JPH0424577B2 - - Google Patents
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- JPH0424577B2 JPH0424577B2 JP59167366A JP16736684A JPH0424577B2 JP H0424577 B2 JPH0424577 B2 JP H0424577B2 JP 59167366 A JP59167366 A JP 59167366A JP 16736684 A JP16736684 A JP 16736684A JP H0424577 B2 JPH0424577 B2 JP H0424577B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/22—Friction clutches with axially-movable clutching members
- F16D13/38—Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
- F16D13/52—Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は車両用自動変速機に使用される多板式
摩擦係合装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、自動車用の自動変速機には、自動変速機
のギア段の切換えを行う際に各種シヤフト、ギヤ
等の間の係脱を行うため、多板クラツチ又はブレ
ーキ等の多板式摩擦係合装置が設けられている。
例えば、フオワードクラツチはインプツトシヤフ
トとフロントリングギヤを接続するために、ダイ
レクトクラツチはインプツトシヤフトとリアサン
ギヤを接続するために使用され、またセカンドコ
ーストブレーキはフロントギヤ及びリアサンギヤ
をロツクするため、セカンドブレーキはフロント
ギヤ及びリアサンギヤの左回転をロツクするた
め、フアースト&リバーサルブレーキはリアプラ
ネタリキヤリアをロツクするために使用される。 前記多板式摩擦係合装置は、複数枚の摩擦板を
積層して形成されており、各摩擦板間の摩擦を利
用して係脱させ、上記各部材間の接続又は解放を
行うことができる。 また、該多板式摩擦係合装置には、少なくとも
一方が回転部材である外側筒状部材と内側筒状部
材が同軸的に配設されており、これらにスプライ
ン嵌合された多数の円環状摩擦板を交互に又は所
望の順序で設けて、該円環状摩擦板の側方に油圧
サーボなどの流体圧アクチユエータを取り付けて
係合及び解放が行われる。 上記円環状摩擦板には主に冷却の目的で潤滑油
が供給され、内側筒状部材に穴が形成されている
が、所定の潤滑油の油量を確保するために上記穴
を数多く配設すると、加工性が悪く作業コストが
高くなつてしまう。 また、反対に穴の径を大きくして潤滑油の量を
増加させようとすると、ドリル加工する際にドリ
ルが内側筒状部材に形成されたスプライン条の段
差部分に引つ掛かり、バリを生じたり、ドリル折
れを発生させたりする。 したがつて、上記内側筒状部材に上記穴を形成
するため、通常筒状部材のスプラインは周期的に
スプライン条を無くして欠条とし巾広のスプライ
ン溝を形成している。一方、摩擦板の該欠条部に
対応する部分を欠歯として巾広の歯間を形成し、
潤滑油の通りを良くしている。 すなわち、歯幅及び溝巾の大きい巾広部が対称
的に形成される。そして、摩擦板の巾広歯間の歯
面には内側筒状部材のスプライン条の一方の条面
のみが当接して、該当接面を介してトルクが伝達
され、他方の条面は離れた状態となる。巾広部以
外の歯及びスプライン条は周方向に緊密に噛合す
る。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の多板式摩擦係合装置
においては、スプライン条の条巾及び摩擦板の歯
巾は全て同巾であり、内側筒状部材と摩擦板は相
対的に自由な位置で組み合わせることができるた
め、組付け角度を誤る誤組付けが生じ易い。 また、摩擦係合装置が係合する際に、上記巾広
部において伝達されるトルクの不均一が生じ、そ
の時該巾広部のスプライン条又は摩擦板の歯に大
きい外力が加わることがある。 本発明は、上記従来の多板式摩擦係合装置の問
題点を解決して、上記摩擦板を内側筒状部材にス
プライン嵌合させる際の誤組付けが確実に防止で
きるとともに、上記伝動時又はすべり時において
生じ易い伝動力の周方向分布の不均一を防止する
ことができ、耐久性に優れた多板式摩擦係合装置
を提供することを目的とする。 (課題を解決するための手段) そのために、本発明の多板式摩擦係合装置にお
いては、外周にスプラインが形成された内側筒状
部材と、該内側筒状部材にスプライン嵌合され、
内周に歯を形成し摩擦板と摩擦係合する円環状の
摩擦板とで多板式摩擦係合装置が構成され、前記
内側筒状部材のスプラインは周期的に欠条されて
巾広スプライン溝を形成しており、該巾広スプラ
イン溝部分に径方向に潤滑油噴出穴が形成され
る。 一方、内側筒状部材とスプライン嵌合する前記
摩擦板は前記巾広スプライン溝に対応した位置が
欠歯されて巾広歯間を形成される。 そして、該巾広歯間内に配設されるスプライン
条又は歯の少なくとも一つを巾広としている。 また、前記巾広スプライン条は、条面が前記巾
広歯間の面とトルク伝達時に当接するか、又は巾
広歯は、歯面が前記巾広スプライン溝の面と当接
するようにしてある。 さらに、巾広歯間及びそれに対応するスプライ
ン条を半径方向に大きくすることができる。 (作用及び発明の効果) 本発明によれば、上記のように内側筒状部材の
スプラインは周期的に欠条されて巾広スプライン
溝を形成しており、該巾広スプライン溝部分に径
方向に潤滑油噴出穴が形成され、一方、内側筒状
部材とスプライン嵌合する摩擦板は前記巾広スプ
ライン溝に対応した位置が欠歯されて巾広歯間が
形成され、該巾広歯間内に配設されるスプライン
条又は歯の少なくとも一つを巾広としているの
で、前記内側筒状部材と摩擦板を組み合わせる場
合にこの巾広スプライン条又は巾広歯が位置決め
手段となり、誤組付けを防止することができる。 また、巾広歯間及びそれに対応するスプライン
条を半径方向に大きくすることにより、位置決め
を一層容易に行うことできる。 そして、摩擦係合装置が係合又は解放するすべ
り伝動時において、上記巾広スプライン条又は巾
広歯がトルクの伝達に寄与するため、伝達される
トルクに不均一が生じることがなく、その時巾広
スプライン条又は巾広歯に大きい外力が加わるこ
とがなくなる。 (実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。 第4図は本発明の車両用自動変速機のギヤトレ
ンを示す骨格図、第5図は車両用自動変速機の断
面図である。 図において、自動変速機は流体伝動装置200
と、トランスミツシヨン300と、油圧制御装置
400とから構成される。 該トランスミツシヨン300は、第1プラネタ
リギヤセツトp1、油圧サーボにより作動される1
つの多板クラツチC0、一つの多板ブレーキB0、
及び一つのワンウエイクラツチF0を備えるオー
バドライブ遊星歯車変速装置10と、第2プラネ
タリギヤセツトp2、第3プラネタリギヤセツト
p3、油圧サーボにより作動される二つの多板クラ
ツチC1,C2、一つのベルトブレーキB1、二つの
多板ブレーキB2,B3、及び二つのワンウエイク
ラツチF1,F2を備える前進3段、後進1段のア
ンダードライブ遊星歯車変速装置40から構成さ
れる。 自動変速機のケースは、トルクコンバータ20
0を収容するトルクコンバータハウジング12
0、オーバドライブ遊星歯車変速装置10とアン
ダードライブ遊星歯車変速装置40を直列的に収
容するトランスミツシヨンケース130、自動変
速機100の後側を蓋するエクステンシヨンハウ
ジング140からなり、これらトルクコンバータ
ハウジング120と、トランスミツシヨンケース
130と、エクステンシヨンハウジング140は
それぞれ同軸心を有し、多数のボルトで締結され
ている。 トルクコンバータ200は、上記トルクコンバ
ータハウジング120の前方(エンジン側)が開
いたトルクコンバータ室121に収容され、エン
ジンの出力軸に連結したフロントカバー111、
該フロントカバー111に外周で溶接された円環
板状のリアカバー112、該リアカバー112の
内周壁面の内壁に周設されたポンプインペラ20
5、該ポンプインペラ205に対向して配設され
たタービンランナ206、該タービンランナ20
6を保持しているタービンシエル207、ワンウ
エイクラツチ202を介して固定軸203に支持
されるステータ201及び上記フロントカバー1
11とタービンシエル207との間を直結する直
結クラツチ(ロツクアツプクラツチ)113を備
えている。 上記トルクコンバータ室121とその後方に連
続する上記トランスミツシヨンケース130の筒
状の変速装置室132間には、内部に歯車式オイ
ルポンプ150が設けられるとともに、中心部に
前向きに突出する筒状部152を有する環状オイ
ルポンプボデイ151がトランスミツシヨンケー
ス130の前側端面に嵌合されるとともに締結さ
れる。 また、上記オイルポンプボデイ151の後側に
は、上記筒状部152と同軸で後向きに突出する
筒状のフロントサポート153を有するオイルポ
ンプカバー154が締着されている。上記オイル
ポンプボデイ151とオイルポンプカバー154
はオイルポンプハウジング155を形成し、上記
トルクコンバータ室121と変速装置室132の
隔壁となるとともに、トランスミツシヨンケース
の前部支壁となつている。 上記トランスミツシヨンケース130の変速装
置室132の中間にはオーバドライブ機構室13
3とアンダードライブ機構室134を区画すると
ともに後向きに突出する筒状のセンタサポート1
58を有する中間支壁159が別体で鋳造され嵌
着して設けられている。 さらに、トランスミツシヨンケース130の後
部には前向きに突出する筒状のリアサポート15
6を有する後部支壁157がトランスミツシヨン
ケース130と一体鋳造されて設けられている。 上記オイルポンプハウジング(前部支壁又は隔
壁)155と後部支壁157間が上記トランスミ
ツシヨン300を収納する変速装置室132とな
り、後部支壁157とエクステンシヨンハウジン
グ140間が変速装置の出力軸室141を形成し
ていて、該出力軸室141内には電子制御式セン
サロータ143、スピードメータドライブギヤ1
44が出力軸に固着して設けられ、また、後端部
には上記フロントサポート153と同軸に(図示
しない)プロペラシヤフトが連結されてスリーブ
ヨークが挿通され、ブツシユ(軸受け)m1によ
り回転自在に支持される。 上記フロントサポート153の内側にはトルク
コンバータ200のステータ201を支持する上
記ワンウエイクラツチ202の固定軸203が嵌
着され、該固定軸203の内側にトルクコンバー
タ200の出力軸であるトランスミツシヨンの入
力軸11が前後2つのブツシユm2及びm3を介
して回転自在に支持されている。 該入力軸11は後端部12が大径であり、該後
端部12はフロントサポート153の後方に突出
したフランジ部12aを有する。該後端部12の
軸心には後向きの中心穴13が形成されている。
上記入力軸11の後方には、入力軸11に同軸で
直列的に配設された中間伝動軸14が回転自在に
設けられている。 該中間伝動軸14は、その先端が上記中心穴1
3内に差し込まれて該中心穴13の内周壁とブツ
シユm4を介して回転自在に支持され、中間はロ
ーラベアリングを介して上記中間支壁159のセ
ンタサポート158に回転自在に支持される。ま
た、その後端部15は大径であり、軸心に後向き
の中心穴16が形成されている。中間伝動軸14
の後方には該中間伝動軸14と同軸で直列的に配
設された出力軸3が回転自在に設けられている。 出力軸3は入力側端である先端部3Aが上記中
間伝動軸14の中心穴16内に差し込まれ、該中
心穴16の内周壁にブツシユm6を介して回転自
在に支持される。そして、該中間伝動軸14がロ
ーラベアリングを介して上記中間支壁159のセ
ンタサポート158に回転自在に支持されること
により、トランスミツシヨンケース130に回転
自在に支持されている。 出力軸3の中間部3Bの外周においては、第3
プラネタリギヤセツトp3のリングギヤR2の外周
に形成されたパーキングギヤ85と噛合するとと
もに、中心部には後方に突出した筒状の軸支部で
あるスリーブ状ボス部4Bを有するパーキングギ
ヤフランジ4とスプライン嵌合し、該スリーブ状
ボス部4Bがブツシユm2を介して上記リアサポ
ート156に回転自在に支持されることによりト
ランスミツシヨンケース130の後部支壁157
に回転自在に支持されている。 出力側部である後端部3Cは上記スリーブヨー
クとスプライン嵌合しており、該スリーブヨーク
が上記ブツシユm1を介してエクステンシヨンハ
ウジング140の後端に回転自在に支持される。 また、オードドライブ機構室133において、
上記入力軸11の後側には第1プラネタリギヤセ
ツトp1が設けられ、そのリングギヤR0は中間伝
動軸14にフランジ板22を介して結合される。
プラネタリギヤセツトp0は入力軸11のフランジ
部12aと結合され、サンギヤS0はインナレース
軸23に形成されている。 上記第1プラネタリギヤセツトp1の前側には、
後方に開口する第1油圧サーボドラム24がイン
ナレース軸23に固着され、その外周壁とインナ
レース軸23の間に環状ピストン25が嵌め込ま
れてクラツチC0の油圧サーボC−0を形成する
とともにインナレース軸23側にリターンスプリ
ング26、外周壁の内側にクラツチC0が装着さ
れ、該クラツチC0を介してキヤリアP0と連結さ
れている。第1油圧サーボドラム24の内周にイ
ンナレース軸23をインナレースとするワンウエ
イクラツチF0が設けられ、その外周にアウタレ
ース27とトランスミツシヨンケース130の間
にクラツチC0及びブレーキB0が設けられる。更
に、その後側の中間支壁159の外筒部31には
前側にピストン29が嵌め込まれ、ブレーキB0
の油圧サーボB−0を形成し、外筒部31の先端
にリターンスプリング32が取り付けられてい
る。 一方、アンダードライブ機構室134内の前方
部には、第2油圧サーボドラム41がセンタサポ
ート158に回転自在に外嵌され、後方に開口す
る。そして、その内外周壁間に環状ピストン42
が嵌め込まれてクラツチC2の油圧サーボC−2
を形成するとともに内周壁側にリターンスプリン
グ44、外周壁の内側にクラツチC2が装着され
る。 上記第2油圧サーボドラム41の後側には、第
3油圧サーボドラム46が中間伝動軸14の後端
部15に固着され、後方に開口する。該第3油圧
サーボドラム46の前方には外周にスプラインが
形成された筒状部材、すなわち環状クラツチハブ
35が溶接されている。 上記第3油圧サーボドラム46には環状ピスト
ン47が嵌め込まれてクラツチC1の油圧サーボ
C−1を形成するとともに内周側にリターンスプ
リング49、さらに内周に歯が形成され円環状摩
擦板を用いたクラツチC2が環状クラツチハブ3
5の外側に装着され、該クラツチC2を介して第
2、第3油圧サーボドラム41,46が係脱自在
に連結されている。 そして、第3油圧サーボドラム46の後側に
は、第2プラネタリギヤセツトp2が設けられ、そ
のリングギヤR1は外周にスプラインが形成され
た筒状部材すなわち環状クラツチハブ48及びク
ラツチC1を介して第3油圧サーボドラム46に
連結されている。また、キヤリアP1は上記出力
軸3の先端部3Aにスプライン嵌合し、サンギヤ
S1はサンギヤ軸45に一体的に形成されている。 また、第2及び第3油圧サーボドラム41,4
6及び第2プラネタリギヤセツトp2を最小空間で
カバーするように形成され、中間に噛み合い部6
0Aを有する連結ドラム60がその先端で第2油
圧サーボドラム41の外周に固着される。また、
後端は、第2プラネタリギヤセツトp2の後側でサ
ンギヤ軸45に連結され、外周側にベルトブレー
キB1が設けられている。 ブレーキB2の後側のトランスミツシヨンケー
ス130内側に形成されたスプライン75には、
前方からブレーキB2のブレーキデイスクb2、ブ
レーキB2のブレーキデイスクb3がスプライン嵌
合され、その後側の後部支壁157のリアサポー
ト156外周側とトランスミツシヨンケース13
0間の環状穴にダブルピストン77が嵌め込まれ
てブレーキB3の油圧サーボB−3を形成し、ま
た該油圧サーボB−3のリターンスプリング79
はリアサポート156の先端に装着されたフラン
ジ板2により支持されている。 上記ブレーキB2の内側には、サンギヤ軸45
をインナレースとするワンウエイクラツチF1が
設けられ、そのアウタレース39がブレーキB2
と接続される。上記ワンウエイクラツチF1の後
側に、リターン付勢手段90及びインナレース8
3を第4油圧サーボドラム72と外側内径におい
てスプライン嵌合したワンウエイクラツチF2が
装着されている。 第3プラネタリギヤセツトp3は、サンギヤS2が
サンギヤ軸45と一体に形成され、キヤリアP2
が前側のワンウエイクラツチF2のアウタレース
86に連結されるとともにブレーキB3と連結さ
れ、外周にパーキングギヤ85を周設したリング
ギヤR2が出力軸3の中間部3Bに連結されてい
る。上記パーキングギヤ85は自動変速機のシフ
トレバーをパーキングP位置に選択したとき、パ
ーキング爪84がパーキングギヤ85に噛み合
い、出力軸3を固定する。 次に、多板式摩擦係合装置の係合部について説
明する。 第1図は本発明の実施例を示す多板式摩擦係合
装置の要部を示す図、第2図は本発明の第二の実
施例を示す多板式摩擦係合装置の要部を示す図、
第3図は本発明の第三の実施例を示す多板式摩擦
係合装置の要部を示す図である。 上記クラツチC2のクラツチハブ35(第4図)
すなわち内側筒状部材1は外周にスプライン1B
が形成され、これに環状の摩擦板2がスプライン
嵌合される。そのため、該摩擦板2の内周に歯2
Bが形成される。 また、クラツチC1のクラツチハブ48(第4
図)すなわち内側筒状部材1も同様に外周にスプ
ライン1Bが形成され、これに環状の摩擦板2が
スプライン嵌合され、摩擦板2の内周に歯2Bが
形成される。 そして、上記内側筒状部材1の外周に形成され
たスプライン1Bに等間隔で欠条部が設けられ、
巾広スプライン溝1Aが形成される。この巾広ス
プライン溝1A内に径方向に潤滑油噴射孔が形成
される。一方、クラツチハブ48とスプライン嵌
合される摩擦板2にも上記欠条部に対応する部分
が欠歯にされ、巾広歯間2Aが等間隔で設けら
れ、巾広部が形成される。 そして、上記巾広部のすくなくとも一つのスプ
ライン条1Cを周方向に巾広としている。スプラ
イン条1Cを巾広にすることにより、巾広の歯間
2Aに巾広スプライン条1Cが対応して嵌合する
ため、内側筒状部材1と摩擦板2の位置決めを容
易に行うことができる。 なお、スプライン条1Cの代わりに摩擦板2の
歯2Bの一つを巾広としてもよい。 そして、上記巾広スプライン条1Cの条面は多
板式摩擦係合装置のトルク伝達時において巾広歯
間2Aの面と当接して、トルク伝達に寄与するよ
うに形成される。すなわち、第1図において矢印
方向に摩擦板2が駆動させられると巾広スプライ
ン条1Cの条面は巾広歯間2Aの面に当接する。 第2図のように内側筒状部材1が矢印方向に駆
動させられるときも、同様にスプライン条1Cの
条面は巾広歯間2Aの面に当接する。 第1図及び第2図においては、内側筒状部材1
と摩擦板2の位置決めを容易にするため、巾広の
スプライン条1Cを形成しているが、この代わり
に第3図に示すようにスプライン条1Dを半径方
向に高くし、それに対応する巾広歯間2Aを半径
方向に深くしてもよい。 トランスミツシヨン300は、車速、スロツト
ル開度など車両の走行条件に応じてトランスミツ
シヨンケース130の下部にボルト402により
締結されたオイルパン401に内蔵されたバブル
ボデイ403内の油圧制御装置400から各摩擦
係合装置の油圧サーボに選択的に出力する油圧に
より各クラツチ及びブレーキの係合又は解放が行
われ、前進4段の変速又は後進1段の変速を行う
ようになつている。各クラツチ、ワンウエイクラ
ツチの作動と達成される変速段(RANGE)の一
例を第1表に示す。
摩擦係合装置に関するものである。 (従来の技術) 従来、自動車用の自動変速機には、自動変速機
のギア段の切換えを行う際に各種シヤフト、ギヤ
等の間の係脱を行うため、多板クラツチ又はブレ
ーキ等の多板式摩擦係合装置が設けられている。
例えば、フオワードクラツチはインプツトシヤフ
トとフロントリングギヤを接続するために、ダイ
レクトクラツチはインプツトシヤフトとリアサン
ギヤを接続するために使用され、またセカンドコ
ーストブレーキはフロントギヤ及びリアサンギヤ
をロツクするため、セカンドブレーキはフロント
ギヤ及びリアサンギヤの左回転をロツクするた
め、フアースト&リバーサルブレーキはリアプラ
ネタリキヤリアをロツクするために使用される。 前記多板式摩擦係合装置は、複数枚の摩擦板を
積層して形成されており、各摩擦板間の摩擦を利
用して係脱させ、上記各部材間の接続又は解放を
行うことができる。 また、該多板式摩擦係合装置には、少なくとも
一方が回転部材である外側筒状部材と内側筒状部
材が同軸的に配設されており、これらにスプライ
ン嵌合された多数の円環状摩擦板を交互に又は所
望の順序で設けて、該円環状摩擦板の側方に油圧
サーボなどの流体圧アクチユエータを取り付けて
係合及び解放が行われる。 上記円環状摩擦板には主に冷却の目的で潤滑油
が供給され、内側筒状部材に穴が形成されている
が、所定の潤滑油の油量を確保するために上記穴
を数多く配設すると、加工性が悪く作業コストが
高くなつてしまう。 また、反対に穴の径を大きくして潤滑油の量を
増加させようとすると、ドリル加工する際にドリ
ルが内側筒状部材に形成されたスプライン条の段
差部分に引つ掛かり、バリを生じたり、ドリル折
れを発生させたりする。 したがつて、上記内側筒状部材に上記穴を形成
するため、通常筒状部材のスプラインは周期的に
スプライン条を無くして欠条とし巾広のスプライ
ン溝を形成している。一方、摩擦板の該欠条部に
対応する部分を欠歯として巾広の歯間を形成し、
潤滑油の通りを良くしている。 すなわち、歯幅及び溝巾の大きい巾広部が対称
的に形成される。そして、摩擦板の巾広歯間の歯
面には内側筒状部材のスプライン条の一方の条面
のみが当接して、該当接面を介してトルクが伝達
され、他方の条面は離れた状態となる。巾広部以
外の歯及びスプライン条は周方向に緊密に噛合す
る。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成の多板式摩擦係合装置
においては、スプライン条の条巾及び摩擦板の歯
巾は全て同巾であり、内側筒状部材と摩擦板は相
対的に自由な位置で組み合わせることができるた
め、組付け角度を誤る誤組付けが生じ易い。 また、摩擦係合装置が係合する際に、上記巾広
部において伝達されるトルクの不均一が生じ、そ
の時該巾広部のスプライン条又は摩擦板の歯に大
きい外力が加わることがある。 本発明は、上記従来の多板式摩擦係合装置の問
題点を解決して、上記摩擦板を内側筒状部材にス
プライン嵌合させる際の誤組付けが確実に防止で
きるとともに、上記伝動時又はすべり時において
生じ易い伝動力の周方向分布の不均一を防止する
ことができ、耐久性に優れた多板式摩擦係合装置
を提供することを目的とする。 (課題を解決するための手段) そのために、本発明の多板式摩擦係合装置にお
いては、外周にスプラインが形成された内側筒状
部材と、該内側筒状部材にスプライン嵌合され、
内周に歯を形成し摩擦板と摩擦係合する円環状の
摩擦板とで多板式摩擦係合装置が構成され、前記
内側筒状部材のスプラインは周期的に欠条されて
巾広スプライン溝を形成しており、該巾広スプラ
イン溝部分に径方向に潤滑油噴出穴が形成され
る。 一方、内側筒状部材とスプライン嵌合する前記
摩擦板は前記巾広スプライン溝に対応した位置が
欠歯されて巾広歯間を形成される。 そして、該巾広歯間内に配設されるスプライン
条又は歯の少なくとも一つを巾広としている。 また、前記巾広スプライン条は、条面が前記巾
広歯間の面とトルク伝達時に当接するか、又は巾
広歯は、歯面が前記巾広スプライン溝の面と当接
するようにしてある。 さらに、巾広歯間及びそれに対応するスプライ
ン条を半径方向に大きくすることができる。 (作用及び発明の効果) 本発明によれば、上記のように内側筒状部材の
スプラインは周期的に欠条されて巾広スプライン
溝を形成しており、該巾広スプライン溝部分に径
方向に潤滑油噴出穴が形成され、一方、内側筒状
部材とスプライン嵌合する摩擦板は前記巾広スプ
ライン溝に対応した位置が欠歯されて巾広歯間が
形成され、該巾広歯間内に配設されるスプライン
条又は歯の少なくとも一つを巾広としているの
で、前記内側筒状部材と摩擦板を組み合わせる場
合にこの巾広スプライン条又は巾広歯が位置決め
手段となり、誤組付けを防止することができる。 また、巾広歯間及びそれに対応するスプライン
条を半径方向に大きくすることにより、位置決め
を一層容易に行うことできる。 そして、摩擦係合装置が係合又は解放するすべ
り伝動時において、上記巾広スプライン条又は巾
広歯がトルクの伝達に寄与するため、伝達される
トルクに不均一が生じることがなく、その時巾広
スプライン条又は巾広歯に大きい外力が加わるこ
とがなくなる。 (実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。 第4図は本発明の車両用自動変速機のギヤトレ
ンを示す骨格図、第5図は車両用自動変速機の断
面図である。 図において、自動変速機は流体伝動装置200
と、トランスミツシヨン300と、油圧制御装置
400とから構成される。 該トランスミツシヨン300は、第1プラネタ
リギヤセツトp1、油圧サーボにより作動される1
つの多板クラツチC0、一つの多板ブレーキB0、
及び一つのワンウエイクラツチF0を備えるオー
バドライブ遊星歯車変速装置10と、第2プラネ
タリギヤセツトp2、第3プラネタリギヤセツト
p3、油圧サーボにより作動される二つの多板クラ
ツチC1,C2、一つのベルトブレーキB1、二つの
多板ブレーキB2,B3、及び二つのワンウエイク
ラツチF1,F2を備える前進3段、後進1段のア
ンダードライブ遊星歯車変速装置40から構成さ
れる。 自動変速機のケースは、トルクコンバータ20
0を収容するトルクコンバータハウジング12
0、オーバドライブ遊星歯車変速装置10とアン
ダードライブ遊星歯車変速装置40を直列的に収
容するトランスミツシヨンケース130、自動変
速機100の後側を蓋するエクステンシヨンハウ
ジング140からなり、これらトルクコンバータ
ハウジング120と、トランスミツシヨンケース
130と、エクステンシヨンハウジング140は
それぞれ同軸心を有し、多数のボルトで締結され
ている。 トルクコンバータ200は、上記トルクコンバ
ータハウジング120の前方(エンジン側)が開
いたトルクコンバータ室121に収容され、エン
ジンの出力軸に連結したフロントカバー111、
該フロントカバー111に外周で溶接された円環
板状のリアカバー112、該リアカバー112の
内周壁面の内壁に周設されたポンプインペラ20
5、該ポンプインペラ205に対向して配設され
たタービンランナ206、該タービンランナ20
6を保持しているタービンシエル207、ワンウ
エイクラツチ202を介して固定軸203に支持
されるステータ201及び上記フロントカバー1
11とタービンシエル207との間を直結する直
結クラツチ(ロツクアツプクラツチ)113を備
えている。 上記トルクコンバータ室121とその後方に連
続する上記トランスミツシヨンケース130の筒
状の変速装置室132間には、内部に歯車式オイ
ルポンプ150が設けられるとともに、中心部に
前向きに突出する筒状部152を有する環状オイ
ルポンプボデイ151がトランスミツシヨンケー
ス130の前側端面に嵌合されるとともに締結さ
れる。 また、上記オイルポンプボデイ151の後側に
は、上記筒状部152と同軸で後向きに突出する
筒状のフロントサポート153を有するオイルポ
ンプカバー154が締着されている。上記オイル
ポンプボデイ151とオイルポンプカバー154
はオイルポンプハウジング155を形成し、上記
トルクコンバータ室121と変速装置室132の
隔壁となるとともに、トランスミツシヨンケース
の前部支壁となつている。 上記トランスミツシヨンケース130の変速装
置室132の中間にはオーバドライブ機構室13
3とアンダードライブ機構室134を区画すると
ともに後向きに突出する筒状のセンタサポート1
58を有する中間支壁159が別体で鋳造され嵌
着して設けられている。 さらに、トランスミツシヨンケース130の後
部には前向きに突出する筒状のリアサポート15
6を有する後部支壁157がトランスミツシヨン
ケース130と一体鋳造されて設けられている。 上記オイルポンプハウジング(前部支壁又は隔
壁)155と後部支壁157間が上記トランスミ
ツシヨン300を収納する変速装置室132とな
り、後部支壁157とエクステンシヨンハウジン
グ140間が変速装置の出力軸室141を形成し
ていて、該出力軸室141内には電子制御式セン
サロータ143、スピードメータドライブギヤ1
44が出力軸に固着して設けられ、また、後端部
には上記フロントサポート153と同軸に(図示
しない)プロペラシヤフトが連結されてスリーブ
ヨークが挿通され、ブツシユ(軸受け)m1によ
り回転自在に支持される。 上記フロントサポート153の内側にはトルク
コンバータ200のステータ201を支持する上
記ワンウエイクラツチ202の固定軸203が嵌
着され、該固定軸203の内側にトルクコンバー
タ200の出力軸であるトランスミツシヨンの入
力軸11が前後2つのブツシユm2及びm3を介
して回転自在に支持されている。 該入力軸11は後端部12が大径であり、該後
端部12はフロントサポート153の後方に突出
したフランジ部12aを有する。該後端部12の
軸心には後向きの中心穴13が形成されている。
上記入力軸11の後方には、入力軸11に同軸で
直列的に配設された中間伝動軸14が回転自在に
設けられている。 該中間伝動軸14は、その先端が上記中心穴1
3内に差し込まれて該中心穴13の内周壁とブツ
シユm4を介して回転自在に支持され、中間はロ
ーラベアリングを介して上記中間支壁159のセ
ンタサポート158に回転自在に支持される。ま
た、その後端部15は大径であり、軸心に後向き
の中心穴16が形成されている。中間伝動軸14
の後方には該中間伝動軸14と同軸で直列的に配
設された出力軸3が回転自在に設けられている。 出力軸3は入力側端である先端部3Aが上記中
間伝動軸14の中心穴16内に差し込まれ、該中
心穴16の内周壁にブツシユm6を介して回転自
在に支持される。そして、該中間伝動軸14がロ
ーラベアリングを介して上記中間支壁159のセ
ンタサポート158に回転自在に支持されること
により、トランスミツシヨンケース130に回転
自在に支持されている。 出力軸3の中間部3Bの外周においては、第3
プラネタリギヤセツトp3のリングギヤR2の外周
に形成されたパーキングギヤ85と噛合するとと
もに、中心部には後方に突出した筒状の軸支部で
あるスリーブ状ボス部4Bを有するパーキングギ
ヤフランジ4とスプライン嵌合し、該スリーブ状
ボス部4Bがブツシユm2を介して上記リアサポ
ート156に回転自在に支持されることによりト
ランスミツシヨンケース130の後部支壁157
に回転自在に支持されている。 出力側部である後端部3Cは上記スリーブヨー
クとスプライン嵌合しており、該スリーブヨーク
が上記ブツシユm1を介してエクステンシヨンハ
ウジング140の後端に回転自在に支持される。 また、オードドライブ機構室133において、
上記入力軸11の後側には第1プラネタリギヤセ
ツトp1が設けられ、そのリングギヤR0は中間伝
動軸14にフランジ板22を介して結合される。
プラネタリギヤセツトp0は入力軸11のフランジ
部12aと結合され、サンギヤS0はインナレース
軸23に形成されている。 上記第1プラネタリギヤセツトp1の前側には、
後方に開口する第1油圧サーボドラム24がイン
ナレース軸23に固着され、その外周壁とインナ
レース軸23の間に環状ピストン25が嵌め込ま
れてクラツチC0の油圧サーボC−0を形成する
とともにインナレース軸23側にリターンスプリ
ング26、外周壁の内側にクラツチC0が装着さ
れ、該クラツチC0を介してキヤリアP0と連結さ
れている。第1油圧サーボドラム24の内周にイ
ンナレース軸23をインナレースとするワンウエ
イクラツチF0が設けられ、その外周にアウタレ
ース27とトランスミツシヨンケース130の間
にクラツチC0及びブレーキB0が設けられる。更
に、その後側の中間支壁159の外筒部31には
前側にピストン29が嵌め込まれ、ブレーキB0
の油圧サーボB−0を形成し、外筒部31の先端
にリターンスプリング32が取り付けられてい
る。 一方、アンダードライブ機構室134内の前方
部には、第2油圧サーボドラム41がセンタサポ
ート158に回転自在に外嵌され、後方に開口す
る。そして、その内外周壁間に環状ピストン42
が嵌め込まれてクラツチC2の油圧サーボC−2
を形成するとともに内周壁側にリターンスプリン
グ44、外周壁の内側にクラツチC2が装着され
る。 上記第2油圧サーボドラム41の後側には、第
3油圧サーボドラム46が中間伝動軸14の後端
部15に固着され、後方に開口する。該第3油圧
サーボドラム46の前方には外周にスプラインが
形成された筒状部材、すなわち環状クラツチハブ
35が溶接されている。 上記第3油圧サーボドラム46には環状ピスト
ン47が嵌め込まれてクラツチC1の油圧サーボ
C−1を形成するとともに内周側にリターンスプ
リング49、さらに内周に歯が形成され円環状摩
擦板を用いたクラツチC2が環状クラツチハブ3
5の外側に装着され、該クラツチC2を介して第
2、第3油圧サーボドラム41,46が係脱自在
に連結されている。 そして、第3油圧サーボドラム46の後側に
は、第2プラネタリギヤセツトp2が設けられ、そ
のリングギヤR1は外周にスプラインが形成され
た筒状部材すなわち環状クラツチハブ48及びク
ラツチC1を介して第3油圧サーボドラム46に
連結されている。また、キヤリアP1は上記出力
軸3の先端部3Aにスプライン嵌合し、サンギヤ
S1はサンギヤ軸45に一体的に形成されている。 また、第2及び第3油圧サーボドラム41,4
6及び第2プラネタリギヤセツトp2を最小空間で
カバーするように形成され、中間に噛み合い部6
0Aを有する連結ドラム60がその先端で第2油
圧サーボドラム41の外周に固着される。また、
後端は、第2プラネタリギヤセツトp2の後側でサ
ンギヤ軸45に連結され、外周側にベルトブレー
キB1が設けられている。 ブレーキB2の後側のトランスミツシヨンケー
ス130内側に形成されたスプライン75には、
前方からブレーキB2のブレーキデイスクb2、ブ
レーキB2のブレーキデイスクb3がスプライン嵌
合され、その後側の後部支壁157のリアサポー
ト156外周側とトランスミツシヨンケース13
0間の環状穴にダブルピストン77が嵌め込まれ
てブレーキB3の油圧サーボB−3を形成し、ま
た該油圧サーボB−3のリターンスプリング79
はリアサポート156の先端に装着されたフラン
ジ板2により支持されている。 上記ブレーキB2の内側には、サンギヤ軸45
をインナレースとするワンウエイクラツチF1が
設けられ、そのアウタレース39がブレーキB2
と接続される。上記ワンウエイクラツチF1の後
側に、リターン付勢手段90及びインナレース8
3を第4油圧サーボドラム72と外側内径におい
てスプライン嵌合したワンウエイクラツチF2が
装着されている。 第3プラネタリギヤセツトp3は、サンギヤS2が
サンギヤ軸45と一体に形成され、キヤリアP2
が前側のワンウエイクラツチF2のアウタレース
86に連結されるとともにブレーキB3と連結さ
れ、外周にパーキングギヤ85を周設したリング
ギヤR2が出力軸3の中間部3Bに連結されてい
る。上記パーキングギヤ85は自動変速機のシフ
トレバーをパーキングP位置に選択したとき、パ
ーキング爪84がパーキングギヤ85に噛み合
い、出力軸3を固定する。 次に、多板式摩擦係合装置の係合部について説
明する。 第1図は本発明の実施例を示す多板式摩擦係合
装置の要部を示す図、第2図は本発明の第二の実
施例を示す多板式摩擦係合装置の要部を示す図、
第3図は本発明の第三の実施例を示す多板式摩擦
係合装置の要部を示す図である。 上記クラツチC2のクラツチハブ35(第4図)
すなわち内側筒状部材1は外周にスプライン1B
が形成され、これに環状の摩擦板2がスプライン
嵌合される。そのため、該摩擦板2の内周に歯2
Bが形成される。 また、クラツチC1のクラツチハブ48(第4
図)すなわち内側筒状部材1も同様に外周にスプ
ライン1Bが形成され、これに環状の摩擦板2が
スプライン嵌合され、摩擦板2の内周に歯2Bが
形成される。 そして、上記内側筒状部材1の外周に形成され
たスプライン1Bに等間隔で欠条部が設けられ、
巾広スプライン溝1Aが形成される。この巾広ス
プライン溝1A内に径方向に潤滑油噴射孔が形成
される。一方、クラツチハブ48とスプライン嵌
合される摩擦板2にも上記欠条部に対応する部分
が欠歯にされ、巾広歯間2Aが等間隔で設けら
れ、巾広部が形成される。 そして、上記巾広部のすくなくとも一つのスプ
ライン条1Cを周方向に巾広としている。スプラ
イン条1Cを巾広にすることにより、巾広の歯間
2Aに巾広スプライン条1Cが対応して嵌合する
ため、内側筒状部材1と摩擦板2の位置決めを容
易に行うことができる。 なお、スプライン条1Cの代わりに摩擦板2の
歯2Bの一つを巾広としてもよい。 そして、上記巾広スプライン条1Cの条面は多
板式摩擦係合装置のトルク伝達時において巾広歯
間2Aの面と当接して、トルク伝達に寄与するよ
うに形成される。すなわち、第1図において矢印
方向に摩擦板2が駆動させられると巾広スプライ
ン条1Cの条面は巾広歯間2Aの面に当接する。 第2図のように内側筒状部材1が矢印方向に駆
動させられるときも、同様にスプライン条1Cの
条面は巾広歯間2Aの面に当接する。 第1図及び第2図においては、内側筒状部材1
と摩擦板2の位置決めを容易にするため、巾広の
スプライン条1Cを形成しているが、この代わり
に第3図に示すようにスプライン条1Dを半径方
向に高くし、それに対応する巾広歯間2Aを半径
方向に深くしてもよい。 トランスミツシヨン300は、車速、スロツト
ル開度など車両の走行条件に応じてトランスミツ
シヨンケース130の下部にボルト402により
締結されたオイルパン401に内蔵されたバブル
ボデイ403内の油圧制御装置400から各摩擦
係合装置の油圧サーボに選択的に出力する油圧に
より各クラツチ及びブレーキの係合又は解放が行
われ、前進4段の変速又は後進1段の変速を行う
ようになつている。各クラツチ、ワンウエイクラ
ツチの作動と達成される変速段(RANGE)の一
例を第1表に示す。
【表】
第1表において、クラツチ及びブレーキ欄の〇
は対応するクラツチ、ブレーキが係合しているこ
とを、×はそれらが解放していることを示す。 また、ワンウエイクラツチ欄の△は対応するワ
ンウエイクラツチがエンジンドライブ状態におい
てのみ係合し、エンジンブレーキ状態においては
係合しないことを示す。〇は対応するワンウエイ
クラツチエンジンドライブ状態において係合して
いるが、その係合はこれと並列に組み込まれたク
ラツチあるいはブレーキによつて動力の伝達が保
証されていることから必ずしも必要とされないこ
と(ロツク)を示す。さらにワンウエイクラツチ
欄の×は対応するワンウエイクラツチがフリーで
あることを示す。 上記実施例においては外周にスプラインを形成
した内側筒状部材と摩擦板との組み合わせについ
て述べたが、内周にスプラインを形成した外側筒
条部材と摩擦板との組み合わせにも適用すること
ができる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可
能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
は対応するクラツチ、ブレーキが係合しているこ
とを、×はそれらが解放していることを示す。 また、ワンウエイクラツチ欄の△は対応するワ
ンウエイクラツチがエンジンドライブ状態におい
てのみ係合し、エンジンブレーキ状態においては
係合しないことを示す。〇は対応するワンウエイ
クラツチエンジンドライブ状態において係合して
いるが、その係合はこれと並列に組み込まれたク
ラツチあるいはブレーキによつて動力の伝達が保
証されていることから必ずしも必要とされないこ
と(ロツク)を示す。さらにワンウエイクラツチ
欄の×は対応するワンウエイクラツチがフリーで
あることを示す。 上記実施例においては外周にスプラインを形成
した内側筒状部材と摩擦板との組み合わせについ
て述べたが、内周にスプラインを形成した外側筒
条部材と摩擦板との組み合わせにも適用すること
ができる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可
能であり、これらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
第1図は本発明の実施例を示す多板式摩擦係合
装置の要部を示す図、第2図は本発明の第二の実
施例を示す多板式摩擦係合装置の要部を示す図、
第3図は本発明の第三の実施例を示す多板式摩擦
係合装置の要部を示す図、第4図は本発明の車両
用自動変速機のギヤトレンを示す骨格図、第5図
は車両用自動変速機の断面図である。 1……内側筒状部材、1A……巾広スプライン
溝、1B……スプライン、1C……巾広スプライ
ン条、1D……半径方向に大きいスプライン条、
2……摩擦板、2A……巾広歯間、2B……歯。
装置の要部を示す図、第2図は本発明の第二の実
施例を示す多板式摩擦係合装置の要部を示す図、
第3図は本発明の第三の実施例を示す多板式摩擦
係合装置の要部を示す図、第4図は本発明の車両
用自動変速機のギヤトレンを示す骨格図、第5図
は車両用自動変速機の断面図である。 1……内側筒状部材、1A……巾広スプライン
溝、1B……スプライン、1C……巾広スプライ
ン条、1D……半径方向に大きいスプライン条、
2……摩擦板、2A……巾広歯間、2B……歯。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外周にスプラインが形成された内側筒状部材
と、該内側筒状部材にスプライン嵌合され、内周
に歯を形成し摩擦板と摩擦係合する円環状の摩擦
板を有する多板式摩擦係合装置において、前記内
側筒状部材のスプラインは周期的に欠条されて巾
広のスプライン溝を形成しており、該巾広スプラ
イン溝部分に径方向に潤滑油噴出穴が形成され、
一方、内側筒状部材とスプライン嵌合する前記摩
擦板は前記巾広スプライン溝に対応した位置が欠
歯されて巾広歯間を形成し、該巾広歯間内に配設
されるスプライン条の少なくとも一つを巾広とす
るとともに、該巾広スプライン条は、トルク伝達
時に条面が前記巾広歯間の面と当接するよう形成
されたことを特徴とする多板式摩擦係合装置。 2 前記巾広歯間及びそれに対応するスプライン
条を半径方向に大きくした特許請求の範囲第1項
記載の多板式摩擦係合装置。 3 外周にスプラインが形成された内側筒状部材
と、該内側筒状部材にスプライン嵌合され、内周
に歯を形成し摩擦板と摩擦係合する円環状の摩擦
板を有する多板式摩擦係合装置において、前記内
側筒状部材のスプラインは周期的に欠条されて巾
広のスプライン溝を形成しており、該巾広スプラ
イン溝部分に径方向に潤滑油噴出穴が形成され、
一方、内側筒状部材とスプライン嵌合する前記摩
擦板は前記巾広スプライン溝に対応した位置が欠
歯されて巾広歯間を形成し、前記巾広スプライン
溝に対応する歯の少なくとも一つを巾広とすると
ともに、該巾広歯は、歯面が前記巾広スプライン
溝の面とトルク伝達時に当接するよう形成された
ことを特徴とする多板式摩擦係合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59167366A JPS6145116A (ja) | 1984-08-09 | 1984-08-09 | 多板式摩擦係合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59167366A JPS6145116A (ja) | 1984-08-09 | 1984-08-09 | 多板式摩擦係合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6145116A JPS6145116A (ja) | 1986-03-05 |
| JPH0424577B2 true JPH0424577B2 (ja) | 1992-04-27 |
Family
ID=15848377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59167366A Granted JPS6145116A (ja) | 1984-08-09 | 1984-08-09 | 多板式摩擦係合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6145116A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0185531U (ja) * | 1987-11-27 | 1989-06-07 | ||
| JPH04108725U (ja) * | 1991-03-05 | 1992-09-21 | 源一 大江 | 笠 木 |
| JPH06185541A (ja) * | 1992-12-17 | 1994-07-05 | Nsk Warner Kk | 湿式多板摩擦係合装置 |
| GB0027101D0 (en) * | 2000-11-07 | 2000-12-20 | Alcon Components Ltd | Improvement in clutches |
| JP2010048318A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Mazda Motor Corp | 自動変速機 |
| JP5693531B2 (ja) * | 2012-07-20 | 2015-04-01 | ジヤトコ株式会社 | 摩擦締結装置構造およびその摩擦板の組付け方法 |
| JP6215749B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2017-10-18 | 本田技研工業株式会社 | クラッチ装置 |
| JP7192666B2 (ja) * | 2019-06-04 | 2022-12-20 | マツダ株式会社 | 自動変速機 |
-
1984
- 1984-08-09 JP JP59167366A patent/JPS6145116A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6145116A (ja) | 1986-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |