JPH0638638Y2 - 錠剤成形機の成形型 - Google Patents

錠剤成形機の成形型

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JPH0638638Y2
JPH0638638Y2 JP1989042240U JP4224089U JPH0638638Y2 JP H0638638 Y2 JPH0638638 Y2 JP H0638638Y2 JP 1989042240 U JP1989042240 U JP 1989042240U JP 4224089 U JP4224089 U JP 4224089U JP H0638638 Y2 JPH0638638 Y2 JP H0638638Y2
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JP
Japan
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film
die
mold
powder
acid
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JP1989042240U
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JPH02133294U (ja
Inventor
泰男 島田
儀一郎 古和田
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Kikusui Seisakusho Ltd
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Kikusui Seisakusho Ltd
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  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、医薬等の錠剤成形機の成形型に関するもので
あり、更に詳しく言えば、防錆性を有し且つ滑沢性と耐
摩耗性を兼ね備えた錠剤成形機の成形型に関するもので
ある。
[従来の技術] 一般に、医薬等の錠剤は、原料である粉末を臼の臼孔中
に定量充填して上杵と下杵とによって圧縮成形すること
により製造される。
そして、この成形型である臼と杵の素材は鋼材等より形
成されている。
近時この成形型で生産される錠剤の中には即効性等を高
めるために、速壊性を有する発泡剤のクエン酸や酒石酸
あるいは重炭酸ナトリューム、ビタミンC、リンゴ酸、
砂糖等の腐食性や付着性の高い粉末を含有する等のもの
がある。
そして、例えば、クエン酸は腐食性が強いばかりでな
く、成形型の特に圧縮力の掛る部分に粉末が付着する性
質を持っており、その付着も成長性を有し回転式錠剤成
形機の場合には、5分間程度の圧縮成形の繰り返しで成
形された錠剤の面は光沢のない凸凹状の不良品となるぐ
らい成形型に固着状態となり、大量生産できないもので
ある。
また、杵においては、その杵面に生産者を表わすマーク
や医薬の区分を示すマーク又はコード番号、あるいは、
錠剤を二つに割る為の切割線を印字するために、母型に
より杵面をコールドホビングするが、鋼材には目視出来
ない程度の細かい地傷があって、コールドホビングによ
り杵面となる材料は横方向に広がり、上記地傷は拡大さ
れる傾向を示す。そして、杵は硬度を保持するために焼
入熱処理を施すために、さらに地傷を大きく成り杵面に
傷を残すこととなるので、その上から単にクロムメッキ
等した場合にもその傷が残り、粉末の付着や製品の仕上
がりに悪影響を及ぼすものである。
そこで従来、ブラジ等によって付着しようとする粉末を
順次除去する方法や成形型にクロムメッキを施し水洗す
る等の方法のように成形型の弱点を間接的に補うごとく
管理したり、近年では、耐食性や滑沢性の良い希少で特
殊な金属を表面にコーテングした成形型がある(例え
ば、特開昭64−27798号公報参照)。
[考案が解決しようとする課題] このような従来技術のうち、ブラシ等で付着を防止する
ものは、除去が完全でなく、防錆力も全く無く、しかも
設備が複雑となる等の問題点があり、また、単にクロム
メッキを施した成形型は、そのメッキの粒子と粒子の間
から酸が侵入し結局、使用後水洗するとしても短時間で
内部の鋼材を腐食させてしまうという問題点がある。す
なわち、常識的な厚みのクローム膜は、周知の通り酸を
遮断する能力が低いため、通常のクロームメッキは、ク
ローム膜の下側に銅の下地膜を有しているのが一般的で
ある。しかしながら、医薬品等を成形するこの種の成形
型に毒性の強い銅を用いることは危険である。そのた
め、この種の成形型にクロームメッキを施す場合には、
かかる銅の下地膜は省略せざるを得ない。そのため、ど
のような厚みにクローム膜をメッキしても、そのメッキ
の粒子と粒子の間から酸が侵入し、鋼材を腐食させ易い
という問題点がある。この明細書で、「単にクロームメ
ッキを施す」と表現している部分は、銅の下地膜を形成
することなしにクローム膜を形成することを意味してい
る。
そして、近年実施されている特殊な金属をコーテングす
るものは、非常に高価であると共に容易に実施できない
ものであり、しかも素材である鋼材との密着性に問題が
ある等によってそのコーテングが剥離するという問題点
がある。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、特殊な
技術や材料を使用することなく容易に安価に実施でき、
しかも、防錆性、滑沢性、耐摩耗性に優れた錠剤成形機
の成形型を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における錠剤成形機
の成形型は、臼の臼孔中に粉末を充填して上杵と下杵と
により圧縮する錠剤成形機の成形型において、粉末と接
触する臼の表面に耐酸性を有するニッケル被膜を形成す
るとともに、粉末と接触する杵の表面に耐酸性を有する
金被膜を形成し、それらニッケル被膜及び金被膜の外側
にそれぞれクロム膜を形成し、それら各クロム膜の表面
を滑らかに表面処理したことを特徴とするものである。
しかして、本考案では、粉末と接触する臼や杵の表面の
耐磨耗性や滑沢性をクロム膜に担わせ、防錆性を毒性が
なく高い耐酸性を有するニッケル被膜や金被膜により発
揮させるようにしている。臼の表面は成形品と摺接する
ものであり、その表面の凹凸が直接成形品の表面に転写
されるものではないため、クロム膜の下地となる耐酸性
被膜は必ずしも金被膜に限られず、比較的安価なニッケ
ル被膜を用いても良い。一方、杵の表面は、成形品の表
面に直接影響を与えるものである上に、かかる杵先は前
述したようにコールドホビングや焼き入れにより地傷が
残り易いため、柔らかみがあり滑らかな表面を得やすい
金被膜を耐酸性被膜として用いるようにしている。
また、金被膜は耐酸性にとりわけ優れているため、防錆
機能を特に強化したい場合には、臼と杵の両方に金被膜
を用いればよい。
[作用] クロム膜は、耐磨耗性に優れているそして、そのクロム
の表面をラッピング等により超微粒子状に表面処理をす
れば、滑沢性が向上すると共に素材である鋼材の有する
細かい地傷も完全に消え錠剤表面も奇麗なものとなる。
しかしながら、これだけでは本当に防錆性(耐酸性)が
あるとは言えず、本考案は、そのクロムの粒子と粒子と
の間すなわち組織の間から腐食物質が侵入し成形型の素
材に錆を発生させる腐食のメカニズムに着目したもので
あり、素材とクロム膜との間に耐酸性を有するニッケル
被膜又は金被膜を介在させることにより、たとえクロム
の組織中の腐食物質が通過しても素材まで到達しないよ
うにしたものである。
また、耐酸性被膜により一面滑らかな膜面を形成して、
一旦地傷を埋めた後にクロム膜を形成できるので、クロ
ム膜表面を最初から滑らかにでき、超微粒子にする表面
処理が容易となる。特に、金被膜は比較的柔らかみがあ
り滑らかな表面を実現し易いため、杵に適用することに
よって成形品の表面品質を無理なく向上させることが可
能となる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明すれば、第1図は臼
に実施した場合を示すものである。
1はニッケルをメッキすることにより形成した耐酸性被
膜であり、該被膜1は、図示しない回転盤に配設された
臼3の臼孔および上下端面に被覆されており、このニッ
ケル被膜1は凸凹のポーラス状とはならず、一面滑らか
な膜面を形成するために、酸性に対する素材(臼材であ
る鋼材)の防錆に役立つものである。
そして、この耐酸性被膜1の表面には硬質クロム膜2が
メッキされ、そのクロム膜2の表面はラッピング加工す
ることによって超微粒子に形成されている。
第2図は杵に実施した場合であり、金メッキすることに
より形成された耐酸性被膜1は、図示しない杵保持盤に
配設された杵4の上面および臼との摺動面に被覆されて
いる。
そして、この皮膜1の表面には硬質クロム膜2がコーテ
ングされ、そのクロム膜2の表面はバフ仕上げにより超
微粒子に形成されている。
[考案の効果] 以上のように、本考案は、クロム膜の性質すなわち、耐
磨耗性を有し、ラッピング等の表面処理を施すことによ
って高い滑沢性を発揮するという性質は最大限に利用
し、その腐食物質を通過させて素材まで到達してしまう
という弱点を内側に形成した耐酸性被膜により防止した
ものであり、希少で特殊でしかも高価な材料や設備を使
用することなく容易に安価に実施できると共に、防錆
性、滑沢性、耐摩耗性のいずれの性能も優れた錠剤成形
機の成形型が提供できるものである。
よって、成形機は連続打錠運転が可能で成形型の保守管
理も容易となり、しかも製品である錠剤の表面が奇麗で
あり、生産性を向上すると共に品質を向上させる等の効
果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は臼の要部縦断面図、第2図は杵の要部縦断面図
である。 1……耐酸性被膜、2……クロム酸、3……臼、4……

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】臼の臼孔中に粉末を充填して上杵と下杵と
    により圧縮する錠剤成形機の成形型において、粉末と接
    触する臼の表面に耐酸性を有するニッケル被膜又は金被
    膜を形成するとともに、粉末と接触する杵の表面に耐酸
    性を有する金被膜を形成し、それらニッケル被膜及び金
    被膜の外側にそれぞれクロム膜を形成し、それら各クロ
    ム膜の表面を滑らかに表面処理したことを特徴とする錠
    剤成形機の成形型。
JP1989042240U 1989-04-10 1989-04-10 錠剤成形機の成形型 Expired - Lifetime JPH0638638Y2 (ja)

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JPH02133294U JPH02133294U (ja) 1990-11-06
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JP4625882B2 (ja) * 2005-07-19 2011-02-02 Dowaサーモテック株式会社 打錠用杵

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