JPH0641094A - シクロアルケニルトリアゾール誘導体および有害生物防除剤 - Google Patents

シクロアルケニルトリアゾール誘導体および有害生物防除剤

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JPH0641094A
JPH0641094A JP19861992A JP19861992A JPH0641094A JP H0641094 A JPH0641094 A JP H0641094A JP 19861992 A JP19861992 A JP 19861992A JP 19861992 A JP19861992 A JP 19861992A JP H0641094 A JPH0641094 A JP H0641094A
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cycloalkenyltriazole
carbon atoms
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JP19861992A
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Inventor
Masami Ozaki
正美 尾崎
Atsuhiko Ikeda
篤彦 池田
Takashi Yumita
隆司 弓田
Naokazu Minoguchi
直和 美濃口
Yuko Yano
祐幸 矢野
Norihiko Izawa
典彦 井沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下式で表わされるシクロアルケニルトリアゾ
ール誘導体、およびこれを含有する有害生物防除剤。 【化1】 (Rは炭素数1〜4のアルキル基、Xはハロゲン原子、
メチル基、ニトロ基、シアノ基またはトリフルオロメチ
ル基、nは1〜4の整数を示す。Yは炭素数5〜15の
β−クロロ−1−シクロアルケニル基を示す。ここでY
のシクロアルケニル基は炭素数1〜4のアルキル基で置
換されていてもよい。) 【効果】 この化合物は、作物に悪影響を及ぼすことな
く、重要病害であるイネ紋枯病、いもち病を予防的に防
除し、かつまた種々の有害昆虫類、特にアブラムシ類、
ハダニ類を殺滅することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシクロアルケニ
ルトリアゾール誘導体およびこれを有効成分として含有
する有害生物防除剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭56−154464号公報には、
トリアゾール誘導体が殺虫、殺ダニ活性を有すると記載
されている。しかしながら、この公報に具体的に記載さ
れている化合物の殺虫、殺ダニ活性は充分とはいい難
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、作物
に悪影響を及ぼすことなく、殺虫、殺ダニ活性を含む有
害生物殺滅防除活性がさらに改良された新規かつ有用な
シクロアルケニルトリアゾール誘導体および有害生物防
除剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来の技術である特開昭
56−154464号公報に具体的に記載されている化
合物は、ダニ、昆虫またはアブラムシおよびそれらの卵
あるいは幼虫の群れを防除するとのみ記載されている。
本発明者らは、新規でかつ有用な有害生物防除剤を開発
すべく、種々のトリアゾール誘導体を合成し、その生理
活性について検討を重ねた。
【0005】その結果、トリアゾール環5位の置換基に
炭素数5〜15のβ−クロロ−1−シクロアルケニル基
を有するシクロアルケニルトリアゾール誘導体が、水稲
の重大病害であるイネ紋枯病、いもち病に対して予防的
な処理により卓効を示すことを見出し、かつまた有害昆
虫類、有害ダニ類、例えばワタアブラムシ等のアブラム
シ類、およびナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダ
ニ等のハダニ類などに極めて優れた殺滅活性を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は次のシクロアルケニル
トリアゾール誘導体および有害生物防除剤である。 (1)一般式〔1〕
【化2】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xはハ
ロゲン原子、メチル基、ニトロ基、シアノ基またはトリ
フルオロメチル基を示し、nは1〜4の整数を示す。Y
は炭素数5〜15のβ−クロロ−1−シクロアルケニル
基を示す。ここでYのシクロアルケニル基は炭素数1〜
4のアルキル基で置換されていてもよい。)にて表わさ
れるシクロアルケニルトリアゾール誘導体。 (2)上記(1)記載のシクロアルケニルトリアゾール
誘導体を有効成分として含有することを特徴とする有害
生物防除剤。
【0007】前記一般式〔1〕のRで示される炭素数1
〜4のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基等があげられる。
【0008】前記一般式〔1〕のXで示されるハロゲン
原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等があげら
れる。nは1〜4の整数であり、nが2以上の場合、ハ
ロゲン原子は同種のものであってもよく、また異なる組
合せであってもよい。
【0009】前記一般式〔1〕のYで示される炭素数5
〜15のβ−クロロ−1−シクロアルケニル基として
は、後記表1〜3に示すものがあげられる。このβ−ク
ロロ−1−シクロアルケニル基は炭素数1〜4のアルキ
ル基で置換されていてもよい。置換するアルキル基とし
ては、前記Rで例示したものがあげられる。
【0010】前記一般式〔1〕で表わされるシクロアル
ケニルトリアゾール誘導体において、有害生物殺滅防除
活性の特に優れた化合物は、Rがメチル基、Xnがハロ
ゲン原子(フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、こ
れらは同種または異なる組合せであってもよい。nは1
〜4の整数。)、Yが炭素数5〜15のβ−クロロ−1
−シクロアルケニル基(シクロアルケニル基は、メチル
基により置換されていてもよい。)であるものである。
【0011】前記一般式〔1〕で表わされるシクロアル
ケニルトリアゾール誘導体の典型的な化合物、およびそ
れらの物理性状を表1〜3に例示する。なお、表中の化
合物の番号は本明細書の以後の記載において参照され
る。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】本発明のシクロアルケニルトリアゾール誘
導体は下記の製造法〈A〉に従って製造することができ
るが、この方法に限定されるものではない。 製造法〈A〉
【化3】 (式中、Aはイオウ原子または酸素原子を示し、Bは炭
素数1〜4のアルキル基を示し、R、X、nおよびYは
前記と同じ意味を示す。)
【0016】すなわち、前記一般式〔1〕で表わされる
本発明のシクロアルケニルトリアゾール誘導体は、前記
一般式〔2〕で表わされるN−アシルイミドエステルま
たはN−アシルイミドチオールエステル誘導体と、前記
一般式〔3〕で表わされるヒドラジン誘導体とを不活性
溶媒中で反応させて得ることができる。
【0017】使用できる不活性溶媒としては、反応を阻
害しない溶媒であれば良く、例えばメタノール、エタノ
ール等のアルコール類;ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジグライム等のエーテル類;ペ
ンタン、ヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素
類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;アセトニトリル
等のニトリル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性
溶媒;水;これらから選択される溶媒を組合せた混合溶
媒などを用いることができる。
【0018】使用する反応試剤の使用量は、通常前記一
般式〔2〕の化合物1モルに対して、前記一般式〔3〕
の化合物を1.0〜5.0倍モルとするのが好ましい。
反応温度は0℃から溶媒の沸点の間で任意であるが、好
ましくは0〜50℃の範囲で反応を行う。反応時間は反
応試剤および生成物などにより異なるが、通常1〜72
時間でその目的を達することができる。この反応の具体
例は、例えばシンセシス(Synthesis)、第4
83頁(1983年)に記載されている。
【0019】原料となる前記一般式〔2〕の化合物は以
下に示す製造法〈B〉に従って製造することができる。 製造法〈B〉
【化4】 {式中、一般式〔4〕で表わされる誘導体は、酸付加塩
(例えば、四フッ化ホウ素、塩化水素、臭化水素、ヨウ
化水素等との塩)でもよい。Wはハロゲン原子を示し、
X、n、Y、AおよびBは前記と同じ意味を示す。}
【0020】すなわち、前記一般式〔2〕の化合物は、
前記一般式〔4〕と〔5〕で表わされる化合物を塩基存
在下、不活性溶媒中で反応させて得ることができる。塩
基としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機
塩基;ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、
4−N,N−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基を用
いることができる。
【0021】使用できる不活性溶媒としては、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類;ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグライム等の
エーテル類;ベンゼン、トルエン、クロルベンゼン等の
芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、石油エーテル
類の脂肪族炭化水素類;ジクロロメタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
類;アセトニトリル等のニトリル類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等
の非プロトン性極性溶媒;これらから選択される溶媒を
組合せた混合溶媒などを用いることができる。
【0022】使用する反応試剤の使用量は、通常前記一
般式〔4〕の化合物1モルに対して、前記一般式〔5〕
で表わされる誘導体を0.8〜1.3倍モルとするのが
好ましい。使用される塩基の量は、前記一般式〔4〕の
化合物1モルに対して、1.0〜2.0倍当量とするの
が好ましい。
【0023】反応時間は反応試剤および生成物などによ
り異なるが、通常1〜24時間とするのが好ましい。反
応温度は0℃から溶媒の沸点の間とするのが好ましい。
この反応の具体例は、例えばザ・ジャーナル・オブ・オ
ルガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)
33巻、第1679頁(1968年)等に記載されてい
る。
【0024】本発明のシクロアルケニルトリアゾール誘
導体は、作物に悪影響を及ぼすことなく、重要病害であ
るイネ紋枯病、いもち病などに対して予防的に高い防除
効果を示し、かつ害虫に対して優れた殺虫、殺ダニ作用
があり、また害虫の卵に対しても優れた殺卵作用があ
る。このため本発明のシクロアルケニルトリアゾール誘
導体は有害生物防除剤、特にイネ紋枯病、いもち病の防
除剤、殺虫剤、殺ダニ剤等の農園芸用有害生物防除剤と
して有用である。
【0025】本発明の有害生物防除剤は、前記一般式
〔1〕で表わされるシクロアルケニルトリアゾール誘導
体を有効成分として含有するものである。本発明のシク
ロアルケニルトリアゾール誘導体を有害生物防除剤とし
て使用するには、本発明のシクロアルケニルトリアゾー
ル誘導体それ自体で用いてもよいが、製剤化に一般的に
用いられる担体、界面活性剤、分散剤または補助剤等を
配合して、粉剤、水和剤、乳剤、微粒剤または粒剤等に
製剤して使用することもできる。
【0026】製剤化に際して用いられる担体としては、
ジークライト、タルク、ベントナイト、クレー、カオリ
ン、珪藻土、ホワイトカーボン、バーミキュライト、消
石灰、珪砂、硫安、尿素等の固体担体;イソプロピルア
ルコール、キシレン、シクロヘキサン、メチルナフタレ
ン等の液体担体等があげられる。界面活性剤および分散
剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、ジナ
フチルメタンジスルホン酸金属塩、アルコール硫酸エス
テル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、リグニンスル
ホン酸塩、ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノアルキレート等があげられ
る。補助剤としては、カルボキシメチルセルロース、ポ
リエチレングリコール、アラビアゴム等があげられる。
使用に際しては、水和剤、乳剤などは適当な濃度に希釈
して散布するが、粉剤、微粒剤、粒剤などは直接施用す
る。
【0027】本発明の有害生物防除剤は茎葉散布、土壌
施用、育苗箱施用または水面施用等により使用すること
ができる。有効成分の配合割合については必要に応じて
適宜選ばれるが、粉剤または粒剤とする場合は0.05
〜20%(重量)、好ましくは0.1〜10%(重量)
の範囲から適宜選ぶのがよい。乳剤または水和剤とする
場合は0.5〜80%(重量)、好ましくは1〜60%
(重量)の範囲から適宜選ぶのがよい。
【0028】本発明の有害生物防除剤の施用量は使用さ
れる化合物の種類、対象害虫、発生傾向、被害の程度、
環境条件、使用する剤型などによって変わるが、粉剤お
よび粒剤のようにそのまま使用する場合は、有効成分と
して10アール当り0.05g〜5kg、好ましくは
0.1g〜1kgの範囲から適宜選ぶのがよい。また、
乳剤および水和剤とする場合のように液状で使用する場
合は、0.1〜5000ppm、好ましくは1〜100
0ppmの範囲から適宜選ぶのがよい。本発明の有害生
物防除剤は、他の殺虫剤、殺菌剤、肥料、植物成長調整
剤などを混合して使用することもできる。
【0029】殺虫、殺卵の対象となる害虫としては、ト
ビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ等のウン
カ類;ツマグロヨコバイ、ミドリヒメヨコバイ等のヨコ
バイ類;ワタアブラムシ、モモアカアブラムシ、ダイコ
ンアブラムシ等のアブラムシ類;オンシツコナジラミ等
のコナジラミ類;クワコナカイガラムシ等のカイガラム
シ類およびクモヘリカメムシ等のカメムシ類などの半翅
目害虫;コナガ、シロイチモジヨトウ、ハスモンヨトウ
等の鱗翅目害虫;イエバエ、アカイエカ等の双翅目害
虫;イネミズゾウムシ、アズキゾウムシ、ウリハムシ等
の鞘翅目害虫;ワモンゴキブリ、チャバネゴキブリ等の
直翅目害虫などの昆虫類、ならびにナミハダニ、カンザ
ワハダニ、ミカンハダニ等のハダニ類などがあげられ
る。
【0030】これらの中では、ナミハダニ、カンザワハ
ダニ、ミカンハダニ等のハダニ類;ワタアブラムシ、モ
モアカアブラムシ、ダイコンアブラムシ等のアブラムシ
類に対して、極めて優れた殺虫、殺卵作用がある。また
本発明の有害生物防除剤は、イネ紋枯病、いもち病など
に対して予防的に高い防除効果を有する。
【0031】
【実施例】次に実施例をあげて本発明のシクロアルケニ
ルトリアゾール誘導体の製造方法ならびに製剤法、用途
を具体的に説明する。 製造例1(化合物(4)) 5−(β−クロロ−1−シクロヘキセニル)−3−(2
−クロロフェニル)−1−メチル−1H−1,2,4−
トリアゾールの製造 メチル 2−クロロベンズチオールイミデート・ヨウ化
水素酸塩(2.2g)、トリエチルアミン(1.5g)
をテトラヒドロフラン(50ml)に溶解し、攪拌下に
5〜10℃の間でβ−クロロ−1−シクロヘキセンカル
ボニルクロリド(1.3g)を滴下した。室温にて1時
間攪拌し、さらに室温下で一夜攪拌して反応させた。反
応終了後、トルエン(200ml)を加えて溶解し、水
洗後トルエン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(商標ワコ
ーゲルC−200)に付し、中間体のイミド体2.1g
を92.5%の収率で得た。
【0032】得られたイミド体(1.3g)をトルエン
(50ml)に溶解し、これにモノメチルヒドラジン
(0.3g)を加え、室温にて24時間反応させた。反
応終了後、トルエン(200ml)を加えて水洗し、ト
ルエン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮後ヘキ
サン−酢酸エチル(25:1)混合溶液を展開溶媒とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィー(前記ワコーゲ
ルC−200)に付し、無色粒状結晶の目的物1.23
g(融点=69〜72℃)を収率40.7%で得た。得
られた化合物のNMRデータを以下に示す。
【0033】 NMRデータ(60MHz、CDCl3溶媒、δ値) 1.7〜2.1ppm (4H,m) 2.2〜2.6ppm (4H,m) 3.8 ppm (3H,s) 7.1〜8.1ppm (4H,m)
【0034】製造例2〜10 製造例1と同様にして、前記表1〜3に示した化合物
(1)、(3)、(5)〜(7)、(12)、(1
3)、(15)、(19)を製造した。
【0035】次に、代表的な製剤例をあげて製剤方法を
具体的に説明する。化合物、添加剤の種類および配合比
率は、これらのみに限定されることなく広い範囲で変更
可能である。以下の説明において、各製剤における
「%」は重量百分率を示す。
【0036】製剤例1 乳剤 化合物(4)30%、シクロヘキサノン20%、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテル11%、アルキ
ルベンゼンスルホン酸カルシウム4%およびメチルナフ
タリン35%を均一に溶解して乳剤とする。
【0037】製剤例2 水和剤 化合物(13)40%、珪藻土15%、クレー15%、
ホワイトカーボン25%、ジナフチルメタンジスルホン
酸ナトリウム2%およびリグニンスルホン酸ナトリウム
3%を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0038】製剤例3 粉剤 化合物(6)2%、珪藻土5%およびクレー93%を均
一に混合粉砕して粉剤とする。
【0039】製剤例4 粒剤 化合物(1)5%、ラウリルアルコール硫酸エステルの
ナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリウム5
%、カルボキシメチルセルロース2%およびクレー86
%を均一に混合粉砕する。この混合物100重量部に水
20重量部を加えて練合し、押出式造粒機を用いて14
〜32メッシュの粒状に加工した後、乾燥して粒剤とす
る。
【0040】次に本発明の有害生物防除剤の奏する効果
について試験例をもって説明する。なお、比較薬剤A〜
Dとして、特開昭56−154464号公報に記載され
ている次の化合物を供試化合物と同様に製剤して使用し
た。
【0041】比較薬剤A:3−(2−クロロフェニル)
−5−シクロヘキシル−1−メチル−1H−1,2,4
−トリアゾール
【化5】 比較薬剤B:3−(2−クロロフェニル)−5−エチル
−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール
【化6】 比較薬剤C:3−(2−クロロフェニル)−5−(2−
クロロフェニル)−1−メチル−1H−1,2,4−ト
リアゾール
【化7】 比較薬剤D:3−(2−クロロフェニル)−5−(3−
メチルフェニル)−1−メチル−1H−1,2,4−ト
リアゾール
【化8】
【0042】試験例1 ワタアブラムシ殺虫試験 表1〜3の化合物を用い、製剤例2に準じて調製した水
和剤を有効成分濃度が100ppmになるように水で希
釈した。その薬液に、予めワタアブラムシ若虫を接種し
ておいたキュウリ苗を浸漬し、風乾した。処理後のキュ
ウリ苗を25℃の恒温室に置き、3日後に死虫数を調査
し、死虫率を算出した。試験は2連制で行った。結果を
表4に示した。
【0043】
【表4】
【0044】試験例2 ナミハダニ防除試験 製剤例2に準じて調製した水和剤を有効成分濃度が50
0ppmになるように水で希釈した。その薬液に、予め
ナミハダニ成虫30頭ないし40頭を接種しておいたダ
イズ幼苗を浸漬し、風乾した。処理後のダイズ苗を25
℃の恒温室に置き、14日後に生存成虫数を調査し、下
記計算式に従い防除効率を算出した。試験は2連制で行
った。結果を表5に示した。
【0045】
【数1】防除効率=(1−〔無処理区処理前虫数×処理
区14日後虫数〕/〔処理区処理前虫数×無処理区14
日後虫数〕)×100
【0046】
【表5】
【0047】試験例3 ナミハダニ殺卵試験 ナミハダニ雌成虫を2枚のインゲン葉リーフディスク
(直径10mm)に放ち24時間産卵させた後、雌成虫
を除去した。製剤例2に準じて調製した水和剤を有効成
分濃度が20ppmになるように水で希釈し、回転散布
搭を用いてリーフディスク葉に一定量を散布した。処理
後のリーフディスクを25℃の恒温室に置き、7日後に
未孵化卵数を調査し、殺卵率を算出した。試験は2連制
で行った。結果を表6に示した。
【0048】
【表6】
【0049】試験例4 イネ紋枯病予防効果試験 直径7cmの素焼鉢に水稲種子(品種:金南風)を15
粒ずつ播種し、温室内で4〜5週間育成した。第5葉が
展開したイネ苗に製剤例2に準じて調製した水和剤を有
効成分濃度が500ppmになるように水で希釈し、1
鉢当り10ml散布した。風乾後、モミガラフスマ培地
で培養した紋枯病菌(Rhizoctonia sol
ani)を株元に接種し、直ちに28℃の温室内に入れ
た。6日後にイネ葉鞘部分に形成された病斑の高さを測
定し、下記計算式に従い防除価を算出した。結果を表7
に示した。
【0050】
【数2】防除価(%)=(1−〔処理区の病斑高〕/
〔無処理区の病斑高〕)×100
【0051】
【表7】
【0052】
【発明の効果】以上の通り、本発明のシクロアルケニル
トリアゾール誘導体は新規であり、かつ有害生物防除剤
として有用である。
【0053】また本発明の有害生物防除剤は、上記シク
ロアルケニルトリアゾール誘導体を有効成分として含有
しているため、優れた有害生物殺滅防除活性を有する。
フロントページの続き (72)発明者 弓田 隆司 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 美濃口 直和 静岡県小笠郡菊川町加茂1809番地 (72)発明者 矢野 祐幸 静岡県小笠郡菊川町加茂1809番地 (72)発明者 井沢 典彦 静岡県小笠郡菊川町青葉台1丁目17番5号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔1〕 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、Xはハ
    ロゲン原子、メチル基、ニトロ基、シアノ基またはトリ
    フルオロメチル基を示し、nは1〜4の整数を示す。Y
    は炭素数5〜15のβ−クロロ−1−シクロアルケニル
    基を示す。ここでYのシクロアルケニル基は炭素数1〜
    4のアルキル基で置換されていてもよい。)にて表わさ
    れるシクロアルケニルトリアゾール誘導体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシクロアルケニルトリア
    ゾール誘導体を有効成分として含有することを特徴とす
    る有害生物防除剤。
JP19861992A 1992-07-24 1992-07-24 シクロアルケニルトリアゾール誘導体および有害生物防除剤 Pending JPH0641094A (ja)

Priority Applications (5)

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JP19861992A JPH0641094A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 シクロアルケニルトリアゾール誘導体および有害生物防除剤
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002528450A (ja) * 1998-10-23 2002-09-03 ダウ・アグロサイエンス・エル・エル・シー 3−(置換フェニル)−5−チエニル又はフリル)−1,2,4−トリアゾールの製造法及びそこで用いられる新規な中間体
JP2002528449A (ja) * 1998-10-23 2002-09-03 ダウ・アグロサイエンス・エル・エル・シー コナジラミに対する活性を有する3−(置換されたフェニル)−5−チエニル−1,2,4−トリアゾール化合物
JP2002528447A (ja) * 1998-10-23 2002-09-03 ダウ・アグロサイエンス・エル・エル・シー 殺虫性1−(置換ピリジル)−1,2,4−トリアゾール

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