JPH064008B2 - 植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方法 - Google Patents
植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方法Info
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- JPH064008B2 JPH064008B2 JP62126183A JP12618387A JPH064008B2 JP H064008 B2 JPH064008 B2 JP H064008B2 JP 62126183 A JP62126183 A JP 62126183A JP 12618387 A JP12618387 A JP 12618387A JP H064008 B2 JPH064008 B2 JP H064008B2
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- Japan
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- protein
- feed
- enzyme
- livestock
- magnesium chloride
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Feed For Specific Animals (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、牛、豚、鶏等の家畜に植物性蛋白質を効率的
に付与し、飼料、殊に植物性蛋白質の効率的な吸収を図
ること主目的とし、更に家畜の疾病を防止するととも
に、搾乳量の拡充及び日持ちのよい牛乳、牛肉、豚肉等
を生成することを、副次的な目的とする、いわゆる植物
性蛋白質を効率的に家畜に投与するように構成して健康
体な家畜を飼養するようにした投与方法に関するもので
ある。
に付与し、飼料、殊に植物性蛋白質の効率的な吸収を図
ること主目的とし、更に家畜の疾病を防止するととも
に、搾乳量の拡充及び日持ちのよい牛乳、牛肉、豚肉等
を生成することを、副次的な目的とする、いわゆる植物
性蛋白質を効率的に家畜に投与するように構成して健康
体な家畜を飼養するようにした投与方法に関するもので
ある。
「従来の技術及びその問題点」 近時、ペレット或は粉末状の濃厚飼料の多給いわゆる家
畜(以下代表例として牛について説明する。)の消化機
能を無視した飼料の投与は、酵素や微生物で発酵・分解
させるべきセルローズ質すなわち繊維質がない。そのた
めに、第1胃の内部で異常発酵が起こるpHが低下し、
第1胃粘膜が刺激されて胃壁の表面からフケのようなも
のがぱらぱら落ちてくる。
畜(以下代表例として牛について説明する。)の消化機
能を無視した飼料の投与は、酵素や微生物で発酵・分解
させるべきセルローズ質すなわち繊維質がない。そのた
めに、第1胃の内部で異常発酵が起こるpHが低下し、
第1胃粘膜が刺激されて胃壁の表面からフケのようなも
のがぱらぱら落ちてくる。
いわゆる偏平上皮細胞層が、不全角化病変をおこしてい
る。この状態をルーメナ・パラケラトーシスという。
る。この状態をルーメナ・パラケラトーシスという。
これは、家畜が植生する草を食べないため、繊維質、及
び繊維質を含む植物性蛋白質(動物性蛋白質に比べ植物
性蛋白質の方が繊維質を多く含む)の摂取が少なくな
り、酵素や微生物による発酵・分解の必要がなくなっ
て、その結果、第1胃は活動力が鈍く、動かなくてもよ
くなる。このように、第1胃では、物理的な面からも、
不全角化病変が促進されることになる。
び繊維質を含む植物性蛋白質(動物性蛋白質に比べ植物
性蛋白質の方が繊維質を多く含む)の摂取が少なくな
り、酵素や微生物による発酵・分解の必要がなくなっ
て、その結果、第1胃は活動力が鈍く、動かなくてもよ
くなる。このように、第1胃では、物理的な面からも、
不全角化病変が促進されることになる。
そうして、病変が更に進むと、この第1胃は炎症が生
じ、胃粘膜を損傷させ、そこから細菌感染が起こる。こ
の細菌がとなりの肝臓に進入すると、第1胃の異常発酵
で弱っている肝臓は、ついには肝膿瘍を引き起こす。
じ、胃粘膜を損傷させ、そこから細菌感染が起こる。こ
の細菌がとなりの肝臓に進入すると、第1胃の異常発酵
で弱っている肝臓は、ついには肝膿瘍を引き起こす。
更に第1胃内の炭水化物が不足していると、酵素の活動
や微生物の増殖は不活発となり、仮にもし繊維質、及び
繊維質を含む植物性蛋白質を摂取したとしても、その繊
維質がこの酵素及び微生物の不活性のため分解されず、
せっかく同時に接種した植物性蛋白質も余剰となって第
1胃でアンモニアとして吸収され、尿中に排泄されてし
まう。これは飼料中の蛋白質の浪費であり、牛への良質
な蛋白質供給不足、乳蛋白質の低下をもたらす。
や微生物の増殖は不活発となり、仮にもし繊維質、及び
繊維質を含む植物性蛋白質を摂取したとしても、その繊
維質がこの酵素及び微生物の不活性のため分解されず、
せっかく同時に接種した植物性蛋白質も余剰となって第
1胃でアンモニアとして吸収され、尿中に排泄されてし
まう。これは飼料中の蛋白質の浪費であり、牛への良質
な蛋白質供給不足、乳蛋白質の低下をもたらす。
このような健康体でない牛では到底日持ちのよい牛乳、
牛肉等とか、搾乳量の増大とか良質の牛乳の搾取は期待
できないものであるので、蛋白質と炭水化物のバランス
のよい飼料の投与、すなわち、酵素や微生物による発酵
・分解を必要とし、酵素や微生物の発生を刺激する繊維
質、及び繊維質を含む植物性蛋白質の投与と、この時の
酵素の活性化や微生物の増殖を促す炭水化物の投与のバ
ランスが大切となってくる。
牛肉等とか、搾乳量の増大とか良質の牛乳の搾取は期待
できないものであるので、蛋白質と炭水化物のバランス
のよい飼料の投与、すなわち、酵素や微生物による発酵
・分解を必要とし、酵素や微生物の発生を刺激する繊維
質、及び繊維質を含む植物性蛋白質の投与と、この時の
酵素の活性化や微生物の増殖を促す炭水化物の投与のバ
ランスが大切となってくる。
ここで、蛋白質分解について述べる。従来の方法では、
各種の分解酵素を使い、その酵素の働きで、飼料中の蛋
白分解をしている。しかし、この投与の基本的な思想
は、完全な無菌な状態にして発酵酵素を利用する方法で
ある。
各種の分解酵素を使い、その酵素の働きで、飼料中の蛋
白分解をしている。しかし、この投与の基本的な思想
は、完全な無菌な状態にして発酵酵素を利用する方法で
ある。
すなわち、従来の方法では、この時、外部より一般の雑
菌が進入して飼料の変質を早めるのを防止するために加
熱処理が行われるが、これによって、蛋白質の熱変性が
発生する。ここで、動物性蛋白質は加熱処理によって凝
固(変性)し、より吸収されやすくなるが、飼料中の蛋
白質は植物性蛋白質であって、この植物性蛋白質は加熱
処理によっては凝固(変性)せず、むしろ加熱によって
酵素の働きが損なわれ、その結果、飼料中の良質の植物
性蛋白質の吸収は期待できないこと。また、従来の方法
での飼料中の蛋白質発酵には、本発明のような塩化マグ
ネシウムの添加ではなく、単なる食塩を添加しており、
非水溶性カルシウムの摂取量が増えること等牛の健康上
問題があった。
菌が進入して飼料の変質を早めるのを防止するために加
熱処理が行われるが、これによって、蛋白質の熱変性が
発生する。ここで、動物性蛋白質は加熱処理によって凝
固(変性)し、より吸収されやすくなるが、飼料中の蛋
白質は植物性蛋白質であって、この植物性蛋白質は加熱
処理によっては凝固(変性)せず、むしろ加熱によって
酵素の働きが損なわれ、その結果、飼料中の良質の植物
性蛋白質の吸収は期待できないこと。また、従来の方法
での飼料中の蛋白質発酵には、本発明のような塩化マグ
ネシウムの添加ではなく、単なる食塩を添加しており、
非水溶性カルシウムの摂取量が増えること等牛の健康上
問題があった。
更に、植物性蛋白質と動物性蛋白質いの吸収時の形態の
違いを述べると、前述の如く、植物性蛋白質は動物性蛋
白質のように加熱では凝固(変性)せず、動物性蛋白質
のように直接吸収されることは殆どない。そのために自
然界に於いてはそれを栄養源として利用するために例え
ば、微生物による分解によって吸収する方法があるが、
本発明は、微生物による分解の前段階で、塩化マグネシ
ウムの添加によって植物性蛋白質を凝固(変性)させ、
より吸収させ易くする方法を開発した。
違いを述べると、前述の如く、植物性蛋白質は動物性蛋
白質のように加熱では凝固(変性)せず、動物性蛋白質
のように直接吸収されることは殆どない。そのために自
然界に於いてはそれを栄養源として利用するために例え
ば、微生物による分解によって吸収する方法があるが、
本発明は、微生物による分解の前段階で、塩化マグネシ
ウムの添加によって植物性蛋白質を凝固(変性)させ、
より吸収させ易くする方法を開発した。
また、この塩化マグネシウムは、植物性蛋白質を凝固
(変性)させる一方で、穀物中の糖を遊離状態とする結
果となり、この穀物中の澱粉質の糖化を媒介する菌が胃
内の微生物を増殖させる働きをすることにつながる。こ
のことから、塩化マグネシウムの添加は、植物性蛋白質
の吸収を高めるための蛋白質の凝固(変性)の役割だけ
でなく、引いては胃内の微生物の増殖を促し、胃内の生
物的活性化の循環を生み出して、前述の不全角化病変と
は無縁の健康な胃を作り出す。
(変性)させる一方で、穀物中の糖を遊離状態とする結
果となり、この穀物中の澱粉質の糖化を媒介する菌が胃
内の微生物を増殖させる働きをすることにつながる。こ
のことから、塩化マグネシウムの添加は、植物性蛋白質
の吸収を高めるための蛋白質の凝固(変性)の役割だけ
でなく、引いては胃内の微生物の増殖を促し、胃内の生
物的活性化の循環を生み出して、前述の不全角化病変と
は無縁の健康な胃を作り出す。
ここで、従来例の通常の配合飼料を利用する場合につい
て述べると、粕類を基本として配合飼料が配合されてい
ることから、加熱殺菌の際、それに含有される植物性蛋
白質が熱変性し、酵素が損なわれたり、又バイパス蛋白
(バイパス蛋白は、胃内で蛋白質をアミノ酸まで分解さ
せずそのまま吸収させる目的のために成長ホルモンを投
与し、これによって蛋白質の吸収率の向上を図る)のま
まであり、蛋白質の凝固(変性)もなく、そのままの状
態で第1胃から第3胃・第4胃へと送り込まれ、ホーエ
ー蛋白質(乳清蛋白質)としてあらわれるし、これが細
胞の組織内に吸収されると、水牛(水豚)となり易いこ
と、寿命が短くなること虞がある糖の問題点があった。
同様なことから、パイパス蛋白質を投与する肉牛の場合
では、水豚、水牛という減少が現れる。搾乳の場合は牛
乳中に非常に糖が増加しこのことは牛を糖尿病にして搾
乳や飼育する状況となる。
て述べると、粕類を基本として配合飼料が配合されてい
ることから、加熱殺菌の際、それに含有される植物性蛋
白質が熱変性し、酵素が損なわれたり、又バイパス蛋白
(バイパス蛋白は、胃内で蛋白質をアミノ酸まで分解さ
せずそのまま吸収させる目的のために成長ホルモンを投
与し、これによって蛋白質の吸収率の向上を図る)のま
まであり、蛋白質の凝固(変性)もなく、そのままの状
態で第1胃から第3胃・第4胃へと送り込まれ、ホーエ
ー蛋白質(乳清蛋白質)としてあらわれるし、これが細
胞の組織内に吸収されると、水牛(水豚)となり易いこ
と、寿命が短くなること虞がある糖の問題点があった。
同様なことから、パイパス蛋白質を投与する肉牛の場合
では、水豚、水牛という減少が現れる。搾乳の場合は牛
乳中に非常に糖が増加しこのことは牛を糖尿病にして搾
乳や飼育する状況となる。
またこれに類する技術文献として、特公昭30−912
1号の粉状飼料の製造方法又は特許第143565号の
千本料植物茎葉より動物用飼料の製造方法がある。
1号の粉状飼料の製造方法又は特許第143565号の
千本料植物茎葉より動物用飼料の製造方法がある。
しかしながら、この発明は、糖の発酵又は発酵母材を利
用する製造方法である。
用する製造方法である。
したがって、本発明のように、発芽及び自己分解を利用
して酵素を活性化させ、更に塩化マグネシウムの添加に
よって植物性蛋白質を凝固(変性)させ、より吸収しや
すくさせる製造方法とは、明らかにその自然法則の利用
の仕方が相違するものであります。
して酵素を活性化させ、更に塩化マグネシウムの添加に
よって植物性蛋白質を凝固(変性)させ、より吸収しや
すくさせる製造方法とは、明らかにその自然法則の利用
の仕方が相違するものであります。
「問題点を解決するための手段」 そこで、本発明は、植物中に含まれる繊維質が動物の体
内の酵素を活性化させ、微生物を増殖させることに鑑
み、繊維質を含まない従来の配合飼料ではなく、繊維質
を含む植物性蛋白質源である例えば大豆等を飼料とし、
更にこの植物性蛋白質の吸収を良くするために、微生物
による分解の前段階に、塩化マグネシウムの添加によっ
て植物性蛋白質を凝固(変性)させて吸収の効率化を図
ったものである。また、大豆等の穀物は、事前に水分を
吸収させた発芽状態であって、酵素作用が活性化した状
態であり、酵素による発酵や、凝固(変性)された植物
性蛋白質を分解する微生物の増殖を促すもので、植物性
蛋白質を吸収可能として、健康体の牛の飼育と、牛の健
康管理を司るようにしたものである。
内の酵素を活性化させ、微生物を増殖させることに鑑
み、繊維質を含まない従来の配合飼料ではなく、繊維質
を含む植物性蛋白質源である例えば大豆等を飼料とし、
更にこの植物性蛋白質の吸収を良くするために、微生物
による分解の前段階に、塩化マグネシウムの添加によっ
て植物性蛋白質を凝固(変性)させて吸収の効率化を図
ったものである。また、大豆等の穀物は、事前に水分を
吸収させた発芽状態であって、酵素作用が活性化した状
態であり、酵素による発酵や、凝固(変性)された植物
性蛋白質を分解する微生物の増殖を促すもので、植物性
蛋白質を吸収可能として、健康体の牛の飼育と、牛の健
康管理を司るようにしたものである。
そして、その要旨は、大豆、トウモロコシ、麦等の穀物
に水分を吸収させ、この穀物が自己分解及び発芽状態と
なっているとき、これに豆腐滓(おから)、稲ワラ、ア
ツペン(大麦)、及び塩化マグネシウムを添加し、 この発芽状態となって、その成分が一部分解した状態、
すなわち酵素が活性化し、一部糖化した状態の飼料穀物
に対して、更に繊維質を多く含み乳質等も良くする飼料
と、植物性蛋白質を凝固(変性)させる塩化マグネシウ
ムを添加することによって、繊維質、及び繊維質を多く
含む植物性蛋白質における、酵素による繊維質について
の分解と、塩化マグネシウムによる蛋白質の凝固(変
性)を早め、 前記穀物中に含まれる酵素の活性化、並びに家畜の体内
酵素作用、胃内の微生物の増殖作用を介して、植物性蛋
白質の効率的な吸収を図ること、 を特徴とする植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方
法。
に水分を吸収させ、この穀物が自己分解及び発芽状態と
なっているとき、これに豆腐滓(おから)、稲ワラ、ア
ツペン(大麦)、及び塩化マグネシウムを添加し、 この発芽状態となって、その成分が一部分解した状態、
すなわち酵素が活性化し、一部糖化した状態の飼料穀物
に対して、更に繊維質を多く含み乳質等も良くする飼料
と、植物性蛋白質を凝固(変性)させる塩化マグネシウ
ムを添加することによって、繊維質、及び繊維質を多く
含む植物性蛋白質における、酵素による繊維質について
の分解と、塩化マグネシウムによる蛋白質の凝固(変
性)を早め、 前記穀物中に含まれる酵素の活性化、並びに家畜の体内
酵素作用、胃内の微生物の増殖作用を介して、植物性蛋
白質の効率的な吸収を図ること、 を特徴とする植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方
法。
「実施例」 以下本発明の一実施例を説明する。
まず第1の発明は、豆腐滓(おから)、アツペン(大
麦)、大豆皮、アルファルファ、ふすま等の飼料に、水
分が含優されて自己分解及び発芽状態となっている大豆
(生)を添加し、更にこれらの混合飼料に塩化マグネシ
ウムを略0.3〜3%添加してなる塩化マグネシウム混合
の家畜飼料を生成し、これを牛に投与する。この場合穀
物の種類により含水率がことなるので、それぞれの穀物
に最適な吸収量の水分を付与するとし、例えば前記の大
豆の場合は、約3倍に膨張することから、これに相当す
る水分を付与する。
麦)、大豆皮、アルファルファ、ふすま等の飼料に、水
分が含優されて自己分解及び発芽状態となっている大豆
(生)を添加し、更にこれらの混合飼料に塩化マグネシ
ウムを略0.3〜3%添加してなる塩化マグネシウム混合
の家畜飼料を生成し、これを牛に投与する。この場合穀
物の種類により含水率がことなるので、それぞれの穀物
に最適な吸収量の水分を付与するとし、例えば前記の大
豆の場合は、約3倍に膨張することから、これに相当す
る水分を付与する。
このようにして、水分を吸収させた飼料穀物は、自己分
解及び発芽状態となって酵素が活性化し、更に塩化マグ
ネシウムによって植物性蛋白質が凝固(変性)されてそ
の後の微生物による分解・吸収が容易となって、穀物中
に含まれる酵素の活性化、及び家畜の体内酵素作用、胃
内の微生物の増殖作用を介して、植物性蛋白質の効率的
な吸収を図る方法である。
解及び発芽状態となって酵素が活性化し、更に塩化マグ
ネシウムによって植物性蛋白質が凝固(変性)されてそ
の後の微生物による分解・吸収が容易となって、穀物中
に含まれる酵素の活性化、及び家畜の体内酵素作用、胃
内の微生物の増殖作用を介して、植物性蛋白質の効率的
な吸収を図る方法である。
次に本発明の実験結果を詳細に説明する。ホルスタイン
乳牛(親牛)頭数40頭で、その内訳は搾乳頭数30
頭、肉牛(種付つかず及び5産以上の牛とする。)10
頭とし、その一日分の飼料を従来例(但し本出願人の出
願に係る特願昭61−146717号)と本発明例とを
対比する。
乳牛(親牛)頭数40頭で、その内訳は搾乳頭数30
頭、肉牛(種付つかず及び5産以上の牛とする。)10
頭とし、その一日分の飼料を従来例(但し本出願人の出
願に係る特願昭61−146717号)と本発明例とを
対比する。
[実施例1] 以上の例で、従来例の配合飼料(但し炭酸カルシウムと
食塩を除いてある。)の場合に比し、本発明の実施例で
は蛋白質の吸収の向上が期待でき、搾乳量の向上が達成
された。又生まれたばかりの仔牛に飲ませても塩害とか
疾病発生が見あたらなかった。
食塩を除いてある。)の場合に比し、本発明の実施例で
は蛋白質の吸収の向上が期待でき、搾乳量の向上が達成
された。又生まれたばかりの仔牛に飲ませても塩害とか
疾病発生が見あたらなかった。
[実施例2] 最後に投与した飼料を完全に成体に吸収させるためには
完全なる蛋白質凝固(変性)が基本になる。よって、い
ままでは、その動物の個体差によって吸収率の差が、大
きくことなっていたが、一定量以上の塩化マグネシウム
投与によって、ほぼ完全にその食品に含まれている蛋白
質を吸収できるという結果が判明した。
完全なる蛋白質凝固(変性)が基本になる。よって、い
ままでは、その動物の個体差によって吸収率の差が、大
きくことなっていたが、一定量以上の塩化マグネシウム
投与によって、ほぼ完全にその食品に含まれている蛋白
質を吸収できるという結果が判明した。
(注1.)20kg位しか(1日)搾乳量がない牛でも、
その倍の40kgまで上昇した。又蛋白質(塩化マグネシ
ウムを含む)の投与のみで乳量の増加が見られた。
その倍の40kgまで上昇した。又蛋白質(塩化マグネシ
ウムを含む)の投与のみで乳量の増加が見られた。
[参考例1] 「発明の効果」 本発明は以上記述したように、繊維質を含まない従来の
配合飼料ではなく、家畜の胃内の酵素発酵を促す繊維質
を多く含む飼料穀物を使用し、また、加熱処理によって
植物性蛋白質が損なわれた従来の配合飼料ではなく、植
物性蛋白質を多く含む大豆等の飼料穀物を使用し、更に
これに塩化マグネシウムを添加することによって、蛋白
質の凝固(変性)をさせて、その後の微生物による分解
時の植物性蛋白質の吸収率を高めたことを特徴とするも
ので、これによって、家畜の胃内の酵素の活性化、微生
物の増殖という胃内の生物的活性化の良い循環を産み出
して、前述のように、従来の配合飼料を使用した場合の
不全角化病変とは無縁の健康な胃を作り出し、健康体の
家畜を飼養することができる。
配合飼料ではなく、家畜の胃内の酵素発酵を促す繊維質
を多く含む飼料穀物を使用し、また、加熱処理によって
植物性蛋白質が損なわれた従来の配合飼料ではなく、植
物性蛋白質を多く含む大豆等の飼料穀物を使用し、更に
これに塩化マグネシウムを添加することによって、蛋白
質の凝固(変性)をさせて、その後の微生物による分解
時の植物性蛋白質の吸収率を高めたことを特徴とするも
ので、これによって、家畜の胃内の酵素の活性化、微生
物の増殖という胃内の生物的活性化の良い循環を産み出
して、前述のように、従来の配合飼料を使用した場合の
不全角化病変とは無縁の健康な胃を作り出し、健康体の
家畜を飼養することができる。
また、本発明は、従来の穀物の加熱を介して、植物性蛋
白質の吸収を効率に図る方法とは異なり、塩化マグネシ
ウムによる蛋白質凝固(変性)によって、穀物中の植物
性蛋白質を、確実かつ効率よく吸収する方法であって、
前述の如く、胃内の不全角化病変や、水牛(水豚)とは
無縁の健康体である家畜からは、日持ちのよい牛乳、牛
肉、豚肉、鳥肉が生成される。
白質の吸収を効率に図る方法とは異なり、塩化マグネシ
ウムによる蛋白質凝固(変性)によって、穀物中の植物
性蛋白質を、確実かつ効率よく吸収する方法であって、
前述の如く、胃内の不全角化病変や、水牛(水豚)とは
無縁の健康体である家畜からは、日持ちのよい牛乳、牛
肉、豚肉、鳥肉が生成される。
更に以上の方法で、生成された牛乳、牛肉等の味は美味
であり、多くの蛋白質を含む良質な牛乳となり、かつそ
の口当りも極めてよいものである。
であり、多くの蛋白質を含む良質な牛乳となり、かつそ
の口当りも極めてよいものである。
Claims (1)
- 【請求項1】大豆、トウモロコシ、麦等の穀物に水分を
吸収させ、この穀物が自己分解及び発芽状態となってい
るとき、これに豆腐滓(おから)、稲ワラ、アツペン
(大麦)、及び塩化マグネシウムを添加し、 この発芽状態となって、その成分が一部分解した状態、
すなわち酵素が活性化し、一部糖化した状態の飼料穀物
に対して、更に繊維質を多く含み乳質等も良くする飼料
と、植物性蛋白質を凝固(変性)させる塩化マグネシウ
ムを添加することによって、繊維質、及び繊維質を多く
含む植物性蛋白質における、酵素による繊維質について
の分解と、塩化マグネシウムによる蛋白質の凝固(変
性)を早め、 前記穀物中に含まれる酵素の活性化、並びに家畜の体内
酵素作用、胃内の微生物の増殖作用を介して、植物性蛋
白質の効率的な吸収を図ること、 を特徴とする植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62126183A JPH064008B2 (ja) | 1987-05-22 | 1987-05-22 | 植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62126183A JPH064008B2 (ja) | 1987-05-22 | 1987-05-22 | 植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63291542A JPS63291542A (ja) | 1988-11-29 |
| JPH064008B2 true JPH064008B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=14928743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62126183A Expired - Lifetime JPH064008B2 (ja) | 1987-05-22 | 1987-05-22 | 植物性蛋白質を効率的に家畜に投与する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH064008B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02234643A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-17 | Hiroshima Pref Gov | 豆腐粕を主体とした乳牛用混合飼料及びその貯蔵方法 |
| CN102793056A (zh) * | 2011-05-26 | 2012-11-28 | 新疆艾热克国际贸易有限公司 | 高比例纤维强效饲料及其生产方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0657106B2 (ja) * | 1985-11-01 | 1994-08-03 | 勇雄 大須賀 | 醗酵飼料の製造法 |
-
1987
- 1987-05-22 JP JP62126183A patent/JPH064008B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 須藤浩著「飼料学講義」昭和52年11月20日(株)養賢堂発行、257〜258頁、282頁、293頁及び300頁〜301頁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63291542A (ja) | 1988-11-29 |
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