JPH0641201A - 分散性ポリデキストロース、それを含む組成物及びその製造法 - Google Patents

分散性ポリデキストロース、それを含む組成物及びその製造法

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JPH0641201A
JPH0641201A JP5110181A JP11018193A JPH0641201A JP H0641201 A JPH0641201 A JP H0641201A JP 5110181 A JP5110181 A JP 5110181A JP 11018193 A JP11018193 A JP 11018193A JP H0641201 A JPH0641201 A JP H0641201A
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Richard C Fuisz
シー フイズ リチャード
Alvan W Pyne
ダブリュー パイン アルヴァン
Bernard C Sekula
シー セクラ バーナード
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた溶解性及び分散性を有するポリデキス
トロース製品を提供する。 【構成】 ポリデキストロースを含む供給原料を溶融紡
糸する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なポリデキストロー
ス物質及びその製造法に関する。特に、本発明は容易に
分散性の形態のポリデキストロース及びそれからつくら
れた種々の食用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】共有の
米国特許第4,855,326 号及び同第4,873,085 号におい
て、薬理学的性質及び/又は化粧用の特性を有する種々
の活性剤が易水溶性の溶融紡糸可能な物質、例えば、糖
又はセルロース物質と混合された。このような物質で紡
糸された活性剤は増大した溶解性を示す。共有の米国特
許第5,011,532 号及び共同未決米国特許出願第07/602,4
85号は、糖と混合され、溶融紡糸される油性物質の例を
含む。紡糸製品は水中で容易に分散し、コロイド分散液
又は擬似コロイド分散液を形成する。ポリデキストロー
スは、最近広く利用できるようになった物質である。そ
れは多くの望ましい性質を有することがわかった。例え
ば、それは低カロリーの食品又は“ライト" 食品の製造
に可能な使用に対する関心を刺激した。また、それは種
々の食品中に含まれていたが、その溶解性及び分散性は
多くの場合に所望される程には大きくない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は新規なポリデキ
ストロース及びポリデキストロース供給原料を溶融紡糸
してポリデキストロースマトリックスを製造することに
より製造されたポリデキストロースを含む製品である。
本発明のポリデキストロースマトリックスは固体及び液
体中で容易に分散する。容易に分散する(容易分散性)
という用語は、ポリデキストロースマトリックスが溶融
紡糸されなかったポリデキストロース供給原料と較べて
減少した機械混合力で混合し得ることを意味する。多く
の物質がポリデキストロースと溶融紡糸されて製品全体
に改良された分散性及び溶解性を付与することができ
る。これらの新規な製品は、食料品及び種々のその他の
製品を含む多種の用途を有する。
【0004】また、本発明は種々の溶融紡糸されたポリ
デキストロースを含む製品の新規な製造法に関する。こ
れに関して、ポリデキストロースを含む製品は、助剤及
びポリデキストロースを混合し、その混合物を溶融紡糸
し、その製品を回収することにより製造される。本発明
の方法はポリデキストロースの処理を可能にして新規な
製品を提供する。ポリデキストロースの溶融紡糸はその
種々の物理的性質、及び或る場合にはその見掛の化学的
性質の変性を可能にする。こうして、ポリデキストロー
ス及びそれを含む製品は、水性媒体(或る場合にはその
他の媒体)中の溶解性、湿潤性、及び/又は分散性に関
して変性し得る。ポリデキストロースの疎水性又は疎油
性を改善して新規な食品を提供することができる。幾つ
かの局面において、本発明の製品は凍結乾燥物質に代え
て使用し得る。
【0005】粉末形態のポリデキストロースは、それが
溶解又は分散し難いことがある点で粉末ミルク又は同様
の製品に若干似ている。激しい攪拌がそれを水又は水性
液体に混入するのに必要とされ、そしてそれはかたまり
になったり、また物質の分散し難い塊を形成することが
ある。対照的に、本発明の溶融紡糸されたポリデキスト
ロースは水性液体及び水中で迅速に分散液に入り、機械
による攪拌が殆ど又は全く必要とされない。こうして、
本発明の溶融紡糸されたポリデキストロースは最早かた
まりにならず、容易に流動し、容易に分散する。ポリデ
キストロースは、D−グルコース、ソルビトール、及び
クエン酸の溶融物の縮合により得ることができる部分代
謝性の水溶性ポリマーである。本発明で使用することが
意図されているポリデキストロースは、ヒトの食道中の
加水分解に対して抵抗性であり、従って比較的少ないカ
ロリーを与える多糖である。その味は殆ど無味からわず
かに塩辛いか、又はわずかに苦いアルカリの味の範囲で
あり得る。本発明により得られた新規なポリデキストロ
ースの特徴の一つは、それが比較的刺激のない味である
ことである。本発明の新規なポリデキストロースは良好
な分散性を有するだけでなく、それは助剤物質(これと
ポリデキストロースは本発明の方法により容易に混合さ
れる)を保持、放出し、又は調節された方法で放出する
のに使用し得る。
【0006】上記のように、本発明の製品は溶融紡糸操
作により製造される。このような溶融紡糸に好ましい経
路の一つは、糖からの綿菓子又は綿状繊維の製造に適し
た装置の如き装置の使用による。このような機械の例
は、オハイオ州、シンシナチにあるゴールド・メダル・
プロダクツ社により製造されたエコノ・フロス(EconoFl
oss)機械型式3017である。本発明を開示し、記載するこ
とを簡素化するために、“溶融紡糸”という用語は、綿
菓子型の機械における操作により与えられる型の加工中
の温度、流れ、流量、機械力、及び熱勾配の組み合わせ
を意味するものと理解される。記載を容易にするため
に、その方法は更に綿菓子型の装置に関して開示され
る。溶融紡糸されるポリデキストロースに影響する加工
パラメーターとして、リボン(これはその機械の紡糸ヘ
ッド中に見られる電気加熱される抵抗部材である)の温
度が挙げられる。温度が低すぎると、単にリボンを篩と
して作用させ、未溶融の粒状物を回収ボウルに押しや
る。溶融紡糸ヘッド中の材料の所定の処理量に関して温
度が高すぎると、材料を分解させ、焦がし、炭化し、ま
た燃焼させる。本法の大きな利点の一つは、ポリデキス
トロース及びポリデキストロースと混在する組成物の成
分が一般にかなりの程度の分解を受けないことである。
一般に、ポリデキストロースが焦げず、又は燃焼しない
場合、混在成分はまた分解から安全である。
【0007】ポリデキストロースと混在するその他の成
分の性質及び量は溶融紡糸混合物の性質を変化する。例
えば、若干の水が製品を製造するのに使用される方法の
或る実施態様で存在することがある。溶融紡糸供給原料
への水の添加は溶融紡糸リボンへの所定の電力インプッ
トで紡糸温度を低下することがわかった。また、水の添
加は溶融紡糸材料のレオロジーを変化し、生成された綿
状繊維及び/又は針状粒子の長さを短くすることがあ
る。ポリデキストロース及び本発明の方法により得られ
たポリデキストロースをベースとする材料の重要な用途
の一つは食用物質の製造である。溶融紡糸されたポリデ
キストロースは水性媒体中で増大した分散性及びその他
の改良された性質のために更に用途が多くなるだけでな
く、それは多数の食用物質を提供するための基礎を形成
する。溶融紡糸操作は、ポリデキストロースが不適合の
食品物質を保持又は混合できるようにそれを若干適応又
は変性する。
【0008】こうして、溶融紡糸されたポリデキストロ
ースは明らかに分離しないで油性物質を保持するのに使
用でき、しかもこのような油性物質を食品物質中のそれ
らの通常の機能を発揮させる。油性物質は多数の親水性
物質(これと油性物質はそのようにしないと不適合であ
る)と共に溶融紡糸されたポリデキストロース中に含ま
れ得る。更に、種々の親水性物質が食品又は成分中に一
緒に保持でき、しかも、例えば、それらが水性媒体中に
分散される場合にそれらの別個の作用を奏することがで
きる。それ故、溶融紡糸されたポリデキストロースは食
品又は食品に通常使用される製品中に必要とされる相対
量の物質を保持できる。こうして、本発明の一つの局面
において、摂取食品及び食品成分物質が混合物の溶融紡
糸の前にポリデキストロースと添加、混合し得る。ポリ
デキストロース原料と混合するのに適した成分として、
即時使用製品、例えば、スープ混合物、喫飲料混合物、
食品用ソース、肉汁混合物、調味料、香辛料組成物及び
香辛料組成物の成分、栄養補給物質、低カロリー食物、
食品コンディショニング剤、圧搾野菜液、例えば、オレ
ンジジュース及びトマトジュース、天然及び/又は合成
の甘味料、酸性化剤、アルカリ性化剤、ビタミン、ミネ
ラル、食品補給物、エキス、スパイス、シーズニング、
アミノ酸、ポリペプチド、マイラード・ブローニング(M
aillard browning) を可能にするための還元糖、食品銘
柄のビヒクル、例えば、プロピレングリコール、等が挙
げられる。実際に、摂取上許される物質は本発明により
溶融紡糸されたポリデキストロース中に混入し易く、ま
たそれと共に使用し易い。
【0009】本発明により製造された製品の一つは改良
されたスープ混合物である。これらの物質は種々の脱水
成分(これらはそれらを周囲の水分及び/又は湿気から
保護するために包装されている)からしばしば製造され
る。これらの混合物は一般にかなりの量の油性成分を支
持することができない。更に、油性物質は脱水成分と不
適合性である。油性成分は水性媒体中で分散し難く、そ
してスープ混合物を、それが多量の脂肪又は油と混合さ
れる場合のようなペーストではなく、比較的さらさらし
た粉末として保つことが通常望ましい。本発明の溶融紡
糸されたポリデキストロース組成物は、脂肪及び/又は
油成分の両方を通常のスープ混合物成分と合わせること
を可能にすることにより従来技術の欠点を解決する。本
発明により得られる製品は、通常のスープ混合物又は基
本的なスープ混合物中のように、熱水又は温水に容易に
分散するが、油性成分を混入した場合、それは非常に風
味があり、改良された口当たりがある。こうして、本発
明の組成物から製造されたスープの感覚受容性が大幅に
改良される。
【0010】本発明により製造されたスープ混合物の別
の利点は、濃厚な充分なスープの味覚が通常の製品より
もカロリーを節減して得ることができることである。こ
れは明らかに二つの因子によるものである。第一に、存
在する脂肪物質はそれらの増強された活性を有して、合
計量を減少させると考えられる。第二に、ポリデキスト
ロースは更に充分な風味及び改良された口当たりを与
え、良好な風味の印象に必要とされる油性物質を更に減
少する。溶融紡糸された物質は、冷水又は温水中に懸濁
される場合に、迅速に分散してコロイド分散液又はコロ
イド状分散液を与えることがわかった。更に、風味が更
に円やかにされるようになり、からい香味が少ない。塩
味が対照試料に比較して強化され、その結果、少量の塩
が使用し得る。
【0011】本発明のスープ混合物の一つの型は、ポリ
デキストロース、油性成分及びスープベース成分を含
む。油性成分は通常の食用のグリセリド脂肪又は油であ
ってもよい。本発明の或る望ましい実施態様において、
油性成分は未水添植物油又は軽度に水添された植物油、
例えば、トウモロコシ油、綿実油、ゴマ油、ブドウ種子
油、ヒマワリ種子油、ネタネ油、落花生油、及び同様の
油である。スープベース成分は特別な風味及びスープの
種類に応じて広く変化し得る。スプリット・ピー(split
pea) の如き或る種のスープは比較的濃厚であり、ヘビ
ーであり、一方、野菜スープ又はブロースの如きその他
のスープは極めて薄く、口当たり及び味覚の点で更にラ
イトである。スープベースは、野菜、澱粉、エキス、ス
パイス、風味用植物、増粘剤、等を含む。本発明により
溶融紡糸されたポリデキストローススープの使用の一つ
の利点は、それらが多量の油性物質又は増粘剤を使用し
ないでも良好な充分な濃厚な口当たりを有することであ
る。
【0012】スープを溶融紡糸することの必要性は、ヌ
ードル、野菜スライス、等の如き材料の大きい片を含む
スープベースの使用を排除し得るが、これらの利点はポ
リデキストロース、油性成分、及び大きい粒子を含まな
いスープベース成分を合わせることにより依然として得
ることができる。得られる溶融紡糸されたポリデキスト
ロースを含む製品は溶融紡糸後に添加されるこのような
大きな固体物質を有することができる。優れた味覚、濃
厚さ及び口当たりの利点を依然として得ることができ
る。一般に、スープ混合物の製造において、溶融紡糸さ
れる混合物は約25〜70%のポリデキストロース、約0〜
40%の油性成分、及び20〜70%のスープベース成分を含
む。
【0013】本発明により製造された関連製品は肉汁組
成物及びホワイトソース混合組成物である。一般に、こ
れらはスープ混合物と同様に製造されるが、肉汁中にミ
ートエキス、タンパク質加水分解物等を含んでいる。ホ
ワイトソースは小麦粉及びそれらにそれらのはっきり認
識できる風味及び性質を与えるための牛乳成分を含むよ
うに同様に製造される。ここで再度、溶融紡糸されたポ
リデキストロースの使用は成分を水性混合物中に分散
し、濃厚な口当たりを与えることを助ける。この実施態
様におけるポリデキストロースの最小量は一般に約24%
である。本発明の或る実施態様において、コロイド材料
又はコロイド状材料は通常の材料と異なって熱くなるこ
とが明らかである。この効果は、熱が実際に分散液中に
蓄えられ、次いで攪拌又はその他の操作の後に急に上昇
される際に生じると考えられる。その効果はマイクロ波
加熱により生じるだけでなく、更に通常の料理用の加熱
方法により生じる。
【0014】本発明の特異的に有益な別の製品はフレー
ク又はグラニュールのピーナッツバターである。本発明
のピーナッツバター組成物は、ポリデキストロース、ピ
ーナッツバター、及び必要により付加的な油性成分を溶
融紡糸することによりつくられる。溶融紡糸された固体
のピーナッツバター製品はそれ自体で風味がある。ま
た、溶融紡糸された固体は料理分野及び菓子分野で種々
の用途を有する。例えば、本発明のピーナッツフレーク
及びグラニュールはサラダ、野菜又はその他の食用物質
に風味をつけるのに使用し得る。菓子分野では、紡糸さ
れた製品は強い濃厚なピーナッツの風味をチョコレート
糖菓に与える。本発明のその他の製品に関して、ポリデ
キストロースとピーナッツバターの均一混合物が製造さ
れる。また、その混合物は油性成分、例えば、トウモロ
コシ油を含んで更に濃厚な風味を与えることができ、ま
たそれはハチミツ、糖等の如き甘味料を含むことができ
る。本発明のピーナッツバター組成物はキャリヤーとし
て作用するのに充分なポリデキストロースを含む。一般
に、このような組成物は、約10〜約99%のポリデキスト
ロース、約70〜約1%のピーナッツバター、約0〜約20
%の油性成分、及び約0〜約20%の甘味料を含む。或る
場合には、甘味料の量は約30%までであってもよい。
【0015】本発明の別の製品は即時使用のカラシであ
る。この新規な製品は、サラダ、サンドイッチを含む食
品に使用するのに良く適しており、またハム、ビーフ並
びにその他のミート製品の調味料として適している。カ
ラシ製品は、ポリデキストロース及びカラシベースを含
む混合物を溶融紡糸することにより製造される。一般
に、これらの組成物は約50〜約95%のポリデキストロー
ス及び約5〜約50%のカラシベースを含む。ここで使用
されるカラシベースはカラシ又は粉砕カラシ種子を含
み、また調合カラシの製造に使用される助剤を含むこと
ができる。これらのカラシ助剤として、酢及び水の如き
ビヒクル並びにツメリック(tumeric) の如きスパイス、
等が挙げられる。カラシ助剤は粉砕カラシ種子と合わさ
れることが望ましく、そしてこれらの成分は均一な混合
物に合わされる。カラシ成分はポリデキストロースと合
わされ、その組み合わせが溶融紡糸される。溶融紡糸か
ら回収された得られた固体物質は実際には乾燥した安定
化されたカラシ製品である。それは、それをミート、家
禽の肉、サラダ成分、野菜、等と合わせてカラシの風味
を与えることにより容易に使用される。それは前包装さ
れた即時使用の食品に使用することができ、又はそれは
サラダ等の調味料として使用し得る。
【0016】本発明の更に別の製品は即時使用のケチャ
ップである。この新規な製品は、サラダ、サンドイッ
チ、卵、野菜を含む食品の製造に使用するのに良く適し
ており、またミートの調味料として適している。ケチャ
ップ製品は、ポリデキストロース及びケチャップベース
を含む混合物を溶融紡糸することにより製造される。一
般に、これらの組成物は約50〜90%のポリデキストロー
ス及び10〜50%のケチャップベースを含む。ここで使用
されるケチャップベースはトマト又はトマトペーストの
如きトマト製品を含み、また調合ケチャップの製造に使
用される助剤を含むことができる。
【0017】助剤の粒子サイズは、製品が有効に溶融紡
糸し得るようなものであることが本明細書から理解され
る。一般に、本発明に従って加工する前に原料の微粒子
化が溶融紡糸を促進する。これらのケチャップ助剤とし
て、水の如きビヒクル、塩、タマネギ、ニンニク、天然
及び人工の香辛料の如きスパイス、及びコーンシロッ
プ、蔗糖、デキストロースの如き甘味料、等が挙げられ
る。助剤は幾つかの形態で添加し得ることが当業者によ
り理解される。こうして、新鮮なタマネギもしくはタマ
ネギ粉末又は脱水タマネギ又はこれらの組み合わせが使
用し得る。ケチャップ助剤はトマト成分と合わされるこ
とが望ましく、これらの成分は均一な混合物に合わされ
る。ケチャップ成分はポリデキストロースと合わされ、
次いで溶融紡糸される。溶融紡糸から回収された得られ
た固体物質は実際には乾燥した安定化されたトマトケチ
ャップ製品である。それは、それをミート、家禽の肉、
サラダ成分、野菜、等と合わせてケチャップの風味を与
えることにより容易に使用される。それは前包装された
即時使用の食品に使用することができ、又はそれはサラ
ダ等の調味料として使用し得る。
【0018】本発明に従って容易に製造された別の食用
物質は、減少された油のマヨネーズ状製品である。この
ような物質の製造の要点は溶融紡糸形態の油性成分とポ
リデキストロースの使用である。ポリデキストロース及
び天然植物油又はごくわずかに水添された植物油、例え
ば、トウモロコシ油、大豆油、ヒマワリ種子油、綿実
油、ブドウ種子油、ゴマ油、ナタネ油等の油を含む混合
物が溶融紡糸され、固体製品が回収される。一般に、ポ
リデキストロースは、本発明のこの実施態様に関して油
性成分よりも多い量で存在する。油性成分の量は適当な
量の油を回収された固体中に与えるのに充分であるべき
であるが、それは固体を明らかに油状にするのに充分で
あるべきではない。一般に、油性成分は溶融紡糸物質の
10〜50%を構成すべきである。
【0019】マヨネーズ状製品は、卵黄を強くかきま
ぜ、溶融紡糸されたポリデキストロースを油性成分製品
に添加することにより製造される。次いでこの混合物が
塩、カラシ、酢、カンキツ類果汁、等で風味を付けられ
る。以上の香辛料成分に加えて、水の如きビヒクル及び
防腐剤及び/又は酸化防止剤、例えば、カルシウム二ナ
トリウムエチレンジアミンテトラ酢酸及びブチル化ヒド
ロキシアニソール等を含むその他の通常の摂取上許され
る成分が、使用し得る。結果物は、マヨネーズ又はサラ
ダドレッシングが使用されるような全ての場合に使用し
得る非常に食欲をそそるマヨネーズ状食品である。この
製品の利点は、通常のマヨネーズ製品と比較される場合
にその低い脂肪含量である。
【0020】本発明の別の好ましい実施態様において、
キサンタン及びその他のガムでゲル化するために本発明
の溶融紡糸されたポリデキストロース組成物を使用する
ことが可能である。ゲル化組成物は、ポリデキストロー
スとキサンタンガムの如きゲル化剤の混合物を溶融紡糸
することにより製造される。組成物中のゲル化剤の量は
必要なゲル化を与えるのに充分であるべきである。一
方、それは、それが使用に供されるまで保持されるよう
にポリデキストロース中に混入される必要がある。或る
実施態様では、本発明のゲル化組成物は使用されるゲル
化剤に応じて3〜50%のゲル化剤を含み、残りが実質的
にポリデキストロースであることが望ましい。或る好ま
しい実施態様では、ゲル化剤の量は5〜20%である。
【0021】使用に際して、溶融紡糸されたポリデキス
トロースをベースとするゲル化剤が、例えば、水又は水
性液体中に分散される。ゲル化剤又はガムはしばしばゲ
ル化すべき液体に溶解又は分散し難い。しかしながら、
本発明の新規な溶融紡糸されたゲル化組成物は容易に分
散し、迅速にゲル化する。ポリデキストロース及びポリ
デキストロース材料が本発明により溶融紡糸される場
合、固体物質が得られる。それはしばしば針状粒子の形
態であり、それは物質及びその加工条件により変化す
る。或る加工条件、例えば、高温又は低温で溶融紡糸操
作を行うような加工条件下では、生成された固体製品は
粒状から綿状繊維のような状態に変化する。或る混合物
では、高い加工温度が綿状繊維のような物質を生じる。
その他の混合物では、粒状物質が高温で得られる。
【0022】
【実施例】下記の実施例は本発明の更なる理解を得るた
めに示されるものであり、本発明の有効範囲を限定する
ことを何ら意味するものではない。これらの実施例は、
米国、オハイオ州、シンシナチーにあるゴールド・メダ
ル・プロダクツ社により製造されたエコノ・フロス機械
型式3017を用いて行った。特にことわらない限り、紡糸
機中で使用されたリボンは約149 ℃(300oF)で操作され
る公称110 ボルトのリボンであり、紡糸ヘッドの操作速
度は3800rpm であった。全ての部数、%、割合及び比
は、特にことわらない限り重量基準である。実施例1 さらさらした形態のポリデキストロースK(ファイザー
社(Pfizer Company,NY,NY)の製品)コップ1/3 の試料を
溶融紡糸して、白色のフレークを得た。このフレーク物
質5g は水25mlに容易に分散した。未処理のポリデキス
トロース試料の同様の5g の量は容易に分散できず、塊
を形成する傾向があった。
【0023】実施例2 コップ1/3 のポリデキストロース、コップ1杯のスパイ
ス・チリ油及びコップ1杯のトウモロコシ油の粘稠スラ
リーを溶融紡糸し、強い風味のフレークを得た。水に添
加した時、紡糸製品は容易に分散してコロイド形態を
得、これは強いチリの風味及び臭いを有していた。
【0024】実施例3 この実施例では、篩分けた市販のスープ混合物24g 、ポ
リデキストロース24g及びトウモロコシ油11g を充分に
混合し、溶融紡糸した。得られた製品はグラニュール又
は針状の固体粒子の形態であった。紡糸製品を温水のコ
ップに入れた。粒状物は懸濁液を生成し、これはコロイ
ドの実質的に分散されたスープであった。この製品の風
味は良く円やかであると記載された。比較として、篩分
けたスープ混合物29g 、ポリデキストロース28g 及びト
ウモロコシ油11g を充分に混合したが、溶融紡糸操作に
かけなかった。この混合物をコップ1杯の温水に添加し
たが、分散しなかった。更に、風味は紡糸製品により示
されたものよりもぴりっとした味であり、円やかではな
かった。紡糸されなかった混合物中の油は容器の上部に
分離した。
【0025】実施例4 ポリデキストロース100g及びマーガリン20g の混合物を
溶融紡糸して針状体の形態の粒状固体を得、これらの針
状体はわずかに油状であったが、味はなかった。実施例5 ポリデキストロース100g及びトウモロコシ油20g の混合
物を高温及び低温で溶融紡糸した。高温で紡糸された混
合物は綿状繊維の形態の固体を与えた。低温で紡糸され
た同様の混合物は針状体の形状を有する粒状形態の固体
を与えた。こうして、溶融紡糸が行われる温度は最終製
品に影響を及ぼすことがわかる。
【0026】実施例6 この実施例では、ポリデキストロース30g 及び市販のク
リーム状(かたまり状とは区別される)のピーナッツバ
ター70g を、溶融紡糸される前の3分間にわたってスチ
ール・ブレードを使用してカシナート(Cuisinart) 食品
加工機中で混合した。溶融紡糸された製品は小さい粒状
物と柔らかいフレーク状の物質の形態であった。その製
品の油性成分はその性質がコロイドであることが明らか
であり、その製品は乾燥した外観を有していた。風味は
非常に良好であり、紡糸されなかったピーナッツバター
の風味より優れていると判定された。この製品はポリデ
キストロース30g を含んでいるにもかかわらず、優れた
ピーナッツバターの口当たり及び味の特性が認められた
ことが注目される。この種の加工では、溶融紡糸された
ポリデキストロース−ピーナッツバターの組み合わせが
凍結乾燥の良好な低コストの代替物を与えることは明ら
かである。これは非常に容認される風味を有する高品質
の所望の製品を製造する。
【0027】実施例7 ポリデキストロースK100g及びマゾラ(Mazola)銘柄のト
ウモロコシ油25g を含む混合物を3分間にわたってスチ
ール・ブレードを使用してカシナート食品加工機中で混
合した。得られた混合物を、溶融紡糸装置中で130 ボル
トのリボン及び最低の可能な熱セッティングを使用して
溶融紡糸した。得られた固体製品は小さい粒子又は結晶
の形態であった。水を添加した時、コロイド分散液が迅
速に生成した。この実施例では、溶融紡糸されたポリデ
キストロース製品は常に綿状繊維又は針状体の形態であ
るとは限らないことが観察された。
【0028】実施例8 3個の卵黄を、ワイヤあわだて器を使用してキッチン・
エイド(Kitchen Aid)ミキサー中で3分間強くかきま
ぜ、卵黄を強くかきまぜている間に実施例7から得た紡
糸製品15g を混合ボウルに添加することにより混合物を
製造した。グラニュールの油性物質を含む物質はその混
合物に直ちにブレンドすることがわかった。この混合物
に、1個のレモンのジュース、ティースプーン1杯の
塩、及びティースプーン1/3 のカラシ粉末並びにティー
スプーン2杯の白色の酢を添加し、得られた混合物を3
分間強くかきまぜた。結果物は、レシピが要求するコッ
プ1杯より少ない油を含む風味のよいマヨネーズであ
る。また、その製品は本発明により製造されたコロイド
物質又はコロイド状物質に典型的であることがわかった
外観を有していた。本発明が大幅に減少された脂肪含量
を有する食品をつくると同時に、クリームの口当たりの
ような望ましい感覚受容性を与えることを可能にするこ
とは、当業者に明らかである。
【0029】実施例9 この実施例では、篩分けたスープ混合物52.6部、ポリデ
キストロース26.3部、及びトウモロコシ油21.1部を含む
スラリーを溶融紡糸した。得られた製品は粒状物質、更
に詳しくは半綿状繊維又は微小針状体の形態であった。
その粒状物質をコップ1杯の温水に添加した時、コロイ
ド状の外観を有する即時の分散液が生成された。その他
に、容器の上部に層を形成する脂肪の形跡は観察されな
かった。スープの風味は味覚の点で非常に好ましく、風
味の点でわずかに円やかであり、紡糸されなかった製品
よりも塩辛くないことが観察された。スープはルーのよ
うな口当たりを有し、これは非常に好ましい。脱水した
野菜材料と、混合物から最初に篩分けたスープ混合物パ
ッケージのその他の成分を、更にコップ1杯の温水と共
にその分散液に添加し、シチューなべ中で加熱した。ま
た、そのパケットから直接取り出したスープ混合物及び
同量の水和用の水を使用して対照の混合物を正確に同じ
方法で製造した。驚くことに、ポリデキストロースから
製造したスープは対照よりも非常に速く沸騰することが
明らかであることが観察された。更に、溶融紡糸された
ポリデキストロースを含む混合物は違ったように沸騰す
ることが明らかであった。それは対照よりも発泡性の気
泡を有するようであった。この結果は、マイクロ波オー
ブン中でガラス容器と比較してプラスチック容器を使用
した場合に更に顕著であった。
【0030】実施例10 この実施例では、ポリデキストロース240g、トウモロコ
シ油30g 、及びグルデン(Gulden 、商標)の調合カラシ
30g を含む混合物を溶融紡糸した。得られた製品はカラ
シの風味を有しており、水に添加した場合に、それはコ
ロイド懸濁液を生成することが明らかであった。実施例11 ポリデキストロース90g 及び真正のマヨネーズ60g を含
む混合物を溶融紡糸した。その溶融紡糸は、公称120 ボ
ルトの家庭の電流を使用して130 ボルト、8アンペアで
規定された低温リボンを使用して行った。溶融紡糸され
た固体製品は針状体の形態の粒状物である。
【0031】本発明の好ましい実施態様であると現在考
えられるものについて説明したが、当業者は、本発明の
精神を逸脱することなく、変更及び改良をなし得る。本
発明の真の範囲内に入るこのような変更及び改良を特許
請求することが意図される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルヴァン ダブリュー パイン アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07405キニロン ブルックヴェール アベ ニュー 215 (72)発明者 バーナード シー セクラ アメリカ合衆国 ニュージャージー州 07083ハイ ブリッジ シルヴァン ロー ド 25エイ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融紡糸条件に暴露されたポリデキスト
    ロース供給原料から得られるポリデキストロースマトリ
    ックスを含むことを特徴とする容易に分散性のポリデキ
    ストロース製品。
  2. 【請求項2】 前記供給原料が食用物質を更に含む請求
    項1に記載のポリデキストロース製品。
  3. 【請求項3】 前記食用物質が、油性物質、スープベー
    ス、乾燥スープ混合物、ピーナッツバター、食品用ソー
    ス、肉汁混合物、調味料、ケチャップ、ケチャップベー
    ス、カラシ、カラシベース、卵、卵黄、栄養補給物質、
    低カロリーの食用物質、食用食物エキス、スパイス、ゲ
    ル化剤及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求
    項2に記載の製品。
  4. 【請求項4】 前記ポリデキストロースマトリックスが
    約25〜約70重量%のポリデキストロースを含む請求項3
    に記載の製品。
  5. 【請求項5】 前記食用物質が前記ポリデキストロース
    マトリックスの40重量%までの量で存在する油性物質で
    ある請求項3に記載の製品。
  6. 【請求項6】 前記食用物質が前記ポリデキストロース
    マトリックスの約20〜約70重量%の量で存在するスープ
    ベースである請求項3に記載の製品。
  7. 【請求項7】 前記食用物質が前記ポリデキストロース
    マトリックスの約1.0 〜約70重量%の量で存在するピー
    ナッツバターである請求項3に記載の製品。
  8. 【請求項8】 前記ポリデキストロースマトリックスが
    20重量%までの量で存在する油性物質及び約30重量%ま
    での量の甘味料を更に含む請求項7に記載の製品。
  9. 【請求項9】 前記食用物質が前記ポリデキストロース
    マトリックスの約5〜約50重量%の量で存在するカラシ
    ベースである請求項3に記載の製品。
  10. 【請求項10】 前記ポリデキストロースマトリックス
    が約5〜約20重量%の油性物質を更に含む請求項9に記
    載の製品。
  11. 【請求項11】 前記食用物質が前記ポリデキストロー
    スマトリックスの約10〜約50重量%の量で存在するケチ
    ャップベースである請求項3に記載の製品。
  12. 【請求項12】 前記食用物質が前記ポリデキストロー
    スマトリックスの約3〜約50重量%の量で存在するゲル
    化剤である請求項3に記載の製品。
  13. 【請求項13】 前記ゲル化剤が前記ポリデキストロー
    スマトリックスの約5〜約20重量%の量で存在する請求
    項12に記載の製品。
  14. 【請求項14】 ポリデキストロースを含む供給原料を
    溶融紡糸してポリデキストロースマトリックスを得るこ
    とを特徴とする、液体中で改良された分散性を有するポ
    リデキストロース製品の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記供給原料が食用物質を更に含む請
    求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記食用物質が、油性物質、スープベ
    ース、乾燥スープ混合物、ピーナッツバター、食品用ソ
    ース、肉汁混合物、調味料、ケチャップ、ケチャップベ
    ース、カラシ、カラシベース、卵、卵黄、栄養補給物
    質、低カロリーの食用物質、食用食物エキス、スパイ
    ス、ゲル化剤及びこれらの混合物からなる群から選ばれ
    る請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 溶融紡糸条件に暴露されたポリデキス
    トロース供給原料から得られるポリデキストロースマト
    リックスを食用物質と混合して食用製品を得ることを特
    徴とする食用製品の製造法。
  18. 【請求項18】 前記供給原料が食用物質を更に含む請
    求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 食用物質と、溶融紡糸条件に暴露され
    たポリデキストロース供給原料から得られるポリデキス
    トロースマトリックスとを含むことを特徴とする食用製
    品。
  20. 【請求項20】 前記供給原料が食用物質を更に含む請
    求項19に記載の製品。
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