JPH0638384Y2 - 軸接地装置 - Google Patents
軸接地装置Info
- Publication number
- JPH0638384Y2 JPH0638384Y2 JP8688592U JP8688592U JPH0638384Y2 JP H0638384 Y2 JPH0638384 Y2 JP H0638384Y2 JP 8688592 U JP8688592 U JP 8688592U JP 8688592 U JP8688592 U JP 8688592U JP H0638384 Y2 JPH0638384 Y2 JP H0638384Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- contact plate
- grounding device
- silver
- brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主として舶用主機関
(エンジン)のクランク軸に発生するスパークエロージ
ョンの防止及び船舶の電気防蝕を行うために、回転する
軸(プロペラ軸,クランク軸)を接地する軸接地装置に
関するものである。
(エンジン)のクランク軸に発生するスパークエロージ
ョンの防止及び船舶の電気防蝕を行うために、回転する
軸(プロペラ軸,クランク軸)を接地する軸接地装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】船舶のプロペラを電気防蝕する場合、プ
ロペラ及びプロペラ軸を船体に電気的に接続(接地)す
る必要があるが、運転中のプロペラ軸は軸受潤滑油の油
膜により船体から絶縁状態にあるので、軸に設けたスリ
ップリング等により船体との間に接続回路(接地回路)
を設ける必要がある。この回路は船体全体をアースと考
えているので軸アース装置と呼ばれている。この軸アー
ス装置は近時電気防蝕以外に主機関の軸受部に見られる
スパークエロージョン(放電現象による腐蝕)の防止に
利用されている。
ロペラ及びプロペラ軸を船体に電気的に接続(接地)す
る必要があるが、運転中のプロペラ軸は軸受潤滑油の油
膜により船体から絶縁状態にあるので、軸に設けたスリ
ップリング等により船体との間に接続回路(接地回路)
を設ける必要がある。この回路は船体全体をアースと考
えているので軸アース装置と呼ばれている。この軸アー
ス装置は近時電気防蝕以外に主機関の軸受部に見られる
スパークエロージョン(放電現象による腐蝕)の防止に
利用されている。
【0003】以下、図面を用いて従来の軸接地方法と電
気防蝕方法について説明する。図4は従来の軸アース装
置を用いた電気防蝕方法の説明図である。防蝕電流を供
給する方法として外部電源方式を用いており、船体1の
後尾部分に設置した電極(陽極)2に外部の直流電源3
のプラス端子をつなぎ、電極2から防蝕すべきプロペラ
4及び船体1の金属面に向かって防蝕電流5を流入させ
ている。プロペラ4は中間軸受6によって支持された軸
室7の内部に配設された軸(プロペラ軸)8の一端に接
続され、軸8の他端はエンジン9に接続されている。軸
8の中間部分に軸アース装置10が設置されており、プ
ロペラ4は軸8及び軸アース装置10を介して接地(電
気的に船体1に接続)されている。なお、直流電源3の
マイナス端子は船体1に接続されている。前記軸アース
装置10は、従来から種々の方式,材質が用いられてい
るが、これらは周速の最も大きい軸周部に巻いたスリッ
プリング又は軸身自身にブラシを接触させる方法が一般
的である。スリップリングとブラシの材質についても種
々のものが用いられているが、最も効果的なものは銀系
統によるものである。
気防蝕方法について説明する。図4は従来の軸アース装
置を用いた電気防蝕方法の説明図である。防蝕電流を供
給する方法として外部電源方式を用いており、船体1の
後尾部分に設置した電極(陽極)2に外部の直流電源3
のプラス端子をつなぎ、電極2から防蝕すべきプロペラ
4及び船体1の金属面に向かって防蝕電流5を流入させ
ている。プロペラ4は中間軸受6によって支持された軸
室7の内部に配設された軸(プロペラ軸)8の一端に接
続され、軸8の他端はエンジン9に接続されている。軸
8の中間部分に軸アース装置10が設置されており、プ
ロペラ4は軸8及び軸アース装置10を介して接地(電
気的に船体1に接続)されている。なお、直流電源3の
マイナス端子は船体1に接続されている。前記軸アース
装置10は、従来から種々の方式,材質が用いられてい
るが、これらは周速の最も大きい軸周部に巻いたスリッ
プリング又は軸身自身にブラシを接触させる方法が一般
的である。スリップリングとブラシの材質についても種
々のものが用いられているが、最も効果的なものは銀系
統によるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術による軸
アース装置10を用いた軸接地方法には以下に述べる問
題がある。 (1)スリップリングに大量の銀を用いるため高価であ
る。 (2)軸室7内に配設された軸8に軸アース装置10が
取付けられるため、船の振動や、油,湿気の影響を受
け、良好な状態を長期間維持させるのが困難である。 (3)施工の際、ある程度熟練した技術が必要である。 この考案は、これらの問題点を解消する軸接地装置を提
供することを目的とするものである。
アース装置10を用いた軸接地方法には以下に述べる問
題がある。 (1)スリップリングに大量の銀を用いるため高価であ
る。 (2)軸室7内に配設された軸8に軸アース装置10が
取付けられるため、船の振動や、油,湿気の影響を受
け、良好な状態を長期間維持させるのが困難である。 (3)施工の際、ある程度熟練した技術が必要である。 この考案は、これらの問題点を解消する軸接地装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、この考案においては図3の概要説明図に示したよ
うに、プロペラ軸の非駆動側(プロペラ4を取付けた軸
8の反対側)軸端部又はその延長軸端部11の端面(以
下「軸端面」という)12に軸接地装置(従来の軸アー
ス装置に相当する部分)13を設け、この軸接地装置1
3を介して回転する軸8の接地(電気的に船体1に接
続)をとるようにした。
めに、この考案においては図3の概要説明図に示したよ
うに、プロペラ軸の非駆動側(プロペラ4を取付けた軸
8の反対側)軸端部又はその延長軸端部11の端面(以
下「軸端面」という)12に軸接地装置(従来の軸アー
ス装置に相当する部分)13を設け、この軸接地装置1
3を介して回転する軸8の接地(電気的に船体1に接
続)をとるようにした。
【0006】
【作用】上述したこの考案による軸接地装置によると、
図3に示したエンジン9の右側に見られるように、軸接
地装置13が軸室7の外部(油や湿気が少ない)の軸端
面12に設けられているので、前記軸接地装置13に設
ける銀製の接触板(図1と図2における符号14)は小
さくてよく、また軸接地装置13の取付作業が簡単にな
り、しかも、その接触部の環境条件が良くなるので保守
・管理も省力化される。
図3に示したエンジン9の右側に見られるように、軸接
地装置13が軸室7の外部(油や湿気が少ない)の軸端
面12に設けられているので、前記軸接地装置13に設
ける銀製の接触板(図1と図2における符号14)は小
さくてよく、また軸接地装置13の取付作業が簡単にな
り、しかも、その接触部の環境条件が良くなるので保守
・管理も省力化される。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1はこの考案に係る軸接地装置の正面
図、図2は図1におけるA−A断面図である。
ら説明する。図1はこの考案に係る軸接地装置の正面
図、図2は図1におけるA−A断面図である。
【0008】この考案に係る軸接地装置は、大別すると
接触板(銀製)14を設けた軸側接続部と、エンジンカ
バー15に取付けられた固定板(銅製)16と一体に形
成されたブラシホルダ収納ボックス17とに分けられる 軸接続用パイプ18は軸端面12の中心部に取付けら
れ、この軸接続用パイプ18にはディスク状の接触板支
持座(銅製)19が蝋付けされており、この部分が軸8
とともに回転する。回転部での接触は、前記ディスク状
の接触板支持座19の中心部に導電性樹脂(図示せず)
とビス20とで取付けられた接触板(本実施例では銀
製)14と、ブラシホルダ21に取付けられたブラシ
(本実施例では銀合金製)22によって保たれる。回転
接触部を油や湿気から保護するため、前記ディスク状の
接触板支持部19の接触板14を固着してある側は中央
部に窪みをもたせ油や水滴等の拡散を容易にする形状と
し、そのディスク状の外周面とブラシホルダ収納ボック
ス17に設けられた嵌合部との間隙は前記嵌合部の周辺
部に取付けられたゴム製リング23によって気密性を保
持する構造にしてある。なお、ブラシ22は押圧レバー
25によって接触板14に押圧されており、ブラシホル
ダ21はホルダ支持棒24によってブラシホルダ収納ボ
ックス17に固定されている。
接触板(銀製)14を設けた軸側接続部と、エンジンカ
バー15に取付けられた固定板(銅製)16と一体に形
成されたブラシホルダ収納ボックス17とに分けられる 軸接続用パイプ18は軸端面12の中心部に取付けら
れ、この軸接続用パイプ18にはディスク状の接触板支
持座(銅製)19が蝋付けされており、この部分が軸8
とともに回転する。回転部での接触は、前記ディスク状
の接触板支持座19の中心部に導電性樹脂(図示せず)
とビス20とで取付けられた接触板(本実施例では銀
製)14と、ブラシホルダ21に取付けられたブラシ
(本実施例では銀合金製)22によって保たれる。回転
接触部を油や湿気から保護するため、前記ディスク状の
接触板支持部19の接触板14を固着してある側は中央
部に窪みをもたせ油や水滴等の拡散を容易にする形状と
し、そのディスク状の外周面とブラシホルダ収納ボック
ス17に設けられた嵌合部との間隙は前記嵌合部の周辺
部に取付けられたゴム製リング23によって気密性を保
持する構造にしてある。なお、ブラシ22は押圧レバー
25によって接触板14に押圧されており、ブラシホル
ダ21はホルダ支持棒24によってブラシホルダ収納ボ
ックス17に固定されている。
【0009】プロペラ4に流入した防蝕電流5又は防蝕
していない時に生じる腐蝕電流は軸8を通り、軸接地用
パイプ18,接触板支持座19,接触板14,ブラシ2
2,ブラシホルダ21,ホルダ支持棒24,ブラシホル
ダ収納ボックス17,エンジンカバー15を経由して船
体1へ流れる。以上の説明において、接触板14とブラ
シ22に銀及び銀合金をもちいているが、軸8と船体1
間の電位差が50mVより多少高くても効果が期待でき
る場合には接触板14を銅や真鍮に、ブラシ22はカー
ボンに変更することが可能であり、その場合には低価格
がはかれる。
していない時に生じる腐蝕電流は軸8を通り、軸接地用
パイプ18,接触板支持座19,接触板14,ブラシ2
2,ブラシホルダ21,ホルダ支持棒24,ブラシホル
ダ収納ボックス17,エンジンカバー15を経由して船
体1へ流れる。以上の説明において、接触板14とブラ
シ22に銀及び銀合金をもちいているが、軸8と船体1
間の電位差が50mVより多少高くても効果が期待でき
る場合には接触板14を銅や真鍮に、ブラシ22はカー
ボンに変更することが可能であり、その場合には低価格
がはかれる。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、この考案による軸
接地装置はプロペラ軸の軸端部に設けられており、この
軸接地装置を介してプロペラ軸の接地をとっているの
で、以下に述べる効果が得られる。 (1)接触板に用いる銀の使用量が従来の1/5〜1/
20となり、製造費用が大幅に低減できる。 (2)油,湿気等から導電用接触部が保護され、保守,
管理の省力化ができる。 (3)取付作業が簡略化し、熟練した技術は必要としな
い。 (4)軸径に左右されず、同一形状のものが使用できる
ので、大型船から小型船にまで適用できる。 (5)この考案は船のプロペラ軸やクランク軸に限定さ
れることなく、回転軸を接地する場合に広く使用するこ
とができる。
接地装置はプロペラ軸の軸端部に設けられており、この
軸接地装置を介してプロペラ軸の接地をとっているの
で、以下に述べる効果が得られる。 (1)接触板に用いる銀の使用量が従来の1/5〜1/
20となり、製造費用が大幅に低減できる。 (2)油,湿気等から導電用接触部が保護され、保守,
管理の省力化ができる。 (3)取付作業が簡略化し、熟練した技術は必要としな
い。 (4)軸径に左右されず、同一形状のものが使用できる
ので、大型船から小型船にまで適用できる。 (5)この考案は船のプロペラ軸やクランク軸に限定さ
れることなく、回転軸を接地する場合に広く使用するこ
とができる。
【図1】この考案に係る軸接地装置の正面図。
【図2】図1におけるA−A断面図。
【図3】この考案の概要説明図。
【図4】従来の軸アース装置を用いた電気防蝕の説明
図。
図。
1 船体 2 電極(陽極) 3 直流電源 4 プロペラ 5 防蝕電流 6 中間軸受 7 軸室 8 軸 9 エンジン 10 軸アース装置 11 軸端部又はその延長軸端部 12 軸端面 13 軸接地装置 14 接触板 15 エンジンカバー 16 固定板 17 ブラシホルダ収納ボックス 18 軸接続用パイプ 19 接触板支持座 20 ビス 21 ブラシホルダ 22 ブラシ 23 ゴム製リング 24 ホルダ支持棒 25 押圧レバー
Claims (1)
- 【請求項1】 銀製の接触板を中心部に固着したディス
ク状の接触板支持座を、プロペラ軸の非駆動側端部又は
その延長軸端部の端面の中心部に軸接続用パイプを介し
て取付けて構成した軸側接続部と、 エンジンカバーに取付けた固定板と一体に形成され、銀
合金製のブラシを介して前記銀製の接触板と接触するブ
ラシホルダを内部に格納すると共に、前記ディスク状の
接触板支持座の外周面にゴム製リングを介して接触する
嵌合部を備えたブラシホルダ収納ボックスとによって構
成し、前記銀製の接触板と前記銀合金製のブラシとの接
触を介して前記プロペラ軸と船体との間の接地をとるこ
とを特徴とする軸接地装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8688592U JPH0638384Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 軸接地装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8688592U JPH0638384Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 軸接地装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592985U JPH0592985U (ja) | 1993-12-17 |
| JPH0638384Y2 true JPH0638384Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=13899292
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8688592U Expired - Lifetime JPH0638384Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 軸接地装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638384Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP8688592U patent/JPH0638384Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0592985U (ja) | 1993-12-17 |
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