JPH0641361A - シクロオレフィンポリマー及びポリオレフィンのポリマーブレンド - Google Patents

シクロオレフィンポリマー及びポリオレフィンのポリマーブレンド

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JPH0641361A
JPH0641361A JP5094513A JP9451393A JPH0641361A JP H0641361 A JPH0641361 A JP H0641361A JP 5094513 A JP5094513 A JP 5094513A JP 9451393 A JP9451393 A JP 9451393A JP H0641361 A JPH0641361 A JP H0641361A
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cycloolefin
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Ulrich Epple
ウルリヒ・エップレ
Michael-Joachim Brekner
ミヒャエル−ヨーアヒム・ブレクナー
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シクロオレフィンポリマー及びポリオレフィ
ンのポリマーブレンドを製造する。 【構成】 ポリマーブレンド100重量部を製造するた
めに、微粒ポリオレフィン0〜95重量部、微粒シクロ
オレフィンポリマー0〜95重量部、及びブロックポリ
マー(ノルボルネン、及び、脂肪族モノシクロオレフィ
ン:Cn2n及び/又はエチレン若しくはプロピレンの
ような脂肪族1−オレフィンから誘導される単量体単位
からなる)0.1〜99重量部を混合し、混合物を、熱
及び剪断力下で処理する。ブロックコポリマーはフェー
ズメディエーター(phase mediator)として作用し、異
なるブロック中に、異なる割合の用いられるモノマー単
位を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】シクロオレフィンポリマーは、幾つかの場
合においてはとりわけ良好な耐熱性、透明性、加水分解
安定性、低い水吸収率、良好な耐候性及び高い剛性を有
する、顕著な特性範囲を示す種類のポリマーである。こ
れらは、硬質で脆性の熱可塑性材料である。
【0002】種々の触媒によってシクロオレフィンを重
合することができることが知られている。触媒に依存し
て、重合は、環開裂(米国特許第3,557,072
号、同第4,178,424号)を介して、あるいは二
重結合の分断(ヨーロッパ特許A156464号、同A
283164号、同A291208号、同A29197
0号、ドイツ国特許A3922546号)によって進行
する。
【0003】シクロオレフィンポリマーは、打撃及び衝
撃の応力に対する耐性が十分ではない。一般に、衝撃及
び打撃の応力に対する耐性は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン及び1−ポリブテンのようなポリオレフィンの場
合に良好である。しかしながら、これらのポリオレフィ
ンは、耐熱性に乏しく、低い強度、低い弾性率及び低い
硬度を有する。
【0004】エチレン及びプロピレンのような1−オレ
フィン類を、種々の触媒を用いて重合し、ポリオレフィ
ン、特にポリエチレン及びポリプロピレンを生成させる
ことができることが知られている(ドイツ国特許362
0060号、ヨーロッパ特許399348号、同086
644号、同185918号、同387690号)。
【0005】ポリエチレンは、また、遊離ラジカル重合
によって製造することができる(米国特許第3,33
6,281号)。得られる生成物は、触媒を用いて製造
される高〜中程度の密度を有する材料(HDPE、MD
PE)と比較して低密度の材料である(LDPE)。同
様のことがエチレンと1−オレフィンとのコポリマーに
ついでもいえる(LLDPE)。
【0006】一般に、上記記載の特性のようなポリマー
の重要な特性は、ポリマーを他のポリマーと配合すると
変化させることができることが知られている。例えば、
ドイツ特許明細書DD214137号及びDD2146
23号においては、良好な耐熱性、化学物質に対する耐
性、剛性、靭性及び極めて良好な誘電特性を同時に有す
るポリオレフィンをベースとする熱可塑性構造材料が記
載されている。これらは、主成分として、ノルボルネン
/エチレンコポリマー及びポリエチレン又は分岐ポリオ
レフィンを含み、所望の場合には安定剤、滑剤、エラス
トマー、熱可塑性物質及び強化剤を加えているものであ
る。エラストマー性エチレンコポリマー及びターポリマ
ー又はグラフトコポリマーのようなエラストマーを加え
て、衝撃強さ及びノッチ付き衝撃強さを向上させてい
る。しかしながら、エチレン又は1−オレフィン及びシ
クロオレフィンのブロックタイプのコポリマー又はター
ポリマーはエラストマーとして言及されていない。
【0007】上記の文献によれば、ポリエチレン又は分
岐ポリオレフィンをエチレン/ノルボルネンコポリマー
に加えると、ノルボルネン/エチレンコポリマーの化学
物質に対する耐性及び靭性が改良される。逆にいえば、
ポリエチレン又は分岐ポリオレフィンにノルボルネン/
エチレンコポリマーを加えると、衝撃弾性強度の低下を
生じることなく、強度、弾性及び硬度が向上する。
【0008】更に、結晶性ポリオレフィン40〜98重
量%とランダムな環式オレフィンコポリマー(ガラス転
移温度70〜210℃、結晶度0〜5%)2〜60重量
%のポリオレフィン熱可塑性配合物は、良好な耐熱性及
び低い収縮性と組合わさった亀裂抵抗性を有することが
知られている(日本特許1318052号)。
【0009】日本特許出願3122148によれば、環
式オレフィンのポリマーとポリオレフィンとのシクロオ
レフィンポリマー配合物は改良された溶融加工性を有し
ている。
【0010】米国特許第4,990,559号において
は、線状ポリオレフィン(超高分子量ポリオレフィン
(η=10〜40dl/g)8〜40%及び低〜高分子
量ポリオレフィン(η=0.1〜5.0dl/g)60
〜92%を含む)5〜90重量%と、開環ポリマー及び
開環コポリマーから選択される少なくとも1種のシクロ
オレフィン熱可塑性物質95〜10重量%との熱可塑性
配合物が記載れている。
【0011】シクロオレフィンコポリマーと、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、1−ポリブテン、1−ポリヘキ
セン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)のようなポリ
オレフィンとの配合物は、このようなポリオレフィンは
比較的安価であり、したがって対応する配合物もまたコ
スト的な有利性を与えるために、とりわけ魅力がある。
したがって、コストの有利性を利用しながら、配合物に
おいて可能な限り好ましい特性の組合せを達成すること
が重要である。かかる配合物は、主として、良好な材料
特性が求められている用途に好適である。
【0012】本発明の目的は、シクロオレフィンポリマ
ー、ポリオレフィン及び添加剤の好適な配合物から出発
して、可能な限り広範囲の材料特性、特に強度、硬度、
耐熱性及び靭性を有するポリマーブレンドを得る方法を
提供することにある。
【0013】また、個々の成分、即ちポリオレフィン又
はシクロオレフィンポリマー(シクロオレフィンコポリ
マーを含む)から出発して、添加剤を用いて良好な材料
特性を有するブレンドを得ることも本発明の目的であ
る。
【0014】この目的は特許請求の範囲第1項記載の方
法によって達成される。
【0015】用いるポリオレフィンは、開鎖非環式オレ
フィン、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、イソブチレ
ン、イソプレン又はブタジエンから誘導されるものであ
る。ポリイソプレン及びポリブタジエンに加えて、エラ
ストマーブタジエンコポリマー及びターポリマー及び/
又はそれらのグラフトコポリマー、また、エラストマー
ポリオレフィンコポリマー及びターポリマー及び/又は
それらのグラフトコポリマーを用いることもできる。ポ
リオレフィンは、1−オレフィン、スチレン及び/又は
それらのコポリマー及びターポリマーから誘導されるこ
とが好ましく、グラフトコポリマーもこの分類に含まれ
るものである。好ましいポリオレフィンは、脂肪族1−
オレフィン、特に2〜8個の炭素原子を有するもの、例
えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン及び1−オクテンであ
る。2〜6個の炭素原子を有する1−オレフィン、例え
ばエチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン及
び4−メチル−1−ペンテンが特に好ましい。用いるこ
とのできるポリオレフィンとしては、特に、環式オレフ
ィンを含んでいてもよい種々の1−オレフィン、例えば
エチレン、プロピレン、ヘキサジエン、ジクロロペンタ
ジエン及びエチリデンノルボルネンのコポリマー及びタ
ーポリマーも含まれる。特に好ましいポリオレフィンは
ポリエチレン及びポリプロピレンである。
【0016】好適な微粒ブロックコポリマーを製造する
ための方法は、ここで参照として導入するドイツ国特許
出願P4205416.8号中に記載されている。ここ
で記載されているブロックコポリマーは、本発明によっ
て製造されるブレンド中に添加剤として含まれるもので
あるが、異なる量のオレフィンの少なくとも二つのブロ
ックを含み、一つのオレフィンはノルボルネンから誘導
されるものであり、少なくとも一つのオレフィンはシク
ロオレフィン:Cn2n-2(ここで、nは4〜13であ
る)又は非環式オレフィンである。ブロックコポリマー
中に対応するホモポリマーが不純物として存在していて
もよい。概して、ブロックコポリマーの異なるブロック
は、異なるガラス転移温度を有する。2ブロックコポリ
マーの場合、より低いガラス転移温度を有するブロック
は「ソフトブロック」と称され、より高いガラス転移温
度を有するブロックは「ハードブロック」と称される。
【0017】驚くべきことに、本発明方法によって製造
されるこれらのブロックコポリマーを含むポリマーブレ
ンドは、傑出した機械特性を有する。これらの靭性は、
すべての場合において、純粋なシクロオレフィンポリマ
ーのそれよりも良好であり、これらの強度、硬度及び弾
性は、幾つかの場合において純粋なポリオレフィンより
も高い。ドイツ国特許DD214137号及びDD21
4623号に記載されているこれらのブロックコポリマ
ーを含まないブレンドと比較すると、本発明によって製
造されたブレンドは、改良された溶融粘度、より高い破
断時伸び及び改良された衝撃強さを有している。
【0018】本発明方法によって得られるポリマーブレ
ンドは、少なくとも1種のブロックコポリマー(C)
0.1〜99重量部、1種又は複数のシクロオレフィン
ポリマー(A)0〜95重量部、及び1種又は複数のポ
リオレフィン(B)0〜95重量部を含むものである
(但し、(A)+(B)+(C)の合計は100重量部
である)。更に、それ自体公知の添加剤、例えば充填剤
又は染料を含ませることもできる。
【0019】本発明によるブレンドのために好適なシク
ロオレフィンポリマー(A)は、式I〜VII: (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR
8は、同一又は異なっており、水素原子又はC1〜C8
ルキル基であり、種々の式中の同一の記号で示される基
は異なっていてもよく、nは2〜10の整数である)の
少なくとも1種のモノマーから誘導される構造単位を有
する。
【0020】シクロオレフィンポリマー(A)は、式I
〜VIIの少なくとも1種のモノマーから誘導される構造
単位に加えて、式VIII: (式中、R9、R10、R11及びR12は、同一又は異なっ
ており、水素原子又はC1〜C8アルキル基である)の少
なくとも1種の非環式1−オレフィンから誘導される更
なる構造単位を有していてもよい。
【0021】好ましいコモノマーはエチレン又はプロピ
レンである。特に、式I又はIIIの多環式オレフィン及
び式VIIIの非環式オレフィンのコポリマーを用いる。特
に好ましいシクロオレフィンは、ノルボルネン及びテト
ラシクロドデセンであり、これらはC1〜C6アルキル基
によって置換されていてもよく、エチレン/ノルボルネ
ンコポリマーが特に重要である。式VIIの単環式オレフ
ィンの中では、シクロペンテンが好ましく、これは置換
されていてもよい。多環式オレフィン、単環式オレフィ
ン及び開鎖オレフィンには、それぞれのタイプの2以上
のオレフィンの混合物をも包含すると理解される。これ
は、シクロオレフィンのホモポリマー及びコポリマー、
例えばバイポリマー、ターポリマー及びマルチポリマー
を用いることができることを意味する。
【0022】二重結合の分断によって進行するシクロオ
レフィンの重合は、更なる新規な触媒系(ヨーロッパ特
許A0407870号、同A0203799号)を用い
て触媒作用を及ぼすことができ、また、通常のチーグラ
ー触媒系(ドイツ国特許DD−A222317号)を用
いることもできる。
【0023】式I〜VI又はVIIのモノマーから誘導され
る構造単位を含むシクロオレフィンホモポリマー及びコ
ポリマーは、好ましくは、均一触媒を用いて製造され
る。均一触媒は、その中心原子がチタン、ジルコニウ
ム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ及びタンタルから
なる群から選択される金属であり、二つの橋架単核又は
多核リガンドによってサンドイッチ構造を形成している
メタロセン、及びアルミノキサンを含む。橋架メタロセ
ンは、公知の反応式にしたがって製造される(J. Organ
omet. Chem. 288(1985), 63-67,ヨーロッパ特許A38
7690号参照)。共触媒として作用するアルミノキサ
ンは、種々の方法によって得ることができる(Pasynkie
wicz, Polyhedron 9(1990), 429及びヨーロッパ特許A
302424号参照)。これらのシクロオレフィンの構
造及び重合法は、ヨーロッパ特許A0407870号、
A0485893号、A0501370号及びA050
3422号に詳細に記載されている。これらの化合物
は、それらの化学的均一性及びそれらの多分散性の点に
おいて異なるシクロオレフィンコポリマーである。
【0024】好ましくは、20cm3/g(135℃に
おいて0.1g/100mlの濃度のデカリン中で測
定)を超える粘度数及び100〜240℃のガラス転移
温度(Tg)を有するシクロオレフィンポリマーを用い
る。
【0025】ブレンドは、また、例えばタングステン、
モリブデン、ロジウム又はレニウムを含有する触媒の存
在下で開環によって重合されたシクロオレフィンポリマ
ーを含んでいてもよい。得られるシクロオレフィンポリ
マーは、水素化によって除去することのできる二重結合
を有している(米国特許第3,557,072号及び同
第4,178,424号)。
【0026】本発明によって製造されるブレンド中に含
まれるシクロオレフィンブロックコポリマー(C)は、
式I〜VI、特に式I又はIIIの1種以上のシクロオレフ
ィン、及び、式VIIのシクロオレフィン及び式VIIIの非
環式オレフィンからなる群から選択される少なくとも1
種のオレフィンを含むモノマー混合物から生成されるも
のである。
【0027】R1〜R6が水素又はC1〜C6アルキル基で
ある式I及びIIIの化合物、及びR9、R10及びR11が水
素である式VIIIの化合物(特にエチレン及びプロピレ
ン)を用いると好ましい。
【0028】ドイツ国特許出願P4205416.8号
の方法によれば、シクロオレフィンブロックコポリマー
を得るために、用いるモノマーの全量を基準として、
0.1〜95重量%の式I、II、III、IV、V又はVI: (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR
8は、同一又は異なっており、水素原子又はC1〜C8
ルキル基であり、種々の式中の同一の記号で示される基
は異なっていてもよい)の少なくとも1種のモノマー;
用いるモノマーの全量を基準として0〜95重量%の式
VII: (式中、nは2〜10の数である)のシクロオレフィ
ン;及び、用いるモノマーの全量を基準として0〜99
重量%の式VIII: (式中、R9、R10、R11及びR12は、同一又は異なっ
ており、水素原子又はC1〜C8アルキル基である)の少
なくとも1種の非環式オレフィン;を、−78〜150
℃の温度、0.01〜64barの圧力下で、共触媒及
び式XI: (式中、M1はチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バ
ナジウム、ニオブ又はタンタルであり;R14及びR
15は、同一又は異なっており、水素原子、ハロゲン原
子、C1〜C1 0アルキル基、C1〜C10アルコキシ基、C
6〜C10アリール基、C6〜C10アリールオキシ基、C2
〜C10アルケニル基、C7〜C40アリールアルキル基、
7〜C4 0アルキルアリール基又はC8〜C40アリールア
ルケニル基であり;R16及びR17は、単核又は多核炭化
水素基であり、中心原子M1と共にサンドイッチ構造を
形成してもよく;R18は、 =BR19、=AlR19、−Ge−、−Sn−、−O−、
−S−、=SO、=SO2、=NR19、=CO、=PR
19又は=P(O)R19であり、ここでR19、R20及びR
21は、同一又は異なっており、水素原子、ハロゲン原
子、C1〜C10アルキル基、C1〜C10フルオロアルキル
基、C6〜C10フルオロアリール基、C6〜C10アリール
基、C1〜C10アルコキシ基、C2〜C10アルケニル基、
7〜C40アリールアルキル基、C8〜C40アリールアル
ケニル基又はC7〜C40アルキルアリール基であるか、
あるいはR19及びR20又はR19及びR21は、それぞれの
場合においてそれらに結合する原子と共に環を形成し;
2は珪素、ゲルマニウム又はスズである)のメタロセ
ンを含む触媒の存在下で重合させる。反応条件を変化さ
せ、分子量分布Mw/Mnは常に2未満の状態で、生成
されるポリマーブロックをベースとして、モノマー/コ
モノマー比が少なくとも10%変化するようにするか、
又は式I〜VIIIの更なる重合可能なモノマーを1種又は
複数のモノマー中に計量する。
【0029】形成されるパラメーターの変化の数に応じ
て又はモノマー組成に応じて2段階又は多重段階重合が
行われるように、重合は実施され、式I〜VIIIのモノマ
ーの一つのホモポリマーシーケンスも最初の重合段階で
重合することができる。アルキルは直鎖又は分枝鎖アル
キルである。単環式オレフィンVIIも置換されることが
できる(例えば、アルキル又はアリールラジカルによっ
て)。
【0030】重合は希薄溶液(<80容量%のシクロオ
レフィン)中で、濃厚溶液(>80容量%のシクロオレ
フィン)中で、又は直接、液体の希釈されないシクロオ
レフィンモノマー中で行われる。
【0031】温度と反応時間とは触媒の活性、各ポリマ
ーブロックの好ましい分子量と好ましい分子量分布に依
存して、適当に調和されなければならない。また、モノ
マーの濃度と溶剤の性質をも考慮しなければならない、
特にこれらのパラメーターがモノマーの相対的配合率を
基本的に決定し、従ってポリマーのガラス転移温度と耐
熱性とに対して決定的であるからである。
【0032】−78〜150℃、好ましくは−78〜8
0℃、特に好ましくは20〜80℃の範囲内で選択され
る重合温度が低ければ低いほど、各ポリマーブロックの
分子量分布Mw/Mnの幅が殆ど同じであっても、重合時
間は長くなる。
【0033】生成ポリマーブロックの分子量分布Mw
nが1に等しい時点で丁度、反応条件の突然の変化が
行われるならば、この重合段階で形成される全てのポリ
マーブロックが触媒活性な鎖端部を有し(すなわち、リ
ビングポリマー鎖であり)、従って重合条件を変えるこ
とによってこれらの鎖端部に新たなブロックを重合する
ことができることを確信をもって推定することができ
る。この極端な場合に結合は100%である。重合段階
で形成されるポリマーブロックの分子量分布が1から大
きく離れれば離れるほど(すなわち、Mw/Mn>1)、
触媒不活性な鎖端部(すなわちデッド鎖端部又は鎖末
端)の数の増加は大きくなり、新たなブロックを結合す
ることはもはやできない。
【0034】ブロックコポリマーの製造方法に関して、
このことは、重合段階Xで製造されるポリマーブロック
Xの値Mw/Mnが反応パラメーターの変化が行われる時
点において丁度1の領域にあればあるほど、ブロックX
とブロックX+1との間で化学結合が行われた最終生成
物中でブロックポリマー鎖の割合が大きくなることを意
味する。
【0035】シクロオレフィンブロックコポリマーの構
造の均一性と純度とに基づくと、このことは、高純度と
高い構造均一性のシクロオレフィンブロックコポリマー
を得るためには、個々の重合段階の時間帯をほぼ1の対
応ポリマーブロックのMw/Mnに相当するようにできる
かぎり選択すべきであることを意味する。
【0036】ポリマーブロックの特定分子量を得ること
も望ましい場合には、反応時間も望ましい分子量に合わ
せて調節すべきである。
【0037】重合段階又はポリマーブロックの形成中
に、化学的に均一なポリマーブロックが形成されるよう
に、反応スペースにおけるモノマー比は一般に一定に維
持される。しかし、この場合に、重合段階中にモノマー
比を連続的に変えることもでき、このことはポリマー鎖
に沿って構造勾配(structural gradient)を有するポ
リマー鎖を生ずる、すなわち配合比(例えば、ポリマー
ブロックの一部におけるノルボルネン構成ブロック数対
エチレン構成ブロック数の比)が対応ポリマーブロック
に沿って連続的に変化する。3種以上のモノマーから構
成されるポリマーブロックの場合には、単一モノマー成
分の濃度を連続的に変えることによってこの勾配を得る
ことができる。
【0038】構造勾配を有するブロックは、幾つかのモ
ノマー成分の濃度が同時に連続的に変化するような重合
段階において形成されることもできる。
【0039】モノマー比に形成すべき変化は例えば非環
式オレフィンの圧力の変化によって、ガス状オレフィン
の温度及び溶解度の変化によって、非環式オレフィンの
一定圧力における溶剤による希釈によって、又は液体モ
ノマー中への配量によっても達成することができる。さ
らに、上記パラメーターの幾つかを同時に変化させるこ
とができる。
【0040】モノマー比(従って、ブロックコポリマー
の製造)のこのような突然の変化及び連続的な変化は反
応のバッチ式制御下のみで行われることができるのみで
なく、反応の連続的制御下でも行われることができる。
【0041】連続的重合プロセス及び多段階重合プロセ
スもシクロオレフィンの経済的に好ましい使用を可能に
するので、特に有利である。すなわち、連続的プロセス
では、ポリマーと共に残留モノマーとして生ずる環式オ
レフィンを回収して、反応混合物に戻すことができる。
【0042】このような重合方法では、ブロック長さを
種々な反応器の処理量と反応量とによって制御すること
ができる(すなわち、これらの2量が異なる反応位置に
おける滞留時間を決定する)。
【0043】ブレンドのために挙げることができる、好
ましいシクロオレフィンブロックコポリマーはノルボル
ネン/エチレンブロックコポリマー、ノルボルネン/エ
チレン/プロピレンブロックコポリマー、ジメタノオク
タヒドロナフタレン(テトラシクロドデセン)/エチレ
ンブロックコポリマー、ジメタノオクタヒドロナフタレ
ン/エチレン/プロピレンブロックコポリマー、及び各
ポリマーシーケンス又はポリマーブロックがコポリマー
すなわちビポリマー(bipolymer)、ターポリマー又は
マルチポリマーから構成される、またノルボルネン又は
ジメタノオクタヒドロナフタレンが少なくとも一つの重
合段階で配合されたブロックコポリマーである。特に好
ましいノルボルネン/エチレンブロックコポリマー、ノ
ルボルネン/エチレン/プロピレンブロックコポリマー
及び対応ジメタノオクタヒドロナフタレンブロックコポ
リマーは、ノルボルネン/エチレン、ノルボルネン/エ
チレン/プロピレンコポリマーシーケンス又は種々な組
成の対応ジメタノオクタヒドロナフタレンコポリマーシ
ーケンスから構成される、すなわち、これらは各場合に
ノルボルネン/エチレンコポリマー、ノルボルネン/エ
チレン/プロピレンターポリマー又は対応ジメタノオク
タヒドロナフタレンコポリマーもしくはターポリマーで
あるブロック(ポリマーセグメント)を含む。
【0044】上記方法によって製造されるシクロオレフ
ィンブロックコポリマーは本発明の目的のために相溶化
剤(compatibilizer)と呼ぶことができる、この理由は
これらのポリマーがポリマー相の界面にそれら自身で配
列することができ、それによって界面張力を低下させ、
相の間の粘着を高め、ブレンド中の粒子(分散相)のサ
イズを制御することができるからである。相溶化剤仲介
体(mediator)のブロックと被相溶化ポリマーのブロッ
クとの構造的類似性が大きければ大きいほど、ポリマー
の相溶化は一般に成功する。少なくとも1種のポリマー
中の少なくとも1種のブロックの完全な混和性もこれに
関して有利である。シクロオレフィンポリマーとポリオ
レフィンとの相溶化に適用するならば、ブロック中の主
要配合モノマー成分(複数の場合も)として、好ましく
は被相溶化ポリマー中のモノマー成分としても含まれる
モノマーを含むシクロオレフィンブロックコポリマーを
用いるべきである。ポリオレフィン(B)がポリエチレ
ンである場合には、好ましくはブロックコポリマー
(C)は主としてエチレン単位から成る少なくとも1個
のブロックと、主としてシクロオレフィン単位、特にシ
クロオレフィンコポリマー(A)中に存在するような単
位から成る少なくとも1個のブロックとを含むべきであ
る。同じことがポリプロピレンにも通用する。相仲介体
を含むブレンドは一般に顕著に改良された機械的性質を
有する。また、これらは凝集(coalescence)を阻止す
ることによって相構造を安定化する。
【0045】ブレンドに用いられるポリオレフィン
(B)は開鎖非環式オレフィンから、例えばエチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチルー
1−ペンテン、イソブチレン、イソプレン又はブタジエ
ンから誘導される。ポリイソプレンとポリブタジエンと
の他に、エラストマーブタジエンコポリマーとターポリ
マー及び/又はそれらのグラフトコポリマー、及びエラ
ストマーポリオレフィンコポリマーとターポリマー及び
/又はそれらのグラフトコポリマーも使用可能である。
ポリオレフィンは好ましくは1−オレフィン、スチレン
及び/又はそれらのコポリマーとターポリマー及びこの
分類に含まれるグラフトコポリマーから誘導される。好
ましいポリオレフィンは脂肪族1−オレフィン、特に炭
素数2〜8の1−オレフィン、例えばエチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチルー1−ペ
ンテン及び1−オクテンを含む。
【0046】使用可能なポリオレフィンは特に、環式オ
レフィンをも含む種々な1−オレフィン、例えばエチレ
ン、プロピレン、ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン
及びエチリデンノルボルネンのコポリマーとターポリマ
ーをも含む。
【0047】ブレンドに好ましく用いられるポリエチレ
ン(B)は高密度ポリエチレン(HDPE)と中密度ポ
リエチレン(MDPE)とを含む。このようなポリエチ
レンは適当な触媒を用いる低圧方法によって製造され
る。特徴的な性質は、他のプラスチックに比べて低圧
(<0.96g/cm2)、高い靭性と破断点伸び、非
常に良好な電気的及び誘電的性質、非常に良好な耐化学
薬品性、並びに種類に依存した、良好な耐応力亀裂形成
性及び良好な加工性と機械加工性である。ポリエチレン
分子は分枝を含む。分子鎖の分枝度と側鎖の長さとはポ
リエチレンの性質に実質的に影響を与える。HDPE種
とMDPE種とは僅かに分枝し、ごく短い側鎖を有す
る。
【0048】ポリエチレンは溶融物から冷却時に結晶化
する:長い分子鎖はドメイン中に折り畳まれた形式でそ
れ自身で配列して、非常に小さい微結晶を形成し、微結
晶は非晶質帯と結合して規則格子、すなわち球晶を形成
する。結晶化は鎖が短ければ短いほど、分枝度が小さけ
れば小さいほどますます可能になる。結晶画分は非晶質
画分よりも高い密度を有する。それ故、結晶画分に依存
して、異なる密度が得られる。この結晶化度はポリエチ
レンの種類に依存して35%〜80%の範囲である。
【0049】高密度ポリエチレン(HDPE)は、0.
940g/cm3〜0.965g/cm3の密度において
60〜80%の結晶化度を有し;中密度ポリエチレン
(MDPE)は0.930g/cm3〜0.940g/
cm3の密度において50〜60%の結晶化度を有す
る。
【0050】ポリエチレンの性質は密度、分子量及び分
子量分布によって大きく左右される。例えば、衝撃強
度、引き裂き強度、破断点伸び及び耐応力亀裂形成性は
分子量と共に増大する。狭い分子量分布を有し、低分子
量画分の小さいHDPEは広い分子量分布を有するHD
PEよりも、メルトフローインデックスと粘度値の同じ
範囲内で、低温においても大きい耐衝撃性を有する。広
い分子量分布を有する種類はまたより容易に加工可能で
ある。ポリエチレンの分子量が大きければ大きいほど、
押出機によってブレンドを製造することがいっそう困難
になる。約4.9x10+5g/molの平均分子量を有
するポリエチレンは単一ポリエチレン成分としてまさに
用いることができるが、例えば0.5〜8x106g/
molの範囲内の分子量を有するポリエチレン種はブレ
ンド形でのみ、すなわち成分AとCの含量が対応して増
加した、本発明によるブレンドとして、押出成形又は射
出成形によって加工することができる。このようなブレ
ンドの機械的性質を大きく保持しながら加工性を最適化
するために、高分子量ポリエチレンHDPE(0.1〜
0.5x106g/mol)の他に、超高分子量低圧ポ
リエチレンを成分Bの一部として本発明によるブレンド
中に配合することができる。これらの超高分子量低圧ポ
リエチレン(UHMWPE)は本質的にポリマーブレン
ドの構成成分でありうる。
【0051】ポリプロピレンは立体特異的に作用する触
媒を用いて製造されるアイソタクチック、シンジオタク
チック又はアタクチックポリプロピレンである。全ての
メチル基が分子鎖の片側に配列し、ジグザグ形であると
考えられるアイソタクチックポリプロピレンのみが実用
的に有用な物質の性質を有する。
【0052】溶融物からの冷却時に、この規則的構造は
結晶領域の形成を容易にする。しかし、鎖分子は非アイ
ソタクチック画分をも含み、結晶可能な画分を含まない
ので、鎖分子はそれらの全長にわたって微結晶中に殆ど
配合されない。さらに、特に高い重合度において、溶融
物中の鎖の変動性(convulsion)のために非晶質領域が
形成される。結晶画分は成形品の製造条件に依存して、
50〜70%である。部分的結晶性構造は微結晶中の強
い二次的力のためにある種の強度と剛性とを与えるが、
より高い易動度を有する非規則的領域はガラス転移温度
より高い温度においてそれらの鎖セグメントにフレキシ
ビリティと靭性とを与える。 本発明によるブレンド中
のシクロオレフィンポリマー(A)の割合は好ましくは
0〜90重量%、特に好ましくは0〜85重量%であ
り、本発明によるブレンド中のポリオレフィン(B)の
割合は好ましくは90重量%以下、特に好ましくは85
重量%以下である。シクロオレフィンコポリマーの割合
は好ましくは1〜60重量%、特に好ましくは1〜55
重量%であり、成分A、B、Cの割合は合計で100重
量%である。本発明によって製造されるブレンドは1種
以上のシクロオレフィンポリマー、1種以上のポリオレ
フィン、特にポリエチレン又はポリプロピレン、及び1
種以上のシクロオレフィンブロックコポリマーを含むこ
とができる。
【0053】上記ポリマーブレンドは熱可塑性樹脂にと
って公知の標準方法によって、例えば混練、圧縮成形、
押出成形又は射出成形によって製造され、加工される。
【0054】本発明によって製造されるブレンドは添加
剤、例えば熱安定剤、UV安定剤、帯電防止剤、防炎加
工剤、可塑剤、滑沢剤、顔料、染料、蛍光増白剤、加工
助剤、無機及び有機充填剤、すなわち、特に例えばガラ
ス繊維、炭素繊維又は高弾性繊維のような強化材を含む
ことができる。ブレンドは圧縮成形、射出成形又は押出
成形法による成形体の製造に特に有利に用いることがで
きる。成形体の例はシート、繊維、フィルム及びホース
を含む。
【0055】下記ポリマーを標準方法によって製造し
た:シクロオレフィンコポリマーA1[COC A
1]、A2[COC A2]、A3[COC A3]及
びA4[COC A4]。
【0056】COC A1の製造 撹拌機を備えた、清潔な、乾燥した75dm3容量重合
反応器を窒素によってフラッシュし、次にエチレンによ
ってフラッシュした。次に、ノルボルネン溶融物(N
b)20550gを重合反応器に入れた。反応器の内容
物を撹拌しながら70℃に加熱し、エチレンを6バール
の圧力にまで注入した。
【0057】トルエン中メチルアルミノオキサン溶液
(凝固点降下法測定によって1300g/molの分子
量を有するメチルアルミノオキサン 10.1重量%)
250cm3を反応器中に配量し、混合物を70℃にお
いて15分間撹拌し、さらにエチレンを注入することに
よってエチレン圧を6バールに維持した。これと平行し
て、ジフェニルメチレン(9−フルオレニル)シクロペ
ンタジエニルジルコニウムジクロリド500gをトルエ
ン中メチルアルミノオキサン溶液(濃度と性質は上記を
参照のこと)250cm3中に溶解し、15分間放置す
ることによって予備活性化した。次に、この複合体の溶
液(触媒溶液)を反応器に配量した。分子量増加を停止
させるために、触媒を配量した直後に反応器のロック
(lock)を通して不連続的に又は連続的に加えるこ
とができる(COC A2とCOCA3を参照のこ
と)。次に、重合を70℃において撹拌しながら305
分間実施し、さらにエチレンを注入することによってエ
チレン圧を6バールに維持した。次に、反応器内容物を
脂肪族炭化水素飽和液体(Exxsol 100/11
0)40リットルと、Celite J100 100
0gと、脱イオン水200cm3とを含む撹拌容器中に
70℃において迅速に放出した。フィルター助剤(Ce
lite J100)が確保され、透明なポリマー溶液
が濾液として得られるように、混合物を濾過した。透明
な溶液はアセトン中に沈殿し、10分間撹拌してから、
懸濁ポリマー固体を濾別した。
【0058】ポリマーから残留溶剤を除去するために、
後者をアセトンと共にさらに2回撹拌し、濾別した。乾
燥は減圧下、80℃において15時間以内実施した。 収量:4400gCOC A2の製造 COC A1と同様なやり方でCOC A2の製造を実
施し、触媒を配量した直後に水素1350mlを加え
た。他の反応条件の変化は表1に要約する。
【0059】COC A3の製造 COC A1と同様なやり方でCOC A3の製造を実
施し、触媒を配量した直後に水素1875mlを加え
た。他の反応条件の変化は表1に要約する。
【0060】COC A4の製造 COC A1と同様なやり方でCOC A4の製造を実
施した。反応条件の変化は表1に要約する。
【0061】
【表1】 メタロセンA:ジフェニルメチレン(9−フルオレニ
ル)シクロペンタジエニル ジルコニウムジクロリド シクロオレフィンコポリマーA5(COC A5)スタ
ーラーを取り付けた清浄で乾燥した容量75dm3の重
合反応容器を、窒素及び次にエチレンでフラッシングし
た。次に、Exxsol27l及びノルボルネン溶融体107
00gを重合反応容器内に配置した。撹拌しながら反応
容器を70℃に加熱し、エチレンを2.5barの圧力
で注入した。
【0062】トルエン中のメチルアルミノキサンの溶液
(凝固点降下法により1300g/モルの分子量を有す
るメチルアルミノキサン10.1重量%)500cm3
を反応容器中に計量し、混合物を70℃で15分間撹拌
し、更なるエチレンを注入することによってエチレン圧
を2.5barに保持した。これと平行して、i−プロ
ピレン(9−フルオレニル)シクロペンタジエニルジル
コニウムジクロリド37mgを、トルエン中のメチルア
ルミノキサンの溶液300cm3(濃度及び品質は上記
の通り)中に溶解し、15分間放置することによって予
備活性化させた。次に、このメタロセンの溶液(触媒溶
液)を反応容器中に計量した。撹拌しながら重合を70
℃で90分間行い、更なるエチレンを注入することによ
ってエチレン圧を2.5barに保持した。次に、反応
容器の内容物を、Exxsol 100/11040l、Celite J100
1000g及び脱イオン水200cm3を含む70℃
の撹拌された容器中に速やかに注いだ。混合物を濾過し
て、濾過助剤(Celite J100)を残留させ、明澄なポリ
マー溶液を濾液として得た。この明澄な溶液をアセトン
中で沈殿させ、10分間撹拌し、懸濁されたポリマー固
形分を濾別した。
【0063】ポリマーから残留溶媒を除去するために、
ポリマーをアセトンで2回以上撹拌し、濾別した。減圧
下、80℃で15時間以内乾燥を行った。収量5100
g。
【0064】5種類のシクロオレフィンコポリマー:C
OC A1、COC A2、COCA3、COC A4
及びCOC A5の物理特性を下表に示す。
【0065】
【表2】 GPC:Mw,Mn:150-C ALC Millipore Watersクロ
マトグラフィー カラムセット:4 SchodexカラムAT-80 M/S 溶媒:o−ジクロロベンゼン(135℃) 流速:0.5ml/分、濃度0.1g/dl RI検出器、較正:ポリエチレン(901 PE) シクロオレフィンコポリマーA1、A2、A3、A4及
びA5の更なる特性は実施例において示す。
【0066】シクロオレフィンブロックコポリマーCO
C C1、COC C2、COC C3及びCOC C
4の製造 スターラーを取り付けた清浄で乾燥した容量1.5lの
オートクレーブを、窒素、次にエチレンでフラッシング
した。
【0067】次に、トルエン375ml及びノルボルネ
ン107g(1.14モル)並びにトルエン中メチルア
ルミノキサンの濃度10%の溶液20mlをオートクレ
ーブ中に配置した。オートクレーブを、撹拌しながら2
0℃に加熱し、エチレンを圧力1.0barまで注入し
た。
【0068】これと平行して、rac−ジメチルシリル
ビス(1−インデニル)ジルコニウムジクロリド90.
7mg(0.2ミリモル)を、メチルアルミノキサン溶
液(上記参照)20ml中に溶解し、15分間放置する
ことによって予備活性化させた。次に、このメタロセン
/メチルアルミノキサン溶液をオートクレーブ中に計量
した。次に、撹拌しながら重合を20℃で45分間行
い、更なるエチレンを注入することによってエチレン圧
を1.0barに保持した。
【0069】45分後、トルエン520ml及びExxsol
中のトリメチルアルミニウムの濃度20%の溶液を、圧
力15.0barのエチレンと共にオートクレーブ中に
計量し、この圧力で重合を更に2分間行った。次に、イ
ソプロパノール30ml及びExxsol20mlの停止溶液
を、過剰圧力下でオートクレーブ中に計量した。定常的
に撹拌しながらポリマー溶液の圧力を解放した後、溶液
を取り出した。
【0070】溶液をアセトン中で沈殿させ、アセトンで
2回洗浄した。次に、得られたポリマーを濃塩酸水溶液
中に撹拌し、約2時間放置した。次に、中性反応が得ら
れるまでポリマーを洗浄し、アセトンで2回以上撹拌し
た。減圧下において50℃で15時間以内乾燥を行っ
た。収量36.6g。
【0071】COC C2の製造 COC C2の製造をCOC C1と同様の方法で行っ
た。rac−ジメチルシリルビス(1−インデニル)ジ
ルコニウムジクロリド85mg(0.19ミリモル)を
用い、トルエン520ml及びExxsol中のトリメチルア
ルミニウムの濃度20%の溶液20mlを計量し、30
分後にエチレンを15.0barの圧力まで注入した。
収量96.4g。
【0072】COC C3の製造 スターラーを取り付けた清浄で乾燥した容量75dm3
の重合反応容器を、窒素、次にエチレンでフラッシング
した。次に、Exxsol50l及びノルボルネン溶融体2.
4kgを重合反応容器中に配置した。撹拌しながら反応
容器を40℃に加熱し、エチレンを1barの圧力まで
注入した。
【0073】次に、トルエン中のメチルアルミノキサン
の溶液(凝固点降下法により1300g/モルの分子量
を有するメチルアルミノキサン10.1重量%)500
cm3を反応容器中に計量し、混合物を40℃で15分
間撹拌し、更なるエチレンを注入することによってエチ
レン圧を1barに保持した。これと平行して、rac
−ジメチルシリルビス(1−インデニル)ジルコニウム
ジクロリド2000mgを、トルエン中メチルアルミノ
キサン溶液(濃度及び品質は上記参照)500cm3
に溶解し、15分間放置することによって予備活性化さ
せた。次に、得られた触媒溶液を反応容器中に計量し
た。撹拌しながら重合を40℃で45分間行い、更なる
エチレンを注入することによってエチレン圧を1bar
に保持した。
【0074】次に、プロピレン(液体)1lを重合反応
容器中に計量し、反応圧をエチレンで3.3barに上
昇させ、更なるエチレンを注入することによって3.3
barに保持した。次に、反応容器の内容物を、Exxsol
100/110 40l、Celite J100 1000g及び脱イ
オン水200cm3を含む70℃の撹拌容器中に速やか
に移した。混合物を濾過して、濾過助剤(Celite J10
0)を残留させ、明澄なポリマー溶液を濾液として得
た。明澄な溶液をアセトン中で沈殿させ、10分間撹拌
した後、懸濁したポリマー固形分を濾別した。
【0075】残留溶媒をポリマーから除去するために、
ポリマーをアセトンで2回以上撹拌し、濾別した。減圧
下、80℃において乾燥を15時間以内行った。収量3
200g。
【0076】COC C4の製造 スターラーを取り付けた清浄で乾燥した容量75dm3
の重合反応容器を、窒素、次にエチレンでフラッシング
した。次に、トルエン16.5l及びノルボルネン溶融
体3.5lを重合反応容器中に配置した。撹拌しながら
反応容器を40℃に加熱し、エチレンを1barの圧力
まで注入した。
【0077】次に、トルエン中のメチルアルミノキサン
の溶液(凝固点降下法により1300g/モルの分子量
を有するメチルアルミノキサン10.1重量%)500
cm3を反応容器中に計量し、混合物を40℃で15分
間撹拌し、更なるエチレンを注入することによってエチ
レン圧を1barに保持した。これと平行して、rac
−ジメチルシリルビス(1−インデニル)ジルコニウム
ジクロリド800mgを、トルエン中メチルアルミノキ
サン溶液(濃度及び品質は上記参照)500cm3中に
溶解し、15分間放置することによって予備活性化させ
た。トルエン14lを、トルエン中メチルアルミノキサ
ン溶液(濃度及び品質は上記参照)2000cm3と共
に圧力ロック中に配置し、5barのプロピレンで飽和
させた。次に、圧力をエチレンで15barに上昇さ
せ、溶液が飽和するまで更なるエチレンを注入した。続
いて、メタロセンの溶液(触媒溶液)を反応容器中に計
量した。次に、撹拌しながら40℃で30分間重合を行
い、更なるエチレンを注入することによってエチレン圧
を1barに保持した。次に、圧力ロックの内容物を速
やかに重合反応容器中に計量し、エチレンによって反応
圧を13.5barに保持した。5分後、反応容器の内
容物を、Exxsol 100/110 40l、Celite J100 10
00g及び脱イオン水200cm3を含む70℃の撹拌
容器中に速やかに移した。混合物を濾過して、濾過助剤
(Celite J100)を残留させ、明澄なポリマー溶液を濾
液として得た。明澄な溶液をアセトン中で沈殿させ、1
0分間撹拌した後、懸濁したポリマー固形分を濾別し
た。
【0078】残留溶媒をポリマーから除去するために、
ポリマーをアセトンで2回以上撹拌し、濾別した。減圧
下、50℃において乾燥を15時間以内行った。収量5
727g。
【0079】シクロオレフィンブロックコポリマーの物
理特性を下表及び以下の実施例中に示す。
【0080】
【表3】 GPC:Mw,Mn:150-C ALC Millipore Watersクロ
マトグラフィー カラムセット:4 SchodexカラムAT-80 M/S 溶媒:o−ジクロロベンゼン(135℃) 流速:0.5ml/分、濃度0.1g/dl RI検出器、較正:ポリエチレン(809 PE) Tg:Perkin-Elmer(Uberlingen)製の示差走査熱量計
(DSC-7)で測定したガラス転移温度段階;加熱及び冷
却速度:20K/分;Brabender(Duisburg)製の捩れ振
子付き ポリエチレン(B1/B2/B3/B4) 用いる高密度ポリエチレンB1、B2、B3及びB4は
商業的に入手することができる。B1は例えばHoechst
AG, Frankfurt am MainによってHostalen GF4760として
市販されており、B2はHostalen GD4760、B3はHosta
len GM9240HT、B4はHostalen GURX106(UHMWPE)であ
る。
【0081】ポリプロピレン(B5) 用いるアイソスタチックポリプロピレンB5は商業的に
入手することができ、Hoechst AG, Frankfurt am Main
によってHostalen PPH1050として市販されている。
【0082】ブレンドの製造 上記記載のポリマーを、まず乾燥し(115℃、24時
間、減圧下)、次に実験用コンパウンダー(HAAKE(Karl
sruhe), Rheocord System 40/Rheomix 600))及び実験
用エクストルーダー(HAAKE(Karlsruhe), Rheocord Sys
tem 90/RheomixTW100))中において、遮蔽ガス(Ar)
下で、種々の重量比で混練し押出した。得られた粉砕さ
れ粒状化されたブレンドを乾燥し(115℃、24時
間、減圧下)、次に、シート(120×1mm)に圧縮
成形するか(減圧:Polystat 200S, Schwabenthan(Berl
in))、又は成形体(DIN53451に準拠した大型
のダンベル型試験片)に射出成形した(射出成形機:KM
90-210B,Microcontrole MC3付き、Krauss Maffei(Muni
ch))。得られた圧縮成形シート、ダンベル型試験片及
び小型の標準試験片を、その物理特性に関して調べた。
【0083】この目的のために以下の装置を用いた。
【0084】例えば、ガラス転移温度段階、融点及び溶
融熱を計測するために、Perkin-Elmer(Uberlingen)製の
示差走査熱量計(DSC-7)。
【0085】剪断弾性率、減衰及び線膨張を測定するた
めに、Brabender(Duisburg)製の自動捩り振子。
【0086】Instron(Offenbach)製の引張試験機(タイ
プ:Instron4302)。
【0087】流動性を測定するために、Goettfert(Buch
en)製のメルトフローインデックス試験装置(MPS-D)。
メルトフローインデックスはDIN 53735−MV
I−Bによる(死重/変動温度;シリンダー:内部寸法
=9.55(+/- 0.01mm),長さ=少なくとも1
15mm,出口ノズル=2.095(+/- 0.005m
m);5分の溶融時間を選択した。
【0088】DIN ISO 2039に準拠した鋼球
押込硬度を計測するために、Zwick(Ulm)製の硬度試験機
(タイプ:Zwick 3106)。
【0089】DIN 53453に準拠した衝撃強さを
計測するために、Zwick(Ulm)製の振子型衝撃試験機(タ
イプ:Zwick 5102)。
【0090】加熱撓み温度(HDT)はDIN 534
61により計測した。
【0091】アイゾッドノッチ付衝撃強さはISO 1
80/1Aにより計測した。
【0092】実施例1:シクロオレフィンコポリマーA
1、ポリエチレンB1および、場合により、シクロオレ
フィンブロックコポリマーC1(相媒介物質)を十分に
乾燥してから、種々の重量比で、アルゴン雰囲気中で、
試験用配合機を用いて、一緒に混練した。次表に配合物
の熱的性質の測定値を示す。
【0093】
【表4】 実施例2:シクロオレフィンコポリマーA1、ポリエチ
レンB1および、場合により、シクロオレフィンブロッ
クコポリマーC1(相媒介物質)を十分に乾燥してか
ら、種々の重量比で、試験用配合機を用い、アルゴン雰
囲気中で、一緒に混練した後、粉砕した。粉砕した生成
物を用いて、十分に乾燥した後、流動性を測定し、次表
に関連値を示す。
【0094】
【表5】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0095】実施例3:シクロオレフィンコポリマーA
1、ポリエチレンB1および、場合により、シクロオレ
フィンブロックコポリマーC1(相媒介物質)を十分に
乾燥してから、種々の重量比で、試験用配合機を用い、
アルゴン雰囲気中で、一緒に混練した後、粉砕した。粉
砕した生成物を十分に乾燥し、さらにプレス成形してシ
ートにした。次表に、引張試験にかけて測定した配合物
の機械的データを示す。
【0096】
【表6】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0097】実施例4:シクロオレフィンコポリマーA
2、ポリエチレンB1および、場合により、シクロオレ
フィンブロックコポリマーC2(相媒介物質)を十分に
乾燥してから、種々の重量比で、試験用配合機を用い、
アルゴン雰囲気中で、一緒に混練した。下記の表に配合
物の熱的性質の測定値を示す。
【0098】
【表7】 実施例5:シクロオレフィンコポリマーA2、ポリエチ
レンB1および、場合により、シクロオレフィンブロッ
クコポリマーC2(相媒介物質)を十分に乾燥してか
ら、種々の重量比で、試験用配合機を用い、アルゴン雰
囲気中で、一緒に混練した後、粉砕した。粉砕した生成
物は十分に乾燥して、流動性を測定するのに使用した。
流動性の値を次表に示す。
【0099】
【表8】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは、比較試験である。
【0100】実施例6:シクロオレフィンコポリマーA
2、ポリエチレンB1および、場合により、シクロオレ
フィンブロックコポリマーC2(相媒介物質)を十分に
乾燥してから、種々の重量比で、試験用配合機を用い、
アルゴン雰囲気中で、一緒に混練した後、粉砕した。粉
砕した生成物は、十分に乾燥してから、プレス成形し
て、シートにした。下記の表に引張り試験にかけて測定
した配合物の機械的データを示す。
【0101】
【表9】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0102】実施例7:シクロオレフィンコポリマーA
2、ポリエチレンB1および、場合により、シクロオレ
フィンブロックコポリマーC2(相媒介物質)を十分に
乾燥してから、種々の重量比で、試験用配合機を用い、
アルゴン雰囲気中で、一緒に混練した後、粉砕した。粉
砕した生成物は、十分に乾燥してから、プレス成形し
て、シートにした。下記の表に、捩れ振子試験にかけて
測定した配合物の機械的データを示す。
【0103】
【表10】 実施例8:シクロオレフィンコポリマーA3、ポリエチ
レンB2および、場合により、シクロオレフィンブロッ
クコポリマーC3(相媒介物質)を十分に乾燥してか
ら、種々の重量比で、二軸スクリュー押出機を用い、ア
ルゴン雰囲気中で、一緒に押出しを行った後、粉砕し
た。下記の表に配合物の熱的性質の測定値を示す。
【0104】
【表11】 実施例9:シクロオレフィンコポリマーA3、ポリエチ
レンB2および、場合により、シクロオレフィンブロッ
クコポリマーC3(相媒介物質)を十分に乾燥してか
ら、種々の重量比で、二軸スクリュー押出機を用い、ア
ルゴン雰囲気中で、一緒に押出しを行った後、粉砕し
た。粉砕した物質は十分に乾燥してから、流動性を測定
するのに使用した。流動性の値を下記に示す。
【0105】
【表12】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0106】実施例10:シクロオレフィンコポリマー
A3、ポリエチレンB2および、場合により、シクロオ
レフィンブロックコポリマーC3(相媒介物質)を十分
に乾燥してから、種々の重量比で、二軸スクリュー押出
機を用い、アルゴン雰囲気中で、押出しを行った後、粉
砕した。粉砕した物質は十分に乾燥し、さらに射出成形
して、大型のダンベル状試験片とした。下表に鋼球押込
硬度の測定値を示す。
【0107】
【表13】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0108】供試力: a 961N b 358N c 132N 実施例11:シクロオレフィンコポリマーA3、ポリエ
チレンB2および、場合により、シクロオレフィンブロ
ックコポリマーC3(相媒介物質)を十分に乾燥してか
ら、種々の重量比で、二軸スクリュー押出機を用い、ア
ルゴン雰囲気中で、一緒に押出しを行った後、粉砕し
た。粉砕した物質は十分に乾燥してから、射出成形し
て、小型の標準試験片とした。下表に衝撃強さの測定値
を示す。
【0109】
【表14】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0110】実施例12:シクロオレフィンコポリマー
A5、ポリエチレンB3、ポリエチレンB4(GUR)
および、場合により、シクロオレフィンブロックコポリ
マーC4(相媒介物質)を十分に乾燥してから、種々の
重量比で、二軸スクリュー押出機を用い、アルゴン雰囲
気中で、一緒に押出しを行った後、粉砕した。下表に配
合物の熱的性質の測定値を示す。
【0111】
【表15】 実施例13:シクロオレフィンコポリマーA5、ポリエ
チレンB3、ポリエチレンB4(GUR)および、場合
により、シクロオレフィンブロックコポリマーC4(相
媒介物質)を十分に乾燥してから、種々の重量比で、二
軸スクリュー押出機を用い、アルゴン雰囲気中で、押出
しを行った後、粉砕した。粉砕した物質は十分に乾燥し
てから、射出成形して、大型のダンベル状試験片を作っ
た。下表に熱変形温度の測定値を示す。
【0112】
【表16】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0113】実施例14:シクロオレフィンコポリマー
A5、ポリエチレンB3、ポリエチレンB4および、場
合により、シクロオレフィンブロックコポリマーC4
(相媒介物質)を十分に乾燥してから、種々の重量比
で、二軸スクリュー押出機を用い、アルゴン雰囲気中
で、一緒に押出しを行った後、粉砕した。粉砕した物質
は十分に乾燥してから、射出成形して、大型のダンベル
状試験片を作った。下表にノッチ付衝撃強さの測定値を
示す。
【0114】
【表17】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0115】実施例15:シクロオレフィンコポリマー
A4、ポリプロピレンB5および、場合により、シクロ
オレフィンブロックコポリマーC4(相媒介物質)を十
分に乾燥してから、種々の重量比で、二軸スクリュー押
出機を用い、アルゴン雰囲気中で、一緒に押出しを行っ
た後、粉砕した。下表に配合物の熱的性質の測定値を示
す。
【0116】
【表18】 実施例16:シクロオレフィンコポリマーA4、ポリプ
ロピレンB5および、場合により、シクロオレフィンブ
ロックコポリマーC4(相媒介物質)を十分に乾燥して
から、種々の重量比で、二軸スクリュー押出機を用い、
アルゴン雰囲気中で、一緒に押出しを行った後、粉砕し
た。粉砕した物質は十分に乾燥して、流動性を測定する
のに使用した。流動性の値を下表に示す。
【0117】
【表19】 温度および負荷重量:230℃/10kg 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。
【0118】実施例17:シクロオレフィンコポリマー
A4、ポリプロピレンB5および、場合により、シクロ
オレフィンブロックコポリマー(相媒介物質)を十分に
乾燥してから、種々の重量比で、二軸スクリュー押出機
を用い、アルゴン雰囲気中で、一緒に押出しを行った
後、粉砕した。粉砕した物質は十分に乾燥してから、プ
レス成形して、シートにした。次表に捩り振子試験にか
けて測定した配合物の機械的データを示す。
【0119】「e」を付した試験は本発明による試験で
あって、そうでないものは比較試験である。
【0120】
【表20】 実施例18:シクロオレフィンコポリマーA4、ポリプ
ロピレンB5および、場合により、シクロオレフィンブ
ロックコポリマーC4(相媒介物質)を十分に乾燥して
から、種々の重量比で、二軸スクリュー押出機を用い、
アルゴン雰囲気中で、一緒に押出しを行った後、粉砕し
た。粉砕した物質は十分に乾燥してから、射出成形し
て、大型のダンベル状試験片を作った。次表に、アイゾ
ットノック付衝撃強さおよび破断点伸びの測定値を示
す。
【0121】
【表21】 「e」を付した試験は本発明による試験であって、そう
でないものは比較試験である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒シクロオレフィンポリマーと微粒ポ
    リオレフィンとを配合し、混合物を、昇温下、剪断力の
    作用下でポリマーブレンドに処理することによってポリ
    マーブレンドを製造する方法であって、ブロックコポリ
    マーを製造するために、モノマーの全量を基準として
    0.1〜95重量%の次式I、II、III、IV、V又はV
    I: (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR
    8は、同一又は異なっており、水素原子又はC1〜C8
    ルキル基であり、種々の式中の同一の基は異なっていて
    もよい)の少なくとも1種のモノマー、モノマーの全量
    を基準として0〜95重量%の次式VII: (式中、nは2〜10の数である)のシクロオレフィ
    ン、及び、モノマーの全量を基準として0〜99重量%
    の次式VIII: (式中、R9、R10、R11及びR12は、同一又は異なっ
    ており、水素原子又はC1〜C8アルキル基である)のシ
    クロオレフィンを、−78〜150℃の温度、0.01
    〜64barの圧力で、共触媒及びメタロセンを含む触
    媒の存在下で重合させ、形成されるブロックポリマーの
    分子量分布Mw/Mnが2未満の状態で、モノマー/共
    モノマー比を少なくとも10%変化させるように、又は
    式I〜VIIIの更なる重合可能なモノマーを1種又は複数
    のモノマー中に計量するように反応条件を1回以上変化
    させ、得られたブロックポリマーを分離し、少なくとも
    1種のブロックコポリマー0.1〜99重量部、1種又
    は複数の微粒ポリオレフィン0〜95重量部、及び、モ
    ノマーI、II、III、IV、V、VI又はVIIの少なくとも1
    種及び少なくとも1種のアクリル系オレフィンVIIIを含
    むがブロックコポリマーではない1種又は複数の微粒シ
    クロオレフィンポリマー0〜95重量部を配合し、ここ
    でポリマーの全量は100重量部であり、所望の場合に
    は添加剤を加え、成分を一緒に混合し、混合物を、昇温
    下、剪断力の作用下に処理しポリマーブレンドを得るこ
    とを特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1種の微粒脂肪族ポリ−1−
    オレフィンをポリオレフィンとして用いる請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1種の微粒ポリエチレンをポ
    リオレフィンとして用いる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1種のブロックポリマー1〜
    55重量部、1種又は複数のポリオレフィン10〜80
    重量部及び1種又は複数のシクロオレフィンポリマー1
    0〜80重量部を配合し処理し、但しポリマーの合計は
    100重量部である請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 1種又は複数のブロックコポリマーに対
    する1種又は複数のポリオレフィンの重量比少なくとも
    1:1を保持する請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 微粒ポリエチレン又は数種の微粒ポリエ
    チレン類0〜50重量部を用いる請求項3記載の方法。
  7. 【請求項7】 HDPEをポリエチレンとして用いる請
    求項3記載の方法。
  8. 【請求項8】 重合において式XI: (式中、M1はチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バ
    ナジウム、ニオブ又はタンタルであり;R14及びR
    15は、同一又は異なっており、水素原子、ハロゲン原
    子、C1〜C1 0アルキル基、C1〜C10アルコキシ基、C
    6〜C10アリール基、C6〜C10アリールオキシ基、C2
    〜C10アルケニル基、C7〜C40アリールアルキル基、
    7〜C4 0アルキルアリール基又はC8〜C40アリールア
    ルケニル基であり;R16及びR17は、単核又は多核炭化
    水素基であり、中心原子M1と共にサンドイッチ構造を
    形成してもよく;R18は、 =BR19、=AlR19、−Ge−、−Sn−、−O−、
    −S−、=SO、=SO2、=NR19、=CO、=PR
    19又は=P(O)R19であり、ここでR19、R20及びR
    21は、同一又は異なっており、水素原子、ハロゲン原
    子、C1〜C10アルキル基、C1〜C10フルオロアルキル
    基、C6〜C10フルオロアリール基、C6〜C10アリール
    基、C1〜C10アルコキシ基、C2〜C10アルケニル基、
    7〜C40アリールアルキル基、C8〜C40アリールアル
    ケニル基又はC7〜C40アルキルアリール基であるか、
    あるいはR19及びR20又はR19及びR21は、それぞれの
    場合においてそれらに結合する原子と共に環を形成し;
    2は珪素、ゲルマニウム又はスズである)のメタロセ
    ンを用いる請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の方法によって得られるポ
    リマーブレンド。
  10. 【請求項10】 複合体用のマトリクス材料としての又
    は成形体を製造するための請求項9記載のポリマーブレ
    ンドの使用。
  11. 【請求項11】 少なくとも1種の微粒ポリプロピレン
    を微粒ポリオレフィンとして用いる請求項2記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 微粒アイソタクチックポリプロピレン
    を微粒ポリプロピレンとして用いる請求項11記載の方
    法。
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