JPH0638218U - 変圧器巻線 - Google Patents
変圧器巻線Info
- Publication number
- JPH0638218U JPH0638218U JP7370592U JP7370592U JPH0638218U JP H0638218 U JPH0638218 U JP H0638218U JP 7370592 U JP7370592 U JP 7370592U JP 7370592 U JP7370592 U JP 7370592U JP H0638218 U JPH0638218 U JP H0638218U
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- conductors
- parallel
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 損失が少なく占積率がよいコンパクトな変圧
器の円筒巻線を提供する。 【構成】 鉄心3の外周に複数本の導体を半径方向に並
列に重ねてソレノイド状に複数レヤー巻回して構成され
る変圧器の円筒巻線で、並列にされる各導体毎の全レヤ
ーの合計磁束鎖交量の1/2となる位置で、前記複数本
の並列導体の内外位置を転位して巻回して構成した変圧
器巻線である。
器の円筒巻線を提供する。 【構成】 鉄心3の外周に複数本の導体を半径方向に並
列に重ねてソレノイド状に複数レヤー巻回して構成され
る変圧器の円筒巻線で、並列にされる各導体毎の全レヤ
ーの合計磁束鎖交量の1/2となる位置で、前記複数本
の並列導体の内外位置を転位して巻回して構成した変圧
器巻線である。
Description
【0001】
本考案は、変圧器の並列巻き円筒巻線の導体の転位構造に関するものである。
【0002】
鉄心の外周に複数本の導体を半径(内外)方向に並列に重ねてソレノイド状に 複数レヤー巻回して構成される変圧器の円筒巻線においては、各並列導体は内側 と外側とで磁束鎖交量が異なり、これを並列とした場合に、循環電流が流れる。 この循環電流を抑制するため、各レヤー毎に巻線の軸方向の中央部で、内外側の 導体の位置を入れ替え転位して同一鎖交量とし、内外側の導体の誘起電圧を均等 (導体間の誘起電圧の差を零)になるようにしている。
【0003】 例えば、図2に示すように、2本の導体A、Bを半径方向に重ねて並列とし2 レヤー巻回した場合には、鉄心3側から1レヤー目の上半分では、導体Aが内側 に、導体Bが外側に配設され、巻線の軸方向の中央部で転位され、1レヤー目の 下半分では導体Bが内側に、導体Aが外側に配設されている。さらに、鉄心3側 から2レヤー目の下半分では、導体Aが内側に、導体Bが外側に配設され、巻線 の軸方向の中央部で転位され、2レヤー目の上半分では導体Bが内側に、導体A が外側に配設されている。
【0004】 従来の円筒巻線の一例として、A、B2本の導体を並列として巻回した場合、 図3に示すように、鉄心3側のコイル4の漏れ磁束密度をBA、鎖交面積をSA、 誘起電圧をEAとし、コイル4の外側のコイル5の漏れ磁束密度をBB、鎖交面積 をSB、誘起電圧をEBとすれば、 EA=−N・dΦA/dt=−N・d(BA×SA)/dt EB=−N・dΦB/dt=−N・d(BB×SB)/dt となり、差電圧ΔEは次のようになる。
【0005】 ΔE=|EA−EB|=−N・d(BA×SA−BB×SB)/dt したがって、A、B2本の導体の内、外を巻線の軸方向の高さの中央部で転位す ることにより、BA×SAとBB×SBは、ほぼ等しくなり、差電圧ΔEは、ほぼ零 となる。
【0006】
しかしながら、複数の各レヤー毎に内外の入れ替えの転位を行う必要があり、 レヤー数が多い場合、転位作業が多く加工工数がかかる。また、構造上も転位の ためにスペースが必要であり、占積率が低下する。すなわち、図4において、矢 印(→)に示すように、上から導体Aを内側に、導体Bを外側にして巻回してき て、巻線の軸方向の高さの中央部の転位位置で導体Aを外側に出し、導体Bを内 側に入れるためには、斜線で示す転位のための空間{導体幅のほぼ(1+α)タ ーン分}の詰め物6(絶縁物)が必要となり、巻線内の導体の占積率が低下し、 このため巻線全体、変圧器本体が大きくなる。
【0007】 本考案は以上のような点に鑑みてなされたもので、損失が少なく占積率のよい コンパクトな変圧器の円筒巻線を提供することを目的とする。
【0008】
本考案の変圧器巻線においては、鉄心の外周に、複数本の導体を半径方向に並 列に重ねてソレノイド状に複数レヤー巻回して構成される変圧器の円筒巻線にお いて、並列にされる各導体毎の全レヤーの合計磁束鎖交量の1/2となる位置で 、前記複数本の並列導体間の内外位置を転位して巻回した構造としている。
【0009】
上述のように、鉄心の外周に、複数本の導体を半径方向に並列に重ねてソレノ イド状に複数レヤー巻回して構成される変圧器の円筒巻線で、並列にされる各導 体毎の全レヤーの合計磁束鎖交量の1/2となる位置で、前記複数本の並列導体 の内外位置を転位して巻回する構成とされているから、内外導体間の転位回数を 1回に減らすことができ、転位のためのスペースが不要となって、占積率が向上 し、変圧器全体のコンパクト化が可能となり、導体間循環電流が発生しない良質 の巻線となる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の変圧器巻線 の実施例を示す結線図で、図1は、絶縁被覆を施した2本の導体1および導体2 を半径方向に重ねて並列とし、鉄心3の外周に2レヤー巻回した場合を示してい る。図1において、1レヤー目の内側位置の磁束密度をB1、周長をL1、巻数を T1ターンとし、外側位置の磁束密度をB2、周長をL2、巻数をT1ターンとし、 2レヤー目の内側位置の磁束密度をB3、周長をL3、巻数をT2ターンとし、外 側位置の磁束密度をB4、周長をL4、巻数をT2ターンとすれば、 L1<L2<L3<L4 であるから、1レヤー目に導体1を内側に、導体2を外側にして巻回した場合に は、2レヤー目で転位し、2レヤー目の巻き終りでは、導体2が内側に、導体1 が外側に巻回されることになる。
【0011】 導体1の誘起電圧をE1、導体2の誘起電圧をE2とすれば、 E1=−(T1+T2)dΦ1/dt E2=−(T1+T2)dΦ2/dt であり、したがって、 B1・L1・T1+B3 XL3+B4 L4(T2−X) =B2・L2・T1+B4 L4 X+B3 L3(T2−X) を満足するXターン位置、すなわち、並列にされる導体1および2の磁束鎖交量 の全レヤーを合計した合計磁束鎖交量の1/2となる位置である2レヤー目の下 からXターン目の位置において1回だけ内外の入れ替えの転位をすればよいこと になる。
【0012】 以上は、導体が2本で2レヤーの場合について説明したが、2本で3レヤー以 上の場合でも同様であり、さらに3本以上並列の場合でも同様である。
【0013】
以上述べたように、鉄心の外周に複数本の導体を半径方向に並列に重ねてソレ ノイド状に複数レヤー巻回して構成される変圧器の円筒巻線で、並列にされた各 導体毎の磁束鎖交量の全複数レヤーを合計した合計磁束鎖交量の1/2となる位 置で前記複数本の並列導体間の内外位置を転位して巻回する構成とされているか ら、 (1)内外導体間の転位回数を1回に減らすことができる。
【0014】 (2)転位のためのスペースが不要となり、占積率が向上するため、コンパクト 化が可能となる。
【0015】 (3)導体間循環電流が発生しないので、良質の変圧器巻線となる。
【0016】 等の優れた効果が得られる。
【図1】本考案の変圧器巻線の実施例を示す結線図。
【図2】従来の変圧器巻線の一例を示す結線図。
【図3】従来の2本の導体を並列として巻回した変圧器
円筒巻線の誘起電圧と転位の関係図。
円筒巻線の誘起電圧と転位の関係図。
【図4】従来の変圧器巻線の転位の状態の一例を示す転
位詳細図。
位詳細図。
1、2…導体 3…鉄心 B1、B2、B3、B4…磁束密度 L1、L2、L3、L4…周長 T1、T2、X…ターン数
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄心の外周に複数本の導体を半径方向に
並列に重ねてソレノイド状に複数レヤー巻回して構成さ
れる変圧器の円筒巻線において、並列にされる各導体毎
の全レヤーの合計磁束鎖交量の1/2となる位置で前記
複数本の並列導体の内外位置を転位したことを特徴とす
る変圧器巻線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992073705U JP2602283Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 変圧器巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992073705U JP2602283Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 変圧器巻線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0638218U true JPH0638218U (ja) | 1994-05-20 |
| JP2602283Y2 JP2602283Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=13525904
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992073705U Expired - Lifetime JP2602283Y2 (ja) | 1992-10-22 | 1992-10-22 | 変圧器巻線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602283Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018190769A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 東芝産業機器システム株式会社 | 静止誘導機器用巻線 |
| JP2019036583A (ja) * | 2017-08-10 | 2019-03-07 | 東芝産業機器システム株式会社 | シートコイル |
| JP2019110300A (ja) * | 2017-12-19 | 2019-07-04 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 少なくとも2つの充電ポイントを備える車両充電用の充電ステーションのための変圧器デバイス |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001257122A (ja) * | 2000-03-13 | 2001-09-21 | Hitachi Ltd | 変圧器の巻線構造 |
| JP4897949B2 (ja) * | 2005-12-05 | 2012-03-14 | 愛知電機株式会社 | 変圧器巻線 |
-
1992
- 1992-10-22 JP JP1992073705U patent/JP2602283Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018190769A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 東芝産業機器システム株式会社 | 静止誘導機器用巻線 |
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| JP2019110300A (ja) * | 2017-12-19 | 2019-07-04 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 少なくとも2つの充電ポイントを備える車両充電用の充電ステーションのための変圧器デバイス |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2602283Y2 (ja) | 2000-01-11 |
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Legal Events
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |