JPH0640663B2 - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JPH0640663B2
JPH0640663B2 JP60096924A JP9692485A JPH0640663B2 JP H0640663 B2 JPH0640663 B2 JP H0640663B2 JP 60096924 A JP60096924 A JP 60096924A JP 9692485 A JP9692485 A JP 9692485A JP H0640663 B2 JPH0640663 B2 JP H0640663B2
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誠 後藤
浩 三谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、支持体(本体ケース)の振動にかかわらず鏡
筒部の振動を極力小さくする防振機構を有する撮影装置
に関するものであり、特に、携帯用のビデオカメラ等に
利用可能な小型軽量の撮影装置を提供するものである。
従来の技術 従来の防振機構には、空気圧や油圧により支持台から定
盤等への振動の伝達を抑制した防振機構が広く利用され
ている。第16図に、このような従来の防振機構の構成
を表わす断面図を示す。
第16図に於いて、定盤501と支持第502の間には
空気室505が形成されており、空気圧縮機504から
管503を通じて圧縮空気が送り込まれる。その結果、
定盤501と支持台502の間にはバネ性の非常に弱い
空気層が形成される。従って、支持台502が大きく振
動しても、定盤501にはその振動がほとんど伝達され
ない。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の防振機構では、圧縮空気を利用してい
るために空気室505が必要であり、形状が大きくな
る。さらに、圧縮機が必要であり、音が大きく、設置面
積も大きくなる。従って、このような従来の防振機構を
携帯用のビデオカラの防振に使うことはできない。
本発明は、このような点を考慮し、携帯用のビデオカメ
ラにも利用可能な小型軽量で高性能の防振機構を有する
撮影装置を新に開発したものである。
問題点を解決するための手段 本発明の撮影装置は、複数のレンズと撮像素子を搭載さ
れた鏡筒部と、前記撮像素子に得られる電気信号から画
像信号を作り出す画像信号処理手段と、前記鏡筒部への
入射光線軸と直交もしくは略直交する回転軸回りに前記
鏡筒部を回動自在に支承する支持体と、前記鏡筒部と前
記支持体の間に取りつけられ、前記鏡筒部を回転駆動す
るアクチュエータ手段と、前記鏡筒部と前記支持体の相
対角度を検出する位置検出手段と、前記回転軸回りの前
記鏡筒部の慣性角速度を検出する角速度検出手段と、前
記位置検出手段の出力信号と前記角速度検出手段の出力
信号を合成する合成手段と、前記合成手段が出力する合
成信号の変動を抑制するように前記アクチュエータ手段
に電力を供給する駆動手段と、前記位置検出手段の出力
信号が第1の所定範囲外になったことによりパンニング
動作の開始を検出し、前記角速度検出手段の出力信号が
第2の所定範囲になったことによりパンニング動作の終
了を検出するパン動作検出手段と、前記パン動作検出手
段の出力信号により前記位置検出手段の検出利得と前記
角速度検出手段の検出利得の相対比を変化させ、前記角
速度検出手段の利得に比較して前記位置検出手段の利得
を相対的に大きくするようにした利得修正手段とを具備
した事により、上記の目的を達成したものである。
作用 本発明は、上記の構成にすることによって、鏡筒部と支
持体の相対位置および鏡筒部の角速度を検出し、その両
者の変動を抑制するように鏡筒部をアクチュエータ手段
により駆動・制御し、鏡筒部の振動を大幅に低減したも
のである。さらに、利得修正手段によりパンニング動作
中の位置検出手段の検出利得と角速度検出手段の検出利
得の相対比を変化させることにより、パンニング動作に
おける鏡筒部の動きの遅れを実用上十分に小さくし、鏡
筒部と支持体の衝突を防止すると共に、鏡筒部の追従動
作を滑らかにしている。
実施例 第1図に本発明の実施例を表わす構成図を示す。第1図
において、撮影装置(ビデオカメラ)の鏡筒部1には多
数のレンズ群(図示を省略)と撮像素子41(たとえ
ば、CCD板や撮像管)が取りつけられ、被写体からの
反射光を集光させて撮像素子41に結像させ、電荷信号
(電気信号)に変換する。画像信号処理器42は、撮像
素子41に得られた電荷信号を逐次読み出し、NTSC
方式の画像信号(ビデオ信号)を作り出している。鏡筒
部1と本体ケース2(支持部)の間に配置されたアクチ
ュエータ3は、その回転軸4を回転中心として鏡筒部1
を所定方向(ヨー方向)に回転駆動している(使用状態
において、鏡筒部1はほぼ水平面上を該当方向として回
動自在になされている)。アクチュエータ3の回転軸4
は、鏡筒部1の重心Gを通り、本体ケース2に回転可能
に支承されている。なお、図面では省略したが、本体ケ
ース2には撮影装置の操作者が手で支持するグリップ部
分を設けてある。
第2図(a),(b),(c)にアクチュエータ3の具体的な構成
を示す。第2図に於いて、マグネット102の強磁性体
製のバックヨーク101は鏡筒部1に取りつけられ、回
転軸4と共に回転する。マグネット102は4極に着磁
され、界磁磁束を発生している。回転軸4の軸受107
が取りつけられたコイルヨーク103には、コイル104
a,104bとホール素子(感磁素子)5が固着されている。
本例では、マグネット102が鏡筒部1に取りつけら
れ、コイルヨーク103が本体ケース2に取りつけられ
ている(なお、この関係が逆になってもよい)。コイル
104a,104bは直列に接続され、端子105から106に
流れる電流とマグネット102の磁束によって回転トル
クを発生する。また、ホール素子5はマグネット102
の磁極の切り換え部分にほぼ対向して配置され、マグネ
ット102(鏡筒部1の角度位置θm)とコイルヨーク
103(本体ケース2の角度位置θxの相対的な角度位
置(θh=θx−θm)に対応した出力信号を発生する。
なお、θmは絶対空間の座標系(慣性座標)からみた回
転軸4の回りの鏡筒部1の角度であり、θxは同じ慣性
座標からみた回転軸4の回りの本体ケース2の角度であ
る。
アクチュエータ3のマグネット102の磁束を検知する
ホール素子5の出力信号aは位置検出器11に入力され
る。第3図に位置検出器11の具体的な構成を示す。ホ
ール素子5の2つの出力端子に得られる直流信号を、演
算増幅器111と抵抗112,113,114,115
からなる差動増幅回路によって所定倍に差動増幅し、出
力信号cを得ている。
また、振動型ジャイロからなる角速度センサ6が、鏡筒
部1に固定部材7によって取りつけられている。角度セ
ンサ6の検出軸はアクチュエータ3の回転軸4と一致し
ており、慣性座標における鏡筒部1の回転軸4の回りの
回転角速度(すなわち慣性角速度)に応動した出力信号
bを出力する。角速度センサ6の出力信号bは角速度検
出器12に入力され、慣性座標からみた鏡筒部1の回転
軸4の回りの角速度ω(すなわち慣性速度ω)に比
例、もしくは角速度ωの所定周波数範囲の成分に比例
した信号dを得ている。第4図に角速度検出器12の具
体的な構成を示す。強制振動回路133は所定周波数
(1kHz)の正弦波発振回路を有し、その発振周波数信
号によって角速度センサ6の圧電素子で作られたドライ
ブ・エレメント131を強制的に振動させている。圧電
素子で作られたセンス・エレメント132はドライブ・
エレメント131と機械的に接触して配置されているの
で、ドライブ・エレメント131と共に同じ周波数で振
動する。このとき、鏡筒部1が慣性座標において回転軸
4の回りで回転動作すると、力学的なコリオリ力が発生
する。コリオリ力はセンス・エレメント132の直交す
る2軸の角速度の積に比例するので、慣性座標における
鏡筒部1の回転軸4の回りの角度ωと強制振動による
角速度の積に比例する。センス・エレメント132はコ
リオリ力によって機械歪を生じ、圧電作用によって電気
信号を発生する。センス・エレメント132の出力を同
期検波回路134によって強制振動と同じ周波数で同期
検波し、ローパスフィルタ135によって検波出力の低
周波成分(DC〜100Hz程度)を取り出せば、慣性座
標における鏡筒部1の回転軸4の回りの角速度ω(す
なわち慣性角速度ω)に比例する信号が得られる。
位置検出器11の出力信号cと角度検出器12の出力信
号dは、合成器13において合成され、合成信号eを得
ている。合成器13は、A/D変換器21,22と演算
器23とメモリ24とD/A変換器25によって構成さ
れている。A/D変換器21は、位置検出器11の出力
信号cの値に対応したディジタル信号pを作り出してい
る。また、A/D変換器22は、角速度検出器12の出
力信号dの値に対応したディジタル信号qを作り出して
いる。演算器23は、メモリ24のROM領域(リード
オンリーメモリ領域)に格納されている後述の所定の内
蔵プログラムに従って動作し、A/D変換器21のディ
ジタル信号pとA/D変換器22のディジタル信号qを
RAM領域(ランダムアクセスメモリ領域)に取り込
み、所定の演算を施した後に合成して、合成ディジタル
信号wをD/A変換器25に出力し、合成信号eを得て
いる。
A/D変換器21,22には、逐次変換型の構成を使用
することが好ましい。第5図に逐次変換型のA/D変換
器21の具体的な構成を示す(A/D変換器22につい
ても同様である)。入力信号cとD/A変換回路147
の出力信号mはコンパレータ141によって比較され、
その大小関係に応じたコンパレート信号nを得る。発振
回路145は、所定の周波数のクロックパルス1を発生
している。演算器23からの信号hは、通常“H”(高
電位状態)になっており、ディジタル信号pの読み込み
の時に“L”(低電位状態)になる。従って、インバー
タ回路142とアンド回路143,144はコンパレー
ト信号nに応じて、クロックパルス1をカウンタ回路1
46のダウンパルス入力端子Dもしくはアップパルス入
力端子Uに入力している(信号hが“H”の時)。カウ
ンタ回路146は、ダウンパルス入力端子Dへの入力パ
ルスにより内部状態を1ずつ減算していき、アップパル
ス入力端子Uへの入力パルスにより内部状態を1ずつ加
算していく。カウンタ回路146の内部状態はディジタ
ル信号pとして出力され、D/A変換器147において
ディジタル信号pに応じたアナログ信号mに変換する。
その結果、カウンタ回路146のディジタル信号pは入
力信号cに対応した値になる。
演算器23は、信号hを所定の短時間“L”にしてカウ
ンタ回路146の動作を停止させ、安定したディジタル
信号pを読み込むようにしている。同様に、演算器23
は信号kを所定の短時間“L”にして、安定したディジ
タル信号qを読み込むようにしている。
合成器13のD/A変換器25の出力信号eは駆動器1
4に入力され、信号eに比例した電圧信号(もしくは電
流信号)fがアクチュエータ3のコイル104a,104bに供
給される。第6図に駆動器14の具体的な構成を示す。
演算増幅器151とトランジスタ154,155と抵抗
152,153によって電力増幅回路を構成し、信号e
を所定倍に増幅した電圧信号fを出力する。
演算器23の内蔵プログラムについて説明する。第7図
にその基本フローチャートを示し、第8図(a)〜(f)に各
部の詳細なフローチャートを示す。まず、第7図の基本
フローチャートについて説明する(なお、番号〜は
ノードを表わし、第8図の番号と対応している)。
〔1〕<静止時の制御動作>181(合成手段に対
応):静止した被写体を撮影している時の合成信号の作
り方に相当する。
〔2〕<パン開始検出>182(パン動作検出手段内の
パン開始検出手段に対応):パンニング動作の開始を検
出し、パンニング動作の時には〔3〕に移行し、パンニ
ング動作でない時には〔1〕に帰る。
〔3〕<利得の設定>183(パン動作検出手段内の利
得設定手段に対応):パンニング動作の開始検出時の状
況に応じて、制御利得を設定する。
〔4〕<パンニング時の制御動作>184(合成手段に
対応):パンニング動作時の合成信号の作り方に相当し
ている。
〔5〕<利得の修正>185(利得修正手段に対応):
パンニング動作時の鏡筒部1の動きに応じて、制御利得
を修正する。特に、位置検出器11からのディジタル信
号と角速度検出器12からのディジタル信号の合成比を
変化させることにより、相対比を増減させている。
〔6〕<パン終了検出>186(パン動作検出手段内の
パン終了検出手段に対応):パンニング動作の終了を検
出し、パンニング動作が継続している時には〔4〕に帰
り、パンニング動作が終了した時には〔1〕に帰る。
なお、本実施例では、<パン開始検出>182(パン開
始検出手段)と<利得の設定>183(利得設定手段)
と<パン終了検出>186(パン終了検出手段)によっ
て、パン動作検出手段を構成している(<利得の設定>
183(利得設定手段)は必ずしも必要ではない)。
次に、各部の動作フローチャートについて説明する。第
8図(a)に、<静止時の制御動作>181のフローチャ
ートを示す。
〔11〕タイマーからの割り込みを待っている。タイマー
は所定の時間毎(T1=5msec毎)に割り込み信号を発生
し、割り込みが入ると〔12〕に移行する。
〔12〕信号hを所定の短時間“L”にしてディジタル信
号pを入力し、変数Pnに格納する。
〔13〕信号kを所定の短時間“L”にしてディジタル信
号qを入力し、変数Qnに格納する。
〔14〕Pnから所定の基準値Prを減算し(P=Pn-Pr)、
鏡筒部1と支持体2の相対角度θhに対応したディジタ
ル値Pを計算する。同様に、Qnから所定の基準値Qrを減
算し(Q=Qn-Qr)、慣性座標からみた鏡筒部1の角速
度ωに対応したディジタル値Qを計算する。なお、計
算式は、右辺の計算結果を左辺の変数に代入して、格納
することを意味する。
〔15〕合成比Dを1にする(合成比Dは相対比に直接関
係している)。PをD倍し、Qと加算合成し、合成ディ
ジタル値Eを得る(E=D*P+Q。なお、*は掛算を
意味する。)。
〔16〕EをD/A変換器25に出力し、アナログ信号e
に変換する。
〔17〕N1をmodとしてカウント用変数Nに1を加算す
る(N=N+1(modN1))。すなわち、Nに1を足
して新たにNに格納し、Nの値がN1に等しければNを
0にする。ここでは、N1=10にしている。
〔18〕Nが0でないならば〔11〕に帰り、Nが0ならば
<パン開始検出>182の〔21〕に移行する。すなわ
ち、N1*T1=50msec毎に<パン開始検出>182
を行なっている。
第8図(b)に、<パン開始検出>182のフローチャー
トを示す。
〔21〕PからPxを引いて、変数Vに格納する(V=P−
Px)。PをH1倍(H1は定数)した値とVをH2倍
(H2は定数)した値を加算して、変数Wに格納する
(W=H1*P+H2*V)。Pを新しいPxにする(Px
=P)。すなわち、PxはN1*T1時間前のPの値であ
り、Vは鏡筒部1と本体ケース2の間の相対角速度(相
対角度θhの微分値)に対応している。従って、Wは相
対角度θh(P)と相対角度(V)の合成値となる。
〔22〕|P|<P1(P1は定数)ならば<静止時の制
御動作>181の〔11〕に帰り、|P|<P1でないな
らば〔23〕に行く。
〔23〕|P|>P2(P2はP1よりも大きい定数)な
らば<利得の設定>183の〔31〕に移行し、|P|>
P2でないならば〔24〕に行く。
〔24〕|W|>W1(W1は定数)ならば<利得の設定
>183の〔31〕に移行し、|W|>W1でないならば
<静止時の制御動作>181の〔11〕に帰る。
上述の<パン開始検出>182の〔22〕から〔24〕にお
いては、相対角度θhに対応したディジタル値Pと相対
角速度に対応したディジタル値Vによって、パンニング
動作の開始を検出している。第9図にPとVによるパン
ニング動作の開始の検出領域を示す(図示の斜線部
分)。線aは|P|=P1に相当し、線bは|P|=P
2に相当し、線cは|W|=W1に相当する。P,Vの
値により、図示の斜線部に入るとパンニング動作が開始
されたものと判断している。すなわち、鏡筒部1と本体
ケース2の相対角度θhが所定の範囲外(|P|>P
2)になる、もしくは、相対角度θhが所定の範囲外
(|P|>P1)にある時に相対角度θhと相対角速度
の合成値(W)が所定の範囲外(|W|>W1)になるこ
とによって、パンニング動作の開始を検出している。な
お、第9図の点線部は可動限界の端を表わし、|P|P
1imは鏡筒部1と本体ケース2の衝突を意味する。
第8図(c)に<利得の設定>183のフローチャートを
示す。
〔31〕|P|からP3(P3はP3≦P2となる定数)
を引いた値をK1倍(K1は0を含む定数)し、|V|
からV1(V1は定数)を引いた値をK2倍(K2は0
を含む定数)し、それらを加算して合成比Dとする(D
=K1*(|P|−P3)+K2*(|V|−V
1))。すなわち、パンニング動作の開始検出時点にお
ける相対角度θhもしくは(および)相対角速度に対応
した値を合成比Dの初期値として設定する(初期値設定
手段)。
〔32〕DがD1よりも小さい時には、DをD1にする
(下限値制限手段)。ここに、D1は1程度の定数であ
り、たとえば、D1=1。
〔33〕DがD2よりも大きい時には、DをD2にする
(上限値制限手段)。ここに、D2は1よりかなり大き
い定数であり、たとえは、D2=25。
第8図(d)に<パンニング時の制御動作>184のフロ
ーチャートを示す。
〔41〕タイマーからの割り込みを待っている。タイマー
は所定の時間毎(T1=5msec毎)に割り込み信号を発
生し、割り込みが入ると〔42〕に移行する。
〔42〕信号hを所定の短時間“L”にしてディジタル信
号pを入力し、変数Pnに格納する。
〔43〕信号kを所定の短時間“L”にしてディジタル信
号qを入力し、変数Qnに格納する。
〔44〕Pnから所定の基準値Prを減算し(P=Pn-pr)、
鏡筒部1と支持体2の相対角度θhに対応したディジタ
ル値Pを計算する。同様に、Qnから所定の基準値Qrを減
算し(Q=Qn-Qr)、慣性座標からみた鏡筒部1の角速
度ωmに対応したディジタル値Qを計算する。
〔45〕合成比DをPに掛けた後にQと加算合成し、合成
ディジタル値Eを得る(E=D*P+Q)。
〔46〕EをD/A変換器25に出力し、アナログ信号e
に変換する。
〔47〕N2をmodとしてカウント用変数Nを+1する
(N=N+1(modN2))。すなわち、Nに1を足し
て新たにNに格納し、Nの値がN2に等しければNを0
にする。ここでは、N2=10にしている。
〔48〕Nが0でないならば〔41〕に帰り、Nが0ならば
<利得の修正>185の〔51〕に移行する。すなわち、
N2*T1=50msec毎に<利得の修正>185を行な
っている。
上述の<パンニング時の制御動作>184と<静止時の
制御動作>181は、基本的に同じ制御動作を行なって
いるが、合成比Dの値は大幅に異なっている。
第8図(e)に<利得の修正>185のフローチャートを
示す。
〔51〕PからPxを引いて、Vに格納する(V=P-Px)。
Pを新しいPxにする(P=Px)。Pの符号が正の時に変
数Sを1にし、Pが0の時にはSも0にし、Pの符号が
負の時にはSを−1にする(S=sgn(P))。SとVを掛
けて、Yとする(Y=S*V)。すなわち、Vは相対角
速度(相対角度θhの微分値)に対応した値になる。ま
た、YはPの符号とVの符号が一致した場合には|V|
に等しくなり、Pの符号とVの符号が異なる場合には−
|V|に等しくなる。
〔52〕Y≧Y1(Y1は0を含む負の定数)の時には
〔53〕に行き、Y2<Y<Y1(Y2は負の定数)の時
には<パン終了検出>186の〔61〕に行き、Y≦Y2
の時には〔54〕に行く。
〔53〕合成比DをM1倍して新しいDにする(D=D*
M1)。ここに、M1は1よりも大きい定数であり、た
とえば、M1=1.1。すなわち、合成比Dを所定の比率
M1により大きくする。その後に、DがD2より大きい
ときには、DをD2にする(上限値制限手段)。次に、
<パン終了検出>186の〔61〕に行く。
〔54〕合成比DをM1分の1にして新しいDにする(D
=D/M1)。すなわち、合成比Dを所定の比率M1に
より小さくする。その後に、DがD1より小さいときに
は、DをD1にする(下限値制限手段)。次に<パン終
了>186の〔61〕に行く。
上述の<利得の修正>185では、相対角速度に対応し
たディジタル値Vに応じて合成比D(相対比)を増減さ
せている。特に、VとPの符号が一致している場合には
合成比Dを大きくし、VとPの符号が異なり、|V|が
所定の値(−Y2)よりも大きい場合には合成比Dを小
さくしている。
第8図(f)に<パン終了検出>186のフローチャート
を示す。
〔61〕|Q|<Q1(Q1は定数)の時には〔62〕に行
き、|Q|<Q1でない時には<パンニング時の制御動
作>184の〔41〕に帰る。
〔62〕|P|<P4(P4は定数)の時には〔63〕に行
き、|P|<P4でない時には<パンニング時の制御動
作>184の〔41〕に帰る。
〔63〕|V|<V2(V2は定数)の時には<静止時の
制御動作>181の〔11〕に帰り、|V|<V2でない
時には<パンニング時の制御動作>184の〔41〕に帰
る。
上述の<パン終了検出>186では、慣性座標からみた
鏡筒部1の角速度ωmが所定の範囲内(|Q|<Q1)
になり、鏡筒部1と本体ケース2の相対角度θhが所定
の範囲内(|P|<P4)になり、相対角速度(相対角
度θhの微分値)が所定の範囲内(|V|<V2)にな
ったことにより、パンニング動作の終了を検出してい
る。
次に、本撮影装置の防振特性について説明する。第10
図の制御ブロック図において、慣性座標からみた鏡筒部
1の角度θmと本体ケース2の角度θxの相対角度θh
θx−θmは、アクチュエータ3のマグネット102の磁
界を検知するホール素子5によって簡単に検出される。
ホール端子5と位置検出器11はブロック204で表わ
され、θhのB倍の信号c(位置検出器11の出力信
号)を得る。一方、慣性座標からみた鏡筒部1の角速度
ωmは角速度センサ6と角速度検出器12によって検出
され、ブロック205と206の縦続接続によって表わ
される。すなわち、角速度センサ6と同期検波回路11
34によってωmの−A倍された信号を検出し(ブロッ
ク205)、ローパスフィルタ135によってh=ωh
/2π=100Hz以上の高周波のリップル電圧が低減・
除去され(ブロック206)、ωmの変動の必要な周波
数成分(DC〜100Hz)の信号dが取り出されてい
る。合成器13はブロック207と加算点208によっ
て表わされ、信号cをD倍した後に信号dと加算・合成
し、合成信号eを得る。駆動器14に対応したブロック
209において、信号eはC倍に増幅され、電圧信号f
を得る。アクチュエータ3に対応したブロック210に
おいて、電圧信号fはトルクTmに変換される。ここに、
Rはコイル104aと104bの合成抵抗値であり、Ktはトルク
定数である。ブロック201は鏡筒部1の機械的な慣性
モーメントJmによるトルクTmから角速度ωmへの伝達を
表わし、ブロック202はωmとθmの関係を表わす。こ
こに、sはラプラス演算子を意味している。
いま、角速度ωmから信号dまでの伝達関数の内で周波
数に関係する項(ブロック206)を F(s)={ωh/(s+ωh)} ……(1) とおき、 L=C・(Kt/R)・(1/Jm) …
…(2) とすると、θxからθmへの伝達関数は G(s)=θm/θx =(B・D・L)/{s・s+F(s)・A・L・s+B・D・L}

……(3) となる。ここで、 ω1=2π・1 =(B・D)/A
……(4) ω2=2π・2 =A・L
……(5) とおくときに、 ω1=2π・1<<ω2=2π・2
……(6) ωh=2π・h>>ω2 ……(7) となしている。実際には、1=0.1Hz,2=10Hz,
h=100Hzにしている。
このようにするならば、1から2の周波数範囲におい
てF(jω)=1となるので、周波数伝達関数G(j
ω)の折線近似ボード特性は第11図のようになる。す
なわち、慣性座標における本体ケース2の回転角θx
対する鏡筒部1の回転角θmの伝達特性G(jω)は、
第一の折点周波数1以下の周波数範囲においては1
(0dB)となり(線)、1以上で第二の折点周波数
2以下の周波数範囲では−6dB/octで減衰し(線
)、2以上の周波数範囲では−12dB/octで減衰し
ている(線)(このような特性は、2≧6・1
h≧3・2とすれば得られる)。
第11図より、1以上の周波数範囲においてθxの振動
からθmの振動の伝達量は小さくなる。その程度は0dB
(線)と特性線の間の差ZdBによって表わされる。
第12図に防振機構のない撮影装置(ビデオカメラ)の
撮影時におけるヨー方向の本体ケースの回転角θxの変
動の測定結果を示す(スペクトラム分析)。これは、操
作者が撮影装置を手に持ちながら大地に静止し、静止し
た被写体を撮影した時の本体ケース2の回転角θzの変
動に対応する。これをみると、0.5Hz〜5Hzの範囲の変
動が大きいことがわかる。従って、本撮影装置の防振特
性を第11図のごとき特性にすれば、本体ケース2の回
転角θzの変動にかかわらず鏡筒部1の回転角θmはほと
んど変動しなくなり、撮影画面の変動が著しく小さくな
ることがわかる。すなわち、安定した見やすいビデオ撮
影が可能になる。特に、1≦0.5Hzにすれば、その効果
が得られる。
さらに、本実施例では合成器13の内蔵プログラムにパ
ン動作検出手段と利得修正手段を有しているので、本撮
影装置で高速のパンニング動作を行なっても、鏡筒部1
と本体ケース2の衝突を防止できる。次に、これについ
て説明する。
撮影装置(ビデオカメラ)によって動いている被写体を
撮影するときには、操作者は自分を回転軸として回転し
ながら被写体を撮影画面から外れないようにする(この
ような動作をパンニング動作と言う)。パンニング動作
時には、撮影装置は慣性座標においてヨー方向に回転し
ていることになる。このとき、本撮影装置は第11図の
ごとき特性の防振動作をおこなっているので、本体ケー
ス2の回転角θxの増加に対して鏡筒部1の回転角θm
追従動作はかなり遅れる。まず、合成器13の合成比D
が一定の場合(D=1)の欠点について説明する。第1
1図および(4)式から理解されるように、加算点208
までの相対角度θhの検出利得B・Dと角速度ωmの検出
利得Aの相対比B・D/Aが小さい程1が小さくな
り、防振特性が良くなるために、相対比をかなり小さく
選定する必要がある。すなわち、検出利得Bを小さく設
定する必要がある。ところが、位置検出器11の検出利
得Bを小さくすると、アクチュエータ3の発生トルクTm
はたかだかB・θh1(θh1は可動限界の端に対応する相
対角度θhの値)に対応する程度の小さなトルクしか発
生できなかった。アクチュエータ3の発生トルクTmが小
さければ鏡筒部1の加速度が小さくなり、パンニング動
作による本体ケース2の回転角θxの増加に対して鏡筒
部1の回転角θmの増加が大幅に遅れるようになる。そ
の結果、本体ケース2と鏡筒部1が可動限界端(|θh
|=θh1)において衝突し、操作者に衝突による衝撃力
が感じられた。このような衝突は、撮影装置の破損を招
き易くすると共に、操作者に不快感を与えるものであ
り、極力避けなければならない。
本実施例では、パン動作検出手段によってパンニング動
作中を検出し、利得修正手段によって相対角速度に対応
したディジタル値Vに応じて合成比Dを変化させること
により、相対比B・D/Aを増減させている。これによ
り、パンニング動作中の相対比B・D/Aが静止時の制
御動作の相対比B/Aよりも大きくなり、アクチュエー
タ3の発生トルクTmも大きくなり、パンニング動作によ
る本体ケース2の回転速度θxの増加に十分追随して鏡
筒部1を加速することができる。その結果、鏡筒部1と
本体ケース2の衝突は防止できる。
次に、これについてより詳細に説明する。パン動作検出
手段のパン開始検出手段は、鏡筒部1と本体ケース2の
相対角度θhに対応したディジタル値Pおよび相対角速
度に対応したディジタル値Vにより、相対角度θhが所
定の範囲外になったこと、もしくは、相対角度と相対角
度速度の合成値が所定の範囲外になったことにより、パ
ンニング動作の開始を検出している。パンニング動作を
していない時には(静止した被写体を撮影している
時)、相対角度θhは所定の狭い範囲内において微少な
変動をしており、相対角速度も小さい。すなわち、ディ
ジタル値P,V,Wの絶対値は十分小さく、演算器23
は<静止時の制御動作>181を繰り返している。ま
た、合成比Dは1になっている。
このような状態においてパンニング動作が開始されたと
すると、本体ケースθxの増加にもかかわらず鏡筒部1
の角度θmは変化しないので、相対角度θhの絶対値は増
加し、相対角度速度の絶対値も大きくなる。その結果、
<パン開始検出>182においてディジタル値P,Vが
第9図のパンニング動作の開始検出領域に入り、パンニ
ング動作は検出される。
<利得の設定>183において、パンニング動作の開始
時点に於けるP,Vに対応した合成比Dが設定され、<
パンニング時の制御動作>184の制御動作に移る。通
常、合成比Dは1よりも大きな値が初期値として与えら
れる。
<利得の修正>185において、その時の相対角速度に
対応したディジタル値Vの値から、次の時点の相対角度
に対応したディジタル値Pの変化の程度を見て、合成比
Dを修正している。たとえば、VがPと同符号ならば合
成比Dを大きくして行き、アクチュエータ3の発生トル
クTmを大きくする(D・Pに関係したトルクが発生す
る)。従って、鏡筒部1は十分大きな加速度によって加
速され、パンニング動作による本体ケース2の速度θx
の増加にほぼ追従して鏡筒部1の角度θmが増加する。
その結果、鏡筒部1と本体ケース2の衝突は防止され
る。すなわち、|P|の増加は抑えられ、逆に、|P|
が減少するようになる。
また、VとPと異符号で、その絶対値|V|が所定値
(|Y2|)よりも大きい場合には合成比Dを小さくし
て|P|の減少度合いを小さくするようにしている。こ
れにより、|P|はゆるやかに0に向かって減少し、撮
影画面の急速な移動を防止している。すなわち、パンニ
ング動作時の撮影画面の移動が滑らかになり、非常に見
やすい画面になる。
パンニング動作中は、合成比Dが大きくなっているの
で、パンニングによる本体ケース2の角度θxの増加に
追従して鏡筒部1の角度θmも増加する。すなわち、鏡
筒部1の角速度ωmはパンニングによる(慣性座標から
みた)本体ケース2の角速度に一致もしくは略一致し、
ωmは所定の範囲外(|Q|>Q1)になっている。
パンニング動作が終了した後に、撮影装置の操作者は通
常の静止した被写体の撮影に移る。パンニング動作が終
了すると、本体ケース2の角度θxがほとんど変化しな
くなるので、鏡筒部1の角度θmもθxに一致した値に留
ろうとする。これに伴って、鏡筒部1の角速度θmは所
定の範囲内の小さな値もしくは0になり、かつ、相対角
度θhおよび相対角速度も小さな値に落ち付いていく。
すなわち、鏡筒部1の角速度ωmに対応したディジルタ
値Qの絶対値はQ1よりも小さくなり(|Q|<Q
1)、鏡筒部1と本体ケース2の相対角度θxに対応し
たディジタル値Pの絶対値はP4よりも小さくなり(|
P|<P4)、鏡筒部1と本体ケース2の相対角速度に
対応したディジタル値Vの絶対値はV2よりも小さくな
る(|V|<V2)。その結果、<パン終了検出>18
6においてパンニング動作の終了が検出され、<静止時
の制御動作>181に移行する。
以後、次のパンニング動作が開始されるまで<静止時の
制御動作>181を継続する。また、次のパンニング動
作に起こった時には、上述の動作に従って<パン開始検
出>182はそれを検出し、<パンニング時の制御動作
>184に移り、<パン終了検出>186によってパン
ニング動作の終了を検出するまで<パンニング時の制御
動作>184を行なう。
前述の実施例では<利得の修正>185において所定の
比率で合成比Dを増減させたが、本発明はそのような場
合に限定されるものではない。第13図(a)に<利得の
修正>185の他のフローチャート例を示す。本例で
は、所定の値で合成比Dを増減させている。これについ
て説明する。
〔101〕PからPxを引いて、Vに格納する(V=P−P
x)。Pを新しいPxにする(P=Px)。Pの符号が正の
時に変数Sを1にし、Pが0の時にはSも0にし、Pの
符号が負の時にはSを−1にする(S=sgn(P))。Sと
Vを掛けて、Yとする(Y=S*V)。
〔102〕Y≧Y1(Y1は0を含む負の定数)の時には
〔103〕に行き、Y2<Y<Y1(Y2は負の定数)の
時には<パン終了検出>186の〔61〕に行き、Y≦Y
2の時には〔104〕に行く。
〔103〕合成比DにM2を足して、新しいDにする(D
=D+M2)。ここに、M2は1よりも小さな定数であ
り、たとえば、M2=0.2。すなわち、合成比Dを所定
の値M2により大きくする。その後に、DがD2より大
きいときには、DをD2にする(上限値制限手段)。次
に<パン終了検出>186の〔61〕に行く。
〔104〕合成比DからM2を引き新しいDにする(D=
D−M2)。すなわち、合成比Dを所定の値M2により
小さくする。その後に、DがD1より小さいときには、
DをD1にする(下限値制限手段)。次に、<パン終了
検出>186の〔61〕に行く。
さらに、第13図(b)に<利得の修正>185の他のフ
ローチャート例を示す。本例では、相対角速度(V)に関
係するディジタル値Yに応じた比率で合成比Dを増減さ
せている。これについて説明する。
〔111〕PからPxを引いて、Vに格納する(V=P−P
x)。Pを新しいPxにする(P=Px)。Pの符号が正の
時に変数Sを1にし、Pが0の時にはSも0にし、Pの
符号が負の時にはSを−1にする(S=sgn(P))。Sと
Vを掛けて、Yとする(Y=S*V)。
〔112〕Y≧Y1(Y1は0を含む負の定数)の時には
〔113〕に行き、Y2<Y<Y1(Y2は負の定数)の
時には<パン終了検出>186の〔61〕に行き、Y≦Y
2の時には〔114〕に行く。
〔113〕YにY3(Y3は正の定数)を足した値をM3
倍(M3は定数)し、その値に1を足して、Mdに格納す
る(Md=1+M3*(Y+Y3))。合成比DにMdを掛
けて新しいDにする(D=D*Md)。すなわち、合成比
Dを相対角速度(V)に応じた比率Mdにより大きくする。
その後に、DがD2より大きいときには、DをD2にす
る(上限値制限手段)。次に、<パン終了検出>186
の〔61〕に行く。
〔114〕|Y|からY4(Y4は正の定数)を引いた値
をM3倍し、その値に1を足して、Mdに格納する(Md=
1+M3*(|Y|−Y4))。合成比DをMd分の1に
して新しいDにする(D=D/Md)。すなわち、合成比
Dを相対角速度(V)に応じた比率Mdにより小さくする。
その後に、DがD1より小さいときには、DをD1にす
る(下限値制限手段)。次に、<パン終了検出>186
の〔61〕に行く。
さらに、第13図(c)に<利得の修正>185の他のフ
ローチャート例を示す。本例では、相対角速度(V)に関
係するディジタル値Yに応じた値で合成比Dを増減させ
ている。これについて説明する。
〔121〕PからPxを引いて、Vに格納する(V=P-Px)。
Pを新しいPxにする(P=Px)。Pの符号が正の時に変数
Sを1にし、Pが0の時にはSも0にし、Pの符号が負
の時にはSを−1にする(S=sgn(P))。SとVを掛け
て、Yとする(Y=S*V)。
〔122〕Y≧Y1(Y1は0を含む負の定数)の時には
〔123〕に行き、Y2<Y<Y1(Y2は負の定数)の
時には<パン終了検出>186の〔61〕に行き、Y≦Y
2の時には〔124〕に行く。
〔123〕YにY3(Y3は正の定数)を足した値をM4
倍(M4は定数)し、Mdに格納する(Md=M4*(Y+
Y3))。合成比DにMdを足して新しいDにする(D=
D+Md)。すなわち、合成比Dを相対角速度(V)に応じ
た値Mdにより大きくする。その後に、DがD2より大き
いときには、DをD2にする(上限値制限手段)。次に
<パン終了検出>186の〔61〕に行く。
〔124〕|Y|からY4(Y4は正の定数)を引いた値
をM4倍し、Mdに格納する(Md=M4*(|Y|−Y
4))。合成比DからMdを引いて新しいDにする(D=
D−Md)。すなわち、合成比Dを相対角度(V)に応じた
値Mdにより小さくする。その後に、DがD1より小さい
ときには、DをD1にする(下限値制限手段)。次に、
<パン終了検出>186の〔61〕に行く。
なお、前述の実施例では、合成比Dを変化させることに
よって、相対角度θhの検出利得B・Dと角速度ωmの検
出利得Aの相対比(B・D/A)を増減させたが、本発
明はそのような場合に限定されるものではない。たとえ
ば、位置検出器11の利得を増減させたり、角速度検出
器12の利得を増減させても良く、本発明に含まれるこ
とは言うまでもない。
また、前述の実施例の<パン開始検出>182において
は、相対角度θhに対応したディジタル値Vによって、
これらが第9図の斜線の領域に入ることによりパンニン
グの開始を検出したが、本発明はそのような場合に限ら
ない。第14図(a)に<パン開始検出>182の他のフ
ローチャート例を示す。本例では、相対速度θh(P)が所
定の範囲外になったことにより、パンニング動作の開始
を検出している。これについて説明する。
〔201〕Pを新しいPxにする(Px=P)。
〔202〕|P|<P2(P2は定数)ならば<静止時の
制御動作>181の〔11〕に帰り、|P|<P2でない
ならば<利得の設定>183の〔31〕に行く。
さらに、第14図(b)に<パン開始検出>182の他の
フローチャート例を示す。本例では、相対角度θh(P)が
所定の範囲外になったこと、または、相対角度(P)と相
対角速度(V)の合成値(W)が所定の範囲外になったことに
より、パンニング動作の開始を検出している(第9図の
パンニング開始検出領域とはすこし異なる)。これにつ
いて説明する。
〔211〕PからPxを引いて、変数Vに格納する(V=P-P
x)。PをH1倍(H1は定数)した値とVをH2倍
(H2は定数)した値を加算して、変数Wに格納する
(W=H1*P+H2*V)。Pを新しいPxにする(Px
=P)。
〔212〕|P|>P2(P2は定数)ならば<利得の設
定>183の〔31〕に移行し、|P|>P2でないなら
ば〔213〕に行く。
〔213〕|W|>W1(W1は定数)ならば<利得の設
定>183の〔31〕に移行し、|W|>W1でないなら
ば<静止時の制御動作>181の〔11〕に帰る。
また、前述の実施例の<パン終了検出>186において
は、角速度ωmに対応したディジタル値Qと相対角度θh
に対応したディジタル値Pと相対角速度に対応したディ
ジタル値Vによって、それらの絶対値がそれぞれ小さく
なることによりパンニングの終了を検出したが、本発明
はそのような場合に限らない。第15図(a)に<パン終
了検出>186の他のフローチャート例を示す。本例で
は、慣性座標からみた鏡筒部1の角速度ωm(Q)が所定の
範囲内になったことによって、パンニング動作の終了を
検出している。これについて説明する。
〔301〕|Q|<Q1(Q1は定数)ならば<静止時の
制御動作>181の〔11〕に帰り、|Q|<Q1でない
ならば<パンニング時の制御動作>184の〔41〕に帰
る。
さらに、第15図(b)に<パン終了検出)186の他の
フローチャート例を示す。本例では、角速度ωm(Q)が所
定の範囲内になり、かつ、相対角度θh(P)が所定の範囲
内になったことによって、パンニング動作の終了を検出
している。これについて説明する。
〔311〕|Q|<Q1(Q1は定数)ならば〔312〕に行
き、|Q|<Q1でないならば<パンニング時の制御動
作>184の〔41〕に帰る。
〔312〕|P|<P4(P4は定数)ならば<静止時の
制御動作>181の〔11〕に帰り、|P|<P4でない
ならば<パンニング時の制御動作>184の〔41〕に帰
る。
前述の各実施例に示すように本発明の撮影装置の防振機
構は、空気室が不要であり、小型軽量化が可能である。
また、センサの個数も少なく、コストも安い。さらに、
アクチュエータのマグネットの磁界を検知するホール素
子(感磁素子)によって相対的な位置検出を行なってい
るので、構成が簡単であり、部品点数も少ない。なお、
マグネットの磁界の検知にはホール素子に限らず、磁気
抵抗素子や過飽和リアクトルを使用しても良い。さら
に、パン動作検出手段や利得修正手段を簡単に構成する
ことができ、パンニング動作における鏡筒部と支持体と
の衝突も防止できる。もちろん、本撮影装置の応用範囲
はビデオカメラに限定されるものではない。その他、本
発明の主旨を変えずして種々の変更が可能である。
発明の効果 本発明の撮影装置は、鏡筒部と支持体の相対位置および
鏡筒部の角速度を検出することにより、その両者の変動
を抑制するように鏡筒部をアクチュエータ手段により駆
動・制御し、鏡筒部の振動を大幅に低減したものであ
る。さらに、パン動作検出手段と利得修正手段を設け、
鏡筒部と支持体の衝突も防止している。従って、本発明
に基き、たとえばビデオカメラを構成するならば、簡単
に小型軽量・高性能の防振機構付ビデオメラを得る事が
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による撮影装置の構成図、第
2図(a),(b),(c)は第1図のアクチュエータの具体的
な構成を表わす図、第3図は第1図の位置検出器の具体
的な構成を表わす図、第4図は第1図の角速度検出器の
具体的な構成を表わす図、第5図はA/D変換器の具体
的な構成を表わす図、第6図は第1図の駆動器の具体的
な構成を表わす図、第7図は合成器の内蔵のプログラム
の基本フローチャートを表わす図、第8図(a)〜(f)は各
部の詳細なフローチャートを表わす図、第9図はパンニ
ング開始検出領域を表わす図、第10図は防振機構のブ
ロック図、第11図はθxからθmへの周波数伝達関数G
(jω)を表わす図、第12図はθxの変動の様子を表
わす図、第13図(a)〜(c)は<利得の修正>185の他
のフローチャートを表わす図、第14図(a),(b)は<パ
ン開始検出>182の他のフローチャートを表わす図、
第15図(a)、(b)は<パン終了検出>186の他のフロ
ーチャートを表わす図、第16図は従来の防振機構例を
表わす構成図である。 1……鏡筒部、2……本体ケース(支持体)、3……ア
クチュエータ、4……回転軸、5……ホール素子(感磁
素子)、6……角速度センサ、7……固定部材、11…
…位置検出器、12……角速度検出器、13……合成
器、14……駆動器、21,22……A/D変換器、2
3……演算器、24……メモリ、25……D/A変換
器、41……撮像素子、42……画像信号処理器、G…
…鏡筒部1の重心。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレンズと撮像素子を搭載された鏡筒
    部と、前記撮像素子に得られる電気信号から画像信号を
    作り出す画像信号処理手段と、前記鏡筒部への入射光線
    軸と直交もしくは略直交する回転軸回りに前記鏡筒部を
    回動自在に支承する支持体と、前記鏡筒部と前記支持体
    の間に取りつけられ、前記鏡筒部を回転駆動するアクチ
    ュエータ手段と、前記鏡筒部と前記支持体の相対角度を
    検出する位置検出手段と、前記回転軸回りの前記鏡筒部
    の慣性角速度を検出する角速度検出手段と、前記位置検
    出手段の出力信号と前記角速度検出手段の出力信号を合
    成する合成手段と、前記合成手段が出力する合成信号の
    変動を抑制するように前記アクチュエータ手段に電力を
    供給する駆動手段と、前記位置検出手段の出力信号が第
    1の所定範囲外になったことによりパンニング動作の開
    始を検出し、前記角速度検出手段の出力信号が第2の所
    定範囲内になったことによりパンニング動作の終了を検
    出するパン動作検出手段と、前記パン動作検出手段の出
    力信号により前記位置検出手段の検出利得と前記角速度
    検出手段の検出利得の相対比を変化させ、前記角速度検
    出手段の利得に比較して前記位置検出手段の利得を相対
    的に大きくするようにした利得修正手段とを具備した撮
    影装置。
  2. 【請求項2】利得修正手段は、位置検出手段の検出利得
    と角速度検出手段の検出利得の相対比を所定時間毎に所
    定の比率ずつ増加、もしくは減少させることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の撮影装置。
  3. 【請求項3】利得修正手段は、位置検出手段の検出利得
    と角速度検出手段の検出利得の相対比を所定時間毎に所
    定の値ずつ増加、もしくは減少させることを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載の撮影装置。
JP60096924A 1985-04-18 1985-05-07 撮影装置 Expired - Lifetime JPH0640663B2 (ja)

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JP60096924A JPH0640663B2 (ja) 1985-05-07 1985-05-07 撮影装置
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KR1019860002995A KR900009060B1 (ko) 1985-04-18 1986-04-18 촬영장치
DE8686302951T DE3687473T2 (de) 1985-04-18 1986-04-18 Kameraanordnung.
EP86302951A EP0200442B1 (en) 1985-04-18 1986-04-18 Camera apparatus

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