JPH0639598Y2 - 屠体の冷却装置 - Google Patents

屠体の冷却装置

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JPH0639598Y2
JPH0639598Y2 JP1989082047U JP8204789U JPH0639598Y2 JP H0639598 Y2 JPH0639598 Y2 JP H0639598Y2 JP 1989082047 U JP1989082047 U JP 1989082047U JP 8204789 U JP8204789 U JP 8204789U JP H0639598 Y2 JPH0639598 Y2 JP H0639598Y2
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carcass
cold water
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water
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正之 竹内
卓司 矢田
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株式会社アイピー
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 この考案は、屠体を速やかに冷却する装置に関し、特
に、鶏の屠体を冷却する装置に関する。
【従来の技術】
屠殺された直後の鶏の体温は40℃もある。屠殺後はこれ
を冷却して変質を防止する必要がある。冷却に時間がか
かると、鶏の屠体の品質は著しく低下する。 従来から最も一般的に行われているのは、水と氷とが混
合された水槽内に鶏を投入する方式である。この方式
は、鶏を揺り動かしながら、一定の方向に移動させて冷
却する。しかしながら、この方式は、全ての鶏を清水で
洗浄した状態では冷却できず、また、全ての鶏を均一か
つ迅速に低温冷却できず、冷却温度にバラツキを生じ易
い欠点がある。また、冷却装置として、ベルトコンベア
の上に鶏の屠体を載せて一定の方向に移動させ、この上
に、冷水をシャワーするものが開発されている。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この構造の冷却装置は、鶏の屠体を冷水
中に浸漬するものに比べて、熱効率、即ち、単位量の冷
水が鶏から奪う熱量が少なく、ランニングコストが相当
に高価になる欠点がある。また、シャワー水で冷却する
ので、内部まで完全に冷却するのに時間が掛かる欠点も
ある。 これ等従来の冷却装置が有する欠点を解決することを目
的に、第6図に示す構造の鶏の屠体を冷却する装置が開
発された。この装置は、細長い流水樋1内に冷水を循環
させている。流水樋1には、冷水の流れと逆の方向に、
堰板2でもって鶏の屠体をゆっくりと移動させている。
この装置は、一度に多量の鶏が処理できるように、通常
は、全長が約10メートル、幅が3メートル程度に設計さ
れる。 この装置は、鶏の屠体を、流水方向と逆に移動させる途
中で、表面に付着された異物を洗浄できる特長がある。
鶏の屠体から分離された異物は、水面に浮上する。水面
の異物は、移動途中の屠体に再付着する。したがって、
水面浮遊物は、可能な限り速やかに除去するのが良い。
水面の異物が除去されると、奇麗に洗浄された屠体を得
ることができる。洗浄された屠体は、見た目が綺麗なだ
けでなく、細菌等の付着量を少なくして、衛生的にも高
品質の屠体となる。 この考案は、綺麗に洗浄された屠体を得ることができ
て、迅速に冷却できる屠体の冷却装置を提供するにあ
る。
【課題を解決する為の手段】
この考案の屠体の冷却装置は、前述の目的を達成するた
めに下記の構成を備えている。屠体の冷却装置は、全体
形状を細長い樋状として水平ないしはほぼ水平状に配設
されている流水樋(1)と、この流水樋(1)の一端か
ら冷水を吸入し、吸入した冷水を冷却して流水樋の他端
に供給して、流水樋に一定の方向に冷水を流水させる冷
水の冷水循環手段4と、この冷水循環手段によって供給
される冷水の流動方向と逆方向に屠体を移動させる屠体
の移動手段とを備える。 さらに、屠体の冷却装置は、流水樋の一端であって冷水
循環手段が冷水を吸入する側に、流水樋の冷水面に浮遊
する浮遊物の除去手段を配設している。 ところで、この考案の屠体の冷却装置は、鶏の屠体に最
も便利に利用できる。したがって、以下、屠体を鶏の屠
体として説明する。ただ、この考案は屠体を鶏の屠体に
限定するものでなく、鶏の屠体以外の屠体にも利用でき
るのは言うまでもない。
【作用】
この考案の好ましい実施例を示す屠体の冷却装置は、下
記のようにして屠体を冷却し、さにら、綺麗な状態で排
出する。 第1図において、冷水は、冷水循環手段によって、流
水樋1の右側に供給され、左側から排出される。従っ
て、流水樋1内は、右から左に向かって冷水を移動させ
る。 屠体は流水樋1の左側に供給される。屠体は、移動手
段の堰板2によって、左から右に移動され、移動途中で
冷却、洗浄される。 洗浄された屠体から分離された、鳥の羽根や油等の浮
遊物は、流水樋1の水面に浮遊する。この異物は、流水
樋1を右から左に移動する冷水によって、流水樋1の左
側に溜る。 流水樋1の左に溜った異物は、第2図に示す排出部材
6で外部に排出される。排出部材6は、無端チェーン8
に駆動されて流水樋1の水面上を横方向に移動し、水面
の浮遊物を外部に掻き出す。
【好ましい実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思想を具体
化する為の装置を例示するものであって、この考案の装
置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造
に特定するものでない。この考案の装置は、実用新案登
録請求の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が加えら
れる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲が理解し
易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、
「実用新案登録請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決
する為の手段の欄」および「作用の欄」に示される部材
に付記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に示さ
れる部材を、実施例の部材に特定するものでは決してな
い。 第1図に示す鶏の冷却装置は、流水樋1と、冷水循環手
段4と、移動手段と、除去手段とを備えている。 流水樋1は、ここに屠体を移送させて冷却、洗浄できる
ように、細長い樋状に作られている。この流水樋1は、
第3図に示すように、横断面形状が、U字状に形成され
ている。 流水樋1の全長は、充填される冷却水の水量、流速、単
位時間に冷却される鶏の匹数等を考慮して決定される。
一般的には、右端に供給された屠体が、数十分ないし2
時間程度かかって右端に送られて冷却されるので、全長
は、数mないし数十mに、好ましくは約10m程度に決定
され、その幅は、例えば1mないし5m程度に決定される。 流水樋1の底には、長手方向に延長して噴気部材5が配
設される。噴気部材5から水中に吹き出される無数の気
泡は、冷却水を攪拌して鶏の屠体を速やかに冷却する。
また、水中を浮上する気泡は、水中に含まれる異物を水
面に浮上させて、流水樋1の左端で分離し易くする。さ
らに、気泡は、水中で裂けるときに超音波を発生する。
超音波は、鶏の屠体を超音波洗浄してより奇麗に洗浄す
る。 噴気部材5は、無数の小孔が穿設されたパイプで構成さ
れる。パイプは、送風機あるいはコンプレッサに連結さ
れて、加圧空気が供給され、小孔から気泡を噴出する。 冷水循環手段4は、冷水を流水樋1に供給する。冷水循
環手段4は、水を冷却する冷却器4Aと、冷水を流水樋1
に供給する供給ポンプ4Bと有する。冷却器4Aは、流水樋
1に供給する水を、例えば、0℃近くにする。冷却器4A
で冷却された冷水は、供給ポンプ4Bで流水樋1に供給さ
れる。 流水樋1から排出された冷水は、循環して再利用され
る。従って、流水樋1の左の端に設けられた排水口3
は、冷水循環手段4の吸入側に連結されている。すなわ
ち、排水口3に連結された循環管は二分岐されて、一方
が冷水循環手段4に、他方の分岐路は排水弁10に連結さ
れている。 冷水循環手段4の吸入側は、フィルター11を介して流水
樋1の排水口に連結されている。フィルター11は、冷水
に含まれる異物を濾過して清澄にする。 この構造の装置は、流水樋1から排水された一部の冷水
を排水し、残り一部の冷水を、循環して再利用する。例
えば、流水樋1から排出された冷水の20〜70%を外部に
排水し、残りの冷水を循環させる。排水量に相当する水
量の水を、冷水循環手段4の吸入側に供給する。 冷水循環手段4が流水樋1に供給する冷水の供給量は、
屠体の時間当りの処理能力に応じて調整される。屠体の
供給量が多いと、冷水は屠体で加温される。従って、屠
体の処理能力が多い程、冷水供給量を多くする。冷水量
は、0℃近い水を流水樋1に供給して、屠体が流水樋1
の端から端まで移送されるまでの間に、40℃の鶏を4℃
に冷却できる水量に決定される。 流水樋1の水面に浮遊する浮遊物の除去手段は、冷水に
移送されて流水樋1の排出側に集められた水面浮遊物を
除去するもので、流水樋1の排水側、第1図において流
水樋1の左端に配設されている。 除去手段は、第2図に示すように、水面に浮遊する異物
の排出部材6と、この排出部材6を駆動する無端チェー
ン8と、無端チェーン8を駆動するチェーンホイール7
と、チェーンホイール7を回転させるモーター9とを備
えている。 第5図の正面図と、第4図の平面図とに示す排出部材6
は、全体の形状が板状に作られている。ただ、排出部材
6は、必ずしも板状にする必要はなく、例えば、カップ
状に成形することも可能である。 板状の排出部材6は、第4図に示すように、両側が前方
に緩く折曲され、第5図に示すように、下端にゴム状弾
性板が固定されている。排出部材6は、一定の間隔で無
端チェーン8に連結されている。 無端チェーン8は、チェーンホイール7に掛けられてい
る。チェーンホイール7は、軸受けとフレームとを介し
て、流水樋1の両側の側壁上面に取り付けられている。
チェーンホイール7は、これに掛けられたチェーンを、
流水樋1の横方向に向けて移動させる。 従って、チェーンホイール7の回転軸は、水平方向に延
長して支持されている。また、この回転軸は、第2図に
示すように、流水樋1の屠体移送方向に延長して支持さ
れている。さらに、排出部材6が水面を移動して、水面
浮遊物を排出できるように、チェーンホイール7は、下
側を移動する無端チェーン8に連結された排出部材6
が、流水樋1の水面近傍を移動する位置に調節されてい
る。チェーンホイール7は、モーター9に連結されて回
転されている。 第2図の除去手段は、下側の無端チェーン8で移動され
る排出部材6が、チェーンガイド12に沿って移動する。
チェーンガイド12は、両側が上り勾配で、中間が水平と
なる姿勢でフレームに固定されている。チェーンガイド
中間の水平部分に沿って移動する無端チェーン8は、堰
板2の下部を水面下に降下させる。第2図に示す除去手
段は、排出部材6が右から左に移動して、水面浮遊物を
流水樋1外に排出する。 従って、チェーンガイド12の下方には、チェーンガイド
12の勾配と平行に、傾斜板13が固定されている。傾斜板
13は、この上面に排出部材6の下端が沿って移動して、
水面浮遊物を流水樋1外に掻き出す。傾斜板13は、水面
から流水樋1の隔壁を超える高さまで延長されている。
傾斜板13とチェーンガイド12との間隔は、排出部材6の
高さよりも多少低く調整される。 この構造の傾斜板は、排出部材6下端のゴム状弾性体
が、多少変形する状態で、上面を擦りながら上昇する。
したがって、排出部材6が、すくい取った水面浮遊物を
漏らさず排出することができる。 ただ、この考案の屠体の冷却装置は、必ずしも傾斜板13
を設ける必要がない。図示しないが、排出部材にカップ
状のものを使用すると、排出部材は、傾斜板を使用する
ことなく、すくい取った水面浮遊物を流水樋の外部に排
出できるからである。 移動手段は、堰板2と、この堰板2を流水樋1内に沿っ
て移動させる移動部材とを備える。 堰板2は、流水樋1に送り込まれた屠体を、冷却水の流
水方向と反対に、第1図において、左端から右端に移動
させる。複数枚の堰板2が、例えば数十cm〜1.5m程度の
間隔で、流水樋1に対して横に向けられて互いに平行に
配設されている。堰板2は、両端を、移動部材であるチ
ェーン14に垂直面内で回動自在に取り付けている。 各堰板2は、冷却水の中を、流水樋1に沿って移動で
き、これが移動して屠体を移送できるように、水は通る
が鶏は通過できない流水性を有し、外形が流水樋1の内
側形状より多少小さい板状に形成されている。 第3図に示す堰板2は、片側が格子状に形成されて片側
部だけが通水性を有する。隣接してチェーン14に連結さ
れる堰板2は、互いに反対側に格子状に形成される。こ
の構造の堰板2は、流水樋1内にジグザグ状の水路を形
成し、冷水の実質的な流水路を長くしている。 移動部材は、流水樋1の両側でその上に張設された2条
のチェーン14と、スプロケット軸15と、減速モータと、
ガイドレール17と、移動子18とからなる。 チェーン14は、互いに同速で同方向に移動されるよう
に、流水樋1の両端部に配設されたスプロケット軸15に
掛けられている。 チェーン14は、流水樋1の上縁に沿って摺動して、これ
に固定された堰板2を移動させる。 スプロケット軸15は、軸の両端にチェーン14が掛けられ
るチェーンホイールが固定されている。スプロケット軸
15は2本あって、流水樋1の両端に水平に支承されてい
る。軸の両端に固定されるチェーンホイールの間隔は、
流水樋1の幅に等しく調整されている。チェーンホイー
ルに掛けられたチェーン14は、第3図に示すように流水
樋1の上縁に沿って移動する。従ってスプロケット軸15
は、流水樋1と直交する方向、即ち横に延長して水平に
支承されている。 減速モータは、図示しないがスプロケット軸15をゆっく
りと回転させ、チェーン14を介して、流水樋1の堰板2
を第2図に於て左から右に移動させる。 ガイドレール17は、第1図と第3図とに示すように、流
水樋1の上縁から一定の間隔だけ上方に離されて、流水
樋1の上縁と平行に張設されている。移動子18のローラ
ーがこの下面に沿って転動することにより、流水樋1内
を移動する堰板2が垂直ないしほぼ垂直状に保持され
る。 移動子18は、第3図に示すように、ローラーがガイドレ
ール17下面に沿って移動することにより、堰板2の下動
を前方に押し出して堰板2を垂直状に保持して前進させ
るように、堰板2のチェーン14枢着位置から多少後方に
位置ずれされた位置にローラーを備えている。 流水樋1内に移動する堰板2は、チェーン14で前進さ
れ、移動子18とガイドレール17とで垂直状に保持され
る。 流水樋1を通過して屠体の取出側(第1図に於て流水樋
1の右端)に移動した堰板2は、流水樋1から引き揚げ
られた後、流水樋1内を通過する堰板2の上部を、第1
図に於て右から左に、即ち、鶏の取出側から供給側に向
かって移動して循環する。このとき、堰板2は、それ自
体の自重で水平状に倒されて移送される。従って、流水
樋1内を移動する堰板2の上方を反対方向に復帰移動す
る堰板2は、移動子18によって垂直状に保持されず、そ
れ自体の自重で水平状に倒される。従って、ガイドレー
ル17は復帰移動するチェーン14に沿って配設されない。 復帰移動するチェーン14は、第1図に示すように、チェ
ーン14の復帰移動路に張設されたチェーンガイド12上を
移動する。 水平状に倒された堰板2も、このチェーンガイド12上に
載せられて水平状のまま移動される。 第1図の右部に、流水樋1内を通過した堰板2の引揚位
置が示されている。ガイドレール17は、流水樋1内の取
出側終端で堰板2の下部を多少前方に移動させて鶏を押
し出すように、ガイドレール17の終端部分は、終端に向
かって多少下方に下り勾配に折曲された後上方に折曲さ
れている。 移動子18のローラーが下り勾配のガイドレール17下面を
移動するとき、堰板2は下部が前方に押し出される。そ
の後、移動子18のローラーが上がり勾配部分の下面に沿
って移動するとき、堰板2はしだいに垂直状に立てら
れ、更にチェーン14で引き揚げられると、水平状に倒さ
れてチェーンガイド12上を移動される。 流水樋1の終端には、鶏の取出部材16が配設されてい
る。取出部材16は外周に半径方向に延長する羽根を有
し、これが減速モータ19でゆっくりと回転されて流水樋
1内の鶏の屠体を羽根で掻き揚げる。 第1図に示すように、流水樋1左端の屠体供給側に移動
された堰板2はゆっくり起こされた後流水樋1内に案内
される。堰板2の垂直面内での回動はガイドレール17で
制動される。ガイドレール17は、第1図に示すように、
流水樋1の左端で、一部が上方にU曲された後、水平部
を経て更に端が上方に湾曲される。 ガイドレール17端部の上方湾曲部に沿って移動子18のロ
ーラーか転動するとき、堰板2は、それ自体の自重で水
平から次第に起こされ、U曲部にローラーが移動すると
き堰板2は垂直状に回動される。U曲局部から出たロー
ラーは流水樋1の上縁と平行に張設されたガイドレール
17下面に沿って移動して堰板2を垂直に保持する。
【考案の効果】
この考案の屠体の冷却装置は、屠体を能率よく冷却でき
ることに加えて、屠体を綺麗に洗浄して排出できる特長
がある。それは、この考案の屠体の冷却装置が、冷水循
環手段でもって冷水を流水樋に一定の方向に流動すると
共に、冷水の流動方向と逆向きに屠体を移動し、さら
に、流水樋の一端であって冷水循環手段が冷水を吸入す
る側、すなわち、屠体を供給する側に浮遊物の除去手段
を配設する独得の構成によって実現される。この状態で
屠体を冷却して排出する装置は、屠体の排出側を最も綺
麗な冷水領域とすることができ、さらに、流水樋で移送
される屠体から分離された羽根や油等の浮遊物は、屠体
とは逆方向に流動されて排出側の屠体に再付着すること
がない。このため、流水樋から排出される屠体を著しく
綺麗にして、細菌の付着量等も少なく衛生的に処理でき
る特長がある。 さらに、この考案の屠体の冷却装置は、冷水循環手段の
汚れを少なくして、熱効率を高くでき特長も実現する。
それは、冷水循環手段が冷水を吸入する部分で浮遊物を
除去し、浮遊物を除去した冷水を冷水循環手段が吸入し
て流水樋に循環させるからである。冷水循環手段に吸入
される冷水に、鳥の羽根や油等の水面浮遊物が混入され
ると、冷水循環手段の熱効率が著しく低下する。とく
に、水面浮遊物には鳥の油成分が含有されるので、これ
が羽根や塵等の異物と一緒に冷水循環手段の熱交換器に
吸入されると、熱交換器の熱交換効率を著しく低下させ
る弊害がある。それは、油成分が羽根や塵等の浮遊物を
熱交換器の冷水通路に付着、堆積することが理由であ
る。この考案の装置は、屠体を綺麗に洗浄して排出する
浮遊物の除去手段を備えるので、この除去手段を、冷水
循環手段の熱効率の低下を阻止する部材にも併用できる
特長がある。 冷却効率が高く、しかも浮遊物を残らず除去できる屠体
の冷却装置は、少ない冷水消費量で、屠体を綺麗に洗浄
できる特長がある。従来の装置で、屠体を綺麗に洗浄し
て冷却する場合、流水樋に供給する冷水量を多くして、
多量の冷水を排出側からオーバーフローさせる必要があ
った。このため、消費水量が多くなると共に、冷凍機の
消費電力が大きくなる欠点があった。それは、流水樋
に、常温から摂氏零度近くまで冷却した多量の水道水等
を供給することが理由である。この考案の屠体の冷却装
置は、浮遊物を除去した冷水を冷水循環手段に循環する
ので、屠体を綺麗に洗浄して排出できるにもかかわら
ず、多量の冷水をオーバーフローさせる必要がないの
で、冷水の消費水量を少なくして、冷凍機の電力消費を
少なくできる特長も実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の屠体を冷却する装置を示す概略断面図、
第2図は除去手段の側面図、第3図は流水樋の横断面
図、第4図および第5図個は排出部材の平面図および正
面図、第6図は従来の屠体を冷却する装置を示す概略断
面図である。 1……流水樋、2……堰板、 3……排水口、4……冷水循環手段、 4A……冷却器、4B……供給ポンプ、 5……噴気部材、6……排出部材、 7……チェーンホイール、 8……無端チェーン、9……モーター、 10……排水弁、11……フィルター、 12……チェーンガイド、 13……傾斜板、14……チェーン、 15……スプロケット軸、 16……取出部材、17……ガイドレール、 18……移動子、19……減速モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体形状を細長い樋状として水平ないしは
    ほぼ水平状に配設されている流水樋(1)と、この流水
    樋(1)の一端から冷水を吸入し、吸入した冷水を冷却
    して流水樋(1)の他端に供給して、流水樋(1)に一
    定の方向に冷水を流水させる冷水の冷水循環手段(4)
    と、この冷水循環手段(4)によって供給される冷水の
    流動方向と逆方向に屠体を移動させる屠体の移動手段と
    を備える屠体の冷却装置において、 流水樋(1)の一端であって冷水循環手段(4)が冷水
    を吸入する側に、流水樋(1)の冷水面に浮遊する浮遊
    物の除去手段が配設されたことを特徴とする屠体の冷却
    装置。
JP1989082047U 1989-07-11 1989-07-11 屠体の冷却装置 Expired - Lifetime JPH0639598Y2 (ja)

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