JPH064052B2 - 炊飯ジャー - Google Patents

炊飯ジャー

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JPH064052B2
JPH064052B2 JP2061816A JP6181690A JPH064052B2 JP H064052 B2 JPH064052 B2 JP H064052B2 JP 2061816 A JP2061816 A JP 2061816A JP 6181690 A JP6181690 A JP 6181690A JP H064052 B2 JPH064052 B2 JP H064052B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は炊飯ジャーに関し、特におかゆ炊飯を簡単な炊
飯制御で安定して行うことができる炊飯ジャーに関す
る。
(従来の技術) 炊飯ジャーは電気炊飯器と保温ジャーを組み合わせたも
のであり、一般にこの炊飯ジャーは内鍋の底部に設けら
れた炊飯ヒータに加熱電力を供給して炊飯を行い、内鍋
の蓋部又は側部に設けられた保温ヒータにより炊飯後の
保温を行うように構成されている。
また、マイクロコンピュータを搭載したコントローラに
よるプログラム制御にて、吸水工程、炊飯容量判定
工程、炊き上げ工程、沸騰維持工程、第1むらし
工程、追い炊き工程、第2むらし工程、保温工程
等の炊飯工程制御を行うようにしたマイクロコンピュー
タ制御炊飯ジャーが開発されている。
このマイクロコンピュータ制御炊飯ジャーにおいては、
プログラム制御により炊飯工程の制御を細かく制御でき
るので、複数種類の炊飯制御パターンのプログラムを備
えることにより、多機能炊飯、早炊き炊飯、タイマー予
約炊飯、食べ頃通報、洗って直ぐ炊飯等の各種機能を持
たせることができ、これら機能を備えたものが開発され
ている。
さらに、おかゆ炊飯の機能を付加したものも開発されて
いる。このおかゆ炊飯の制御方法としては、時間に応じ
て加熱電力を制御する方法と、合数判定を行ってその合
数に合った時間大電力で加熱した後電力を低下させて所
定時間加熱して炊き上げる方法が知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、時間だけの制御の場合には炊飯量や電力の変
動によって炊き上がり状態に差ができるという問題があ
る。即ち、炊飯時間を最小量に合わせて設定すると最大
量の場合に炊き足りず、最大量に合わせて設定すると最
小量の場合に炊き過ぎになり、また電力が低い所では炊
き足りず、電力の高い所ではふきこぼれたり、炊き過ぎ
になるという問題がある。
又、合数判定を行う制御方法では、おかゆ炊飯を行う米
の量が少なく、多くても2〜2.5合であり、合数判定
を行っても正確に判定することが困難であり、合数判定
に間違いがあれば、ふきこぼれたり、炊き足りないとい
うことになる。また、正確に合数判定を行おうとする
と、合数判定プログラムが複雑となり、大容量のプログ
ラムROMが必要となり、コスト高になるという問題が
ある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、簡単な制御プログ
ラムにて、ふきこぼれたり、炊き足りなかったり、炊き
過ぎたりすることなく、電力等の変動にも影響を受けず
に安定しておかゆを炊き上げることができる炊飯ジャー
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の炊飯ジャーは、上記の目的を達成するために、
おかゆ炊飯を選択できるようにした炊飯ジャーにおい
て、おかゆ炊飯が選択されたときに、吸水工程を経過
後、炊飯温度が沸騰温度に達するまで大電力で加熱し、
最初に沸騰温度を検出したとき、加熱電力を低下させた
後、炊飯温度を検出して炊飯温度が沸騰温度よりも下で
あれば大電力で加熱し、沸騰温度よりも上であれば小電
力で加熱することを繰り返し行うことにより、前記最初
に沸騰を検出した時点から所定時間の間沸騰温度を保持
し、この所定時間が経過したとき、むらし工程に移行し
て前記沸騰温度を保持する大電流と小電流による加熱制
御に応じてむらし加熱制御を行うむらし加熱制御手段を
備えたことを特徴とするものである。
(作 用) おかゆ炊飯が設定されたときおかゆ炊飯制御プログラム
を実行することにより、炊飯温度が沸騰温度に達するま
では大電力で加熱することにより、炊飯量の大小や電力
の変動にかかわりなく、沸騰温度にまで最短時間にて炊
き上げることができる。
また、炊飯温度が沸騰温度に達すると、加熱電力を低下
させた後、炊飯温度を検出して、沸騰温度よりも下であ
るときは大電力で加熱し、沸騰温度よりも上であるとき
は小電力で加熱することを所定時間の間繰り返して沸騰
温度を保持し、この間、炊飯量や外気温、電力変動等の
条件如何によって加熱電力低下時や小電力加熱時の降温
速度、大電力加熱時の昇温速度が変化し、これが沸騰回
数等の違いとして現れるが、このような沸騰持続時の大
電流と小電流による加熱制御状態に応じてむらし加熱制
御を行うので、炊飯量の大小や電力の変動に係わりな
く、吹きこぼれたり、炊きすぎたり、あるいは炊き足ら
なかったりするようなことなく、むしろ処理を含む一定
の炊きあがり状態のおかゆを安定して得ることができ
る。
しかも、炊飯量の大小を問わないで、これを自動判定し
たり、人手によって設定したりする構成を不要として、
構成が簡単で安価なものとすることができ、誤判断や誤
操作に基づく炊飯の失敗も回避することができる。
(実施例) 図10は本発明の第1の実施例を示している。しかし、
本発明者等は上記のような課題に対し図1〜図9に示す
参考例を先ず想到して後、本発明に至ったものである。
理解を容易にするために、先ずこの参考例について説明
する。
第1図において、1は炊飯器本体、2は炊飯器本体1の
蓋部、3は炊飯器本体の本体部である。本体部3には、
内鍋4、内鍋4を収納する内鍋収納容器5、内鍋収納容
器5の底部に設けられた炊飯ヒータ6、内鍋4の底部に
接するように設けられた温度センサ7、内鍋収納容器5
の側部に設けられた側部保温ヒータ9、マイクロコンピ
ュータ等を組み込んだ制御ユニット10等が内部に設け
られている。また、蓋部2には、蓋部保温ヒータ8が設
けられている。
11は機能表示選択操作ユニットであり、炊飯器本1の
上部位置に配設されている。この機能表示選択操作ユニ
ット11には、第2図に示すように文字表示器12、各
種キースイッチ13(13a〜13f)や各種状態を表
示する発光ダイオード14(14a〜14e)等が設け
られている。文字表示器12は、各表示桁の文字を7セ
グメントで表示する4桁の数字表示液晶モジュールにて
構成され、時刻、予約炊飯を行う場合の予約時間等が表
示される。13aは時間桁を操作する時キースイッチ、
13bは分桁の操作する分キースイッチ、13cは予約
を指示する予約キースイッチ、13dは炊飯メニューを
指示するメニューキースイッチ、13eは炊飯動作スタ
ート又は予約炊飯動作スタートを指示する開始キースイ
ッチ、13fは各操作の取消を指示する取消キースイッ
チである。14a、14bは予約モードを「予約1」、
「予約2」に区別して、14c、14d、14eは炊飯
制御の炊飯メニュー種別及び保温モードを区別して、そ
れぞれの状態を表示する発光ダイオードである。この実
施例の炊飯ジャーでは、第2図のパネル面から明らかな
ように、炊飯メニューを「白米」と「おかゆ」のみと
し、炊飯制御プログラムを簡易なものとし、製品のコス
ト低下を図っている。
第3図は制御ユニット10の要部の構成を示すブロック
図である。第3図において、15は商用交流電源、16
は温度ヒューズである。制御ユニット10には、切り換
えるリレー17、炊飯ヒータ6の通電制御を行うトライ
アック18、保温ヒータ(蓋部保温ヒータ8及び側部保
温ヒータ9)の通電制御を行うトライアック19、マイ
クロコンピュータ20、時計機構21、ブザー22が設
けられている。温度センサ7はサーミスタ等で構成され
たものであり、その検出信号はマイクロコンピュータ2
0のアナログ/ディジタル変換ポートに入力されてい
る。
マイクロコンピュータ20は、内部に処理装置CPU、
メモリRAM、プログラムメモリROM、アナログ/デ
ィジタル変換機能を有する入力ポート、キースイッチ入
力を受付ける複数の入力ポート制御出力信号および表示
制御信号を出す出力ポート等を内蔵するものであり、プ
ログラルメモリROMに格納されているプログラムに従
い、入力ポートからの入力に対応して所定の出力信号を
出力ポートから出力する。すなわち、マイクロコンピュ
ータ20は、温度センサ7、時計機構21、操作キース
イッチ13からの入力を受け、内蔵する処理プログラム
に従って一連の処理を行い、ヒータの通電制御を行うト
ライアック18、19等への制御信号を送出すると共
に、動作モード等の状態を表示するために発光ダイオー
ド14への点灯制御信号を送出する。また、時計機構2
1からの時刻信号が入力され、文字表示器12で時刻や
時間の表示を行うとともに、タイマ予約炊飯を行う場合
の予約時間を判定する信号として用いられる。
第4図は、マイクロコンピュータ20の全体制御の流れ
の概略を示すフローチャートである。
電源がオンされると、ステップ31において炊飯制御前
処理を行う。この炊飯制御前処理ではマイクロコンピュ
ータ20の各種の内部レジスタ、タイマ等をリセットす
る初期化処理を行い、炊飯メニュー設定、炊飯予約時間
設定等の炊飯動作指示データの設定処理が行われ、続い
て開始キースイッチ13eがオンされると、又は予約炊
飯の場合には予約時間になると、ステップ32以降の処
理を行う。ステップ32においては、炊飯制御を行うた
めに、リレー17をオンして炊飯ヒータ6の回路をオン
する。次に、ステップ33の炊飯工程制御を行う。これ
により、米を炊き上げる炊飯動作が行われる。炊飯動作
が終了すると、次にステップ34でリレー17をオフし
て炊飯ヒータ6の回路をオフし、保温制御モードとして
炊き上がった御飯を保温するための保温制御を行う。保
温制御モードではステップ35以降の処理を行う。
この保温制御モードにおいては、ステップ35で通常保
温制御を行い、次のステップ36において異常温度であ
るか否かを判定する。異常温度であれば、ステップ37
において、異常報知、異常表示等のエラー処理を行い、
全体の処理を終了させる。又、異常温度でなければ、ス
テップ35に戻って通常保温制御を繰り返し行う。
次に、このマイクロコンピュータ制御による炊飯制御の
動作を説明する。
内鍋4に所定量の米と、それに見合った水を入れ、開始
キースイッチ13eをオンすると、マイクロコンピュー
タ20はプログラムメモリROMに記憶されている炊飯
プログラムの処理ステップに従って、炊飯工程における
加熱のための電力制御を開始する。このとき、マイクロ
コンピュータ20は、温度センサ7からの出力電圧を入
力ポートA/Dからディジタル量に変換して入力し、温
度に変換する処理を行い、入力された温度を判定し、そ
の判定結果から各種の炊飯工程の制御を行う。
この炊飯工程の概略を説明すると、炊飯の初期において
は、加熱電力を小さくして米に吸水させる吸水工程を行
う。次に、加熱電力を最大にして急激昇温して沸騰させ
る炊き上げ工程を行い、その後沸騰を持続させる沸騰維
持続工程を行う。この沸騰維持工程が続いて米が十分に
水を吸水し内鍋底部の水分がなくなり、所定の温度、例
えば130℃に達すると、この温度を検知して炊飯ヒー
タ6をオフとし、沸騰維持工程を終了する。次に、所定
時間の間、第1むらし工程、第1追い炊き工程、第2む
らし工程、第2追い炊き工程等を行い、炊飯工程を終了
する。そして、最終的に保温工程に至る。
第5図は上記通常の炊飯工程の制御を行った場合の内鍋
の温度変化を示す炊飯温度カーブを示している。領域I
は吸水工程、領域IIは炊き上げ工程、領域IIIは沸騰維
持工程、領域IVは追い炊き工程を含むむらし工程を示し
ている。領域IIの炊き上げ工程は、加熱電力を大きくし
て急激昇温して沸騰させ、沸騰維持工程へと続ける工程
であり、この工程に炊飯容量を判定(合数判定)する工
程を含んでいる。そして、次の沸騰維持工程において、
判定した炊飯容量に応じた適切な加熱電力に制御して適
切に沸騰を持続させて炊飯を行う。
第6図はおかゆ炊飯制御における制御動作を示すフロー
チャートである。炊飯メニューとしておかゆ炊飯が選択
され、開始キースイッチ13eがオンされておかゆ炊飯
制御が開始されると、まずステップ40で吸水工程の処
理を行う。これは例えばタイマ制御により所定時間、水
を少し温めて米に十分に水を吸水させる工程である。吸
水工程の処理が終了すると、次にステップ41で炊飯ヒ
ータ6に最大電力となるようにフル通電して大電力での
加熱を行い、炊飯量や電力の変動にかかわりなく、最短
時間にて沸騰状態にまで炊き上げられるようにする。次
にステップ42で100℃未満か否かの判定をする。炊
飯温度が100℃未満、つまり沸騰温度未満の場合に
は、沸騰温度に達していず、炊き上げが終了していない
のでステップ41に戻り、炊飯ヒータ6のフル通電を継
続して行う。このように、通常の炊飯制御で行っている
合数判定を行うことなく炊き上げを行う。100℃以上
の場合には、ステップ43に進み、タイマセットフラグ
Fが1か否かの判定を行い、1の場合にはステップ45
にジャンプし、1でない場合はステップ44に進んでタ
イマをセットするとともにタイマセットフラグFを1に
した後ステップ45に進む。ステップ45では100℃
未満か否かの判定をして温度が100℃未満に下がって
いる場合には、ステップ41に戻って炊飯ヒータ6にフ
ル通電、つまり大電力通電して速やかに加熱し、100
℃以上の場合にはステップ46、47に進み、加熱電力
を低下させた小電力通電して加熱を継続する。ここで
は、例えば800Wの炊飯ヒータ6を02/14でオンと
し、50Wの保温ヒータ8、9を12/14でオンとする加
熱を行う。次に、ステップ48で、タイマ時計がt秒
(例えば、1600秒)経過したか否かの判定を行う。
t秒経過していない場合にはステップ45に戻り、ステ
ップ45〜48間の動作を繰り返す。こうして、炊き上
げ工程で100℃を検知した後t秒間100℃の沸騰温
度を維持するように沸騰温度よりも上であるとき大電力
にて加熱し、沸騰温度よりも下であるとき小電力にて加
熱するように、加熱制御を行う。なお、ステップ48か
らステップ45に戻る途中でステップ49にて130℃
以下か否かの判定を行い、130℃を越えた場合にはt
秒経過する前に水分が無くなってしまつているので直ち
にステップ50に移行する。ステップ48の判定におい
てt秒経過すると、ステップ50にてタイマセットフラ
グを0とし、おかゆ炊飯制御の処理を終了してむらし工
程に移行する。
このように、おかゆ炊飯制御においては、炊飯容量の判
定(合数判定)を行うことなくフル通電で炊き上げ、沸
騰温度が検知されて炊き上げを終了した後は、温度検知
に基づいて加熱電力をフル通電と低下させた電力とに適
宜に切り換えることによって沸騰温度を維持し、この沸
騰状態を所定時間継続することにより、一定の炊き上げ
状態のおかゆを常に安定して得ることができる。
第7図〜第9図はこのようなおかゆ炊飯制御を行った場
合の温度変化を、加熱条件を時間のみで制御した場合と
比較して示している。
第7図は1合の米をおかゆ炊飯する場合を示し、同図
(a)は本発明の参考例、同図(b)は時間のみの加熱制御
(以下、時間制御と略す)の例を示している。第7図
(a)に示すように本発明の参考例では、沸騰温度の検知
に基づいて炊き上げ終了状態を検出してからフル通電を
停止し、その後一定時間tの間、沸騰状態を維持してい
る。かくして、所定の炊き上げ状態のおかゆが得られ
る。これに対して時間制御では、第7図(b)に示すよう
に所定時間tだけフル通電し、その後所定時間t
低電力通電(例えば炊飯ヒータを02/14、保温ヒータを
12/14で通電)しているが、この場合沸騰時間sがtに
比して短くなり、やや炊き足りない状態となる。
第8図(a)、(b)は0.5合の米をおかゆ炊飯する場合を
示す。本発明の参考例では、第8図(a)に示すように炊
き上げ終了状態までの比較的短い時間フル通電した後、
一定時間tの間、沸騰状態を維持しているので、小容量
の場合でも所定の炊き上げ状態のおかゆが得られる。こ
れに対して時間制御では、第8図(b)に示すようにフル
通電時間t中に沸騰状態となり、沸騰時間sが長くな
り、炊き過ぎ状態のおかゆが得られる。
第9図(a),(b)は電源電力が90Vに低下した状態で1
合の米をおかゆ炊飯する場合を示す。本発明の参考例で
は、第9図(a)に示すように炊き上げ終了状態までの比
較的長い時間フル通電した後、一定時間tの間、沸騰状
態を維持しているので、供給電力が低くなった場合でも
所定の炊き上げ状態のおかゆが得られる。これに対して
時間制御では、第9図(b)に示すようにフル通電時間t
を経過しても沸騰状態とならず、沸騰時間sが短くな
り、炊き足りないおかゆが得られる。
しかし、以上の参考例のような加熱制御では、炊飯量や
外気温の違い、あるいは電源電圧の違いによって、とき
として炊きあがり結果が変動した。
本発明はこれにも対処したものであり、図10は本発明
の一実施例におけるおかゆ炊飯の場合の加熱制御状態を
示すフローチャートである。
これを実行する炊飯ジャーの構造および制御機構と、お
かゆ炊飯制御以外の制御は、上記参考例のものと変わら
ないので、参考例の図面および説明を引用しここでは説
明を省略する。
おかゆ炊飯制御動作のフローチャートを示す第10図に
おいて、まずステップ60で吸水工程の処理を行う。吸
水工程の処理が終了すると、次にステップ61で炊飯ヒ
ータ6にフル通電する。次にステップ62で95℃以下
か否かの判定をする。95℃以下の場合には、炊き上げ
可能な状態になっていないのでステップ61に戻り、炊
飯ヒータ6のフル通電を継続して行う。95℃以上の場
合には、ステップ63、64に進み、加熱電力を低下さ
せて加熱を継続する。ここでは、例えば800Wの炊飯
ヒータ6を02/14でオンとし、50Wの保温ヒータ8、
9を12/14でオンとする加熱を行う。次に、ステップ6
5でタイマTをセットした後、ステップ66で95℃
以下か否かの判定をする。95℃以下になっている場合
にはステップ67でタイマTをリセットし、時計をや
り直すことにしてステップ61に戻り、炊飯ヒータ6に
フル通電して加熱する。95℃を越えている場合には、
ステップ68にてタイマTの時計がt秒(例えば、1
600秒)経過したか否かの判定を行う。t秒経過して
いない場合にはステップ63に戻り、その間の動作を繰
り返す。こうして、炊き上げ工程で95℃以上の状態が
連続してt秒間継続するように加熱制御を行う。なお、
ステップ68からステップ63に戻る途中でステップ6
9にて130℃以下か否かの判定を行い、130℃を越
えた場合にはt秒経過する前に水分が無くなってしまっ
ているので直ちにステップ72に移行する。また、ステ
ップ70で100℃未満か否かの判定を行い、100℃
以上の沸騰状態のときにはステップ71にてタイムカウ
ンタTをカウントしてステップ63に戻り、沸騰状態
にあった時間を計時するようにしている。ステップ68
の判定においてt秒経過し、又はステップ69の判定で
130℃以上の場合には、ステップ72にてヒータをオ
フし、おかゆ炊飯制御の処理を終了して次にむらし工程
に移行する。ステップ73、74にてタイムカウンタT
の値が例えば120以下、120〜180、180よ
り大のいずれであるかによって沸騰状態にあった時間を
判定し、ステップ75、76、77で沸騰時間に対応し
たむらし時間15分、10分、7分のそれぞれを15:
00、10:00、7:00としてそれぞれ表示し、次
にステップ78で時間表示を逐次経過時間毎に減算表示
してステップ79に移行し、時間表示が0:00になっ
たか否かの判定を行い、0:00でない場合はステップ
78に戻って0:00になるまで待機し、0:00にな
るとステップ80に進み、むらしが終了したことをブザ
ー報知する。
要するに、以上の実施例に示したおかゆ炊飯の加熱制御
によれば、おかゆ炊飯が設定されたときおかゆ炊飯制御
プログラムを実行することにより、炊飯温度が沸騰温度
に達するまでは大電力で加熱することにより、炊飯量の
大小や電力の変動にかかわりなく、沸騰温度にまで最短
時間にて炊き上げることができる。
また、炊飯温度が沸騰温度に達すると、加熱電力を低下
させた後、炊飯温度を検出して、沸騰温度よりも下であ
るときは大電力で加熱し、沸騰温度よりも上であるとき
は小電力で加熱することを所定時間の間繰り返して沸騰
温度を保持し、この間、炊飯量や外気温、電力変動等の
条件如何によって加熱電力低下時や小電力加熱時の降温
速度、大電力加熱時の昇温速度が変化し、これが沸騰回
数等の違いとして現れるが、このような沸騰持続時の大
電流と小電流による加熱制御状態に応じてむらし加熱制
御を行うので、炊飯量の大小や電力の変動、外気温等に
係わりなく、吹きこぼれたり、炊きすぎたり、あるいは
炊き足らなかったりするようなことなく、むらし処理を
含む一定の炊きあがり状態のおかゆを安定して得ること
ができる。
しかも、炊飯量の大小を問わないので、これを自動判定
したり、人手によって設定したりする構成を不要とし
て、構成が簡単で安価なものとすることができ、誤判断
や誤操作に基づく炊飯の失敗も回避することができる。
(発明の効果) 本発明の炊飯ジャーによれば、炊飯温度が沸騰温度に達
するまでは大電力で加熱することにより、炊飯量の大小
や電力の変動にかかわりなく、沸騰温度にまで最短時間
にて炊き上げることができる。
また、炊飯温度が沸騰温度に達すると、加熱電力を低下
させるので、炊飯温度のオーバーシュートの防止と節電
を図ることはできる。
そしてこの後、炊飯温度を検出して、沸騰温度よりも下
であるときは大電力で加熱し、沸騰温度よりも上である
ときは小電力で加熱することを所定時間の間繰り返して
沸騰温度を保持するとともに、この間の炊飯量や外気
温、電力変動等の条件如何によって異なる大電流と小電
流による加熱制御状態に応じてむらし加熱制御を行うの
で、炊飯量の大小や電力の変動、外気温等に係わりな
く、吹きこぼれたり、炊きすぎたり、あるいは炊き足ら
なかったりするようなことなく、むらし処理を含む一定
の炊きあがり状態のおかゆを安定して得ることができ
る。
しかも、炊飯量の大小を問わないので、これを自動判定
したり、人手によって設定したりする構成を不要とし
て、沸騰温度の検出と、加熱電力の制御と、タイマ制御
だけの簡単な処理だけを行う、例えば、小容量のプログ
ラムROMを用いた簡単かつ安価なものとすることがで
き、誤判断や誤操作に基づく炊飯の失敗も回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一参考例にかかる炊飯保温ジャーの一
部切欠断面図、第2図は機能選択操作ユニットのパネル
面の正面図、第3図は制御ユニットの構成を示すブロッ
ク図、第4図は制御の全体の流れを示すフローチャー
ト、第5図は通常の炊飯制御を行った場合の炊飯温度カ
ーブの一例を示す図、第6図はおかゆ炊飯制御における
制御動作の流れを示すフローチャート、第7図〜第9図
はそれぞれ各種条件下でおかゆ炊飯制御を行った場合の
炊飯温度カーブを示し、各図(a)は本発明の参考1例に
おける炊飯温度カーブ、同図(b)は時間のみで制御した
場合の炊飯温度カーブを各々示す図、第10図は本発明
の実施例におけるおかゆ炊飯制御における制御動作の流
れを示すフローチャートである。 6…………炊飯ヒータ 7…………温度センサ 8…………蓋部保温ヒータ 9…………側部保温ヒータ 10…………制御ユニット 20…………マイクロコンピュータ 21…………時計機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】おかゆ炊飯を選択できるようにした炊飯ジ
    ャーにおいて、おかゆ炊飯が選択されたときに、吸水工
    程を経過後、炊飯温度が沸騰温度に達するまで大電力で
    加熱し、最初に沸騰温度を検出したとき、加熱電力を低
    下させた後、炊飯温度を検出して炊飯温度が沸騰温度よ
    りも下であれば大電力で加熱し、沸騰温度よりも上であ
    れば小電力で加熱することを繰り返し行うことにより、
    前記最初に沸騰を検出した時点から所定時間の間沸騰温
    度を保持し、この所定時間が経過したとき、むらし工程
    に移行して前記沸騰温度を保持する大電流と小電流によ
    る加熱制御に応じてむらし加熱制御を行うむらし加熱制
    御手段を備えたことを特徴とする炊飯ジャー。
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