JPH0641003Y2 - 車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造 - Google Patents
車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造Info
- Publication number
- JPH0641003Y2 JPH0641003Y2 JP1987143333U JP14333387U JPH0641003Y2 JP H0641003 Y2 JPH0641003 Y2 JP H0641003Y2 JP 1987143333 U JP1987143333 U JP 1987143333U JP 14333387 U JP14333387 U JP 14333387U JP H0641003 Y2 JPH0641003 Y2 JP H0641003Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- friction plate
- snap ring
- hub
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 28
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 27
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000007480 spreading Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用自動変速機においてクラッチの摩擦板を
支持するための構造に関し、特にアウタドラムと、イン
ナドラムとの間に配設される摩擦板の軸方向位置を規制
するスナップリングをインナドラムの外周面に装着した
場合に、該リングが遠心力で外れるのを防止できるよう
にした構造に関する。
支持するための構造に関し、特にアウタドラムと、イン
ナドラムとの間に配設される摩擦板の軸方向位置を規制
するスナップリングをインナドラムの外周面に装着した
場合に、該リングが遠心力で外れるのを防止できるよう
にした構造に関する。
一般に車両用自動変速機は、遊星歯車からなる変速歯車
装置と、該装置にトルクコンバータからの出力を選択し
て入力させるための複数のクラッチ及びブレーキを有す
る入力経路切り換え装置とを備えている。そして上記各
クラッチは、アウタドラムとハブとの間に多数の摩擦板
を配設し、さらにこれを圧接させるための駆動ピストン
を該摩擦板と対向するように配設して構成されている。
装置と、該装置にトルクコンバータからの出力を選択し
て入力させるための複数のクラッチ及びブレーキを有す
る入力経路切り換え装置とを備えている。そして上記各
クラッチは、アウタドラムとハブとの間に多数の摩擦板
を配設し、さらにこれを圧接させるための駆動ピストン
を該摩擦板と対向するように配設して構成されている。
ところで上記各摩擦板をアウタドラム,ハブ間に装着す
る場合、該摩擦板の上記ピストンと反対側方向への移動
を阻止できるように構成する必要があり、従来この目的
でスナップリングを利用している。このスナップリング
を装着する場合、該クラッチは構造上高速回転するか
ら、該スナップリングが遠心力で外れる恐れがあり、こ
れを防止するため、スナップリングをアウタドラムの内
周面に装着するのが一般的である。
る場合、該摩擦板の上記ピストンと反対側方向への移動
を阻止できるように構成する必要があり、従来この目的
でスナップリングを利用している。このスナップリング
を装着する場合、該クラッチは構造上高速回転するか
ら、該スナップリングが遠心力で外れる恐れがあり、こ
れを防止するため、スナップリングをアウタドラムの内
周面に装着するのが一般的である。
ところが、上記車両用クラッチは搭載スペースが狭いこ
とから、可能な限り小型化する必要があり、従って上記
アウタドラム,ハブ,摩擦板等は非常に狭い空間に、組
み立て性を考慮しつつ配置する必要がある。従って、必
ずしもアウタドラム側にスナップリングを配置できると
は限らず、場合によってハブの外周面にスナップリング
を装着する必要がでてくる。このような場合、スナップ
リングの外れ防止構造が別個に必要になるが、設計の如
何によっては、この外れ防止構造が複雑化し、組み立て
性等を悪化させる恐れがある。
とから、可能な限り小型化する必要があり、従って上記
アウタドラム,ハブ,摩擦板等は非常に狭い空間に、組
み立て性を考慮しつつ配置する必要がある。従って、必
ずしもアウタドラム側にスナップリングを配置できると
は限らず、場合によってハブの外周面にスナップリング
を装着する必要がでてくる。このような場合、スナップ
リングの外れ防止構造が別個に必要になるが、設計の如
何によっては、この外れ防止構造が複雑化し、組み立て
性等を悪化させる恐れがある。
そこで本考案の目的は、上記ハブの外周面にスナップリ
ングを装着した場合に懸念される問題点に鑑み、簡単な
構造によってスナップリングの遠心力による外れを防止
できるようにした車両用自動変速機におけるクラッチの
摩擦板支持構造を提供する点にある。
ングを装着した場合に懸念される問題点に鑑み、簡単な
構造によってスナップリングの遠心力による外れを防止
できるようにした車両用自動変速機におけるクラッチの
摩擦板支持構造を提供する点にある。
本考案は、遊星歯車からなる変速歯車装置と、トルクコ
ンバータからの出力を上記変速歯車装置に選択的に入力
するための複数のクラッチを有する入力経路切り換え装
置とを備えた車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦
板支持構造において、上記クラッチを、アウタドラムと
これの内方に配置されたハブ部材との間に多数の摩擦板
を配設して構成するとともに、上記ハブ部材の外周面に
凹設されたリング溝に、上記摩擦板の軸方向移動を規制
するための軸用スナップリングを嵌合装着し、該スナッ
プリングと隣接する摩擦板の内周縁部に該スナップリン
グの外周面を覆う係止凹部を形成したことを特徴として
いる。
ンバータからの出力を上記変速歯車装置に選択的に入力
するための複数のクラッチを有する入力経路切り換え装
置とを備えた車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦
板支持構造において、上記クラッチを、アウタドラムと
これの内方に配置されたハブ部材との間に多数の摩擦板
を配設して構成するとともに、上記ハブ部材の外周面に
凹設されたリング溝に、上記摩擦板の軸方向移動を規制
するための軸用スナップリングを嵌合装着し、該スナッ
プリングと隣接する摩擦板の内周縁部に該スナップリン
グの外周面を覆う係止凹部を形成したことを特徴として
いる。
本考案のクラッチの摩擦板支持構造では、ハブ部材の外
周面にスナップリングを装着するとともに、これに隣接
する摩擦板によってこのスナップリングの外れを防止す
るようにしたので、スナップリングを、従来のアウタド
ラムだけでなく、ハブにも装着でき、つまりスナップリ
ングの装着位置を自由に選択でき、それだけ設計上の自
由度を拡大できる。しかもスナップリングと隣接する摩
擦板に、スナップリングの外周面を覆う係止凹部を形成
し、これによってスナップリングの外方への拡がりを防
止するようにしたので、別個の部材による外れ防止構造
を採用する必要はなく、構造が複雑になることはない。
周面にスナップリングを装着するとともに、これに隣接
する摩擦板によってこのスナップリングの外れを防止す
るようにしたので、スナップリングを、従来のアウタド
ラムだけでなく、ハブにも装着でき、つまりスナップリ
ングの装着位置を自由に選択でき、それだけ設計上の自
由度を拡大できる。しかもスナップリングと隣接する摩
擦板に、スナップリングの外周面を覆う係止凹部を形成
し、これによってスナップリングの外方への拡がりを防
止するようにしたので、別個の部材による外れ防止構造
を採用する必要はなく、構造が複雑になることはない。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例によるラビニヨ
式4速自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造を
示す。
式4速自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造を
示す。
図において、本実施例の自動変速機30は、ロックアップ
機構付きトルクコンバータ1と、第1,第2サンギヤS1,S
2、第1,第2ピニオンギヤP1,P2、及びリングギヤ9から
なるラビニヨ歯車列を備えた変速歯車装置2と、主とし
て第1〜第3クラッチC1〜C3からなる入力経路切り換え
装置3とから構成されている。
機構付きトルクコンバータ1と、第1,第2サンギヤS1,S
2、第1,第2ピニオンギヤP1,P2、及びリングギヤ9から
なるラビニヨ歯車列を備えた変速歯車装置2と、主とし
て第1〜第3クラッチC1〜C3からなる入力経路切り換え
装置3とから構成されている。
上記トルクコンバータ1は、コンバータハウジング1c内
に配設されており、エンジンのクランク軸1dに接続され
たコンバータケース1eにポンプインペラ1fを接続し、こ
れと対向してタービンランナ1aを配置し、両者間にステ
ータ1gを一方向クラッチ1hを会して回転可能に配置して
構成されている。なお、該クラッチ1h及び上記タービン
ランナ1aに接続された入力軸1bは、変速機ケース13に固
定された支持部材18によって回転自在に支持されてい
る。また、1iはロックアップクラッチである。
に配設されており、エンジンのクランク軸1dに接続され
たコンバータケース1eにポンプインペラ1fを接続し、こ
れと対向してタービンランナ1aを配置し、両者間にステ
ータ1gを一方向クラッチ1hを会して回転可能に配置して
構成されている。なお、該クラッチ1h及び上記タービン
ランナ1aに接続された入力軸1bは、変速機ケース13に固
定された支持部材18によって回転自在に支持されてい
る。また、1iはロックアップクラッチである。
上記変速歯車装置2及び入力経路切り換え装置3は上記
変速機ケース13内に配置されている。該変速歯車装置2
の第2サンギヤS2は、上記入力軸1bと同軸上に配設され
た出力側軸14廻りに回転自在に配置されており、該第2
サンギヤS2のボス部5aに上記第1サンギヤS1が回転自在
に配設されている。また、上記出力側軸14にはキャリア
8のボス部8aがスプライン嵌合している。このキャリア
8によって上記第1,第2ピニオンギヤP1,P2が回転自在
に支持されており、この第2ピニオンギヤP2は上記第2
サンギヤS2に、第1ピニオンギヤP1は上記第1サンギヤ
S1及び第2ピストンギヤP2にそれぞれ噛合している。ま
た上記キャリア8の外周部8bには一方向クラッチC4,第
2ブレーキB2が配設されている。なお、16aは該ブレー
キB2を作動させるためのピストンである。さらにまた、
上記キャリア8のボス部8aには、上記第1ピニオンギヤ
P1に噛合した出力取り出し用リングギヤ9のボス部9bが
回転自在に装着されており、該ボス部9bは軸受13aを介
して上記変速機ケース13で軸支されている。また該ボス
部9bの軸方向端部にはリダクションギヤ9aがスプライン
嵌合している。
変速機ケース13内に配置されている。該変速歯車装置2
の第2サンギヤS2は、上記入力軸1bと同軸上に配設され
た出力側軸14廻りに回転自在に配置されており、該第2
サンギヤS2のボス部5aに上記第1サンギヤS1が回転自在
に配設されている。また、上記出力側軸14にはキャリア
8のボス部8aがスプライン嵌合している。このキャリア
8によって上記第1,第2ピニオンギヤP1,P2が回転自在
に支持されており、この第2ピニオンギヤP2は上記第2
サンギヤS2に、第1ピニオンギヤP1は上記第1サンギヤ
S1及び第2ピストンギヤP2にそれぞれ噛合している。ま
た上記キャリア8の外周部8bには一方向クラッチC4,第
2ブレーキB2が配設されている。なお、16aは該ブレー
キB2を作動させるためのピストンである。さらにまた、
上記キャリア8のボス部8aには、上記第1ピニオンギヤ
P1に噛合した出力取り出し用リングギヤ9のボス部9bが
回転自在に装着されており、該ボス部9bは軸受13aを介
して上記変速機ケース13で軸支されている。また該ボス
部9bの軸方向端部にはリダクションギヤ9aがスプライン
嵌合している。
なお、上記リダクションギヤ9aはカウンタ軸21の入力歯
車21aに噛合しており、これの出力歯車21bは差動歯車装
置22のリングギヤ22aに噛合している。また該差動歯車
装置22の出力軸22bの先端に車輪が取り付けられてい
る。
車21aに噛合しており、これの出力歯車21bは差動歯車装
置22のリングギヤ22aに噛合している。また該差動歯車
装置22の出力軸22bの先端に車輪が取り付けられてい
る。
上記入力経路切り換え装置3の第1クラッチC1は、上記
入力軸1bにその底壁部17bが固定された皿状の入力部材1
7に固着形成された第1ハブ10aと、上記支持部材18に回
転自在に支持された第1アウタドラム10bとの間に多数
の摩擦板10cを配置し、さらにシリンダとして機能する
上記アウタドラム10b内にクラッチ作動用第1ピストン1
0dを軸方向に摺動可能に配置して構成されている。ま
た、このアウタドラム10bには筒状の伝達部材10eが接続
固定されており、これの先端部は上記第1サンギヤS1に
スプライン嵌合している。なお、B1は上記伝達部材10e
の回転を停止させる第1ブレーキである。
入力軸1bにその底壁部17bが固定された皿状の入力部材1
7に固着形成された第1ハブ10aと、上記支持部材18に回
転自在に支持された第1アウタドラム10bとの間に多数
の摩擦板10cを配置し、さらにシリンダとして機能する
上記アウタドラム10b内にクラッチ作動用第1ピストン1
0dを軸方向に摺動可能に配置して構成されている。ま
た、このアウタドラム10bには筒状の伝達部材10eが接続
固定されており、これの先端部は上記第1サンギヤS1に
スプライン嵌合している。なお、B1は上記伝達部材10e
の回転を停止させる第1ブレーキである。
第2クラッチ(外側クラッチ)C2は、第1図に示すよう
に、ハブ部材20の前部に形成されたハブ20aと、これよ
り外方に配置されたアウタドラム11aとの間に多数の駆
動,従動摩擦板25a,25bを交互に配設し、これを圧着さ
せる第2ピストン11cを後端の摩擦板25aと対向するよう
に配設して構成されている。なお、アウタドラム11aの
前端部は上記第2サンギヤS2のボス部5aにスプライン嵌
合している。
に、ハブ部材20の前部に形成されたハブ20aと、これよ
り外方に配置されたアウタドラム11aとの間に多数の駆
動,従動摩擦板25a,25bを交互に配設し、これを圧着さ
せる第2ピストン11cを後端の摩擦板25aと対向するよう
に配設して構成されている。なお、アウタドラム11aの
前端部は上記第2サンギヤS2のボス部5aにスプライン嵌
合している。
上記第2ピストン11cはシリンダとして機能する上記入
力部材17の底部内に配設されており、外ピストン11cの
周縁部には一定ピッチ毎に押圧ボス部11dが突設されて
いる。この押圧ボス部11dは上記ハブ部材20の後端に外
方に延設されたフランジ部20bに形成された貫通孔20cを
通って上記摩擦板25aと対面している。さらにまた、該
フランジ部20bの後端面には環状のバネ受け板23aが配設
されており、これと上記第2ピストン11cとの間には多
数の第2付勢ばね24aが配設されている。この付勢ばね2
4aは上記各押圧ボス部11d間に2個ずつ配置されてお
り、該第2ピストン11cを後退端位置に付勢するための
ものである。
力部材17の底部内に配設されており、外ピストン11cの
周縁部には一定ピッチ毎に押圧ボス部11dが突設されて
いる。この押圧ボス部11dは上記ハブ部材20の後端に外
方に延設されたフランジ部20bに形成された貫通孔20cを
通って上記摩擦板25aと対面している。さらにまた、該
フランジ部20bの後端面には環状のバネ受け板23aが配設
されており、これと上記第2ピストン11cとの間には多
数の第2付勢ばね24aが配設されている。この付勢ばね2
4aは上記各押圧ボス部11d間に2個ずつ配置されてお
り、該第2ピストン11cを後退端位置に付勢するための
ものである。
上記ハブ部材20のフランジ部20bの後端部に形成された
ドグ溝20dには上記入力部材17の外周に突設されたドク
爪17aが係合しており、これらは穴用スナップリング26
で固定されている。また上記各摩擦板25a,25bの内周,
外周に形成された凸部はそれぞれハブ20a,アウタドラム
11aに形成された係合溝に係合している。また、ハブ20a
の外周面の前端部にはリング溝27cが凹設されており、
これには軸用スナップリング27aが嵌合装着されてい
る。該スナップリング27aはこれと隣接する前端の摩擦
板25aに凹設された係止凹部25c内に位置しており、該凹
部25cの内周面がスナップリング27aの外周面を覆ってい
る。
ドグ溝20dには上記入力部材17の外周に突設されたドク
爪17aが係合しており、これらは穴用スナップリング26
で固定されている。また上記各摩擦板25a,25bの内周,
外周に形成された凸部はそれぞれハブ20a,アウタドラム
11aに形成された係合溝に係合している。また、ハブ20a
の外周面の前端部にはリング溝27cが凹設されており、
これには軸用スナップリング27aが嵌合装着されてい
る。該スナップリング27aはこれと隣接する前端の摩擦
板25aに凹設された係止凹部25c内に位置しており、該凹
部25cの内周面がスナップリング27aの外周面を覆ってい
る。
ここで、第2図に示すように、上記フランジ部20bと摩
擦板25aとの隙間Aは、上記係止凹部25cの深さBより広
くなっており、かつこの深さBは摩擦板25aと押圧ボス
部11dとの隙間Cより深くなっている。
擦板25aとの隙間Aは、上記係止凹部25cの深さBより広
くなっており、かつこの深さBは摩擦板25aと押圧ボス
部11dとの隙間Cより深くなっている。
また第3クラッチ(内側クラッチ)C3は、上記ハブ部材
20のハブ20aの内周面と、これの内方に配置され、出力
側軸14に固定された内側ハブ12aとの間に多数の駆動,
従動摩擦板12bを配置し、ハブ20aの内周面に穴用スナッ
プリング27bを装着し、さらに上記第2ピストン11c内に
第3ピストン12cを配設して構成されている。また、上
記入力軸1bの端部に配置されたばね受け板23bと、上記
第3ピストン12cとの間には多数の第3付勢ばね24bが配
設されており、これは第3ピストン12cを後退端位置に
付勢するためのものである。
20のハブ20aの内周面と、これの内方に配置され、出力
側軸14に固定された内側ハブ12aとの間に多数の駆動,
従動摩擦板12bを配置し、ハブ20aの内周面に穴用スナッ
プリング27bを装着し、さらに上記第2ピストン11c内に
第3ピストン12cを配設して構成されている。また、上
記入力軸1bの端部に配置されたばね受け板23bと、上記
第3ピストン12cとの間には多数の第3付勢ばね24bが配
設されており、これは第3ピストン12cを後退端位置に
付勢するためのものである。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の自動変速機30における第2,第3クラッチC2,C
3の組み立ておいては、組み立ての都合上、まず第2ク
ラッチC2,第3クラッチC3の各摩擦板をハブ部材20に装
着し、この組立体を入力部材17に取り付けるようにして
おり、そのためスナップリング27a,27bをハブ20aの外周
面,内周面に装着するようにしている。
3の組み立ておいては、組み立ての都合上、まず第2ク
ラッチC2,第3クラッチC3の各摩擦板をハブ部材20に装
着し、この組立体を入力部材17に取り付けるようにして
おり、そのためスナップリング27a,27bをハブ20aの外周
面,内周面に装着するようにしている。
まず、該両クラッチ部分の組み立て手順について説明す
れば、ハブ部材20のハブ20aの内周面内に内側摩擦板12b
を挿入し、穴用スナップリング27bを装着する。そして
該ハブ20aの外周面に上記外側摩擦板25a,25bを嵌装す
る。このとき後端の摩擦板25aとフランジ部20aとの隙間
Aが上記係止凹部25cの深さBより広くなっているの
で、摩擦板をフランジ部20b面に当接させると、上記リ
ング溝27cが前端の摩擦板25aより外方に位置することと
なる。従ってこの状態で軸用スナップリング27aを上記
リング溝27cに装着することができ、これによりハブ部
材20と各摩擦板との組み立て体が得られる。また、これ
と並行して上記入力部材17内に上記第2ピストン11cを
挿入し、かつ該第2ピストン11c内に第3ピストン12cを
挿入しておく。この状態で上記組み立て体を、これのフ
ランジ部20bのドグ溝20d内に入力部材17のドグ爪17aが
係合するように装着し、該フランジ部20bの後端部に穴
用スナップリング26を嵌合装着する。この場合、上記係
止凹部25cの深さBは、上記摩擦板と第2ピストン11cの
押圧ボス部11dの先端との隙間Cより深く形成されてい
るので、上記軸用スナップリング27aは常にその外周面
が係止凹部25cによって覆われることとなり、該スナッ
プリング27aの外方への広がりが阻止され、遠心力で外
れることはない。
れば、ハブ部材20のハブ20aの内周面内に内側摩擦板12b
を挿入し、穴用スナップリング27bを装着する。そして
該ハブ20aの外周面に上記外側摩擦板25a,25bを嵌装す
る。このとき後端の摩擦板25aとフランジ部20aとの隙間
Aが上記係止凹部25cの深さBより広くなっているの
で、摩擦板をフランジ部20b面に当接させると、上記リ
ング溝27cが前端の摩擦板25aより外方に位置することと
なる。従ってこの状態で軸用スナップリング27aを上記
リング溝27cに装着することができ、これによりハブ部
材20と各摩擦板との組み立て体が得られる。また、これ
と並行して上記入力部材17内に上記第2ピストン11cを
挿入し、かつ該第2ピストン11c内に第3ピストン12cを
挿入しておく。この状態で上記組み立て体を、これのフ
ランジ部20bのドグ溝20d内に入力部材17のドグ爪17aが
係合するように装着し、該フランジ部20bの後端部に穴
用スナップリング26を嵌合装着する。この場合、上記係
止凹部25cの深さBは、上記摩擦板と第2ピストン11cの
押圧ボス部11dの先端との隙間Cより深く形成されてい
るので、上記軸用スナップリング27aは常にその外周面
が係止凹部25cによって覆われることとなり、該スナッ
プリング27aの外方への広がりが阻止され、遠心力で外
れることはない。
なお、本実施例の自動変速機30は、上記各クラッチ,ブ
レーキ等を第1表に示す組み合わせで作動させることに
よって、トルクコンバータ1からの出力を何れかのサン
ギヤ,あるいはキャリアに選択して入力し、これによっ
て各変速段を実現する。
レーキ等を第1表に示す組み合わせで作動させることに
よって、トルクコンバータ1からの出力を何れかのサン
ギヤ,あるいはキャリアに選択して入力し、これによっ
て各変速段を実現する。
例えば、第1速,第2速のように低速の場合は、第2ク
ラッチC2のみを作動させるとともに、一方向クラッチC4
又は第1ブレーキB1を作動させ、第3速の場合は、上記
第2速の状態から第1ブレーキB1を解放するとともに、
第3クラッチC3をも作動させ、また、第4速の場合は、
第3クラッチC3のみを作動させるとともに、第1ブレー
キB1を作動させる。これによりトルクコンバータ1から
の回転が入力部材17,第1〜第3クラッチC1〜C3を介し
て第1,第2サンギヤS2,S2又はキャリア8に選択的にに
入力され、各変速段に応じた減速比が得られることとな
る。
ラッチC2のみを作動させるとともに、一方向クラッチC4
又は第1ブレーキB1を作動させ、第3速の場合は、上記
第2速の状態から第1ブレーキB1を解放するとともに、
第3クラッチC3をも作動させ、また、第4速の場合は、
第3クラッチC3のみを作動させるとともに、第1ブレー
キB1を作動させる。これによりトルクコンバータ1から
の回転が入力部材17,第1〜第3クラッチC1〜C3を介し
て第1,第2サンギヤS2,S2又はキャリア8に選択的にに
入力され、各変速段に応じた減速比が得られることとな
る。
このように本実施例では、第2クラッチC2において、ハ
ブ20aの外周面に軸用スナップリング27aを装着するよう
にしたので、ハブ部材20に予め各摩擦板を組み込んだ
後、これを入力部材17に取り付けることができ、これら
の組み立て作業が容易確実にできる。
ブ20aの外周面に軸用スナップリング27aを装着するよう
にしたので、ハブ部材20に予め各摩擦板を組み込んだ
後、これを入力部材17に取り付けることができ、これら
の組み立て作業が容易確実にできる。
そしてこの場合、上記軸用スナップリング27aの遠心力
による外れ防止構造として、これに隣接する摩擦板25a
に係止凹部25cを形成し、該摩擦板でスナップリング27a
の外方への拡がりを阻止する構造を採用したので、外れ
防止構造を非常に簡単に実現できる。
による外れ防止構造として、これに隣接する摩擦板25a
に係止凹部25cを形成し、該摩擦板でスナップリング27a
の外方への拡がりを阻止する構造を採用したので、外れ
防止構造を非常に簡単に実現できる。
なお、上記実施例では、第2クラッチの内方に第3クラ
ッチを配置した場合について説明したが、本考案は勿論
単独に配置されたクラッチにも適用でき、この場合にも
上記実施例と同様の効果が得られる。
ッチを配置した場合について説明したが、本考案は勿論
単独に配置されたクラッチにも適用でき、この場合にも
上記実施例と同様の効果が得られる。
以上のように、本考案に係る車両用自動変速機における
クラッチの摩擦板支持構造によれば、ハブの外周面に摩
擦板の軸方向移動阻止用スナップリングを装着し、上記
摩擦板に該スナップリングの外周面を覆う係止凹部を形
成したので、簡単な構造でスナップリングの外れを防止
できる効果があり、またスナップリングをアウタドラ
ム,ハブの何れにも自由に装着できることとなり、それ
だけ装着位置に関する設計上の自由度を拡大できる効果
がある。
クラッチの摩擦板支持構造によれば、ハブの外周面に摩
擦板の軸方向移動阻止用スナップリングを装着し、上記
摩擦板に該スナップリングの外周面を覆う係止凹部を形
成したので、簡単な構造でスナップリングの外れを防止
できる効果があり、またスナップリングをアウタドラ
ム,ハブの何れにも自由に装着できることとなり、それ
だけ装着位置に関する設計上の自由度を拡大できる効果
がある。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例によるラビニヨ
式4速自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造を
説明するための図であり、第1図はその要部の断面側面
図、第2図はその寸法関係を示す模式図、第3図は該ク
ラッチ構造が適用された自動変速機の断面平面図、第4
図はその模式図である。 図において、1はトルクコンバータ、2は変速歯車装
置、3は入力経路切り換え装置、8はキャリア、11aは
アウタドラム、20aはハブ、25a,25bは摩擦板、25cは係
止凹部、27aはスナップリング、27cはリング溝、30は自
動変速機、C1〜C3は第1〜第3クラッチ、P1,P2は第1,
第2ピニオンギヤ、S1,S2は第1,第2サンギヤである。
式4速自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造を
説明するための図であり、第1図はその要部の断面側面
図、第2図はその寸法関係を示す模式図、第3図は該ク
ラッチ構造が適用された自動変速機の断面平面図、第4
図はその模式図である。 図において、1はトルクコンバータ、2は変速歯車装
置、3は入力経路切り換え装置、8はキャリア、11aは
アウタドラム、20aはハブ、25a,25bは摩擦板、25cは係
止凹部、27aはスナップリング、27cはリング溝、30は自
動変速機、C1〜C3は第1〜第3クラッチ、P1,P2は第1,
第2ピニオンギヤ、S1,S2は第1,第2サンギヤである。
Claims (1)
- 【請求項1】遊星歯車からなる変速歯車装置と、トルク
コンバータからの出力を上記変速歯車装置のサンギヤま
たはピニオンギヤを軸支するキャリアに選択的に入力す
るための複数のクラッチを有する入力経路切り換え装置
とを備えた車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板
支持構造において、上記クラッチを、アウタドラムとこ
れの内方に配置されたハブ部材との間に多数の摩擦板を
配設して構成するとともに、上記ハブ部材の外周面に凹
設されたリング溝に、上記摩擦板の軸方向移動を規制す
るための軸用スナップリングを嵌合装着し、該スナップ
リングと隣接する摩擦板の内周縁部に該スナップリング
の外周面を覆う係止凹部を形成したことを特徴とする車
両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987143333U JPH0641003Y2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987143333U JPH0641003Y2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6446558U JPS6446558U (ja) | 1989-03-22 |
| JPH0641003Y2 true JPH0641003Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31410059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987143333U Expired - Lifetime JPH0641003Y2 (ja) | 1987-09-17 | 1987-09-17 | 車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641003Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60152858U (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-11 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速機の潤滑装置 |
| JPH0650139B2 (ja) * | 1984-07-31 | 1994-06-29 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の潤滑機構 |
-
1987
- 1987-09-17 JP JP1987143333U patent/JPH0641003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6446558U (ja) | 1989-03-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7104381B2 (en) | Dual connecting and disconnecting apparatus | |
| JP3246139B2 (ja) | 自動変速機用歯車変速装置 | |
| US20030224900A1 (en) | Automatic transmission | |
| CN100478576C (zh) | 摩擦接合装置 | |
| US7998011B2 (en) | Speed change apparatus | |
| US6878086B2 (en) | Automatic transmission | |
| JPH0979328A (ja) | 自動変速機 | |
| US20090114501A1 (en) | Frictional engagement device | |
| JP6119379B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
| JP3841236B2 (ja) | クラッチハブの支持構造 | |
| JPH0641003Y2 (ja) | 車両用自動変速機におけるクラッチの摩擦板支持構造 | |
| JPH0424577B2 (ja) | ||
| JPH0251645A (ja) | 自動変速機におけるスラストワッシャ装着装置 | |
| JP3750253B2 (ja) | 自動変速機及びその組立て方法 | |
| JPH0250338B2 (ja) | ||
| JPH0868456A (ja) | トランスミッションにおけるオイルポンプ支持構造 | |
| JPH0932918A (ja) | 自動変速機の摩擦係合装置及び自動変速機 | |
| JPH0649959Y2 (ja) | 自動変速機 | |
| JP4585087B2 (ja) | 自動変速装置 | |
| JPH11141662A (ja) | 自動変速機ブレーキピストンの配置構造 | |
| JP2004324753A (ja) | 自動変速機の動力伝達装置 | |
| JP2004316825A (ja) | 多段変速機 | |
| JPS6293545A (ja) | 自動変速機 | |
| JP3712936B2 (ja) | 自動変速機 | |
| JPH0433462Y2 (ja) |