JPH0638914B2 - 耐熱性触媒担体組成物の製造方法 - Google Patents

耐熱性触媒担体組成物の製造方法

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JPH0638914B2
JPH0638914B2 JP61163807A JP16380786A JPH0638914B2 JP H0638914 B2 JPH0638914 B2 JP H0638914B2 JP 61163807 A JP61163807 A JP 61163807A JP 16380786 A JP16380786 A JP 16380786A JP H0638914 B2 JPH0638914 B2 JP H0638914B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は熱的に安定な耐熱性触媒担体組成物の製造方法
に関するものである。
詳しく述べると、本発明は従来の活性アルミナおよび安
定化アルミナの耐熱性を改良し1000℃を越える高温
に長時間さらされても高表面積を有し続けうる、とくに
具体的には1200℃50時間の焼成処理後においても
少なくとも、10m/gの比表面積を有する安定化ア
ルミナ組成物、即ちアルミナ−ランタニド系複合酸化物
の製造方法に関するものである。
<従来技術> 活性アルミナは高表面積を有しかつ、耐熱性にもすぐれ
た物質であり、その特性を生かして自動車排ガス浄化用
触媒、産業排ガス処理用触媒あるいは接触燃焼用触媒を
はじめ各種の触媒の担体などに利用されている。
しかしながら、活性アルミナは1000℃程度以上の高
温にさらされた場合、結晶構造の変化によって最終的に
α−アルミナとなり比表面積が低下してしまう欠点を有
しており、その防止のため上述の如き利用分野において
は、通常活性アルミナに安定化剤として、アルカリ土類
元素や希土類元素などを酸化物、水酸化物あるいは各種
の化合物の形で添加して用いられている。
この場合、活性アルミナと上述の安定化剤は実質的には
混合物として共存しているにすぎず、1000℃以下の
温度において、あるいは1100〜1400℃の高温で
も数時間程度のごく短時間さらされた場合には、その安
定化効果は認められるものの1000℃を越える高温に
数十時間以上の長時間さらされた場合、結局α−アルミ
ナや安定化剤の酸化物、さらにはスピネルあるいはペロ
ブスカイト構造をもつアルミナと安定化剤との低表面積
複合酸化物を生成し、その比表面積は急激に低下してし
まうことが知られている。
例えば、活性アルミナにランタナとして5〜10重量%
の硝酸塩溶液を添加混合し、乾燥後1000℃で焼成し
たものは約70m/gの比表面積を有しており、安定
化されているが、これは活性アルミナとランタナとの混
合物である。
又、これを1200℃で5時間焼成したものは一部α−
アルミナの生成が認められるものの比表面積は18m
/gあり、まだかなり安定化されている。
しかし、1200℃でさらに100時間曝露すると結局
α−アルミナとペロブスカイト構造をもつランタンアル
ミネート(LaAlO3)になり比表面積は1〜2m/gに
まで低下する。
一方、上述の如き触媒に求められる耐熱温度は年々高く
なり1000℃以上の耐熱性が要求されつつある。
特に近年触媒燃焼方式の応用が検討されている大容量の
ボイラーやガスタービンなどにおいては触媒温度は10
00〜1200℃、条件によっては1300〜1500
℃の高温に達するため、これらの触媒の担体として従来
の方法で製造された安定化アルミナを使用した場合、触
媒が大きな熱履歴を受けその比表面積は時間の経過とと
もに急激に低下し、その結果触媒活性が低下してしまう
という欠点を有している。又、触媒層にクラックが生じ
触媒活性部位が剥離してしまう恐れもある。
<発明の目的> 本発明の目的は上述した活性アルミナあるいは従来方法
で安定化されたアルミナが有する耐熱性における問題点
を克服し、1000℃を越える高温に長時間さらされて
もα−アルミナへの結晶構造の変化が少なく、高表面積
を有し続けうる耐熱性を有し、結果的に触媒性能の低下
の少ない触媒のための担体組成物の製造方法を提供する
ことにある。
<発明の構成> かかる目的を達成するために本発明はアルミナ水和物の
溶液とランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオジウ
ム、サマリウムおよびイットリウムよりなる群から選ば
れた少なくとも1種の希土類元素の化合物の溶液とカル
シウム、ストロンチウムおよびバリウムよりなるアルカ
リ土類元素;チタン、ジルコニウムおよびスズよりなる
第4族元素;鉄、コバルトおよびニッケルよりなる第8
族元素並びにクロムよりなる群から選ばれた少なくとも
1種の元素の化合物の溶液とを混合して、該アルミナ水
和物の溶液をゲル化させ、乾燥後焼成することによって
アルミナ−ランタニド系複合酸化物からなる耐熱性触媒
担体組成物の製造方法を提供し、しかもこれが1200
℃で50時間焼成後においてさえも10m/g以上の
比表面積を有する熱的に安定な触媒担体組成物となるこ
とを開示する。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明の特徴は、アルミナ水和物の溶液と上記希土類元
素の化合物の溶液と上記アルカリ土類元素、上記第4族
元素、上記第8族元素およびクロムよりなる群から選ば
れた少なくとも1種の化合物の溶液とを混合してアルミ
ナ水和物をゲル化させ、そのゲル化物を乾燥後、焼成す
ることにある。
通常、複合酸化物の製造方法には沈殿法、含浸法、混合
法、共沈法などがあり、現在使用されている固体の工業
触媒は大部分これらの方法によって各組成を複合化して
用いられている。
しかし、沈殿法では各組成の溶解度積の差のため、含浸
法では含浸あるいは浸漬によって得られたスラリーを乾
燥、焼成する時の各組成の移動のため、混合法では固相
反応によるため各組成を均一に混合することが困難であ
り、各組成の粒径が不均一のために安定化剤を均一にア
ルミナに分散させることは困難で遊離の状態のアルミナ
と安定化剤が存在することを避けられない。
そして高温で長時間さらされた場合、結果的にはこれら
はα−アルミナと安定化剤の酸化物あるいはアルミネー
トとなり比表面積が低下する原因となる。
又、共沈法による触媒担体組成物は本発明と同様に耐熱
性触媒担体組成物となり得る。しかしながら、キャリア
ーとしての希土類元素、アルカリ土類元素、第4族元
素、第8族元素あるいはクロムとアルミニウムの水酸化
物の溶解度積の差が小さくほぼ同時に沈殿が生じるだけ
で、溶解度積の差による可溶状態の金属イオンの吸着包
含による沈殿が完全には起こらず共沈とはなりにくいた
め、沈殿剤、温度、pHなどの条件に大きく影響をうけそ
の操作には厳密性が要求される。
そして工業用として多量に調製する場合、アルミニウ
ム、希土類元素、アルカリ土類元素、第4族元素、第8
族元素あるいはクロムの高濃度溶液での調製では共沈に
はなりにくく単に均一沈殿が生じるのみであるため、低
濃度溶液で複数回調製しなければならず、又、共沈物の
粒径制御が困難でろ過、洗浄等の操作が煩雑であり、実
用的でないと言える。
一方、本発明になる触媒担体組成物はアルミナ水和物の
溶液が希土類元素の化合物、アルカリ土類元素、第4族
元素、第8族元素あるいはクロムの化合物によってゲル
化され、その時にアルミニウムに上記元素が均一にもし
くは一部層状に分散されることになり、これを乾燥熟成
することによって長時間高温焼成後でも高表面積を有す
るものである。
この理由はよくわかっていないが、アルミナ水和物溶液
の安定、存在域に上記元素の化合物の溶液を添加する
と、pH変化、カチオン濃度変化が起こり、粒子間の反撥
を起こさせる電気二重層が充分に作用しない条件下で粒
子が会合することになって上記元素を架橋元とした結合
が生じその結果、上記元素を核として、アルミニウムが
そのまわりをとりかこむように複合化されたり、アルミ
ニウムと上記元素との層状化によるマグネトプランバイ
ト類似の層状アルミネート結晶構造を有するようにな
り、耐熱性を有する触媒担体組成物が得られると予想さ
れる。
さらに、本発明になる触媒担体組成物は添加物である上
記の各種元素の酸化物が酸、アルカリあるいは塩の溶液
の処理によっても溶出することが非常に少なくなり化学
的にも安定であるという長所も有する。
上記元素の化合物によってアルミナ水和物の溶液をゲル
化させる場合40〜200℃の温度域に、より好ましく
は60〜150℃の温度域に保つのが適当である。
200℃を越える温度ではゲル化する際に生じたゲルの
乾燥が同時におこり、しかも乾燥速度が速すぎるために
アルミナゲル中の上記元素が固形物の表面層に移動する
ようになり、偏在化が起こり好ましくない。
又、40℃未満の温度では上記元素の化合物の均一に分
散したゲルができにくく、そのため長時間かけて撹拌混
合する必要があり実用的でない。
さらに、ゲル化の際あるいはゲル化後も少なくとも30
分間、好ましくは1時間以上40〜200℃の温度域に
保って充分混練、撹拌するのが適当である。
これによってほぼ完全に上記元素を核としてそのまわり
にアルミニウムがとりかこむような形態で均一にあるい
は層状に分散することができる。
本発明により耐熱性を有する触媒担体組成物を製造する
場合アルミナ水和物の溶液中へ希土類元素化合物の溶液
とアルカリ土類元素、第4族元素、第8族元素およびク
ロムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素の化
合物の溶液との混合溶液を加えてもよく、又その逆でも
よいが、いずれの場合も均一にゲル化するように時間を
かけて徐徐に添加するように注意を要する。
ゲル化後の固形物の乾燥では、充分撹拌、混練した後は
熟成は必要でなくすぐに行なってもよい。
乾燥する場合、急激に高温乾燥を行なうと、添加物であ
る希土類元素などが固形物の表面層へ移動するため好ま
しくなく、熱風循環式乾燥器など温度分布の少ない乾燥
器で徐々に昇温し、最終的に150〜200℃で10時
間以上乾燥するのが好ましい。
焼成は該乾燥固形物を500ミクロン程度に粗粉砕後あ
るいは、必要があれば20〜30ミクロン程度に粉砕後
行なってもよい。
そして、その乾燥粉体を500〜1100℃、好ましく
は600〜1000℃の温度範囲にて少なくとも3時間
以上空気存在下で焼成することによって完成触媒担体組
成物を得る。
上記のようにして得られる耐熱性触媒担体組成物はアル
ミナとして60〜98重量%の範囲、好ましくは70〜
95重量%の範囲、希土類元素酸化物として1〜20重
量%の範囲、好ましくは3〜15重量%の範囲、アルカ
リ土類元素、第4族元素、第8族元素およびクロムより
なる群から選ばれた少なくとも1種の元素の酸化物とし
て1〜20重量%の範囲、好ましくは2〜15重量%の
範囲の組成を有してなるものが好ましい。
希土類元素酸化物が1重量%未満、アルカリ土類元素、
第4族元素、第8族元素およびクロムよりなる群から選
ばれた少なくとも1種の元素の酸化物として1重量%未
満の場合は、それぞれアルミナの安定化剤としての効果
はほとんど認められず、又、希土類元素酸化物が20重
量%を越え、アルカリ土類元素、第4族元素、第8族元
素およびクロムよりなる群から選ばれた少なくとも1種
の元素の酸化物として20重量%を越える場合も均一分
散がむつかしいため、安定化剤としての効果は少ししか
なく、長時間焼成ではペロブスカイトやスピネル構造を
有するアルミナとの複合酸化物を生成するようになり比
表面積は大きく低下する。
本発明になる触媒担体組成物を製造する場合のアルミナ
原料としては無機酸もしくは有機酸に対して部分溶解性
をもつ非晶質、ベーマイト構造あるいは凝ベーマイト構
造をもつアルミナ水和物が適当でギブサイトあるいはダ
イアスポアなどのアルミナ水和物は好ましくない。
又、希土類元素の化合物としては、ランタン、セリウ
ム、プラセオジウム、ネオジウム、サマリウムおよびイ
ットリウム化合物が好ましく特にランタンが好ましい。
アルカリ土類元素の化合物としてはカルシウム、ストロ
ンチウム、およびバリウムの化合物が好ましい。
第4族元素の化合物としてはチタン、ジルコニウム、お
よびスズの化合物が好ましい。第8族元素の化合物とし
ては鉄、コバルトおよびニッケルの化合物が好ましい。
これら希土類元素、アルカリ土類元素、第4族元素、第
8族元素およびクロム化合物としては、硝酸塩、炭酸
塩、酢酸塩、蓚酸塩、塩化物アンモニウム塩など水可溶
性であればいずれを用いてもよい。
<効果> 本発明の製造方法によって調製されるアルミナ−ランタ
ニド系触媒担体組成物は以下の実施例で明らかにされて
いるように、1200℃で50時間の高温長時間焼成後
でさえも少なくとも10m/gの比表面積を有する、
優れた耐熱性を有する触媒担体組成物となる。
次に本発明を実施例により具体的に説明する。ただし、
組成、製造法等これに限定するものではない。
実施例 1 150m/gの比表面積を有するコンディア社のベー
マイト(商品名:ディスプーラル)662gを60%硝
酸19.6mlを含む水1830mlに添加しホモミキサー
で1時間撹拌して部分溶解させアルミナゾルを得た。
次にこのゾルを80℃に加温したニーダーに移し、撹拌
しながら硝酸ランタン185g、酢酸バリウム42.6
gを溶解した800mlの水を徐々にニーダー中へ添加し
た。
添加後もニーダーによる混練撹拌を2時間続けた後、ゲ
ル化固形物を熱風循環式乾燥器に入れ30℃/時間の昇
温速度で150℃に昇温し同温度で12時間乾燥した。
次いで、乾燥固体をアトマイザーで粉砕して10〜20
ミクロンの粉体にした後800℃で5時間仮焼してラン
タナとして11.7重量%、酸化バリウムとして4.3
重量%、アルミナとして84重量%を含有する複合酸化
物を得た。
実施例 2 実施例1と同様にして得たアルミナゾルを80℃に加温
したニーダーに移し、撹拌しながら硝酸ネオジウム12
1.4g、硝酸ストロンチウム31gを溶解した800
mlの水を徐々にニーダー中へ添加した。
次いで実施例1におけると同様にしてネオジミアとして
8.3重量%、酸化ストロンチウムとして2.7重量%
アルミナとして89重量%を含有する複合酸化物を得
た。
実施例 3 凝ベーマイト構造の結晶形で245m/gの比表面積
を有するアルミナゾル(日産化学(株)製)2500gを
150℃に加温したニーダーに入れ撹拌しながら硝酸ラ
ンタン71.8g、硝酸イットリウム11.2gおよび
硝酸ジルコニウム45.3gを溶解した1000mlの水
を徐々にニーダー中へ添加した。
同温度で1時間混練撹拌した後、150℃に保った乾燥
器に入れ15時間乾燥した。
次いで乾燥固体を20〜50ミクロンの粉体に粗粉砕し
た後、600℃で5時間仮焼してランタナとして4.9
重量%、イットリアとして0.6重量%、ジルコニアと
して3.8重量%、アルミナとして90.7重量%を含
有する複合酸化物を得た。
実施例 4 実施例3と同様のアルミナゾル2000gを用い、10
0℃に加温したニーダーに入れ撹拌しながら硝酸ランタ
ン96.8g、塩化第一スズ49.9gを溶解した10
00mlの水を徐々にニーダー中へ添加した。
次いで実施例1におけると同様にしてランタナとして
7.8重量%、酸化スズとして6.4重量%、アルミナ
85.8重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 5 水2070mlに酢酸を230ml加えた酢酸溶液中にコノ
コ社のベーマイト(商品名:SBアルミナ)270gを
添加してホモミキサーで2時間撹拌してアルミナゾルを
得た。
このゾルを60℃に加温したニーダーに移し、撹拌しな
がら酢酸ランタン48.4g、酢酸ニッケル38.3g
を溶解した500mlの水を徐々に添加した。
次いで実施例1におけると同様にしてランタナとして
9.8重量%、酸化ニッケルとして4.9重量%、アル
ミナとして85.3重量%を含有する複合酸化物を得
た。
実施例 6 実施例5と同様にして得たアルミナゾルと酢酸セリウム
7.5g、酢酸バリウム12.8g、酢酸コバルト13
gを用いて実施例1における操作と同様にしてセリアと
して3.5重量%、酸化バリウムとして3.5重量%、
酸化コバルトとして2.5重量%、アルミナとして9
0.5重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 7 実施例5と同様にして得たアルミナゾル、酢酸ランタン
29.5g、重クロム酸アンモニウム36.8gを用いて実
施例1における操作と同様にしてランタナとして5重量
%、クロミアとして5重量%、アルミナとして90重量
%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 8 硝酸ランタン61.9gと硝酸ジルコニウム10.4gを溶
解した1000mlと水のオキソチタンモノアンモニウム
オキサレートの30%水溶液33.3gを60℃に加温
したニーダーに移し撹拌しながら実施例3のアルミナゾ
ル1000gを添加した後、ニーダーを120℃に加温
して1時間混練、撹拌を続けた。
次いで実施例1におけると同様にしてランタナとして
9.8重量%、ジルコニアとして2重量%、チタニアと
して4.2重量%、アルミナとして84重量%を含有す
る複合酸化物を得た。
比較例 1 硝酸ランタン10.9g、酢酸バリウム6.8gを溶解
した800mlの水を用いた以外は実施例1におけると同
様にしてランタナとして0.8重量%、酸化バリウムと
して0.8重量%、アルミナとして98.4重量%を含
有する複合酸化物を得た。
比較例 2 酢酸ランタン164.8g、酢酸ニッケル45gを溶解
した500mlの水を用いた以外は実施例5におけると同
様にしてランタナとして22.5重量%、酸化ニッケル
として4.9重量%、アルミナとして72.6重量%を
含有する複合酸化物を得た。
比較例 3 比表面積120m/gを有する活性アルミナ500g
を酢酸ランタン73.7g、重クロム酸アンモニウム9
2gを溶解した500mlの水に浸漬させ混合しながら蒸
発乾固した。
次いで実施例1における操作と同様にしてランタナとし
て5重量%、クロミアとして5重量%、アルミナとして
90重量%を含有する複合酸化物を得た。
実施例 9 実施例1〜8、比較例1〜3によって得た複合酸化物を
1200℃においてそれぞれ5時間、20時間、50時
間、空気雰囲気下で焼成した後、その表面積を窒素ガス
を吸着ガスとしたBET式比表面計で測定した。表面積の
測定結果を表1に示す。
表1より実施例1〜8によって得た複合酸化物は、12
00℃50時間焼成後でも10m/g以上の比表面積
を有しており、熱的に安定な触媒担体組成物であること
がわかる。
一方、比較例1の希土類元素の酸化物(ランタナ)が1
重量%以下、アルカリ土類元素の酸化物(酸化バリウ
ム)が1重量%以下添加された複合酸化物はアルミナの
安定化効果はほとんどなく、1200℃5時間の焼成に
おいてα−アルミナとなり比表面積は10m/g以下
になる。
又、比較例2の希土類元素の酸化物(ランタナ)が20
重量%を越えて添加された複合酸化物は1200℃5時
間焼成からアルミナとの複合化がおこりペロブスカイト
構造をもつLaAlO3が生成するようになり比表面積も20
時間焼成後10m/g以下になる。
さらに比較例3の浸漬法による複合酸化物は20時間の
短時間焼成では安定化されているが、さらに長時間にな
るとその安定化効果はなくなっている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/26 M 8017−4G ZAB A 8017−4G 23/76 M 8017−4G ZAB A 8017−4G 23/78 M 8017−4G ZAB A 8017−4G 32/00 F23D 14/18 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミナ水和物の溶液とランタン、セリウ
    ム、プラセオジウム、ネオジウム、サマリウムおよびイ
    ットリウムよりなる群から選ばれた少なくとも1種の希
    土類元素の化合物の溶液とカルシウム、ストロンチウム
    およびバリウムよりなるアルカリ土類元素;チタン、ジ
    ルコニウムおよびスズよりなる第4族元素;鉄、コバル
    トおよびニッケルよりなる第8族元素並びにクロムより
    なる群から選ばれた少なくとも1種の元素の化合物の溶
    液とを混合して、該アルミナ水和物の溶液をゲル化さ
    せ、乾燥後焼成せしめ、得られた複合酸化物がアルミナ
    として60〜98重量%の範囲、該希土類元素が酸化物
    として1〜20重量%の範囲、該アルカリ土類元素、該
    第4族元素、該第8族元素およびクロムよりなる群から
    選ばれた少なくとも1種の元素が酸化物として1〜20
    重量%の範囲である組成を有することを特徴とする耐熱
    性触媒担体組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】該耐熱性触媒担体組成物の一部がマグネト
    プランバイト類似の層状アルミネート結晶構造を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1記載の方法。
  3. 【請求項3】アルミナ水和物の溶液のゲル化が40〜2
    00℃の温度範囲で行なわれる特許請求の範囲1記載の
    方法。
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