JPH0640004A - 丸パイプ加飾装置 - Google Patents
丸パイプ加飾装置Info
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- JPH0640004A JPH0640004A JP8451992A JP8451992A JPH0640004A JP H0640004 A JPH0640004 A JP H0640004A JP 8451992 A JP8451992 A JP 8451992A JP 8451992 A JP8451992 A JP 8451992A JP H0640004 A JPH0640004 A JP H0640004A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一度の工程で、丸パイプ3外周面の全体、あ
るいはスパイラル状に加飾フィルム4の模様等を、しわ
を発生させることなく熱転写できる、経済的な丸パイプ
加飾装置を提供することにある。 【構成】 熱転写ロール1の回転軸心を、受けロール2
の回転軸心に対して変更自在の交差角度で交差させ、丸
パイプ3を、この交差角度の1/2の角度で熱転写ロー
ル1と受けロール2との間に侵入させ、加飾フィルム4
を、熱転写ロール1の回転軸心に直交する角度から、熱
転写ロール1と丸パイプ3との間に侵入させ、さらに、
熱転写ロール1と受けロール2の一方を、丸パイプ3を
回転かつ搬送する駆動ロールとすることにより、連続し
てかつしわを生じることなしに丸パイプ3の表面に模様
をスパイラル状に熱転写する。
るいはスパイラル状に加飾フィルム4の模様等を、しわ
を発生させることなく熱転写できる、経済的な丸パイプ
加飾装置を提供することにある。 【構成】 熱転写ロール1の回転軸心を、受けロール2
の回転軸心に対して変更自在の交差角度で交差させ、丸
パイプ3を、この交差角度の1/2の角度で熱転写ロー
ル1と受けロール2との間に侵入させ、加飾フィルム4
を、熱転写ロール1の回転軸心に直交する角度から、熱
転写ロール1と丸パイプ3との間に侵入させ、さらに、
熱転写ロール1と受けロール2の一方を、丸パイプ3を
回転かつ搬送する駆動ロールとすることにより、連続し
てかつしわを生じることなしに丸パイプ3の表面に模様
をスパイラル状に熱転写する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂被覆鋼管である丸
パイプの外周に、熱転写ロールにより、加飾フィルムの
模様等を熱転写する装置に関するものである。
パイプの外周に、熱転写ロールにより、加飾フィルムの
模様等を熱転写する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 樹脂被覆鋼管である丸パイプ3を加飾するために、丸
パイプ3の外周に沿ったR周面10を有する熱転写ロー
ル1と受けロール2とで丸パイプ3を挟み、丸パイプ3
の表面に加飾フィルム4を連続的に供給しながら一定圧
力を加え(例えば、熱転写ロール1はシリコンゴム系
で、表面温度が約160度〜200度に設定されてい
る)、加飾フィルム4に印刷された模様等を丸パイプ3
表面の樹脂に熱転写する方法が一般的に行われている
(図9参照)。
パイプ3の外周に沿ったR周面10を有する熱転写ロー
ル1と受けロール2とで丸パイプ3を挟み、丸パイプ3
の表面に加飾フィルム4を連続的に供給しながら一定圧
力を加え(例えば、熱転写ロール1はシリコンゴム系
で、表面温度が約160度〜200度に設定されてい
る)、加飾フィルム4に印刷された模様等を丸パイプ3
表面の樹脂に熱転写する方法が一般的に行われている
(図9参照)。
【0003】又、丸パイプで安全柵などをつくるため
に、丸パイプの表面にスパイラル模様を形成する場合、
丸パイプの表面に加飾フィルム(光るテープなど)をス
パイラル状に巻き付けた後、熱転写ロールで熱転写して
いる。
に、丸パイプの表面にスパイラル模様を形成する場合、
丸パイプの表面に加飾フィルム(光るテープなど)をス
パイラル状に巻き付けた後、熱転写ロールで熱転写して
いる。
【0004】さらに、下地層と模様層とを一体成形し
て被覆樹脂層を構成し、その被覆樹脂層を丸パイプに被
膜する技術も存在する(実開昭63−170222
号)。
て被覆樹脂層を構成し、その被覆樹脂層を丸パイプに被
膜する技術も存在する(実開昭63−170222
号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術にお
いては、熱転写ロール1のR周面10の周速度が、内側
と外側とでは異なるため、外側にズレが発生し易く、通
常、一度に丸パイプ3の円周の約1/3程度しか転写で
きない(図9)。従って、一本の丸パイプ3を全周にわ
たって転写するには3回程度に分けて行うか、あるい
は、一度で行うためには、3個の熱転写ロール1を配置
する必要があり(図10)、非経済的であった。又、R
周面10の径の異なることによって、フィルムの内側が
弛み、それが丸パイプ3上の加飾フィルム4にしわを発
生させ、その結果、転写された模様等にもしわの影響が
出るという問題があった。
いては、熱転写ロール1のR周面10の周速度が、内側
と外側とでは異なるため、外側にズレが発生し易く、通
常、一度に丸パイプ3の円周の約1/3程度しか転写で
きない(図9)。従って、一本の丸パイプ3を全周にわ
たって転写するには3回程度に分けて行うか、あるい
は、一度で行うためには、3個の熱転写ロール1を配置
する必要があり(図10)、非経済的であった。又、R
周面10の径の異なることによって、フィルムの内側が
弛み、それが丸パイプ3上の加飾フィルム4にしわを発
生させ、その結果、転写された模様等にもしわの影響が
出るという問題があった。
【0006】又、上記の従来技術にあっては、加飾フ
ィルムをスパイラル状に巻き付ける工程と、その後に行
う熱転写工程の2工程が必要となってしまい、作業効率
が悪いと共に、非経済的であった。
ィルムをスパイラル状に巻き付ける工程と、その後に行
う熱転写工程の2工程が必要となってしまい、作業効率
が悪いと共に、非経済的であった。
【0007】さらに、上記の従来技術においては、下
地層と異なる色彩の樹脂を模様層として一体成形可能で
あるが、樹脂への着色ゆえに、金や銀色などは鮮やかさ
に欠け、光の反射や蛍光性が満足なまでに達せず、又、
下地層と模様層との境界の明確さが乏しいなどの問題が
あった。
地層と異なる色彩の樹脂を模様層として一体成形可能で
あるが、樹脂への着色ゆえに、金や銀色などは鮮やかさ
に欠け、光の反射や蛍光性が満足なまでに達せず、又、
下地層と模様層との境界の明確さが乏しいなどの問題が
あった。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑み創案された
もので、一度の工程で、丸パイプ外周面の全体、あるい
はスパイラル状に加飾フィルムの模様等を、しわを発生
させることなく熱転写できる、経済的な丸パイプ加飾装
置を提供することを課題とする。
もので、一度の工程で、丸パイプ外周面の全体、あるい
はスパイラル状に加飾フィルムの模様等を、しわを発生
させることなく熱転写できる、経済的な丸パイプ加飾装
置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのための手段として、
樹脂被覆鋼管である丸パイプ3の外周面を、この丸パイ
プを挟んで対向すると共に、丸パイプ3の外周面に当接
するR周面10を有する熱転写ロール1と受けロール2
とで挟持して、熱転写ロール1により熱転写して加飾す
る装置において、熱転写ロール1の回転軸心を、受けロ
ール2の回転軸心に対して、変更自在であり、かつ適宜
の交差角度で固定させ、丸パイプ3を、前記した交差角
度の1/2の角度で熱転写ロール1と受けロール2との
間に侵入させ、加飾フィルム4を、熱転写ロール1の回
転軸心に直交する交差角度から、熱転写ロール1と丸パ
イプ3との間に侵入させる構成とした。
樹脂被覆鋼管である丸パイプ3の外周面を、この丸パイ
プを挟んで対向すると共に、丸パイプ3の外周面に当接
するR周面10を有する熱転写ロール1と受けロール2
とで挟持して、熱転写ロール1により熱転写して加飾す
る装置において、熱転写ロール1の回転軸心を、受けロ
ール2の回転軸心に対して、変更自在であり、かつ適宜
の交差角度で固定させ、丸パイプ3を、前記した交差角
度の1/2の角度で熱転写ロール1と受けロール2との
間に侵入させ、加飾フィルム4を、熱転写ロール1の回
転軸心に直交する交差角度から、熱転写ロール1と丸パ
イプ3との間に侵入させる構成とした。
【0010】熱転写ロール1と受けロール2の一方に、
丸パイプ3を回転しかつ搬送する九度を装置を設けるの
が良い。
丸パイプ3を回転しかつ搬送する九度を装置を設けるの
が良い。
【0011】
【作用】本発明の作用を、図1〜図3を参照しながら説
明する。上記した構成にあって、丸パイプ3を熱転写ロ
ール1と受けロール2との間に侵入させると、丸パイプ
3は両ロールで挟持され、一方向に回転しながら前進す
る(図1参照)。丸パイプ3が回転するのは、熱転写ロ
ール1と受けロール2とを交差させ、丸パイプ3をその
両者の交差角度の1/2の角度から侵入させているた
め、丸パイプ3に回転力が作用するからである。
明する。上記した構成にあって、丸パイプ3を熱転写ロ
ール1と受けロール2との間に侵入させると、丸パイプ
3は両ロールで挟持され、一方向に回転しながら前進す
る(図1参照)。丸パイプ3が回転するのは、熱転写ロ
ール1と受けロール2とを交差させ、丸パイプ3をその
両者の交差角度の1/2の角度から侵入させているた
め、丸パイプ3に回転力が作用するからである。
【0012】熱転写ロール1の回転軸心に直交する交差
角度で、熱転写ロール1と丸パイプ3との間に侵入する
加飾フィルム4は、丸パイプ3が回転しながら前進して
いるので、丸パイプ3外周面にスパイラル状に巻き付
き、熱転写ロール1の熱転写によってその模様等が丸パ
イプ3外周面にスパイラル状に転写される。
角度で、熱転写ロール1と丸パイプ3との間に侵入する
加飾フィルム4は、丸パイプ3が回転しながら前進して
いるので、丸パイプ3外周面にスパイラル状に巻き付
き、熱転写ロール1の熱転写によってその模様等が丸パ
イプ3外周面にスパイラル状に転写される。
【0013】熱転写ロール1と受けロール2との交差角
度を、適宜変更することによって、適宜角度のスパイラ
ル状の模様等を丸パイプ3外周面に転写することが出来
る。例えば、熱転写ロール1と受けロール2の交差角度
を60°に設定し、丸パイプ3の侵入角度を30°とす
ると、丸パイプ3の外周面に傾斜角度30°のスパイラ
ル模様を形成する加飾部8とそれ以外の非加飾部9を構
成することができ、また熱転写ロール1と受けロール2
の交差角度を90°に設定し、丸パイプ3の侵入角度を
45°とすると、丸パイプ3の外周面に傾斜角度45°
のスパイラル模様を形成する加飾部8とそれ以外の非加
飾部9を構成することができ、さらに熱転写ロール1と
受けロール2の交差角度を120°に設定し、丸パイプ
3の侵入角度を60°とすると、丸パイプ3の外周面に
傾斜角度60°のスパイラル模様を形成する加飾部8と
それ以外の非加飾部9を構成することができることにな
る(図4参照)。
度を、適宜変更することによって、適宜角度のスパイラ
ル状の模様等を丸パイプ3外周面に転写することが出来
る。例えば、熱転写ロール1と受けロール2の交差角度
を60°に設定し、丸パイプ3の侵入角度を30°とす
ると、丸パイプ3の外周面に傾斜角度30°のスパイラ
ル模様を形成する加飾部8とそれ以外の非加飾部9を構
成することができ、また熱転写ロール1と受けロール2
の交差角度を90°に設定し、丸パイプ3の侵入角度を
45°とすると、丸パイプ3の外周面に傾斜角度45°
のスパイラル模様を形成する加飾部8とそれ以外の非加
飾部9を構成することができ、さらに熱転写ロール1と
受けロール2の交差角度を120°に設定し、丸パイプ
3の侵入角度を60°とすると、丸パイプ3の外周面に
傾斜角度60°のスパイラル模様を形成する加飾部8と
それ以外の非加飾部9を構成することができることにな
る(図4参照)。
【0014】この他、適宜の角度で適宜のスパイラル角
度を得ることが可能である。又、加飾フィルム4の幅を
広く設定するか、あるいは交差角度を小さく設定するこ
とによって、スパイラル角度が小さくなり、丸パイプ3
外周面の全体を一度に加飾フィルム4で被覆した加飾部
8とすることが出来る(図5参照)。さらに、この加飾
フィルム4に線を入れることによって、スパイラル状の
線入りを形成することが出来る。
度を得ることが可能である。又、加飾フィルム4の幅を
広く設定するか、あるいは交差角度を小さく設定するこ
とによって、スパイラル角度が小さくなり、丸パイプ3
外周面の全体を一度に加飾フィルム4で被覆した加飾部
8とすることが出来る(図5参照)。さらに、この加飾
フィルム4に線を入れることによって、スパイラル状の
線入りを形成することが出来る。
【0015】尚、本発明装置にあっては、丸パイプ3を
熱転写ロール1と受けロール2とで上下あるいは左右か
ら交差させて挟持するので、丸パイプ3がぶれることが
ない(図7参照)。又、加飾フィルム4は、熱転写ロー
ル1の回転軸心に直交する交差角度で、しかも熱転写ロ
ール1と丸パイプ3との接触ライン手前側で丸パイプ3
の頂点に達する形で侵入させると、丸パイプ3に平面的
に接触するため、しわが発生しない。
熱転写ロール1と受けロール2とで上下あるいは左右か
ら交差させて挟持するので、丸パイプ3がぶれることが
ない(図7参照)。又、加飾フィルム4は、熱転写ロー
ル1の回転軸心に直交する交差角度で、しかも熱転写ロ
ール1と丸パイプ3との接触ライン手前側で丸パイプ3
の頂点に達する形で侵入させると、丸パイプ3に平面的
に接触するため、しわが発生しない。
【0016】本発明による加飾装置を使用して、AAS
樹脂(無色)を被覆したφ28の丸パイプ3(鋼管)の
表面に、幅30mmの金色フィルムを、角度45°でスパ
イラル状に熱転写し、安全柵用パイプを製造した。この
丸パイプ3においては、金色が夜間、車等の光を反射
し、極めて高い機能を発揮する製品を製造できることが
判明した。尚、その時の条件は、熱転写ロール1の温度
が180℃〜200℃、圧力が45Kg〜50Kg、熱転写
ロール1の幅が80mm、丸パイプ3の送り速度が1m/
分であった。
樹脂(無色)を被覆したφ28の丸パイプ3(鋼管)の
表面に、幅30mmの金色フィルムを、角度45°でスパ
イラル状に熱転写し、安全柵用パイプを製造した。この
丸パイプ3においては、金色が夜間、車等の光を反射
し、極めて高い機能を発揮する製品を製造できることが
判明した。尚、その時の条件は、熱転写ロール1の温度
が180℃〜200℃、圧力が45Kg〜50Kg、熱転写
ロール1の幅が80mm、丸パイプ3の送り速度が1m/
分であった。
【0017】
【実施例】図2および図3に、本発明の一実施例を示す
(図1は、同実施例の要部概略斜視図である)。本実施
例では、熱転写ロール1は受けロール2と交差角度90
°に設定し、両者を上下に位置している。丸パイプ3の
侵入角度は、上記した交差角度の1/2の45°で、加
飾フィルム4は、熱転写ロール1の回転軸心と直交する
角度から侵入し、熱転写後のベースフィルム7は、適宜
丸パイプ3を巻回し加飾フィルム4の侵入角度と平行角
度(平面視)で排出される。
(図1は、同実施例の要部概略斜視図である)。本実施
例では、熱転写ロール1は受けロール2と交差角度90
°に設定し、両者を上下に位置している。丸パイプ3の
侵入角度は、上記した交差角度の1/2の45°で、加
飾フィルム4は、熱転写ロール1の回転軸心と直交する
角度から侵入し、熱転写後のベースフィルム7は、適宜
丸パイプ3を巻回し加飾フィルム4の侵入角度と平行角
度(平面視)で排出される。
【0018】丸パイプ3に連続的に熱転写を行う場合
は、先の丸パイプ3に続けて次の丸パイプ3を送り込む
と、ベースフィルム7が剥がれた時点で模様層は先の丸
パイプ3の自重で容易に切断されるため、そのための装
置は不要である。又、両ロールから離れた先の丸パイプ
3は回転が止まり、押し出す次の丸パイプ3の回転との
剪断力によって容易に切離される。
は、先の丸パイプ3に続けて次の丸パイプ3を送り込む
と、ベースフィルム7が剥がれた時点で模様層は先の丸
パイプ3の自重で容易に切断されるため、そのための装
置は不要である。又、両ロールから離れた先の丸パイプ
3は回転が止まり、押し出す次の丸パイプ3の回転との
剪断力によって容易に切離される。
【0019】熱転写ロール1は、シリンダ5に連結する
ことによって昇降動自在とし、シリンダ5の押圧力によ
って丸パイプ3を押圧するものである。又、熱転写ロー
ル1には、モータ6を連結し、このモータ6の動力によ
って熱転写ロール1を回転するものである。尚、本実施
例では、熱転写ロール1を駆動ロールとしているが、逆
に、受けロール2を駆動ロールとしても良く、さらに駆
動装置であるモータ6が無くても良いことは云うまでも
ない。
ことによって昇降動自在とし、シリンダ5の押圧力によ
って丸パイプ3を押圧するものである。又、熱転写ロー
ル1には、モータ6を連結し、このモータ6の動力によ
って熱転写ロール1を回転するものである。尚、本実施
例では、熱転写ロール1を駆動ロールとしているが、逆
に、受けロール2を駆動ロールとしても良く、さらに駆
動装置であるモータ6が無くても良いことは云うまでも
ない。
【0020】熱転写ロール1および受けロール2のR周
面10のRは、丸パイプ3の径に準じて設定する必要が
あるが、丸パイプ3の径が異なる度に、それに対応した
Rを有するロールを準備することは不経済である。本願
発明者は、こうした点に鑑みて、異なる径の丸パイプ3
に対応することの可能な熱転写ロール1と受けロール2
のRを計算によって求めた。以下、説明する。
面10のRは、丸パイプ3の径に準じて設定する必要が
あるが、丸パイプ3の径が異なる度に、それに対応した
Rを有するロールを準備することは不経済である。本願
発明者は、こうした点に鑑みて、異なる径の丸パイプ3
に対応することの可能な熱転写ロール1と受けロール2
のRを計算によって求めた。以下、説明する。
【0021】受けロール2の径100mm、熱転写ロール
1の径120mm、スパイラルの傾斜角度45°、丸パイ
プ3の径28mm、32mm、42mmの場合のRの計算値は
以下の通りである。
1の径120mm、スパイラルの傾斜角度45°、丸パイ
プ3の径28mm、32mm、42mmの場合のRの計算値は
以下の通りである。
【0022】ロールの径120mmのRは、丸パイプ3の
径28mmの時95.57mmで、丸パイプ3の径42mmの
時108.23mmである。熱転写に用いる加飾フィルム
4の幅が60mmの場合、その幅はRの中心から17°の
範囲であり、又、加飾フィルム4の幅が30mmの場合、
その幅は8°30′である(図6参照)。この時の、丸
パイプ3とロールとの接触状態を図7に示す。1’は熱
転写ロール1の接触ラインで、2’は受けロール2の接
触ラインを示し、丸パイプ3を挟み軸芯で交差している
ことが判る。
径28mmの時95.57mmで、丸パイプ3の径42mmの
時108.23mmである。熱転写に用いる加飾フィルム
4の幅が60mmの場合、その幅はRの中心から17°の
範囲であり、又、加飾フィルム4の幅が30mmの場合、
その幅は8°30′である(図6参照)。この時の、丸
パイプ3とロールとの接触状態を図7に示す。1’は熱
転写ロール1の接触ラインで、2’は受けロール2の接
触ラインを示し、丸パイプ3を挟み軸芯で交差している
ことが判る。
【0023】加飾フィルム4の幅が30mmの場合の、丸
パイプ3の径28mmと42mmとの場合におけるフィルム
端部の両者の高さの差は、以下の通りである。 (丸パイプ3の径42mmの場合)
パイプ3の径28mmと42mmとの場合におけるフィルム
端部の両者の高さの差は、以下の通りである。 (丸パイプ3の径42mmの場合)
【数1】
【0024】(丸パイプ3の径28mmの場合)
【数2】
【0025】この計算結果から、加飾フィルム4幅が3
0mmの場合、両者の差は僅かであるため、熱転写ロール
1のRを両者の中間値であるR101.9に設定すれ
ば、径が28mm、32mm、42mmの丸パイプ3のどれに
も、同一の熱転写ロール1で対応できることがわかっ
た。尚、受けロール2は、その当たり面が熱転写ロール
1ほど重要ではなく、単純に両者の中間のR92.6に
設定すれば良い。受けロール2の径を100mmとした
が、現有ロールを有効に活用することが可能かを確認し
たのであって、熱転写ロール1と同径としても良い。
0mmの場合、両者の差は僅かであるため、熱転写ロール
1のRを両者の中間値であるR101.9に設定すれ
ば、径が28mm、32mm、42mmの丸パイプ3のどれに
も、同一の熱転写ロール1で対応できることがわかっ
た。尚、受けロール2は、その当たり面が熱転写ロール
1ほど重要ではなく、単純に両者の中間のR92.6に
設定すれば良い。受けロール2の径を100mmとした
が、現有ロールを有効に活用することが可能かを確認し
たのであって、熱転写ロール1と同径としても良い。
【0026】また、加飾フィルム4が60mmの場合、上
記と同様に計算した結果、その差は0.58978mmで
あった。この場合は、同一の熱転写ロール1で対応する
ことは内側と外側はお加飾フィルム4への圧力差が大と
なり、完全な転写が得られない場合があるが、受けロー
ル2は丸パイプ3に対する回転と搬送が達せられるので
あれば、同一のロールで良い。
記と同様に計算した結果、その差は0.58978mmで
あった。この場合は、同一の熱転写ロール1で対応する
ことは内側と外側はお加飾フィルム4への圧力差が大と
なり、完全な転写が得られない場合があるが、受けロー
ル2は丸パイプ3に対する回転と搬送が達せられるので
あれば、同一のロールで良い。
【0027】又、スパイラル角度を30°に設定し、他
の条件を上記と同様に設定した場合は、以下の通りとな
る。
の条件を上記と同様に設定した場合は、以下の通りとな
る。
【0028】加飾フィルム4の幅が30mmの場合の、丸
パイプ3の径28mmと42mmとの場合における両者の高
さの差は、以下の通りである。 (丸パイプ3の径28mmの場合)
パイプ3の径28mmと42mmとの場合における両者の高
さの差は、以下の通りである。 (丸パイプ3の径28mmの場合)
【数3】
【0029】(丸パイプ3の径42mmの場合)
【数4】
【0030】両者の差は、僅かに0.04588mmであ
り、一つのロールでこれら丸パイプ3に対応可能であ
る。又、加飾フィルム4の幅が60mmの場合を計算する
と、両者の差は0.185149mmであった。よって、
この場合も、同一の熱転写ロール1で対応可能である。
つまり、ロールのR周面10が大きいほど両者の差が少
なく、またスパイラル角が大きいほどR周面10が大き
くなるので、スパイラル角が小さい場合は、ロール径を
大きくするとR周面10が大きくなり、パイプ径の差を
吸収できる。
り、一つのロールでこれら丸パイプ3に対応可能であ
る。又、加飾フィルム4の幅が60mmの場合を計算する
と、両者の差は0.185149mmであった。よって、
この場合も、同一の熱転写ロール1で対応可能である。
つまり、ロールのR周面10が大きいほど両者の差が少
なく、またスパイラル角が大きいほどR周面10が大き
くなるので、スパイラル角が小さい場合は、ロール径を
大きくするとR周面10が大きくなり、パイプ径の差を
吸収できる。
【0031】
【発明の効果】このように、本発明にあっては、熱転写
ロールと受けロールとを交差角度をもって交差させる等
したので、1回の工程で、丸パイプにスパイラル状の模
様等を転写することができ、作業効率および経済性に優
れている。
ロールと受けロールとを交差角度をもって交差させる等
したので、1回の工程で、丸パイプにスパイラル状の模
様等を転写することができ、作業効率および経済性に優
れている。
【0032】又、加飾フィルムを、熱転写ロールの回転
軸心と直交する角度で侵入させることとしたので、丸パ
イプに平面的に接触することになり、よって、しわの発
生がなく、転写された模様にもしわ等が発生しない。
軸心と直交する角度で侵入させることとしたので、丸パ
イプに平面的に接触することになり、よって、しわの発
生がなく、転写された模様にもしわ等が発生しない。
【0033】さらに、本発明は、樹脂被覆鋼管である丸
パイプの外周面に模様等を熱転写することとしているの
で、色合いの優れた模様等を現出することができる。
パイプの外周面に模様等を熱転写することとしているの
で、色合いの優れた模様等を現出することができる。
【図1】本発明の一実施例の主要部を示す外観斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す正面図。
【図3】図2に示した実施例の平面図。
【図4】本発明装置によって加飾された丸パイプの一例
を示す外観斜視図。
を示す外観斜視図。
【図5】本発明装置によって加飾された丸パイプの他の
例を示す外観斜視図。
例を示す外観斜視図。
【図6】熱転写ロールと受けロールのそれぞれのRの違
いを示す説明図。
いを示す説明図。
【図7】丸パイプとロールとの接触状態を示す説明図。
【図8】従来技術の一例を示す正面図。
【図9】従来技術の他の例を示す説明図。
1 ; 熱転写ロール 2 ; 受けロール 3 ; 丸パイプ 4 ; 加飾フィルム 5 ; シリンダ 6 ; モータ 7 ; ベースフィルム 8 ; 加飾部 9 ; 非加飾部 10; R周面
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂被覆鋼管である丸パイプ(3) の外周
面を、前記丸パイプ(3) を挟んで対向すると共に、前記
丸パイプ(3) の外周面に当接するR周面(10)を有する熱
転写ロール(1) と受けロール(2) とで挟持しながら、前
記熱転写ロール(1) により熱転写して加飾する装置であ
って、前記熱転写ロール(1) の回転軸心を前記受けロー
ル(2) の回転軸心に対して、変更自在であり、適宜の交
差角度で固定させ、前記丸パイプ(3) を、前記交差角度
の1/2の角度で前記熱転写ロール(1) と受けロール
(2) との間に侵入させ、加飾フィルム(4) を、前記熱転
写ロール(1) の回転軸心に直交する交差角度から、該熱
転写ロール(1) と前記丸パイプ(3) との間に侵入させて
成る丸パイプ加飾装置。 - 【請求項2】 熱転写ロール(1) と受けロール(2) の一
方に、丸パイプ(3)を回転かつ搬送する駆動装置を設け
た請求項1に記載の丸パイプ加飾装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8451992A JPH0739172B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 丸パイプ加飾装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8451992A JPH0739172B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 丸パイプ加飾装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640004A true JPH0640004A (ja) | 1994-02-15 |
| JPH0739172B2 JPH0739172B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=13832886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8451992A Expired - Fee Related JPH0739172B2 (ja) | 1992-03-06 | 1992-03-06 | 丸パイプ加飾装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0739172B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011094069A1 (en) * | 2010-01-26 | 2011-08-04 | Illinois Tool Works Inc. | Method and apparatus for printing onto elongated hollow or solid substrates |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106626760B (zh) * | 2017-01-22 | 2019-04-26 | 广州市申发机电有限公司 | 一种全自动凸轮控制高速烫金机 |
-
1992
- 1992-03-06 JP JP8451992A patent/JPH0739172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011094069A1 (en) * | 2010-01-26 | 2011-08-04 | Illinois Tool Works Inc. | Method and apparatus for printing onto elongated hollow or solid substrates |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0739172B2 (ja) | 1995-05-01 |
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