JPH0638471B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0638471B2
JPH0638471B2 JP62027525A JP2752587A JPH0638471B2 JP H0638471 B2 JPH0638471 B2 JP H0638471B2 JP 62027525 A JP62027525 A JP 62027525A JP 2752587 A JP2752587 A JP 2752587A JP H0638471 B2 JPH0638471 B2 JP H0638471B2
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semiconductor
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type
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和正 薩摩
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体装置に関し、特に寄生現象を改善し
た半導体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の技術を、第7図を用いて説明する。
第7図は、従来のバイポーラICで使用されるp+/n
ダイオードの構造を示したものである。このような半導
体装置では、まずp型の基板1にアンチモン(Sb)を
拡散することによって高濃度のn型埋込層2を形成し、
その上に全面に高比抵抗のn−エピタキシャル層3を成
長させる。そして、同一チップ上にある素子間を分離す
るためにボロン(B)を拡散して分離拡散領域4を形成
する。次に、素子の直列抵抗を下げるために、リン
(P)の拡散によりコレクタウォール10を形成する。
その後、Bをイオン注入することによりp+ベース領域
5を作り、p+/n接合を形成する。そして、酸化膜6
に電極取り出し用の穴を開けた後、アルミニウム7によ
って配線を行ない装置を完成する。
この第7図に示すような構造において、ダイオードが活
性に動作している場合を考える。ダイオードのp+/n
接合が順バイアスされると、接合を通してキャリアの注
入が起り、それは接合の低濃度側で顕著となる。n−エ
ピタキシャル領域3に注入されたホールは、電子と再結
合しつつエピタキシャル領域3中を拡散して行く。拡散
はほぼ等方的と考えられるので、ホールはn+埋込層2
へ、あるいはn+コレクタウォール領域10へと侵入し
て行く。n+領域中においては、ホールの拡散長はn−
領域中に比較して非常に短くなっていると考えられる
が、それでも有限の値をもっている。このため、埋込層
2あるいはコレクタウォール領域10を通り抜けてホー
ルが基板1あるいは分離領域4へと達することになる。
つまり、寄生のpnpトランジスタが構成されることに
なる。この場合、特にコレクタウォール拡散10の下部
ではリン(P)濃度が非常に低くなっているので、この
では寄生pnpトランジスタのhFEがかなり大きくなっ
ていると考えられる。これに対して、埋込層2は拡散速
度の遅いアンチモン(Sb)で形成されているので、濃
度の低下は少なくここでの寄生pnpトランジスタのh
FEは小さいと予想される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のp+/nダイオードは以上のように構成されてい
るので、基板−エピタキシャル層−ベースの間で縦方向
の寄生pnpトランジスタが構成され、ICの動作に不
都合が生じるという問題点があった。たとえば、ダイオ
ードに電流が流れる場合、この電流は寄生pnpトラン
ジスタのベース電流として働くから、hFEに比例した量
の電流がベース領域から基板へと流れることになる。こ
の結果、ICはこの寄生電流分のパワーロスを生じるこ
とになり、IC本来の動作の許容損失を小さくしてしま
うことになる。また、寄生トランジスタのhFEがある程
度大きくなると、隣接した島との間に形成されるサイリ
スタ構造によるラッチアップの可能性が出てくる。この
場合、ICは破壊に至るおそれがある。
このような問題を回避するには、基本的に寄生pnpト
ランジスタのhFEを小さくすることが必要である。たと
えば、コレクタウォール拡散の濃度を高くしたり時間を
長くしたりすることによってコレクタウォール下部での
濃度を高める方法が考えられるが、前者の場合は高濃度
のリンがエピタキシャル層の結晶性を劣化させるという
問題があり、後者の場合では濃度を十分に高めるには非
常に長時間のドライブが必要となり、スループットが低
下し、また長時間のドライブによって埋込層Sbがアウ
トディフュージョンを起してデバイス特性を悪化させる
場合も起ってくるという問題がある。また、ライフタイ
ムキラーを導入することによってホールの拡散長を小さ
くするという方法も考えられるが、この場合、本来のト
ランジスタ特性の劣化が大きくて汎用的には使用できな
い。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、寄生効果を抑制することができ、誤動作や破
壊の危険性の少ない半導体装置を得ることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る半導体装置は、半導体基板表面に形成さ
れた第1導電型の埋込層と、上記基板及び埋込層の表面
上に形成された第1導電型の半導体層と、この半導体層
表面から上記基板の表面に達するとともに、上記埋込層
と離隔し、かつ上記埋込層を囲って形成された第2導電
型の第1の分離領域と、上記埋込層上に位置する上記半
導体層の表面に形成され、ダイオードまたはトランジス
タの半導体素子を構成するための第2導電型の半導体領
域と、この半導体領域と上記第1の分離領域との間に位
置し、上記半導体層の表面から所定深さに形成された第
2導電型の第2の分離領域と、この第2の分離領域に、
その表面にて電気的に接続された配線層とを備え、該配
線層によって上記半導体層と同電位または上記半導体層
とのPN接合に逆バイアスを与える電位を上記第2の分
離領域に与えるようにしたものである。
また、この発明に係る半導体装置は、第1導電型の半導
体層の表面に形成され、ダイオードまたはトランジスタ
の第1の半導体素子を構成するための第2導電型の第1
の半導体領域と、上記半導体層の表面に上記第1の半導
体領域とは離隔して形成され、上記第1の半導体素子と
は異なるダイオードまたはトランジスタの第2の半導体
素子を構成するための第2導電型の第2の半導体領域
と、これら第1及び第2の半導体領域との間に位置し、
上記半導体層の表面から所定深さに形成された第2導電
型の第3の半導体領域と、この第3の半導体領域に、そ
の表面にて電気的に結合され、上記半導体層と同電位ま
たは上記半導体層とのPN接合に逆バイアスを与える電
位を上記分離領域に与えるための配線層とを備えたもの
である。
〔作用〕
この発明においては、第1導電型の半導体層の表面に形
成されたダイオードまたはトランジスタの半導体素子を
形成するための第2導電型の半導体領域と第2導電型の
第1の分離領域との間に設けた第2導電型の第2の分離
領域の電位を、上記半導体層と同電位または上記半導体
層とのPN接合に逆バイアスを与える電位にすることに
より、上記第2導電型の半導体領域に注入されたキャリ
アは上記第2の分離領域に阻まれてそれ以上拡散して行
くことができず、寄生効果を抑制することができる。
また、第1導電型の半導体層の表面に形成されたダイオ
ードまたはトランジスタの半導体素子を形成するための
それぞれ独立した第2導電型の第1及び第2の半導体領
域間に形成された第2導電型の第3の半導体領域に、上
記半導体層と同電位または上記半導体層とのPN接合に
逆バイアスを与える電位にすることにより、上記第2導
電型の第1または第2の半導体領域に注入されたキャリ
アは上記第3の分離領域に阻まれてそれ以上拡散して行
くことができず、寄生効果を抑制することができる。
〔実施例〕
第1図によりこの発明の一実施例を説明する。図におい
て、1はp型基板、2はn型埋込層、3はn型エピタキ
シャル層、4はp型分離領域、5はp型ベース領域、6
は酸化膜、7はアルミニウム配線である。上記構成にお
いて、n型エピタキシャル層3が第1導電型の半導体層
に相当し、p型分離領域4のうち外側に位置するものが
第2導電型の第1の分離領域に相当し、内側に位置する
ものが第2導電型の第2の分離領域に相当するものとな
ている。また、p型ベース領域5が第2導電型の半導体
領域に相当し、アルミニウム配線7が配線層に相当する
ものとなっている。
この第1図は、第7図と同様にバイポーラICで作られ
るp+/nダイオードの構造を示したものである。製造
方法もほぼ第7図に示す従来の場合と同様であるが、ベ
ース領域5と分離領域4の間に分離拡散によってp領域
4を形成し、その下部が埋込層2によって基板1から電
気的に分離されるようにし、さらにそのp領域4とエピ
タキシャル層3をアルミ配線7によって接続していると
ことが違っている。
このような構造の半導体装置では、エピタキシャル層3
に注入されたホールはp領域4に達すると、p領域4内
を移動してアルミ配線7からダイオード外へと取り出さ
れて、再びp領域4からエピタキシャル層3中へ注入さ
れることはない。つまり、p領域4に入ったホールは多
数キャリアとなるが、p領域4自体はアルミ配線7によ
ってエピタキシャル層3と同電位にされているので、p
領域4からエピタキシャル層3へと注入が起ることはな
いのである。これはまた、分離拡散領域4をコレクタと
した横方向pnpトランジスタが構成されていて、注入
キャリアがコレクタ電流として取り出されていると考え
ることもできる。このように考えるならば、分離拡散領
域4とエピタキシャル層3とで作る接合は、逆バイアス
されている方がより有効であると考えられる。
なお、上記実施例では分離拡散4のみを使用した場合に
ついて述べたが、第2図に示すように埋込分離拡散8
(この場合、外側に位置する埋込分離拡散8は外側に位
置する分離拡散4とともに第2導電型の第1の分離領域
を形成し、内側に位置する埋込分離拡散8は内側に位置
する分離拡散4とともに第2導電型の第2の分離領域を
形成することになる)を利用することによってさらに大
きな効果が得られる。つまり、分離拡散4のみによる場
合、その拡散下部はかなり低濃度になっている。そのた
め、ダイオードを流れる電流が大きくなった場合に、ト
ランジスタが飽和するように、この横方向pnpトラン
ジスタのコレクタベース接合、すなわち分離拡散4とエ
ピタキシャル層3で作る接合が順バイアスされるように
なるが、このとき、p領域4の濃度が小さい方がこの現
象が顕著になるのである。そのため、埋込分離拡散8を
利用してこの部分の濃度を高くすることは、寄生防止を
改善するためにさらに効果がある。
また、以上の例では分離拡散4,8により寄生を防止す
る場合について述べたが、第6図に示すように、p型ベ
ース領域5a(第2導電型の第2の分離領域)を用いる
ようにしてもよい。すなわち、p+/nダイオードのp
型ベース領域5と分離拡散領域4の間もう一つのp型ベ
ース領域5aを形成し、この領域5aの電位を上記実施
例と同様に制御するようにすれば、p型ベース領域5−
エピタキシャル層3−分離拡散領域4で形成される横方
向pnpトランジスタの寄生を防止する効果がある。
また、第3図に示すように、本発明はダイオードだけで
はなくトランジスタに適用しても効果がある。上述した
ように、トランジスタが飽和状態になるとトランジスタ
のコレクタベース接合が順バイアスされ、この接合から
エピタキシャル層3へとホールの注入が起る。つまり、
状況としてはダイオードの場合と本質的に同じである。
さらに、第4図に示す装置は、トランジスタの電流容量
を改善するために第3図の構造の装置にコレクタウォー
ル10を追加したものである。
以上の例では全てバイポーラICの構造を例に取って説
明したが、本発明は第5図に示すようにディスクリート
デバイスに適用しても効果がある。第5図のデバイス
は、高濃度のn型基板11に高比抵抗のn−エピタキシ
ャル層12を成長させ、二つのp+ベース領域13を形
成したもので、1チップに2個のp+nダイオードを含
んだデバイスである。上記構成において、n−エピタキ
シャル層12が第1導電型の半導体層に相当し、一方の
p型ベース領域13が第2導電型の第1の半導体領域に
相当し、他方のp型ベース領域13が第2導電型の第2
の半導体領域に相当し、p型分離領域14が第2導電型
の第3の半導体領域に相当し、アルミ配線7のうちp型
分離領域14に接続されたものが配線層に相当するもの
となっている。この場合も、p型領域14を形成するこ
とによって二つのp型ベース領域13間の寄生の横方向
pnpトランジスタを抑えることにができる。
また、以上の例では全て注入キャリアがホールの場合に
ついて説明したが、電子が注入される場合でも同様の効
果が得られる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係る半導体装置によれ
ば、第1導電型の半導体層の表面に形成されたダイオー
ドまたはトランジスタの半導体素子を形成するための第
2導電型の半導体領域と第2導電型の第1の分離領域と
の間に設けた第2導電型の第2の分離領域の電位を、上
記半導体層と同電位または上記半導体層とのPN接合に
逆バイアスを与える電位とするようにしたもので、他の
デバイス特性を劣化させることなく寄生効果を抑制する
ことができ、ひいては誤動作や破壊の危険性の少ない優
れた素子を提供することができる効果がある。
また、この発明に係る半導体装置は、第1導電型の半導
体層の表面に形成されたダイオードまたはトランジスタ
の半導体素子を形成するためのそれぞれ独立した第2導
電型の第1及び第2の半導体領域間に形成された第2導
電型の第3の半導体領域の電位を、上記半導体層と同電
位または上記半導体層とのPN接合に逆バイアスを与え
る電位となるようにしたので、他のデバイス特性を劣化
させることなく寄生効果を抑制することができ、ひいて
は誤動作や破壊の危険性の優ない優れた素子を提供する
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による半導体装置を示す図、
第2図ないし第6図は本発明の他の実施例による半導体
装置を示す図、第7図は従来の半導体装置を示す図であ
る。 図中、1はp型半導体基板、2はn型埋込層、3はn型
エピタキシャル層、4はp型分離拡散領域、5はp型ベ
ース領域、6は酸化膜、7はアルミ配線、8はp型埋込
分離拡散領域、9はn型エミッタ領域、10はn型コレ
クタウォール領域、11はn型半導体基板、12はn型
エピタキシャル層、13はp型ベース領域、14はp型
領域、15はn型チャネルストップ領域である。 なお、図中同一符号は、同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板、 この半導体基板の表面に形成された高濃度の第1導電型
    の埋込層、 上記半導体基板及び上記埋込層の表面上に形成された第
    1導電型の半導体層、 この半導体層の表面から上記半導体基板の表面に達する
    とともに、上記埋込層と離隔し、かつ上記埋込層を囲っ
    て形成された第2導電型の第1の分離領域、 上記埋込層上に位置する上記半導体層の表面に形成さ
    れ、ダイオードまたはトランジスタの半導体素子を構成
    するための第2導電型の半導体領域、 この半導体領域と上記第1の分離領域との間に位置し、
    上記半導体層の表面から所定深さに形成された第2導電
    型の第2の分離領域、 この第2の分離領域に、その表面にて電気的に接続さ
    れ、上記半導体層の同電位または上記半導体層とのPN
    接合に逆バイアスを与える電位を上記第2の分離領域に
    与えるための配線層を備えたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】上記第2の分離領域の所定深さは、上記埋
    込層に達する深さであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】第1導電型の半導体層、 この半導体層の表面に形成され、ダイオードまたはトラ
    ンジスタの第1の半導体素子を構成するための第2導電
    型の第1の半導体領域、 上記半導体層の表面に上記第1の半導体領域とは離隔し
    て形成され、上記第1の半導体素子とは異なるダイオー
    ドまたはトランジスタの第2の半導体素子を構成するた
    めの第2導電型の第2の半導体領域、 これら第1及び第2の半導体領域との間に位置し、上記
    半導体層の表面から所定深さに形成された第2導電型の
    第3の半導体領域、 この第3の半導体領域に、その表面にて電気的に結合さ
    れ、上記半導体層と同電位または上記半導体層とのPN
    接合に逆バイアスを与える電位を上記分離領域に与える
    ための配線層を備えたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】上記第3の半導体領域は、上記第1の半導
    体領域と第2の半導体領域との間に位置する第1導電型
    のチャネルストップ領域に形成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の半導体装置。
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Family Cites Families (7)

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