 Signal demodulating apparatus for a reproduced video signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4200400A JPH0638175A (ja) 1992-07-03 1992-07-03 信号復調装置

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JPH0638175A true JPH0638175A (ja) 1994-02-10

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